JP2011047312A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料の微粒化を促進しつつ、吸気ポートの内壁への燃料の付着を抑制することが可能な内燃機関の吸気装置を提供する。
【解決手段】吸気ポート12と、その吸気ポート12の内壁の一方の側に設定された回転軸線Axを中心として回転可能であり、かつ、開度調整可能な弁体20aを有するタンブルコントロールバルブ(TCV)20と、内壁の他方の側に設けられ、吸気ポート12内の吸気の流れ方向下流側に向かって燃料F1を噴射する第1の燃料噴射弁21と、内壁の一方の側に設けられ、弁体20aを吸気ポート12内の吸気の流れ方向上流側から見たときの弁体20aの背後の領域A1に向かって燃料F2を噴射する第2の燃料噴射弁22とを内燃機関1の吸気装置に設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、吸気ポート内に吸気流制御弁を備えた内燃機関の吸気装置に関する。
吸気ポートに隔壁を設けてそのポート内を2つの通路に区画し、一方の通路をシャッタ弁により閉鎖して、他方の通路における吸気の流速を高めつつ、燃料噴射弁から燃料をシャッタ弁に向けて噴射し、燃料の霧化を促進させる内燃機関の吸気装置が知られている(特許文献1参照)。その他、本発明に関連する先行技術文献として特許文献2〜4が存在する。
実開平7−25264号公報 特開2005−139906号公報 特開2008−163824号公報 特開平8−218985号公報
特許文献1の吸気装置においては、燃料が吸気流に乗って気筒内に供給されるまでに吸気ポートの内壁に燃料が付着して燃費が悪化するという問題がある。
そこで、本発明は、燃料の微粒化を促進しつつ、吸気ポートの内壁への燃料の付着を抑制することが可能な内燃機関の吸気装置を提供することを目的とする。
本発明の内燃機関の吸気装置は、吸気ポートと、前記吸気ポートの内壁の一方の側に設定された回転軸線を中心として回転可能であり、かつ、開度調整可能な弁体を有する吸気流制御弁と、前記内壁の他方の側に設けられ、前記吸気ポート内の吸気の流れ方向下流側に向かって燃料を噴射する第1の燃料噴射弁と、前記内壁の一方の側に設けられ、前記弁体を前記流れ方向上流側から見たときの前記弁体の背後の領域に向かって燃料を噴射する第2の燃料噴射弁と、を備えたものである(請求項1)。
本発明の吸気装置においては、弁体を開くと、弁体の背後の領域の圧力が周囲の圧力よりも低下する。その領域はその圧力低下に伴って燃料の沸点も下がるので、当該領域に第2の燃料噴射弁から燃料を噴射することにより、燃料の気化及び微粒化を促進することができる。また、弁体の背後では、吸気の流れが乱れ易いので、その乱れを利用して燃料の微粒化を促進することもできる。
本発明の吸気装置の一態様においては、前記第1の燃料噴射弁及び前記第2の燃料噴射弁のそれぞれの燃料噴射量の割合を前記弁体の開度に応じて、制御する燃料噴射制御手段をさらに備えてもよい(請求項2)。この形態によれば、弁体の開度に応じて、第1及び第2の燃料噴射弁のそれぞれの燃料噴射量の割合を的確に制御することにより、吸気ポートの内壁への燃料の付着を確実に抑制できる。
本発明の吸気装置の一態様においては、前記第2の燃料噴射弁は、前記吸気ポートを横断する方向に対して、前記流れ方向下流側に傾いた方向に沿って燃料を噴射してもよい(請求項3)。この形態によれば、周囲より圧力が低下する領域に的確に燃料を噴射することができる。これにより、この燃料の気化及び微粒化を確実に促進することができる。
本発明の吸気装置の一態様においては、前記第2の燃料噴射弁は、前記吸気ポートを横断する方向に対して、前記流れ方向上流側に向かって傾いた方向に沿って燃料を噴射してもよい(請求項4)。この形態によれば、周囲より圧力が低下する領域の全体に燃料を噴射することができる。これにより、その領域全体を利用でき、この燃料の気化及び微粒化を促進することができる。
前記弁体は、前記回転軸線から離れた側の端部が前記第1の燃料噴射弁の噴孔の近傍を通過できるように設けられていてもよい(請求項5)。この形態によれば、第1の燃料噴射弁の噴孔の近傍に、周囲より圧力が低下する領域が発生する。その領域はその圧力低下に伴って燃料の沸点も下がるので、当該領域に第1の燃料噴射弁から燃料を噴射することにより、燃料の気化及び微粒化を促進することができる。また、弁体の背後では、吸気の流れが乱れ易いので、その乱れを利用して燃料の微粒化を促進することもできる。
