JP2013244109A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 役物の演出に霧による瞬時演出を比較的大きな領域に亘って付加し得る演出装置を含む遊技機の提供。
【解決手段】 遊技盤面(22)上の役物(23)の前方に設けられて役物(23)に演出を付加する演出装置を含む遊技機である。演出装置は一対の近接対向する透明パネル(31、32)を含み透明パネル(31、32)間を密閉空間(30’)として遊技盤面(22)と略並行に役物(23)の前方に配置され、密閉空間内を加圧状態に保持し演出開始とともにこれを大気圧に復圧させて密閉空間内に亘って霧を充満・消失させる演出を行うことを特徴とする。
【選択図】図3
【解決手段】 遊技盤面(22)上の役物(23)の前方に設けられて役物(23)に演出を付加する演出装置を含む遊技機である。演出装置は一対の近接対向する透明パネル(31、32)を含み透明パネル(31、32)間を密閉空間(30’)として遊技盤面(22)と略並行に役物(23)の前方に配置され、密閉空間内を加圧状態に保持し演出開始とともにこれを大気圧に復圧させて密閉空間内に亘って霧を充満・消失させる演出を行うことを特徴とする。
【選択図】図3
Description
本発明は、遊技盤面上の役物の前方に設けられて該役物に演出を付加する演出装置を含む遊技機に関し、特に、該役物の演出に霧による瞬時演出を比較的大きな領域に亘って付加し得る演出装置を含む遊技機に関する。
遊技機において、大型の液晶パネルを用いた画像表示装置が広く普及し、デジタル動画による多彩な遊技演出が可能となった。かかるデジタル的な演出装置に対して、実動する可動役物などを用いたアナログ的な演出装置についても、用途的要素よりも感性的要素がより重要視される傾向にあるアミューズメント機器における特殊性から、未だ根強い人気がある。
ここで、遊技盤面上の各種可動役物や画像表示装置などの役物の前方に設けられて、該役物に演出を付加するアナログ的な演出装置を含む遊技機が知られている。
例えば、特許文献1では、遊技盤面上の役物としての表示装置の前方に液体を貯留する水槽を設け、該水槽に所定のタイミングで泡を発生させるとともに、かかる泡に向けて照明を与えて光を乱反射させ、表示装置の表示している内容を遊技者が視認することを阻害させる演出を付加する遊技機を開示している。かかる泡発生装置は、エアーポンプから送り出された圧縮空気を水槽の底部から液体内へ向けてノズルにより噴出し、圧縮空気の量を制御することで発生する泡の量を制御して、上記した遊技者の表示装置の視認の程度を変化させている。
また、特許文献2では、回転リールの前方に取り付けられた透明ケース内に水煙発生装置を接続して水煙を発生させ、かかる水煙を複数色の照明で照らす演出装置を組み込んだ遊技機が開示されている。回転リールの演出に合わせ、水煙の色彩変化により所定の告知を行うなどの演出が可能となる。ここで、超音波振動子を用いた水煙発生装置によれば、超音波振動子の振動振幅を制御することで水煙の発生量を制御出来ること、透明ケース内に漂う水煙を遊技機の外部へ排出するよう排気管及びファンを設けることなどが併せて開示されている。
特許文献1及び2に開示された液体を用いた演出装置では、液体を該演出装置に充填する際に液体漏れ等を生じさせる可能性があり、漏れた液体により周囲の電気制御回路部品を漏電等させ部品の故障を生じさせたり、金属部品の錆び付き等を発生させる恐れがあることを指摘されている。
これに対し、例えば、特許文献3では、合成樹脂製の透光性材料からなる装飾部材の内部密閉空間内の空気の圧力又は温度を変化させて、該内部空間内の水蒸気を飽和水蒸気量を超えて凝結させ、装飾部材の内壁に水滴を付着させ、装飾部材よりも奥側を遊技者にとって見えにくくする演出を行い得る遊技機を開示している。かかる遊技機では、液体を装置に充填することなく水滴を発生させ得るので、上記したような部品の故障や部品の劣化の原因を生じさせることはない。詳細には、平面面積に対して比較的厚さのある装飾部材の内部密閉空間内にその底部からエアーポンプでエアーを供給し、空気圧を約0.3MPa程度まで上昇させる。これとともに装飾部材の内部空間の温度は上昇する。そして、内部空間内の空気圧が所定圧力に達したタイミングでエアーポンプを停止させると、内部空間内の空気は、急激に膨張(断熱膨張)し、空気の温度が露点以下に下がる。これにより水蒸気が凝結し、水滴を装飾部材の内面に付着させるのである。
