JP5139758B2 - 発光ダイオードを用いた光源 - Google Patents

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Description

本発明は、複数個の発光ダイオードチップを基板上に配列して構成された発光ダイオードを用いた光源に関するものである。
従来から提供されている発光ダイオードは、低電圧、低電流(たとえば、1.5V、10mA)で駆動される小出力のものが多く、表示用などに広く使用されている。一方、近年では、従来よりも大型の発光ダイオードチップを複数個用い、発光ダイオードチップを並列に接続することにより、駆動電流を数A程度とした高出力の発光モジュールが商品化されている。また、この種の発光モジュールを直列に接続することにより、駆動電圧を数V〜数十Vとする使用形態も様々な分野で提案されている。
たとえば、照明器具やライトパネルに用いる光源のほか、紫外線の照射により硬化するインクを用いたインクジェット印刷装置においてインクを硬化させる光源に用いることが考えられている(たとえば、特許文献1、特許文献2参照)。
特許文献2では、インクを吐出させる印刷ヘッド(記録ヘッド)に隣接させて紫外線を照射する照射ヘッド(紫外線照射機構)を設け、印刷ヘッドから印刷対象物に吐出したインクに照射ヘッドから紫外線を照射することにより、インクを硬化させる技術が提案され、照射ヘッドに紫外線発光ダイオードが用いられている。
特許文献2には、各印刷ヘッドごとに照射ヘッドを隣接して配置した構成が開示されている。また、印刷対象物を一方向に搬送するとともに、印刷対象物の搬送方向に直交する方向に複数個の印刷ヘッドを配列し、その方向に印刷ヘッドを往復移動させる構成と、印刷対象物の搬送方向に沿って印刷ヘッドを配列した構成とが記載されている。
特開2000−31546号公報 特開2004−160925号公報
ところで、発光ダイオードチップでは、発光輝度が最大になる面を主発光面とし、主発光面から出射された光がパッケージから取り出されるように配置している。具体的には、発光ダイオードチップの主発光面がパッケージの前面に設けた露出孔に臨むように配置している。
発光モジュールのパッケージには、上述のように、複数個の発光ダイオードチップが収納されている。これらの発光ダイオードチップは、パッケージを構成する基板上に互いに隣接して配置され、通常、隣接する発光ダイオードチップは、隙間をほとんど形成しないように高密度で配置されている。発光ダイオードチップの間の隙間を小さくすることにより、発光ダイオードチップが配置されている部位と配置されていない隙間の部位とで生じる輝度のむらを抑制することができる。
ところで、発光ダイオードチップは、主発光面だけではなく主発光面に対して側面となる部位からも光が取り出されている。たとえば、pn接合の接合面に平行な一面を主発光面とする場合に、pn接合の近傍において生じた光は、主発光面から主として取り出されるが、pn接合の接合面に直交する一面である側面からも取り出される。発光ダイオードチップは高密度に配置されており、側面間に隙間はほとんど形成されない。この場合、発光ダイオードチップの側面から出射された光はパッケージの前面から取り出されず、発光モジュールは、投入電力に対して得られる光出力の割合が低いという問題を有している。
また、隣接する発光ダイオードチップの間隔が小さいことにより、発光ダイオードチップで発生した熱が他の発光ダイオードチップを加熱し、発光モジュール内の温度が上昇しやすくなる。したがって、パッケージに収納した場合にはパッケージ内部の温度上昇により発光輝度が低下する可能性がある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、発光ダイオードチップの主発光面以外の面から出射した光を利用可能として光の利用率を高め、しかも、パッケージの内部の温度上昇を抑制した発光ダイオードを用いた光源を提供することにある。
請求項1の発明は、主発光面が矩形状である複数個の発光ダイオードチップを基板の実装面上に配列した光源であって、発光ダイオードチップは、主発光面を基板の実装面に平行な前面とし、かつ基板の実装面上に定めた二次元格子において隣接する各一対の格子点の一方にのみ配置され、隣接する各一対の格子点の他方であって基板上において4個の発光ダイオードチップの側面間に形成されるすべての隙間に、これらの4個の発光ダイオードチップがそれぞれの側面から出射した光を前方に変向する反射面を備えた変向手段が配置されていることを特徴とする。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記基板は、前記発光ダイオードチップが載置される実装面を発光ダイオードチップの主発光面に直交する方向において複数段備え、異なる実装面の間には一方の実装面に載置された発光ダイオードチップの側面から出射した光を前方に変向する反射面を有することを特徴とする。
