JP2017020576A - 皿ばね - Google Patents
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Abstract
【課題】突出部無しの皿ばねに対して荷重特性が変化しにくい突出部有りの皿ばねを提供することを課題とする。
【解決手段】
皿ばね1は、円錐リング状であって、径方向端部20に、相手部材92に接触する接触部200を有する本体2と、径方向端部20から突出し、本体2よりも板厚t2が小さく、相手部材92に接触しない突出部3と、を備える。突出部3は、相手部材92から浮いている。突出部3と相手部材92との間には、隙間が確保されている。
【選択図】図4
【解決手段】
皿ばね1は、円錐リング状であって、径方向端部20に、相手部材92に接触する接触部200を有する本体2と、径方向端部20から突出し、本体2よりも板厚t2が小さく、相手部材92に接触しない突出部3と、を備える。突出部3は、相手部材92から浮いている。突出部3と相手部材92との間には、隙間が確保されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、例えば多板式クラッチなどに用いられる皿ばねに関する。
特許文献1、2には、回転防止用の突出部を備える皿ばねが開示されている。図8に、従来の皿ばねの表面図を示す。図9に、図8のIX−IX方向断面図を示す。図10に、図9の円X内の拡大図を示す。図8に示すように、皿ばね100は、本体101と、複数の突出部102と、を備えている。図9に示すように、突出部102は、本体101の外径側端部101bから径方向外側に突出している。
仮に、突出部102無し(本体101のみ)の皿ばね100の場合、図10に示す本体101の接触部(皿ばね100の裏側の相手部材に接触する部分)101aは、無端リング状に延在することになる。すなわち、皿ばね100は、無端リング状の接触部101aにより、相手部材に接触することになる。
これに対して、突出部102有りの皿ばね100の場合、図9に点線で示すように、突出部102は、本体101の外径側端部101bから、湾曲しながら径方向外側に突出している。このため、図10に示すように、本体101の接触部101aよりも、突出部102の接触部102aの方が、ΔA1だけ径方向外側にずれてしまう。並びに、本体101の接触部101aよりも、突出部102の接触部102aの方が、ΔA2だけ軸方向外側(裏側)にずれてしまう。このため、図8に示す皿ばね100は、三箇所の接触部102aだけで、皿ばね100の裏側の相手部材に接触することになる。
このように、皿ばね100に突出部102を設けると、本来無端リング状だった接触部101aが、三箇所の接触部102aに、変化してしまう。このため、皿ばね100の荷重特性が変化してしまう。
ここで、突出部102の接触部102aと本体101の接触部101aとのずれΔA1、ΔA2を抑制するためには、言い換えると接触部102aを接触部101aに近づけるためには、本体101に対する突出部102の湾曲の起点を、本体101の径方向内側にシフトさせればよい。具体的には、図8に点線で示すように、本体101(突出部102の根本部分)に、スリット101cや凹部を形成すればよい。しかしながら、この場合、本体101を加工することになる。このため、やはり皿ばね100の荷重特性が変化してしまう。
そこで、本発明は、突出部無しの皿ばねに対して荷重特性が変化しにくい突出部有りの皿ばねを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の皿ばねは、円錐リング状であって、径方向端部に、相手部材に接触する接触部を有する本体と、前記径方向端部から突出し、前記本体よりも板厚が小さく、前記相手部材に接触しない突出部と、を備えることを特徴とする。
皿ばねに荷重が加わっていない無荷重状態において、皿ばねは、「円錐リング状」を呈している。皿ばねを円錐の軸方向から見ると、リング状を呈している。「径方向端部」とは、当該リングの外径側端部および内径側端部のうち、少なくとも一方をいう。
本発明の皿ばねは、本体と突出部とを備えている。本体の接触部は、相手部材に接触する。ここで、突出部は、本体よりも、板厚が小さい。このため、突出部は、相手部材に接触しない。突出部は、相手部材から浮いている。すなわち、突出部と相手部材との間には、隙間が確保されている。
本発明の皿ばねは、突出部無しの皿ばねに対して、相手部材との接触部が変化しにくい。したがって、本発明の皿ばねは、突出部を有するものの、突出部無しの皿ばねに対して、荷重特性(荷重と変位との関係)が変化しにくい。よって、荷重設計が簡単である。
