JP2011041430A - 電動機駆動方法 - Google Patents

電動機駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011041430A
JP2011041430A JP2009188955A JP2009188955A JP2011041430A JP 2011041430 A JP2011041430 A JP 2011041430A JP 2009188955 A JP2009188955 A JP 2009188955A JP 2009188955 A JP2009188955 A JP 2009188955A JP 2011041430 A JP2011041430 A JP 2011041430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
phase
output line
phase output
control means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009188955A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5471152B2 (ja
Inventor
Norio Nochida
則夫 後田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Systems Co Ltd filed Critical Fuji Electric Systems Co Ltd
Priority to JP2009188955A priority Critical patent/JP5471152B2/ja
Publication of JP2011041430A publication Critical patent/JP2011041430A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5471152B2 publication Critical patent/JP5471152B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Abstract

【課題】3相PWMインバータを用いて交流電動機および直流電動機の双方を駆動可能なものにおいて、交流電動機と直流電動機との切り替えを容易に行うことのできる電動機駆動方法を提供することを目的とする。
【解決手段】第1ステップとして3相PWMインバータ3の3相出力線63,64,65に直流電流を発生させ、3相出力線63,64,65の各相に流れる電流の総和が零であるかどうかを確認する。次に、第2ステップとして任意の2相の出力線63,64に直流電流を発生させ、この出力線63,64に流れる電流の和が零であるかどうかを確認し、第3ステップとして第2ステップで出力電流の和が零であると確認できた2相の出力線63,64とは別の1相の出力線65に流れる電流が零であるかどうかを確認する。上記第1〜3ステップの結果に基づいて、3相PWMインバータ3の3相出力線63,64,65に接続された電動機種別を判別する。
【選択図】図1

Description

この発明は、3相PWMインバータを用いて交流電動機と直流電動機とを切替えて駆動する電動機駆動方法に関する。
従来、各種産業に用いられる電動機は直流電動機が主流であったが、直流電動機は保守性や寿命の面で交流電動機よりも劣ることと、近年ではインバータの制御技術の発達により交流電動機でも直流電動機と同等の性能を発揮することが可能になったことで、各種産業に用いられる電動機として保守が容易な交流電動機が主流となってきている。このため、直流電動機が寿命となった場合には交流電動機に更新するとともに、電動機の制御機器も交流電動機駆動用の3相PWMインバータ等に更新するケースが多くなっている。一方で現在でも稼動を続けている直流電動機は数多く存在し、それを駆動制御するサイリスタレオナード装置などの直流電動機駆動専用の制御機器も数多く稼動している。
一般に、電動機と3相PWMインバータやサイリスタレオナード装置等の制御機器とでは、制御機器のほうが電動機に比べて寿命が短いため、先に制御機器の故障で設備全体が停止する場合が多い。この場合、直流電動機は正常であるので、制御機器のみを直流電動機駆動専用の制御機器に交換するか、あるいは電動機を交流電動機に交換するとともに制御機器も交流電動機駆動用の3相PWMインバータに一新することになる。このように従来は、直流電動機と交流電動機とを駆動する制御機器はそれぞれ専用の制御機器を必要とするために、寿命の長さが異なる電動機または制御機器の更新時には、いずれか正常な製品の寿命を犠牲にし、最終的には電動機と制御機器とを同時に交流電動機の駆動システムに更新しなければならないという問題があった。
