JP2011048540A - Rf−idメディア製造装置 - Google Patents

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Kazumasa Matsuyama
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Abstract

【課題】導電領域を有するインレットが挟み込まれた2枚のウェブ状シートの少なくとも一方を、導電領域を断裁することなく確実にインレットの形状に合わせて断裁する。
【解決手段】インレット10を挟み込んで互いに貼着されたウェブ状の表面シート20a及び剥離シート30に対して赤外線照射部53から赤外線を照射し、インレット10、表面シート20a及び剥離シート30を透過した赤外線を赤外線受光部54にて受光し、位置判断部56においてその受光状態に基づいてインレット10の位置を判断し、断裁制御部57の制御によって、断裁部58において、表面シート20aをインレット10の形状に合わせて断裁する。
【選択図】図2

Description

本発明は、アンテナ等の導電領域を有するインレットがシートに挟み込まれて構成されたRF−IDメディアを製造するRF−IDメディア製造装置に関し、特に、インレットが挟み込まれたウェブ状のシートをインレットの形状に合わせて断裁する際の技術に関する。
昨今、情報化社会の進展に伴って、情報をカードに記録し、該カードを用いた情報管理や決済等が行われている。また、商品等に貼付されるラベルやタグに情報を記録し、このラベルやタグを用いての商品等の管理も行われている。このようなカードやラベル、あるいはタグを用いた情報管理においては、カードやラベル、あるいはタグに対して非接触状態にて情報の書き込みや読み出しを行うことが可能なICチップが搭載された非接触型ICカードや非接触型ICラベル、あるいは非接触型ICタグがその優れた利便性から急速な普及が進みつつある。
このような非接触型ICカードや非接触型ICラベル、あるいは非接触型ICタグといったRF−IDメディアは、ベース基材上に導電性のアンテナが形成されるとともにこのアンテナに接続されるようにICチップが搭載されてなるインレットが表面シートや剥離シート等の2枚のシートに挟み込まれて構成されているが、製造工程を効率化するために、2枚のウェブ状シートにインレットを挟み込んだ後に、ウェブ状シートをインレットの形状に合わせて断裁することが行われている。そのため、インレットが2枚のウェブ状シートに挟み込まれた状態でインレットの位置を正確に認識する必要がある。特に、インレットに形成された導電性のアンテナにおいては、所定の通信距離を確保するためにインレットの外形に近い大きさで形成されている場合が多く、インレットの位置を正確に認識していない場合、ウェブ状シートを断裁する際に導電性のアンテナも断裁してしまい、アンテナに断線を生じさせてしまうことになる。
そこで、インレットに赤外線を吸収するインクで印刷を施し、赤外線を照射してその反射光の受光パターンに基づいてアンテナ等の回路素子の位置を特定する技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。また、ウェブ状シートにインレットの位置に応じてタイミングマークを印字しておき、このタイミングマークの位置に基づいてインレットの位置を判断してウェブ状シートを断裁することも行われている。
特開2009―98847号公報
しかしながら、上述したように、インレットに赤外線を吸収するインクで印刷を施し、赤外線を照射してその反射光の受光パターンに基づいてアンテナ等の回路素子の位置を特定する技術においては、印刷に位置ずれが生じた場合、インレットの位置を正確に認識することができなくなり、ウェブ状シートを断裁する際に導電性のアンテナも断裁してしまう虞れがある。また、インレットへの印刷不良が生じた場合、インレットがウェブ状シートに挟み込まれた後では、その印刷不良を確認することができなくなるため、同様に、ウェブ状シートを断裁する際に導電性のアンテナも断裁してしまう虞れがある。