以下、本発明の皿ばねの実施の形態について説明する。なお、皿ばねの本体の円錐凸面を「表面」、皿ばねの本体の円錐凹面を「裏面」、表面と裏面とを繋ぐ面であってリングにおける径方向内側の面を「内周面」、表面と裏面とを繋ぐ面であってリングにおける径方向外側の面を「外周面」、と各々定義する。
<皿ばねの配置>
まず、本実施形態の皿ばねの配置について説明する。図1に、本実施形態の皿ばねが配置された多段式クラッチの部分斜視図を示す。図1に示すように、本実施形態の皿ばね1は、多板式クラッチ9に組み込まれている。多板式クラッチ9は、ケース90とピストン側プレート91と、皿ばね1と、ドリブンプレート92と、を備えている。ドリブンプレート92は、本発明の「相手部材」の概念に含まれる。
まず、本実施形態の皿ばねの配置について説明する。図1に、本実施形態の皿ばねが配置された多段式クラッチの部分斜視図を示す。図1に示すように、本実施形態の皿ばね1は、多板式クラッチ9に組み込まれている。多板式クラッチ9は、ケース90とピストン側プレート91と、皿ばね1と、ドリブンプレート92と、を備えている。ドリブンプレート92は、本発明の「相手部材」の概念に含まれる。
ケース90の周壁には、複数のスプライン溝900が形成されている。ケース90の内部には、表側から裏側に向かって、ピストン側プレート91と、皿ばね1と、ドリブンプレート92と、が同軸上に配置されている。皿ばね1の複数の突出部3は、各々、スプライン溝900に収容されている。同様に、ドリブンプレート92の複数の突出部920は、各々、スプライン溝900に収容されている。このため、ケース90に対する皿ばね1およびドリブンプレート92の回転は、規制されている。
ピストン側プレート91には、ピストン(図略)から、表側から裏側に向かう方向に、動力が伝達される。当該動力は、皿ばね1を介して、ドリブンプレート92に伝達される。当該動力は、ドリブンプレート92を介して、図示しないドライブプレート、クラッチハブに伝達される。ピストンからの動力伝達時に、皿ばね1は、軸方向(表裏方向)から圧縮される。皿ばね1は、クッションプレートとして用いられている。
<皿ばねの構成>
次に、本実施形態の皿ばねの構成について説明する。図2に、本実施形態の皿ばねの裏面図を示す。図3に、図2の円III内の拡大図を示す。図4に、図2のIV−IV方向断面図を示す。なお、図2〜図4に示すのは、無荷重状態における皿ばねである。図2〜図4に示すように、本実施形態の皿ばね1は、本体2と、複数の突出部3と、を備えている。
次に、本実施形態の皿ばねの構成について説明する。図2に、本実施形態の皿ばねの裏面図を示す。図3に、図2の円III内の拡大図を示す。図4に、図2のIV−IV方向断面図を示す。なお、図2〜図4に示すのは、無荷重状態における皿ばねである。図2〜図4に示すように、本実施形態の皿ばね1は、本体2と、複数の突出部3と、を備えている。
図2に示すように、本体2は、裏側または表側から見て、リング状を呈している。また、図4に示すように、本体2は、裏側から表側に向かって尖る、円錐リング状を呈している。本体2は、外径側端部20と内径側端部21とを備えている。
図4に示すように、外径側端部20における、裏面23と外周面25との角部には、曲面状の丸面取部R1が配置されている。丸面取部R1には、接触部200が配置されている。接触部200は、図1に示すドリブンプレート92の表面に接触している。図2に一点鎖線で示すように、接触部200は、無端リング状を呈している。また、図4に示すように、外径側端部20における、表面22と外周面25との角部には、平面状の平面取部C1が配置されている。
図4に示すように、内径側端部21は、外径側端部20の径方向内側に配置されている。内径側端部21における、表面22と内周面24との角部には、曲面状の丸面取部R2が配置されている。丸面取部R2には、接触部210が配置されている。接触部210は、図1に示すピストン側プレート91の裏面に接触している。接触部210は、無端リング状を呈している。また、図4に示すように、内径側端部21における、裏面23と内周面24との角部には、平面状の平面取部C2が配置されている。
図2に示すように、複数の突出部3は、所定角度ずつ離間して、外径側端部20から径方向(表裏方向に対して直交する方向)外側に突出している。前述したように、突出部3は、図1に示すスプライン溝900に収容されている。図4に示すように、突出部3の板厚(突出部3の延在方向(径方向)に対して直交する方向(表裏方向)の板厚)t2は、本体2の板厚(本体2の延在方向(径方向に対して角度θだけ傾斜する方向)に対して直交する方向の板厚)t1よりも、小さい。このため、図3、図4に示すように、本体2の裏面23と突出部3の裏面との間には、板厚差に起因する段差Tが形成されている。図4に示すように、突出部3は、接触部200の表側(軸方向内側)に配置されている。このため、突出部3は、図1に示すドリブンプレート92の表面に接触していない。
