JP2011041635A - トンネル消火器装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】覗き窓を利用して消火器の存在確認が確実にできるようにする。また化粧板の損傷することなく容易に消火器を取り出しできるようにする。
【解決手段】トンネル消火栓装置は覗き窓を有する消火器扉32を開閉自在に設けた筐体12−2内に消火器を収納する。位置決め構造は、覗き窓を介して外部から視認可能な所定位置に消火器を配置する位置決めする。位置決め構造は、台座72の消火器配置位置に消火器底部を収納する収納穴を形成し、収納穴の後方側の台座に平面山形の位置決めプレート76を起立し、消火器の後部を当接して位置決めする。
【選択図】図4

Description

本発明は、トンネル内に設置され、火災時に使用するノズル付きホースに加え消火器を収納したトンネル消火器装置に関する。
従来、高速道路や自動車専用道路などのトンネルに設置されるトンネル消火栓装置は、開放自在な消火栓扉を備えた筐体内に、ノズル付きホースとバルブ類を収納し、更に、開閉自在な消火器扉を備えた消火器収納部に例えば2本の消火器を収納している。
このようなトンネル消火栓装置は、トンネル内の側壁に沿って例えば50メートル間隔で設置されており、火災時には、筐体前面の消火栓扉を開いてノズル付きのホースを引き出し、消火栓開閉レバーを開位置に操作して消火用水をノズルから放出するようにしている。また、消火栓扉の横に配置されている消火器扉を開き、中に収納されている消火器を取り出して消火薬剤を放出することができる。
このようなトンネル消火栓装置にあっては、例えばトンネル施工が完了した段階で、50メートル間隔で設置されているトンネル消火栓装置に正しく消火器が収納されていることを確認する作業を行っており、従来は、担当者が一台ずつ消火器扉を開けて、消火器が収納されていることを確認する作業を行っており、数キロを越えるような長いトンネルの場合には、消火器の確認に手間と時間がかかるという問題がある。
この問題を解決するため、消火器扉に覗き窓を設け、消火器が収納されているか否かの確認が簡単かつ容易にできるようにしている。この覗き窓は、火災時に一般運転者が消火器の有無を認識できる窓としても有効である。
特開2005−318972号公報
しかしながら、このような消火器扉に覗き窓を設けた従来のトンネル消火栓装置にあっては、消火器扉の内側となる消火器収納部の底部に配置した台座の上に、横に並べて2本の消火器を収納しているだけであり、消火器の収納位置によっては消火器扉に設けた覗き窓から見て収納している消火器が見えづらい場合がある。
特に覗き窓を利用した消火器が収納されているか否かの確認作業は、例えば点検車両からトンネル壁面に向けてライトからの光を当てて走行しながら確認することを予定しており、覗き窓から見て消火器が視認し易い位置に収納されていないと、判断を誤る可能性がある。また、例えば時速70Kmで走行する車両から点検を行うときには、数秒間隔で通過する消火栓の覗き窓内を見る必要があり、内部の監視が大変であった。
また、消火器を使用する場合には、筐体前面に取り付けられた化粧板の消火器扉を開放し、消火器取り出し用の扉開口部から消火器を取り出すが、消火器を手前に引っ張って取り出す際に、消火器が扉開口部の下端縁にぶつかり、化粧板を損傷することがあり、定期的に化粧板が損傷していないか確認する作業を行う必要がある。化粧板が損傷している場合は交換作業が必要となる。
本発明は、覗き窓を利用して消火器が収納されているか否かの確認が確実にできるようにできるトンネル消火器装置を提供することを目的とする。
また本発明は火災等で消火器を移動させた場合に化粧板が損傷して、装置の交換を行う頻度を抑えることができるトンネル消火器装置を提供することを目的とする。
本発明は、覗き窓を有する消火器扉を開閉自在に設けた筐体内に消火器を収納したトンネル消火器装置に於いて、
覗き窓を介して外部から視認可能な所定位置に消火器を配置する位置決め構造を設けたことを特徴とする。
ここで、位置決め構造は、
消火器配置位置の後方側に起立され、消火器の後部を当接して位置決めする位置決め部材を備える。
また位置決め構造は、
筐体底部に配置された台座と、
消火器配置位置となる円周方向に配置された消火器底部受け部材を備える。
また位置決め構造は、
消火器配置位置の後方側に設けられ消火器を着脱自在に挟み込んで所定位置に保持する挟み込みバンドを備える。
さらに位置決め構造の前方に設けられ、消火器扉用開口部の下側周縁保護する保護カバーを備える。