このような問題を解決するために、1台の3相PWMインバータを用いて交流電動機および直流電動機の双方を駆動可能とした電動機駆動方法が提案されており、例えば特許文献1に記載されたものがある。
特許文献1に記載された電動機駆動方法は、3相PWMインバータの3相出力線を3相交流電動機に接続することにより交流電動機を駆動することができ、3相PWMインバータの3相出力線のうち、第1相出力線と第2相出力線との間に直流電動機の電機子巻線を接続し、第3相出力線と3相PWMインバータの直流入力側の負極側直流母線と間に直流電動機の界磁巻線を接続することにより直流電動機を駆動することができるものである。
図7および図8は、特許文献1に記載された電動機駆動方法を示すものであり、図7は3相PWMインバータにより交流電動機を駆動する場合を示す回路構成図であり、図8は3相PWMインバータにより直流電動機を駆動する場合を示す回路構成図である。
図7において、1は直流電源であり、直流電源1は交流電圧を直流電圧に変換する整流器あるいはPWMコンバータから供給されるようにしてもよい。2は直流電源1の直流電圧を平滑する平滑コンデンサ、3は平滑コンデンサ2により平滑された直流電圧を交流電圧に変換する3相PWMインバータであり、直流電源1,平滑コンデンサ2,3相PWMインバータ3によりインバータ装置10の主回路を構成している。4は3相交流電動機、31〜36は3相PWMインバータ3を構成するIGBT等のスイッチング素子であり、各スイッチング素子31〜36には還流用ダイオードが逆並列接続されている。61は3相PWMインバータ3の直流入力側の正極側直流母線、62は3相PWMインバータ3の直流入力側の負極側直流母線、63は3相PWMインバータ3のU相出力線(第1相出力線)、64は3相PWMインバータ3のV相出力線(第2相出力線)、65は3相PWMインバータ3のW相出力線(第3相出力線)である。
また、70は3相PWMインバータ3の制御手段であり、直流電動機制御手段71と、交流電動機制御手段72と、これらを選択的に切り替える切替手段73と、ゲート駆動信号を出力して各スイッチング素子31〜36をON・OFF制御する駆動手段74とから構成されている。
このような構成において、3相PWMインバータ3により交流電動機を駆動する際には、3相PWMインバータ3のU相出力線63,V相出力線64,W相出力線65に交流電動機4の電機子巻線を接続するとともに、切替手段73によって交流電動機制御手段72を駆動手段74に接続し、駆動手段74から出力されるゲート駆動信号により各スイッチング素子31〜36をPWM制御して交流電動機4を駆動する。
一方、図8は3相PWMインバータにより直流電動機を駆動する場合を示す回路構成図であり、インバータ装置10の構成は図7と同じであるのでその説明を省略する。
図8において、3相PWMインバータ3のU相出力線63とV相出力線64との間に直流電動機5の電機子巻線51を接続するとともに、3相PWMインバータ3のW相出力線65と負極側直流母線62との間に直流電動機5の界磁巻線52が接続し、切替手段73によって直流電動機制御手段71を駆動手段74に接続する。
このように接続すると、3相PWMインバータ3のスイッチング素子31,32,34,35からなる電力変換器を4象限チョッパ(ブリッジ形可逆チョッパ)として動作させることができ、また、スイッチング素子33,36を交互にON・OFFさせて1象限チョッパとして動作させれば、界磁巻線52に界磁電流を供給することができる。
したがって、スイッチング素子31〜36を直流電動機制御手段71および駆動手段74を用いて所定のタイミングでON・OFFすることにより、電機子巻線51に正負両極性の電圧を供給して直流電動機5の正転力行,正転回生,逆転力行,逆転回生の4象限動作を行わせることができる。なお、界磁巻線52に直流電流を供給するW相上アームのスイッチング素子33を常にONさせ、W相下アームのスイッチング素子36を常にOFFさせるようにしてもよい。また、直流電動機5の結線方法は図8に限るものではなく、3相PWMインバータ3の任意の二相の出力線の間に直流電動機5の電機子巻線51を接続し、残りの一相と負極側直流母線62との間に直流電動機5の界磁巻線52を接続すればよい。
特開平8−256497号公報
上記特許文献1には、1台の3相PWMインバータを用いて交流電動機および直流電動機の双方を駆動可能とした電動機駆動方法が記載されているが、交流電動機と直流電動機との切替方法について具体的に記載されていない。