請求項3の発明では、請求項2の発明において、前記変向手段は、前記発光ダイオードチップの側面のうち前記反射面に面していない側面から出射した光を主発光面に交差する方向に変向することを特徴とする。
請求項4の発明では、請求項1ないし請求項3の発明において、前記発光ダイオードチップは、発光波長が紫外線領域であることを特徴とする。
請求項5の発明では、請求項4の発明において、前記基板上には、発光波長の異なる複数種類の前記発光ダイオードチップが配列されていることを特徴とする。
請求項1の発明の構成によれば、基板の実装面上において、発光ダイオードチップの側面間が離間するから、発光ダイオードチップの側面から出射した光は前方に取り出されることになり、側面から出射する光を利用していない従来構成に比較すると、光の利用率が高くなる。また、発光ダイオードチップの側面間に隙間が形成されることにより、発光ダイオードチップの側方に放熱することができ、発光ダイオードチップを隙間なく配置している場合に比較して隣接する発光ダイオードチップの温度上昇の影響を受けにくくなり、パッケージに収納した場合に温度上昇による発光輝度の低下を抑制することができる。
さらに、発光ダイオードチップの側面間に光学要素を配置し、発光ダイオードチップの側面から出射した光を前方に向かうように変向するから、発光ダイオードチップの側面から出射した光を、主発光面からの光とともに前方に取り出すことができ、高輝度の発光モジュールを提供することが可能になる。とくに、基板の実装面上に定めた二次元格子において隣接する各一対の格子点の一方にのみ主発光面が矩形状である発光ダイオードチップを配置し、隣接する各一対の格子点の他方であって4個の発呼ダイオードチップの側面間に形成されるすべての隙間に、これらの4個の発光ダイオードチップがそれぞれの側面から出射した光を前方に変向する反射面を備えた変向手段を備えるから、発光ダイオードチップの主発光面に隣接する側面からの光をすべて取り出し、光の利用効率を高めることができる。その上、変向手段が4個の発光ダイオードチップに囲まれた格子点上に配置されているから、4個の発光ダイオードチップで変向手段を共用することが可能になる。
請求項2の発明の構成によれば、基板に複数断の実装面を設けるとともに、実装面の間に反射面を形成していることにより、各実装面に載置した発光ダイオードチップの側面から出射した光を反射面で反射させることにより前方に取り出すことができる。すなわち、従来はほとんど利用されなかった発光ダイオードチップの側面から光を反射面で反射させることにより利用可能になる。しかも、基板はすり鉢状になるから、反射面を適宜に形成することにより発光ダイオードチップから放射された光の配光を制御することが可能になる。
請求項3の発明の構成によれば、発光ダイオードチップの側面のうち反射面に対向していない側面から出射した光を前方に向かって変向するから、発光ダイオードチップから出射された光をより多く前方に取り出すことができる。
請求項4の発明の構成によれば、紫外線を発光するから、紫外線により硬化するインクを用いる印刷装置に組み込むことにより、キセノンランプのような大型の紫外線光源を用いる場合よりも小型化が可能になり、しかもキセノンランプのような放電ランプに比較して消費電力が少なくなる。
請求項5の発明の構成によれば、発光波長の異なる複数種類の発光ダイオードチップを配置しているから、紫外線により硬化するインクを用いる印刷装置に組み込んだ場合に、硬化する波長の異なるインクに対応することができる。
(実施形態1)
本発明は、発光ダイオードを用いて高輝度の光源を実現することを目的としたものであって、図1に示すように、基板2の実装面21に複数個の発光ダイオードチップ(ベアチップ)1を配列して構成してある。基板2に実装した発光ダイオードチップ1は互いに接続されている(たとえば、16個の発光ダイオードチップ1を4個ずつ直列接続した直列回路を並列接続するか、16個の発光ダイオードチップ1を並列接続する)。