また、ウェブ状シートにタイミングマークを印字しておき、このタイミングマークの位置に基づいてウェブ状シートを断裁するものにおいては、インレットを2枚のウェブ状シートに挟み込む際に位置ずれが生じた場合、タイミングマークとインレットとの位置にずれが生じ、その位置ずれによって、ウェブ状シートを断裁する際に導電性のアンテナも断裁してしまう虞れがある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、導電領域を有するインレットが挟み込まれた2枚のウェブ状シートの少なくとも一方を、導電領域を断裁することなく確実にインレットの形状に合わせて断裁することができるRF−IDメディア製造装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
導電領域を有するインレットが挟み込まれた2枚のウェブ状シートのうち少なくとも一方を前記インレットの形状に合わせて断裁することにより、2枚のシートに前記インレットが挟み込まれてなるRF−IDメディアを製造するRF−IDメディア製造装置であって、
前記インレットが挟み込まれた2枚のウェブ状シートのうち一方のウェブ状シート側から赤外線または放射線を照射する照射手段と、
前記2枚のウェブ状シートのうち他方のウェブ状シート側において、前記照射手段から照射され、前記2枚のウェブ状シート及びインレットを透過した赤外線または放射線を受光する受光手段と、
前記受光手段における赤外線または放射線の受光状態に基づいて前記導電領域の位置を検出して前記インレットの位置を判断する位置判断手段と、
前記位置判断手段にて判断された前記インレットの位置に基づいて、前記2枚のウェブ状シートの少なくとも一方を前記インレットの形状に合わせて断裁する断裁手段とを有する。
上記のように構成された本発明においては、導電領域を有するインレットが挟み込まれた2枚のウェブ状シートが供給されてくると、照射手段において、インレットが挟み込まれた2枚のウェブ状シートのうち一方のウェブ状シート側から赤外線または放射線が照射され、受光手段において、2枚のウェブ状シートのうち他方のウェブ状シート側にて、照射手段から照射され、2枚のウェブ状シート及びインレットを透過した赤外線または放射線が受光される。照射手段から照射された赤外線または放射線は、インレットの導電領域においては透過せず、その他の領域においては2枚のウェブ状シート及びインレットを透過するので、位置判断手段において、受光手段における赤外線または放射線の受光状態に基づいて導電領域の位置が検出され、さらに、この導電領域の位置に基づいてインレットの位置が判断される。そして、断裁手段において、位置判断手段にて判断されたインレットの位置に基づいて、2枚のウェブ状シートの少なくとも一方がインレットの形状に合わせて断裁される。
このように、2枚のウェブ状シートに挟み込まれたインレットの導電領域の位置が検出され、この導電領域の位置に基づいてインレットの位置が判断され、ウェブ状シートが断裁されるので、導電領域を断裁することなくウェブ状シートが確実にインレットの形状に合わせて断裁されることになる。
以上説明したように本発明においては、インレットが挟み込まれた2枚のウェブ状シートのうち一方のウェブ状シート側から赤外線または放射線を照射する照射手段と、2枚のウェブ状シートのうち他方のウェブ状シート側において、照射手段から照射され、2枚のウェブ状シート及びインレットを透過した赤外線または放射線を受光する受光手段と、受光手段における赤外線または放射線の受光状態に基づいて導電領域の位置を検出してインレットの位置を判断する位置判断手段と、位置判断手段にて判断されたインレットの位置に基づいて、2枚のウェブ状シートの少なくとも一方をインレットの形状に合わせて断裁する断裁手段とを有し、2枚のウェブ状シートに挟み込まれたインレットの導電領域の位置を検出し、この導電領域の位置に基づいてインレットの位置を判断してウェブ状シートを断裁する構成としたため、導電領域を有するインレットが挟み込まれた2枚のウェブ状シートの少なくとも一方を導電領域を断裁することなく確実にインレットの形状に合わせて断裁することができる。
本発明のRF−IDメディア製造装置にて製造されるRF−IDメディアの一例を示す図であり、(a)はその内部を含む全体構造を示す図、(b)は(a)に示したA―A’断面図である。 本発明のRF−IDメディア製造装置の実施の一形態を示す図である。 図2に示したRF−IDメディア製造装置を用いた非接触型ICラベルの製造方法を説明するための図である。 図2に示したRF−IDメディア製造装置における赤外線を用いた断裁処理を説明するためのフローチャートである。 図2に示したRF−IDメディア製造装置において、赤外線照射部から照射された赤外線の赤外線受光部における受光状態を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、本発明のRF−IDメディア製造装置にて製造されるRF−IDメディアについて説明する。
