JP2011048230A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザーに適した高さの媒体排出部から容易且つ適切に画像形成媒体を排出できるようにする。
【解決手段】画像形成された画像形成媒体を排出するための、高さの異なる複数の排紙トレイ3(3A〜3E)を有する複合機1において、ユーザーの画像を撮影するカメラ20と、撮影した画像からユーザーの身長を判断する顔位置検出部14cと、判断した身長に応じて、画像形成媒体を排出する排紙トレイ3を決定する排紙トレイ決定部14eと、決定された排紙トレイ3(3A〜3Eのいずれか)から画像形成媒体を排出させる機能部制御部14eとを有するように構成する。
【選択図】図2
【解決手段】画像形成された画像形成媒体を排出するための、高さの異なる複数の排紙トレイ3(3A〜3E)を有する複合機1において、ユーザーの画像を撮影するカメラ20と、撮影した画像からユーザーの身長を判断する顔位置検出部14cと、判断した身長に応じて、画像形成媒体を排出する排紙トレイ3を決定する排紙トレイ決定部14eと、決定された排紙トレイ3(3A〜3Eのいずれか)から画像形成媒体を排出させる機能部制御部14eとを有するように構成する。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像形成された画像形成媒体を排出するための、高さの異なる複数の媒体排出部を有する画像形成装置に関する。
コピー機や、プリンター、ファクシミリ装置等の画像形成装置には、画像形成された画像形成媒体(紙、OHPシート等:用紙)の排出先となる排紙トレイが、異なる高さに複数備えられているものがある。このような画像形成装置においては、予め決められた排紙トレイや、ユーザーにより指定された排紙トレイに用紙が排出される。
画像形成装置を利用するユーザーとしては、子供から大人までの広範囲にわたる場合も考えられるし、車椅子を利用している人も考えられる。このような状況において、画像形成された用紙が常に同じ高さの排紙トレイに排出されると、ユーザーによっては、排紙トレイから用紙を取出し辛いといった問題が生じる場合がある。一方、画像形成する毎に、ユーザーが自分に適した高さの排紙トレイを指定するようにすると、用紙を取り出す際の問題はなくなるが、その都度指定しなくてはならず手間が掛かるという問題がある。
これに対して、無線端末にユーザーの身長等のユーザー情報を格納し、画像形成装置が無線端末からユーザー情報を受け取って、ユーザー情報に基づいて使用する用紙排出部を決定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記した特許文献1の技術によると、ユーザーが画像形成装置を利用する際に、用紙排出部を指定せずとも、ユーザー情報に基づいて、適切と判断された用紙排出部から用紙が排出される。
しかしながら、特許文献1の技術を利用するためには、ユーザーは、無線端末に予めユーザー情報を登録していなければならないとともに、画像形成装置を利用する際には、無線端末を所持していなければならないという問題がある。また、例えば、ユーザーが怪我してしまって、車椅子を急に利用している場合においては、無線端末のユーザー情報を変更しなければ、怪我をする前に使用していた用紙排出部から用紙が排出されることとなるので、用紙が取り辛いという問題が生じる虞がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、ユーザーに適した高さの媒体排出部から容易且つ適切に画像形成媒体を排出することのできる技術を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の一観点に係る画像形成装置は、画像形成された画像形成媒体を排出するための、高さの異なる複数の媒体排出部を有する画像形成装置であって、ユーザーの画像を撮影する撮影手段と、撮影した画像からユーザーの身長を判断する身長判断手段と、判断した身長に応じて、画像形成媒体を排出する排出先とする媒体排出部を決定する媒体排出部決定手段と、決定された媒体排出部から画像形成媒体を排出させる排出制御手段とを有する。係る画像形成装置によると、撮影した画像からユーザーの身長を判断し、身長に応じて,画像形成媒体を排出する排出先とする媒体排出部を決定し、この媒体排出部から画像形成媒体を排出するようにしたので、ユーザーの利用し易い媒体排出部に画像形成媒体を排出することができる。