本実施形態では、図2に示すように、発光ダイオードチップ1をパッケージ3に収納して発光モジュール4を形成しており、パッケージ3の一部が基板2を構成している。すなわち、パッケージ3は、発光ダイオードチップ1を載設した金属板からなるベース基板31と、ベース基板31において発光ダイオードチップ1を載設した部位の周囲を囲む金属板からなるカバー基板32と、ベース基板31とカバー基板32との間に介装されベース基板31とカバー基板32とを絶縁する絶縁材層33とを積層した積層体として構成される。ベース基板31とカバー基板32とには、銅単体または銅系合金を用いる。この構成では、ベース基板31が基板2を兼ねており、ベース基板31において発光ダイオードチップ1を載置している面が実装面21になる。
発光ダイオードチップ1は、pn接合の接合面と平行な一面を主発光面11としている。主発光面11には発光ダイオードチップ1の一方の電極(上面電極)12(図3参照)が形成され、主発光面11の反対側面に他方の電極(下面電極)が形成される。発光ダイオードチップ1の下面電極はたとえばアノードであって、ベース基板31にダイボンドにより直接接続され、発光ダイオードチップ1の上面電極12は、カバー基板32に対してボンディングワイヤ13を用いて接続される。つまり、発光ダイオードチップ1の下面電極はベース基板31に電気的に接続され、上面電極12はカバー基板32に電気的に接続される。
図3に示すように、発光ダイオードチップ1の主発光面11は正方形状であって、上面電極12は主発光面11の中心から放射状に形成されている。すなわち、上面電極12は、主発光面11の各辺に沿って十字形をなす部位と、主発光面11の対角線に沿ってX字形をなす部位とを重ね合わせた形状に形成されている。また、ボンディングワイヤ13は、一端部が上面電極12の中心付近に接続され、主発光面11の一つの対角線を含み主発光面11に直交する面内を通るように配置される。
ボンディングワイヤ13をこのように配置することにより、上面電極12とボンディングワイヤ13とが重なり合い、主発光面11から上面電極12で遮られずに放射された光はボンディングワイヤ13によっても遮られることなく外部に取り出されることになる。また、後述するように発光ダイオードチップ1は主発光面11に隣接する側面からも光が放射されるが、主発光面11の角付近に相当する側面からは他の部位に比較して放射する光量が少ないから、光量の少ない部位にボンディングワイヤ13を配置することによって、ボンディングワイヤ13で遮光されることによる光量の低下を防止することができる。
カバー基板32にはベース基板31に載設された発光ダイオードチップ1を露出させる露出孔14が貫設される。露出孔14の内周面はベース基板31からの距離が大きくなるほど露出孔14の内径を広げるように傾斜している。また、露出孔14には投光レンズ15が装着される。この構成により、発光ダイオードチップ1は、ベース基板31とカバー基板32と投光レンズ15とにより囲まれた密閉空間内に収納され、湿度などの環境の影響から遮断される。なお、投光レンズ15の位置や特性、あるいは露出孔14の内周面の傾斜角度や反射率を調節することにより、発光ダイオードチップ1から放射された光の配光を制御することができる。
パッケージ3の内部には図示しない流路が形成され、冷却用流体を流路に流すことによって発光ダイオードチップ1の温度上昇を抑制する。また、流路を形成せずに、別に設けた冷却装置(水冷式の放熱器、ヒートパイプ、サーモサイホン、ペルチェ素子など)を接触させる構成を採用することもできる。発光ダイオードチップ1の温度上昇を抑制することにより発光効率の低下を抑制することができる。とくに、紫外線硬化インクを硬化させるには高出力が要求され、発光モジュール4には数A〜十数A程度の電流を投入する必要があるから、発光モジュール4の冷却は必須である。ただし、本実施形態では、発光モジュール4を冷却する構成は要旨ではないから説明を省略する。
ところで、ベース基板31の実装面21には、露出孔14に対応する部位に、複数個の発光ダイオードチップ1が配列される。各発光ダイオードチップ1は側面間が離間する形に配列され、発光ダイオードチップ1の側面から放射される光を側面間の隙間から取り出せるようにしてある。
発光ダイオードチップ1の側面間を離間させる配置は種々考えられるが、本実施形態では、図1に示すように、発光ダイオードチップ1における主発光面11の対角線の長さ寸法を格子定数とする二次元正方格子の格子点上に、発光ダイオードチップ1の主発光面11の中心を位置させ、かつ各発光ダイオードチップ1の主発光面の角を互いに接触させる向きに配置した形の配列を採用している。言い換えると、主発光面11の対角線方向に発光ダイオードチップ1を隙間なく配置する配列であると言える。いわゆる市松模様をなす配列になる。
