JP2011049387A - シールドフィンガーおよび電子機器 - Google Patents

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Shoichi Mimura
詳一 三村
Koji Fusayasu
浩嗣 房安
Masafumi Kumoi
將文 雲井
Akira Matsubara
亮 松原
Masato Tobinaga
真人 飛永
Toshiyuki Nakaie
俊幸 中家
Taichi Hamabe
太一 濱邉
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Abstract

【課題】2つの導体間の電気的導通を図るシールドフィンガーにおいて、2つの導体間の電気的導通の安定化を図る。
【解決手段】第1および第2の導体間の電気的導通を行うシールドフィンガーにおいて、第1の導体に接続されるベース片と、一端がベース片に接続して形成され、他端に第2の導体と接触される第1接触部を有する第1のバネ片と、一端が第1接触部に接続して形成された第2のバネ片と、一端が第2のバネ片の他端に接続され、第2の導体と接触される第2接触部を有する可動片とを備え、第1および第2の導体間の距離が狭まることによる第1のバネ片および第2のバネ片の弾性圧縮変形に伴って、可動片がバネ片の幅方向を中心として回動され、第2接触部が第2の導体と接触する。よって、第2の導体に対して、第1接触部に加えて、第2接触部を接触させることができる。
【選択図】図4B

Description

本発明は、2つの導体間の電気的導通を図るシールドフィンガー、およびシールドフィンガーを用いた電気的接続構造を備える電子機器に関する。
近年電子機器のデジタル化と信号周波数の高周波化が進むにつれて、不要輻射対策が困難化している。回路のグランドには多くの高周波電流が流れて不安定になり、金属ケースによる電磁シールドや機器筐体との電気的接続によりグランド電位の安定化を図ることが行われている。
例えば、信号処理回路のグランドを強化して不要輻射を低減する目的で回路基板のグランドを筐体等に接地させたり、液晶表示装置やプラズマディスプレイ装置におけるパネル(液晶パネルやプラズマディスプレイパネル)を覆う金属製ケースと回路基板のグランドとを接続させたりする場合には、回路基板のアースパターンに半田付けして表面実装されるコンタクト部材として、図1Aおよび図1Bに示すようなシールドフィンガー50が多用されている。
図1Aおよび図1Bに示す従来のシールドフィンガー50は、板バネ構造を有し、回路基板等の第1の導体1上に半田付けにて実装されるベース片51と、ベース片51の一端より延在するバネ片52と、バネ片の他端に接続された接触片53とを備えた構造を有する。第1の導体1に実装された状態のシールドフィンガー50において、接触片53の図示上面(接触面)に接触するように第2の導体2を配置し、第1および第2の導体1、2間の距離が狭められると、バネ片52が弾性圧縮変形され、第1および第2の導体1、2間の導通が得られる。
しかしながら、このような従来のシールドフィンガー50では、図1Bに示すように、第1および第2の導体1、2間の距離が狭められ、バネ片52が弾性圧縮変形された場合に、接触片53が傾斜される構造となっているため、接触片53は、面接触ではなく線接触状態にて第2の導体2と接触されることになる。そのため、従来のシールドフィンガー50では、第1および第2の導体間の電気的導通を確実かつ安定して得ることができないという課題があった。
このような従来の課題を解決するため、シールドフィンガーのバネ片が弾性圧縮変形された際に、第2の導体の表面に対して接触片が傾かないように板バネ構造の変形方向を制限するガイドを設けた構成のシールドフィンガーが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この板バネの変形方向を制限するガイドを設けた構成の従来のシールドフィンガー60について、図2Aおよび図2Bの模式図を用いて説明する。
