JP2011046126A - 紫外線照射装置 - Google Patents

紫外線照射装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011046126A
JP2011046126A JP2009197263A JP2009197263A JP2011046126A JP 2011046126 A JP2011046126 A JP 2011046126A JP 2009197263 A JP2009197263 A JP 2009197263A JP 2009197263 A JP2009197263 A JP 2009197263A JP 2011046126 A JP2011046126 A JP 2011046126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
irradiation
ultraviolet
auxiliary
ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009197263A
Other languages
English (en)
Inventor
Goji Inui
剛司 乾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Electric Works Co Ltd filed Critical Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority to JP2009197263A priority Critical patent/JP2011046126A/ja
Publication of JP2011046126A publication Critical patent/JP2011046126A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)

Abstract

【課題】印刷対象物に付着したインクの硬化具合に合わせて適当な光量の紫外線を照射することで紫外線硬化インクを確実に硬化できる紫外線照射装置を提供する。
【解決手段】印刷対象物30の搬送方向に並べて配置された主照射ユニットU1と補助照射ユニットU2とは、それぞれ印刷対象物30との対向面に印刷対象物30の搬送方向と交差する方向にLEDモジュールが複数個ずつ配列されてなる主照射用の発光部Ls1と補助照射用の発光部Ls2とを有する。ここで、主照射ユニットU1は主照射用の発光部Ls1を常時点灯するように構成され、補助照射ユニットU2は補助照射用の発光部Ls2の点灯状態を制御可能に構成される。しかして、印刷対象物30に付着したインクの硬化具合に合わせて補助照射用の発光部Ls2の点灯状態を制御することで、紫外線の光量を変えることができ、インクの硬化具合に合わせた最適な紫外線照射が可能になる。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷対象物に付着させた紫外線硬化インクに紫外線を照射することにより紫外線硬化インクを硬化させる紫外線照射装置に関するものである。
近年、低消費電力化や長寿命化などを目的として、従来から使用されている放電ランプ等に代えて紫外線を放射する発光ダイオード(以下、「LED」という)チップを用いた紫外線照射装置が種々提案されている。このような紫外線照射装置は、紫外線を受けて硬化する紫外線硬化インク(以下、単に「インク」という)により印刷を行う印刷システムに使用され、インクに紫外線を照射することでインクを硬化させる。
この種の紫外線照射装置としては、放電ランプ等の従来の紫外線照射装置と同程度の光量を得るとともに光の照射範囲の拡大を図るために、それぞれLEDチップを具備するLEDモジュール(発光モジュール)を複数個備えたものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1記載の構成では、印刷対象物にインクを付着させる印刷ヘッドがインクの色ごとに設けられており、紫外線照射装置は、各印刷ヘッドごとに印刷対象物の搬送方向の下流側にそれぞれ配置され、印刷ヘッドから吐出されたインクを直ちに硬化させる。つまり、各色のインクが硬化した後に他色のインクが印刷対象物に付着するから、異なる色のインクが混合されて色が濁ることはない。
ところで、上述の紫外線照射装置では、複数個のLEDモジュールは器具本体において印刷対象物の相対移動の方向とは直交する方向に1列に並べて配置されている。この紫外線照射装置では、LEDモジュールの配列方向の全長に亘って印刷対象物に照射する紫外線の強度を均一とすることで、前記配列方向においてインクの硬化にむらが生じないように、LEDモジュールの配置が固定的に設定されている。
特開2009−61702号公報(第0026−0035段落)
しかし、上述したように1列に並べたLEDモジュールから印刷対象物に紫外線照射を行う紫外線照射装置では、印刷対象物へのインクの付着量が多い場合、LEDモジュールから照射される紫外線の光量が、インクの硬化に必要な紫外線光量に対して不足し、インクを確実に硬化できないという問題がある。この問題を解決するために、紫外線照射装置−印刷対象物間の相対的な移動速度を低速にして、インクに紫外線が照射する時間を増やすことも考えられるが、移動速度を低速にすると印刷の効率が低下するので望ましくない。