アナログ的な演出のうち、特に、自然現象を利用した演出はその制御が困難である。例えば、役物の爆発や火炎などの演出に合わせて、霧(水蒸気)や煙などを与えて演出を付加しようとする場合、霧などは空間を漂ってしまうため、演出としての妙味を損なってしまうことがある。そのため空間の気流の流れを一定に制御する必要があるが、これは複雑であり、遊技機の限られたスペース内では非常に困難である。更に、かかる霧などの漂う領域が大きくなるほど制御の困難は大きくなる。
本発明は、以上のような状況に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、遊技盤面上の役物の前方に設けられて該役物に演出を付加する演出装置を含む遊技機において、該役物の演出に霧による瞬時演出を比較的大きな領域に亘って付加し得る演出装置を含む遊技機を提供することにある。
本発明による遊技機は、遊技盤面上の役物の前方に設けられて該役物に演出を付加する演出装置を含む遊技機であって、前記演出装置は一対の近接対向する透明パネルを含み前記透明パネル間を密閉空間として遊技盤面と略並行に前記役物の前方に配置され、前記密閉空間内を加圧状態に保持し演出開始とともにこれを大気圧に復圧させて前記密閉空間内に亘って霧を充満・消失させる演出を行うことを特徴とする。
かかる発明によれば、断熱膨張による霧を一対の近接対向する透明パネル間の密閉空間内に生じさせることで、比較的大きな領域に亘ってこれを充満・消失させ得て、瞬時演出を行い得るのである。
上記した発明において、前記透明パネルは前記遊技盤面と対向して遊技球の流路を画定する前面扉の二重ガラスであることを特徴としてもよい。かかる発明によれば、前面扉の二重ガラスの比較的大きな領域に亘って断熱膨張による霧を充満・消失させ得て、瞬時演出を行い得るのである。
上記した発明において、前記透明パネルは前記遊技盤面と対向して遊技球の流路を画定する前面扉の二重ガラス内部に設けられることを特徴としてもよい。かかる発明によれば、前面扉の二重ガラスの比較的大きな領域に亘ってより明瞭な断熱膨張による霧を充満・消失させ得て、瞬時演出を行い得るのである。
上記した発明において、前記透明パネルは前記遊技盤面の一部分に対して設けられることを特徴としてもよい。かかる発明によれば、遊技盤面の一部に設けた役物の演出に霧による瞬時演出を付加し得るのである。
上記した発明において、前記透明パネルは樹脂製であることを特徴としてもよい。かかる発明によれば、密閉空間内の圧力を高め得てより明瞭な断熱膨張による霧を充満・消失させ得て、瞬時演出を行い得るのである。
上記した発明において、前記密閉空間の少なくとも内部の温度を計測し前記加圧状態を制御する制御部を有することを特徴としてもよい。かかる発明によれば、安定して明瞭な断熱膨張による霧を充満・消失させ得て、瞬時演出を行い得るのである。
上記した発明において、前記密閉空間内を大気圧に復圧させて排出される空気を遊技者に向けて吐出する吐出口を有することを特徴としてもよい。かかる発明によれば、瞬時演出ならではのタイミングを遊技者に知覚させ得て、効果的な演出が可能となるのである。
[実施例1]
本発明による1つの実施例としての遊技機について、図1乃至図5を用いてその詳細を説明する。
本発明による1つの実施例としての遊技機について、図1乃至図5を用いてその詳細を説明する。
図1及び図2に示すように、遊技機1はいわゆるパチンコ機であって、図示しない遊技場内の島設備に設置される外枠2と、外枠2に対して開閉自在に取り付けられた前面枠5と、前面枠5に対し開閉自在に取り付けられ、開口3aを有する前面パネル3と、これに開閉自在に取り付けられて、裏面から開口3aを閉塞する透明扉30とを有する。遊技機1にはさらに外枠2に対し開閉自在に取り付けられた下パネル4を備える。下パネル4には、遊技球を発射させるために操作されるハンドル40と、遊技球を貯留する貯留皿41などが取り付けられている。ここで図示したように、遊技機1に向かって左隅側から右側を+X方向、上側を+Z方向、手前側を+Y方向とそれぞれ定める。
前面枠5の内側には、透明扉30との間に遊技領域を形成する遊技盤22が固定され、センター役物23、スタートチャッカー24やアタッカー25などの入賞口、その他図示しない釘や役物などが設けられている。センター役物23には、例えば液晶表示装置26が備えられる。なお、スタートチャッカー24などの入賞口は、図示しない遊技球の入賞を検出するセンサを含み、遊技球の入賞を検出すると、電気的に接続された後述する主制御部101(図5参照)に対して入賞を知らせる所定の信号を送出できる。
図3を併せて参照すると、前面パネル3及び透明扉30を閉じて遊技を可能にした状態にあっては、透明扉30は、+Y側の前面透明板31と−Y側の後面透明板32とを互いにその主面を略平行にした状態で備える。すなわち、透明扉30は、二重ガラスを有する前面扉であり、対向する遊技盤22との間に遊技球の流路を画定している。
