JP2004290422A - 遊技機 - Google Patents

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JP2004290422A JP2003087037A JP2003087037A JP2004290422A JP 2004290422 A JP2004290422 A JP 2004290422A JP 2003087037 A JP2003087037 A JP 2003087037A JP 2003087037 A JP2003087037 A JP 2003087037A JP 2004290422 A JP2004290422 A JP 2004290422A
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Mutsuyuki Oura
睦志 大浦
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Okumura Yu Ki Co Ltd
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Abstract

【課題】気泡発生手段による気泡の発生状態などを画像の変化に容易に連動させることができ、演出効果の高度化、複雑化を容易に図ることことができる遊技機を提供する。
【解決手段】パチンコ機1の駆動制御に係る制御システムは、主基板85、音制御基板87、ランプ制御基板88、及び表示制御基板86等から構成されている。表示制御基板86には、CPU861、ROM862、RAM863、入出力回路(I/O)864、及びVDP865等が配設され、バス線によりそれぞれ相互に接続されている。また、CPU861にはクロック回路860が接続されている。また、VDP865には、LCD90が接続されている。また、入出力回路(I/O)864には、エアーポンプ55、各LED基板62、及びソレノイド本体70等が接続されている。
【選択図】 図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、第1のCPUを有する主制御部と、第2のCPUを有して特別図柄表示装置を制御する表示制御部と、遊技機の前面側から少なくとも一部が見えるように配置されて透光性液体で満たされた容器内に気泡を発生させる気泡発生手段とを備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、透光性液体が封入され、少なくとも前面が透光性の容器と、前記透光性液体内に気泡を連続的に発生させる気泡発生器と、容器内に間欠的に光を照射し、該間欠間隔が可変設定される間欠照明とを備えた水柱装飾装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実開平5−8805号公報(第2−3頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した水柱装飾装置では、気泡発生器は独立して設けられる制御部により駆動制御されるため、この水柱装飾装置を遊技機に配置した場合には、遊技機の主制御部からこの水柱装飾装置の制御部に所定の制御情報を送信して駆動制御することが考えられるが、このような構成では、主制御部の制御プログラム量が大きくなるため、主制御部の小型化が難しくなるという問題がある。また、このような構成では、遊技機の裏側に水柱装飾装置の制御部を新たに設けた場合には、液晶表示装置に表示される変動図柄等の画像の変化に連動させる際に不整合や演出タイミングのズレが生じるおそれがあるという問題がある。
また、遊技機の不正行為を未然に防ぐために、主制御部の制御プログラム量を小さくして、この主制御部への不正行為の有無を容易に且つ迅速に検査できるようにしなければならないという課題がある。
【0005】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、表示制御部は、主制御部からの表示制御情報に基づいて気泡発生手段を駆動制御するように構成することにより、遊技機の構成部材に新たに気泡発生手段を追加しても主制御部の制御プログラム量を増加させる必要がなく、該主制御部の制御プログラム量を容易に小型化することができると共に、表示制御部を介して気泡発生手段を駆動制御することにより、気泡の発生状態などを画像の変化に容易に連動させることができ、演出効果の高度化、複雑化を容易に図ることことができる遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に係る遊技機は、第1のCPUを有し、遊技機の動作状態を制御する主制御部と、遊技領域に設けられて変動図柄を表示する特別図柄表示装置と、第2のCPUを有し、前記主制御部から入力される表示制御のための表示制御情報に基づいて前記特別図柄表示装置に制御信号を出力する表示制御部と、を備えた遊技機において、少なくとも一部が前面側から見えるように遊技機の所定位置に配設されると共に、この前面側から見える部分が透光性であり、且つ内部が透光性液体で満たされる容器と、前記容器内に気泡を発生させる気泡発生手段と、を備え、前記表示制御部は、前記気泡発生手段を駆動制御する気泡発生制御手段を有することを特徴とする。
【0007】
このような特徴を有する請求項1に係る遊技機においては、第1のCPUを有する主制御部は、第2のCPUを有する表示制御部に対して表示制御情報を送出するだけで、該表示制御部は、主制御部から入力される該表示制御情報に基づいて変動図柄を表示するように特別図柄表示装置に制御信号を出力する。また、遊技機の構成部材に、少なくとも一部が前面側から見えるように遊技機の所定位置に配設されると共に、この前面側から見える部分が透光性であり、且つ内部が透光性液体で満たされる容器と、この容器内に気泡を発生させる気泡発生手段とが新たに設けられている。そして、第2のCPUを有する表示制御部は、気泡発生制御手段を介してこの気泡発生手段を駆動制御する。
これにより、遊技機の構成部材に透光性液体で満たされる容器内に気泡を発生させる気泡発生手段を設けても、第2のCPUを有する表示制御部が気泡発生制御手段を介してこの気泡発生手段を駆動制御するため、遊技機の構成部材に新たに気泡発生手段を追加しても主制御部の制御プログラム量を増加させる必要がなく、主制御部の制御プログラム量を容易に小型化することができると共に、主制御部の制御プログラム量を小さくして、この主制御部への不正行為の有無を容易に且つ迅速に検査できる。また、気泡発生手段は、気泡発生制御手段を介して表示制御部によって駆動制御されるため、独立して気泡発生手段の制御部を新たに設ける必要がなく、製造コストの削減化を図ることができる。
【0008】
また、請求項2に係る遊技機は、請求項1に記載の遊技機において、前記表示制御部は、前記表示制御情報に基づいて前記気泡発生制御手段を介して前記気泡発生手段を駆動制御することを特徴とする。
【0009】
このような特徴を有する請求項2に係る遊技機では、表示制御部は、主制御部から入力される表示制御情報に基づいて気泡発生制御手段を介して気泡発生手段を駆動制御するため、容器内に発生する気泡の発生状態を特別図柄表示装置の画像の変化に容易に連動させることができ、遊技機の演出効果の高度化、複雑化を図ることが可能となり、遊技者の興味を引きつけ、且つ興趣を増大させることができる。
【0010】
また、請求項3に係る遊技機は、第1のCPUを有し、遊技機の動作状態を制御する主制御部と、遊技領域に設けられて変動図柄を表示する特別図柄表示装置と、第2のCPUを有し、前記主制御部から入力される表示制御のための表示制御情報に基づいて前記特別図柄表示装置に制御信号を出力する表示制御部と、を備えた遊技機において、少なくとも一部が前面側から見えるように遊技機の所定位置に配設されると共に、この前面側から見える部分が透光性であり、且つ内部が透光性液体で満たされる容器と、前記容器内に気泡を発生させる気泡発生手段と、前記容器内に光を照射する照明手段と、を備え、前記表示制御部は、前記照明手段を駆動制御する照明制御手段を有することを特徴とする。
【0011】
このような特徴を有する請求項3に係る遊技機では、第1のCPUを有する主制御部は、第2のCPUを有する表示制御部に対して表示制御情報を送出するだけで、該表示制御部は、主制御部から入力される該表示制御情報に基づいて変動図柄を表示するように特別図柄表示装置に制御信号を出力する。また、遊技機の構成部材に、少なくとも一部が前面側から見えるように遊技機の所定位置に配設されると共に、この前面側から見える部分が透光性であり、且つ内部が透光性液体で満たされる容器と、この容器内に気泡を発生させる気泡発生手段と、容器内に光を照射する照明手段とが新たに設けられている。そして、第2のCPUを有する表示制御部は、照明制御手段を介してこの照明手段を駆動制御する。
これにより、遊技機の構成部材に透光性液体で満たされると共に気泡発生手段により気泡が発生する容器内に光を照射する照明手段を設けても、第2のCPUを有する表示制御部が照明制御手段を介してこの照明手段を駆動制御するため、遊技機の構成部材に新たに照明手段を追加しても主制御部の制御プログラム量を増加させる必要がなく、主制御部の制御プログラム量を容易に小型化することができると共に、主制御部の制御プログラム量を小さくして、この主制御部への不正行為の有無を容易に且つ迅速に検査できる。また、照明手段は、照明制御手段を介して表示制御部によって駆動制御されるため、独立して照明手段の制御部を新たに設ける必要がなく、製造コストの削減化を図ることができる。
【0012】
また、請求項4に係る遊技機は、請求項3に記載の遊技機において、前記表示制御部は、前記気泡発生手段を駆動制御する気泡発生制御手段を有することを特徴とする。
【0013】
このような特徴を有する請求項4に係る遊技機では、遊技機の構成部材に透光性液体で満たされる容器内に気泡を発生させる気泡発生手段と、この容器内に光を照射する照明手段とを設けても、第2のCPUを有する表示制御部が気泡発生制御手段を介してこの気泡発生手段を駆動制御し、又、照明制御手段を介してこの照明手段を駆動制御するため、容器内の気泡の発生状態とこの容器内に発生する気泡の照明状態とを容易に連動させることができ、遊技機の演出効果の高度化、複雑化を図ることが可能となり、遊技者の興味を引きつけ、且つ興趣を増大させることができる。また、気泡発生手段は、気泡発生制御手段を介して表示制御部によって駆動制御されるため、遊技機の構成部材に照明手段に加えて新たに気泡発生手段を設けても主制御部の制御プログラム量を増加させる必要がなく、主制御部の制御プログラム量を容易に小型化することができると共に、主制御部の制御プログラム量を小さくして、この主制御部への不正行為の有無を容易に且つ迅速に検査できる。また、気泡発生手段は、表示制御部が気泡発生制御手段を介して駆動制御するため、独立して気泡発生手段の制御部を新たに設ける必要がなく、製造コストの削減化を図ることができる。
【0014】
また、請求項5に係る遊技機は、請求項3又は請求項4に記載の遊技機において、前記表示制御部は、前記表示制御情報に基づいて前記照明制御手段を介して前記照明手段を駆動制御することを特徴とする。
【0015】
このような特徴を有する請求項5に係る遊技機では、表示制御部は、主制御部から入力される表示制御情報に基づいて照明制御手段を介して照明手段を駆動制御するため、容器内に発生する気泡の照明状態を特別図柄表示装置の画像の変化に容易に連動させることができ、遊技機の演出効果の高度化、複雑化を図ることが可能となり、遊技者の興味を引きつけ、且つ興趣を増大させることができる。
【0016】
また、請求項6に係る遊技機は、請求項4又は請求項5に記載の遊技機において、前記表示制御部は、前記表示制御情報に基づいて前記気泡発生制御手段を介して前記気泡発生手段を駆動制御することを特徴とする。
【0017】
このような特徴を有する請求項6に係る遊技機では、表示制御部は、主制御部から入力される表示制御情報に基づいて気泡発生制御手段を介して気泡発生手段を駆動制御するため、容器内に発生する気泡の発生状態を特別図柄表示装置の画像の変化に容易に連動させることができ、遊技機の演出効果の高度化、複雑化を図ることが可能となり、遊技者の興味を引きつけ、且つ興趣を増大させることができる。また、主制御部から入力される表示制御情報に基づいて照明制御手段を介して照明手段を駆動制御し、気泡発生制御手段を介して気泡発生手段を駆動制御する場合には、容器内の気泡の発生状態とこの容器内に発生する気泡の照明状態とを特別図柄表示装置の画像の変化に更に容易に連動させることができ、遊技機の演出効果の高度化、複雑化を図ることが可能となり、遊技者の興味を引きつけ、且つ興趣を増大させることができる。
【0018】
また、請求項7に係る遊技機は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の遊技機において、前記表示制御部に駆動情報を出力する入力手段を備え、該表示制御部は、前記入力手段を介して前記駆動情報が入力された場合には、該駆動情報に基づいて前記気泡発生制御手段を介して前記気泡発生手段を駆動制御することを特徴とする。
【0019】
このような特徴を有する請求項7に係る遊技機では、表示制御部は、入力手段を介して駆動情報が入力された場合には、該駆動情報に基づいて気泡発生制御手段を介して気泡発生手段を駆動制御する。
これにより、駆動情報を入力手段を介して表示制御部に入力することによって気泡発生手段が該駆動情報に基づいて駆動制御されるため、容器内に発生する気泡の発生状態をより多様化させることが可能となり、気泡発生手段の演出効果の高度化、複雑化を容易に図ることが可能となる。
【0020】
また、請求項8に係る遊技機は、請求項7に記載の遊技機において、前記表示制御部は、前記入力手段を介して前記駆動情報が入力された場合には、新たな表示制御情報が入力されるまで該駆動情報に基づいて前記気泡発生制御手段を介して前記気泡発生手段を駆動制御することを特徴とする。
【0021】
このような特徴を有する請求項8に係る遊技機では、表示制御部は、入力手段を介して駆動情報が入力された場合には、新たな表示制御情報が入力されるまで該駆動情報に基づいて気泡発生手段を駆動制御し、新たな表示制御情報が入力された場合には、この新たな表示制御情報に基づいて気泡発生手段を駆動制御することが可能となるため、容器内に発生する気泡の発生状態をより多様化させることが可能となると共に、容器内に発生する気泡の発生状態を特別図柄表示装置の画像の変化に容易に連動させることができ、遊技機の演出効果の高度化、複雑化を容易に図ることが可能となり、遊技者の興味を引きつけ、且つ興趣を増大させることができる。