位置決め構造に、消火器の有無状態の変化を前記覗き窓から確認する認識マークを設けてもよい。
本発明によれば、位置決め機構によって、覗き窓を備えた消火器扉の内側の消火器収納部に収納された消火器は、常に、覗き窓を通して外部から確実に視認可能な決まった位置に収納することができ、例えば点検車両からトンネル壁面に向けてライトからの光を当てて走行しながら確認する点検作業などを行っても、所定間隔で設置されている筐体内の消火器収納状態は全て同じとなり、覗き窓を通して走行しながらであっても、消火器の有無を確実に判断することができる。火災時の操作者が外部から消火器を認識して確実に消火動作を開始することができる。また、消火器収納部の底部に消火器取り出し用開口部材を保護する保護カバー部材を備えたことで、消火器の取り出しによる化粧板等の開口部材の損傷を防いで部品交換の頻度を抑えることができる。また、位置決め機構により消火器を規定位置から保護カバー部材の上方を経由して扉開口部より引き出すようにしたので、消火器を扉開口部に干渉されずにスムーズに取り出すことができ、さらに筐体底部と扉開口部との段差を意識することなく引き出せて、装置の損傷を防ぐことができる。
本発明によるトンネル消火栓装置の実施形態を示した説明図 図1の消火器扉を開いた状態を示した説明図 図2の消火栓扉を開いた状態で内部構造を示した平面図 図3の消火器位置決め構造を取り出してその実施形態を示した説明図 位置決めピンを用いた消火器位置決め構造の他の実施形態を示した説明図 底部受け部材を用いた消火器位置決め構造の他の実施形態を示した説明図 底部受け部材を用いた消火器位置決め構造の他の実施形態を示した説明図 底部受け部材を用いた消火器位置決め構造の他の実施形態を示した説明図 挟み込みバンドを用いた消火器位置決め構造他の実施形態を示した説明図
図1は本発明によるトンネルに設置される消火栓装置の実施形態を示した正面図である。図1において、消火栓装置10は、消火栓側の筐体12−1と消火器側の筐体12−2に分割した構造であり、前面に化粧板14−1,14−2を装着しており、筐体12−1、12−2に対し必要な機器及び部材を組付けた後に連結固定部15で筐体側面同士を連結固定した状態とし、この状態でトンネル現場に搬入して架台11上に設置している。
化粧板14−1,14−2には扉開口部16,17が設けられている。筐体12−1の扉開口部16は上下に2分割され、下側扉開口部に消火栓扉18を配置し、上側扉開口部に保守扉22を配置しており、その内部がホース収納空間及びバルブ類収納空間となっている。
消火栓扉18は、扉開口部16に対し下側の軸となるヒンジ21を中心に下向きに開閉自在に設けられており、マグネットと受け板を用いた下扉ロック機構70により閉止位置に閉じている。消火栓扉18は、ハンドル20を手前に引いて下扉ロック機構70の磁気吸着によるロックを外すことで前方に開閉することができる。
消火栓扉18の上には上向きに開閉する保守扉22が設けられており、マグネットと受け板を用いた上扉ロック機構68により閉止位置に閉じられており、点検時に消火栓扉18を開いて内側のロックを外すことで開くことができる。また、筐体12−1の上部両側には装置を吊り下げるための吊り輪25が取り付けられている。
第2筐体12−2の扉開口部17の右側には通報装置扉24が設けられ、ここに赤色表示灯26、発信機28、及び応答ランプ30を設けている。
扉開口部17の左側には消火器扉32が設けられ、消火器扉32に対応した筐体12−2の内部を消火器収納空間とし、例えば2本の消火器37を収納している。消火器扉32にはハンドル34が設けられ、ハンドル34を手前に引くとラッチが外れ、消火器扉32は左側をヒンジとして前方に開くことができる。また、消火器扉34の下側には覗き窓35が設けられ、外部から消火器の収納状態の有無を確認できるようにしている。
図2は図1について、筐体12−2側の消火器扉32を開き、筐体12−1側については消火栓扉18を外し、保守扉22は上向きに開いてステー27で支持した状態で内部構造を示した正面図である。なお、保守扉22は、消火栓装置の保守以外には通常閉じられており、消火作業時も閉められたままで消火栓扉18のみ開放される。
図2において、筐体12−1の左側にはホース収納空間36が形成され、右側にバルブ類収納空間38を形成している。ホース収納空間36には、ホースバケット構造が設けられる。ホースバケット構造にはフレームパイプを屈曲して水平方向で上下に配置したフレーム部分を持つバケットフレーム40が配置され、内部にホース収納空間を形成している。