また、インクに照射する紫外線の光量を上げるために、LEDモジュールに高出力のものを用いて紫外線の照射強度を上げることも考えられるが、印刷対象物へのインクの付着量が少ない場合には、紫外線の照射強度が必要以上に高くなり、消費電力が無駄に大きくなるという問題がある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであって、印刷対象物に付着した紫外線硬化インクの硬化具合に合わせて適当な光量の紫外線を照射することで紫外線硬化インクを確実に硬化できる紫外線照射装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、発光波長が紫外線領域である発光ダイオードを光源として具備し、印刷対象物に付着させた紫外線硬化インクに紫外線を照射することにより紫外線硬化インクを硬化させる紫外線照射装置であって、印刷対象物に対して相対的に移動するとともに、印刷対象物との対向面に印刷対象物の相対移動の方向と交差する方向に沿って発光ダイオードが複数個配列されている発光部を備え、発光部が、常時点灯する主照射用の発光部と点灯状態が制御可能な補助照射用の発光部とを有しており、主照射用の発光部と補助照射用の発光部とが印刷対象物の相対移動の方向に離間して設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、常時点灯する主照射用の発光部と点灯状態を制御可能な補助照射用の発光部とが、印刷対象物の相対移動の方向に離間して設けられているから、印刷対象物に付着した紫外線硬化インクの硬化具合に合わせて補助照射用の発光部の点灯状態を制御することで、紫外線硬化インクに照射する紫外線の光量を変えることができる。そのため、印刷対象物へのインクの付着量が多い場合には、補助照射用の発光部を点灯させて、主照射用と補助照射用との両方の発光部から紫外線を照射することで、紫外線硬化インクに照射する紫外線光量を上げることができる。これにより、印刷効率を低下させることなく、インクを確実に硬化することができる。したがって、たとえば大判用紙を印刷対象物とする場合などで、発光部に対する印刷対象物の相対的な移動速度が比較的高速となる場合でも、主照射用と補助照射用との両方の発光部から紫外線を照射することで、インクを確実に硬化できる。また、印刷対象物へのインクの付着量が少ない場合には、補助照射用の発光部を消灯させて、主照射用の発光部からのみ紫外線を照射することで、紫外線硬化インクに照射する紫外線光量を下げることができる。これにより、紫外線の照射強度が必要以上に高くなることはなく、消費電力を低く抑えることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記補助照射用の発光部が、前記主照射用の発光部よりも紫外線の照射強度が低いことを特徴とする。
この構成によれば、補助照射用の発光部には主照射用の発光部に比べて低出力で安価な発光ダイオードを用いることができ、装置の製造に掛かるコストを低く抑えることができる。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記補助照射用の発光部が、前記主照射用の発光部とは発光波長が異なることを特徴とする。
この構成によれば、硬化に必要な紫外線の波長が異なる2種類の紫外線硬化インクが使用されている場合でも、主照射用と補助照射用との各発光部からそれぞれ波長の異なる紫外線を照射することで、これら2種類の紫外線硬化インクの両方を硬化することができる。
本発明は、常時点灯する主照射用の発光部と点灯状態を制御可能な補助照射用の発光部とを、印刷対象物の相対移動の方向に離間して設けているから、印刷対象物に付着した紫外線硬化インクの硬化具合に合わせて適当な光量の紫外線を照射することで紫外線硬化インクを確実に硬化できるという利点がある。
本発明の実施形態1の構成を示す概略斜視図である。 同上のLEDモジュールを示す概略断面図である。 同上の主照射ユニットの構成を示す概略斜視図である。 同上の構成を示す概略システム構成図である。
以下の各実施形態で例示する紫外線照射装置は、紫外線を受けて硬化する紫外線硬化インク(以下、単に「インク」という)を用いる印刷システムに使用される。この印刷システムは、紙などの印刷対象物を一方向に搬送する搬送手段(図示せず)と、搬送手段にて搬送される印刷対象物に対してインクを付着する印刷ヘッドとを備えている。
印刷ヘッドは、たとえばオフセット方式で印刷対象物にインクを付着させるものであり、ここではブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色用の複数個(4個)の印刷ヘッドを想定している。ただし、他の色のインクを用いることや、5個以上の印刷ヘッドを用いて印刷システムを構成することも可能である。印刷ヘッドは、印刷対象物の搬送方向と直交する印刷対象物の幅方向の略全長に亘ってインクを付着可能な長さ寸法を有している。
紫外線照射装置は、印刷対象物の搬送方向における前記複数個の印刷ヘッドの下流側に設置され、印刷対象物の印刷面(インクを付着させた面)に紫外線を照射するように、当該印刷面に対向して配置される。しかして、印刷ヘッドにより印刷対象物に付着されたインクは、紫外線照射装置からの紫外線の照射を受けて硬化する。