上記画像形成装置において、身長判断手段は、画像からユーザーの顔の位置を検出し、顔の位置に基づいて身長を判断するようにしてもよい。係る画像形成装置によると、画像からユーザーの顔を検出して、顔の位置に基づいて身長を判断するので、画像中のユーザー以外の物によりユーザーの身長を間違って判断することを防止でき、画像から適切にユーザーの身長を判断することができる。
また、上記画像形成装置において、身長判断手段は、ユーザーが所定の操作指示をした際に取得された画像に基づいて、ユーザーの身長を判断するようにしてもよい。係る画像形成装置によると、ユーザーが所定の操作指示をした際に取得された画像、すなわち、画像形成装置に対して操作できる範囲にいるユーザーの画像に基づいてユーザーの身長を判断するので、ユーザーの身長を適切に判断することができる。
また、上記画像形成装置において、媒体排出部決定手段は、複数部数の画像形成を行う際に、身長に応じて複数の媒体排出部を排出先として決定するようにしてもよい。係る画像形成装置によると、複数部数の画像形成を行う際に、身長に応じて適切な媒体排出部を排出先として決定することができる。
また、上記画像形成装置において、顔位置検出部は、媒体排出部から画像形成媒体を取出す前と、取出し後とのそれぞれの時点に撮影された画像に基づいて、ユーザーの取出す前と、取出し後の顔の位置を検出し、取出す前の顔の位置と、取出し後の顔の位置との変動量を把握する変動量把握手段と、変動量に基づいて、排出先を当該ユーザーの使用に適した媒体排出部に補正する媒体検出部補正手段を更に備え、媒体排出部決定手段は、補正後に撮影された画像にユーザーの顔が含まれている場合に、画像形成媒体を排出する排出先を、媒体検出部補正手段により補正された媒体排出部に決定するようにしてもよい。係る画像形成装置によると、ユーザーの画像形成媒体の取出し前後の顔の位置の変動量に基づいて、画像形成媒体を排出する媒体排出部を補正し、以降においてそのユーザーに対する媒体排出部として決定するようにしたので、実際の画像形成媒体を取出す際におけるユーザーの状態に適した媒体排出部を排出先として決定することができる。
また、上記画像形成装置において、媒体排出部に画像形成媒体が排出されているか否かを管理する媒体排出部管理手段を更に備え、媒体排出部決定手段は、画像形成媒体が排出されていない媒体排出部から画像形成媒体を排出する媒体排出部を決定するようにしてもよい。係る画像形成装置によると、画像形成媒体が排出されていない媒体排出部の中から媒体排出部を決定することができ、媒体排出部において、他の画像形成媒体と混ざってしまうことを適切に防止することができる。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
まず、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例としての複合機について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る複合機の外観概要図である。図1Aは、複合機1の利用時に、ユーザーが通常位置する側(正面側)からの外観概要を示し、図1Bは、ユーザーが複合機1を利用している状態を示している。
複合機1は、画像形成された用紙(紙、ODPシート等:画像形成媒体という)を排出する複数の媒体排出部の一例としての排紙トレイ3(3A〜3E)を有する。各排紙トレイ3A〜3Eは、高さがそれぞれ異なっている。基本的には、身長が異なるユーザーによって、排出された用紙を取り易い排紙トレイ3が異なる。複合機1の上方には、正面手前側を撮影可能なように、カメラ20が配置されている。したがって、このカメラ20によると、図1Bに示すように、複合機1を利用しているユーザーUの正面を撮影することができるようになっている。
図2は、本発明の一実施形態に係る複合機の機能構成図である。
複合機1は、制御ユニット10と、スキャナー機能部11と、プリンター機能部12と、FAX(ファクシミリ)機能部13とを有する。
スキャナー機能部11は、原稿台上の紙、OHPシート等の原稿を光学的に読み取って画像データを生成し、制御ユニット10に渡す。