バケットフレーム40の中央から右側にオフセットした位置、即ち扉開口部16の左右方向における略中央となる位置に、U字形パイプフレームを固定することで縦方向に2本のホースガイド42が位置してホース取出口45を仕切り形成している。更に、ホース取出口45の下側には、前方に張出し形成された張出ホースガイド47を設けている。
バケットフレーム40及び筐体内壁で囲まれたホース収納空間36にはホース44が内巻きして収納されている。ここで、右側のバルブ類収納空間38の下部にはホース接続口46が配置されており、ホース接続口46にホース44の1次側を接続した後、ホース44をホース収納空間36に巻き込むことになるが、この場合のホース44の巻き込みは、扉開口部16から見て右巻きとなるようにホース44を巻き込んでいる。
ノズル48は放水部48aとハンドル48bから構成されており、ノズルホルダー50に対し放水部48aの横向きに保持した状態で、ハンドル48bは放水部48aの下側に位置して消火栓扉18の開放による下側扉開口部の中央方向に向くように保持されている。
筐体12−1に設けたホース収納空間36の右側に配置したバルブ類収納空間38には、ポンプ設備からの配管が接続される消火栓接続口からホース接続口46に至る配管系統に、給水弁51、消火栓弁、自動調圧弁、自動排水弁、安全弁及びメンテナンス装置を設けている。
このうち消火栓弁に設けた消火栓弁開閉レバー64に対応して操作案内用の銘板66が設けられており、銘板66の裏側に消火栓弁、自動調圧弁、自動排水弁、安全弁が配置されている。
筐体12−2側については、消火器扉32を左側に開いた内部の消火器収納空間38には2本の消火器37が収納されている。消火器37は後の説明で明らかにする消火器位置決め構造の位置決めプレート76により、図1のように消火器扉32を閉じた状態で覗き窓35を通して2本の消火器37が収納されていることが確実に視認できる所定の位置への位置決めにより収納されている。
図3は、図1について内部構造を示した平面図である。図3において、筐体12−1と筐体12−2は連結固定部15においてボルトにより各筐体の側面同士が連結固定されている。筐体12−1のホース収納空間36には平面から見て横L字形にバケットフレーム40が配置され、筐体内壁との間に形成したホース収納空間36にホース44を右巻きにより内巻き状態で収納している。また、消火器収納空間39には2本の消火器37が消火器扉32の覗き窓35を介して外部から見える位置に規制されて収納されている。
更に、バケットフレーム40における前面右端にはノズルホルダー50が取り付けられ、ノズルを横向きに着脱自在に保持できるようにしている。
筐体12−2側の消火器収納空間39には、2本の消火器37の収納位置を所定位置に位置決めする消火器位置決め構造が設けている。消火器位置決め構造は、消火器収納空間39の底部に台座72を配置し、台座72の所定位置に2つの位置決めプレート76を起立し、位置決めプレート76は平面から見て前方に開いた山形であり、山形のコーナー部分に消火器37の背後側円筒底部を当てることでセンタリングと位置決めを行っている。
図4は図3に示した消火器位置決め構造を説明する図であり、図4(A)に消火器位置決め構造を取り出した斜視状態を、図4(B)に筐体12−2に設置した状態の側面図を示している。図4において、消火器収納空間の底部に配置される台座72の後方側には平面山形の位置決めプレート76が起立され、消火器底部の後方をコーナー部分に当接して位置決めするようにしている。
位置決めプレート76で決まる消火器収納位置は、図1に示したように、消火器扉32の覗き窓35を通して見たときに、2本の消火器37の両方が略均等に見えるような位置としている。さらに消火器収納位置は、消火器を扉開口部17から引き出す際に、扉開口部17が引き出す操作に悪影響を与えずに取り出しやすい位置としている。
台座72の前方上端部からは、前方斜め上方に向かい、さらに筐体底面と水平前方に折れたくの字状の面を有する化粧板保護カバー74を備えている。図4(B)に示すように化粧板14−2の扉開口部17の下縁面は第2筐体12−2の底面よりも高い位置で開口しているため、消火器を第2筐体底部にそのままおくと、消火器を取り出す際に消火器下部が扉開口部17の下縁面に接触して、化粧板14−2を損傷する可能性がある。
そこで、本実施形態は図4(B)に示すように台座72を第2筐体12−2の下面に設置すると、台座前方の化粧板保護カバー74の前面板が化粧板14−2の扉開口部17の下縁と消火器扉32の間に位置し、消火器を台座72から前方にスライドして取り出しても、化粧板保護カバー74の表面を移動するため、扉開口部17の下端面を損傷することを防いでいる。