ただし、上述した印刷システムの構成は一例に過ぎず、たとえば印刷対象物が定位置に固定され印刷ヘッドおよび紫外線照射装置が移動する構成や、インクジェット方式で印刷対象物にインクを付着させる印刷ヘッドを用いた構成などであっても、以下に説明する本発明の技術を適用することができる。以下の各実施形態では、紫外線照射装置の構成について詳述する。
(実施形態1)
本実施形態の紫外線照射装置1は、図1に示すように、それぞれ発光波長が紫外線領域である発光ダイオード(以下、「LED」という)モジュールM(図2参照)を光源として具備する主照射ユニットU1と補助照射ユニットU2とを備えている。主照射ユニットU1と補助照射ユニットU2とは、それぞれ印刷対象物30の印刷面に対向して配置され、LEDモジュールMが複数個配列されてなる発光部を印刷対象物30との対向面に有している。以下、主照射ユニットU1の発光部を主照射用の発光部Ls1とし、補助照射ユニットU2の発光部を補助照射用の発光部Ls2とする。
各LEDモジュールMは、図2に示すように、パッケージ20に複数個のLEDチップ21が収納された構成を有し、パッケージ20に収納されたLEDチップ21は互いに接続されている。ここでは、LEDチップ21の発光波長は主照射ユニットU1と補助照射ユニットU2とで同一とする。
パッケージ20は、一表面にLEDチップ21を実装した板状のベース22と、ベース22の前記一表面側に取着される板状のカバー23とを具備している。
ベース22は前記一表面が矩形状に形成されており、複数のLEDチップ21は図2に示すようにベース22の前記一表面(図2の下面)において縦横にそれぞれ複数個ずつ(たとえば4個ずつで計16個)並ぶように配列されている。これらLEDチップ21は、ベース22の前記一表面の略中央部に設定された発光領域(図示せず)に配置される。ベース22は、熱伝導性に優れた良熱伝導性材料(たとえば銅)からなる。しかして、LEDチップ21の発光時にはLEDチップ21で発生した熱がベース22に伝わり、さらに熱伝導によりベース22内を移動してベース22の裏面(図2の上面)側に伝達される。ここでは、ベース22に導電性材料を用い、LEDチップ21をベース22にダイボンド接続することによって、ベース22をLEDチップ21の一方の電極(たとえばアノード)と電気的に接続してある。
カバー23には、ベース22の発光領域に対応する位置に、複数個のLEDチップ21を露出させるため円形状に開口した露出孔24が貫設されている。露出孔24の内周面はベース22からの距離が大きくなるほど露出孔24の内径を広げるように傾斜している。露出孔24にはレンズ25が装着され、ベース22とカバー23とレンズ25とでLEDチップ21が実装された空間を包囲している。これにより、LEDチップ21が実装された空間は湿度などの周囲環境の影響から遮断される。ここで、カバー23は導電性材料(たとえば銅)からなり、LEDチップ21の他方の電極(たとえばカソード)をワイヤボンディングによりカバー23に接続してある。しかして、各LEDモジュールMにおける複数個のLEDチップ21は、ベース22とカバー23とのそれぞれを電極とするように並列に接続される。なお、ベース22とカバー23との間には絶縁材料からなる絶縁シート26が介在し、ベース22とカバー23とを絶縁している。
上記構成のLEDモジュールMは、直列あるいは並列に複数個接続され、主照射ユニットU1に設けられている主点灯回路51(図4参照)または補助照射ユニットU2に設けられている補助点灯回路52(図4参照)に対して接続される。これにより、主点灯回路51または補助点灯回路52からの電力供給を受けて点灯する。LEDモジュールMの電気的な接続は、各LEDモジュールMのパッケージ20に設けられている電極パッド(図示せず)を用いて行われる。ただし、LEDモジュールMを電気的に接続するための構成は本発明の要旨ではないから、ここでは詳しい説明は省略する。
一方、主照射ユニットU1は、図3に示すように、印刷対象物30の幅方向(以下、「横方向」という)に長い直方体状の筐体10を具備している。LEDモジュールMは、筐体10のうち印刷対象物30の印刷面に対向する機能面10aに対し、横方向に複数個配列されることで主照射用の発光部Ls1を構成する。ここで、機能面10aのうちLEDモジュールMが配置される領域は、少なくとも印刷対象物30の幅方向において印刷対象物30よりも幅広に設定されている。これら複数個のLEDモジュールMは、機能面10aの横方向の略全長に亘って隙間を詰めて1列に配列されている。
また、補助照射ユニットU2は、主照射用の発光部Ls1に代えて補助照射用の発光部Ls2を具備する点以外は、図3の主照射ユニットU1と共通の構成を有している。
主照射ユニットU1と補助照射ユニットU2とは、図1に示すように印刷対象物30の搬送方向に並べて配置される。ここでは、印刷対象物30の搬送方向における上流側、つまり印刷対象物30に対して先に紫外線を照射する側に主照射ユニットU1が配置され、その下流側、つまり印刷対象物30に対して後で紫外線を照射する側に補助照射ユニットU2が配置される。
図1の例では、印刷対象物30を搬送するための搬送手段の一部を構成する円筒状の回転ドラム40を示している。この構成では、回転ドラム40の外周面に印刷対象物30を巻き付け、図示しないローラと回転ドラム40との間に印刷対象物30を挟み込んだ状態で回転ドラム40を回転させることにより、ローラが回転して印刷対象物30が回転ドラム40の外周面に沿って回転ドラム40の周方向に移動する。そのため、主照射ユニットU1と補助照射ユニットU2とは、それぞれ回転ドラム40の外周面に対して機能面10aを対向させる向きで、回転ドラム40の周方向に並べて配置される。