この態様において、前記第2の燃料噴射弁は、前記弁体が閉じているときに、該弁体よりも前記流れ方向下流側に離され、かつ、前記第2の燃料噴射弁から噴射された燃料が前記第1の燃料噴射弁から噴射された燃料よりも前記流れ方向上流側に偏るように設けられていてもよい(請求項6)。この形態によれば、弁体が閉じているときに、第1及び第2の燃料噴射弁から燃料を噴射させることができるので、1つの燃料噴射弁のみから噴射させる燃料噴射量を、それぞれに分けて燃料を噴射させることができる。そのため、第1及び第2の燃料噴射弁の1つあたりの燃料噴射量を少なくすることができる。これにより、1つの燃料噴射弁のみから噴射される燃料よりも、第1及び第2の燃料噴射弁の両方から噴射される燃料を微粒化することができる。しかも、第2の燃料噴射弁から噴射された燃料が第1の燃料噴射弁から噴射された燃料よりも流れ方向上流側に偏るように設けられているので、第2の燃料噴射弁から噴射された燃料を第1の燃料噴射弁から噴射された燃料に上流から衝突させることできる。これにより、両方の燃料の微粒化を促進することができる。
本発明の吸気装置の一態様においては、前記回転軸線から離れた側の端部には、前記弁体を前記流れ方向上流側から見たときの前記弁体の正面側から前記弁体の背後側に向けて吸気を通過させる複数のスリットが設けられていてもよい(請求項7)。この形態によれば、弁体の端部の背後の広い範囲に、周囲より圧力が低下する複数の領域が発生する。そのため、スリットがない場合と比較して、弁体の背後の領域の圧力をさらに低下することができる。これにより、スリットがない場合よりも、第2の燃料噴射弁から噴射される燃料の気化及び微粒化を促進することができる。また、弁体の背後では、スリットがない場合と比較して、吸気の流れが乱れ易いので、その乱れを利用して、スリットがない場合よりも燃料の微粒化を促進することもできる。
この態様において、前記スリットの幅は、前記弁体の正面側よりも前記弁体の背後側にて狭くなるように設けられていてもよい(請求項8)。この態様によれば、弁体の正面側と弁体の背後側とのそれぞれのスリットの幅が同じ場合と比較して、弁体の背後の領域の圧力をさらに低下することができる。これにより、弁体の正面側と背後側とのそれぞれのスリットの幅が同じ場合よりも、第2の燃料噴射弁から噴射される燃料の気化及び微粒化を促進することができる。
以上説明したように、本発明の内燃機関の吸気装置においては、弁体を開くと、弁体の背後の領域の圧力が周囲の圧力よりも低下する。その領域はその圧力低下に伴って燃料の沸点も下がるので、当該領域に第2の燃料噴射弁から燃料を噴射することにより、燃料の気化及び微粒化を促進することができる。また、弁体の背後では、吸気の流れが乱れ易いので、その乱れを利用して燃料の微粒化を促進することもできる。
本発明の一形態に係る吸気装置が適用された内燃機関の要部を示す図。 図1に示した吸気装置の様子を示す図。 第2の形態に係る吸気装置の様子を示す図。 第2の形態における弁体の開度と第1の燃料噴射弁の燃料噴射量の割合との関係を示す図。 第3の形態に係る吸気装置の弁体が開いているときの様子を示す図。 第3の形態に係る吸気装置の弁体が閉じているときの様子を示す図。 弁体の変形例を示す図。
(第1の形態)
図1は、本発明の一形態に係る吸気装置が適用された内燃機関の要部を示している。内燃機関(以下、エンジンと称することがある。)1は、車両の走行用動力源として搭載され、複数の気筒2(図1では1つの気筒2のみを示した。)を有し、火花点火式内燃機関として構成されている。気筒2は、シリンダブロック3で形成されており、気筒2の開口部はシリンダヘッド4によって塞がれている。また、気筒2には、ピストン5が往復動自在に挿入されており、ピストン5の上方に燃焼室6が形成されている。シリンダヘッド4には、気筒2の天井面の中央部に先端が臨むようにして点火プラグ7が設けられている。
