JP3049919U - 壁面埋め込み型消火器収納箱 - Google Patents

壁面埋め込み型消火器収納箱

Info

Publication number
JP3049919U
JP3049919U JP1997011130U JP1113097U JP3049919U JP 3049919 U JP3049919 U JP 3049919U JP 1997011130 U JP1997011130 U JP 1997011130U JP 1113097 U JP1113097 U JP 1113097U JP 3049919 U JP3049919 U JP 3049919U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage box
fire extinguisher
wall
decorative
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1997011130U
Other languages
English (en)
Inventor
勝治郎 丸山
Original Assignee
勝治郎 丸山
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 勝治郎 丸山 filed Critical 勝治郎 丸山
Priority to JP1997011130U priority Critical patent/JP3049919U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3049919U publication Critical patent/JP3049919U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Assembled Shelves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部屋等の壁面に直接据付ける壁面埋め込み型
消火器収納箱を提供する。 【解決手段】 壁内部の間柱位置に側面を当接の固定配
置をする所定奥行きをもつ木製の縦型収納箱本体1の前
面に形成の一定幅の化粧前枠部3の鉤折り段部2を、壁
面の収納箱用収容空隙に段嵌合すると共に、前記化粧前
枠部3の前面部に、中央部に内部透視用ガラス4を嵌め
た化粧扉5を、その片側枠部と本体側板部間に介在する
ヒンジ金具をもって片開き式取り付けとし、且つ、化粧
扉5の下端内縁に指掛け溝8を切り欠きし、この収納箱
本体内に消火器を収納する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一般家庭の屋内壁面等に配設する備え付け家具的態様となる壁面埋め 込み型消火器収納箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、建築物の内部には緊急時に使用する消火設備又は消火器を備えること が好ましい。この場合、ビル建築など大型建物や各種大規模建物等にあってはス プリンクラーなどの自動消火設備の備え付けが義務ずけられているが、普通の住 まい(建物)、特に木造建築の家屋にあっては、ほとんど消火設備を備えず、精 々手動扱いとなる小型の消火器を部屋の片隅などに適宜置く程度である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記の様に部屋の片隅などに消火器を置く態様としても、実際として は単に消火器をむき出し(裸状態)のまま置く程度で体裁が悪い。特に、和風感 覚の部屋としては見苦しく、且つ何時使うか分からないので結局その前に他の品 物,家具等を置いたり、積み重ねたりすることが多い。このため、いざ火災で消 火器を使用しようとしても、消火器の在処が一瞥し得ず、誰でもが簡単に使える 状態ではない。即ち、消火器が有っても所謂宝の持ち腐れを招いているのが現状 である。
【0004】 本考案は上記実情に鑑み、いま流行りの備え付け家具のように、壁面の所定位 置に消火器を収容するスペースをもつ収納箱体を直接組み込み、一種の装飾家具 的扱いとすることで、上記課題を解決する壁面埋め込み型消火器収納箱を提供す るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、少なくとも壁内部の間柱位置に側面を当接の固定配置をする所定奥 行きをもつ木製の縦型収納箱本体の前面開口周囲に形成した一定幅の化粧前枠部 の鉤折り段部を、壁面に設けた収納箱用収容空隙の口縁にあてがう段嵌合とする と共に、前記一定幅の化粧前枠部の前面部に、中央部に内部透視用ガラスを嵌め た所定厚の化粧扉を、その片側枠部と本体側板面部間に介在するヒンジ金具をも って片開き式取り付けとし、且つ、前記化粧扉の下端内縁に指掛け溝を切り欠き し、この収納箱本体内に消火器を収納するようにしたものである。
【0006】 この場合、化粧扉が、化粧枠部外形より小さな外形とし段重ね扉構成とするも のである。
【0007】 この様に、この壁面埋め込み型消火器収納箱は、一般家屋の壁面の所定位置( 例えば目線位置)に筐体構造となる消火器収納箱中、壁厚に見合う収納箱本体側 を、壁内に縦貫通する間柱を利用し直接固定(釘,ビス等を用い)し、該収納箱 本体正面となる化粧前枠部のみを壁面表に露出させ壁面に対しアクセント組み付 けとし、該化粧前枠部の前面部に内部透視用ガラス付き化粧扉を配し内部が透け て見える状態とするため、緊急時の反射的な使用体勢が取れ、且つ単に壁面位置 の化粧扉の下端内縁の切り欠き溝に指を引っ掛け、手前に引くだけで簡単に開扉 となり、箱内部の消火器を適宜取り出せばよい。
【0008】 しかも、この消火器収納箱は壁面にあって、化粧前枠部の枠厚分と化粧扉の扉 厚分しか露出(突出)しない据付けとなるため、壁面に特段の出っ張り状態をか もし出さず基本的にはフラッな壁面感覚を得、わずらわしさもない。勿論、少な くとも据付け位置の前方に家具や物を置かない限り緊急時の消火器の使用が可能 である。また、この消火器収納箱の据付け場所は各所の部屋は勿論のこと、火気 を使う台所や風呂場や、廊下,階段の壁面など備えても通行に支障を招かない。 また、消火器収納箱の据付け位置は常時視覚の届く範囲(目線高さ)に設定すれ ば消火器使用が更に容易である。
【0009】