<皿ばねの製造方法>
次に、本実施形態の皿ばねの製造方法について説明する。本実施形態の皿ばねの製造方法は、打ち抜き工程と、圧縮工程と、皿付け工程と、面取工程と、を有している。図5(a)に、本実施形態の皿ばねの製造方法の打ち抜き工程の模式図を示す。図5(b)に、同製造方法の圧縮工程の模式図を示す。図5(c)に、同製造方法の皿付け工程の模式図を示す。
次に、本実施形態の皿ばねの製造方法について説明する。本実施形態の皿ばねの製造方法は、打ち抜き工程と、圧縮工程と、皿付け工程と、面取工程と、を有している。図5(a)に、本実施形態の皿ばねの製造方法の打ち抜き工程の模式図を示す。図5(b)に、同製造方法の圧縮工程の模式図を示す。図5(c)に、同製造方法の皿付け工程の模式図を示す。
打ち抜き工程においては、図5(a)に示すように、板厚t1の板材からワークW1を打ち抜く。ワークW1は、平板状を呈している。ワークW1は、リング状の本体対応部W2と、複数の突出部対応部W3と、を備えている。圧縮工程においては、図5(b)に示すように、突出部対応部W3を、軸方向(表裏方向)から圧縮する。板厚t1の本体対応部W2と、板厚t2の突出部対応部W3と、の間に、段差Tが形成される。皿付け工程においては、図5(c)に示すように、突出部対応部W3に対して、本体対応部W2を、角度θだけ、表側に隆起させる。すなわち、本体対応部W2を、円錐リング状にする。並びに、本体対応部W2に対して突出部対応部W3を湾曲させる。面取工程においては、本体対応部W2に、図4に示す丸面取部R1、R2、平面取部C1、C2を形成する。このようにして、本実施形態の皿ばね1は製造される。
<作用効果>
次に、本実施形態の皿ばねの作用効果について説明する。図4に示すように、本体2の接触部200は、図1に示すドリブンプレート92の表面に接触する。ここで、突出部3は、本体2よりも、板厚t2(<t1)が小さい。このため、突出部3は、図1に示すドリブンプレート92の表面に接触しない。このため、本実施形態の皿ばね1は、突出部3無しの皿ばねに対して、ドリブンプレート92との接触部200が変化しにくい。したがって、本実施形態の皿ばね1は、突出部3を有するものの、突出部3無しの皿ばねに対して、荷重特性(荷重と変位との関係)が変化しにくい。よって、荷重設計の際に、突出部3無しの皿ばねの荷重特性を参照することができる。したがって、荷重設計が簡単である。
次に、本実施形態の皿ばねの作用効果について説明する。図4に示すように、本体2の接触部200は、図1に示すドリブンプレート92の表面に接触する。ここで、突出部3は、本体2よりも、板厚t2(<t1)が小さい。このため、突出部3は、図1に示すドリブンプレート92の表面に接触しない。このため、本実施形態の皿ばね1は、突出部3無しの皿ばねに対して、ドリブンプレート92との接触部200が変化しにくい。したがって、本実施形態の皿ばね1は、突出部3を有するものの、突出部3無しの皿ばねに対して、荷重特性(荷重と変位との関係)が変化しにくい。よって、荷重設計の際に、突出部3無しの皿ばねの荷重特性を参照することができる。したがって、荷重設計が簡単である。
また、図2に示すように、接触部200は、無荷重状態において、無端リング状を呈している。このため、皿ばね1を、図1に示すドリブンプレート92の表面に、全周的に着座させることができる。したがって、本実施形態の皿ばね1は、突出部3を有するものの、突出部3無しの皿ばねに対して、荷重特性が変化しにくい。
また、図4に示すように、接触部200は、丸面取部R1に配置されている。このため、荷重印加時に本体2が圧縮変形しても、無端リング状の接触部200を確保し続けることができる。同様に、接触部210は、丸面取部R2に配置されている。このため、荷重印加時に本体2が圧縮変形しても、無端リング状の接触部210を確保し続けることができる。
<その他>
以上、本発明の皿ばねの実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
以上、本発明の皿ばねの実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
図6に、その他の実施形態(その1)の皿ばねの軸方向断面図を示す。なお、図4と対応する部位については同じ符号で示す。図6に示すように、本体2と突出部3との延在方向が一致していてもよい。この場合であっても、本体2に対する突出部3の突出量を調整することにより、突出部3を、接触部200の表側(軸方向内側)に配置することができる。また、突出部3の板厚を調整することによっても、突出部3を、接触部200の表側(軸方向内側)に配置することができる。この場合、突出部3は、図1に示すドリブンプレート92の表面に接触しない。本実施形態の皿ばね1によると、皿ばね製造時に、本体2に対して突出部3を湾曲させる必要がない。