気筒2には、気筒2内に吸気を取り込むための吸気通路10と気筒2内の排気を排出するための排気通路11が接続されている。吸気通路10には気筒2毎に設けられた吸気ポート12が含まれ、排気通路11には気筒2毎に設けられた排気ポート13が含まれる。吸気ポート12及び排気ポート13は、シリンダヘッド3に形成されており、燃焼室6に通じている。吸気ポート12は吸気弁14にて開閉され、排気ポート13は排気弁15にて開閉される。吸気弁14及び排気弁15のそれぞれは、シリンダヘッド4に備えられており、不図示の動弁機構により所定の開閉時期に従って開閉駆動される。
吸気ポート12には、吸気ポート12内の吸気の流れを制御するため、吸気流制御弁としてのタンブルコントロールバルブ(TCV)20が設けられている。図1に示すように、吸気ポート12の内壁の一方の側に回転軸線Axを設定し、この回転軸線Axを中心として回転する内壁の他方の側に向かって延ばされた平板状の弁体20aをTCV20は備えている。この弁体20aは、吸気ポート12を開閉し、かつ、弁体20aの開度を調整することができる。弁体20aを吸気ポート12内の吸気の流れ方向上流側から見たときの弁体20aの背後側20bと内壁が接触しているときは、弁体20aが閉じた位置となる。それ以外では、弁体20が開いた位置となる。また、弁体20aを所定の開いた位置に停止させることができる。この弁体20aの開度は、適宜に調整される。なお、弁体20aの開度は、連続的に調整可能であってもよいし、一又は複数団の停止位置が設定されてもよい。弁体20aの制御については後述する。また、図1に示すように、弁体20aが閉じた位置にあるとき、弁体20aが吸気の流れを妨げないように、弁体20aを有するTCV20の構成全てを収納するスペースを吸気ポート12の内壁に設けてもよい。
また、吸気ポート12には、内壁の他方の側、即ち、回転軸線Axの反対側に設けられ、吸気ポート12内の吸気の流れ方向下流側に向かって燃料F1を噴射する第1の燃料噴射弁21が備えられている。
さらに、吸気ポート12には、内壁の一方の側、即ち、回転軸線Axと同一側に設けられ、弁体20aを吸気の流れ方向上流側から見たときの弁体20aの背後の領域A1に向かって燃料F2を噴射する第2の燃料噴射弁22が備えられている。
弁体20a、第1及び第2の燃料噴射弁21、22は、エンジンコントロールユニット(ECU)30によって制御する。ECU30には、不図示のスロットル弁の開度に対応する信号を出力するスロットル開度センサ31、エンジン1の冷却水の温度(冷却水温)に対応する信号を出力する水温センサ32等が接続されている。この他にもECU30には各種のセンサが接続されているが、それらの図示は省略した。ECU30は、スロットル開度センサ31及び水温センサ32等の各種のセンサから取得した数値により、エンジン1の運転状態を把握する。その後、ECU30は、その運転状態に応じて第1及び第2の燃料噴射弁21、22から噴射される全ての燃料噴射量を決定する。
次に、ECU30は、運転状態に応じて弁体20aの開度を決定する。弁体20aは、アクチュエータ33によって回転駆動される。その決定した開度に応じて、弁体20aが所定の位置に開くように、アクチュエータ33により制御する。例えば、エンジン1の温度が外気温と同じかそれ以下の状態にある場合にエンジン1を始動する冷間始動時には、吸気ポート12を閉塞しない程度に開いた位置に弁体20aを停止させるように、アクチュエータ33により制御する。また、不図示のスロットル弁の開度が半分程度開いている中間開度の状態のパーシャル時、及びそのスロットル弁がパーシャル時よりも大きく開いている状態のWOT時は、閉じた位置に弁体20aをアクチュエータ33により制御する。それ以外の運転状態では、適宜に弁体20aの開度を決定し、アクチュエータ33により制御する。
続いて、ECU30は、弁体20aの開度に応じて第1及び第2の燃料噴射弁21、22のそれぞれの燃料噴射割合を決定する。既に決定した全燃料噴射弁21、22から噴射される全ての燃料噴射量に、第1及び第2の燃料噴射弁21、22のそれぞれの燃料噴射割合を乗算し、それぞれの燃料噴射量を算出する。そして、第1及び第2の燃料噴射弁21、22のそれぞれの燃料F1、F2を、それぞれ個別の燃料噴射時期に噴射させるように、ECU30により制御する。例えば、弁体20aを開いた位置に停止させた場合は第2の燃料噴射弁22のみから燃料F2を噴射させ、弁体20aが閉じた位置にある場合は第1の燃料噴射弁21のみから燃料F1を噴射させるように、ECU30により制御する。その他、弁体20aを開いた位置に停止させた場合、及び弁体20aが閉じた位置にある場合のいずれにおいても、第1及び第2の燃料噴射弁21、22の両方から燃料F1、F2をを噴射させるように、ECU30により制御してもよい。
