JP2011043197A - スナップリングの嵌合構造およびそれを用いた動力伝達装置 - Google Patents

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Kazuyuki Watanabe
和之 渡辺
Koji Natsume
浩志 棗
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Abstract

【課題】スナップリングの外れを防止することが可能なスナップリングの嵌合構造を提供する。
【解決手段】スナップリングの嵌合構造1は、ドラム10のスナップリング溝20,30に嵌り合うスナップリング40と、スナップリング40により、スプライン部13の延びる方向に沿ったスライドが規制されるプレート部材50とを備える。隣り合うスナップリング溝20,30の位置は互いにオフセットして設けられている。
【選択図】図1

Description

この発明は、スナップリングの嵌合構造動力伝達装置に関し、より特定的には、油圧を用いた動力伝達装置に関するものである。
従来、動力伝達装置は、たとえば特開2000−84751号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2000−84751号公報
従来の技術では、スナップリングが溝内で回転して円周方向から大幅にずれて、溝の切欠部分とスナップリングの合口が一致すると外れやすくなるという問題があった。
そこで、この発明は上述のような問題点を解決するためになされたものであり、スナップリングの外れを防止し、かつ、燃費を向上させることが可能なスナップリングの嵌合構造およびそれを用いた動力伝達装置を提供することを目的とする。
この発明に従ったスナップリングの嵌合構造は、複数の凹凸を有するスプライン部を含み、そのスプライン部の複数の凸部の各々には、スプラインの延びる方向と交差するように延びる溝が設けられた支持部材と、支持部材の溝に嵌り合うスナップリングと、スプライン部の凹部に嵌り合い、スナップリングによりスプラインの延びる方向のスライドが規制されるプレート部材とを備え、複数の溝の位置は、隣接する溝同士でオフセットした位置に設けられている。
このように構成されたスナップリングの嵌合構造では、複数の溝の位置が隣接する溝同士でオフセットした位置に設けられているため、スナップリングが湾曲するように構成される。その結果、スナップリングが湾曲しない場合に比べてスナップリングの剛性が上がるため、スナップリングが溝から外れるという問題の発生を抑制することができる。
この発明に従った動力伝達装置は、上記のスナップリングの嵌合構造を備える。
この発明に従えば、スナップリングの外れを防止でき、かつ燃費の向上を図ることができる構造を提供することができる。
この発明の実施の形態に従ったスプラインの嵌合構造を説明するための斜視図である。 図1に従ったこの発明の実施の形態のスプラインの嵌合構造における矢印IIで示す方向から見た平面図である。 図2中のIII−III線に沿った、スナップリングの嵌合構造の断面図である。 比較例に従った構造の断面図である。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では同一または相当する部分については同一の参照符号を付し、その説明については繰返さない。
図1は、この発明の実施の形態1に従ったスナップリングの嵌合構造1を示す斜視図である。図1を参照して、この発明の実施の形態1に従ったスナップリングの嵌合構造1では円筒形状のドラム10が設けられる。ドラム10には、凸部11と凹部12とにより構成されるスプライン部13が設けられている。複数本の凸部11および凹部12は、ドラム10の軸方向に延びており、複数の凸部11および凹部12がそれぞれ隣接するように配置されている。
各々の凸部11には、スナップリング溝20,30が設けられている。スナップリング溝20,30は、軸方向に互いにオフセットした位置、つまり、軸方向に互いにずれた位置に設けられる。なお、図1中の二点鎖線で示す溝40は、スナップリング溝20とオフセットしていない位置に設けられるため、同じ軸方向の位置に配置されている。これは比較例に従った溝の配置である。
ドラム10の内周側には、プレート部材50が配置される。プレート部材50は外周面に凸部51および凹部52を有する。凸部51がドラム10の凹部12に嵌り合い、凹部52がドラム10の凸部11に嵌り合う。
プレート部材50はスプライン部13の延びる方向に沿ってスライドして移動可能である。プレート部材50の凹部52および凸部51が、ドラム10の凸部11および凹部12に嵌り合うため、ドラム10とプレート部材50とは、一体となって回転する。プレート部材50の表面には摩擦部材(図示せず)が設けられている。ドラム10の内周側には、別のプレート部材60が設けられている。プレート部材60の外周側には凹凸が設けられていないのに対し、プレート部材60の内周側には凸部61および凹部62が設けられている。この凸部61および凹部62は、内周側に設けられた回転体と嵌合し、この回転体と一体となってプレート部材60が回転する。
プレート部材60はプレート部材50と対向するように配置されており、摩擦係合することが可能である。すなわち、プレート部材50とプレート部材60とが接触しているときには、プレート部材50の回転力がプレート部材60へ伝わる。これに対し、プレート部材50とプレート部材60とが離れているときは、プレート部材50の回転力はプレート部材60へ伝わらない。