【考案の実施の形態】 以下、本考案の壁面埋め込み型消火器収納箱を実施例の図に基づいて説明すれ ば、次の通りである。
【0010】 図は木造建築家屋にあって適宜の部屋の壁内に縦に通る間柱を利用して埋め込 む消火器収納箱の実施例を示し、1は少なくとも部屋の壁厚aに収まる奥行きb をもった木製の縦型収納箱本体で、該収納箱本体1の正面となる開口周囲には一 定幅の鉤折り段部2をもつ壁面に当接する化粧前枠部3を一体形成してなり、且 つこの化粧前枠部3の前面部に、該化粧前枠部3の外形幅cより一回り小さな外 形幅dとし相似形状となる中央部に内部透視用ガラス4を嵌めた化粧扉5を配設 し、全体として段重ね扉構成となる家具調の壁面埋め込み型消火器収納箱6とす る。この場合、化粧扉5は、その片側内枠部5aと収納箱本体1の片側の側板面 部1a間に公知のヒンジ金具7を、少なくとも上下2か所に装着して化粧扉5を 片開き式扉構造の取り付けとし、且つ化粧扉5の裏面側となる下端内縁には長溝 型指掛け溝8を下方に向け適宜幅分切り欠きしている。但し、壁面9に臨む化粧 前枠部3と化粧扉5には木目(図示せず)が表れる木材を使用し家具調基調をか もしださせる。また、前記内部透視用ガラス4面には、例えば消火器なども文字 標記10を付け第三者でも分かり易くしておく。
【0011】 いまこの作用を説明すると、この壁面埋め込み型の消火器収納箱6の壁面据付 けに際しては、所定の壁面9において、先ず壁面内部に縦貫通された間柱11が 少なくとも片側(図示にあっては、両側)に位置するように収納箱本体1の大き さに見合う矩形状の挿入穴12を設け、この壁内空隙となる箱収容部12aに収 納箱本体1を嵌め込めば、該収納箱本体1の主部となる両側板部1bは両外側位 置の間柱11に挾持された状態となって収まると共に、前面位置にあっては化粧 前枠部3の鉤折り段部2が壁面9の仕上材部9aに面接触し段係止となる。
【0012】 この後、前記収納箱本体1の側板部1bを、箱の内方より釘,ビス等の止め具 13を打ち込み又は螺挿し、その先端を間柱11に挿入して固定とする。なお、 この消火器収納箱6の壁面等への取り付け位置(高さ)は、絶えず視覚に入る人 の目線位置が望ましい。
【0013】 ここにおいて、収納箱本体1の前面の片開き式化粧扉5を適宜開き、収納箱本 体1の向板部1cの所定箇所に取り付けた公知のU状のバネ性把持金具14又は 締付けバンド型把持金具(図示せず)にて筒型消火器Aを、正面側から縦状とし てセットしその胴部を係止する。この後化粧扉5を適宜閉じれば、該化粧扉5は 常閉作用をもつヒンジ金具7にて閉じた状態を維持する。
【0014】 この化粧扉5の開閉操作としては、該化粧扉5の正面側からは分からない扉裏 面となる下端内縁の指掛け溝8に指を下方より挿入して手前に引けば、一端のヒ ンジ金具7を支点として片開きし、また閉じるときは単に化粧扉5を収納箱本体 1側に押し戻せばよい。
【0015】 収納箱本体1と化粧扉5間に介在のヒンジ金具7の構成としては、例えばバネ 装着のヒンジ金具7で、この場合扉側から突出する支持用バネ7aで本体側に突 出の枢軸7bを把持する回動規制付きタイプとし、化粧扉5の開閉角を収納箱本 体1に対し平行位置(閉じた状態)と直角位置(開き状態)の段階的動作を得る ようにし、扉開閉を容易とする。なお、化粧扉5の内枠面には薄いクッション部 材15を貼着し、開閉時における化粧前枠部3との衝撃緩和を行なう。
【0016】 ここで、火災発生等で消火器Aを使いたいときは、先ず単に壁面9より枠厚分 だけ盛り上がった前面の化粧扉5にあって、その片側の下端内縁の長溝状指掛け 溝8に指(図示せず)を少し曲げた状態で引っ掛け手前側に引けば、簡単に反側 のヒンジ金具7の常閉状態のバネに抗して開かれる。一旦開いた化粧扉5はヒン ジ金具7のバネ作用で箱口に対し直角位置を維持し開放状態となるため、この箱 内より消火器Aを単に握って手前側に取り出せばよく、この後に所定の消火器操 作を行えばよい。
【0017】
【考案の効果】 上述の様に、本考案の壁面埋め込み型消火器収納箱は壁面の厚み(奥行き)を 利用し収納箱本体を埋め込むとすると共に、この前面部に一体の化粧前枠部で壁 面に対し段係合とし、且つ収納箱本体自体を外側に臨む間柱に釘打ち等をもって 直接固定とするため、壁面に対し簡単,確実な据付けを得る。しかも、この壁面 よりの露出する部分は、一定厚の化粧前枠部とこれに段重ね構成の化粧扉の厚さ 分だけが突出するので壁面全体としてはフラット感覚を得て体裁が良い。この場 合、化粧扉は化粧前枠部に対し一回り小さな外形とし一種の段重ね状態を呈し全 体として額縁構造を呈し壁面に対し一種のアクセントをもたらすため、近時、流 行りの備え付ける家具,クローゼット,化粧棚など同様な感覚で生活空間を飾る ことができ、消火器普及にも寄与する。
【0018】 また、化粧前枠部と化粧扉を木目が表れる木材使用とし、家具調基調が取れ他 の据付け家具等とのバランスもよく、内部に消火器を収容しても見苦しくはなく 壁面の美観を損ねることもない。また、化粧扉に配す指掛け溝は正面位置からわ 分からない扉本体の裏面下縁に位置させ、この点からも体裁がよい。
【0019】 更に、化粧扉は中央部に内部透視のガラスを配するため、絶えず消火器がそこ に在ることが感覚的にインプットされ、火災時にあって反射的に壁面の消火器収 納箱に向かうこととなり、延いては初期消火に役立つものである。しかも、消火 器収納箱全体がコンパクト構成であるため、据付け場所が、各種部屋の壁面は勿 論のことは、火気を使う台所や廊下,階段下とか洗面所などの小さな壁面への装 着も簡単にできる。
【0020】 また、本考案の消火器収納箱は全体として木工加工で製作される簡略構造のた め、量産体制が可能であり、且つ新築時の装着や中古住宅等にあっても壁面内の 間柱を利用する限り簡単に取り付けられる等の実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の壁面埋め込み型消火器収納箱の一実施
例を示す斜視図である。
【図2】同化粧扉を開いた斜視図である。
【図3】壁面に消火器収納箱を埋め込み装着した要部を
示す平面図である。
【図4】同内部を示す説明図である。
【図5】部屋の壁面の目線位置に配置した説明図であ
る。
【符号の説明】
1 縦型収納箱本体 2 鉤折り段部 3 化粧前枠部 4 内部透視用ガラス 5 化粧扉 7 ヒンジ金具 8 指掛け溝 9 壁面 11 間柱

