JP2011048217A - 画像形成装置及び現像装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】像担持体(感光体ドラム21)と、現像剤担持体(現像ローラ23)と、供給部材(トナー供給ローラ24)とを有する複数の現像装置20K,20C,20M,20Yと、転写機構(転写ローラ40)と、定着装置50とを備え、複数の現像装置は、現像剤担持体と供給部材との間の押し込み量が、熱源となる定着装置からの距離に応じて、設定されている。
【選択図】図1
Description
現像装置は、現像剤によって、後記する感光体ドラムの表面に、現像剤像を形成する装置である。
露光装置は、後記する感光体ドラムを露光して、感光体ドラムの表面に後記する静電潜像を形成する装置である。
転写機構は、感光体ドラムの表面に形成された現像剤像を転写媒体に転写する機構である。なお、「転写媒体」とは、後記する現像剤像が転写される媒体を意味しており、紙等の記録媒体及び転写ベルトを指している。
定着装置は、記録媒体に転写された現像剤像を記録媒体に定着させる装置である。
トナー供給ローラは、トナーを現像ローラに供給する部材である。トナー供給ローラは、トナー収容器の下方に、現像ローラと当接するように設けられている。トナー供給ローラは、少なくとも現像ローラと当接する主要部分が弾性部材によって弾性層として形成されている。
現像ローラは、トナー供給ローラによって供給されたトナーを担持して、トナーを感光体ドラムに供給する現像剤担持体となる部材である。現像ローラは、トナーを感光体ドラムの表面に形成された静電潜像上に付着させて、静電潜像をトナー像として顕像化(可視化)する。現像ローラは、少なくともトナー供給ローラと当接する主要部分が弾性部材によって弾性層として形成されている。現像ローラの弾性層は、通常、トナー供給ローラの弾性層よりも硬く構成されている。現像ローラの周囲には、トナー供給ローラ、及び現像ブレードが、現像ローラと当接するように、設けられている。
クリーニングブレードは、感光体ドラムと接触して、感光体ドラムから転写媒体に転写されずに感光体ドラムの表面に残留しているトナー(以下、「転写残トナー」と称する)を掻き取る部材である。
しかしながら、従来の画像形成装置は、熱源となる定着装置からの熱により、個々の現像装置の内部に収容されているトナーが変質して、付着力のバラツキが発生することや、トナーの色に応じて帯電特性のバラツキがあること等について、考慮されていない。
そのため、従来の画像形成装置は、トナーの変質による付着力のバラツキやトナーの色に応じた帯電特性のバラツキにより、熱源となる定着装置に近い現像装置や帯電性の高いトナーを使用する現像装置において、現像残トナーの掻き取り不良が発生する場合があった。
しかしながら、従来の画像形成装置は、このような設定を行った場合に、すべての現像装置の現像ローラ及びトナー供給ローラの回転駆動に必要となる負荷トルクが増大する。そのため、従来の画像形成装置は、高出力のモータが必要となる。
その結果、従来の画像形成装置は、このような設定を行った場合に、大型化してしまい、小型化が妨げられていた。
その他の手段は、後記する。
また、第3発明によれば、第1発明に係る画像形成装置に用いる現像装置を提供することができ、さらに、第4発明によれば、第2発明に係る画像形成装置に用いる現像装置を提供することができる。
本実施形態1は、現像剤担持体である現像ローラと供給部材であるトナー供給ローラとの間の押し込み量が、定着装置に近い現像装置20ほど大きくなるように、熱源となる定着装置からの距離に応じて、個別に設定されていることを特徴としている。
<画像形成装置の構成>
以下、図1を参照して、本実施形態1に係る画像形成装置の構成につき説明する。図1は、実施形態1に係る画像形成装置の構成を示す図である。ここでは、画像形成装置の一例として、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、及び黄(Y)の各色に対応する4つの現像装置を用いる電子写真方式のカラープリンタを例にして説明する。ただし、画像形成装置は、これに限るものではなく、複数の現像装置を用いる装置であればよい。
ホッピングローラ3は、用紙カセット2の中から記録媒体6を1枚ずつ分離して搬送方向の下流側に繰り出す部材である。