図2に示すように、弁体20aを開いた位置に停止させた場合、図2の矢印で示したように吸気ポート12内の流速を弁体20aを境に上流から下流に向けて高めることができる。これにより、弁体20aの背後の領域A1の圧力が周囲の圧力よりも低下する。その領域A1はその圧力低下に伴って燃料の沸点も下がる。また、この領域A1では、吸気の流れが乱れ易い。吸気の流れが乱れることにより、例えば、図2の矢印で示すような下流方向回り(図2では反時計回り)の渦が発生することもある。このとき、第2の燃料噴射弁22から弁体20aの背後側20bに燃料F2が噴射されるようにECU30により制御する。この燃料F2の噴射方向は、図2に示すように、吸気ポート12を横断する方向に対して、吸気の流れ方向下流側に傾いた方向に沿って燃料F2を噴射してもよい。また、冷間始動時には、第2の燃料噴射弁22のみから燃料F2を噴射させ、高速の吸気流が流れる側の第1の燃料噴射弁21から燃料F1を噴射させないように、ECU30により制御する。
以上の形態によれば、当該領域A1に第2の燃料噴射弁22から燃料F2を噴射することにより、燃料F2の気化及び微粒化を促進することができる。また、弁体20aの背後では、吸気の流れが乱れ易いので、その乱れを利用して燃料F2の微粒化を促進することもできる。吸気ポート12を横断する方向に対して、吸気の流れ方向下流側に傾いた方向に沿って燃料F2を噴射した場合には、当該領域A1に的確に燃料F2を噴射することができる。これにより、この燃料F2の気化及び微粒化を確実に促進することができる。しかも、微粒化された燃料は、領域A1の一部にかかって下流に流れる高速の吸気A2により気筒2内に流される。さらに、吸気ポート12の内壁に沿って流れる高速の吸気流により、微粒化された燃料が内壁に沿って流れるのを抑える。従って、吸気ポート12の内壁への微粒化された燃料の付着が抑制される。また、冷間始動時に第1の燃料噴射弁21から燃料F1が噴射されないので、高速の吸気流によってその燃料F1が吸気ポート12の内壁に付着するのを防止することができる。さらに、弁体20aの開度に応じて、第1及び第2の燃料噴射弁21、22のそれぞれの燃料噴射量の割合がECU30により的確に制御されるので、吸気ポート12の内壁への燃料の付着を確実に抑制できる。
(第2の形態)
次に、本発明の第2の形態を図3を参照して説明する。図3は第2の形態に係る吸気装置の様子を示している。第1の形態と共通する構成については図3に同一の参照符号を付して説明を省略する。
図3に示すように、この形態は、回転軸線Ax、弁体20aを有するTCV20及び第2の燃料噴射弁22の位置が第1の形態の場合と比べて、第1の燃料噴射弁21の近くに設けられている。即ち、弁体20aは、回転軸線Axから離れた側の端部20cが第1の燃料噴射弁21の噴孔21aの近傍を通過できるように設けられている。これに伴って、第2の燃料噴射弁22の位置も変更されている。
また、図4は、弁体の開度と第1の燃料噴射弁の燃料噴射量の割合との関係を示している。第1の燃料噴射弁21の燃料噴射量の割合を弁体20aの開度に反比例するように、ECU30により制御する。即ち、弁体20aの開度に連動させて第1の燃料噴射弁21から噴射される燃料噴射量の割合を、ECU30により制御する。また、弁体20aの開度の数値が100に近いとき(図4のA3)、即ち、吸気ポート12を閉塞しない程度に開いた位置に弁体20aが停止されているときは、第1の燃料噴射弁21から噴射される燃料噴射量の割合を減らすように、ECU30により制御する。
さらに、弁体20aの開度に連動して、第2の燃料噴射弁22からの燃料噴射量の割合を、ECU30により適宜に制御する。なお、弁体20aを閉じた位置にアクチュエータ33により制御すると、弁体20aの背後側20bにより第2の燃料噴射弁22は自動的に噴射できなくなる。このとき、第1の噴射弁21に、全燃料噴射量の割合が移行される。