発光ダイオードチップ1をこのように配置すると、発光ダイオードチップ1の主発光面11に隣接する4つの側面からの光をすべて取り出し、しかも発光ダイオードチップ1の配置密度を最大にすることができると考えられる。つまり、発光ダイオードチップ1の側面同士を対向させ、ほぼ隙間なく配置していた従来構成に比較すると、発光ダイオードチップ1の側面から放射される光も利用できることになり、同数の発光ダイオードチップ1を用いた場合に取り出される光束を従来構成よりも多くして、光の利用率を高めることができる。しかも、発光ダイオードチップ1の側面間に隙間を形成したことにより、発光ダイオードチップ1の側方に放熱されるから、発光ダイオードチップ1を隙間なく配置している場合よりも隣接する発光ダイオードチップ1の温度上昇の影響を受けにくくなる。このことは、温度上昇に伴う輝度低下の抑制につながる。
(実施形態2)
実施形態1では、発光ダイオードチップ1の側面間を離間させて配置することにより、発光ダイオードチップ1の側面から放射される光を利用する構成例を説明したが、側面から光を取り出すことを可能にしているだけでは、側面からの光を前方に取り出す効率を充分に高めることはできない。そこで、本実施形態では、図4に示すように、ベース基板31の実装面21において、発光ダイオードチップ1の側面間に形成される隙間に、発光ダイオードチップ1の側面から出射した光を主発光面11に交差する方向に変向する変向手段22を配置している。
変向手段22は、屈折または反射を利用する光学要素を用いる。ここでは、変向手段22として、図4(a)、図5、図6のように、四角錐状のミラー22aを用いている。すなわち、変向手段22は、三角形状の4枚の斜面を反射面とし、各反射面を発光ダイオードチップ1の側面に向き合うように底面を実装面21に載置したものであって、発光ダイオードチップ1の側面から放射された光は反射面で反射されることにより変向される。反射面を実装面21と発光ダイオードチップ1の側面とに対して45度に設定しておけば、発光ダイオードチップ1の側面から放射された光は前方に向かうように変向されることになる。
変向手段22としては、四角錐状のミラー22aを用いる代わりに、図4(b)のように、4個の発光ダイオードチップ1に囲まれた隙間を埋めるとともに上述したミラー22aと同形状の切欠を有するプリズム22bを用いることも可能である。このプリズム22bはミラー22aと同様に機能し、切欠の境界面における全反射を利用して発光ダイオードチップ1の側面から放射された光を前方に向かうように変向するのである。
ところで、図4(a)(b)のような形状の変向手段22を用いると、発光ダイオードチップ1の側面から放射された光の半分程度は前方に向かうように反射されて変向されるが、残りは反射されないから、積極的に前方に向かうように変向することはできない。そこで、4個の発光ダイオードチップ1に囲まれた隙間に屈折率分布型レンズを変向手段22に配置するか、一端を発光ダイオードチップ1の側面に対向させ他端を前方に向けた光ファイバを変向手段22に用いるようにしてもよい。これらの構成では、発光ダイオードチップ1の側面から放射された光のほぼ全部を前方に放射することが可能になる。
さらに、4個の発光ダイオードチップ1に囲まれた隙間に導光板を配置してもよい。導光板は、アクリルのような透明材料により板状に形成されており、厚み方向の一面(実装面21に対向する面)の適宜箇所に拡散反射層を形成し、厚み方向の他面(前面になる)を出射面とするものである。導光板では、発光ダイオードチップ1から導光板に導入された光は導光板の前後面で全反射を繰り返す間に拡散反射層で拡散反射し、全反射の条件を満たさない一部の光が前面から漏光する。つまり、導光板を用いることによっても発光ダイオードチップ1の側面から放射された光は前方に向かうように変向されることになる。
変向手段22としては上述したもののほか、発光ダイオードチップ1の側面から放射された光を前方に向かうように変向する機能を備えるものであればどのようなものでも用いることが可能である。変向手段22では、必ずしも発光ダイオードチップ1の側面から放射された光の全部を前方に向かって変向しなくてもよく、一部の光を前方に向かって変向するものでもよい。
上述の構成により、発光ダイオードチップ1の光の利用率が高くなり、高輝度の発光モジュール4を提供することが可能になる。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
(実施形態3)