図3に示すように、透明扉30は、互いに近接して対向する前面透明板31及び後面透明板32と、これをその周囲で挟んで固定する枠部33と、前面透明板31及び後面透明板32の間に挟まれつつ枠部33の内部において支持される保持部34とを含む。前面透明板31及び後面透明板32と保持部34との間には、それぞれゴムなどの軟質部材からなる支持部材35が挿入されており、前面透明板31及び後面透明板32をそれぞれ支持している。透明扉30は前面透明板31、後面透明板32及び枠部33により画定される内部空間である空気室30’を有する。前面透明板31及び後面透明板32と、枠部33との間には、それぞれ枠シール材36が挿入されており、空気室30’を密閉している。
ここで、前面透明板31は、透明の樹脂31cを間に挟み込むように張り合わせたガラス板31a及びガラス板31bの2枚の板ガラスで構成されるいわゆる「合わせガラス」である。後面透明板32も同様に合わせガラスである。後述するように空気室30’は加圧されるが、前面透明板31及び後面透明板32は、かかる加圧に十分に耐えられる強度を有する。
空気室30’には、空気室30’の内部の温度を測定する温度センサ51(図1参照)と圧力を測定できる圧力センサ52(図1参照)が設置されている。温度センサ51及び圧力センサ52は後述する気圧制御基板103に電気的に接続され、計測された空気室30’の内部の温度及び圧力に応じた信号をそれぞれ送信できる(図5参照)。
図4に示すように、遊技機1には霧発生装置70が設けられている。霧発生装置70は、外部から空気を取り込み送出するコンプレッサ42と、コンプレッサ42を空気室30’に接続させる接続管37と、排気口38に空気室30’を接続させる排気管39とを有する。排気口38には排気バルブ38a及び風車38bが備えられる。排気バルブ38aは閉塞時に空気室30’内部に空気を閉じこめて加圧状態を保持でき、解放時に空気を放出し空気室30’の圧力を大気圧に復圧させることができる。また、コンプレッサ42及び排気バルブ38aは後述する気圧制御基板103に電気的に接続され、その動作を制御できる。
ここで、接続管37及び排気管39は可撓性を有し、前面パネル3の背面に設置されるコンプレッサ42と、前面パネル3に対して開閉する透明扉30内部とを気密性を保ちつつ接続できる。また、接続管37及び排気管39は、後述する加圧状態において変形の少ないことが好ましく、圧力に対して変形の影響が小さくなるよう短く配置されることが好ましい。なお、コンプレッサ42は、稼働を停止したときに空気の逆流を防止できるようにされている。接続管37に逆止弁を設けてかかる逆流を防止してもよい。
次に、上記した遊技機1の制御装置について図5を用いてその詳細を説明する。
図5を参照すると、主制御部101は、図示しないメインCPU、ROM及びRAMなどを有し、ROMに記憶されたプログラムに従い、遊技球の入賞を検出するセンサからの信号に基づいて動作し、大当たり判定等の遊技の基本的な進行を司る。すなわち、スタートチャッカー24やアタッカー25などの入賞口への遊技球の入賞を判定する判定手段として機能する。これに基づき遊技球の払い戻しを行ったり、又は、アタッカー25を開放したりするなど、遊技の基本的な処理を決定し、図示しないソレノイド基板などへ決定した処理に対応する信号を送信する。また、入賞の判定結果や大当たり判定結果に対応する信号を副制御部102に送信する。
副制御部102は、図示しないCPU、ROM及びRAMなどを有し、大当たり判定などの結果に応じて主制御部101から与えられる信号に基づいて動作し、主にセンター役物23、図示しないランプ、スピーカなどで行われる遊技状態に対応した演出を司る。また、副制御部102には霧発生装置70の動作を制御する気圧制御基板103が接続されており、演出に応じた信号をこれに送出する。
気圧制御基板103は、空気室30’の温度センサ51及び圧力センサ52から与えられる信号と、副制御部102から与えられる信号とに基づいて動作し、コンプレッサ42を稼動させ又は停止させ、排気バルブ38aを開放し又は閉塞することができる。
次に、上記した遊技機1の動作について図6及び図7を用いてその詳細を説明する。
遊技球の発射、遊技球の入賞、大当たり判定、払出等については、公知の遊技機と同じであるので説明を省略し、ここでは主に霧発生装置70の動作について説明する。