プリンター機能部12は、通信I/F(インターフェース)部41と、制御部42と、印刷部43と、用紙搬送部44とを有する。
通信I/F部41は、制御ユニット10との通信を仲介する。印刷部43は、画像データを受信し、画像データに基づいて、例えば、紙、OHPシート、厚紙、封筒等の用紙(画像形成媒体)に画像を形成する。用紙搬送部44は、印刷部43に印刷させる用紙を載置するための用紙給紙トレイを有し、用紙給紙トレイ上の用紙を印刷部43に供給し、印刷部43により画像形成(印刷)された画像形成媒体を複数の排紙トレイ3(3A〜3E)のいずれかに搬送する。制御部42は、印刷部43及び用紙搬送部44と制御ユニット10とのデータのやり取りや、印刷部43及び用紙搬送部44の制御を行う。
FAX機能部13は、公衆回線を介して、外部のFAX装置との間でFAXデータの送受信を行う。
制御ユニット10は、スキャナー機能部11、プリンター機能部12及びFAX機能部13に対するユーザーからの各種指示を受け付けるとともに、ユーザーへの各種情報の出力を行う。また、制御ユニット10は、スキャナー機能部11、プリンター機能部12及びFAX機能部13の統括制御を行う。具体的には、制御ユニット10は、スキャナー機能部11に、原稿から画像を読み取る読取処理を実行させる。また、制御ユニット10は、プリンター機能部12に、用紙に画像を形成する画像形成処理を実行させる。また、制御ユニット10は、スキャナー機能部11及びプリンター機能部12を制御することにより、原稿の内容を所定の用紙に形成する、いわゆる、複写処理を実行させる。すなわち、制御ユニット10は、原稿の画像をスキャナー機能部11により読み取らせてデジタル画像データを取得させ、そのデジタル画像データをプリンター機能部12に送信して用紙に画像を形成させる。また、制御ユニット10は、スキャナー機能部11及びFAX機能部13を制御することにより、原稿の内容をFAXデータとして外部のFAX装置に送信させ、また、FAX機能部13及びプリンター機能部12を制御することにより、外部のFAX装置からのFAXデータを受信して、FAXデータに対応する画像を出力させる。
次に、制御ユニット10のより詳細な構成について説明する。
制御ユニット10において、CPU(Central Processing Unit)14と、ROM(Read Only Memory)15と、RAM(Random Access Memory)16と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)17と、入力インターフェース部(入力I/F部)18と、表示処理部19と、撮影手段の一例としてのカメラ20と、通信インターフェース部(通信I/F部)21、22、23及び24と、がバス25を介して接続されている。
ROM15は、ブートプログラム等のプログラムを記憶する。RAM16は、プログラムやデータを記憶する領域として、或いは、CPU14による処理に使用しているデータを格納する作業領域として利用される。また、EEPROM17は、書き換え可能な不揮発性メモリーであり、複合機1の電源が入っていない場合でも記憶しておく必要がある各種情報を記憶する。
入力I/F部18には、キー部26と、タッチパネル27とが接続されている。入力I/F部18は、キー部26、タッチパネル27からの信号をデータとして、CPU14に出力する。キー部26は、スタートボタン、ストップボタン、テンキー等を有し、押下されたボタン、キーに応じた信号を入力I/F部18に出力する。タッチパネル27は、液晶表示装置(LCD)28上に重ねられて設けられており、ユーザーによって押下されたタッチパネル27上の位置に応じた信号を入力I/F部18に出力する。表示処理部19は、例えば、VRAM(Video Random Access Memory)を有し、CPU14の制御により、各種画像データを生成し、当該画像データに基づく画面をLCD28に表示出力する。カメラ20は、例えば、CCDカメラであり、画像を撮影する。本実施形態では、カメラ20は、ユーザーの画像を撮影するために用いられる。
通信I/F部21は、CPU14とスキャナー機能部11とのデータ交換の仲介を行う。通信I/F部22は、CPU14とプリンター機能部12とのデータ交換の仲介を行う。通信I/F部23は、CPU14とFAX機能部13とのデータ交換の仲介を行う。通信I/F部24は、図示しないネットワークと接続可能であり、ネットワークを介して他の装置とのデータ交換の仲介を行う。