上述した各実施形態では、実装面21を平面としているが、本実施形態では、図7、図8に示すように、発光ダイオードチップ1の主発光面11に直交する方向において複数段の実装面21を設けている。異なる段の実装面21の間には下段側の実装面21に実装した発光ダイオードチップ1の側面から放射された光を前方に向かって変向する反射面23を形成してある。また、図7、図8に示す例では、実施形態1と同様に、発光ダイオードチップ1を対角線方向に配置している。対角線方向に隣接する発光ダイオードチップ1は異なる実装面21に載置されるから、両者間は反射面23の距離分だけ離間することになる。
同じ実装面21に複数個の発光ダイオードチップ1が配置されている場合には、隣接する発光ダイオードチップ1の間に反射器24が配置される。反射器24は、反射器24の両側に配置された発光ダイオードチップ1の側面からの光を前方に向かって反射するように反射面の角度が設定されている。つまり、実装面21と発光ダイオードチップ1の側面とに対して45度の角度をなすように反射面が形成される。
反射器24を設けることによって、発光ダイオードチップ1の側面のうち反射面23に面していない側面から出射した光を前方に向かって変向することができ、発光ダイオードチップから出射された光をより多く前方に取り出すことができる。つまり、反射器24は反射を利用する光学要素であって変向手段として機能する。なお、実施形態2において説明したミラーと同様に、反射器24はプリズムと置換可能である。
上述のような配置を採用することによって、各発光ダイオードチップ1の4側面は、いすれも反射面で囲まれることになり(反射面23または反射器24の反射面)、しかも各反射面は発光ダイオードチップ1の側面から放射されたすべての光を前方に向かって反射させる寸法に形成することが可能であるから、実施形態1の構成よりも高効率で発光ダイオードチップ1の側面からの光を利用することが可能になる。しかも、複数段の実装面21を備えることにより、発光ダイオードチップ1をすり鉢状の空間に配置することになるから、反射面23により配光を制御することが可能になる。
なお、図7、図8に示す例では、実装面21を2段としているが3段以上の実装面21を設けてもよい。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
ところで、上述した高輝度の発光モジュール4の用途としては印刷装置が考えられる。すなわち、発光ダイオードチップ1として発光波長が紫外線領域であるものを用い、紫外線硬化インクを用いる印刷装置において紫外線硬化インクに紫外線を照射するための光源として発光モジュール4を用いるのである。発光モジュール4は、同じ光束密度であれば、キセノンランプを光源に用いる場合よりも小型化が可能であり、しかも発熱量も抑制することができ、結果的に、光出力に対する消費電力をキセノンランプよりも低減することができる。
たとえば、複数個の発光モジュール4を保持するとともに配光を制御する器具本体を設けて紫外線照射装置5を構成し、この紫外線照射装置5を図9のように印刷装置に組み込む。印刷装置は、たとえば、搬送機構(図示せず)により一方向(図9の矢印X方向)に搬送される紙のような印刷対象物6に対して、印刷対象物6の搬送方向に沿って4個の印刷ヘッド7を配置し、印刷対象物6の搬送方向における各印刷ヘッド7の下流側にそれぞれ紫外線照射装置5を配置した構成を有する。
印刷ヘッド7は、インクジェット方式で紫外線硬化インク(以下、単に「インク」と略称する)を吐出させるものであり、図示例では、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの各色用の4個の印刷ヘッド7を想定している。ただし、他の色のインクを用いることも可能であり、5個以上の印刷ヘッド7を用いるように印刷装置を構成することも可能である。印刷ヘッド7は、印刷対象物6の幅方向(図9の矢印W方向)の略全長に亘ってインクを吐出することが可能な長さ寸法を有している。一般的には、印刷対象物6の幅寸法よりも印刷ヘッド7から吐出させたインクが印刷対象物6に被着する領域のほうを広幅に設定する。
紫外線照射装置5は、印刷対象物6の幅方向において、印刷ヘッド7から吐出されたインクが印刷対象物6に被着する領域と等しいかやや広幅で印刷対象物6に紫外線を照射する。紫外線照射装置5は、各印刷ヘッド7ごとに印刷対象物6の搬送方向の下流側にそれぞれ配置されているから、印刷ヘッド7から吐出されたインクには紫外線照射装置5から紫外線が照射され、ただちに硬化する。つまり、各色のインクが硬化した後に他色のインクが印刷対象物6に被着するから、異なる色のインクが混合されて色が濁ることがない。