図6に示すように、霧発生装置70は、まず、気圧制御基板103の制御により空気を供給して空気室30’の加圧を開始する(S1)。詳細には、排気バルブ38aを閉塞したままコンプレッサ42を稼動させ、外部から取り入れた空気を接続管37を介して空気室30’に供給する。すると、空気室30’の内部の空気は圧縮され、圧力が上昇する。圧力センサ52により計測された空気室30’の内部の圧力が所定の圧力を超えると、コンプレッサ42を停止させ、空気室30’の加圧状態を保持する。
加圧は小型のコンプレッサ42により行われ、また、空気室30’はX−Z平面方向に広くY方向に薄い形状であるため、空気室30’内部の温度は加圧中若しくは加圧保持を開始した後速やかに遊技場内の気温と同等となる。なお、温度センサ51により計測される空気室30’内部の温度に応じて、保持する圧力を変化させることもできる。なお、湿度計を設けて、湿度を保持する圧力に反映させてもよい。
遊技の進行に伴う演出において、例えば、リーチ演出などの特定の演出が開始される(S2)。詳細には、副制御部102は、主制御部101の大当たり判定の結果に基づき演出の種類を選択し決定する。副制御部102は、特定の演出を選択した場合にかかる演出に合わせた所定のタイミングで気圧制御基板103に向けて霧を発生させるための所定の信号を送出する。気圧制御基板103は、かかる信号を受信する。
続いて、気圧制御基板103は、霧を発生させるための所定の信号の受信に合わせて排気バルブ38aを開放させる(S3)。すると、圧縮されて加圧保持されていた空気室30’内部の空気が排気管39を通じて排気口38から遊技機1の外部に排出される。排気口38は、+Y方向に向けて開口しており、遊技者に向けて空気流が吐出される。排気口38では、吐出される空気の流れによって風車38bが回転する。つまり、特定演出が行われていることを排気口38からの空気の流れによる触覚と、風車38bの回転による視覚とを用いて遊技者に報知するのである。
続いて、空気室30’内に霧が発生し、速やかに消失する(S4)。すなわち、排気バルブ38aの開放により、圧縮されていた空気室30’内部の圧力が一瞬にして低下し、空気室30’内部の空気を急激に膨張させる。空気の熱伝導率は低いため、かかる急激な膨張は断熱膨張となる。これにより、空気の温度が露点を超えて低下し、空気中の水蒸気が液化して水の微細な粒子となり、霧となって視認できるようになる。空気室30’は、互いに近接対向した前面透明板31及び後面透明板32により画定されたY方向に厚さの薄い空間なので、発生した霧はX−Z平面方向に延びる空気室30’内部の比較的大きな領域に亘って瞬時に充満する。
すると、図7に示すように、遊技盤22上のセンター役物23、スタートチャッカー24、アタッカー25などは、遊技者には霧越しに霞んで見えるようになる。その後、空気室30’のX−Z平面方向に広くY方向に薄い形状により、空気室30’内の空気の温度は周囲の温度に合わせて速やかに上昇し、霧は速やかに消失する。
すなわち、液晶表示装置26やランプなどの演出に霧による演出を付加し、これによっても特定演出の発生を遊技者に報知することができる。なお、煙草の煙や塵などを空気室30’内部の空気に含ませると、これらが水の粒子の発生核となることで霧をより明瞭に発生させることもできる。
最後に、排気バルブ38aを閉塞する(S5)。詳細には、特定演出の終了後など霧の消失から十分時間が経過してから、又は温度センサ51により計測した空気室30’の温度が所定の温度幅だけ増加してから、気圧制御基板103により排気バルブ38aを閉塞させる。排気バルブ38aを閉塞した後は、次に霧を発生させるために再びコンプレッサ42を稼働させて加圧保持を行う。
上記した実施例によれば、密閉された空気室30’に霧を断熱膨張により発生させることで、比較的大きな領域に亘って、霧を瞬時に充満させ消失させる演出を行い得る。また、空気室30’を透明扉30の前面透明板31及び後面透明板32により挟まれる空間としたことにより、前面パネル3の面積の多くを占める比較的大きな領域に亘って、かかる演出を行い得る。
また、温度センサ51により空気室30’の内部の温度を測定し、これに応じて空気室30’の圧力を制御できるので、安定して明瞭な霧を瞬時に充満させ消失させる演出を行い得る。
また、排気口38により、霧による演出に伴って遊技者に向けて空気を排出することができ、演出の瞬間を遊技者の触覚に訴えて、演出を効果的に行うことができる。また、風車38bにより、演出の行われた瞬間を遊技者の視覚に訴えて、演出をさらに効果的に行うことができる。特に、貯留皿41内の遊技球の残量を確認するなどして霧による演出を見逃した場合にあっても、遊技者はかかる視覚によって、霧による演出の発生に気づくこともできる。
[実施例2]
次に、本発明による他の1つの実施例としての遊技機について、図8乃至図11を用いてその詳細を説明する。