CPU14は、各部15〜24、11、12、13の動作を制御する。また、CPU14は、ROM15に格納されているプログラムをRAM16に読み出して実行することにより、受付処理部14aと、カメラ画像取得部14bと、身長判断出段の一例としての顔位置検出部14cと、媒体排出部決定手段の一例としての排紙トレイ決定部14dと、排出制御手段の一例としての機能部制御部14eとを構成して各種処理を実行する。
受付処理部14aは、キー部26、タッチパネル27に対するユーザーから各種指示を受ける。本実施形態では、受付処理部14aは、紙からの複写(コピー)を行う複写モード、電子ペーパー装置からの複写(コピー)を行う複写モード、画像の読取を行うスキャンモード、FAX処理を行うFAXモード等の選択指示や、各種設定の選択指示や、各処理の開始指示等を受け付ける。
カメラ画像取得部14bは、カメラ20により撮影されている画像を取得し、RAM16等に記憶させる。本実施形態では、カメラ画像取得部14bは、受付処理部14aがユーザーから所定の操作指示(例えば、コピー処理の開始指示)を受け付けた場合における画像を取得する。ここで、ユーザーから所定の操作指示を受け付けた場合には、ユーザーが複合機1の正面の近傍にいる(又はその可能性が高い)ので、当該場合に画像を取得することにより、画像中にユーザーが適切に含まれており(又はその可能性が高く)、得られた画像から高精度にユーザーの身長を判断することができる。
顔位置検出部14cは、カメラ画像取得部14bにより取得された画像から、ユーザーの顔の位置(高さ位置)を検出することにより、ユーザーの身長を判断する。ここで、画像中から顔を認識する方法は、種々の方法が公知であるので、説明を省略する。
排紙トレイ決定部14dは、顔位置検出部14cにより判断されたユーザーの身長(顔の高さ位置)に基づいて、用紙を排出する排出先とする排紙トレイ3を決定する。例えば、各排紙トレイ3A〜3Eに対して、それぞれの排紙トレイ3A〜3Eを利用するのに適した身長の範囲を決定しておき、排紙トレイ決定部14dは、身長がいずれの範囲に属するかにより、排出先とする排紙トレイ3を決定する。また、排紙トレイ決定部14dは、複数部数の画像形成が指示されている場合には、身長の属する範囲に応じて決定した排紙トレイ3を含む連続する複数の排紙トレイ3が排出先として決定される。
図3は、本発明の一実施形態に係る画像に基づいて排紙トレイを決定する方法を説明する図である。
本実施形態においては、図3A〜Eに示すように、画像Iにおける高さ方向の領域RA〜REのいずれの位置にユーザーの顔Fが位置するか(到達しているか)によって、排出先とする排紙トレイ3を決定している。ここで、本実施形態では、各領域RA〜REの高さ方向の画像における幅は、同一としている。
カメラ画像取得部14bにより、図3Aに示す画像Iが取得された場合には、顔位置検出部14cによりユーザーの顔Fが認識され、その顔Fの位置が最も高い領域RAに到達していると検出され、排紙トレイ決定部14dは、領域RAに対応する最も高い排紙トレイ3Aを用紙の排出先と決定する。また、カメラ画像取得部14bにより、図3Bに示す画像Iが取得された場合には、顔位置検出部14cによりユーザーの顔Fが認識され、その顔Fの位置が領域RBに到達していると検出され、排紙トレイ決定部14dは、領域RBに対応する排紙トレイ3Bを用紙の排出先と決定する。同様にして、図3Cに示す画像Iが取得された場合には、その顔Fの位置が領域RCに到達していると判定され、領域RCに対応する排紙トレイ3Cが用紙の排出先と決定され、図3Dに示す画像Iが取得された場合には、その顔Fの位置が領域RDに到達していると判定され、領域RDに対応する排紙トレイ3Dが用紙の排出先と決定され、図3Eに示す画像Iが取得された場合には、その顔Fの位置が最も低い領域RE以下と判定され、領域REに対応する最も低い排紙トレイ3Eが用紙の排出先と決定される。
機能部制御部14eは、スキャナー機能部11を制御して、画像を読み取らせ、画像データを受け取って、RAM16に格納する。また、機能部制御部14eは、プリンター機能部12に画像データを送信して、用紙に画像を形成させる。また、機能部制御部14eは、画像形成させた用紙を、排紙トレイ決定部14dに決定された排紙トレイ3に排出させる。また、機能部制御部14eは、FAX機能部13を制御して、FAXデータの送受信を行う。