レジストローラ5は、ピンチローラ4と共に記録媒体6の斜行を修正する部材である。レジストローラ5は、ピンチローラ4と対向して設けられており、図示せぬ付勢手段によってピンチローラ4側に付勢されている。
ピンチローラ4及びレジストローラ5は、用紙カセット2から繰り出された記録媒体6を後記する現像装置20Kまで搬送する。
スタッカ部62は、定着処理された記録媒体6を集積する部材である。図示例では、スタッカ部62は、画像形成装置1の外部に突出するように設けられている。
以下、図2を参照して、本実施形態1に係る現像装置20の構成につき説明する。図2は、実施形態1に係る現像装置の構成を示す図である。
感光体ドラム21の周囲には、感光体ドラム21と当接するように、帯電ローラ22、現像ローラ23、及びクリーニングブレード31が、設けられている。また、感光体ドラム21の周囲には、帯電ローラ22と現像ローラ23との間に、露光装置10が、設けられている。
帯電ローラ22は、感光体ドラム21に従動して、感光体ドラム21と逆方向に回転する。
現像ローラ23は、少なくともトナー供給ローラ24と当接する主要部分が弾性部材によって弾性層として形成されている。本実施形態1では、現像ローラ23は、金属製の図示せぬ回転軸と、その回転軸の外周を覆うように円筒状に形成された、例えばウレタンゴム等の弾性部材とによって、構成されている。現像ローラ23の弾性層は、トナー供給ローラ24の弾性層よりも硬く構成されている。
顕像化されたトナー像は、転写媒体に転写される。以下、このトナー像を構成するトナー36、すなわち、静電潜像上に付着したトナー36を、「転写用トナー36A」と称する。この転写用トナー36Aは、転写処理時に、感光体ドラム21から転写媒体に転写されるが、この転写処理で、感光体ドラム21から転写媒体に転写されずに、感光体ドラム21の表面に残留することがある。以下、転写処理後に、感光体ドラム21の表面に残留しているトナー36を、「転写残トナー36B」と称する。
現像ブレード26は、先端部分26aが曲げ加工されている。現像ブレード26は、その先端部分26a(以下、「曲げ加工部26a」と称する)で現像ローラ23と接触することによって、現像ローラ23の表面に付着したトナー36を薄層化する。
クリーニングブレード31によって掻き取られた転写残トナー36Bは、廃棄用のトナーとなる。以下、クリーニングブレード31によって掻き取られた転写残トナー36Bを、「廃トナー36C」と称する。
廃トナー排出機構33は、廃トナー収容部32に収容された廃トナー36Cを、現像装置20の外部に排出する機構である。
以下、図3を参照して、画像形成装置1の機能構成につき説明する。図3は、実施形態1に係る画像形成装置の機能構成を示す図である。
以下、図1及び図2を参照して、画像形成装置1の動作につき説明する。ここでは、カラー画像形成時の動作を例にして説明する。なお、画像形成装置1は、図示せぬタイマによって計測された時間に基づいて動作する。また、画像形成装置1の一連の動作は、ROMやRAM等の図示せぬ記憶手段に読み出し自在に予め格納されたプログラムによって規定されている。以下、これらの点については、情報処理では常套手段であるので、その詳細な説明を省略する。
なお、転写処理の後、画像形成装置1は、クリーニングブレード31によって、感光体ドラム21から転写残トナー36B、すなわち、転写処理後に感光体ドラム21の表面に付着している転写用トナー36Aを掻き取る。掻き取られた転写残トナー36Bは、廃トナー収容部32に落下し、廃トナー36Cとして廃トナー収容部32に収容される。そして、画像形成装置1は、廃トナー排出機構33によって、廃トナー収容部32に収容された廃トナー36Cを、現像装置20の外部に排出する。
ところで、トナー36は、熱源となる定着装置からの熱や回転部材からの圧力等を受けると、回転部材、特に、現像ローラ23に残留し易くなる。以下、図4を参照して、本実施形態1で用いるトナー36の挙動につき説明する。図4は、実施形態1で用いる現像剤の挙動の説明図である。図4は、本実施形態1で用いる現像剤であるトナーの構成を示している。
以下、図5及び図6を参照して、トナー供給ローラ24の構成及び動作につき説明する。図5は、実施形態1に係るトナー供給ローラの構成を示す図である。また、図6は、実施形態1に係るトナー供給ローラの動作を示す図である。図6は、トナー供給ローラ24の表面に形成された、ある一つのセル301の動作を模式的に示している。