【0022】
また、請求項9に係る遊技機は、請求項3乃至請求項6のいずれかに記載の遊技機において、前記表示制御部に駆動情報を出力する入力手段を備え、前記表示制御部は、前記入力手段を介して前記駆動情報が入力された場合には、該駆動情報に基づいて前記照明制御手段を介して前記照明手段を駆動制御することを特徴とする。
【0023】
このような特徴を有する請求項9に係る遊技機では、表示制御部は、入力手段を介して駆動情報が入力された場合には、該駆動情報に基づいて照明制御手段を介して照明手段を駆動制御する。
これにより、駆動情報を入力手段を介して表示制御部に入力することによって照明手段が該駆動情報に基づいて駆動制御されるため、容器内に発生する気泡の照明状態をより多様化させることが可能となり、照明手段の演出効果の高度化、複雑化を容易に図ることが可能となる。また、表示制御部が入力手段を介して入力されたこの駆動情報に基づいて気泡発生手段も駆動制御する場合には、容器内に発生する気泡の発生状態とこの気泡の照明状態とを連動させて駆動制御することが可能となり、気泡発生手段及び照明手段の演出効果の多様化をより容易に図ることが可能となる。
【0024】
また、請求項10に係る遊技機は、請求項9に記載の遊技機において、前記表示制御部は、前記入力手段を介して前記駆動情報が入力された場合には、新たな表示制御情報が入力されるまで該駆動情報に基づいて前記照明制御手段を介して前記照明手段を駆動制御することを特徴とする。
【0025】
このような特徴を有する請求項10に係る遊技機では、表示制御部は、入力手段を介して駆動情報が入力された場合には、新たな表示制御情報が入力されるまで該駆動情報に基づいて照明手段を駆動制御し、新たな表示制御情報が入力された場合には、この新たな表示制御情報に基づいて照明手段を駆動制御することが可能となるため、容器内に発生する気泡の照明状態をより多様化させることができると共に、容器内に発生する気泡の照明状態を特別図柄表示装置の画像の変化に容易に連動させることができ、遊技機の演出効果の高度化、複雑化を容易に図ることが可能となり、遊技者の興味を引きつけ、且つ興趣を増大させることができる。また、表示制御部が入力手段を介して入力されたこの駆動情報に基づいて気泡発生手段も駆動制御する場合には、容器内に発生する気泡の発生状態とこの気泡の照明状態とを特別図柄表示装置の画像の変化に容易に連動させて駆動制御することが可能となり、気泡発生手段及び照明手段の演出効果の更なる多様化を容易に図ることが可能となる。
【0026】
更に、請求項11に係る遊技機は、請求項7又は請求項10に記載の遊技機において、前記入力手段は、遊技者が遊技中に操作可能となるように遊技機の前面部に設けられていることを特徴とする。
【0027】
このような特徴を有する請求項11に係る遊技機では、前記入力手段は、遊技者が遊技中に操作可能となるように遊技機の前面部に設けられているため、遊技者がこの入力手段を操作することが可能となり、気泡の発生状態やこの気泡の照明状態を遊技者が容易に変化させることができ、遊技機の演出効果を遊技者の好みに合わせることが可能となり、遊技者の興味をより強く引きつけ、且つ興趣を増大させることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る遊技機をパチンコ機について具体化した第1実施形態及び第2実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
先ず、第1実施形態に係るパチンコ機の全体構成について図1乃至図4に基づき説明する。
図1乃至図4に示すように、第1実施形態に係るパチンコ機1は、所定量のパチンコ球を賞球として払い出す、いわゆる第1種パチンコ機で、一般にCR機(カードリーディング機)と称され、カード式球貸機とパチンコ機1とによって構成され、これらは対をなして設置されるが、図1乃至図4においては、カード式球貸機の図示を省略している。パチンコ機1は、木製の外枠2に対して木製の前枠3が、前枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ4及び下ヒンジ5を介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この前枠3のほぼ上半分の前側には、樹脂製の前面カバー部材10が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取付けられている(図3参照)。また、この前面カバー部材10のほぼ中央部には略円形の窓部11が開設され、この窓部11の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技領域を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材10の窓部11の上端縁部には、フルカラーの発光ダイオード(LED)が内蔵され、「当たり」等の発生を報知したり遊技中に光演出をする電飾ランプ12が取付けられている。また、電飾ランプ12の左右外側には、遊技中のエラーを表示する各エラー表示ランプ13が取付けられている。
【0029】
また、前面カバー部材10の裏側には、この前面カバー部材10の裏側を覆う正面視略四角形の背面カバー部材14(図6、図7参照)がネジ止めにより取り付けられている。また、後述のようにこの背面カバー部材14の前面側の窓部11の周縁部の左右上方に対向する位置には、透光性液体(例えば、蒸留水等)が満たされた正面視略逆三角形状で透光性材料(例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)等)で形成される各容器15が配設されている(図9参照)。そして、電飾ランプ12の左右の窓部11周辺に設けられた透明な蓋部材としての樹脂製の各カバー部材16A〜16Dを介して各容器15を見ることができるように構成されている。
また、前面カバー部材10の右側中央部には、前枠3及び前面カバー部材10を施錠する施錠装置(不図示)を操作するための鍵挿入部17が設けられている。前面カバー部材10を開くためには、この鍵挿入部17に所定のキーを挿入して所定方向に回せば、施錠装置のロック状態が解除されて、前面カバー部材10のみがオープンされる(図3参照)。
【0030】
また、この前面カバー部材10の下側には、公知の賞球払出装置(特開平11−309265号公報等参照)を介して払い出される賞球を受ける上皿6がスピーカ6Aを内蔵して樹脂製プレート7に配設されている。また、このプレート7は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材10を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取付けられている。また、この上皿6の中央前面部には、カード式球貸機の操作ボタン6B、6C及びカード残高表示装置6Dが設けられている。そして、その上皿6の下には、下皿8が配設される。また、上皿6に連通する不図示の球送り機構を介して上皿6のパチンコ球が操作ハンドル9に連結された発射装置9Aへ送られるよう構成されている。
【0031】
また、パチンコ機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク21が機構セット盤20に固定されている。賞球タンク21は、傾斜した底面に連通孔21Aが形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、賞球ケース22にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール23が取付けられている。
また、タンクレール23の下側には液晶表示装置(LCD)90(図10参照)等をカバーする樹脂製のセンターカバー24が取付けられている。そして、このセンターカバー24の背面部内側には、LCD90等を駆動制御する表示制御基板86、スピーカ6Aを駆動制御する音制御基板87、及び電飾ランプ12等を駆動制御するランプ制御基板88が取り付けられている。また、センターカバー24の下側には、パチンコ機1の遊技動作を制御する主基板85が内蔵される基板ケース25が配設されている。また、基板ケース25の下方には、上皿6から溢れた賞球を受けて下皿8に案内する下部受皿ボックス26がボルトにより前枠3の裏側に取り付けられている。
【0032】
次に、前面カバー部材10を構成する前枠部材について図5に基づいて説明する。
図5に示すように、前面カバー部材10の前面部分を構成する不透明な樹脂製の前枠部材31は、中央部に略円形の窓部11が開設され、その窓部11の上端縁部の近傍位置には、前記電飾ランプ12が背面側から嵌入されて取り付けられる略横長四角形のランプ取付孔32が穿設されている。また、窓部11の外周部のランプ取付孔32の左右には、前記透明な各カバー部材16A〜16Dが背面側から取り付けられる各カバー取付孔33A〜33D(覗き孔部として機能する)が穿設されている。
また、各カバー取付孔33A〜33Dの斜め上側には、前記各エラー表示ランプ13が前面側から嵌入されて取り付けられる正面視略S字形の各エラーランプ取付孔35が穿設されている。また、各エラーランプ取付孔35の外周部の上下端部には、各エラー表示ランプ13を裏側からネジ止めするための各貫通孔35Aが穿設されている。
【0033】
また、窓部11の上下中央部の左右の外周縁部には、電飾ランプ36Aが内蔵される角状の各膨出部36が形成されている。また、各膨出部36の下側には、後述のようにフルカラーのLEDランプが設けられた電飾ランプ基板38(図8参照)が裏面部に装着される各電飾部37が前面側に膨出して形成されている。また、この電飾部37の上下端部の背面部には、各電飾ランプ基板38をネジ止めするための各取付ボス37Aが背面方向に立設されている。
また、窓部11の左右端縁部とこの前枠部材31の左右他縁部との略中央部の背面部には、背面カバー部材14をネジ止めするための各取付ボス40が上下方向にそれぞれ5個ずつほぼ等間隔で立設されている。また、下端部の左右両端の各取付ボス40の間には背面カバー部材14をネジ止めするための3個の各取付ボス40が左右方向にほぼ等間隔で立設されている。
また、前枠部材31の上下端面の左端部には、前枠3に設けられた不図示の回転軸が挿入される各貫通孔39(図8参照)が穿設されている。
【0034】
次に、背面カバー部材14の構成について図6及び図7に基づいて説明する。
図6及び図7に示すように、背面カバー部材14は、前枠部材31の外周縁部の内側に嵌入されるように正面視略四角形で前面側が開放される略箱形に形成されている(図9参照)。また、背面カバー部材14の上記前枠部材31の窓部11に対向する背面部には、この窓部11とほぼ同形状の開口部45が開設されると共に、この開口部45の周縁部には、背面カバー部材14の前端部に達する高さの開口リブ46が立設されている。また、この開口リブ46の左右斜め上側には、前記各容器15の外周縁部とほぼ同じ形状の各容器収納部47を形成するように、背面カバー部材14の開口リブ46よりも少し低い高さの各容器取付用リブ47A〜47Hが背面部の前面側に立設されている。また、各容器収納部47の上下端面部を形成する各容器取付用リブ47B、47D、47F、47Hの外側端部の内側面には、後述の長四角形の光拡散板61(図8参照)と長手方向にフルカラーのLED62A(図18参照)が配設されるLED基板62(図8参照)とを装着するためにの各基板取付部49が内側方向に所定高さ突き出して形成されている。
また、各容器収納部47の上端面部を形成する各容器取付用リブ47B、47Fと、左右内側端面部を形成する各容器取付用リブ47C、47Gとのそれぞれの外側端面部近傍位置には、断面視逆L字形の各押えレバー48A〜48Dが回動可能に取り付けられている。この各押さえレバー48A〜48Dの背面部前面側からの高さ寸法は、各容器15の厚さ寸法にほぼ等しく形成され、各容器収納部47側に回動した場合には、各容器15の前面部を押さえるように構成されている。また、開口リブ46の上端部の上側には、後述のソレノイドユニット63(図7参照)を取付けるための4個の各ソレノイド取付ボス64が背面部前面側に立設されている。
【0035】
また、開口リブ46の左下側には、各容器15内にエアーを送るエアーポンプ55(図9参照)の外周縁部とほぼ同じ形状のエアーポンプ収納部を形成するように、背面カバー部材14の開口リブ46よりも少し低い高さの各エアーポンプ取付用リブ55A〜55Dが背面部の前面側に立設されている。また、各エアーポンプ取付用リブ55A、55Dの内側には、エアーポンプ55をネジ止めするための各取付ボス56が背面部の前面側に立設されている。
また、背面カバー部材14の左上角部に設けられる段差部には、前面カバー部材10を回転可能に軸支する軸が挿入される円筒状の支持ボス57が形成されている。また、背面カバー部材14の背面部には、前枠部材31の各取付ボス40に対向する位置にネジが挿入される各貫通孔50が穿設されている。そして、適宜複数のリブが立設されている。
【0036】
次に、前面カバー部材10の組み立てについて図8及び図9に基づいて説明する。
先ず、背面カバー部材ユニット66の組み立てについて説明する。
図8及び図9に示すように、ソレノイド軸71にゴム製又は樹脂製のソレノイドキャップ72を嵌挿しつつソレノイド本体70に挿入する。そして、このソレノイド軸71の先端部にソレノイドゴム73を接着する。その後、このソレノイド本体70をソレノイド台74にネジ止めにより取付け、このソレノイド台74を背面カバー部材14の各ソレノイド取付ボス64にネジ止めする。そして、エアーポンプ55を開口リブ46の左斜め下側に立設される各取付ボス56にネジ止めして取り付ける。
【0037】
続いて、各容器15に蒸留水などの透光性液体15Aを充填後、背面カバー部材14の各容器収納部47に嵌め込み、各押えレバー48A〜48Dを回動して各容器15を固定する。そして、各容器15の左右方向外側端面部に光拡散板61を当接させつつ、この光拡散板61の上下端縁部を各基板取付部49に挿入する。また、この光拡散板61の左右方向外側に対向するようにLED基板62の上下端縁部を各基板取付部49に挿入する。