また、位置決めプレート76により消火器が規定の位置に置かれて保管されることで、消火器は規定位置から前方に引き出す操作となることから、消火器を取り出しやすく、また扉開口部17の周縁を損傷することを防いでいる。
なお、消火器の設置高さ位置を扉開口部17の下端高さに近づけるために台座72を設けて消火器の取り出しやすくしているが、必ずしも台座72を設ける必要はなく、第2筐体底面に位置決めプレートを直接設置する構成であってもよい。また第2筐体底面から化粧板保護カバー74を扉開口部17下端側に伸ばして設けるようにしてもよい。
このように消火器収納空間39に収納する消火器の位置が、覗き窓から見て所定の決まった見易い位置に収納されているため、点検車両からトンネル壁面に向けてライトからの光を当てて走行しながら確認する点検作業などを行っても、50メートル間隔で設置されている消火栓装置の消火器収納状態は全て同じとなり、覗き窓を通して走行しながらであっても、消火器の有無を確実に判断することができる。
なお、覗き窓を通して消火器の確認作業を更に確実で容易なものとするためには、例えば覗き窓から見える位置の消火器側面に、蛍光塗料や反射塗料などを使用したマーカーを貼り付けておくことが望ましい。
また、消火器収納空間の内部背面に反射塗料を塗布したり、反射マーカーを貼るようにしても良く、消火器が収納されているかどうかをマーカーの有無による確認で確実且つ容易に行うことができる。
位置決めプレート76を覗き窓35から見える高さに設定し、前面に蛍光塗料や反射材を塗布することで、消火器が設置されているときは蛍光塗料などが隠れ、消火器がない場合には蛍光塗料等が露出することで外部から消火器の設置状態を確認することもできる。
また、位置決めプレート76の前方の消火器が置かれる規定位置の台座表面部分に、消火器が正しく置かれるように、例えば丸形状のマークなどの消火器底部の形状と合わせたマークを記載してもよい。
図5は消火器位置決め構造の他の実施形態を示した説明図あり、図5(A)に平面を、図5(B)に斜視状態を示している。図5において、消火器収納空間の底部に配置される台座72は、箱形の部材であり、台座面の所定位置の2箇所に消火器を載置する設置位置マーク77を記載し、マーク77の後方側の台座面の2箇所に位置決めピン78を起立し、消火器底部の後方を2本の位置決めピン78に当接して位置決めするようにしている。台座72の消火器が設置される位置には、消火器を設置する目安となる円形状の設置位置マーク77が描かれている。
この実施形態にあっては、位置決めピン78を用いることで、図4の位置決めプレート76を用いた場合に比べ、構造が簡単でコストを低減できる。また図5の実施形態にあっても、消火器収納空間に収納する消火器の位置が、覗き窓から見て所定の決まった見易い位置に収納されているため、覗き窓を通して走行しながらであっても、消火器の有無を確実に判断することができる。さらに消火器が扉開口部を損傷することなく、消火器を容易に取り出すことができる。
図6は消火器位置決め構造の他の実施形態を示した説明図あり、図6(A)に平面を、図6(B)に斜視状態を示している。図6において、消火器収納空間の底部に配置される台座72は1枚のプレート部材であり、台座面の所定位置の2箇所に、底部受け部材80を消火器配置位置となる円周方向の少なくとも3ケ所に分けて配置している。
底部受け部材80は、位置決め部80a、受け座部80b、支持部80c及び台座部80dを備えた平面から見て扇形の部材であり、3個を一組として設置している。
また台座72の前方には図4と同様の化粧板保護カバーを備えている。
図6の実施形態にあっても、消火器収納空間に収納する消火器の位置が、覗き窓から見て所定の決まった見易い位置に収納されているため、覗き窓を通して走行しながらであっても、消火器の有無を確実に判断することができる。なお、底部受け部材80は3個で構成するものに限らず、例えば略半円状の2個部材で形成しても良い。
図7は消火器位置決め構造の他の実施形態を示した説明図あり、図6の底部受け部材80に代わりとなる部材を示している。消火器が入る2つの穴を有する八の字状の位置決め部81dの外周に支持部81aを備えて位置決め部81dを所定高さ位置に固定し、内周に消火器底部を保持する受け座部81bを3箇所に設けている。底部受け部材81は台座72や筐体12−2の底面に溶接される。