図2Aおよび図2Bに示す従来のシールドフィンガー60は、第2の導体2と接触される天面62と、天面62の一部を垂直に折り曲げて形成したガイド部62aと、ガイド部62aに設けられた突起部62bと、バネ片63と、底面64と、底面64の一部を垂直に折り曲げて形成したヒンジ部64aと、ヒンジ部64aに形成された孔部64bとを備えている。また、孔部64bは突起部62bが無理なく入る幅で天面62および底面64に対して垂直方向に長い長方形状に形成されている。
このような構成を有する従来のシールドフィンガー60において、第1および第2の導体1、2間の間隔が狭くなると、突起部62bが孔部64bに案内されて、天面62および底面64に対して垂直方向に移動するようにバネ片63が変形する。そのため、天面62は第2の導体2に対して傾くことなく、面接触状態を維持することが可能となり、第1および第2の導体1、2間の電気的接続の安定化を図ることができる。
特開2007−250320号公報
しかしながら、このような従来のシールドフィンガー60では、2つの導体1および2が互いに平行な面を有することが前提となっており、第2の導体2が第1の導体1に対して少しでも傾いているような場合、あるいは第2の導体2における天面62との接触表面が凹凸面であるような場合には、第2の導体2と天面62との接触は線接触または点接触となり、2つの導体間の電気的接続が不安定になるという課題がある。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあって、2つの導体間の電気的導通を図るシールドフィンガーにおいて、2つの導体間の電気的導通の安定化を図ることができるシールドフィンガーおよび電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の第1態様によれば、板バネ構造を有し、第1の導体と第2の導体との間に配置されて、第1および第2の導体間の電気的導通を行うシールドフィンガーにおいて、第1の導体に接続されるベース片と、一端がベース片に接続して形成され、他端に第2の導体と接触される第1接触部を有する第1のバネ片と、一端が第1接触部に接続して形成された第2のバネ片と、一端が第2のバネ片の他端に接続され、第2の導体と接触される第2接触部を有する可動片とを備え、第1および第2の導体間の距離が狭まることによる第1のバネ片が弾性圧縮変形に伴って、第2のバネ片および可動片がバネ片の幅方向を中心として回動され、第2接触部が第2の導体と接触する、シールドフィンガーを提供する。
本発明の第2態様によれば、板バネ構造を有し、第1の導体と第2の導体との間に配置されて、第1および第2の導体間の電気的導通を行うシールドフィンガーにおいて、第1の導体に接続されるベース片と、一端がベース片に接続して形成され、他端に第2の導体と接触される第1接触部を有する第1のバネ片と、一端が第1接触部に接続して形成された第2のバネ片と、一端が第2のバネ片の他端に接続され、第2の導体と接触される第2接触部を有する可動片とを備え、第1および第2の導体間の距離が狭まることによる第1のバネ片および第2のバネ片の弾性圧縮変形に伴って、可動片がバネ片の幅方向を中心として回動され、第2接触部が第2の導体と接触する、シールドフィンガーを提供する。
本発明の第3態様によれば、板バネ構造を有し、第1の導体と第2の導体との間に配置されて、第1および第2の導体間の電気的導通を行うシールドフィンガーにおいて、第1の導体に接続されるベース片と、一端がベース片に接続して形成され、他端に第2の導体と接触される第1接触部を有する第1のバネ片と、一端が第1接触部に接続して形成された第2のバネ片と、一端が第2のバネ片の他端に接続され、第2の導体と接触される第2接触部を有する可動片とを備え、第1および第2の導体間の距離が狭まることにより、第1接触部が第2の導体と接触するとともに、第1のバネ片が弾性圧縮変形し、第1のバネ片が弾性圧縮変形に伴って、第2のバネ片がバネ片の幅方向を中心として回動されるとともに、第1および第2の導体間で第2のバネ片が弾性圧縮変形し、第2のバネ片の弾性圧縮変形に伴って、可動片がバネ片の幅方向を中心として回動されて、第2接触部が第2の導体と接触する、シールドフィンガーを提供する。