この発明は、3相PWMインバータを用いて交流電動機および直流電動機の双方を駆動可能とした電動機駆動方法において、交流電動機と直流電動機との切り替えを容易に行うことのできる電動機駆動方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明は、交流電動機制御手段と直流電動機制御手段とを備え、3相PWMインバータの3相出力線を3相交流電動機に接続した際には交流電動機を駆動し、3相PWMインバータの3相出力線の第1相の出力線と第2相の出力線との間に直流電動機の電機子巻線を接続するとともに3相PWMインバータの第3相の出力線と3相PWMインバータの負極側直流母線との間に直流電動機の界磁巻線を接続した際には直流電動機を駆動することができる電動機駆動方法において、3相PWMインバータの3相出力線に接続された電動機種別を自動的に判別するものとする。
また、上記において、3相PWMインバータの3相出力線に流れる電流に基づいて接続された電動機種別を判別して交流電動機制御手段と直流電動機制御手段とを切り替えるものとし、具体的には次の第1〜3ステップに基づいて電動機種別を判別する。
第1ステップとして、3相PWMインバータの3相出力線に直流電流を発生させ、3相出力線の各相に流れる電流の総和が零であれば3相交流電動機が接続されていると判別する。
第1ステップにおいて3相出力線の各相に流れる電流の総和が零でないとき、第2ステップに入り、任意の2相の出力線に直流電流を発生させ、任意の2相の出力線に流れる電流の和が零であるかどうかを確認する。
第3ステップとして、第2ステップにおいて出力電流の和が零であると確認できた2相とは別の1相の出力線に流れる電流が零であるかどうかを確認する。
上記第2,3ステップの結果、任意の2相の出力線に流れる電流の和が零になり、かつ、この2相とは別の1相の出力線に流れる電流が零でなければ直流電動機が接続されていると判別し、任意の2相の出力線に流れる電流の和が零になり、かつ、この2相とは別の1相の出力線に流れる電流が零になれば3相交流電動機が接続されてその内の1相が欠相していると判別する。
また、第2の発明は、交流電動機制御手段と直流電動機制御手段とを備え、3相PWMインバータの3相出力線を3相交流電動機に接続した際には交流電動機を駆動し、3相PWMインバータの3相出力線の第1相の出力線と第2相の出力線との間に直流電動機の電機子巻線を接続するとともに3相PWMインバータの第3相の出力線と3相PWMインバータの負極側直流母線との間に直流電動機の界磁巻線を接続した際には直流電動機を駆動することができる電動機駆動方法において、操作パネルのコード設定機能により交流電動機制御手段と直流電動機制御手段とを切り替えるものとする。
また、第3の発明は、交流電動機制御手段と直流電動機制御手段とを備え、3相PWMインバータの3相出力線を3相交流電動機に接続した際には交流電動機を駆動し、3相PWMインバータの3相出力線の第1相の出力線と第2相の出力線との間に直流電動機の電機子巻線を接続するとともに3相PWMインバータの第3相の出力線と3相PWMインバータの負極側直流母線との間に直流電動機の界磁巻線を接続した際には直流電動機を駆動することができる電動機駆動方法において、入力信号用端子に接続した外部スイッチにより交流電動機制御手段と直流電動機制御手段とを切り替えるものとする。
上記第1の発明によれば、3相PWMインバータに接続された電動機種別を自動的に判別し、接続された電動機に合わせて直流電動機制御手段と交流電動機制御手段との切り替えを自動的に行うことができるので、交流電動機と直流電動機との切り替えを容易に行うことができる。
また、第2,3の発明によれば、交流電動機制御手段と直流電動機制御手段との切り替えを操作パネルのコード設定機能、あるいは入力信号用端子に接続した外部スイッチにより行うことができるので、簡単な操作で交流電動機と直流電動機との切り替えを容易に行うことができる。
この発明の第1の実施の形態を示す回路構成図 図1の第1ステップの動作を説明する動作説明図 図1の第2ステップの動作を説明する動作説明図 図1の第3ステップの動作を説明する動作説明図 この発明の第2の実施の形態を示す回路構成図 この発明の第3の実施の形態を示す回路構成図 従来の交流電動機を駆動する場合を示す回路構成図 従来の直流電動機を駆動する場合を示す回路構成図
図1はこの発明の第1の実施の形態を示す電力変換装置の回路構成図であり、図7,8と同一機能を有するものについては同一の符号を付してその説明を省略する。
図1において、81は3相PWMインバータ3のU相出力電流iUを検出するU相電流検出器、82は3相PWMインバータ3のV相出力電流iVを検出するV相電流検出器、83は3相PWMインバータ3のW相出力電流iWを検出するW相電流検出器である。なお、この実施の形態では、3相PWMインバータ3の各出力電流iU,iV,iWをそれぞれ電流検出器81〜83により検出するようにしているが、例えば、V相出力電流iVは、U相電流検出器81のU相出力電流検出値iUとW相電流検出器のW相出力電流検出値iWとから演算によって求めることができるので、V相電流検出器82を省略することもできる。