次に、複合機1の動作について説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係る画像形成処理のフローチャートである。
まず、受付処理部14aは、画像形成を指示するユーザーの操作があったか否かを判定し(ステップS1)、画像形成を指示するユーザー操作がない場合には、ユーザーの操作を待つ。一方、画像形成を指示するユーザーの操作があった場合(ステップS1:YES)には、カメラ画像取得部14bは、カメラ20により撮影されている画像を取得し、RAM16に記憶させる(ステップS2)。
まず、受付処理部14aは、画像形成を指示するユーザーの操作があったか否かを判定し(ステップS1)、画像形成を指示するユーザー操作がない場合には、ユーザーの操作を待つ。一方、画像形成を指示するユーザーの操作があった場合(ステップS1:YES)には、カメラ画像取得部14bは、カメラ20により撮影されている画像を取得し、RAM16に記憶させる(ステップS2)。
次いで、顔位置検出部14cは、カメラ画像取得部14bにより取得され、RAM16に記憶された画像から、ユーザーの顔の位置、すなわち、顔が到達している画像の領域を検出することにより、ユーザーの身長を判断する(ステップS3)。次いで、排紙トレイ決定部14dは、顔位置検出部14cにより検出されたユーザーの顔の位置が到達している領域に基づいて、用紙を排出する排出先とする排紙トレイ3を決定する(ステップS4)。
次いで、機能部制御部14eは、画像形成対象の画像データに基づいて、プリンター機能部12の印刷部43に用紙上に画像を形成させ(ステップS5)、用紙搬送部44により、画像が形成された用紙を既に決定されている排紙トレイ3に排出させる(ステップS6)。これにより、ユーザーの身長に応じて適切な排紙トレイ3に画像形成した用紙を排出することができる。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限られず、他の様々な態様に適用可能である。
例えば、上記実施形態では、顔位置検出部14cは、ユーザーの所定の操作指示の際に取得された画像に基づいてユーザーの身長を判断するようにしていたが、本発明はこれに限られず、任意のタイミングの画像に基づいてユーザーの身長を判断するようにしてもよい。例えば、画像中におけるユーザーの顔が所定の範囲の大きさである場合の画像に基づいて、ユーザーの身長を判断するようにしてもよい。
また、カメラ画像取得部14bにより、所定の時間内(例えば、操作指示されるまでの所定の時間)における複数の画像(又は動画像)を取得し、顔位置検出部14cが、その時間内においてユーザーの顔が最も高くなった位置を検出して、ユーザーの身長を判断するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、画像を高さ方向において等間隔の領域に分けて、ユーザーの身長を判断するようにしていたが、本発明はこれに限られず、画像における領域の高さ方向の幅について、少なくともいずれか1つの領域の高さ方向の幅を他の領域の高さ方向の幅と異ならせてもよい。また、上記実施形態では、画像における領域の数を5個としていたが、本発明はこれに限られず、領域の数は、排紙トレイの数以下の複数であれば任意の値にすることができる。
また、上記実施形態において、カメラ画像取得部14bが、用紙を出力した後の用紙を取出している又は取出していると考えられる時点におけるユーザーの顔の画像を取得し、用紙を取出す前後のユーザーの顔の位置の変動量に基づいて、決定していた排紙トレイ3がユーザーに適した排紙トレイ3か否かを判定し、適していない場合には、当該ユーザーの利用時に排出すべき排出先の排紙トレイ3を補正するようにしてもよい。具体的には、ユーザーの利用時に排出すべき排紙トレイ3(補正先の排紙トレイ3)を特定し、当該ユーザーの顔の画像と、補正先の排紙トレイ3とを対応付けてEEPROM17に記憶するようにし、排紙トレイ決定部14dは、以降において、カメラ画像取得部14bにより取得された画像に含まれているユーザーの顔がEEPROM17に記憶されている場合には、対応付けられている補正先の排紙トレイ3を用紙の排出先に決定するようにしてもよい。