一方、現像残トナー36c(すなわち、トナー36)は、直径が数μm(具体的には、5〜7μm)となっている。
このように、トナー供給ローラ24のセル301は、サイズが、掻き取る対象の現像残トナー36cに比べて、著しく異なる。
また、トナー供給ローラ24は、弾性層24bが発泡体(スポンジ)状に構成されているため、回転軸方向に約200〜500μmの振れ精度がある。
汚れの評価は、実験例1、実験例2、及び実験例3の3段階で、各現像装置20における押し込み量を変更し、各実験例における印刷汚れの良否を判定することによって、行われた。
Vp−Vd−T<Vt …式(1)
ここで、各記号の意味は、
Vp:帯電処理後の感光体ドラムの表面電位、
Vd:現像電圧、
T:定数、
Vt:現像ローラ上に形成されたトナー層の電位、
である。
なお、「定数T」は、過去の実験の経験値によって得られた値である。
各記号の具体的な値は、Vpが−550Vで、Vdが−250Vで、Tが−200Vである。
(トナーに関する条件)
(1)トナー36は、平均粒径が5〜7μmとなっている。
(2)各色のトナー36の帯電性は、マゼンタ(M)≦黄(Y)≦シアン(C)<黒(K)の関係を満たしている。具体的には、黒(K)のトナー36は29μC/gとなっており、シアン(C)のトナー36は20μC/gとなっており、マゼンタ(M)のトナー36は19μC/gとなっており、さらに、黄(Y)のトナー36は16μC/gとなっている。
(1)現像ローラ23は、弾性層の硬度がアスカC硬度計による測定で65〜85度の範囲内となっている。各実験例では、一例として、アスカC硬度計による測定で76度となっている現像ローラ23が用いられている。なお、「アスカ硬度」とは、JIS規格の「JIS Z 2245」等によって標準化された単位である。「アスカ硬度」の詳細については、日本工業標準調査会(JISC)のホームページ上に開示されている(「http://www.jisc.go.jp/app/pager?id=37880」参照)。
(2)現像ローラ23は、回転軸(図示せず)の径が10mmとなっており、回転軸の長さが228mmとなっており、外径(すなわち、弾性層(図示せず)の径)が14mmとなっており、弾性層の長さが221mmとなっており、表面粗さが3〜15μm(具体的には、7μm)となっている。
(1)トナー供給ローラ24は、弾性層の硬度がアスカF硬度計による測定で45〜65度の範囲内となっている。各実験例では、一例として、アスカF硬度計による測定で56度となっているトナー供給ローラ24が用いられている。なお、トナー36は、トナー供給ローラ24の硬度がアスカF硬度計による測定で40〜70度の範囲内であれば、各実験例のように、現像装置20の押し込み量が0.65mmから0.95mmに変化しても、埋没外添剤38a(図4(a)参照)やトナー36の表面から剥ぎ取られる外添剤38(図4(b)参照)の発生を抑制することができる。そのため、トナー36は、トナー供給ローラ24の硬度がアスカF硬度計による測定で40〜70度の範囲内であれば、トナー36の変質による付着力のバラツキが発生しない。
(2)また、トナー供給ローラ24は、セル301の径が0.2〜1mmとなっており、セル壁302の厚さが15〜50μmとなっている。
1種類目のトナー供給ローラ24は、回転軸24a(図5参照)の径が6mmとなっており、回転軸の長さが228mmとなっており、外径(すなわち、弾性層24b(図5参照)の径)が12.7mmとなっており、弾性層24bの長さが221mmとなっており、セル径が数百μm〜数mm(具体的には、0.1〜1mm)となっている。この1種類目のトナー供給ローラ24は、現像装置20の押し込み量を0.65mmにする場合に、用いる。
2種類目のトナー供給ローラ24は、回転軸24aの径が6mmとなっており、回転軸の長さが228mmとなっており、外径(すなわち、弾性層24bの径)が13.3mmとなっており、弾性層24bの長さが221mmとなっており、セル径が数百μm〜数mm(具体的には、0.1〜1mm)となっている。この2種類目のトナー供給ローラ24は、現像装置20の押し込み量を0.95mmにする場合に、用いる。
そのため、画像形成装置1は、間接剤として機能する外添剤38の量の減少に応じて掻き取り効率を高くしなければ、現像ローラ23上に、大量の現像残トナー36cが発生し、これにより、印刷汚れが、発生し易くなる。