また、90は3相PWMインバータ3の制御手段であり、制御手段90は、直流電動機制御手段71と、交流電動機制御手段72と、3相PWMインバータ3の出力電流の検出値iU,iV,iWに基づいて3相PWMインバータ3に接続されている電動機種別(直流電動機または交流電動機)を判別する直流/交流判別手段95と、直流/交流判別手段95の判別結果に基づいて直流電動機制御手段71と交流電動機制御手段72とを選択的に切り替える制御手段切替器96と、直流電動機制御手段71または交流電動機制御手段72の出力に基づいてゲート駆動信号を出力して各スイッチング素子31〜36をON・OFF制御する駆動手段74とから構成されている。なお、U相出力線63,V相出力線64,W相出力線65の出力端には、図7または図8と同様に交流電動機4または直流電動機5が接続されることになる。
このような構成において、直流/交流判別手段95での判別方法について、以下に詳細に説明する。
まず、第1ステップとして、3相の総和が零になるような直流電流を与えるために3相PWMインバータ3の上下アームを適当に組み合わせた特定のスイッチング素子31〜36をパルス状に導通させて直流電流を発生させる。このときのU相出力線63,V相出力線64,W相出力線65に流れる各相の出力電流iU,iV,iWを電流検出器81〜83により検出して直流/交流判別手段95に入力する。この検出した各相出力電流iU,iV,iWは直流/交流判別手段95で演算され、3相の出力電流iU,iV,iWの総和が零であるかどうかの判定を行う。ここで、3相の出力電流iU,iV,iWの総和が零になれば、U相出力線63,V相出力線64,W相出力線65の出力端には3相交流電動機5が接続されていると判別することができる。
このようにして直流/交流判別手段95により3相交流電動機5が接続されていると判別されると、制御手段切替器96に対して判別信号を出力し、制御手段切替器96では交流電動機制御手段72を駆動手段74に接続する。
一方、上記第1ステップで3相の出力電流iU,iV,iWの総和が零とならない場合には、次に第2ステップに入る。第2ステップでは、3相の内の任意の2相の和が零になるような直流電流を与えるために3相PWMインバータ3の上下アームを適当に組み合わせた特定のスイッチング素子31〜36をパルス状に導通させて直流電流を発生させる。
このときのU相出力線63,V相出力線64,W相出力線65に流れる各相の出力電流iU,iV,iWを電流検出器81〜83により検出して直流/交流判別手段95に入力する。3相PWMインバータ3に直流電動機5が接続されていれば、直流電動機5の電機子巻線51が接続されている2相の電流の和が零になるはずであるので、検出した各相出力電流iU,iV,iWが直流/交流判別手段95で演算され、任意の2相の出力電流の和が零であるかどうかの判定を行う。なお、任意の2相は、U−V相,U−W相,V−W相の全ての組み合わせについて実施し、その1つの組み合わせで2相の出力電流の和が零であることを確認すればよい。
次に、第3ステップとして、第2ステップで出力電流の和が零であると確認できた2相とは別の1相に対して、その1相の上アームのスイッチング素子をパルス状に導通させて直流電流を発生させる。このとき、その1相の出力電流を電流検出器により検出して直流/交流判別手段95に入力し、直流/交流判別手段95で零電流であるかどうかの判定を行う。このときその1相が零電流でなければ、その1相の出力線と負極側直流母線62との間に直流電動機5の界磁巻線52が接続されていると判別することができ、上記第2ステップで出力電流の和が零となった2相の間に直流電動機5の電機子巻線51が接続されていると判別することができる。
このようにして直流/交流判別手段95により直流電動機5が接続されていると判別されると、制御手段切替器96に対して判別信号を出力し、制御手段切替器96では直流電動機制御手段71を駆動手段74に接続する。
なお、上記第2ステップと第3ステップの動作確認を行うことにより、3相PWMインバータ3に接続された電動機が3相交流電動機4であって、その内の1相が欠相しているような接続不良状態も検出することが可能である。
すなわち、第2ステップにおいて任意の2相の出力電流の和が零であり、第3ステップにおいて出力電流の和が零であると確認できた2相とは別の1相の出力電流が零電流となった場合、U相出力線63,V相出力線64,W相出力線65の出力端には3相交流電動機4が接続されているが、その内の1相が欠相していると判断することができる。
図2は、第1ステップの一例を示すものであり、例えば、図2(a)(e)(f)のようにU相上アームを構成するスイッチング素子31と、V相下アームを構成するスイッチング素子35と、W相下アームを構成するスイッチング素子36とを同一周期のパルス状に導通させて直流電圧を発生させる。
