JP2011048610A - 画像表示システム、及び画像表示方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像を表示する表示手段、ユーザによるドラッグ操作を受け付ける操作手段、及び画像及び画像表示制御命令を受信する通信手段、を備える複数の画像表示装置と、画像表示制御命令を利用して、複数の画像表示装置の表示手段に画像を表示させる制御を行う制御装置と、から成る画像表示システムにおいて、通信手段に、操作手段により受け付けられたドラッグ操作の操作内容を制御装置へと送信させ、制御装置に、通信手段により送信されたドラッグ操作の操作内容及び複数の画像表示装置の識別情報に基づいて、複数の画像表示装置の配置を確定し、表示手段にマルチ画面表示を行わせる。
【選択図】図7
Description
本実施形態に係るマルチ画面表示システム100は、複数の画像表示装置を用いて簡便にマルチ画面表示環境を構築することを目的とする。なお、本実施形態では、図1に示すように、各画像表示装置の配置を自由に組み合わせ可能である。
本実施形態では、本発明に係る制御装置(マスタ)及び画像表示装置(スレーブ)を携帯情報端末に適用した場合について例示する。なお、本実施形態では、画像表示装置(携帯情報端末)のうちの一つが制御装置を兼ねる構成を備えているが、制御装置に例えばPC(Personal Computer)等を用いた構成を備えるようにしてもよい。
なお、マルチ画面表示システム100を採用するためには、適度に狭フレームである画面を持った端末が望ましい。図2では、大画面と小さな数個のボタンを持つ携帯情報端末101、102を例示したが、この限りではない。
図3に示すように、各携帯情報端末は、単独動作が可能なように、表示部1、操作部2、通信部4の他に、制御部5や記憶部3を備えている。
また、当該ディスプレイ上には、ユーザによる操作(例えば、手指やタッチペン等による押下)を検出する操作部2としての機能を有したタッチパネルが載置されている。ユーザによるタッチパネル操作が検出されると、当該検出された位置の座標(押下座標)が制御部5に入力される。
操作部2は、携帯情報端末本体に設けられるハードキー、表示部1のディスプレイに一体的に設けられたタッチパネル(ソフトキー)、で構成される。操作部2は、ユーザによってキー操作がなされたときに、この操作に対応する操作信号を作成し、制御部5に出力する。また、操作部2は、ユーザによるドラッグ操作を受け付ける。ここで、ドラッグ操作とは、各端末の画面を連続的になぞる操作のことである。
CPU51は、ROM53に格納された処理プログラム等を読み出して、RAM52に展開して実行することにより、携帯情報端末101、102全体の制御を行う。
RAM52は、CPU51により実行された処理プログラム等を、RAM52内のプログラム格納領域に展開するとともに、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果等をデータ格納領域に格納する。
ROM53は、例えば、半導体メモリで構成され、処理プログラムやデータ等が予め記憶されている。ROM53には、例えば、ユーザのドラッグ操作に基づいてマルチ画面を設定するマルチ画面設定プログラム等が記憶されている。
これにより、ユーザは画面端末のマルチ画面表示を行う際、自由に端末を並べて配置することが可能となり、規定のレイアウトにとらわれることなくマルチ画面表示を行うことが可能となる。
以下、マルチ画面表示システム100におけるマルチ画面の設定操作について、図4〜図17を用いて詳細に説明する。
図4に示すように、マルチ画面表示システム100を構成する携帯情報端末101、102、・・は、ユーザ操作により予めマルチ画面の登録モードに入っており、ユーザに対して各端末の画面を連続的になぞるように指示している。本実施形態では、各端末の画面を連続的になぞる操作のことをドラッグ操作と呼ぶことにする。
端末の画面指示に従い、ユーザによりドラッグ操作が行われると、各画面端の枠フレーム部分もそのまま指を離さずドラッグ操作されることとなる。各端末は、ユーザがタッチしたポイントを充分に早い周期で検出し取得することで、連続的なライン状のドラッグ操作位置座標を取得する。
図5に示すように、画面上のドラッグ操作位置は、x,yで表わされる座標データの軌跡として取得することができる。本実施形態における端末画面は、横720ドット、縦480ドットの解像度を想定している。
図中左側の携帯情報端末101におけるドラッグ操作の軌跡の終点座標は、x=720,y=360となっている。同様に、図中右側の携帯情報端末102では、x=1,y=363を始点座標としたドラッグ操作の軌跡を取得することができる。取得された軌跡データの一例を図6に示す。
以下、マルチ画面を設定する際の処理について、図7〜図9のフローチャートを用いて説明する。
携帯情報端末(スレーブ)102は、携帯情報端末(マスタ)101から発信されたマルチ画面設定の開始要求を受信すると、自身がマルチ画面設定を開始できる状態か否かを判定する(ステップS102)。マルチ画面設定を開始できる状態であった場合(ステップS102:Yes)は、タイミングの同期を行う(ステップS103)。タイミングの同期の際に用いられるタイミング情報は、全端末に共通の同期タイミング情報として時間管理できるものである。一方、マルチ画面設定を開始できる状態でなかった場合(ステップS102:No)は、当該マルチ画面設定処理を終了する。
携帯情報端末(マスタ)101は、各携帯情報端末(スレーブ)102から返信された端末IDを受信すると、ユーザによるドラッグ操作待ちの状態となり、ユーザドラッグ操作取得処理を行う(ステップS106)。
