JP2011045404A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機内に配置される電気制御回路部品の漏電等による故障や金属部品の錆び付き等を確実に防止することが可能となる遊技機を提供する。
【解決手段】背面カバー部材14の背面部前面側にソレノイドユニット63、透明な各容器15、各光拡散板61、各LED基板62、エアーポンプ55、エアーチューブ76、各排気チューブ79、二股ストロー80を配設して背面カバー部材ユニット66を構成する。そして、前枠部材31の各取付ボス40に背面カバー部材ユニット66の各貫通孔50が対向するように配置して各貫通孔50に螺子を挿入してネジ止めし、前面カバー部材10を構成する。これにより、透明な各容器15内に水滴を発生させた場合には、この発生した水滴を窓部11周辺に設けられた透明な各カバー部材16A〜16Dを介して見ることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に関するものである。
従来より、遊技機の前面側にて開閉可能となるように取り付けられた扉部に、透明な液体を収容する透明な容器を配置し、気泡を発生させる技術に関して種々提案されている。
例えば、下記特許文献1に記載されるスロットマシンは、筐体の前面に開閉自在に設けられたフロントドアの上部パネル部には、透明な液体を収容する透明な薄型の水槽が、液晶ディスプレイの前面に配置され、気泡が見えるように構成されている。また、フロントドアの中部パネル部の左右両側縁部には、一対の透明な液体を収容する長尺状の透明な水槽が、それぞれ演出用ランプの前面に配置され、気泡が見えるように構成されている。また、フロントドアの下部パネル部には、透明な液体を収容する透明な薄型の水槽が、演出用ランプの前面に配置され、気泡が見えるように構成されている。
特開2005−348775号公報(段落(0024)〜(0055)、図1〜図9)
しかしながら、上記特許文献1に記載されるスロットマシンの構成では、フロントドアの上部パネル部、中部パネル部、下部パネル部に設けられた各水槽に、製造工程で透明な液体を充填する際や、ホールで透明な液体を補充するときに、液体漏れ等によって周囲の電気制御回路部品の漏電等による故障や金属部品の錆び付き等が発生する虞がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、遊技機内に配置される電気制御回路部品の漏電等による故障や金属部品の錆び付き等を確実に防止することが可能となる遊技機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る遊技機は、密閉可能な空間を有する透明な装飾部材と、前記装飾部材の密閉可能な空間内の空気の圧力又は温度変化によって該空間内に水蒸気が飽和水蒸気量を超えて凝結した水滴を発生させる水滴発生手段と、を備え、前記装飾部材は、前記密閉可能な空間の少なくとも一部が遊技者側から視認可能に配設されていることを特徴とする。
この請求項1に係る遊技機では、透明な装飾部材内に液体を充填する必要がないため、遊技機内に配置される電気制御回路部品の漏電等による故障や金属部品の錆び付き等を確実に防止することができる。また、透明な装飾部材の密閉空間内に水滴を発生させることによって、装飾部材よりも奥側を遊技者に見えにくくしたり、この水滴にフルカラーLED光等を照射することによって種々の演出を行うことが可能となり、従来にない斬新な演出を行うことが可能となる。
また、請求項2に係る遊技機は、請求項1に記載の遊技機において、前記装飾部材は、遊技者側から視認可能な前記密閉可能な空間の内壁に親水性又は撥水性を有する所定形状の透明な図柄表示部を有することを特徴とする。
この請求項2に係る遊技機では、装飾部材の密閉可能な空間内に水滴を発生させた場合には、この空間の遊技者の視認可能な内壁に親水性又は撥水性を有する所定形状の図柄表示部を表示することが可能となる。このため、遊技状態等に合わせて水滴を発生させることによって、この水滴による演出を更に効果的に行うことが可能となる。