このとき、3相PWMインバータ3の各相には、図2(g)(h)(i)に示すような直流電流が流れるが、U相出力線63,V相出力線64,W相出力線65に流れる各相の出力電流iU,iV,iWを電流検出器81〜83により検出して直流/交流判別手段95に入力する。この検出した各相出力電流iU,iV,iWは直流/交流判別手段95で演算され、3相の出力電流iU,iV,iWの総和が零であるかどうかの判定を行う。ここで、3相の出力電流iU,iV,iWの総和が零になれば、U相出力線63,V相出力線64,W相出力線65の出力端には3相交流電動機4が接続されていると判別することができる。この判別信号は制御手段切替器96に送られ、制御手段切替器96によって交流電動機制御手段72を駆動手段74に接続する。
なお、スイッチング素子31〜36のスイッチングパターンは、図2に示すものに限るものではなく、3相の総和が零になるような直流電流を与えればよい。例えば、V相上アームを構成するスイッチング素子32と、U相下アームを構成するスイッチング素子34と、W相下アームを構成するスイッチング素子36とを同一周期のパルス状に導通させて直流電圧を発生させるようにしてもよい。
また、図3は、第2ステップの一例を示すものであり、U−V相に直流電流を発生させる場合を示し、図3(a)(e)のようにU相上アームを構成するスイッチング素子31とV相下アームを構成するスイッチング素子35とを同一周期のパルス状に導通させて直流電圧を発生させる。このとき、U相出力線63,V相出力線64に流れる各相の出力電流iU,iVを電流検出器81,82により検出して直流/交流判別手段95に入力する。この検出した各相出力電流iU,iVは直流/交流判別手段95で演算され、U相とV相の出力電流iU,iVの和が零であるかどうかの判定を行う。ここで、U相出力線63とV相出力線64との間に直流電動機5の電機子巻線51が接続されていれば、U相とV相の出力電流iU,iVの和が零になるはずであり、U相出力線63,V相出力線64には図3(g)(h)に示すような直流電流が流れる。
さらに、図4は、第3ステップの一例を示すものであり、U相とV相の出力電流iU,iVの和が零であると確認できたとき、残りのW相に対して図4(c)のようにW相の上アームのスイッチング素子33をパルス状に導通させて直流電流を発生させる。このとき、W相出力線83と負極側直流母線62との間に直流電動機5の界磁巻線52が接続されていれば、図4(i)に示すようにW相の出力電流iWが零にならない。
上記図3の第2ステップおよび図4の第3ステップにより、U相出力線63とV相出力線64との間に直流電動機5の電機子巻線51が接続され、W相出力線83と負極側直流母線62との間に直流電動機5の界磁巻線52が接続されていると判別することができる。
このようにして直流/交流判別手段95により直流電動機5が接続されていると判別されると、この判別信号は制御手段切替器96に送られ、制御手段切替器96によって直流電動機制御手段71を駆動手段74に接続する。
一方、図4において、図4(c)のようにW相の上アームのスイッチング素子33をパルス状に導通させて直流電流を発生させたときに、W相の出力電流iWが零の場合は、3相PWMインバータ3のU相出力線63,V相出力線64,W相出力線65には3相交流電動機4が接続されているが、W相が欠相等の接続不良状態であると判断することができる。このようにして欠相等の接続不良であると判断されると、そのアラーム信号を不図示の表示部等に送って使用者に報知する。
このように、第1の実施の形態によれば、直流電動機制御手段71と交流電動機制御手段72との双方の制御手段を備えたインバータ装置10において、直流/交流判別手段95により3相PWMインバータ3に接続された電動機種別を自動的に判別し、接続された電動機に合わせて直流電動機制御手段71と交流電動機制御手段72との切り替えを自動的に行うことができるので、交流電動機と直流電動機との切り替えを容易に行うことができる。
なお、上記第1〜3ステップで示した電動機種別を判別するための確認動作は、インバータ装置10に主電源が投入された初回に限って実施すればよい。また、上記確認動作により、3相PWMインバータ3に直流電動機5が接続された際に、電機子巻線51が接続された2相の出力端子を自動判別できるため、直流電動機5の電機子巻線51と界磁巻線52の一端とを自由に接続することができるという利点もある。
図5はこの発明の第2の実施の形態を示す電力変換装置の回路構成図であり、図1と同一機能を有するものについては同一の符号を付してその説明を省略する。また、制御手段を除くインバータ装置10の構成は図1と同じであり、以下では主に制御手段110について説明する。