本発明の第4態様によれば、第1および第2の導体間の距離が狭まることにより、第2のバネ片の他端がベース片に接触する、第1から第3態様のいずれか1つに記載のシールドフィンガーを提供する。
本発明の第5態様によれば、第2のバネ片の弾性圧縮変形に伴って、第2のバネ片の他端がベース片に接触した状態でスライド移動される、第4態様に記載のシールドフィンガーを提供する。
本発明の第6態様によれば、第2接触部は、可動片の他端に配置されている、第1から第5態様のいずれか1つに記載のシールドフィンガーを提供する。
本発明の第7態様によれば、可動片の他端が複数の分割片に分割され、それぞれの分割片に第2接触部が配置されている、第6態様に記載のシールドフィンガーを提供する。
本発明の第8態様によれば、第2接触部を第2の導体に対して付勢する第3のバネ片が、可動片に設けられている、第1から第7態様のいずれか1つに記載のシールドフィンガーを提供する。
本発明の第9態様によれば、第1のバネ片のバネ定数が、第2のバネ片のバネ定数よりも小さく設定されている、第1から第8態様のいずれか1つに記載のシールドフィンガーを提供する。
本発明の第10態様によれば、シールドフィンガーは、導電性の金属材料により形成されている、第1から第9態様のいずれか1つに記載のシールドフィンガーを提供する。
本発明の第11態様によれば、シールドフィンガーは、非導電性材料を基材として形成され、基材の表面に導電性材料が被覆されている、第1から第9態様のいずれか1つに記載のシールドフィンガーを提供する。
本発明の第12態様によれば、シールドフィンガーは、一枚の帯状部材を、同一方向に複数回折り曲げ加工することにより形成されている、第1から第11態様のいずれか1つに記載のシールドフィンガーを提供する。
本発明の第13態様によれば、第1から第12態様のいずれか1つに記載のシールドフィンガーと、シールドフィンガーを介して電気的に導通される第1および第2の導体とを備える、電子機器を提供する。
本発明によれば、シールドフィンガーにおいて、一端がベース片に接続して形成され、他端に第2の導体と接触される第1接触部を有する第1のバネ片と、一端が第1接触部に接続して形成された第2のバネ片と、一端が第2のバネ片の他端に接続され、第2の導体と接触される第2接触部を有する可動片とを備え、第1および第2の導体間の距離が狭まることによる第1のバネ片および第2のバネ片の弾性圧縮変形に伴って、可動片がバネ片の幅方向を中心として回動され、第2接触部が第2の導体と接触する構成が採用されている。したがって、第2の導体に対して、第1接触部に加えて、第2接触部も接触させることができる。よって、2つの導体が平行でない場合(例えば、平行度にズレが生じているような場合)、あるいは、第2の導体におけるシールドフィンガーとの接触表面に凹凸が存在するような場合であっても、第1および第2接触部により第2の導体に対して電気的導通を確実かつ安定して得ることができる。
また、このようなシールドフィンガーによる2つの導体間の電気的導通を電子機器等における不要輻射対策として用いるような場合には、不要輻射の悪化を抑制することができる。
従来のシールドフィンガーにおける一の形態を示す模式図 従来のシールドフィンガーにおける一の形態を示す模式図(押圧時) 従来のシールドフィンガーにおける別の一の形態を示す模式図(斜視図) 従来のシールドフィンガーにおける別の一の形態を示す模式図(側面図) 本発明の実施形態にかかるシールドフィンガーの模式斜視図 図3のシールドフィンガーの模式図 図3のシールドフィンガーの模式図(押圧時)
以下に、本発明にかかる実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の一の実施形態にかかるシールドフィンガー10の構造を、図3の模式斜視図に示す。また、本実施形態のシールドフィンガー10が、2つの導体間に配置され、導体間の電気的導通が得られた状態の模式図を図4Aおよび図4B(押圧時)に示す。