プレート部材50とプレート部材60との接触および離隔は油圧によって制御される。すなわち、スプライン部13の延びる方向にプレート部材50およびプレート部材60に圧力が加えられることによってプレート部材50および60が当接する。
図2は、図1中の矢印IIで示す方向から見たスナップリングの嵌合構造の平面図である。図2を参照して、互いに平行に延びる凸部11にスナップリング溝20,30が設けられている。スナップリング溝20の中心線21からずれるように、すなわち、スナップリング溝20に対してオフセットしてスナップリング溝30が設けられている。各々のスナップリング溝20,30に嵌り合うようにスナップリング40が嵌合しているため、スナップリング40は湾曲した構成とされている。湾曲したスナップリングに当接可能にプレート部材50が設けられ、またそのプレート部材50と対向するように別のプレート部材60が設けられている。
プレート部材60を押圧するように矢印100で示す方向に力が加えられる。この力はプレート部材60からプレート部材50へ伝わり、スナップリング40を押圧する。このとき、スナップリング40が湾曲した構成とされているので、スナップリング40の剛性が向上する。その結果、スナップリング40の撓みを防止することができる。
図3は、図2中のIII−III線に沿った断面図である。図3を参照して、凸部11に設けられたスナップリング溝30にスナップリング40が嵌り合っている。スナップリング40は湾曲した構成である。スナップリング40と当接するようにプレート部材50が設けられている。プレート部材50は矢印100で示す方向にスナップリング40を押圧する。しかしながら、スナップリング40は矢印100で示す方向に湾曲しているため、この方向の厚みが見かけ上大きくなり、スナップリング40の撓みを抑えることができる。
図4は、比較例に従ったスナップリングの嵌合構造を示す図である。図4を参照して、比較例に従った溝130は、図1で示す溝130と同じ構成であり、隣り合う溝とオフセットしていない。そのため、スナップリング40が湾曲せず、スナップリング40に矢印100で示す方向にプレート部材50から力が加わると、スナップリング40が撓む。油圧サーボに用いられるスナップリング40において、図4で示すような撓みが生じると、計算上必要な油圧に対し、高い油圧を与える必要がある。このような高い油圧は、オイルポンプにさらなる負荷を与えることにより、車両に搭載した場合に燃費を悪化させる。これに対し、図3で示すように、組付け時にスナップリング40を変形させることでスナップリング40の剛性を上げて撓みを抑えることにより、余分な油圧を発生させる必要がなくなり、燃費を向上させることができる。
本発明では、スナップリングを互い違いに配置することでスナップリング40の剛性を上げ、力が作用しても撓まない構成とし、燃費を向上させることができる。
すなわち、この発明に従ったスナップリングの嵌合構造1は、凹部12および凸部11を有するスプライン部13を含み、スプライン部13の複数の凸部11の各々には、スプライン部13の延びる方向と交差するように延びるスナップリング溝20,30が設けられるドラム10と、ドラム10のスナップリング溝20,30に嵌り合うスナップリング40と、スナップリングによりスプライン方向のスライドが規制されるプレート部材50とを備える。隣り合うスナップリング溝20,30の位置は互いにオフセットした位置に設けられている。動力伝達装置は、上記のスナップリングの嵌合構造を備える。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、車両の動力伝達装置の分野で用いることができる。
1 嵌合構造、10 ドラム、11 凸部、12 凹部、13 スプライン部、20,30 スナップリング溝、21 中心線、50 プレート部材、51 凸部、52 凹部。

Claims (2)

  1. 複数の凹凸を有するスプライン部を含み、そのスプライン部の複数の凸部の各々にはスプライン部の延びる方向と交差するように延びる溝が設けられた支持部材と、
    支持部材の複数の溝の各々に嵌り合うスナップリングと、
    前記スナップリングによりスプライン部が延びる方向のスライドが規制されるプレート部材とを備えた、スナップリングの嵌合構造。
  2. 請求項1に記載のスナップリングの嵌合構造を備えた、動力伝達装置。
JP2009191022A 2009-08-20 2009-08-20 スナップリングの嵌合構造およびそれを用いた動力伝達装置 Withdrawn JP2011043197A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103084469A (zh) * 2013-01-16 2013-05-08 温州恒田模具发展有限公司 一种卡簧的生产方法
WO2020192628A1 (en) * 2019-03-27 2020-10-01 Ningbo Geely Automobile Research & Development Co., Ltd. Torque transmission arrangement

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