図5において、110は3相PWMインバータ3の制御手段であり、制御手段110は、直流電動機制御手段71と、交流電動機制御手段72と、運転,停止の指令や各種のパラメータ,設定値等の設定変更を行う操作パネル111と、操作パネル111の設定に基づいて直流電動機制御手段71と交流電動機制御手段72とを選択的に切り替える制御手段切替器96と、直流電動機制御手段71または交流電動機制御手段72の出力に基づいてゲート駆動信号を出力して各スイッチング素子31〜36をON・OFF制御する駆動手段74とから構成されている。操作パネル111は、現在の運転状態,運転周波数,異常状態等を表示する表示部112と、操作キー113とから構成され、インバータ装置10に対する運転,停止の指令や、コード設定機能により各コード番号に対応する各種パラメータ,各種設定値,調整値等を任意に操作設定するものである。
この実施の形態では、直流電動機制御手段71と交流電動機制御手段72との切り替えをインバータ装置10が備えている操作パネル111のコード設定機能により行うようにしたものである。コード設定機能のコード番号の1つに、直流電動機制御手段71と交流電動機制御手段72とのいずれかを選択できる電動機種別切替用のコードを追加し、設定値として例えば“0”を直流電動機制御、“1”を交流電動機制御としておけば、直流電動機制御手段71と交流電動機制御手段72との切り替えが実現できる。
電動機の更新作業の際には、操作パネル111の操作キー113を操作してコード番号で電動機種別切替用のコードを選択し、3相PWMインバータ3に接続した電動機種別に合わせて“0”または“1”を設定することにより、操作パネル111からの設定値が制御手段切替器96に送られ、制御手段切替器96によって直流電動機制御手段71と交流電動機制御手段72とのいずれか一方が駆動手段74に接続される。
このように、第2の実施の形態によれば、直流電動機制御手段71と交流電動機制御手段72との双方の制御手段を備えたインバータ装置10において、操作パネル111からの電動機種別を選択するという簡単な操作で交流電動機と直流電動機との切り替えを容易に行うことができる。
図6はこの発明の第3の実施の形態を示す電力変換装置の回路構成図であり、図1と同一機能を有するものについては同一の符号を付してその説明を省略する。また、制御手段を除くインバータ装置10の構成は図1と同じであり、以下では主に制御手段120について説明する。
図6において、120は3相PWMインバータ3の制御手段であり、121はインバータ装置10の外部に設けられた外部スイッチである。インバータ装置10には、入力信号を外部から与えることを目的として複数の入力信号用端子が備えられており、これら入力信号用端子には複数の機能群の中から任意の機能を選択して割り付けられるようになっている。複数の入力信号用端子の内の1つの入力信号用端子122に直流電動機制御手段71と交流電動機制御手段72とのどちらかを選択できる機能を割り付けるとともに、外部スイッチ121を入力信号用端子122に接続し、直流電動機制御手段71と交流電動機制御手段72との切り替えを外部スイッチ121の接点を閉または開にすることにより行うようにする。外部スイッチ121の閉,開で直流電動機制御手段71と交流電動機制御手段72とのどちらを選択するかは任意に決めておけばよく、例えば外部スイッチ121の接点を閉にすると直流電動機制御を選択し、外部スイッチ121の接点を開にすると交流電動機制御を選択するようにとしておけば、直流電動機制御手段71と交流電動機制御手段72との切り替えが実現できる。
電動機の更新作業の際には、入力信号用端子122に直流電動機制御手段71と交流電動機制御手段72とのどちらかを選択できる機能を割り付け、3相PWMインバータ3に接続した電動機種別に合わせて外部スイッチ121の接点を閉または開にすることにより、切替信号が制御手段切替器96に送られ、制御手段切替器96によって直流電動機制御手段71と交流電動機制御手段72とのいずれか一方が駆動手段74に接続される。
このように、第3の実施の形態によれば、直流電動機制御手段71と交流電動機制御手段72との双方の制御手段を備えたインバータ装置10において、外部スイッチ121の操作により電動機種別を選択するという簡単な操作で交流電動機と直流電動機との切り替えを容易に行うことができる。
1…直流電源、2…平滑コンデンサ、3…3相PWMインバータ、4…3相交流電動機、5…直流電動機、71…直流電動機制御手段、72…交流電動機制御手段、73…切替手段、74…駆動手段、95…直流/交流判別手段、96…制御手段切替器、111…操作パネル、121…外部スイッチ。

Claims (7)

  1. 交流電動機制御手段と直流電動機制御手段とを備え、3相PWMインバータの3相出力線を3相交流電動機に接続した際には交流電動機を駆動し、3相PWMインバータの3相出力線の第1相の出力線と第2相の出力線との間に直流電動機の電機子巻線を接続するとともに3相PWMインバータの第3相の出力線と3相PWMインバータの負極側直流母線との間に直流電動機の界磁巻線を接続した際には直流電動機を駆動することができる電動機駆動方法において、