したがって、画像形成装置1は、熱源となる定着装置50に近い現像装置20ほど、現像残トナー36cを高効率に(大量に)掻き取る必要がある。そのため、画像形成装置1は、定着装置50に近い現像装置20ほど、現像ローラ23とトナー供給ローラ24との間の押し込み量を大きくする必要がある。
本実施形態2は、曲げ加工部26a(図2参照)の感光体ドラム21と接触する単位面積当たりの接触圧が、使用されるトナー36の帯電性に応じて、個別に設定されていることを特徴としている。
具体的には、本実施形態2では、少なくとも、最も帯電し易いトナー36(具体的には、黒(K)のトナー36)を使用する現像装置20Kの現像ブレード26の曲げRが、最も帯電し難いトナー36(具体的には、マゼンタ(M)のトナー36)を使用する現像装置20Mの現像ブレード26の曲げRよりも小さくなるように設定されている。
なお、各色のトナー36の帯電性は、定性的には、以下の関係となっている。
マゼンタ(M)≦黄(Y)≦シアン(C)<黒(K)
ただし、最も帯電し易い黒(K)のトナー36を使用する現像装置20Kの現像ブレード26は、曲げ加工部26aの曲げRが0.18mmとなっている。これに対して、他の現像装置20C,20M,20Yの現像ブレード26は、曲げ加工部26aの曲げRが0.23mmとなっている。そのため、現像装置20Kの現像ブレード26は、単位面積当たりの接触圧が、他の現像装置20C,20M,20Yの現像ブレード26よりも大きくなっている。
その他の構成は、実施形態1と同じである。
ここで、最も帯電し易い黒(K)のトナー36は、現像ローラ23の表面との間の鏡像力による付着力が、他の色のトナー36よりも強くなる。また、前記したように、トナー供給ローラ24のセル壁302による現像ローラ23からの現像残トナー36cの掻き取り性は、すべての現像装置20で同等になっている。そのため、4つの現像装置20の中で、現像装置20Kは、他の現像装置20C,20M,20Yに比べて、トナー36が現像ローラ23上に残留し易い。すなわち、現像装置20Kは、現像残トナー36c(図6(c)参照)が他の現像装置20C,20M,20Yよりも発生し易い。
したがって、画像形成装置1は、現像残トナー36cを十分に除去できるように、現像装置20Kの現像ブレード26のトナー規制力を大きくする必要がある。
図10に示す例では、印刷汚れは、現像ローラ23上のトナー36の電位が−100V以上になると、発生している。したがって、現像装置20は、印刷汚れが発生しないように、現像ローラ23上のトナー36の電位を−100V未満にする必要がある。そのためには、現像装置20は、現像ブレード26の曲げRを0.2mm未満に設定する必要がある。
汚れの評価は、実験例1、実験例2、及び実験例3の3段階で、各現像装置20における現像ブレード26の曲げRを変更し、各実験例における印刷汚れの良否及びトナー像の濃度の良否を判定することによって、行われた。
また、トナー像の濃度の良否の判定は、エス・ディ・ジー株式会社製のX−Rite500シリーズを用い、分光濃度を測定することによって、行われた。トナー像は、分光濃度が低くなると、文字や線等の鮮明度が低下する。そこで、このトナー像の濃度の評価は、ベタ印刷によって形成されたトナー像の分光濃度が1.2よりも高い場合に、「良好」と評価し、1.2以下の場合に、「不良」と判定することによって、行われた。
また、本実施形態2の各実験例では、実施形態1の各実験例と同様に、各現像装置20の現像ローラ23上に形成されたトナー層の電位は、黒(K)のトナー36が−80Vとなり、シアン(C)のトナー36が−79Vとなり、マゼンタ(M)のトナー36が−52Vとなり、黄(Y)のトナー36が−55Vとなった。
また、本実施形態2の各実験例では、測定機として、実施形態1の各実験例と同じ装置が用いられた。
トナー36は、実施形態1の各実験例と同じトナーが用いられた。
現像ローラ23は、実施形態1の各実験例と同じ現像ローラが用いられた。
トナー供給ローラ24は、実施形態1の各実験例の1種類目のトナー供給ローラが用いられた。すなわち、本実施形態2の各実験例で用いられたトナー供給ローラ24は、回転軸24a(図5参照)の径が6mmとなっており、回転軸の長さが228mmとなっており、弾性層24b(図5参照)の径が12.7mmとなっており、弾性層24bの長さが221mmとなっており、セル径が数百μm〜数mm(具体的には、0.1〜1mm)となっている。