図1は、本発明のRF−IDメディア製造装置にて製造されるRF−IDメディアの一例を示す図であり、(a)はその内部を含む全体構造を示す図、(b)は(a)に示したA―A’断面図である。
本例におけるRF−IDメディアは図1に示すように、樹脂シート13上に導電領域となるアンテナ12が形成されるとともにICチップ11が搭載されたインレット10が、表面シート20及び剥離シート30の2枚のシートに挟み込まれ、これらが粘着剤40a,40bによって互いに貼着されて構成された非接触型ICラベル1である。
アンテナ12は、樹脂シート13上に導電性材料によってコイル状に形成されており、そのコイル状の両端部にICチップ11が接続されている。ICチップ11は、アンテナ12から供給された電流によって動作し、アンテナ12を介して非接触状態にて情報の書き込みや読み出しが可能なものである。このように構成されたインレット10は、樹脂シート13のアンテナ12が形成された面が表面シート20によって覆われ、表面シート20に塗布された粘着剤40aによって表面シート20に貼着されている。また、インレット10の表面シート20が貼着された面とは反対側の面には粘着剤40bが塗布されており、この粘着剤40bと表面シート20に塗布された粘着剤40aとによって、互いに貼着された表面シート20及びインレット10がウェブ状の剥離シート30に剥離可能に貼着されている。
上記のように構成された非接触型ICラベル1においては、剥離シート30が剥離され、裏面にて表出した粘着剤40a,40bによって物品に貼着され、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させることにより、情報書込/読出装置からの電磁誘導によりアンテナ12に電流が流れてこの電流がICチップ11に供給され、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICチップ11に情報が書き込まれたり、ICチップ11に書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりする。
図2は、本発明のRF−IDメディア製造装置の実施の一形態を示す図であり、図1に示した非接触型ICラベル1を製造するものである。
本形態は図2に示すように、9つのローラ61〜69と、レーザ光源51と、インレット搭載機52と、照射手段である赤外線照射部53と、受光手段である赤外線受光部54と、断裁部58と、検査部59と、制御部55とから構成されている。
ローラ61は、一方の面に粘着剤40aが塗布されたウェブ状の表面シート20aに粘着剤40aによってウェブ状の剥離シート30が剥離可能に貼着されたタック紙が巻き付けられており、このタック紙が搬送制御手段によって引き出される。なお、この搬送制御手段は、最も単純な構成としては、ローラ62が剥離シート62を引っ張ることによるものが考えられるが、タック紙の搬送経路においてタック紙に対して互いに異なる搬送速度で処理が行われる領域が複数設けられており、そのために搬送経路上にタック紙を弛ませるルーズループが設けられている場合は、そのそれぞれの処理が行われる領域に設けられている。
ローラ63は、ローラ61から引き出されたタック紙をウェブ状の表面シート20aと剥離シート30とに剥離、分離するためのものであり、ローラ64,65は、表面シート20aから分離した剥離シート30を搬送するためのものである。
ローラ69は、インレット10がウェブ状となったインレットシート10aが巻き付けられている。
レーザ光源51は、ローラ69から引き出されたウェブ状のインレットシート10aにレーザ光を照射して単片状のインレット10に断裁するものである。
インレット搭載機52は、レーザ光源51によって単片状に断裁されたインレット10を、表面シート20aから剥離された剥離シート30上に搭載するものである。