印刷装置は、上述の構成に限定されるものではなく、印刷対象物6が定位置に固定され、印刷ヘッド7と紫外線照射装置5とが移動する構成や、印刷対象物6が幅方向一方向に搬送されるとともに、印刷ヘッド7と紫外線照射装置5とが印刷対象物6の幅方向に配列されかつ印刷対象物6の幅方向において往復移動する構成などであっても、本発明の技術を適用することができる。
ところで、この種のインクは、インクに含まれる開始剤の種類による波長依存性を有していることが知られている。発光ダイオードチップ1の発光波長は単一波長であるから、1種類の発光ダイオードチップ1では、この種の波長依存性に対応できない場合がある。そこで、硬化に波長依存性があるインクを用いる場合には、発光モジュール4を構成する複数個の発光ダイオードチップ1に発光波長の異なるものを混在させるか、発光モジュール4を構成する発光ダイオードチップ1の発光波長はそれぞれ単一にして異なる発光波長の発光モジュール4を組み合わせて用いる。
発光波長の異なる発光モジュール4を組み合わせて用いる場合は、図10に示すように、ダイクロイックミラー8を用いることによって、各発光モジュール4による照射領域のずれを防止する。たとえば、発光波長が365nmの発光モジュール4aと245nmの発光モジュール4bとを用いる場合には、365nmの紫外線を透過させ245nmの紫外線を反射させるように選択透過性を持たせたダイクロイックミラー8を用いる。
各発光モジュール4a,4bからの紫外線の放射方向に対してダイクロイックミラー8が45度の角度で傾斜するように配置しておけば、発光モジュール4aからの紫外線はダイクロイックミラー8を透過し、発光モジュール4bからの紫外線はダイクロイックミラー8で反射されて変向される。したがって、両発光モジュール4a,4bからの紫外線を同じ照射領域に照射することが可能になる。
実施形態1を示す要部斜視図である。 同上を示す断面図である。 同上を示す平面図である。 実施形態2を示し、(a)はミラーを用いた断面図、(b)はプリズムを用いた断面図である。 同上の要部斜視図である。 同上の要部平面図である。 実施形態3を示す断面図である。 同上を示す平面図である。 本発明を用いた印刷装置の要部平面図である。 同上における発光モジュールの配置例を示す概略構成図である。
符号の説明
1 発光ダイオードチップ
2 基板
3 パッケージ
4 発光モジュール
4a 発光モジュール
4b 発光モジュール
5 紫外線照射装置
6 印刷対象物
7 印刷ヘッド
8 ダイクロイックミラー
11 主発光面
12 上面電極
13 ボンディングワイヤ
21 実装面
22 変向手段
22a ミラー
22b プリズム
23 反射面
24 反射器
31 ベース基板
32 カバー基板

Claims (5)

  1. 主発光面が矩形状である複数個の発光ダイオードチップを基板の実装面上に配列した光源であって、発光ダイオードチップは、主発光面を基板の実装面に平行な前面とし、かつ基板の実装面上に定めた二次元格子において隣接する各一対の格子点の一方にのみ配置され、隣接する各一対の格子点の他方であって基板上において4個の発光ダイオードチップの側面間に形成されるすべての隙間に、これらの4個の発光ダイオードチップがそれぞれの側面から出射した光を前方に変向する反射面を備えた変向手段が配置されていることを特徴とする発光ダイオードを用いた光源。
  2. 前記基板は、前記発光ダイオードチップが載置される実装面を発光ダイオードチップの主発光面に直交する方向において複数段備え、異なる実装面の間には一方の実装面に載置された発光ダイオードチップの側面から出射した光を前方に変向する反射面を有することを特徴とする請求項1記載の発光ダイオードを用いた光源。
  3. 前記変向手段は、前記発光ダイオードチップの側面のうち前記反射面に面していない側面から出射した光を主発光面に交差する方向に変向することを特徴とする請求項2記載の発光ダイオードを用いた光源。
  4. 前記発光ダイオードチップは、発光波長が紫外線領域であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の発光ダイオードを用いた光源。
  5. 前記基板上には、発光波長の異なる複数種類の前記発光ダイオードチップが配列されていることを特徴とする請求項4記載の発光ダイオードを用いた光源。
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