    3相PWMインバータの3相出力線に接続された電動機種別を自動的に判別することを特徴とする電動機駆動方法。
  2. 請求項1に記載の電動機駆動方法において、3相PWMインバータの3相出力線に流れる電流に基づいて接続された電動機種別を判別して交流電動機制御手段と直流電動機制御手段とを切り替えることを特徴とする電動機駆動方法。
  3. 請求項2に記載の電動機駆動方法において、3相PWMインバータの3相出力線に直流電流を発生させ、3相出力線の各相に流れる電流の総和が零であれば3相交流電動機が接続されていると判別することを特徴とする電動機駆動方法。
  4. 請求項2に記載の電動機駆動方法において、3相PWMインバータの3相出力線に直流電流を発生させ、3相出力線の各相に流れる電流の総和が零でないとき、任意の2相の出力線に直流電流を発生させ、任意の2相の出力線に流れる電流の和が零の場合、前記任意の2相とは別の1相の出力線に直流電流を発生させ、別の1相の出力線に流れる電流が零であれば直流電動機が接続されていると判別することを特徴とする電動機駆動方法。
  5. 請求項2に記載の電動機駆動方法において、3相PWMインバータの3相出力線に直流電流を発生させ、3相出力線の各相に流れる電流の総和が零でないとき、任意の2相の出力線に直流電流を発生させ、任意の2相の出力線に流れる電流の和が零の場合、前記任意の2相とは別の1相の出力線に直流電流を発生させ、別の1相の出力線に流れる電流が零でなければ3相交流電動機が接続されてその内の1相が欠相していると判別することを特徴とする電動機駆動方法。
  6. 交流電動機制御手段と直流電動機制御手段とを備え、3相PWMインバータの3相出力線を3相交流電動機に接続した際には交流電動機を駆動し、3相PWMインバータの3相出力線の第1相の出力線と第2相の出力線との間に直流電動機の電機子巻線を接続するとともに3相PWMインバータの第3相の出力線と3相PWMインバータの負極側直流母線との間に直流電動機の界磁巻線を接続した際には直流電動機を駆動することができる電動機駆動方法において、
    操作パネルのコード設定機能により交流電動機制御手段と直流電動機制御手段とを切り替えることを特徴とする電動機駆動方法。
  7. 交流電動機制御手段と直流電動機制御手段とを備え、3相PWMインバータの3相出力線を3相交流電動機に接続した際には交流電動機を駆動し、3相PWMインバータの3相出力線の第1相の出力線と第2相の出力線との間に直流電動機の電機子巻線を接続するとともに3相PWMインバータの第3相の出力線と3相PWMインバータの負極側直流母線との間に直流電動機の界磁巻線を接続した際には直流電動機を駆動することができる電動機駆動方法において、
    入力信号用端子に接続した外部スイッチにより交流電動機制御手段と直流電動機制御手段とを切り替えることを特徴とする電動機駆動方法。
JP2009188955A 2009-08-18 2009-08-18 電動機駆動方法 Active JP5471152B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009188955A JP5471152B2 (ja) 2009-08-18 2009-08-18 電動機駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009188955A JP5471152B2 (ja) 2009-08-18 2009-08-18 電動機駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011041430A true JP2011041430A (ja) 2011-02-24
JP5471152B2 JP5471152B2 (ja) 2014-04-16

Family

ID=43768590

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009188955A Active JP5471152B2 (ja) 2009-08-18 2009-08-18 電動機駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5471152B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2490360A (en) * 2011-04-28 2012-10-31 Sevcon Ltd DC series motor control