ローラ66は、ローラ63によって剥離シート30が剥離された表面シート20aに、インレット10が搭載された剥離シート30を再び貼着するためのものである。
赤外線照射部53は、インレット10を挟み込んでローラ63によって互いに貼着された表面シート20a及び剥離シート30に対して、剥離シート30側から赤外線を照射し、赤外線受光部54は、インレット10を挟み込んで互いに貼着された表面シート20a及び剥離シート30を介して赤外線照射部53に対向して配置され、赤外線照射部53から照射され、インレット10、表面シート20a及び剥離シート30を透過した赤外線を受光する。
断裁部58は、インレット10を挟み込んで互いに貼着された表面シート20a及び剥離シート30のうち、表面シート20aを、これら表面シート20aと剥離シート30とに挟み込まれたインレット10の形状に合わせて断裁することにより、表面シート20aにハーフカットを形成する。
制御部55は、位置判断部56と断裁制御部57とからなり、位置判断部56は、赤外線受光部における赤外線の受光状態に基づいて、インレット10に形成されたアンテナ12やICチップ11の位置を検出してインレット10の位置を判断するものであり、また、断裁制御部57は、位置判断部56にて判断されたインレットの位置に基づいて、断裁部58における断裁動作を制御するものである。
検査部59は、表面シート20aと剥離シート30とに挟み込まれたインレット10に対する通信検査を行うものである。
ローラ67は、インレット10を挟み込んで互いに貼着された表面シート20a及び剥離シート30のうち、断裁部58にて断裁されて不要となった表面シート20aを分離するもののであり、ローラ68はその不要となった表面シート20aを巻き付けて回収するためのものである。
ローラ62は、ローラ67にて不要となった表面シート20aが分離することにより構成された図1に示した非接触型ICラベル1を巻き付けて回収するものである。
以下に、上記のように構成されたRF−IDメディア製造装置を用いた非接触型ICラベル1の製造方法について説明する。
図3は、図2に示したRF−IDメディア製造装置を用いた非接触型ICラベル1の製造方法を説明するための図であり、非接触型ICラベル1を断面方向から見た図である。
上述したように、ローラ61には、一方の面に粘着剤40aが塗布されたウェブ状の表面シート20aに粘着剤40aによってウェブ状の剥離シート30が剥離可能に貼着されたタック紙が巻き付けられており、このタック紙がローラ62の回転等の搬送制御手段によって引き出される(図3(a))。
ローラ61から引き出されたタック紙は、表面シート20aがローラ62によって引っ張られる一方、剥離シート30がローラ64によって引っ張られることにより、ローラ63において、表面シート20aと剥離シート30とが剥離して分離される(図3(b))。
表面シート20aから分離した剥離シート30は、ローラ64によって搬送されていく。
また、上述したようにローラ69には、インレット10がウェブ状となったインレットシート10aが巻き付けられており、このローラ69から引き出されたインレットシート10aにレーザ光源51からレーザ光が照射され、インレットシート10aが単片状のインレット10に断裁される。なお、ウェブ状のインレットシート10aを単片状のインレット10に断裁するための手段としては、レーザ光源51からレーザ光を照射することに限定されないが、インレットシート10aには、その一方の面に粘着剤40bが塗布されているため、レーザ光源51からレーザ光を照射することによってインレットシート10aを単片状のインレット10に断裁するような構成とすれば、粘着剤40bが塗布された面側からでもインレットシート10aを断裁することが可能となる。
レーザ光源51からレーザ光を照射することによって単片状に断裁されたインレット10は、インレット搭載機52によって搬送され、ローラ64,65間を搬送される剥離シート30上に搭載される(図3(c))。この際、インレット搭載機52において、単片状に断裁されたインレット10を樹脂シート13側から吸着し、剥離シート30に対向する領域にてその吸着を解除してインレット10を剥離シート30上に落とすことにより、インレット10の粘着剤40bが塗布された面が剥離シート30の搭載面となり、それにより、インレット10が粘着剤40bによって剥離シート30に貼着されることになる。