そして、エアーポンプ55のエアー供給口にエアーチューブ76の一端側を接続する。また、このエアーチューブ76の他端側は、二股に分かれており、それぞれの端部は、各容器15の上端面に形成されるエアーチューブ挿入口77からこの容器15のほぼ底面近傍まで挿入されている。
【0038】
また、各容器15の上端面に形成される排気口78には、それぞれ排気チューブ79の一端が接続されている。そして、この各排気チューブ79の他端側は、ソレノイド台74の上側にて、二股ストロー80の二股部の各一端部に接続されている。一方、この二股ストロー80の他端部は、ソレノイド台74の上端部に挿入され、ソレノイドゴム73の上端面に当接されて、閉塞されている。
【0039】
他方、図8に示すように、前枠部材31の各ランプ取付孔35に、各エラー表示ランプ13を前面側から嵌め込み、各貫通孔35Aを介してネジ止めする。また、ランプ取付孔32に背面側から電飾ランプ12を嵌め込んで装着する。そして、各カバー取付孔33A〜33Dに背面側から透明な各カバー部材16A〜16Dを嵌め込んで装着する。更に、窓部11の左右斜め下側に設けられる各電飾部37の背面部に、フルカラーのLEDランプが前面側に配設された各電飾ランプ基板38を各取付ボス37Aを介してネジ止めにより取り付ける。
その後、この前枠部材31の各取付ボス40に背面カバー部材ユニット66の各貫通孔50が対向するように配置して各貫通孔50に螺子を挿入して背面側からネジ止めし、前面カバー部材10を構成する。
【0040】
次に、上記のように構成されたパチンコ機1の駆動制御に係る制御システムの構成について図10乃至図17に基づいて説明する。
図10に示すように、パチンコ機1の駆動制御に係る制御システムは、主基板85、音制御基板87、ランプ制御基板88、及び表示制御基板86等から構成されている。
【0041】
主基板85は、CPU851、ROM852、RAM853、及び入出力回路(I/O)854等から構成され、このCPU851、ROM852、RAM853、及び入出力回路(I/O)854は、バス線により相互に接続されている。また、CPU851にはクロック回路850が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路854には、図示しない始動口スイッチ、各下入賞口スイッチ、各入賞口スイッチ、大入賞口スイッチ、Vスイッチ等が接続されている。
【0042】
また、図11に示すように、RAM853には、クロック回路850から入力されるクロック信号に基づいて0から198まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値198の次には最小値0に戻る)が格納される大当たりカウンタ853Aが設けられている。この大当たりカウンタ853Aのカウント値は、始動口スイッチからスイッチ信号が出力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき大当たりかどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値「7」が大当たりに対応しており、その他のカウント値は外れとなる。
また、LCD90の変動図柄が変動中に不図示の始動口に入賞した入賞個数が最大4個までカウントされる保留カウンタ853Bが設けられている。
【0043】
また、RAM853には、クロック回路850から出力されるクロック信号に基づいて0から142まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値142の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチカウンタ853Cが設けられている。かかるリーチカウンタ853Cのカウント値は、パチンコ球が始動口に入賞しない限りリーチ状態が発生しないことから、始動口スイッチからスイッチ信号が出力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づきリーチ状態かどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値「0〜27」がリーチ後に外れとなるリーチハズレの場合に対応し、カウント値「28〜142」がリーチに至ることなく直ちにハズレとなる完全ハズレの場合に対応している。
【0044】
また、RAM853には、クロック回路850から出力されるクロック信号に基づいて0から8まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値8の次には最小値0に戻る)が格納される大当たり図柄選択カウンタ853Dが設けられている。かかる大当たり図柄選択カウンタ853Dのカウント値は、始動口スイッチからスイッチ信号が出力されるタイミングで読み取られ、後述のようにその読み取られたカウント値に基づきLCD90に表示される大当たり図柄が選択される。尚、各大当たり図柄は、公知のように、大当たり時に各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
【0045】
また、RAM853には、クロック回路850から出力されるクロック信号に基づいて0から11まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値11の次には最小値0に戻る)が格納される変動パターン選択カウンタ853Eが設けられている。尚、各変動表示パターンは、公知のように、各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を表示するパターンであり、第1実施形態においては、表示演出時間としてはリーチハズレの表示パターンとして「10秒間」、「20秒間」、「30秒間」の3種類のものが設定されている。また、大当たりの表示パターンとして「22秒間」、「32秒間」の2種類のものが設定されている。
【0046】
また、RAM853には、クロック回路850から出力されるクロック信号に基づいて0から200まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値200の次には最小値0に戻る)が格納されるハズレ図柄選択カウンタ853Fが設けられている。
また、RAM853には、クロック回路850から出力されるクロック信号に基づいて0から143まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値143の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチ図柄選択カウンタ853Gが設けられている。
【0047】
更に、始動口に入賞したときの大当たりカウンタ853A、リーチカウンタ853Cの各のカウント値や、各カウンタ853D、853E、853F、853G等のカウント値が記憶されるパラメータ記憶エリア853Hが設けられている。
尚、各カウンタ853A〜853Hの各カウント値は、起動時に「0」にセットされる。また、保留カウンタ853Bは、変動図柄が変動を開始する毎に1減算される。
【0048】
また、図10に示すように、音制御基板87には、CPU871、スピーカ6A等の駆動制御プログラム等を格納するROM872、主基板85からの各種制御信号を格納するRAM873、及び主基板85から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)874等が配設されている。そして、このCPU871、ROM872、RAM873、及び入出力回路(I/O)874は、バス線により相互に接続されている。また、CPU871にはクロック回路870が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)874には、主基板85の入出力回路(I/O)854が接続されている。また、この入出力回路(I/O)874には、スピーカ6A等が接続されている。そして、CPU871は、主基板85から入力される各種制御信号に基づいて、スピーカ6Aの駆動制御を行う。
また、図13に示すように、ROM872には、後述の音パターンの選択をする際に使用する音パターンテーブル92(図16参照)が格納される音パターンテーブル記憶エリア872Aが設けられている。
【0049】
また、図10に示すように、ランプ制御基板88には、CPU881、各電飾ランプ36A、12、各エラー表示ランプ13、各電飾ランプ基板38等の駆動制御プログラム等を格納するROM882、主基板85からの各種制御信号を格納するRAM883、及び主基板85から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)884等が配設されている。そして、このCPU881、ROM882、RAM883、及び入出力回路(I/O)884は、バス線により相互に接続されている。また、CPU881にはクロック回路880が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)884には、主基板85の入出力回路(I/O)854が接続されている。また、この入出力回路(I/O)884には、各電飾ランプ36A、12、各エラー表示ランプ13、各電飾ランプ基板38等が接続されている。そして、CPU881は、主基板85から入力される各種制御信号に基づいて、各電飾ランプ36A、12、各エラー表示ランプ13、各電飾ランプ基板38等の駆動制御を行う。
また、図14に示すように、ROM882には、後述の点灯パターンの選択をする際に使用する点灯パターンテーブル93(図17参照)が格納される点灯パターンテーブル記憶エリア882Aが設けられている。
【0050】
また、図10に示すように、表示制御基板86には、CPU861、表示制御プログラムや所要の表示データを格納するROM862、表示指令、表示情報、入出力信号等を格納するRAM863、主基板85から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)864、及びCPU861から送られた表示情報を受けてLCD90に対して画像を加工して表示するVDP(Video Display Processor)865等が配設されている。そして、このCPU861、ROM862、RAM863、入出力回路(I/O)864、及びVDP(Video Display Processor)865は、バス線により相互に接続されている。また、CPU861にはクロック回路860が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、VDP865には、LCD90が接続されている。また、入出力回路(I/O)884には、主基板85の入出力回路(I/O)854が接続されている。また、この入出力回路(I/O)864には、エアーポンプ55、各LED基板62、及びソレノイド本体70等が接続されている。そして、CPU861は、主基板85から入力される表示パターン情報等の各種制御信号に基づいて、後述のようにLCD90に所定の演出表示を行うと共に、エアーポンプ55、各LED基板62、及びソレノイド本体70等の駆動制御を行う。
【0051】
また、図12に示すように、ROM862には、後述のように、各変動表示テーブル、エアーポンプ55の駆動パターン、及び各LED基板38の駆動パターンを選択する際に使用する変動パターンテーブル91(図15参照)が格納される変動パターンテーブル記憶エリア862Aが設けられている。
【0052】
そして、主基板85のCPU851は、ROM852に予め格納されているパラメータや制御プログラムに従って、入出力回路854を介して入力される入力信号等に基づいて、各種制御信号を該入出力回路854を介して音制御基板87、ランプ制御基板88、及び表示制御基板86等に対して出力する。
【0053】
次に、表示制御基板86のROM862の変動パターンテーブル記憶エリア862Aに記憶される変動パターンテーブル91について図15に基づいて説明する。
図15に示すように、各変動表示テーブル、エアーポンプ55の駆動パターン、及び各LED基板38の駆動パターンを選択する際に使用する変動パターンテーブル91は、主基板85のCPU851から指示される変動図柄の変動パターンを示す「変動パターン」と、この「変動パターン」に対応する「変動表示テーブル」、「エアーポンプ駆動」及び「LED基板駆動」とから構成されている。
【0054】
また、変動パターンテーブル91の「変動パターン」には、「パターン1」〜「パターン16」の16種類の変動パターンが予め登録されている。
また、変動パターンテーブル91の「変動表示テーブル」には、「パターン1」及び「パターン2」に対応して「完全ハズレテーブル」、「パターン3」及び「パターン6」に対応して「リーチAハズレテーブル」、「パターン4」及び「パターン7」に対応して「リーチBハズレテーブル」、「パターン5」及び「パターン8」に対応して「リーチCハズレテーブル」、「パターン9」及び「パターン11」に対応して「リーチA確変当たりテーブル」、「パターン10」及び「パターン12」に対応して「リーチB確変当たりテーブル」、「パターン13」及び「パターン15」に対応して「リーチAノーマル当たりテーブル」、「パターン14」及び「パターン16」に対応して「リーチBノーマル当たりテーブル」が予め登録されている。
尚、不図示の「完全ハズレテーブル」には、表示演出時間としては完全ハズレの変動パターンとして「10秒間」、「20秒間」、「30秒間」の3種類の表示演出時間のものが設定されている。また、不図示の「リーチAハズレテーブル」には、変動パターンとして、リーチハズレの表示パターンとして「20秒間」」の表示演出時間のものが設定されている。また、不図示の「リーチBハズレテーブル」には、変動パターンとして、リーチハズレの表示パターンとして「30秒間」」の表示演出時間のものが設定されている。また、不図示の「リーチCハズレテーブル」には、変動パターンとして、リーチハズレの表示パターンとして「10秒間」」の表示演出時間のものが設定されている。また、不図示の「リーチA確変当たりテーブル」、「リーチAノーマル当たりテーブル」には、変動パターンとして、大当たりの表示パターンとして「22秒間」の表示演出時間のものが設定されている。更に、不図示の「リーチB確変当たりテーブル」、「リーチBノーマル当たりテーブル」には、変動パターンとして、大当たりの表示パターンとして「32秒間」の表示演出時間のものが設定されている。