弁体20aを開いた位置に停止させた場合、第1の燃料噴射弁21の噴孔21aの近傍に弁体20aの端部20cが位置し、第1の形態と同様に弁体20aの背後に周囲より圧力が低下する領域A1が発生する。このとき、第1の燃料噴射弁21から弁体20aの背後側20bに燃料F1が噴射されるように、ECU30により制御する。また、図4に示すような制御に限らず、弁体20aの開度に応じて、第1及び第2の燃料噴射弁21、22の燃料噴射量の割合を、ECU30により制御してもよい。
第2の形態によれば、第2の燃料噴射弁22から噴射された燃料F2だけでなく、第1の燃料噴射弁21から噴射された燃料F1の気化及び微粒化を促進することができる。また、弁体20aの背後では、吸気の流れが乱れ易いので、その乱れを利用して燃料F1、F2の微粒化を促進することもできる。また、吸気ポート12を閉塞しない程度に開いた位置に弁体20aが停止されているとき(図4のA3)は、第1の燃料噴射弁21から噴射される燃料噴射量の割合を減らすように、ECU30により制御するので、高速の吸気流によって吸気ポート12の内壁へのその燃料F1の付着が抑制される。さらに、図4に示すように弁体20aの開度に連動させて第1及び第2の燃料噴射弁21、22との燃料噴射量の割合を、ECU30によって的確に制御することにより、吸気ポート12の内壁への燃料の付着を確実に抑制できる。
(第3の形態)
次に、本発明の第3の形態を図5及び図6を参照して説明する。図5は第3の形態に係る吸気装置の弁体が開いているときの様子を示している。図6は第3の形態に係る吸気装置の弁体が閉じているときの様子を示している。第1の形態と共通する構成については図5及び図6に同一の参照符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、この形態は、第2の燃料噴射弁22の設けられている位置が第1及び第2の形態の場合と比べて異なる。即ち、第2の燃料噴射弁22の燃料噴射方向は、吸気ポート12を横断する方向に対して、吸気の流れ方向上流側に向かって傾いた方向に沿って燃料F2を噴射する。
また、図6に示すように、弁体20aが閉じているとき、即ちパーシャル時及びWOT時に、第2の燃料噴射弁22は、当該弁体20aよりも吸気の流れ方向下流側に離され、かつ、第2の燃料噴射弁22から噴射された燃料F2が第1の燃料噴射弁21から噴射された燃料F1よりも吸気の流れ方向上流側に偏るように設けられている。
さらに、弁体20aが閉じているとき、第1及び第2の燃料噴射弁21、22の燃料噴射量の割合を、ECU30により制御する。
第3の形態によれば、弁体20aを開いた位置に停止させた場合、第1の形態と同様に弁体20aの背後に周囲より圧力が低下する領域A1が発生する。このとき、第2の燃料噴射弁22から弁体20aの背後側20bに燃料F2が噴射されるように、ECU30により制御する。そのため、当該領域A1の全体に燃料F2を噴射することができる。これにより、その領域全体を利用でき、この燃料F2の気化及び微粒化を促進することができる。
また、第3の形態は、弁体20aが閉じた位置にある場合、第1及び第2の燃料噴射弁21、22から燃料F1、F2を噴射させることができるので、1つの燃料噴射弁のみから噴射させる燃料噴射量を、それぞれに分けて燃料F1、F2を噴射させることができる。そのため、第1及び第2の燃料噴射弁21、22の1つあたりの燃料噴射量を少なくすることができる。これにより、1つの燃料噴射弁のみから噴射される燃料よりも、第1及び第2の燃料噴射弁21、22の両方から噴射される燃料F1、F2を微粒化することができる。しかも、第2の燃料噴射弁22から噴射された燃料F2が第1の燃料噴射弁21から噴射された燃料F1よりも流れ方向上流側に偏るように設けられているので、第2の燃料噴射弁22から噴射された燃料F2を第1の燃料噴射弁21から噴射された燃料F1に上流から衝突させることできる。これにより、両方の燃料F1、F2の微粒化を促進することができる。