このように単片状のインレット10が搭載された剥離シート30がローラ66に対向する領域に搬送されてくると、ローラ63によって剥離シート30から剥離した表面シート20aが剥離シート30のインレット10が搭載された面に再び貼着される(図3(d))。
インレット10を挟み込んで互いに貼着された表面シート20a及び剥離シート30は、赤外線照射部53に対向する領域に搬送されていき、赤外線照射部53から照射された赤外線を用いた表面シート20a及び剥離シート30に対する断裁処理が行われる。
ここで、表面シート20a及び剥離シート30に対する赤外線照射部53から照射された赤外線を用いた断裁処理について詳細に説明する。
図4は、図2に示したRF−IDメディア製造装置における断裁処理を説明するためのフローチャートである。また、図5は、図2に示したRF−IDメディア製造装置において、赤外線照射部53から照射された赤外線の赤外線受光部54における受光状態を示す図である。
赤外線照射部53においては、搬送されてきた表面シート20a及び剥離シート30に対して赤外線が照射されている。また、表面シート20a及び剥離シート30を介して赤外線照射部53と対向する領域には赤外線受光部54が配置されており、この赤外線受光部54において赤外線の受光動作が行われている(ステップS1)。
インレット10が挟み込まれて互いに貼着された表面シート20a及び剥離シート30に赤外線が照射されると、表面シート20a及び剥離シート30のインレット10が挟み込まれていない領域や、インレット10が挟み込まれているもののインレット10のアンテナ12やICチップ11が配置されていない領域においては、図5(a)に示すように、赤外線照射部53から照射された赤外線は、インレット10、表面シート20a及び剥離シート30を透過して赤外線受光部54にて受光される。
一方、表面シート20a及び剥離シート30のインレット10が挟み込まれている領域のうちアンテナ12やICチップ11が配置された領域においては、図5(b)に示すように、赤外線照射部53から照射された赤外線は、アンテナ12やICチップ11によって遮断され、赤外線受光部54において受光されない。
そのため、赤外線受光部54において、赤外線照射部53から照射された赤外線が受光されない場合は(ステップS2)、位置判断部56において、赤外線受光部54に対向する領域にインレット10のアンテナ12やICチップ11が搬送されてきた、すなわち、赤外線受光部54に対向する位置にインレット10のアンテナ12やICチップ11が存在する旨が検出される。このように、位置判断部56においては、赤外線受光部54における赤外線の受光状態に基づいてアンテナ12やICチップ11の位置が検出される。そして、位置判断部56には、インレット10の構成が予め与えられているため、検出されたアンテナ12やICチップ11の位置に基づいてインレット10の位置が判断される。
本形態においては、図1に示したインレット10がウェブ状の表面シート20aと剥離シート30とに挟み込まれて搬送されてくるため、赤外線受光部54にて赤外線照射部53から照射された赤外線が受光されなくなった場合、コイル状のアンテナ12の最外周部のうち、表面シート20a及び剥離シート30の搬送方向下流側の端部が赤外線受光部54に対向したと判断され、その位置に対して、表面シート20a及び剥離シート30の搬送方向下流側に図5(b)中t1だけずれた領域がインレット10の一端であり、また、その位置に対して、表面シート20a及び剥離シート30の搬送方向上流側に図5(b)中t2だけずれた領域がインレット10の他端であると判断される。
そこで、赤外線受光部54において、赤外線照射部53から照射された赤外線が受光されなくなると、まず、赤外線受光部54における受光動作が停止し(ステップS3)、その状態にて表面シート20a及び剥離シート30が、上述したようにして判断されたインレット10の端部の位置に応じて、この表面シート20a及び剥離シート30に挟み込まれたインレット10が断裁部58に対向するまで所定ピッチ搬送される(ステップS4)。
そして、断裁制御部57によって断裁部58が制御され、インレット10を挟み込んだ表面シート20a及び剥離シート30のうち、表面シート20aのみがインレット10の形状に合わせて断裁されてハーフカット21が形成される(ステップS5、図3(e))。ハーフカット21が形成されると、赤外線受光部54における赤外線の受光動作が再開される。