【0055】
また、変動パターンテーブル91の「エアーポンプ駆動」には、「パターン1」に対応して、エアーポンプ55の3秒間ON・3秒間OFFの駆動を繰り返す「3秒間欠駆動」、「パターン3」乃至「パターン5」に対応して、エアーポンプ55の2秒間ON・2秒間OFFの駆動を繰り返す「2秒間欠駆動」、「パターン9」及び「パターン10」に対応して、エアーポンプ55の1秒間ON・1秒間OFFの駆動を繰り返す「1秒間欠駆動」、「パターン13」及び「パターン14」に対応して、エアーポンプ55の1.5秒間ON・1.5秒間OFFの駆動を繰り返す「1.5秒間欠駆動」が予め登録されている。また、「パターン2」、「パターン6」乃至「パターン8」、「パターン11」、「パターン12」、「パターン15」及び「パターン16」の各「エアーポンプ駆動」には、エアーポンプ55を作動させない、即ち気泡を発生させない「停止」が予め登録されている。
【0056】
また、変動パターンテーブル91の「LED基板駆動」には、「パターン1」、「パターン2」、「パターン6」乃至「パターン8」、「パターン11」、「パターン12」、「パターン15」及び「パターン16」に対応して、各LED基板62のフルカラーのLED62A(図18参照)を白色点灯駆動する「白色点灯」が予め登録されている。また、「パターン3」乃至「パターン5」に対応して、各LED基板62のフルカラーのLED62Aを青色点灯駆動する「青色点灯」、「パターン9」及び「パターン10」に対応して、各LED基板62のフルカラーのLED62Aを赤色点灯駆動する「赤色点灯」、「パターン13」及び「パターン14」に対応して、各LED基板62のフルカラーのLED62Aを黄色点灯駆動する「黄色点灯」が予め登録されている。
【0057】
次に、音制御基板87のROM872の音パターンテーブル記憶エリア872Aに記憶される音パターンテーブル92について図16に基づいて説明する。
図16に示すように、スピーカ6Aの駆動パターンを選択する際に使用する音パターンテーブル92は、主基板85のCPU851から指示される変動図柄の変動パターンを示す「変動パターン」と、この「変動パターン」に対応する「音パターン」とから構成されている。
【0058】
また、音パターンテーブル92の「変動パターン」には、「パターン1」〜「パターン16」の16種類の変動パターンが予め登録されている。
また、音パターンテーブル92の「音パターン」には、「パターン1」及び「パターン2」に対応して「ポヨーン(擬態音)」、「パターン3」及び「パターン6」に対応して女性又は男性の声で「リーチ!」、「パターン4」及び「パターン7」に対応して女性又は男性の声で「あと一歩」、「パターン5」及び「パターン8」に対応して「ピコーン(擬態音)」、「パターン9」及び「パターン11」に対応して女性又は男性の声で「暑い、暑い!」、「パターン10」及び「パターン12」に対応して女性又は男性の声で「ヤッター」、「パターン13」乃至「パターン16」に対応して女性又は男性の声で「暑いよ!」が予め登録されている。
【0059】
次に、ランプ制御基板88のROM882の点灯パターンテーブル記憶エリア882Aに記憶される点灯パターンテーブル93について図17に基づいて説明する。
図17に示すように、各電飾ランプ36A、12、各電飾ランプ基板38等の点灯パターンを選択する際に使用する点灯パターンテーブル93は、主基板85のCPU851から指示される変動図柄の変動パターンを示す「変動パターン」と、この「変動パターン」に対応する「点灯パターン」とから構成されている。
【0060】
また、点灯パターンテーブル93の「変動パターン」には、「パターン1」〜「パターン16」の16種類の変動パターンが予め登録されている。
また、点灯パターンテーブル93の「点灯パターン」には、「パターン1」及び「パターン2」に対応して、各電飾ランプ36A、12、各電飾ランプ基板38等の2.5秒間点灯・2.5秒間消灯を繰り返す「2.5秒点滅」、「パターン3」乃至「パターン8」に対応して、各電飾ランプ36A、12、各電飾ランプ基板38等の2秒間点灯・2秒間消灯を繰り返す「2秒点滅」、「パターン9」乃至「パターン12」に対応して、各電飾ランプ36A、12、各電飾ランプ基板38等の0.5秒間点灯・0.5秒間消灯を繰り返す「0.5秒点滅」、「パターン13」乃至「パターン16」に対応して、各電飾ランプ36A、12、各電飾ランプ基板38等の1秒間点灯・1秒間消灯を繰り返す「1秒点滅」が予め登録されている。
【0061】
次に、上記のように構成された前面カバー部材10の各容器15内に気泡を発生させる構成について図18に基づいて説明する。尚、図18には左側の容器15内に気泡が発生する状態を示しているが、右側に配置される容器15内にも同様に気泡が発生する。
図18に示すように、パチンコ機1が起動された場合は、表示制御基板86を介してエアーポンプ55に通電されると共に、ソレノイド本体70へ通電される。これにより、エアーポンプ55から供給されるエアーは、エアーチューブ76を介して各容器15の底部近傍に排気され、各容器15の透光性液体15A内に下から連続して上昇する気泡が発生する。また、ソレノイド本体70に通電された場合は、ソレノイド軸71がソレノイドキャップ72の弾性力に抗して吸引され、二股ストロー80の他端部は大気に開放される。このため、エアーチューブ76の他端側から透光性液体15A内に供給されるエアーは、各容器15の排気口78に一端側が接続される排気チューブ79及び二股ストロー80を介して大気中に排気される。
【0062】
また、パチンコ機1が起動された場合は、表示制御基板86を介して各LED基板62が起動され、このLED基板62上に配置されるフルカラーの各LED62Aが点灯駆動され、各光拡散板61を介して透光性液体15A内の気泡が照らされて、遊技者は透明な各カバー部材16A〜16Dを介してこの気泡が上昇する状態を見ることができる。
【0063】
一方、パチンコ機1の電源がOFFの場合は、表示制御基板86を介してエアーポンプ55、ソレノイド本体70、及び各LED基板62は通電されず、駆動されない。これにより、ソレノイド本体70は通電されないため、二股チューブ80の他端側は、ソレノイドゴム73によって閉塞され、各容器15内の透光性液体15Aの蒸発を防止できる。
【0064】
ここで、主基板85上に配設されるCPU851、ROM852、RAM853、入出力回路(I/O)854、クロック回路850は、主制御部を構成する。また、CPU851は、第1のCPUとして機能する。また、LCD90は、特別図柄表示装置として機能する。また、表示制御基板86上に配設されるCPU861、ROM862、RAM863、入出力回路(I/O)864、VDP865、クロック回路860は、表示制御部を構成する。また、CPU861は、第2のCPUとして機能する。また、エアーポンプ55、エアーチューブ76排気チューブ79、ソレノイドユニット63は、気泡発生手段を構成する。また、CPU861、ROM862、RAM863、入出力回路(I/O)864、クロック回路860は、気泡発生制御手段を構成する。また、各光拡散板61、各LED基板62は、照明手段を構成する。また、CPU861、ROM862、RAM863、入出力回路(I/O)864、クロック回路860は、照明制御手段を構成する。
【0065】
次に、このように構成された主基板85、表示制御基板86、音制御基板87及びランプ制御基板88のリーチハズレ等の各制御処理について図19乃至図23に基づいて説明する。
先ず、第1実施形態に係る主基板85のCPU851が実行するリーチハズレ等の表示制御処理について図19に基づいて説明する。
図19に示すように、先ず、ステップ(以下、Sという)1において、CPU851は、始動口のパチンコ球の入賞、即ち始動口スイッチからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路(I/O)854を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行する。
そして、始動口スイッチからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路854を介して入力されていない場合には(S1:NO)、処理を終了する。
【0066】
一方、始動口スイッチからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路854を介して入力された場合には(S1:YES)、S2において、「カウント値取得処理」を実行する。
この「カウント値取得処理」は、CPU851は、始動口スイッチからパチンコ球の検出信号が入力された時の大当たりカウンタ853Aに記憶されている数値をその時の「大当たりカウント値」として代数Vに代入してパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。従って、この代数Vには「0」〜「198」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア853Hに記憶される。
【0067】
また、同時に、CPU851は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときのリーチカウンタ853Cに記憶されている数値をその時の「リーチカウント値」として代数Mに代入してパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。従って、この代数Mには「0」〜「142」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア853Hに記憶される。
【0068】
また、同時に、CPU851は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときの大当たり図柄選択カウンタ853Dに記憶されている数値をその時の「大当たり図柄選択カウント値」として代数Yに代入してパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。従って、この代数Yには「0」〜「8」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア853Hに記憶される。
【0069】
また、同時に、CPU851は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときの変動パターン選択カウンタ853Eに記憶されている数値をその時の「変動パターン選択カウント値」として代数Hに代入してパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。従って、この代数Hは「0」〜「11」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア853Hに記憶される。
【0070】
また、同時に、CPU851は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときのハズレ図柄選択カウンタ853Fに記憶されている数値をその時の「ハズレ図柄選択カウント値」として代数Iに代入してパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。従って、この代数Iには「0」〜「200」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア853Hに記憶される。
【0071】
更に、同時に、CPU851は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときのリーチ図柄選択カウンタ853Gに記憶されている数値をその時の「リーチ図柄選択カウント値」として代数Fに代入してパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。従って、この代数Fには「0」〜「143」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア853Hに記憶される。
尚、LCD90に表示される変動図柄の変動中に始動口に入賞したパチンコ球の各入賞時の上記各カウント値がパラメータ記憶エリア853Hに記憶されて、順次後述のS3以降の処理が実行される。
【0072】
次にS3において、CPU851は、「時短・確変モード」か否かを判定する判定処理を実行する。
この「時短・確変モード」か否かの判定処理は、先ず、CPU851は、パラメータ記憶エリア853Hに記憶されている後述の時短・確変代数L(電源投入時に、時短・確変代数Lには「0」が代入されている)を読み出す。そして、この時短・確変代数Lが「0」の場合には、「時短・確変モード」でないと判定して、予めROM852に記憶されている「通常大当たり数値」(第1実施形態の場合は、「7」である。)を読み出し、この「通常大当たり数値」を「大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。また、パラメータ記憶エリア853Hから読み出した時短・確変代数Lが「1」の場合には、「時短・確変モード」であると判定して、予めROM852に記憶されている「確変大当たり数値」(第1実施形態の場合は、「0〜9」である。)を読み出し、この「確変大当たり数値」を「大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。
【0073】
ここで、「時短・確変モード」とは、「時短モード」の遊技状態と「確変モード」の遊技状態とが同時に発生する遊技状態をいう。
また、「時短モード」の遊技状態とは、LCD90に表示される変動図柄の図柄変動時間が通常遊技状態よりも短くなるように表示制御される遊技状態をいう。(例えば、通常遊技状態の場合には、変動図柄の変動時間は、10秒乃至30秒であるが、時短モードの遊技状態の場合には、変動図柄の変動時間は、5秒乃至7秒となって通常遊技状態よりも早く停止する。)これにより、LCD90に表示される変動図柄の単位時間当たりの図柄変動回数を増加させることができる。また、LCD90に表示される変動図柄の変動中に始動口に入賞したパチンコ球の各入賞時の上記各カウント値が4回分までパラメータ記憶エリア853Hに記憶されて保留されているが、この各保留分の処理を短時間で処理できるため、単位時間当たりの保留可能回数を増加させることができる。