本発明は、上述した各形態に限定されることなく、種々の形態にて実施することができる。図7は、図1の回転軸線Axから離れた側の弁体20aの端部20cの拡大図であり、その弁体20aの端部20cの変形例である。この図7に示すように、その弁体20aの端部20cには、弁体20aを吸気の流れ方向上流側から見たときの弁体20aの正面側20dから弁体20aの背後側20bに向けて吸気を通過させる複数のスリット40が設けられていてもよい。この形態によれば、弁体20aの端部20cの背後の広い範囲に、周囲より圧力が低下する複数の領域が発生する。そのため、スリット40がない場合と比較して、弁体20aの背後の領域の圧力をさらに低下することができる。これにより、スリット40がない場合よりも、第2の燃料噴射弁22から噴射される燃料F2の微粒化を促進することができる。また、弁体20aの背後では、スリット40がない場合と比較して、吸気の流れが乱れ易いので、その乱れを利用して、スリット40がない場合よりも燃料F2の微粒化を促進することもできる。また、図7に示すように、スリット40の幅は、弁体20aの正面側20dよりも弁体20aの背後側20bにて狭くなるように設けられていてもよい。この態様によれば、弁体20aの正面側20dと弁体20aの背後側20bとのそれぞれのスリット40の幅が同じ場合と比較して、弁体20aの背後の領域の圧力をさらに低下することができる。これにより、弁体20aの正面側20dと背後側20bとのそれぞれのスリット40の幅が同じ場合よりも、第2の燃料噴射弁22から噴射される燃料F2の微粒化を促進することができる。
1 内燃機関
2 気筒
10 吸気通路
12 吸気ポート
20 TCV(吸気流制御弁)
20a 弁体
20b 背後側
20c 端部
20d 正面側
21 第1の燃料噴射弁
21a 噴孔
22 第2の燃料噴射弁
30 エンジンコントロールバルブ(ECU)
33 アクチュエータ
40 スリット
Ax 回転軸線
A1 弁体の背後の領域
A2 領域A1の一部にかかって流れる高速の吸気
A3 吸気ポートを閉塞しない程度に弁体が開いているとき
F1 第1の燃料噴射弁から噴射される燃料
F2 第2の燃料噴射弁から噴射される燃料

Claims (8)

  1. 吸気ポートと、
    前記吸気ポートの内壁の一方の側に設定された回転軸線を中心として回転可能であり、かつ、開度調整可能な弁体を有する吸気流制御弁と、
    前記内壁の他方の側に設けられ、前記吸気ポート内の吸気の流れ方向下流側に向かって燃料を噴射する第1の燃料噴射弁と、
    前記内壁の一方の側に設けられ、前記弁体を前記流れ方向上流側から見たときの前記弁体の背後の領域に向かって燃料を噴射する第2の燃料噴射弁と、
    を備えた内燃機関の吸気装置。
  2. 前記第1の燃料噴射弁及び前記第2の燃料噴射弁のそれぞれの燃料噴射量の割合を前記弁体の開度に応じて、制御する燃料噴射制御手段をさらに備えた請求項1に記載の内燃機関の吸気装置。
  3. 前記第2の燃料噴射弁は、前記吸気ポートを横断する方向に対して、前記流れ方向下流側に傾いた方向に沿って燃料を噴射する請求項1又は2に記載の内燃機関の吸気装置。
  4. 前記第2の燃料噴射弁は、前記吸気ポートを横断する方向に対して、前記流れ方向上流側に向かって傾いた方向に沿って燃料を噴射する請求項1又は2に記載の内燃機関の吸気装置。
  5. 前記弁体は、前記回転軸線から離れた側の端部が前記第1の燃料噴射弁の噴孔の近傍を通過できるように設けられている請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関の吸気装置。
  6. 前記第2の燃料噴射弁は、前記弁体が閉じているときに、該弁体よりも前記流れ方向下流側に離され、かつ、前記第2の燃料噴射弁から噴射された燃料が前記第1の燃料噴射弁から噴射された燃料よりも前記流れ方向上流側に偏るように設けられている請求項4に記載の内燃機関の吸気装置。
  7. 前記回転軸線から離れた側の端部には、前記弁体を前記流れ方向上流側から見たときの前記弁体の正面側から前記弁体の背後側に向けて吸気を通過させる複数のスリットが設けられている請求項1〜5のいずれか一項に記載の内燃機関の吸気装置。
  8. 前記スリットの幅は、前記弁体の正面側よりも前記弁体の背後側にて狭くなるように設けられている請求項7に記載の内燃機関の吸気装置。
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