図3に示すように、本実施形態のシールドフィンガー10は、第1の導体1上に配置され、半田付け部4を介して第1の導体1に実装されるベース片3と、ベース片3の端部から延在して形成された第1のバネ片5と、第1のバネ片5の端部から延在して形成された第2のバネ片6と、第2のバネ片6の端部から延在して形成された第3のバネ片7と、第3のバネ片7の端部から延在して形成された可動片8とを備えている。また、ベース片3の他端の一部が垂直に折り曲げられることにより、ベース片3の他端にヒンジ部9が形成されている。また、シールドフィンガー10は、例えば、導電性の金属材料により形成された1枚の帯状部材を、帯状の長手方向において、例えば同一方向(図4Aにおいて反時計方向)に複数回折り曲げ加工することにより形成されている。また、この帯状部材は、実質的に一定の幅にて形成されており、後述する切り欠き部の形成箇所などを除いて、ベース片3、第1のバネ片5、第2のバネ片6、第3のバネ片7、および可動片8は実質的に同じ幅を有している。
図4Aに示すように、第1のバネ片5の他端、すなわち、第2のバネ片6との接続部分は、第2の導体2と接触される第1接触部11となっている。また、可動片8の先端は、後述するように第2の導体2と接触される第2接触部12となっている。また、第3のバネ片7の下端が第3接触部13となっており、後述するように、ベース片3と接触可能とされている。なお、第1接触部11は、第1のバネ片5の端部でもあり、第3接触部13は、第2のバネ片6の端部でもある。
また、図3に示すように、可動片8の先端は、2枚の分割片8a、8bに分割されており、それぞれの分割片8a、8bの先端は、第2接触部12となっている。なお、第1のバネ片5の両側端の一部に切り欠き部5aが形成されており、それぞれの切り欠き部5a内に、それぞれの分割片8a、8bが配置され、後述するように可動片8が回動する際に、分割片8a、8bと第1のバネ片5との干渉が防止されている。
さらに、図3に示すように、第1のバネ片5は、その帯状部材の中央部に切り欠き部5bが形成されている。これにより、第1のバネ片5のバネ定数が、第2のバネ片6のバネ定数よりも小さく設定され、第2のバネ片6よりも第1のバネ片5の方が弾性圧縮変形し易くなっている。
このように、ベース片3、複数のバネ片5、6、7、および可動片8を備えた板バネ構造を有する本実施形態のシールドフィンガー10において、2つの導体1、2の間の電気的導通を得る方法について、図4Aおよび図4Bを用いて具体的に説明する。
まず、図4Aに示すように、第1の導体1上に半田付け部4を介して実装された状態のシールドフィンガー10を間に挟むように、第2の導体2を配置する。図4Aに示す例では、第2の導体2は、第1の導体1に対して少し傾斜された状態(すなわち、両者の平行度にズレが生じた状態)にある。そのため、第2の導体2は、シールドフィンガー10の第1接触部11と接触された状態、すなわち線接触状態にある。また、この図4Aに示す状態において、可動片8の先端の第2接触部12は、第2の導体2の近傍に位置されているものの、互いに接触されていない状態にある。また、第3のバネ片における第3接触部13は、ベース片3の近傍に位置されているものの、ベース片3とは接触されていない状態にある。
このような状態において、図4Bに示すように、第2の導体2に対して図示下方に押し下げるように外力が付加されると、第1の導体1と第2の導体2との間隔が狭められる。このとき、まず、バネ定数の小さな第1のバネ片5が弾性圧縮変形される。この第1のバネ片5の弾性圧縮変形により、第2のバネ片6、第3のバネ片7、および可動片8が、全体的に図示下方に押し下げられるとともに、バネ片の幅方向を回転中心として図示反時計方向に回動される。
やがて、第3接触部13がベース片3に接触すると、第2のバネ片6の弾性圧縮変形が開始される。この第2のバネ片6の弾性圧縮変形により、第3接触部13が、ベース片3上を図示右向きにスライド移動されながら、第3のバネ片7および可動片8がさらに図示反時計方向に回動される。
このように可動片8が回動されることにより、可動片8の先端(すなわち、それぞれの分割片8a、8bの先端)である第2接触部12が、第2の導体2に接触される。さらに第1および第2の導体1、2の間の間隔が狭められると、第3のバネ片7の弾性力により第2接触部12が第2の導体2に付勢された状態とされる。