ところで、本実施形態の紫外線照射装置1は、図4に示すように、主照射用の発光部Ls1を点灯させるための主点灯回路51を主照射ユニットU1に備え、補助照射用の発光部Ls2を点灯させるための補助点灯回路52を補助照射ユニットU2に備えている。
ここで、主点灯回路51は主照射用の発光部Ls1を常時点灯させるように構成され、補助点灯回路52は補助照射用の発光部Ls2の点灯状態を制御可能に構成されている。すなわち、主照射ユニットU1からは紫外線が常時照射されるのに対し、補助照射ユニットU2から紫外線を照射するか否かについては適宜変更することが可能である。ただし、ここで主照射用の発光部Ls1が常時点灯するというのは、発光部Ls1が連続的に光を出すことを意味しているのではなく、発光部Ls1からの紫外線照射範囲を印刷対象物30が通過する際に必ず発光部Ls1が点灯することを意味している。そのため、主照射用の発光部Ls1は間欠発光するものであってもよい。なお、本実施形態では、補助照射用の発光部Ls2の点灯・消灯の別を点灯状態として制御可能な構成とするが、この例に限らず、発光部Ls2の出力(紫外線の照射強度)を点灯状態として制御可能にしてもよい。
以上説明した構成によれば、印刷対象物30に付着したインクの硬化具合に合わせて補助照射用の発光部Ls2の点灯状態を制御することで、インクに照射する紫外線の光量を変えることができ、インクの硬化具合に合わせた最適な紫外線照射が可能になる。
たとえば、印刷対象物30へのインクの付着量が多い場合には、補助照射用の発光部Ls2を点灯させて、主照射用と補助照射用との両方の発光部Ls1,Ls2から紫外線を照射する。これにより、主照射用の発光部Ls1のみを点灯させる場合に比べて、インクに照射する紫外線の光量が増加するため、インクの硬化の効率が上がり、印刷対象物30に付着したインクを確実に硬化させながらも印刷対象物30の搬送速度の高速化を図ることができる。一方、印刷対象物30へのインクの付着量が少ない場合には、補助照射用の発光部Ls2を消灯させて、主照射用の発光部Ls1からのみ紫外線を照射する。これにより、インクに照射する紫外線の光量が必要以上に大きくなることはなく、LEDモジュールMによる消費電力を小さく抑えることができるという利点がある。
ここで、主照射用の発光部Ls1のみでは、大判用紙の印刷には対応できない可能性がある。つまり、大判用紙を印刷対象物30とする場合、通常サイズの用紙を印刷対象物30とするときに比べて、印刷対象物30を搬送する回転ドラム40の径が大きくなる。そのため、回転ドラム40の回転数が同じでも周速は速くなり、発光部Ls1に対する印刷対象物30の相対的な移動速度が速くなって、主照射用の発光部Ls1からの紫外線照射のみではインクを十分に硬化できない場合がある。このような場合でも、主照射用と補助照射用との両方の発光部Ls1,Ls2から紫外線を照射することで、インクに照射する紫外線の光量を十分に確保でき、インクを確実に硬化させることができる。したがって、本実施形態の紫外線照射装置1を用いれば、通常サイズの用紙のみならず大判用紙の印刷も可能になる。
ここにおいて、補助照射用の発光部Ls2の点灯状態は、図4に示すように主照射ユニットU1および補助照射ユニットU2に接続されたコントローラ60から主点灯回路51、補助点灯回路52に送られる点灯制御信号により決定される。コントローラ60にはユーザによる操作入力を受け付ける入力部61が接続されており、コントローラ60は、入力部61に対する操作に応じた点灯状態となるように点灯制御信号を生成する。
ここで、コントローラ60は印刷ヘッド70にも接続されており、印刷ヘッド70から印刷対象物30の大きさや印刷内容(たとえば写真と文字の別)等の情報を取得することができる。そのため、コントローラ60は、印刷対象物30の大きさや印刷内容等に応じて、自動的に補助照射用の発光部Ls2の点灯状態を決めるように構成されていてもよい。この場合、コントローラ60は、印刷対象物30の大きさや印刷内容等から印刷対象物30における単位面積当たりのインクの付着量を算出し、算出結果から補助照射用の発光部Ls2を点灯させる必要があるか否かを判断する。
このときの補助照射用の発光部Ls2を点灯させるか否かの判断は、たとえばコントローラ60内のメモリ(図示せず)に、単位面積当たりのインクの付着量と補助照射用の発光部Ls2の点灯状態とを対応付けたテーブルを予め登録しておくことで、当該テーブル上での対応関係に従って行われる。これにより、インクの付着量が多く主照射用の発光部Ls1からの紫外線照射のみではインクを十分に硬化できないような場合に、補助点灯回路52に点灯制御信号を出力し、補助照射用の発光部Ls2を点灯させることができる。
また、通常、インクは色によって硬化速度にばらつきがあるため(一般的に、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの中ではブラックが最も遅い)、印刷対象物30に付着したインクの色によって補助照射用の発光部Ls2の点灯状態を自動的に決定するようにコントローラ60を構成してもよい。すなわち、硬化速度の遅いインクほど硬化に必要な紫外線の光量が大きくなるため、コントローラ60は、硬化速度の遅い色のインクが付着している場合には、点灯制御信号により補助照射用の発光部Ls2を点灯させるものとする。印刷対象物30に付着したインクの色については、コントローラ60が印刷ヘッド70から取得するようにしてもよいが、主照射ユニットU1に光学系のセンサ(図示せず)を設け当該センサにて検出する構成としてもよい。