また、「確変モード」の遊技状態とは、上記の通り「大当たり数値」の種類を通常遊技状態よりも多くして、大当たりの発生確率が通常時における大当たりの発生確率よりも高くなる遊技状態をいう。これにより、「確変モード」の遊技状態の場合には、遊技者は始動口への少ない入賞回数で大当たりを獲得することが可能となる。
尚、第1実施形態では、「時短・確変モード」において、「時短モード」の遊技状態と「確変モード」の遊技状態とを同時に発生させているが、「確変モード」の遊技状態だけが発生する遊技状態にしてもよい。
【0074】
次に、S4において、CPU851は「大当たり」か否かを判定する判定処理を実行する。
この「大当たり」か否かの判定処理は、先ず、パラメータ記憶エリア853Hから「大当たりカウント値」としての代数Vを読み出す。そして、この代数Vが、パラメータ記憶エリア853Hに記憶されている「大当たり数値」と一致するかどうか判定する。そして、一致すれば、大当たり代数R(電源投入時に、大当たり代数Rには「0」が代入されている。)に「1」を代入してパラメータ記憶エリア853Hに記憶し、一致しない場合には、大当たり代数Rに「0」を代入してパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。
従って、「時短・確変モード」でない通常の遊技状態の場合には、「大当たり」の発生確率は、1/199である。また、「時短・確変モード」の遊技状態の場合には、「大当たり」の発生確率は、10/199である。これにより、「時短・確変モード」の場合には、「大当たり」になる確率が、通常の遊技状態の場合の約10倍になる。
尚、「時短・確変モード」でない通常の遊技状態の場合には、変動図柄の変動時間は、約10秒乃至30秒であるが、「時短・確変モード」の遊技状態の場合には、変動図柄の変動時間は、約5秒乃至7秒となって通常の遊技状態よりも早く停止する。
【0075】
そして、再度パラメータ記憶エリア853Hから大当たり代数Rが読み出され、この大当たり代数Rが「0」か「1」か判定される。即ち、「大当たり」が発生したか否か判定される。
この大当たり代数Rが「1」の場合には、「大当たり」が発生したと判定されて(S4:YES)、S5において、確変獲得か否か判定する判定処理を実行する。そして、確変獲得の場合には(S5:YES)、S6において、CPU851は、後述の「確変獲得処理」のサブ処理(図20参照)を実行する。
【0076】
続いて、S7において、確変大当たり図柄を選択する処理を実行する。この確変大当たり図柄の選択は、大当たり図柄選択カウント値としての代数Yをパラメータ記憶エリア853Hから読みだし、該代数Yが偶数の場合は、表示制御基板86に指示する大当たり図柄として「777」の大当たり図柄をパラメータ記憶エリア853Hに記憶し、一方、該代数Yが奇数の場合は、表示制御基板86に指示する大当たり図柄として「333」の大当たり図柄をパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。
そして、S8において、CPU851は、表示制御基板86のCPU861に指示する変動パターンを選択する。即ち、パラメータ記憶エリア853Hから変動パターン選択カウント値としての代数Hを読み出し、この代数Hが「0〜4」の場合は、表示制御基板86のCPU861に指示する変動パターンとして「パターン9」をパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。また、該代数Hが「5〜9」の場合は、表示制御基板86のCPU861に指示する変動パターンとして「パターン10」をパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。また、該代数Hが「10」の場合は、表示制御基板86のCPU861に指示する変動パターンとして「パターン11」をパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。更に、該代数Hが「11」の場合は、表示制御基板86のCPU861に指示する変動パターンとして「パターン12」をパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。
【0077】
また、S5において、確変獲得をしていないと判定された場合には(S5:NO)、S9において、ノーマル大当たり図柄を選択する処理を実行する。このノーマル大当たり図柄の選択は、大当たり図柄選択カウント値としての代数Yをパラメータ記憶エリア853Hから読みだし、該代数Yに対応する大当たり図柄を選択する。例えば、代数Yが「0」の場合には「111」、「1」の場合には「222」、「2」の場合には「444」、「3」の場合には「444」、「4」の場合には「555」、「5」の場合には「666」、「6」の場合には「666」、「7」の場合には「888」、「8」の場合には「999」の各図柄を選択して、表示制御基板86のCPU861に指示する大当たり図柄としてパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。
【0078】
そして、S10において、CPU851は、表示制御基板86のCPU861に指示する変動パターンを選択する。即ち、パラメータ記憶エリア853Hから変動パターン選択カウント値としての代数Hを読み出し、この代数Hが「0〜4」の場合は、表示制御基板86のCPU861に指示する変動パターンとして「パターン13」をパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。また、該代数Hが「5〜9」の場合は、表示制御基板86のCPU861に指示する変動パターンとして「パターン14」をパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。また、該代数Hが「10」の場合は、表示制御基板86のCPU861に指示する変動パターンとして「パターン15」をパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。更に、該代数Hが「11」の場合は、表示制御基板86のCPU861に指示する変動パターンとして「パターン16」をパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。
【0079】
一方、S4において、読み出した大当たり代数Rが「0」の場合には、ハズレとして判定されて(S4:NO)、S11において、CPU851は、この時の変動図柄の表示が、変動図柄の3つの図柄のうち、2つの図柄が揃ったリーチ状態(例えば「5、−、5」や「7、−、7」等、但し「−」は図柄が回転中であることを意味する)を表示した後にハズレを表示するか否か判定される。
この判定は、パラメータ記憶エリア853Hに記憶されているリーチカウント値を読み出し、予めROM852に格納されているリーチ発生数値(第1実施形態の場合は、「0〜27」である。)のいずれかと一致するかどうか判定し、一致すればリーチ状態後ハズレを表示すると判定し(S11:YES)、S12において、ハズレリーチ図柄を選択する。このハズレリーチ図柄の選択は、パラメータ記憶エリア853Hからリーチ図柄選択カウント値としての代数Fを読み出し、この代数Fに対応するリーチハズレ図柄をRAM853から読み出し、表示制御基板86のCPU861に指示するリーチハズレ図柄としてパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。
【0080】
続いて、S13において、CPU851は、表示制御基板86のCPU861に指示する変動パターンを選択する。即ち、パラメータ記憶エリア853Hから変動パターン選択カウント値としての代数Hを読み出し、この代数Hが「0〜2」の場合は、表示制御基板86のCPU861に指示する変動パターンとして「パターン3」をパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。また、該代数Hが「3〜5」の場合は、表示制御基板86のCPU861に指示する変動パターンとして「パターン4」をパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。また、該代数Hが「6〜8」の場合は、表示制御基板86のCPU861に指示する変動パターンとして「パターン5」をパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。また、該代数Hが「9」の場合は、表示制御基板86のCPU861に指示する変動パターンとして「パターン6」をパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。また、該代数Hが「10」の場合は、表示制御基板86のCPU861に指示する変動パターンとして「パターン7」をパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。更に、該代数Hが「11」の場合は、表示制御基板86のCPU861に指示する変動パターンとして「パターン8」をパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。
【0081】
他方、S11において、パラメータ記憶エリア853Hに記憶されているリーチカウント値を読み出し、予めROM852に格納されているリーチ発生数値(第1実施形態の場合は、「0〜27」である。)のいずれとも一致しないと判定した場合には(S11:NO)、S14において、パラメータ記憶エリア853Hからハズレ図柄選択カウント値Iを読み出し、該代数Iに対応するハズレ図柄の図柄データをRAM853から読み込んで、表示制御基板86のCPU861に指示する図柄データとして、パラメータ記憶エリア853Hに記憶する。
また、S14において、CPU851は、表示制御基板86のCPU861に指示する変動パターンを選択する。即ち、パラメータ記憶エリア853Hから変動パターン選択カウント値としての代数Hを読み出し、この代数Hが「0〜9」の場合は、表示制御基板86のCPU861に指示する変動パターンとして「パターン1」をパラメータ記憶エリア853Hに記憶し、一方、該代数Hが「10」又は「11」の場合は、表示制御基板86のCPU861に指示する変動パターンとして「パターン2」をパラメータ記憶エリア853Hに記憶する。
【0082】
次に、S15において、CPU851は、再度、パラメータ記憶エリア853Hから表示制御基板86のCPU861に指示する図柄データと変動パターンとを読み出し、表示制御基板86のCPU861に指示する。
続いて、S16において、CPU851は、表示制御基板86のCPU861に出力した変動パターンの変動表示処理時間をROM852から読み出し、該処理時間待つ(S16:NO)。例えば、変動パターンが「パターン3」及び「パターン6」の場合には、20秒間待つ。また、変動パターンが「パターン4」及び「パターン7」の場合には、30秒間待つ。また、変動パターンが「パターン5」及び「パターン8」の場合には、10秒間待つ。また、変動パターンが「パターン9」、「パターン11」、「パターン13」及び「パターン15」の場合には、22秒間待つ。また、変動パターンが「パターン10」、「パターン12」、「パターン14」及び「パターン16」の場合には、32秒間待つ。更に、変動パターンが「パターン1」及び「パターン2」の場合には、ハズレ図柄に対応して予めROM852に格納されている各処理時間待つ。
【0083】
そして、「大当たり変動パターン」等の変動表示処理、又は「ハズレ図柄」の変動表示処理の処理時間が経過した場合には(S16:YES)、S17において、CPU851は、表示制御基板86のCPU861に変動を停止させるように、即ち、確定停止させるように指令する確定停止信号を表示制御基板86のCPU861に出力して処理を終了する。
【0084】
次に、「確変獲得処理」のサブ処理(S6)について図20に基づいて説明する。
図20に示すように、先ず、S21において、CPU851は、現在の遊技状態が通常遊技状態か否か判定する処理を実行する。即ち、パラメータ記憶エリア853Hから時短・確変代数Lを読み出し、この時短・確変代数Lが「0」か「1」のいずれであるか判定する処理を実行する。
【0085】
そして、CPU851は、S21でパラメータ記憶エリア853Hから読み出した時短・確変代数Lが「1」の場合には、現在の遊技状態が「通常遊技状態」でないと判定し(S21:NO)、S22において、該時短・確変代数Lに「0」を代入して、再度パラメータ記憶エリア853Hに記憶し、当該サブ処理を終了して「始動口入賞処理」に戻る。
【0086】
他方、CPU851は、S21でパラメータ記憶エリア853Hから読み出した時短・確変代数Lが「0」の場合には、現在の遊技状態が「通常遊技状態」であると判定し(S21:YES)、S23において、「時短・確変モード」を獲得したか否かを判定する判定処理を実行する。
この「時短・確変モード」を獲得したか否か判定する処理は、先ず、CPU851は、パラメータ記憶エリア853Hから「大当たり図柄選択カウント値」としての代数Yを読み込む。次に、CPU851は、この読み込んだ代数Yが「0」〜「3」の数値データのいずれかと一致するか否か判定する。
そして、CPU851は、この読み込んだ代数Yが「0」〜「3」の数値データのいずれかと一致した場合には、「時短・確変モード」を獲得したと判定し、該代数Yが「0」〜「3」の数値データのいずれとも一致しない場合には、「時短・確変モード」を獲得できなかったと判定する。よって、この場合には、「時短・確変モード」を獲得できる確率は、4/9である。
これにより、変動表示で最終的に停止表示された大当たり図柄が、「111」、「222」、「444」、「555」、「666」、「888」、「999」の場合には、「時短・確変モード」は発生しない。他方、「通常遊技状態」の場合に、変動表示で最終的に停止表示された大当たり図柄が、「333」又は「777」の場合に、「時短・確変モード」が発生する。
【0087】