このように、表面シート20a及び剥離シート30に挟み込まれたインレット10のアンテナ12の位置が検出され、このアンテナ12の位置に基づいてインレット10の位置が判断されて表面シート20aが断裁されるので、アンテナ12を断裁することなく表面シート20aが確実にインレット10の形状に合わせて断裁されることになる。なお、断裁部58における表面シート20aの断裁は、断裁刃を用いることやレーザ光を用いること等が考えられる。
表面シート20aにハーフカット21が形成された後、検査部59において、表面シート20aと剥離シート30とに挟み込まれたインレット10に対する通信検査が行われる。この通信検査においては、インレット10のICチップ11が正常に動作するかどうかを確認することができるとともに、断裁部58においてアンテナ12が断裁されていないかを確認することができる。
そして、断裁部58にて断裁されてハーフカット21が形成された表面シート20aのうち、インレット10に対向せずに不要となる領域は、ローラ67にて剥離紙から剥離されることにより分離されてローら68に巻き取られて回収される。
また、表面シート20aのうち不要となる領域が分離され、ウェブ状の剥離シート30に単片状の表面シート20がインレット10を挟んで貼着されてなる非接触型ICラベル1は、ローラ62に巻き取られて回収される(図3(f))。
なお、本形態においては、インレット10を挟み込んで互いに貼着されたウェブ状の表面シート20a及び剥離シート30のうち、表面シート20aのみをインレット10の形状に合わせて断裁したが、インレット10を挟み込んで互いに貼着されたウェブ状の表面シート20a及び剥離シート30の両方をインレット10の形状に合わせて断裁する構成としてもよい。また、このように製造されるRF−IDメディアをとしては、上述したような非接触型ICラベル1に限らず、非接触型ICタグ等、2枚のシートにインレット10が挟み込まれたものであれば適用することができる。
また、本形態においては、インレット10を挟み込んで互いに貼着されたウェブ状の表面シート20a及び剥離シート30に対して赤外線を照射し、インレット10、表面シート20a及び剥離シート30を透過した赤外線を受光し、その受光状態に基づいてインレット10の位置を判断しているが、アンテナ12やICチップ11が存在しない領域においてはインレット10、表面シート20a及び剥離シート30を透過し、アンテナ12やICチップ11が存在する領域においては、これらアンテナ12やICチップ11によって遮断されるものとして、赤外線の他に放射線が挙げられ、このような放射線を照射してその放射線の受光状態に基づいてインレット10の位置を判断することも考えられる。
1 非接触型ICラベル
10 インレット
11 ICチップ
12 アンテナ
13 樹脂シート
20,20a 表面シート
21 ハーフカット
30 剥離シート
40a,40b 粘着剤
51 レーザ光源
52 インレット搭載機
53 赤外線照射部
54 赤外線受光部
55 制御部
56 位置判断部
57 断裁制御部
58 断裁部
59 検査部
61〜69 ローラ

Claims (1)

  1. 導電領域を有するインレットが挟み込まれた2枚のウェブ状シートのうち少なくとも一方を前記インレットの形状に合わせて断裁することにより、2枚のシートに前記インレットが挟み込まれてなるRF−IDメディアを製造するRF−IDメディア製造装置であって、
    前記インレットが挟み込まれた2枚のウェブ状シートのうち一方のウェブ状シート側から赤外線または放射線を照射する照射手段と、
    前記2枚のウェブ状シートのうち他方のウェブ状シート側において、前記照射手段から照射され、前記2枚のウェブ状シート及びインレットを透過した赤外線または放射線を受光する受光手段と、
    前記受光手段における赤外線または放射線の受光状態に基づいて前記導電領域の位置を検出して前記インレットの位置を判断する位置判断手段と、
    前記位置判断手段にて判断された前記インレットの位置に基づいて、前記2枚のウェブ状シートの少なくとも一方を前記インレットの形状に合わせて断裁する断裁手段とを有するRF−IDメディア製造装置。
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