本実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面図である。 パチンコ機の前面カバー部材を開いた状態を示す平面図である。 前面カバー部材を構成する前枠部材を示す正面図である。 前面カバー部材を構成する背面カバー部材を示す正面図である。 前面カバー部材の組立手順を示す斜視図である。 背面カバー部材ユニットを示す図で(A)は平面図、(B)は正面図である。 各容器内に水滴を発生させる駆動制御を模式的に示す図である。
以下、本発明に係る遊技機をパチンコ機について具体化した一実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係るパチンコ機の全体構成について図1及び図2に基づき説明する。
図1及び図2に示すように、パチンコ機1は、木製の外枠2に対して木製の前枠3が、上ヒンジ4及び下ヒンジ5を介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この前枠3のほぼ上半分の前側には、樹脂製の前面カバー部材10が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取り付けられている。
また、この前面カバー部材10のほぼ中央部には略円形の窓部11が開設され、この窓部11の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技領域を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材10の窓部11の上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、「当たり」等の発生を報知したり遊技中に光演出をする電飾ランプ12が取り付けられている。また、電飾ランプ12の左右外側には、遊技中のエラーを表示する各エラー表示ランプ13が取り付けられている。尚、電飾ランプ12の光源としてはフルカラーLED以外のLEDを用いても良い。
また、前面カバー部材10の裏側には、この前面カバー部材10の裏側を覆う正面視略四角形の背面カバー部材14(図4参照)がネジ止めにより取り付けられている。また、後述のようにこの背面カバー部材14の前面側の窓部11の周縁部の左右上方に対向する位置には、正面視略逆三角形状で合成樹脂製の透光性材料(例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)等)で形成された透明な各容器15によって構成される装飾部材が配設されている(図6参照)。そして、電飾ランプ12の左右の窓部11周辺に設けられた透明な蓋部材としての樹脂製の各カバー部材16A〜16Dを介して各容器15を見ることができるように構成されている。
また、各容器15の各カバー部材16A〜16Dに対向する内壁には、酸化チタン等の親水性を有する透明な被膜で形成された複数の星形の各図柄表示部15Aが設けられている。従って、後述のように各容器15内に水滴が発生した場合には、各図柄表示部15Aは水滴によって濡れた状態となって表示され、一方、各容器15内の水滴が蒸発した場合には、各図柄表示部15Aは表示されない。
尚、各図柄表示部15Aを酸化チタン等の親水性を有する被膜でなく、フッ素系撥水剤等の撥水性を有する被膜で形成するようにしてもよい。また、各図柄表示部15Aを微小な凹凸面(例えば、算術平均粗さが約3.2μmである。)で形成してもよい。また、各図柄表示部15Aは、星形に限らず、三角形、矩形、五角形等の多角形や円形、リング状等の模様に形成してもよい。また、各図柄表示部15Aに替えて、「激熱」、「熱い」等の大当たり獲得の信頼度を表す文字や記号、キャラクタ等を親水性又は撥水性を有する被膜で形成するようにしてもよい。
また、前面カバー部材10の右側中央部には、前枠3及び前面カバー部材10を施錠する施錠装置(不図示)を操作するための鍵挿入部17が設けられている。前面カバー部材10を開くためには、この鍵挿入部17に所定のキーを挿入して所定方向に回せば、施錠装置のロック状態が解除されて、前面カバー部材10のみがオープンされる(図3参照)。
また、この前面カバー部材10の下側には、賞球ケース22を介して払い出される賞球を受ける上皿6がスピーカ6Aを内蔵して樹脂製プレート7に配設されている。また、このプレート7は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材10を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取り付けられている。また、この上皿6の中央前面部には、カード式球貸機の操作ボタン6B、6C及びカード残高表示装置6Dが設けられている。