したがって、第1の導体1と第2の導体2とが互いに平行状態とされていない場合であっても、シールドフィンガー10は、第1接触部11にて第2の導体2と線接触状態を得ながら、それぞれの第2接触部12にても第2の導体2と接触状態を得ることができる。したがって、互いの平行度にズレが生じた状態の2つの導体間の電気的導通を、本実施形態のシールドフィンガー10により確実かつ安定して得ることができる。
また、第2の導体2の表面(シールドフィンガー10と接触される側の表面)に凹凸が存在するような場合でも、第2のバネ片6、さらに第3のバネ片7の弾性変形により、可動片8の第2接触部12を凹凸形状に応じて追従させることができ、確実かつ安定した電気的導通を得ることができる。特に、可動片8の先端に複数の分割片8a、8bが形成されていることにより、凹凸形状への追従性をより高めることができる。
また、このようなシールドフィンガーによる2つの導体間の電気的導通を電子機器等における不要輻射対策として用いるような場合には、不要輻射の悪化を抑制することができる。
上述の説明では、シールドフィンガーが導電性の金属材料にて形成されている場合を例として説明したが、このような場合に代えて、例えば、シールドフィンガーが、樹脂等の非導電性材料を基材として形成され、基材の表面を導電性メッキや導電塗料等により被覆して、導電性処理を施すこともできる。
また、シールドフィンガー10に第3のバネ片7が設けられている場合を例として説明したが、このような場合に代えて、第3のバネ片7が設けられず、第2のバネ片6の端部に延在するように可動片8が形成されるような場合であっても良い。
また、第1のバネ片5のバネ定数が、第2のバネ片6のバネ定数よりも小さい場合を例として説明したが、両者バネ定数の大小関係のこのような場合のみに限定されない。ただし、第1のバネ片5のバネ定数を、第2のバネ片6のバネ定数よりも小さく設定することで、第1のバネ片5を第2のバネ片6よりも先に弾性変形させることができ、各バネ片の弾性変形を円滑に行うことができる。なお、各バネ片におけるバネ定数の大小関係の設定は、上述のように帯状部材の幅方向に切り欠き部を設ける他、帯状部材の厚みや材質を変えることにより設定することもできる。
また、シールドフィンガー10が、1枚の帯状部材を同一方向に折り曲げ加工することにより形成される場合を例として説明したが、このような場合に代えて、複数の帯状部材を接続することにより形成しても良い。ただし、製造における簡易性および構造の簡素化という点では、1枚の帯状部材からシールドフィンガーが形成されることが好ましい。
また、帯状部材を同一方向ではなく異方向に折り曲げ加工することでシールドフィンガーを形成しても良い。すなわち、第1のバネ片5、および第2のバネ片6は、図3に示す形態に限られず、第1および第2のバネ片5、6の弾性変形に伴って、可動片8の第2接触部12が第2の導体2に接触する形態であれば、その他様々な形態を適用することができる。
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明によれば、2つの導体間の電気的導通を図るシールドフィンガーにおいて、2つの導体間の電気的導通の安定化を図ることができ、このようなシールドフィンガーを用いた導体間接続が利用される様々な電子機器において、電気的導通を安定化することができる。特に、画像表示装置の表示パネルの電磁シールド構造において、本発明のシールドフィンガーを適用することにより電気的導通を安定化させて、不要輻射の悪化を抑制することができ、有用である。
1 第1の導体
2 第2の導体
3 ベース片
4 半田付け部
5 第1のバネ片
6 第2のバネ片
7 第3のバネ片
8 可動片
9 ヒンジ部
10 シールドフィンガー
11 第1接触部
12 第2接触部
13 第3接触部

Claims (13)

  1. 板バネ構造を有し、第1の導体と第2の導体との間に配置されて、第1および第2の導体間の電気的導通を行うシールドフィンガーにおいて、