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも壁内部の間柱位置に側面を当
    接の固定配置をする所定奥行きをもつ木製の縦型収納箱
    本体の前面開口周囲に形成した一定幅の化粧前枠部の鉤
    折り段部を、壁面に設けた収納箱用収容空隙の口縁にあ
    てがう段嵌合とすると共に、前記一定幅の化粧前枠部の
    前面部に、中央部に内部透視用ガラスを嵌めた所定厚の
    化粧扉を、その片側枠部と本体側板面部間に介在するヒ
    ンジ金具をもって片開き式取り付けとし、且つ、前記化
    粧扉の下端内縁に指掛け溝を切り欠きし、この収納箱本
    体内に消火器を収納することを特徴とする壁面埋め込み
    型消火器収納箱。
  2. 【請求項2】 化粧扉が、化粧前枠部外形より小さな外
    形とし段重ね扉構成とする請求項1記載の壁面埋め込み
    型消火器収納箱。
JP1997011130U 1997-12-18 1997-12-18 壁面埋め込み型消火器収納箱 Expired - Lifetime JP3049919U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997011130U JP3049919U (ja) 1997-12-18 1997-12-18 壁面埋め込み型消火器収納箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997011130U JP3049919U (ja) 1997-12-18 1997-12-18 壁面埋め込み型消火器収納箱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3049919U true JP3049919U (ja) 1998-06-30