さらにまた、コントローラ60としての機能を主照射ユニットU1に設け、主照射ユニットU1から補助照射ユニットU2に対して点灯制御信号を送信するようにしてもよい。この場合、主照射ユニットU1と補助照射ユニットU2とは、両者間を通信線で接続して有線通信を行うことが考えられるが、その他、周知の光無線通信の技術を利用して通信することも考えられる。すなわち、主照射ユニットU1と補助照射ユニットU2とのそれぞれに、他方のLEDモジュールMからの紫外線を受光する受光部(図示せず)を設け、LEDモジュールMから出力される紫外線を用いて主照射ユニットU1−補助照射ユニットU2間の通信を行うことが考えられる。
ここにおいて、本実施形態では、基本的には主照射用の発光部Ls1からの紫外線照射のみでインクを硬化させるものとし、インクの付着量が多い場合などで主照射用の発光部Ls1のみでは紫外線の光量が不足するような場合に限り、補助照射用の発光部Ls2を点灯させることで紫外線光量の不足分を補っている。すなわち、補助照射用の発光部Ls2はあくまで紫外線光量の不足分を補足するものに過ぎず、補助照射用の発光部Ls2からの紫外線照射のみでインクを硬化させることはないので、本実施形態では主照射用の発光部Ls1に比べて紫外線の照射強度が低いLEDモジュールMを補助照射用の発光部Ls2に用いる。
このように補助照射用の発光部Ls2として主照射用の発光物Ls1に比べて紫外線の照射強度が低いLEDモジュールMを用いることで、補助照射ユニットU2には主照射ユニットU1に比べて安価なLEDモジュールMを用いることができる。そのため、補助照射ユニットU2を設けたことによる紫外線照射装置1のコスト増加を低く抑えることができるという利点がある。
なお、上記実施形態では主照射ユニットU1と補助照射ユニットU2とを別体とした構成を例示したが、この例に限るものではなく、主照射用ユニットU1と補助照射用ユニットU2とを一体とした構成を採用してもよい。この場合、1つの筐体10における印刷対象物との対向面(機能面10a)に、主照射用の発光部Ls1と補助照射用の発光部Ls2とが1列ずつ並べて配置されることになる。
また、主照射用の発光部Ls1と補助照射用の発光部Ls2とは、それぞれ少なくとも1列に配列されたLEDモジュールMから構成されていればよく、発光部Ls1,Ls2の少なくとも一方を2列以上のLEDモジュールMで構成してもよい。補助照射用の発光部Ls2を2列以上のLEDモジュールMで構成する場合、各列ごとに点灯状態を個別に制御可能とすることも考えられる。
(実施形態2)
本実施形態の紫外線照射装置1は、主照射用の発光部Ls1と補助照射用の発光部Ls2とで発光波長が互いに異なる構成とした点が実施形態1の紫外線照射装置1と相違する。そのため、本実施形態では、補助照射用の発光部Ls2を点灯させることにより、印刷対象物30に付着したインクに対して、主照射用の発光部Ls1と補助照射用の発光部Ls2とのそれぞれから、異なる波長の紫外線を照射することができる。この構成は、プロセスカラー(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)以外の特色のインク(たとえば白色インク)を用いる場合などに有効である。
すなわち、プロセスカラーのインク(プロセスインク)と特色のインク(特色インク)との顔料の違いなどから、プロセスインクの硬化に用いる紫外線と同波長の紫外線では、特色インクを確実に硬化させることができない可能性がある。そのため、特色インクの硬化には、プロセスインクの硬化とは異なる波長の紫外線を用いることが望ましい。しかし、LEDチップ21を光源とするLEDモジュールMから出力される紫外線は略単波長であり、同一のLEDモジュールMからの紫外線照射によってプロセスインクと特色インクとの両方を確実に硬化させることは難しい。
そこで、本実施形態では、主照射用の発光部Ls1に、プロセスインクの硬化に用いられる紫外線の波長をピーク波長とするLEDモジュールMを使用し、補助照射用の発光部Ls2に、特色インクの硬化に用いられる紫外線の波長をピーク波長とするLEDモジュールMを使用する。これにより、主照射用の発光部Ls1から照射される紫外線によってプロセスインクを硬化させることができ、また、補助照射用の発光部Ls2から照射される紫外線によって特色インクを硬化させることができる。
ここで、コントローラ60は、使用するインクの種類(プロセスインク、特色インク)を印刷ヘッド70から取得し、インクの種類に応じて自動的に補助照射用の発光部Ls2の点灯状態を決めるように構成される。つまり、プロセスインクに加えて特色インクが使用される場合には、コントローラ60は補助照射用の発光部Ls2を点灯させるように点灯制御信号を出力する。
なお、主照射用と補助照射用とで発光部の発光波長が互いに異なっていればよく、上述した主照射用と補助照射用との関係を逆にして、主照射用の発光部Ls1を特色インクの硬化に用いるようにしてもよい。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
1 紫外線照射装置
30 印刷対象物
Ls1 主照射用の発光部
Ls2 補助照射用の発光部
M 発光ダイオードモジュール
U1 主照射ユニット
U2 補助照射ユニット