なお、現像装置20の負荷トルクは、5.13kgf・cmとなるように、設定されている。
例えば、本発明は、プリンタに限らず、複写機、FAX、MFP等の画像形成装置に用いることができる。なお、「MFP」とは、Multi Function Peripheral(又はProduct)の略称で、プリンタにファクシミリ機能やスキャナ機能、コピー機能等を付加した装置である。
2 用紙カセット
3 ホッピングローラ
4 ピンチローラ
5 レジストローラ
6 記録媒体
10 露光装置
11 転写ベルト
12 ドライブローラ
13 テンションローラ
20(20K,20C,20M,20Y) 現像装置
21 感光体ドラム
22 帯電ローラ
23 現像ローラ
24 トナー供給ローラ
24a 回転軸
24b 弾性層
25 トナー収容器
25a 供給口
26 現像ブレード
26a 曲げ加工部
27 トナー貯蔵部
31 クリーニングブレード
32 廃トナー収容部
33 廃トナー排出機構
36 トナー
36A 転写用トナー
36B 転写残トナー
36C 廃トナー
36a 貯留トナー
36b 現像用トナー
36c 現像残トナー
37 母材
38 外添剤
38a 埋没外添剤
50 定着装置
51 加熱ローラ
52 バックアップローラ
61 排出ローラ
62 スタッカ部
63 クリーニング機構
301 セル
302 セル壁
Claims (16)
- 表面に静電潜像が形成される像担持体と、前記静電潜像上に現像剤を付着させて前記像担持体の表面に現像剤像を形成する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に接触して、前記現像剤を前記現像剤担持体に供給するとともに前記現像剤担持体の表面に残留している前記現像剤を前記現像剤担持体から掻き取る供給部材とを有する現像装置を複数備え、さらに、前記像担持体の表面に形成された前記現像剤像を記録媒体に転写する転写機構と、前記記録媒体に転写された前記現像剤像を加圧及び加熱して前記記録媒体に定着させる定着装置とを備える画像形成装置において、
前記複数の現像装置は、前記現像剤担持体が有する弾性層に前記供給部材が有する弾性層を接触させる接触強度として、前記現像剤担持体と前記供給部材との間の押し込み量が、熱源となる前記定着装置からの距離に応じて、個別に設定されている
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、
前記複数の現像装置は、少なくとも、前記定着装置に最も近い現像装置の前記押し込み量が、前記定着装置から最も遠い現像装置の前記押し込み量よりも大きくなるように設定されている
ことを特徴とする画像形成装置。 - 表面に静電潜像が形成される像担持体と、前記静電潜像上に現像剤を付着させて前記像担持体の表面に現像剤像を形成する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に接触して、前記現像剤を前記現像剤担持体に供給するとともに前記現像剤担持体の表面に残留している前記現像剤を前記現像剤担持体から掻き取る供給部材と、前記現像剤担持体と接触し、前記供給部材によって前記現像剤担持体に供給された前記現像剤の層厚を規制する層規制部材とを有する現像装置を複数備え、さらに、前記像担持体の表面に形成された前記現像剤像を記録媒体に転写する転写機構と、前記記録媒体に転写された前記現像剤像を加圧及び加熱して前記記録媒体に定着させる定着装置とを備える画像形成装置において、
前記複数の現像装置は、前記層規制部材の前記現像剤担持体と接触する単位面積当たりの接触圧が、使用される前記現像剤の帯電性に応じて、個別に設定されている
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3に記載の画像形成装置において、
前記層規制部材は、先端が曲げ加工を施された曲げ加工部となっており、当該曲げ加工部によって前記現像剤担持体と接触する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4に記載の画像形成装置において、
前記単位面積当たりの接触圧は、前記曲げ加工部の曲げ率で調整する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項5に記載の画像形成装置において、