そして、その上皿6の下には、下皿8が配設される。また、上皿6に連通する不図示の球送り機構を介して上皿6のパチンコ球が操作ハンドル9に連結された不図示の発射装置へ送られるよう構成されている。
また、パチンコ機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク21が不図示の機構セット盤に固定されている。賞球タンク21は、傾斜した底面に連通孔21Aが形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、賞球ケース22にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール23が取り付けられている。また、タンクレール23の下側にはLCD表示装置等をカバーする樹脂製のセンターカバー24が取り付けられている。
次に、前面カバー部材10を構成する前枠部材31について図3に基づいて説明する。
図3に示すように、前面カバー部材10の前面部分を構成する不透明な樹脂製の前枠部材31は、中央部に略円形の窓部11が開設され、その窓部11の上端縁部の近傍位置には、電飾ランプ12が背面側から嵌入されて取り付けられる略横長四角形のランプ取付孔32が穿設されている。また、窓部11の外周部のランプ取付孔32の左右には、透明な各カバー部材16A〜16Dが背面側から取り付けられる各カバー取付孔33A〜33Dが穿設されている。
また、各カバー取付孔33A〜33Dの斜め上側には、各エラー表示ランプ13が前面側から嵌入されて取り付けられる正面視略S字形の各エラーランプ取付孔35が穿設されている。また、各エラーランプ取付孔35の外周部の上下端部には、各エラー表示ランプ13を裏側からネジ止めするための各貫通孔35Aが穿設されている。
また、窓部11の上下中央部の左右の外周縁部には、電飾ランプが内蔵される角状の各膨出部36が形成されている。また、各膨出部36の下側には、電飾ランプが設けられた基板38(図5参照)が裏面部に装着される各電飾部37が前面側に膨出して形成されている。また、この電飾部37の上下端部の背面部には、各基板38をネジ止めするための各取付ボス37Aが背面方向に立設されている。
また、窓部11の左右端縁部とこの前枠部材31の左右他縁部との略中央部の背面部には、背面カバー部材14をネジ止めするための各取付ボス40が上下方向にそれぞれ5個ずつほぼ等間隔で立設されている。また、下端部の左右両端の各取付ボス40の間には背面カバー部材14をネジ止めするための3個の各取付ボス40が左右方向にほぼ等間隔で立設されている。また、前枠部材31の上下端面の左端部には、前枠3に設けられた不図示の回転軸が挿入される各貫通孔39(図5参照)が穿設されている。
次に、背面カバー部材14の構成について図4に基づいて説明する。
図4に示すように、背面カバー部材14は、前枠部材31の外周縁部の内側に嵌入されるように正面視略四角形で前面側が開放される略箱形に形成されている(図5参照)。また、背面カバー部材14の前枠部材31の窓部11に対向する背面部には、この窓部11とほぼ同形状の開口部45が開設されると共に、この開口部45の周縁部には、背面カバー部材14の前端部に達する高さの開口リブ46が立設されている。
また、この開口リブ46の左右斜め上側には、各容器15の外周縁部とほぼ同じ形状の各容器収納部47を形成するように、背面カバー部材14の開口リブ46よりも少し低い高さの各容器取付用リブ47A〜47Hが背面部の前面側に立設されている。また、各容器収納部47の上下端面部を形成する各容器取付用リブ47B、47D、47F、47Hの外側端部の内側面には、後述の長四角形の光拡散板61(図5参照)と長手方向にLEDが配設されるLED基板62(図5参照)とを装着するために各基板取付部49が内側方向に所定高さ突き出して形成されている。