Claims (3)

  1. 発光波長が紫外線領域である発光ダイオードを光源として具備し、印刷対象物に付着させた紫外線硬化インクに紫外線を照射することにより紫外線硬化インクを硬化させる紫外線照射装置であって、印刷対象物に対して相対的に移動するとともに、印刷対象物との対向面に印刷対象物の相対移動の方向と交差する方向に沿って発光ダイオードが複数個配列されている発光部を備え、発光部は、常時点灯する主照射用の発光部と点灯状態が制御可能な補助照射用の発光部とを有しており、主照射用の発光部と補助照射用の発光部とは印刷対象物の相対移動の方向に離間して設けられていることを特徴とする紫外線照射装置。
  2. 前記補助照射用の発光部は、前記主照射用の発光部よりも紫外線の照射強度が低いことを特徴とする請求項1記載の紫外線照射装置。
  3. 前記補助照射用の発光部は、前記主照射用の発光部とは発光波長が異なることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の紫外線照射装置。
JP2009197263A 2009-08-27 2009-08-27 紫外線照射装置 Pending JP2011046126A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009197263A JP2011046126A (ja) 2009-08-27 2009-08-27 紫外線照射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009197263A JP2011046126A (ja) 2009-08-27 2009-08-27 紫外線照射装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011046126A true JP2011046126A (ja) 2011-03-10