前記複数の現像装置は、少なくとも、最も帯電し易い現像剤を使用する現像装置の前記曲げ加工部の曲げ率が、最も帯電し難い現像剤を使用する現像装置の前記曲げ加工部の曲げ率よりも小さくなるように設定されている
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3乃至請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記複数の現像装置は、前記現像剤担持体が有する弾性層に前記供給部材が有する弾性層を接触させる接触強度として、前記現像剤担持体と前記供給部材との間の押し込み量が、熱源となる前記定着装置からの距離に応じて、個別に設定されている
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項7に記載の画像形成装置において、
前記複数の現像装置は、少なくとも、前記定着装置に最も近い現像装置の前記押し込み量が、前記定着装置から最も遠い現像装置の前記押し込み量よりも大きくなるように設定されている
ことを特徴とする画像形成装置。 - 電子写真プロセスによって画像を形成する画像形成装置に装着される現像装置において、
表面に静電潜像が形成される像担持体と、
前記静電潜像上に現像剤を付着させて前記像担持体の表面に現像剤像を形成する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体に接触して、前記現像剤を前記現像剤担持体に供給するとともに前記現像剤担持体の表面に残留している前記現像剤を前記現像剤担持体から掻き取る供給部材とを有し、
前記現像剤担持体が有する弾性層に前記供給部材が有する弾性層を接触させる接触強度として、前記現像剤担持体と前記供給部材との間の押し込み量が、前記画像形成装置に装着される位置に応じて、個別に設定されている
ことを特徴とする現像装置。 - 請求項9に記載の現像装置において、
前記押し込み量は、少なくとも、熱源となる定着装置に最も近く装着される場合に、前記定着装置から最も遠く装着される場合よりも大きくなるように設定されている
ことを特徴とする現像装置。 - 電子写真プロセスによって画像を形成する画像形成装置に装着される現像装置において、
表面に静電潜像が形成される像担持体と、
前記静電潜像上に現像剤を付着させて前記像担持体の表面に現像剤像を形成する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体に接触して、前記現像剤を前記現像剤担持体に供給するとともに前記現像剤担持体の表面に残留している前記現像剤を前記現像剤担持体から掻き取る供給部材と、
前記現像剤担持体と接触し、前記供給部材によって前記現像剤担持体に供給された前記現像剤の層厚を規制する層規制部材とを有し、
前記層規制部材の前記現像剤担持体と接触する単位面積当たりの接触圧が、使用される前記現像剤の帯電性に応じて、個別に設定されている
ことを特徴とする現像装置。 - 請求項11に記載の現像装置において、
前記層規制部材は、先端が曲げ加工を施された曲げ加工部となっており、当該曲げ加工部によって前記現像剤担持体と接触する
ことを特徴とする現像装置。 - 請求項12に記載の現像装置において、
前記単位面積当たりの接触圧は、前記曲げ加工部の曲げ率で調整する
ことを特徴とする現像装置。 - 請求項13に記載の現像装置において、
前記曲げ加工部の曲げ率は、少なくとも、最も帯電し易い現像剤を使用する場合に、最も帯電し難い現像剤を使用する場合よりも小さくなるように設定されている
ことを特徴とする現像装置。 - 請求項11乃至請求項14のいずれか一項に記載の現像装置において、
前記現像剤担持体が有する弾性層に前記供給部材が有する弾性層を接触させる接触強度として、前記現像剤担持体と前記供給部材との間の押し込み量が、前記画像形成装置に装着される位置に応じて、個別に設定されている
ことを特徴とする現像装置。 - 請求項15に記載の現像装置において、
前記押し込み量は、少なくとも、熱源となる定着装置に最も近く装着される場合に、前記定着装置から最も遠く装着される場合よりも大きくなるように設定されている
ことを特徴とする現像装置。
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