Family

ID=43184143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1997011130U Expired - Lifetime JP3049919U (ja) 1997-12-18 1997-12-18 壁面埋め込み型消火器収納箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3049919U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006251345A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Toshiba Corp カバー開閉装置および画像形成装置
JP2010284393A (ja) * 2009-06-15 2010-12-24 Hochiki Corp 消火装置の窓取付構造
JP2011041635A (ja) * 2009-08-20 2011-03-03 Hochiki Corp トンネル消火器装置
CN115445118A (zh) * 2022-09-14 2022-12-09 上海外高桥造船有限公司 存放装置及船舶

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006251345A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Toshiba Corp カバー開閉装置および画像形成装置
JP4559880B2 (ja) * 2005-03-10 2010-10-13 株式会社東芝 カバー開閉装置および画像形成装置
JP2010284393A (ja) * 2009-06-15 2010-12-24 Hochiki Corp 消火装置の窓取付構造
JP2011041635A (ja) * 2009-08-20 2011-03-03 Hochiki Corp トンネル消火器装置
CN115445118A (zh) * 2022-09-14 2022-12-09 上海外高桥造船有限公司 存放装置及船舶

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5372415A (en) Thermoplastic locker construction
US4941716A (en) Cabinet construction
JP3049919U (ja) 壁面埋め込み型消火器収納箱
JP3861260B2 (ja) 消火器ケース
US20070209102A1 (en) Covering apparatus for toilet system and attachments
JP4588509B2 (ja) トイレブース
US6607085B2 (en) Closet hiding place
US20130232904A1 (en) Interchangeable decorative wall covering
US5611110A (en) Wall insert and method
JPH0738573Y2 (ja) 壁面に設置される連設型トイレ等用ブース
US20030222551A1 (en) Residential fire extinguisher cabinet
US20180171645A1 (en) Modular construction systems
JP3089045U (ja) 埋め込み型収納家具
GB2393975A (en) Access panel
JP3105122U (ja) 両面利用可能消火器ボックス
JP6807479B1 (ja) 棚材固定具、棚材固定セット、及び棚
JP2591309Y2 (ja) シャッターボックス隠し構造
CN2176394Y (zh) 室内装饰线板结构
JP2004321339A (ja) 対面型キッチン
GB2259932A (en) Access door assembly
KR200214310Y1 (ko) 양방향에서 사용할 수 있는 가구
JP3104658U (ja) 組立式の仏壇
JPS6123135Y2 (ja)
JP2719321B2 (ja) キーボックス
JP3910376B2 (ja) 壁点検口の隠蔽構造

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term