また、各容器収納部47の上端面部を形成する各容器取付用リブ47B、47Fと、左右内側端面部を形成する各容器取付用リブ47C、47Gとのそれぞれの外側端面部近傍位置には、側面視略L字形の各押えレバー48A〜48Dが回動可能に取り付けられている。この各押さえレバー48A〜48Dの背面部前面側からの高さ寸法は、各容器15の厚さ寸法にほぼ等しく形成され、各容器収納部47側に回動した場合には、各容器15の前面部を押さえるように構成されている。また、開口リブ46の上端部の上側には、後述のソレノイドユニット63(図5参照)を取り付けるための4個の各ソレノイド取付ボス64が背面部前面側に立設されている。
また、開口リブ46の左下側には、各容器15内に所定圧力でエアーを送る加圧用のエアーポンプ55(図6参照)の外周縁部とほぼ同じ形状のエアーポンプ収納部を形成するように、背面カバー部材14の開口リブ46よりも少し低い高さの各エアーポンプ取付用リブ55A〜55Dが背面部の前面側に立設されている。また、各エアーポンプ取付用リブ55A、55Dの内側には、エアーポンプ55をネジ止めするための各取付ボス56が背面部の前面側に立設されている。
また、背面カバー部材14の左上角部に設けられる段差部には、前面カバー部材10を回転可能に軸支する軸が挿入される円筒状の支持ボス57が形成されている。また、背面カバー部材14の背面部には、前枠部材31の各取付ボス40に対向する位置にネジが挿入される各貫通孔50が穿設されている。そして、適宜複数のリブが立設されている。
次に、前面カバー部材10の組み立てについて図5及び図6に基づいて説明する。
先ず、背面カバー部材ユニット66の組み立てについて説明する。
図5及び図6に示すように、ソレノイド軸71にゴム製又は樹脂製のソレノイドキャップ72を嵌挿しつつソレノイド本体70に挿入する。そして、このソレノイド軸71の先端部にソレノイドゴム73を接着する。その後、このソレノイド本体70をソレノイド台74にネジ止めにより取り付けてプッシュ型ソレノイドを構成し、このソレノイド台74を背面カバー部材14の各ソレノイド取付ボス64にネジ止めする。そして、エアーポンプ55を開口リブ46の左斜め下側に立設される各取付ボス56にネジ止めして取り付ける。
続いて、各容器15を背面カバー部材14の各容器収納部47に嵌め込み、各押えレバー48A〜48Dを回動して各容器15を固定する。そして、各容器15の左右方向外側端面部に光拡散板61を当接させつつ、この光拡散板61の上下端縁部を各基板取付部49に挿入する。また、この光拡散板61の左右方向外側に対向するようにLED基板62の上下端縁部を各基板取付部49に挿入する。
そして、エアーポンプ55のエアー供給口にエアーチューブ76の一端側を接続する。また、このエアーチューブ76の他端側は、二股に分かれており、それぞれの端部は、各容器15の上端面に形成されるエアーチューブ挿入口77からこの容器15のほぼ底面近傍まで挿入されている。
また、各容器15内に挿入されるエアーチューブ76の他端側は、このエアーチューブ76にキャップ83(図7参照)とOリング(不図示)を差し込み、このキャップ83をエアーチューブ挿入口77の先端部に螺着することにより、Oリングがエアーチューブ挿入口77の先端部とキャップ83の内側で挟み込まれ、エアーチューブ挿入口77の先端部が密封されると共に、エアーチューブ76の他端側がエアーチューブ挿入口77に固定される。一方、このキャップ83をエアーチューブ挿入口77から取り外すことにより、各容器15からエアーチューブ76を抜き取ることが可能となる。
また、各容器15の上端面に形成される排気口78には、それぞれ排気チューブ79の一端が接続されている。そして、この各排気チューブ79の他端側は、ソレノイド台74の上側にて、二股ストロー80の二股部の各一端部に接続されている。一方、この二股ストロー80の他端部は、ソレノイド台74の上端部に挿入され、ソレノイドゴム73の上端面と所定距離(例えば、約3mmの距離である。)だけ離間して対向している。
また、各容器15の上端面に形成される各排気口78に挿入される各排気チューブ79の一端側は、この排気チューブ79にキャップ86(図7参照)とOリング(不図示)を差し込み、このキャップ86を排気口78の先端部に螺着することにより、Oリングが排気口78とキャップ86の内側で挟み込まれ、排気口78の先端部が密封されると共に、排気チューブ79の一端側が排気口78に固定される。一方、このキャップ86を排気口78から取り外すことにより、各容器15から排気チューブ79を外すことが可能となる。