また、上記実施形態において、排紙トレイ3に用紙が排出されているか否かを検出する検出センサと、各排紙トレイ3に用紙が排出されているか否かを管理する媒体排出部管理手段を備えるようにし、排紙トレイ決定部14dは、用紙が排出されていない排紙トレイ3の中から、ユーザーの身長に基づいて、排出先とする排紙トレイ3を決定するようにしてもよい。この場合には、排紙トレイ決定部14dは、例えば、ユーザーの身長に最も適した排紙トレイ3に用紙が排出されている場合には、その排紙トレイ3の近傍に位置し、且つ用紙が排出されていない排紙トレイ3を排出先として決定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、画像中の顔の位置でユーザーの身長を判断するようにしていたが、本発明はこれに限られず、例えば、予め用意しておいたユーザーが含まれていない画像と、ユーザーが含まれている画像との比較により、変化している部分の高さにより、ユーザーの身長を判断するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、画像形成装置として、複合機を例に説明していたが、本発明はこれに限られず、例えば、プリンター、FAX等の他の画像形成装置であってもよい。
1 複合機、3、3A、3B、3C、3D、3E 排紙トレイ、10 制御ユニット、11 スキャナー機能部、12 プリンター機能部、13 FAX機能部、14 CPU、14a 受付処理部、14b カメラ画像取得部、14c 顔位置検出部、14d 排紙トレイ決定部、14e 機能部制御部、15 ROM、16 RAM、17 EEPROM、18 入力I/F部、19 表示処理装置、20 カメラ、21、22、23、24、41 通信I/F部、25 バス、26 キー部、27 タッチパネル、28 LCD、42 制御部、43 印刷部、44 用紙搬送部。
Claims (6)
- 画像形成された画像形成媒体を排出するための、高さの異なる複数の媒体排出部を有する画像形成装置であって、
ユーザーの画像を撮影する撮影手段と、
前記撮影した画像から前記ユーザーの身長を判断する身長判断手段と、
前記判断した身長に応じて、前記画像形成媒体を排出する排出先とする前記媒体排出部を決定する媒体排出部決定手段と、
前記決定された媒体排出部から前記画像形成媒体を排出させる排出制御手段と、
を有する画像形成装置。 - 前記身長判断手段は、前記画像から前記ユーザーの顔の位置を検出し、前記顔の位置に基づいて前記身長を判断する
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記身長判断手段は、前記ユーザーが所定の操作指示をした際に取得された前記画像に基づいて、前記ユーザーの身長を判断する
請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記媒体排出部決定手段は、複数部数の画像形成を行う際に、前記身長に応じて複数の媒体排出部を排出先として決定する
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記顔位置検出部は、前記媒体排出部から前記画像形成媒体を取出す前と、取出し後とのそれぞれの時点に撮影された画像に基づいて、前記ユーザーの取出す前と、取出し後の顔の位置を検出し、
前記取出す前の顔の位置と、前記取出し後の顔の位置との変動量を把握する変動量把握手段と、
前記変動量に基づいて、排出先を当該ユーザーの使用に適した媒体排出部に補正する媒体検出部補正手段を更に備え、
前記媒体排出部決定手段は、補正後に撮影された画像に前記ユーザーの顔が含まれている場合に、前記画像形成媒体を排出する排出先を、前記媒体検出部補正手段により補正された前記媒体排出部に決定する
請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記媒体排出部に画像形成媒体が排出されているか否かを管理する媒体排出部管理手段を更に備え、
前記媒体排出部決定手段は、前記画像形成媒体が排出されていない媒体排出部から前記画像形成媒体を排出する媒体排出部を決定する
請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20121106 |