図8は消火器位置決め構造の他の実施形態を示した説明図あり、図8(A)に斜視図を、図8(B)に筐体12−2に設置した状態の側面図を、図8(C)に正面図を示している。図8(A)に示すように台座72の前方から後ろ斜め上方へ消火器を収納するためのプレート90を備えており、プレート90には消火器を収納するための2つの穴91を備えている。さらに収納穴91の後方には消火器の設置状態を識別するためのマーカ93を記載した識別板92を形成している。
台座72の高さは図8(B)に示すように化粧板14−2の扉開口部17の下端位置にそろえた高さとしている。またプレート90の識別板92のマーク93は、消火器扉32の覗き窓35を介して装置外部から認識できる位置としている。消火器37が収納穴91に収納されているときはマーク93は隠れ、取り外されてたときにマーク93が現れることから、消火器の状態を確実容易に認識することができる。マーク93は斜めに設けられたプレート90の表面で消火器の背後の位置に設けてもよい。
斜めのプレート90に収納穴91を備えたことにより、消火器を取り出すときには、消火器を収納穴から出すように前方に持ち上げて引き出す動作をすることで、消火器が扉開口部17の下端にぶつかって損傷させることを防ぐことができる。
図9は消火器位置決め構造の他の実施形態を示した説明図あり、図9(A)に正面を、図9(B)に平面を、図9(C)に側面を示している。図9において、消火器収納空間の底部に配置される台座72は1枚のプレート部材であり、台座72の後部にT字形の支持部材82を起立している。支持部材82の左右の張り出し部分には挟み込みバンド84が背後からの固定部材86により前方に向けて固定されている。
挟み込みバンド84は、先端側が開いたリング形状であり、樹脂、弾性金属、ゴムなど可撓性のある材料を使用して前方を開いたリング状に形成して消火器を着脱自在とし、消火器37の胴部上側を挟み込んで所定の収納位置に保持している。
図9の実施形態にあっても、消火器収納空間に収納する消火器の位置が、覗き窓から見て所定の決まった見易い位置に収納されているため、覗き窓を通して走行しながらであっても、消火器の有無を確実に判断することができる。挟み込みバンド84を覗く窓から覗ける位置に配置して、挟み込みバンド84を蛍光色などの目立つ発光色にして、もしくは支持部材82の表面に蛍光色などの識別マークを付与して、消火器の有無の状態を認識氏訳して、点検をより確実に効率よく行えるようにしても良い。
なお、図4及び図5の実施形態にあっては、台座72に収納穴74を形成しているが、収納穴74を設けずに、位置決めプレート76または位置決めピン78を設けるだけであっても良い。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:消火栓装置
12−1,12−2:筐体
32:消火器扉
35:覗き窓
37:消火器
72:台座
74:収納穴
76:位置決めプレート
78:位置決めピン
80:底部受け部材
82:支持部材
84:挟み込みバンド
86:固定部材

Claims (6)

  1. 覗き窓を有する消火器扉を開閉自在に設けた筐体内に消火器を収納したトンネル消火器装置に於いて、
    前記覗き窓を介して外部から視認可能な所定位置に前記消火器を配置する位置決め構造を設けたことを特徴とするトンネル消火器装置。
  2. 請求項1記載のトンネル消火器装置に於いて、前記位置決め構造は、
    消火器配置位置の後方側に起立され、前記消火器の後部を当接して位置決めする位置決め部材を備えたことを特徴とするトンネル消火器装置。
  3. 請求項1記載のトンネル消火器装置に於いて、前記位置決め構造は、
    消火器配置位置となる円周方向に配置された消火器底部受け部材を備えたことを特徴とするトンネル消火器装置。
  4. 請求項1記載のトンネル消火器装置に於いて、前記位置決め構造は、
    消火器配置位置の後方側に設けられ前記消火器を着脱自在に挟み込んで所定位置に保持する挟み込みバンドを備えたことを特徴とするトンネル消火器装置。
  5. 請求項1記載のトンネル消火器装置に於いて、さらに前記位置決め構造の前方に設けられ、消火器扉用開口部の下側周縁保護する保護カバーを備えたことを特徴とするトンネル消火器装置。
  6. 請求項1記載のトンネル消火器装置に於いて、前記位置決め構造に、消火器の有無状態の変化を前記覗き窓から確認する認識マークを設けたことを特徴とするトンネル消火器装置。
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