他方、図5に示すように、前枠部材31の各ランプ取付孔35に、各エラー表示ランプ13を前面側から嵌め込み、各貫通孔35Aを介してネジ止めする。また、ランプ取付孔32に背面側から電飾ランプ12を嵌め込んで装着する。そして、各カバー取付孔33A〜33Dに背面側から透明な各カバー部材16A〜16Dを嵌め込んで装着する。更に、窓部11の左右斜め下側に設けられる各電飾部37の背面部に、LEDランプが前面側に配設された各基板38を各取付ボス37Aを介してネジ止めにより取り付ける。
その後、この前枠部材31の各取付ボス40に背面カバー部材ユニット66の各貫通孔50が対向するように配置して各貫通孔50に螺子を挿入して背面側からネジ止めし、前面カバー部材10を構成する。
次に、上記のように構成された前面カバー部材10の各容器15内に水蒸気を凝結させて水滴を発生させる駆動制御について図7に基づいて説明する。尚、図7には左側の容器15内に水蒸気が凝結して水滴が発生する状態を示しているが、右側に配置される容器15内にも同様に水蒸気が凝結して水滴が発生する。
図7に示すように、所定遊技状態になった場合には(例えば、リーチ表示状態になった場合や大当たりが発生する確率が高確率になる確率変動状態になった場合等である。)、エアーポンプ55に通電されると共に、ソレノイド本体70へ通電される。これにより、ソレノイド本体70に通電された場合は、ソレノイド軸71が二股ストロー80側方向へ(図7中、上方向である。)吸引され、この二股ストロー80の他端部にソレノイドゴム73が押し当てられて、密閉される。また、エアーポンプ55から供給されるエアーは、エアーチューブ76を介して各容器15の底部近傍に排気され、各容器15内の空気圧が所定圧力(例えば、約0.3MPaである。)まで上昇すると共に、各容器15内の温度が上昇する。
そして、各容器15内の空気圧が所定圧力に達した場合には、エアーポンプ55の通電を停止すると共に、これとほぼ同時にソレノイド本体70への通電を停止する。これにより、ソレノイドゴム73が二股ストロー80の他端部からはずれて、開放されるため、各容器15内の空気は、急激に膨張して、つまり、断熱膨張を起こして該各容器15内の空気の温度が露点以下に下がって水蒸気が凝結し、水滴が発生する。尚、パチンコホール内の空気中のチリやタバコの煙が凝結核となって、各容器15内の飽和水蒸気量を超えた水蒸気を容易に凝結させることが可能となる。
また、各容器15の各カバー部材16A〜16Dに対向する内壁に形成された各図柄表示部15Aは、水滴によって濡れた状態となって表示される。また、各容器15内に水滴を発生させた場合は、各LED基板62が起動され、このLED基板62上に配置される各LED62Aが点灯駆動され、各光拡散板61を介して各容器15内の水滴や各図柄表示部15Aが照らされて、遊技者は透明な各カバー部材16A〜16Dを介して、各容器15内の水滴や各図柄表示部15Aを見ることができる。
その後、所定遊技状態が終わった場合には、各LED基板62の駆動を停止すると共に、エアーポンプ55だけを所定時間駆動して(例えば、約20秒間駆動する。)、エアーチューブ76を介して各容器15の底部近傍に排気する。これにより、エアーチューブ76の他端側から各容器15内に供給されるエアーは、各容器15の排気口78に一端側が接続される排気チューブ79及び二股ストロー80を介して大気中に排気される。このため、各容器15内の水滴を急速に蒸発させて乾燥させることができると共に、各カバー部材16A〜16Dを介して各図柄表示部15Aを見えなくすることができる。
ここで、各容器15は、装飾部材を構成する。また、エアーポンプ55、エアーチューブ76、各排気チューブ79、二股ストロー80、及びソレノイドユニット63は、水滴発生手段を構成する。
従って、本実施形態によれば、各容器15内に液体を充填する必要がないため、パチンコ機1内に配置される電気制御回路部品の漏電等による故障や金属部品の錆び付き等を確実に防止することができる。また、透明な各容器15内に水滴を発生させることによって、各容器15よりも奥側を遊技者に見えにくくしたり、各容器15の各カバー部材16A〜16Dに対向する内壁に形成された各図柄表示部15Aを水滴によって表示することが可能となる。