図7に、その他の実施形態(その2)の皿ばねの軸方向断面図を示す。なお、図4と対応する部位については同じ符号で示す。図7に示すように、突出部3を、内径側端部21から径方向内側に突出させてもよい。そして、突出部3を、図1に示すピストン側プレート91の裏面に接触させなければよい。また、内周面24の径方向内側の相手部材(図略)のスプライン溝に突出部3を収容してもよい。また、外径側端部20および内径側端部21に、突出部3を配置してもよい。
図2に示す接触部200は、無荷重状態において、無端リング状でなくてもよい。すなわち、皿ばね1に荷重が印加された際に、当該荷重を利用して皿ばね1を図1に示すドリブンプレート92の表面に押し付けることにより、接触部200を無端リング状としてもよい。
図2に示す接触部200は、無荷重状態、あるいは荷重印加状態において、無端リング状でなくてもよい。すなわち、接触部200は、有端リング状であってもよい。例えば、皿ばね1が周方向に連続していなくてもよい。また、接触部200が周方向に連続していなくてもよい。例えば、図4に示すように、突出部3と同じ板厚t2の部分が外径側端部20に形成される(例えば、図4に示す段差Tが径方向内側にオフセットされる)ことにより、接触部200が周方向に断続していてもよい。この場合、本体2の板厚t1とは、外径側端部20のうち、突出部3が配置されていない部分(接触部200が配置されている部分)の板厚をいう。
図5(c)に示すように、皿付け工程において本体2に対して突出部3を湾曲させなくてもよい。すなわち、皿付け工程とは別に、突出部湾曲工程を設けてもよい。この場合、突出部湾曲工程は、皿付け工程の前に行っても、後に行ってもよい。
本体2に対する突出部3の延在方向は特に限定しない。図4に示すように、表裏方向に対して、直交する方向(直交方向)であってもよい。また、直交方向に対して、表向きの方向であってもよい。また、直交方向に対して、裏向きの方向であってもよい。すなわち、突出部3の全体が接触部200の表側(軸方向内側)に配置できればよい。
本体2に対する突出部3の配置数は特に限定しない。例えば、本体2の中心角120°ごとに、三つの突出部3を配置してもよい。また、本体2の中心角90°ごとに、四つの突出部3を配置してもよい。また、本体2の中心角60°ごとに、六つの突出部3を配置してもよい。皿ばね1の材質は特に限定しない。炭素鋼、ステンレス鋼などの金属であってもよい。皿ばね1の用途は特に限定しない。トランスミッション、ブレーキなどに用いてもよい。
1:皿ばね
2:本体 20:外径側端部 200:接触部 21:内径側端部 210:接触部 22:表面 23:裏面 24:内周面 25:外周面
3:突出部
9:多板式クラッチ 90:ケース 900:スプライン溝 91:ピストン側プレート 92:ドリブンプレート(相手部材) 920:突出部
C1:平面取部 C2:平面取部 R1:丸面取部 R2:丸面取部 T:段差 W1:ワーク W2:本体対応部 W3:突出部対応部 t1:板厚 t2:板厚
2:本体 20:外径側端部 200:接触部 21:内径側端部 210:接触部 22:表面 23:裏面 24:内周面 25:外周面
3:突出部
9:多板式クラッチ 90:ケース 900:スプライン溝 91:ピストン側プレート 92:ドリブンプレート(相手部材) 920:突出部
C1:平面取部 C2:平面取部 R1:丸面取部 R2:丸面取部 T:段差 W1:ワーク W2:本体対応部 W3:突出部対応部 t1:板厚 t2:板厚
Claims (3)
- 円錐リング状であって、径方向端部に、相手部材に接触する接触部を有する本体と、
前記径方向端部から突出し、前記本体よりも板厚が小さく、前記相手部材に接触しない突出部と、
を備える皿ばね。 - 前記径方向端部は、外径側端部であり、
前記突出部は、前記外径側端部から突出する請求項1に記載の皿ばね。 - 前記接触部は、無荷重状態において、無端リング状を呈している請求項1または請求項2に記載の皿ばね。
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JP2021503061A (ja) * | 2018-03-13 | 2021-02-04 | シェフラー テクノロジーズ アー・ゲー ウント コー. カー・ゲーSchaeffler Technologies AG & Co. KG | 摩擦抵抗を形成するための皿ばねを備えた遠心振り子装置、クラッチディスクならびにパワートレーン |
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