そして、S23で「時短・確変モード」を獲得しなかった場合には(S23:NO)、S22において、パラメータ記憶エリア853Hから読み出した時短・確変代数Lに「0」を代入して、再度パラメータ記憶エリア853Hに記憶し、当該サブ処理を終了して「始動口入賞処理」に戻る。
一方、S23で「時短・確変モード」を獲得した場合には(S23:YES)、S24において、CPU851は、「時短・確変モードの設定」を行う。即ち、パラメータ記憶エリア853Hから読み出した時短・確変代数Lに「1」を代入して、再度、パラメータ記憶エリア853Hに記憶する。そして、当該サブ処理を終了して「始動口入賞処理」に戻る。
【0088】
次に、上記のように構成された表示制御基板86のCPU861が実行する「大当たり図柄」等の表示、エアーポンプ55の駆動、及び各LED基板62の駆動の各制御処理について図21に基づいて説明する。
図21に示すように、先ず、S31において、CPU861は、主基板85のCPU851から図柄変動開始指令が入力されているか否か判定する判定処理を実行する。
そして、CPU861は、主基板85のCPU851から図柄変動開始指令が入力されている場合には(S31:YES)、S32において、エアーポンプ及びLED基板駆動処理のサブ処理を実行する。
【0089】
このエアーポンプ及びLED基板駆動処理のサブ処理は、先ず、CPU861は、図柄変動開始指令をRAM863に記憶する。そして、CPU861は指示された「変動パターン」をRAM863に記憶される図柄変動開始指令から読み出し、ROM862の変動パターンテーブル記憶エリア862Aに記憶される変動パターンテーブル91から、当該「変動パターン」に対応する「エアーポンプ駆動」と「LED基板駆動」とを読み出し、この「エアーポンプ駆動」と「LED基板駆動」とに基づいてエアーポンプ55を駆動制御すると共に、各LED基板62のフルカラーのLED62Aを点灯駆動する。
【0090】
例えば、「変動パターン」が「パターン1」の場合には、CPU861は、変動パターンテーブル91から「3秒間欠駆動」と「白色点灯」を読み出し、エアーポンプ55の3秒間ON・3秒間OFFの間欠駆動を開始すると共に、各LED基板62のフルカラーのLED62Aを白色点灯させる。また、「変動パターン」が「パターン3」乃至「パターン5」のいずれかの場合には、CPU861は、変動パターンテーブル91から「2秒間欠駆動」と「青色点灯」を読み出し、エアーポンプ55の2秒間ON・2秒間OFFの間欠駆動を開始すると共に、各LED基板62のフルカラーのLED62Aを青色点灯させる。また、「変動パターン」が「パターン9」又は「パターン10」の場合には、CPU861は、変動パターンテーブル91から「1秒間欠駆動」と「赤色点灯」を読み出し、エアーポンプ55の1秒間ON・1秒間OFFの間欠駆動を開始すると共に、各LED基板62のフルカラーのLED62Aを赤色点灯させる。また、「変動パターン」が「パターン13」又は「パターン14」の場合には、CPU861は、変動パターンテーブル91から「1.5秒間欠駆動」と「黄色点灯」を読み出し、エアーポンプ55の1.5秒間ON・1.5秒間OFFの間欠駆動を開始すると共に、各LED基板62のフルカラーのLED62Aを黄色点灯させる。更に、「変動パターン」が「パターン2」、「パターン6」〜「パターン8」、「パターン11」、「パターン12」、「パターン15」及び「パターン16」のうちのいずれかである場合には、CPU861は、変動パターンテーブル91から「停止」と「白色点灯」を読み出し、エアーポンプ55の駆動を停止すると共に、各LED基板62のフルカラーのLED62Aを白色点灯させる。
【0091】
続いて、S33において、CPU861は、指示された「変動パターン」を再度RAM863から読み出し、ROM862の変動パターンテーブル記憶エリア862Aに記憶される変動パターンテーブル91から、当該「変動パターン」に対応する「変動表示テーブル」を読み出す。
例えば、「変動パターン」が「パターン1」又は「パターン2」の場合には、「完全ハズレテーブル」を読み出す。また、「変動パターン」が「パターン3」又は「パターン6」の場合には、「リーチAハズレテーブル」を読み出す。また、「変動パターン」が「パターン4」又は「パターン7」の場合には、「リーチBハズレテーブル」を読み出す。また、「変動パターン」が「パターン5」又は「パターン8」の場合には、「リーチCハズレテーブル」を読み出す。また、「変動パターン」が「パターン9」又は「パターン11」の場合には、「リーチA確変当たりテーブル」を読み出す。また、「変動パターン」が「パターン10」又は「パターン12」の場合には、「リーチB確変当たりテーブル」を読み出す。また、「変動パターン」が「パターン13」又は「パターン15」の場合には、「リーチAノーマル当たりテーブル」を読み出す。また、「変動パターン」が「パターン14」又は「パターン16」の場合には、「リーチBノーマル当たりテーブル」を読み出す。
【0092】
続いて、S34において、CPU861は、該変動表示テーブルから読み出した各データに基づいて、3列の変動図柄の変動表示を開始する。
【0093】
そして、S35において、3列の変動図柄を図柄変動開始指令で指示された各図柄で一旦停止させる(3列の変動図柄を上下に揺動させる。)
その後、S36において、CPU861は、主基板85のCPU851からの確定停止信号の入力を待つ(S36:NO)。そして、確定停止信号が入力された場合には(S36:YES)、S37において、変動図柄を確定停止表示する。
【0094】
続いて、S38において、CPU861は、エアーポンプ55の連続駆動を開始すると共に、S39において、LED基板62のフルカラーのLED62Aを白色点灯させて処理を終了する。
【0095】
他方、S31において、CPU861は、主基板85のCPU851から図柄変動開始指令が入力されていない場合には(S31:NO)、S38以降の処理を実行して処理を終了する。
【0096】
次に、上記のように構成されたランプ制御基板88のCPU881が実行する各電飾ランプ36A、12、各電飾ランプ基板38等の駆動制御処理について図22に基づいて説明する。
図22に示すように、先ず、S45において、CPU881は、主基板85のCPU851から図柄変動開始指令が入力されているか否か判定する判定処理を実行する。
そして、CPU881は、主基板85のCPU851から図柄変動開始指令が入力されていない場合には(S45:NO)、処理を終了する。
【0097】
一方、CPU881は、主基板85のCPU851から図柄変動開始指令が入力されている場合には(S45:YES)、S46において、ランプ駆動処理のサブ処理を実行する。
このランプ駆動処理のサブ処理は、先ず、CPU881は、図柄変動開始指令をRAM883に記憶する。そして、CPU881は指示された「変動パターン」をRAM883に記憶される図柄変動開始指令から読み出し、ROM882の点灯パターンテーブル記憶エリア882Aに記憶される点灯パターンテーブル93から、当該「変動パターン」に対応する「点灯パターン」を読み出し、この「点灯パターン」に基づいて各電飾ランプ36A、12、各電飾ランプ基板38を点灯駆動する。
【0098】
例えば、「変動パターン」が「パターン1」又は「パターン2」の場合には、CPU881は、点灯パターンテーブル93から「2.5秒点滅」を読み出し、各電飾ランプ36A、12、各電飾ランプ基板38の2.5秒間ON・2.5秒間OFFの点滅駆動を開始する。また、「変動パターン」が「パターン3」乃至「パターン8」のいずれかの場合には、CPU881は、点灯パターンテーブル93から「2秒点滅」を読み出し、各電飾ランプ36A、12、各電飾ランプ基板38の2秒間ON・2秒間OFFの点滅駆動を開始する。また、「変動パターン」が「パターン9」乃至「パターン12」のいずれかの場合には、CPU881は、点灯パターンテーブル93から「0.5秒点滅」を読み出し、各電飾ランプ36A、12、各電飾ランプ基板38の0.5秒間ON・0.5秒間OFFの点滅駆動を開始する。更に、「変動パターン」が「パターン13」乃至「パターン16」のいずれかの場合には、CPU881は、点灯パターンテーブル93から「1秒点滅」を読み出し、各電飾ランプ36A、12、各電飾ランプ基板38の1秒間ON・1秒間OFFの点滅駆動を開始する。
【0099】
続いて、S47において、CPU881は、主基板85のCPU851からの確定停止信号の入力を待つ(S47:NO)。
そして、確定停止信号が入力された場合には(S47:YES)、S48において、各電飾ランプ36A、12、各電飾ランプ基板38の点滅駆動を停止して通常ランプ表示にさせて処理を終了する。
【0100】
次に、上記のように構成された音制御基板87のCPU871が実行するスピーカ6Aの駆動制御処理について図23に基づいて説明する。
図23に示すように、先ず、S51において、CPU871は、主基板85のCPU851から図柄変動開始指令が入力されているか否か判定する判定処理を実行する。
そして、CPU871は、主基板85のCPU851から図柄変動開始指令が入力されていない場合には(S51:NO)、処理を終了する。
【0101】
一方、CPU871は、主基板85のCPU851から図柄変動開始指令が入力されている場合には(S51:YES)、S52において、スピーカ駆動処理のサブ処理を実行する。
このスピーカ駆動処理のサブ処理は、先ず、CPU871は、図柄変動開始指令をRAM873に記憶する。そして、CPU871は指示された「変動パターン」をRAM873に記憶される図柄変動開始指令から読み出し、ROM872の音パターンテーブル記憶エリア872Aに記憶される音パターンテーブル92から、当該「変動パターン」に対応する「音パターン」を読み出し、スピーカ6Aを介してこの「音パターン」のデータに基づいて音声などを再生後、処理を終了する。
【0102】
例えば、「変動パターン」が「パターン1」又は「パターン2」の場合には、CPU871は、音パターンテーブル92から「ポヨーン(擬態音)」を読み出して、上記図柄変動開始指令を受けてから所定時間経過後(例えば、2秒後など。)に、スピーカ6Aを介して擬態音である「ポヨーン」を再生後、処理を終了する。また、「変動パターン」が「パターン3」又は「パターン6」の場合には、CPU871は、音パターンテーブル92から「リーチ!」を読み出して、上記図柄変動開始指令を受けてから所定時間経過後(例えば、2秒後など。)に、スピーカ6Aを介して女性又は男性の声で「リーチ!」を再生後、処理を終了する。また、「変動パターン」が「パターン4」又は「パターン7」の場合には、CPU871は、音パターンテーブル92から「あと一歩」を読み出して、上記図柄変動開始指令を受けてから所定時間経過後(例えば、2秒後など。)に、スピーカ6Aを介して女性又は男性の声で「あと一歩」を再生後、処理を終了する。また、「変動パターン」が「パターン5」又は「パターン8」の場合には、CPU871は、音パターンテーブル92から「ピコーン(擬態音)」を読み出して、上記図柄変動開始指令を受けてから所定時間経過後(例えば、2秒後など。)に、スピーカ6Aを介して擬態音である「ピコーン」を再生後、処理を終了する。また、「変動パターン」が「パターン9」又は「パターン11」の場合には、CPU871は、音パターンテーブル92から「暑い、暑い!」を読み出して、上記図柄変動開始指令を受けてから所定時間経過後(例えば、2秒後など。)に、スピーカ6Aを介して女性又は男性の声で「暑い、暑い!」を再生後、処理を終了する。また、「変動パターン」が「パターン10」又は「パターン12」の場合には、CPU871は、音パターンテーブル92から「ヤッター」を読み出して、上記図柄変動開始指令を受けてから所定時間経過後(例えば、2秒後など。)に、スピーカ6Aを介して女性又は男性の声で「ヤッター」を再生後、処理を終了する。また、「変動パターン」が「パターン13」乃至「パターン16」の場合には、CPU871は、音パターンテーブル92から「暑いよ!」を読み出して、上記図柄変動開始指令を受けてから所定時間経過後(例えば、2秒後など。)に、スピーカ6Aを介して女性又は男性の声で「暑いよ!」を再生後、処理を終了する。
【0103】
従って、第1実施形態のパチンコ機1によれば、主基板85のCPU851は、表示制御基板86のCPU861に対して図柄変動開始指令を送出するだけで、この表示制御基板86のCPU861は、受信した図柄変動開始指令に基づいて指示された変動パターンに対応する図柄変動表示を行うと共に、エアーポンプ55及び各LED基板62の駆動制御を行うため、パチンコ機1にエアーポンプ55や各LED基板62などにより構成される装飾部材を新たに追加しても主基板85の制御プログラム量を増加させる必要がなく、該主基板85を容易に小型化することができると共に、主基板85の制御プログラム量を小さくして、この主基板85への不正行為の有無を容易に且つ迅速に検査できる。また、表示制御基板86のCPU861を介してエアーポンプ55や各LED基板62などを駆動制御するため、このエアーポンプ55や各LED基板62などの制御基板(制御部)を新たに独立して設ける必要がなく、製造コストの削減化を図ることができる。更に、エアーポンプ55や各LED基板62などが表示制御基板86のCPU861により駆動制御されるため、各容器15内に発生する気泡の発生状態や、気泡の照明状態をLCD90の画像の変化に容易に連動させることができ、パチンコ機1の演出効果の高度化、複雑化を図ることが可能となり、遊技者の興味を引きつけ、且つ興趣を増大させることができる。
【0104】
次に、第2実施形態に係るパチンコ機について図24乃至図28に基づいて説明する。尚、図24乃至図28において上記図1乃至図23の第1実施形態に係るパチンコ機1等の構成と同一符号は、該第1実施形態に係るパチンコ機1等の構成と同一あるいは相当部分を示すものである。
第2実施形態に係るパチンコ機の概略構成は、第1実施形態に係るパチンコ機1とほぼ同じ構成である。また、各種制御処理も第1実施形態に係るパチンコ機1とほぼ同じ制御処理である。