携帯情報端末101、102は、ドラッグ操作の軌跡データを取得すると、表示部1における操作軌跡の表示を更新する(ステップS203)。そして、ユーザによるドラッグ操作が終了したか否かを判定する(ステップS204)。ユーザによるドラッグ操作が終了した場合(ステップS204:Yes)は、図7のマルチ画面設定処理へと移行する。一方、ユーザによるドラッグ操作が終了していなかった場合(ステップS204:No)は、ステップS202へと移行し、ドラッグ操作の軌跡データを取得する。
携帯情報端末(マスタ)101は、各携帯情報端末(スレーブ)102から返信された操作内容(ドラッグ操作の軌跡データ及びタイミング情報)を受信する(ステップS109)。受信した操作内容は、記憶部3に記憶される。携帯情報端末(マスタ)101は、各携帯情報端末(スレーブ)102から返信された操作内容を受信すると、端末配置確定処理を行う(ステップS110)。
図9に示すように、携帯情報端末(マスタ)101は、各携帯情報端末(スレーブ)102から受信したタイミング情報に基づいて、端末ID及びドラッグ操作の軌跡データをソートする(ステップS301)。そして、各接続点から各端末の配置パターンを確定する(ステップS302)。ステップS301で端末ID及びドラッグ操作の軌跡データをソートすると、例えば図6に示したようなデータを得ることができる。
携帯情報端末(スレーブ)102は、携帯情報端末(マスタ)101から発信されたマルチ画面の開始要求を受信したか否かを判定する(ステップS112)。マルチ画面の開始要求を受信した場合(ステップS112:Yes)は、マルチ画面を開始する(ステップS114)。一方、マルチ画面の開始要求を受信しなかった場合(ステップS112:No)は、当該マルチ画面設定処理を終了する。
これにより、ユーザは画面端末のマルチ画面表示を行う際、自由に端末を並べて配置することが可能となり、規定のレイアウトにとらわれることなくマルチ画面表示を行うことが可能となる。
図10に示したようなドラッグ操作をユーザが行いたい場合、実際に各端末の配置を把握するために必要となるのは、各端末間における接続部分の位置関係のみである。従って、すべての端末を連続的になぞる操作も視覚的に面白いが、例えば図11に示すように、各端末間のスペースのみ(図中Mの部分)を適宜なぞるようなドラッグ操作でも、特に問題なく端末位置を把握することができ、マルチ画面の設定を行うことができる。
なお、図12は、画面サイズが異なる端末を、画面位置をずらした状態でマルチ画面登録を行うときの一例について示した図である。
このように、本実施形態では、画面上の文字がずれるような配置に対しても、連続的なドラッグ操作を行ってマルチ画面を表示させることができる。
図15に示すように、説明の便宜上、各端末間の間隔Sを通常よりも広くとっている。すなわち、各端末の表示部1上に載置されたタッチパネルのセンサから指が外れる部分(空走部分)の間隔Sがこれまでより大きくなっている。
図16に示すように、ここでは100msごとのタイミングでサンプリングを行っている。図中のタイミング1200〜2000msの間隔Sは携帯情報端末101、102のフレーム枠を横切った際に生じたもので、各端末のフレーム枠の部分にタッチセンサが存在しないため、このようなデータの空白部分(空走部分S)が生じる。
図17に示すように、携帯情報端末(マスタ)101は、各携帯情報端末(スレーブ)102から受信したタイミング情報に基づいて、端末ID及びドラッグ操作の軌跡データをソートする(ステップS301)。端末ID及びドラッグ操作の軌跡データをソートすると、例えば図16に示したようなデータを得ることができる。
携帯情報端末(マスタ)101は、ソートして得たデータに基づいて空走部分の間隔Sを算出する(ステップS402)。そして、各接続点と端末間隔情報とから各端末の配置パターンを確定する(ステップS403)。
101、102 携帯情報端末
1 表示部
2 操作部
3 記憶部
4 通信部
5 制御部
51 CPU
52 RAM
53 ROM
Claims (5)
- 画像を表示する表示手段、ユーザによるドラッグ操作を受け付ける操作手段、及び前記画像及び画像表示制御命令を受信する通信手段、を備える複数の画像表示装置と、前記画像表示制御命令を利用して、前記複数の画像表示装置の表示手段に前記画像を表示させる制御を行う制御装置と、から成る画像表示システムにおいて、
前記通信手段は、
前記操作手段により受け付けられたドラッグ操作の操作内容を前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、
前記通信手段により送信されたドラッグ操作の操作内容及び前記複数の画像表示装置の識別情報に基づいて、前記複数の画像表示装置の配置を確定し、前記表示手段にマルチ画面表示を行わせることを特徴とする画像表示システム。 - 前記複数の画像表示装置のうちの一つが、
前記制御装置を兼ねることを特徴とする請求項1に記載の画像表示システム。 - 前記ドラッグ操作の操作内容は、
前記ドラッグ操作の軌跡を示す座標位置データ及び前記ドラッグ操作のタイミングを示すタイミング情報であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示システム。 - 前記制御装置は、
前記タイミング情報に基づいて前記識別情報及び前記座標位置データをソートすることにより、前記複数の画像表示装置の配置を確定することを特徴とする請求項3に記載の画像表示システム。 - 画像を表示する表示手段、ユーザによるドラッグ操作を受け付ける操作手段、及び前記画像及び画像表示制御命令を受信する通信手段、を備える複数の画像表示装置と、前記画像表示制御命令を利用して、前記複数の画像表示装置の表示手段に前記画像を表示させる制御を行う制御装置と、から成る画像表示システムにおける画像表示方法であって、
前記制御装置により、前記ドラッグ操作の操作内容及び前記複数の画像表示装置の識別情報に基づいて、前記複数の画像表示装置の配置を確定し、前記表示手段にマルチ画面表示を行わせる工程を含む画像表示方法。
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