次に、本発明による他の1つの実施例としての遊技機について、図8乃至図11を用いてその詳細を説明する。
図8及び9に示すように、遊技機1’は、上記した遊技機1と異なり、霧発生装置71(図10参照)を備える。霧発生装置71は、+Y方向及び−Y方向にそれぞれ近接対向する一対の透明パネルを含む硬質の透明部材からなる透明容器60を含んでいる。透明容器60は前面透明板31及び後面透明板32の間においてセンター役物23の前面側を覆うように配置されている。
図10を参照すると、透明容器60は、その内部の空気室60’に連通する、硬質の透明部材からなる流入側管61及び吐出側管62に接続されている。流入側管61は接続管37を介してコンプレッサ42に接続され、吐出側管62は排気管39を介して排気口38の排気バルブ38aに接続される。これにより、霧発生装置71は、上記した実施例の霧発生装置70と同様に空気室60’の気密性を保つことができる。
また、霧発生装置71の各透明部材は、空気室60’の加圧状態を保持しこれを解放できるよう、加圧に十分耐えられる強度を有する。このような透明部材には、例えばポリカーボネート樹脂を用いることができる。また、センター役物23は、透明容器60を透過して遊技者に視認可能である。また、霧発生装置71は、図示しない圧力センサを流入側管61などに設けており、上記した実施例の霧発生装置70と同様に気圧制御基板103によりその動作を制御される。温度センサを空気室60’に設けてもよい。
図11に示すように、霧発生装置71により霧を空気室60’に発生させると、霧が瞬時に空気室60’に充満する。すると、センター役物23は、その前方を覆う霧越しに霞んで遊技者に見えるようになる。その後、霧は速やかに消失する。
本実施例によれば、透明容器60をセンター役物23の前方(+Y側)に配置したので、霧を瞬時に充満させ消失させる演出をセンター役物23の前面のみで行い得る。透明容器60を、入賞口など他の役物の前方に設けて同様の演出を行うこともできる。
また、透明容器60を樹脂性として耐圧強度を上げることができるので、空気室60’において保持される空気の圧力をより高くすることができ、より明瞭な霧を発生させることができる。
上記した実施例においては、いわゆる弾球式遊技機について説明したが、回胴式遊技機においても、同様の霧発生装置を設けることで、遊技盤面の比較的大きい領域に霧を瞬時に充満消失させる演出を行い得る。
ここまで本発明による代表的実施例及びこれに基づく改変例を説明したが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではなく、当業者であれば、本発明の主旨又は添付した請求項の範囲を逸脱することなく種々の代替実施例及び改変例を見出すことができるであろう。
1 遊技機
22 遊技盤
23 センター役物
30 透明扉
30’、60’ 空気室
38 排気口
22 遊技盤
23 センター役物
30 透明扉
30’、60’ 空気室
38 排気口
Claims (7)
- 遊技盤面上の役物の前方に設けられて該役物に演出を付加する演出装置を含む遊技機であって、
前記演出装置は一対の近接対向する透明パネルを含み前記透明パネル間を密閉空間として遊技盤面と略並行に前記役物の前方に配置され、
前記密閉空間内を加圧状態に保持し演出開始とともにこれを大気圧に復圧させて前記密閉空間内に亘って霧を充満・消失させる演出を行うことを特徴とした遊技機。 - 前記透明パネルは前記遊技盤面と対向して遊技球の流路を画定する前面扉の二重ガラスであることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
- 前記透明パネルは前記遊技盤面と対向して遊技球の流路を画定する前面扉の二重ガラス内部に設けられることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
- 前記透明パネルは前記遊技盤面の一部分に対して設けられることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
- 前記透明パネルは樹脂製であることを特徴とする請求項3又は4に記載の遊技機。
- 前記密閉空間の少なくとも内部の温度を計測し前記加圧状態を制御する制御部を有することを特徴とする請求項1乃至5のうちの1つに記載の遊技機。
- 前記密閉空間内を大気圧に復圧させて排出される空気を遊技者に向けて吐出する吐出口を有することを特徴とする請求項1乃至6のうちの1つに記載の遊技機。
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