但し、図24に示すように、第2実施形態に係るパチンコ機101の上皿6の前面上部には、操作ボタン6Bの左側にエアーポンプ55の駆動状態及びLED基板62の照明状態を選択できるスイッチ102が設けられている点で第1実施形態に係るパチンコ機1と異なっている。また、図25に示すように、このスイッチ102は、表示制御基板86の入出力回路(I/O)864に接続され、該スイッチ102を押下することによって、押下されたことを示す信号が入出力回路(I/O)864に対して出力される。そして、遊技者がこのスイッチ102を押下することによって、後述のようにエアーポンプ55の駆動状態及びLED基板62の照明状態とを変更することができるように構成されている(図28参照)。ここで、スイッチ102は、入力手段として機能する。
また、図26に示すように、表示制御基板86のROM862には、スイッチ102が押下された場合に、CPU861が後述の「スイッチ割込処理」を実行する際に使用する割込処理テーブル105(図27参照)が格納される割込処理テーブル記憶エリア862Bが設けられている。
【0105】
次に、表示制御基板86のROM862の割込処理テーブル記憶エリア862Bに記憶される割込処理テーブル105について図27に基づいて説明する。
図27に示すように、「スイッチ割込処理」を実行する際に使用する割込処理テーブル105は、「割込カウント値」と、この「割込カウント値」に対応する「エアーポンプ駆動」及び「LED基板駆動」とから構成されている。
また、割込処理テーブル105の「割込カウント値」には、「1」、「2」及び「3」の3種類の数値が予め格納されている。
【0106】
また、割込処理テーブル105の「エアーポンプ駆動」には、「割込カウント値」の「1」に対応して、エアーポンプ55の5秒間ON・5秒間OFFの駆動を繰り返す「5秒間欠駆動」が予め登録されている。また、「割込カウント値」の「2」に対応して、この「エアーポンプ駆動」には、エアーポンプ55を連続して作動させる「連続駆動」が予め登録されている。また、「割込カウント値」の「3」に対応して、この「エアーポンプ駆動」には、エアーポンプ55を作動させない、即ち気泡を発生させない「停止」が予め登録されている。
【0107】
また、割込処理テーブル105の「LED基板駆動」には、「割込カウント値」の「1」に対応して、各LED基板62のフルカラーのLED62A(図18参照)を緑色点灯駆動する「緑色点灯」が予め登録されている。また、「割込カウント値」の「2」に対応して、この「LED基板駆動」には、各LED基板62のフルカラーのLED62Aを赤色点灯駆動する「赤色点灯」が予め登録されている。また、「割込カウント値」の「3」に対応して、この「LED基板駆動」には、各LED基板62のフルカラーのLED62Aを緑色点灯駆動する「緑色点灯」が予め登録されている。
【0108】
次に、上記のように構成された表示制御基板86のCPU861が所定時間間隔毎(第2実施形態では、約5msec毎である。)に実行する「スイッチ割込処理」の制御処理について図28に基づいて説明する。
図28に示すように、先ず、S61において、CPU861は、スイッチ102が押下された信号が入力されているか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、CPU861は、スイッチ102から押下された信号が入力されている場合には(S61:YES)、S62において、RAM863から割込カウント値Nを読み出し、該割込カウント値Nに「1」加算してRAM863に記憶する。
尚、該割込カウント値Nは、パチンコ機101の起動時に、「0」が代入されてRAM863に記憶されている。
【0109】
続いて、S63において、CPU861は、再度RAM863から割込カウント値Nを読み出し、この割込カウント値Nが「3」より大きいか否かを判定する判定処理を実行する。そして、この割込カウント値Nが「3」より大きい場合は(S63:YES)、S64において、CPU861は、該割込カウント値Nに「1」を代入して、RAM863に記憶する。一方、S63において、この割込カウント値Nが「3」以下の場合には(S63:NO)、CPU861は、S65以降の処理を実行する。
また、S61において、CPU861は、スイッチ102から押下された信号が入力されていない場合には(S61:NO)、S65以降の処理を実行する。
【0110】
続いて、S65において、CPU861は、再度RAM863から割込カウント値Nを読み出し、該割込カウント値Nが「0」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、CPU861は、この割込カウント値Nが「0」でない場合には(S65:NO)、S66において、エアーポンプ及びLED基板の割込駆動処理のサブ処理を実行する。
このエアーポンプ及びLED基板の割込駆動処理のサブ処理は、先ず、CPU861は、RAM863から割込カウント値Nを読み出し、ROM862の割込処理テーブル記憶エリア862Bに記憶される割込処理テーブル105から、当該割込カウント値Nに等しい「割込カウント値」に対応する「エアーポンプ駆動」と「LED基板駆動」とを読み出し、この「エアーポンプ駆動」と「LED基板駆動」とに基づいてエアーポンプ55を駆動制御すると共に、各LED基板62のフルカラーのLED62Aを点灯駆動する。
【0111】
例えば、RAM863から読み出した割込カウント値Nが「1」の場合には、CPU861は、割込処理テーブル105から「割込カウント値」の「1」に対応する「5秒間欠駆動」と「緑色点灯」を読み出し、エアーポンプ55の5秒間ON・5秒間OFFの間欠駆動を開始すると共に、各LED基板62のフルカラーのLED62Aを緑色点灯させる。また、RAM863から読み出した割込カウント値Nが「2」の場合には、CPU861は、割込処理テーブル105から「割込カウント値」の「2」に対応する「連続駆動」と「赤色点灯」を読み出し、エアーポンプ55の連続駆動を開始すると共に、各LED基板62のフルカラーのLED62Aを赤色点灯させる。また、RAM863から読み出した割込カウント値Nが「3」の場合には、CPU861は、割込処理テーブル105から「割込カウント値」の「3」に対応する「停止」と「緑色点灯」を読み出し、エアーポンプ55の作動を停止すると共に、各LED基板62のフルカラーのLED62Aを緑色点灯させる。
【0112】
続いて、S67において、CPU861は、主基板85のCPU851から図柄変動開始指令が入力されているか否か判定する判定処理を実行する。
そして、CPU861は、主基板85のCPU851から図柄変動開始指令が入力されている場合には(S67:YES)、S68において、RAM863から割込カウント値Nを読み出し、この割込カウント値Nに「0」を代入して、再度RAM863に記憶して当該処理を終了する。
一方、S67において、CPU861は、主基板85のCPU851から図柄変動開始指令が入力されていない場合には(S67:NO)、当該処理を終了する。
他方、上記S65において、CPU861は、RAM863から読み出した割込カウント値Nが「0」の場合には(S65:YES)、S67以降の処理を実行して処理を終了する。
【0113】
従って、第2実施形態のパチンコ機101によれば、上記第1実施形態のパチンコ機1の作用効果に加えて、表示制御基板86のCPU861は、スイッチ102から該スイッチ102が押下された信号が入力された場合には、主基板85のCPU851から新たな図柄変動開始指令が入力されるまで、このスイッチ102の押下された回数(1回〜3回、4回目は1回目に戻る。)に対応してエアーポンプ55及び各LED基板62の駆動制御を行うため、各容器15内に発生する気泡の発生状態や、気泡の照明状態をより多様化させることが可能となる。また、スイッチ102は遊技者が遊技中に操作可能となる位置に設けられているため、遊技者がこのスイッチ102を任意回数だけ押下することによって、各容器15内の気泡の発生状態やこの気泡の照明状態を遊技者が容易に変化させることができ、遊技機の演出効果を遊技者の好みに合わせることが可能となり、遊技者の興味をより強く引きつけ、且つ興趣を増大させることができる。
【0114】
尚、本発明は、前記第1実施形態及び第2実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、前記第1実施形態及び第2実施形態では、表示制御基板86のCPU861は、主基板85のCPU851から受信した図柄変動開始指令に基づいてエアーポンプ55及び各LED基板62の駆動制御を行ったが、CPU861は、各LED基板62のみの駆動制御を行い、エアーポンプ55及びソレノイド本体70は、起動時から連続して駆動する構成にしてもよい。
これにより、前記実施形態と比較して表示制御基板86の制御プログラム量の小型化を図り、製造コストの削減化を図ることができる。また、主基板85のCPU851は、表示制御基板86のCPU861に対して図柄変動開始指令を送出するだけで、この表示制御基板86のCPU861は、受信した図柄変動開始指令に基づいて指示された変動パターンに対応する図柄変動表示を行うと共に、各LED基板62の駆動制御を行うため、パチンコ機1にエアーポンプ55や各LED基板62などにより構成される装飾部材を新たに追加しても主基板85の制御プログラム量を増加させる必要がなく、該主基板85を容易に小型化することができる。また、表示制御基板86のCPU861を介して各LED基板62などを駆動制御するため、各LED基板62などの制御基板(制御部)を新たに独立して設ける必要がなく、製造コストの削減化を図ることができる。更に、各LED基板62などが表示制御基板86のCPU861により駆動制御されるため、各容器15内に発生する気泡の照明状態をLCD90の画像の変化に容易に連動させることができ、パチンコ機1の演出効果の高度化、複雑化を図ることが可能となり、遊技者の興味を引きつけ、且つ興趣を増大させることができる。
【0115】
【発明の効果】
以上説明した通り請求項1に係る遊技機では、第1のCPUを有する主制御部は、第2のCPUを有する表示制御部に対して表示制御情報を送出するだけで、該表示制御部は、主制御部から入力される該表示制御情報に基づいて変動図柄を表示するように特別図柄表示装置に制御信号を出力する。また、遊技機の構成部材に、少なくとも一部が前面側から見えるように遊技機の所定位置に配設されると共に、この前面側から見える部分が透光性であり、且つ内部が透光性液体で満たされる容器と、この容器内に気泡を発生させる気泡発生手段とが新たに設けられている。そして、第2のCPUを有する表示制御部は、気泡発生制御手段を介してこの気泡発生手段を駆動制御する。
これにより、遊技機の構成部材に透光性液体で満たされる容器内に気泡を発生させる気泡発生手段を設けても、第2のCPUを有する表示制御部が気泡発生制御手段を介してこの気泡発生手段を駆動制御するため、遊技機の構成部材に新たに気泡発生手段を追加しても主制御部の制御プログラム量を増加させる必要がなく、主制御部の制御プログラム量を容易に小型化することができると共に、主制御部の制御プログラム量を小さくして、この主制御部への不正行為の有無を容易に且つ迅速に検査できる遊技機を提供することができる。また、気泡発生手段は、気泡発生制御手段を介して表示制御部によって駆動制御されるため、独立して気泡発生手段の制御部を新たに設ける必要がなく、製造コストの削減化を図ることができる遊技機を提供することができる。
【0116】
また、請求項2に係る遊技機では、表示制御部は、主制御部から入力される表示制御情報に基づいて気泡発生制御手段を介して気泡発生手段を駆動制御するため、容器内に発生する気泡の発生状態を特別図柄表示装置の画像の変化に容易に連動させることができ、遊技機の演出効果の高度化、複雑化を図ることが可能となり、遊技者の興味を引きつけ、且つ興趣を増大させることができる遊技機を提供することができる。
【0117】
また、請求項3に係る遊技機では、第1のCPUを有する主制御部は、第2のCPUを有する表示制御部に対して表示制御情報を送出するだけで、該表示制御部は、主制御部から入力される該表示制御情報に基づいて変動図柄を表示するように特別図柄表示装置に制御信号を出力する。また、遊技機の構成部材に、少なくとも一部が前面側から見えるように遊技機の所定位置に配設されると共に、この前面側から見える部分が透光性であり、且つ内部が透光性液体で満たされる容器と、この容器内に気泡を発生させる気泡発生手段と、容器内に光を照射する照明手段とが新たに設けられている。そして、第2のCPUを有する表示制御部は、照明制御手段を介してこの照明手段を駆動制御する。
これにより、遊技機の構成部材に透光性液体で満たされると共に気泡発生手段により気泡が発生する容器内に光を照射する照明手段を設けても、第2のCPUを有する表示制御部が照明制御手段を介してこの照明手段を駆動制御するため、遊技機の構成部材に新たに照明手段を追加しても主制御部の制御プログラム量を増加させる必要がなく、主制御部の制御プログラム量を容易に小型化することができると共に、主制御部の制御プログラム量を小さくして、この主制御部への不正行為の有無を容易に且つ迅速に検査できる遊技機を提供することができる。また、照明手段は、照明制御手段を介して表示制御部によって駆動制御されるため、独立して照明手段の制御部を新たに設ける必要がなく、製造コストの削減化を図ることができる遊技機を提供することができる。
【0118】
また、請求項4に係る遊技機では、遊技機の構成部材に透光性液体で満たされる容器内に気泡を発生させる気泡発生手段と、この容器内に光を照射する照明手段とを設けても、第2のCPUを有する表示制御部が気泡発生制御手段を介してこの気泡発生手段を駆動制御し、又、照明制御手段を介してこの照明手段を駆動制御するため、容器内の気泡の発生状態とこの容器内に発生する気泡の照明状態とを容易に連動させることができ、遊技機の演出効果の高度化、複雑化を図ることが可能となり、遊技者の興味を引きつけ、且つ興趣を増大させることができる遊技機を提供することができる。また、気泡発生手段は、気泡発生制御手段を介して表示制御部によって駆動制御されるため、遊技機の構成部材に照明手段に加えて新たに気泡発生手段を設けても主制御部の制御プログラム量を増加させる必要がなく、主制御部の制御プログラム量を容易に小型化することができると共に、主制御部の制御プログラム量を小さくして、この主制御部への不正行為の有無を容易に且つ迅速に検査できる遊技機を提供することができる。また、気泡発生手段は、表示制御部が気泡発生制御手段を介して駆動制御するため、独立して気泡発生手段の制御部を新たに設ける必要がなく、製造コストの削減化を図ることができる遊技機を提供することができる。