Family

ID=43832938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009197263A Pending JP2011046126A (ja) 2009-08-27 2009-08-27 紫外線照射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011046126A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012218220A (ja) * 2011-04-05 2012-11-12 Seiko Epson Corp 液体吐出装置、及び、液体吐出方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004314586A (ja) 2003-02-24 2004-11-11 Konica Minolta Holdings Inc 画像記録装置
JP2009012289A (ja) 2007-07-04 2009-01-22 Roland Dg Corp 画像形成装置
JP2009126071A (ja) * 2007-11-26 2009-06-11 Roland Dg Corp インクジェットプリンタ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004314586A (ja) 2003-02-24 2004-11-11 Konica Minolta Holdings Inc 画像記録装置
JP2009012289A (ja) 2007-07-04 2009-01-22 Roland Dg Corp 画像形成装置
JP2009126071A (ja) * 2007-11-26 2009-06-11 Roland Dg Corp インクジェットプリンタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012218220A (ja) * 2011-04-05 2012-11-12 Seiko Epson Corp 液体吐出装置、及び、液体吐出方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2610026A1 (en) Light-emitting diode cluster lamp
EP3225946B1 (en) Light illuminating apparatus with heat radiating apparatus
JP5071093B2 (ja) 紫外線照射装置
JP2012091123A (ja) 光照射装置、光照射モジュール、および印刷装置
JP2013026605A (ja) 光照射デバイス、光照射モジュールおよび印刷装置
TW201737510A (zh) 光照射裝置
JP2006027235A (ja) 紫外線照射装置
JP2011046126A (ja) 紫外線照射装置
JP4946190B2 (ja) Led紫外線照射装置
JP5766008B2 (ja) 光照射モジュール、光照射装置および印刷装置
JP4744093B2 (ja) 照明ユニットおよびそれを用いた照明装置
JP2013030574A (ja) 光照射デバイス、光照射モジュールおよび印刷装置
JP2011079157A (ja) 光源装置
JP2019177551A (ja) 紫外線照射装置
JP2015193002A (ja) 光照射装置および印刷装置
WO2014084143A1 (ja) 光照射デバイス、光照射モジュールおよび印刷装置
KR102082659B1 (ko) 램프모듈, 이를 포함하는 노광장치 및 노광장치의 구동방법
WO2015151852A1 (ja) 光源ユニットおよびインク定着方法
TWI555198B (zh) 光學模組和油墨固化系統
JP2011046124A (ja) 紫外線照射装置
JP4947201B2 (ja) 印刷装置
JP5473673B2 (ja) 発光素子アレイおよび印刷装置
JP2010149381A (ja) 光照射ヘッド、液滴硬化装置、および液滴硬化方法
JP5083920B2 (ja) 照明ユニット
JP2011046125A (ja) 紫外線照射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110701

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110701

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20110627

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120702

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130702

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130902

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140205

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20140214

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20140307