    第1の導体に接続されるベース片と、
    一端がベース片に接続して形成され、他端に第2の導体と接触される第1接触部を有する第1のバネ片と、
    一端が第1接触部に接続して形成された第2のバネ片と、
    一端が第2のバネ片の他端に接続され、第2の導体と接触される第2接触部を有する可動片とを備え、
    第1および第2の導体間の距離が狭まることによる第1のバネ片が弾性圧縮変形に伴って、第2のバネ片および可動片がバネ片の幅方向を中心として回動され、第2接触部が第2の導体と接触する、シールドフィンガー。
  2. 板バネ構造を有し、第1の導体と第2の導体との間に配置されて、第1および第2の導体間の電気的導通を行うシールドフィンガーにおいて、
    第1の導体に接続されるベース片と、
    一端がベース片に接続して形成され、他端に第2の導体と接触される第1接触部を有する第1のバネ片と、
    一端が第1接触部に接続して形成された第2のバネ片と、
    一端が第2のバネ片の他端に接続され、第2の導体と接触される第2接触部を有する可動片とを備え、
    第1および第2の導体間の距離が狭まることによる第1のバネ片および第2のバネ片の弾性圧縮変形に伴って、可動片がバネ片の幅方向を中心として回動され、第2接触部が第2の導体と接触する、シールドフィンガー。
  3. 板バネ構造を有し、第1の導体と第2の導体との間に配置されて、第1および第2の導体間の電気的導通を行うシールドフィンガーにおいて、
    第1の導体に接続されるベース片と、
    一端がベース片に接続して形成され、他端に第2の導体と接触される第1接触部を有する第1のバネ片と、
    一端が第1接触部に接続して形成された第2のバネ片と、
    一端が第2のバネ片の他端に接続され、第2の導体と接触される第2接触部を有する可動片とを備え、
    第1および第2の導体間の距離が狭まることにより、第1接触部が第2の導体と接触するとともに、第1のバネ片が弾性圧縮変形し、
    第1のバネ片が弾性圧縮変形に伴って、第2のバネ片がバネ片の幅方向を中心として回動されるとともに、第1および第2の導体間で第2のバネ片が弾性圧縮変形し、
    第2のバネ片の弾性圧縮変形に伴って、可動片がバネ片の幅方向を中心として回動されて、第2接触部が第2の導体と接触する、シールドフィンガー。
  4. 第1および第2の導体間の距離が狭まることにより、第2のバネ片の他端がベース片に接触する、請求項1から3のいずれか1つに記載のシールドフィンガー。
  5. 第2のバネ片の弾性圧縮変形に伴って、第2のバネ片の他端がベース片に接触した状態でスライド移動される、請求項4に記載のシールドフィンガー。
  6. 第2接触部は、可動片の他端に配置されている、請求項1から5のいずれか1つに記載のシールドフィンガー。
  7. 可動片の他端が複数の分割片に分割され、それぞれの分割片に第2接触部が配置されている、請求項6に記載のシールドフィンガー。
  8. 第2接触部を第2の導体に対して付勢する第3のバネ片が、可動片に設けられている、請求項1から7のいずれか1つに記載のシールドフィンガー。
  9. 第1のバネ片のバネ定数が、第2のバネ片のバネ定数よりも小さく設定されている、請求項1から8のいずれか1つに記載のシールドフィンガー。
  10. シールドフィンガーは、導電性の金属材料により形成されている、請求項1から9のいずれか1つに記載のシールドフィンガー。
  11. シールドフィンガーは、非導電性材料を基材として形成され、基材の表面に導電性材料が被覆されている、請求項1から9のいずれか1つに記載のシールドフィンガー。
  12. シールドフィンガーは、一枚の帯状部材を、同一方向に複数回折り曲げ加工することにより形成されている、請求項1から11のいずれか1つに記載のシールドフィンガー。
  13. 請求項1から12のいずれか1つに記載のシールドフィンガーと、シールドフィンガーを介して電気的に導通される第1および第2の導体とを備える、電子機器。
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