【0119】
また、請求項5に係る遊技機では、表示制御部は、主制御部から入力される表示制御情報に基づいて照明制御手段を介して照明手段を駆動制御するため、容器内に発生する気泡の照明状態を特別図柄表示装置の画像の変化に容易に連動させることができ、遊技機の演出効果の高度化、複雑化を図ることが可能となり、遊技者の興味を引きつけ、且つ興趣を増大させることができる遊技機を提供することができる。
【0120】
また、請求項6に係る遊技機では、表示制御部は、主制御部から入力される表示制御情報に基づいて気泡発生制御手段を介して気泡発生手段を駆動制御するため、容器内に発生する気泡の発生状態を特別図柄表示装置の画像の変化に容易に連動させることができ、遊技機の演出効果の高度化、複雑化を図ることが可能となり、遊技者の興味を引きつけ、且つ興趣を増大させることができる遊技機を提供することができる。また、主制御部から入力される表示制御情報に基づいて照明制御手段を介して照明手段を駆動制御し、気泡発生制御手段を介して気泡発生手段を駆動制御する場合には、容器内の気泡の発生状態とこの容器内に発生する気泡の照明状態とを特別図柄表示装置の画像の変化に更に容易に連動させることができ、遊技機の演出効果の高度化、複雑化を図ることが可能となり、遊技者の興味を引きつけ、且つ興趣を増大させることができる遊技機を提供することができる。
【0121】
また、請求項7に係る遊技機では、表示制御部は、入力手段を介して駆動情報が入力された場合には、該駆動情報に基づいて気泡発生制御手段を介して気泡発生手段を駆動制御する。
これにより、駆動情報を入力手段を介して表示制御部に入力することによって気泡発生手段が該駆動情報に基づいて駆動制御されるため、容器内に発生する気泡の発生状態をより多様化させることが可能となり、気泡発生手段の演出効果の高度化、複雑化を容易に図ることが可能な遊技機を提供することができる。
【0122】
また、請求項8に係る遊技機では、表示制御部は、入力手段を介して駆動情報が入力された場合には、新たな表示制御情報が入力されるまで該駆動情報に基づいて気泡発生手段を駆動制御し、新たな表示制御情報が入力された場合には、この新たな表示制御情報に基づいて気泡発生手段を駆動制御することが可能となるため、容器内に発生する気泡の発生状態をより多様化させることが可能となると共に、容器内に発生する気泡の発生状態を特別図柄表示装置の画像の変化に容易に連動させることができ、遊技機の演出効果の高度化、複雑化を容易に図ることが可能となり、遊技者の興味を引きつけ、且つ興趣を増大させることができる遊技機を提供することができる。
【0123】
また、請求項9に係る遊技機では、表示制御部は、入力手段を介して駆動情報が入力された場合には、該駆動情報に基づいて照明制御手段を介して照明手段を駆動制御する。
これにより、駆動情報を入力手段を介して表示制御部に入力することによって照明手段が該駆動情報に基づいて駆動制御されるため、容器内に発生する気泡の照明状態をより多様化させることが可能となり、照明手段の演出効果の高度化、複雑化を容易に図ることが可能な遊技機を提供することができる。また、表示制御部が入力手段を介して入力されたこの駆動情報に基づいて気泡発生手段も駆動制御する場合には、容器内に発生する気泡の発生状態とこの気泡の照明状態とを連動させて駆動制御することが可能となり、気泡発生手段及び照明手段の演出効果の多様化をより容易に図ることが可能な遊技機を提供することができる。
【0124】
また、請求項10に係る遊技機では、表示制御部は、入力手段を介して駆動情報が入力された場合には、新たな表示制御情報が入力されるまで該駆動情報に基づいて照明手段を駆動制御し、新たな表示制御情報が入力された場合には、この新たな表示制御情報に基づいて照明手段を駆動制御することが可能となるため、容器内に発生する気泡の照明状態をより多様化させることができると共に、容器内に発生する気泡の照明状態を特別図柄表示装置の画像の変化に容易に連動させることができ、遊技機の演出効果の高度化、複雑化を容易に図ることが可能となり、遊技者の興味を引きつけ、且つ興趣を増大させることができる遊技機を提供することができる。また、表示制御部が入力手段を介して入力されたこの駆動情報に基づいて気泡発生手段も駆動制御する場合には、容器内に発生する気泡の発生状態とこの気泡の照明状態とを特別図柄表示装置の画像の変化に容易に連動させて駆動制御することが可能となり、気泡発生手段及び照明手段の演出効果の更なる多様化を容易に図ることが可能な遊技機を提供することができる。
【0125】
更に、請求項11に係る遊技機では、前記入力手段は、遊技者が遊技中に操作可能となるように遊技機の前面部に設けられているため、遊技者がこの入力手段を操作することが可能となり、気泡の発生状態やこの気泡の照明状態を遊技者が容易に変化させることができ、遊技機の演出効果を遊技者の好みに合わせることが可能となり、遊技者の興味をより強く引きつけ、且つ興趣を増大させることができる遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面図である。
【図2】第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した側面図である。
【図3】第1実施形態に係るパチンコ機の前面カバー部材を開いた状態を示す平面図である。
【図4】第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した背面図である。
【図5】第1実施形態に係るパチンコ機の前面カバー部材を構成する前枠部材を示す正面図である。
【図6】第1実施形態に係るパチンコ機の前面カバー部材を構成する背面カバー部材を示す正面図である。
【図7】第1実施形態に係るパチンコ機の前面カバー部材を構成する背面カバー部材を示す背面図である。
【図8】第1実施形態に係るパチンコ機の前面カバー部材の組立手順を示す斜視図である。
【図9】第1実施形態に係るパチンコ機の背面カバー部材ユニットを示す正面図で、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図10】第1実施形態に係るパチンコ機の駆動制御に係る制御システムの概略構成を示すブロック図である。
【図11】第1実施形態に係るパチンコ機の主基板のRAMの概略構成を示すブロック図である。
【図12】第1実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板のROMの概略構成を示すブロック図である。
【図13】第1実施形態に係るパチンコ機の音制御基板のROMの概略構成を示すブロック図である。
【図14】第1実施形態に係るパチンコ機のランプ制御基板のROMの概略構成を示すブロック図である。
【図15】第1実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板のROMの変動パターンテーブル記憶エリアに記憶される変動パターンテーブルの一例を示す図である。
【図16】第1実施形態に係るパチンコ機の音制御基板のROMの音パターンテーブル記憶エリアに記憶される音パターンテーブルの一例を示す図である。
【図17】第1実施形態に係るパチンコ機のランプ制御基板のROMの点灯パターンテーブル記憶エリアに記憶される点灯パターンテーブルの一例を示す図である。
【図18】第1実施形態に係るパチンコ機の前面カバー部材の各容器内に気泡を発生させる駆動制御を模式的に示す図である。
【図19】第1実施形態に係るパチンコ機の主基板のCPUが実行する始動口入賞処理を示すフローチャートである。
【図20】第1実施形態に係るパチンコ機の主基板のCPUが実行する「確変獲得処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
【図21】第1実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板のCPUが実行する「大当たり図柄」等の表示、エアーポンプの駆動、及び各LED基板の駆動の各制御処理を示すフローチャートである。
【図22】第1実施形態に係るパチンコ機のランプ制御基板のCPUが実行する各電飾ランプ、各電飾ランプ基板等の駆動制御処理を示すフローチャートである。
【図23】第1実施形態に係るパチンコ機の音制御基板のCPUが実行するスピーカの駆動制御処理を示すフローチャートである。
【図24】第2実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面図である。
【図25】第2実施形態に係るパチンコ機の駆動制御に係る制御システムの概略構成を示すブロック図である。
【図26】第2実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板のROMの概略構成を示すブロック図である。
【図27】第2実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板のROMの割込処理テーブル記憶エリアに記憶される割込処理テーブルの一例を示す図である。
【図28】第2実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板のCPUが実行する「スイッチ割込処理」を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、101 パチンコ機
2 外枠
3 前枠
6A スピーカ
10 前面カバー部材
12、36A 電飾ランプ
13 エラー表示ランプ
14 背面カバー部材
15 容器
15A 透光性液体
16A〜16D カバー部材
31 前枠部材
33A〜33D カバー取付孔
38 電飾ランプ基板
55 エアーポンプ
61 光拡散板
62 LED基板
70 ソレノイド本体
73 ソレノイドゴム
76 エアーチューブ
79 排気チューブ
80 二股ストロー
85 主基板
86 表示制御基板
87 音制御基板
88 ランプ制御基板
90 LCD
102 スイッチ
851、861、871、881 CPU
852、862、872、882 ROM
853、863、873、883 RAM
854、864、874、884 I/O

Claims (11)

  1. 第1のCPUを有し、遊技機の動作状態を制御する主制御部と、
    遊技領域に設けられて変動図柄を表示する特別図柄表示装置と、
    第2のCPUを有し、前記主制御部から入力される表示制御のための表示制御情報に基づいて前記特別図柄表示装置に制御信号を出力する表示制御部と、を備えた遊技機において、
    少なくとも一部が前面側から見えるように遊技機の所定位置に配設されると共に、この前面側から見える部分が透光性であり、且つ内部が透光性液体で満たされる容器と、
    前記容器内に気泡を発生させる気泡発生手段と、を備え、
    前記表示制御部は、前記気泡発生手段を駆動制御する気泡発生制御手段を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記表示制御部は、前記表示制御情報に基づいて前記気泡発生制御手段を介して前記気泡発生手段を駆動制御することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 第1のCPUを有し、遊技機の動作状態を制御する主制御部と、
    遊技領域に設けられて変動図柄を表示する特別図柄表示装置と、
    第2のCPUを有し、前記主制御部から入力される表示制御のための表示制御情報に基づいて前記特別図柄表示装置に制御信号を出力する表示制御部と、を備えた遊技機において、
    少なくとも一部が前面側から見えるように遊技機の所定位置に配設されると共に、この前面側から見える部分が透光性であり、且つ内部が透光性液体で満たされる容器と、
    前記容器内に気泡を発生させる気泡発生手段と、
    前記容器内に光を照射する照明手段と、を備え、
    前記表示制御部は、前記照明手段を駆動制御する照明制御手段を有することを特徴とする遊技機。
  4. 前記表示制御部は、前記気泡発生手段を駆動制御する気泡発生制御手段を有することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記表示制御部は、前記表示制御情報に基づいて前記照明制御手段を介して前記照明手段を駆動制御することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記表示制御部は、前記表示制御情報に基づいて前記気泡発生制御手段を介して前記気泡発生手段を駆動制御することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の遊技機。
  7. 前記表示制御部に駆動情報を出力する入力手段を備え、
    該表示制御部は、前記入力手段を介して前記駆動情報が入力された場合には、該駆動情報に基づいて前記気泡発生制御手段を介して前記気泡発生手段を駆動制御することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の遊技機。
  8. 前記表示制御部は、前記入力手段を介して前記駆動情報が入力された場合には、新たな表示制御情報が入力されるまで該駆動情報に基づいて前記気泡発生制御手段を介して前記気泡発生手段を駆動制御することを特徴とする請求項7に記載の遊技機。
  9. 前記表示制御部に駆動情報を出力する入力手段を備え、
    前記表示制御部は、前記入力手段を介して前記駆動情報が入力された場合には、該駆動情報に基づいて前記照明制御手段を介して前記照明手段を駆動制御することを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれかに記載の遊技機。
  10. 前記表示制御部は、前記入力手段を介して前記駆動情報が入力された場合には、新たな表示制御情報が入力されるまで該駆動情報に基づいて前記照明制御手段を介して前記照明手段を駆動制御することを特徴とする請求項9に記載の遊技機。
  11. 前記入力手段は、遊技者が遊技中に操作可能となるように遊技機の前面部に設けられていることを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれかに記載の遊技機。
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