また、各LED62Aを点灯駆動することによって、各容器15内に発生した水滴や各図柄表示部15AにLED光を照射して種々の演出を行うことが可能となり、従来にない斬新な演出を行うことが可能となる。このため、遊技状態等に合わせてエアーポンプ55及びソレノイド本体70を駆動制御して、各容器15内に水滴を発生させると共に、各LED62を駆動制御することによって、この水滴による演出を更に効果的に行うことが可能となる。尚、ソレノイド本体70に代えてモータを使用しても良い。
また、エアーポンプ55、エアーチューブ76、排気チューブ79、二股ストロー80、ソレノイド本体70、各光拡散板61、各LED基板62等は、背面カバー部材14の内側面に取り付けられているため、背面カバー部材14に各容器15やエアーポンプ55等を予め取り付けてユニット化することができ、組立工数の削減化を図ることができる。
尚、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、以下のようにしてもよい。
(A)エアーポンプ55に替えて注射器等のシリンダを取り付け、このシリンダ内のピストンをエアーシリンダ等で急激に引くようにしてもよい。そして、ソレノイド本体70に通電すると共に、このシリンダ内のピストンをエアーシリンダ等で急激に引くことによって、各容器15内の空気を、急激に膨張させて、つまり、断熱膨張を起こして該各容器15内の空気の温度を露点以下に下げて水蒸気を凝結させ、水滴を発生させるようにしてもよい。
(B)エアーポンプ55及びエアーチューブ76を無くし、各容器15の下端部等を伸縮可能な蛇腹状に形成して、この蛇腹状の部分をエアーシリンダ等で急激に引っ張るようにしてもよい。そして、ソレノイド本体70に通電すると共に、この蛇腹状の部分をエアーシリンダ等で急激に引っ張ることによって、各容器15の体積を急激に大きくし、つまり、各容器15内の空気を断熱膨張させて該各容器15内の空気の温度を露点以下に下げて水蒸気を凝結させ、水滴を発生させるようにしてもよい。
(C)エアーポンプ55及びエアーチューブ76を無くし、各容器15の背面側に平板状のペルチェ素子を貼着するようにしてもよい。そして、ペルチェ素子を駆動して各容器15内を急激に加熱した後、ソレノイド本体70に通電すると共に、ペルチェ素子を駆動して各容器15内を急冷することによって、該各容器15内の空気の温度を露点以下に下げて水蒸気を凝結させ、水滴を発生させるようにしてもよい。
(D)各容器15内に小型ファンを配置し、この小型ファンを駆動して各容器15内に発生した水滴を各図柄表示部15Aに向けて強制的に移動させるようにしてもよい。
(E)遊技領域に設けられた液晶ディスプレイの前面に正面視矩形で薄型の容器15を配置するようにしてもよい。また、アクリル樹脂やポリプロピレン(PP)等の透明部材からなる透明遊技盤の後側に液晶ディスプレイが設けられている場合には、この透明遊技盤と液晶ディスプレイの画面との間に正面視矩形で薄型の容器15を配置するようにしてもよい。そして、遊技状態に合わせてエアーポンプ55及びソレノイド本体70を駆動制御することによって、この薄型の容器15内に水滴を発生させ、例えば、シャッタのように使用してもよい。
1 パチンコ機
10 前面カバー部材
14 背面カバー部材
15 容器
15A 図柄表示部
31 前枠部材
55 エアーポンプ
61 光拡散板
62 LED基板
70 ソレノイド本体
73 ソレノイドゴム
76 エアーチューブ
77 エアーチューブ挿入口
78 排気口
79 排気チューブ
80 二股ストロー

Claims (2)

  1. 密閉可能な空間を有する透明な装飾部材と、
    前記装飾部材の密閉可能な空間内の空気の圧力又は温度変化によって該空間内に水蒸気が飽和水蒸気量を超えて凝結した水滴を発生させる水滴発生手段と、
    を備え、
    前記装飾部材は、前記密閉可能な空間の少なくとも一部が遊技者側から視認可能に配設されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記装飾部材は、遊技者側から視認可能な前記密閉可能な空間の内壁に親水性又は撥水性を有する所定形状の透明な図柄表示部を有することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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