GB2493308A (en) * 2012-11-06 2013-01-30 Sevcon Ltd Controlling a DC series motor using a three phase inverter
US9654032B2 (en) 2011-04-28 2017-05-16 Sevcon Limited Electric motor and motor controller

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6231390A (ja) * 1985-07-31 1987-02-10 Mitsubishi Electric Corp 電動機の制御装置
JPH08256497A (ja) * 1995-03-16 1996-10-01 Fuji Electric Co Ltd 電動機駆動方法
JP2005204430A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Toshiba Elevator Co Ltd 電力変換装置
JP2006050687A (ja) * 2004-07-30 2006-02-16 Yaskawa Electric Corp Pwmサイクロコンバータ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6231390A (ja) * 1985-07-31 1987-02-10 Mitsubishi Electric Corp 電動機の制御装置
JPH08256497A (ja) * 1995-03-16 1996-10-01 Fuji Electric Co Ltd 電動機駆動方法
JP2005204430A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Toshiba Elevator Co Ltd 電力変換装置
JP2006050687A (ja) * 2004-07-30 2006-02-16 Yaskawa Electric Corp Pwmサイクロコンバータ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2490360A (en) * 2011-04-28 2012-10-31 Sevcon Ltd DC series motor control
GB2490360B (en) * 2011-04-28 2013-04-10 Sevcon Ltd DC series motor control
US9654032B2 (en) 2011-04-28 2017-05-16 Sevcon Limited Electric motor and motor controller
US10761492B2 (en) 2011-04-28 2020-09-01 Sevcon Limited Electric motor and motor controller
GB2493308A (en) * 2012-11-06 2013-01-30 Sevcon Ltd Controlling a DC series motor using a three phase inverter
GB2493308B (en) * 2012-11-06 2013-04-10 Sevcon Ltd DC series motor apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP5471152B2 (ja) 2014-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2698912B1 (en) Method and apparatus for bypassing cascaded h-bridge (chb) power cells and power sub cell for multilevel inverter
JP5266687B2 (ja) 異常検出装置
JP5504748B2 (ja) インバータ装置
JP2007037275A (ja) 充電制御装置を兼ねたモータ駆動装置
JP2011004449A (ja) マトリクスコンバータ回路
EP3534533B1 (en) Air conditioner
TWI469499B (zh) A method of detecting a rotation direction of an AC motor and a power conversion device using an AC motor
JP2008172925A (ja) マトリックスコンバータのバックアップ運転装置
JP5471152B2 (ja) 電動機駆動方法
JP2006246649A (ja) インバータ装置
JP2016174444A (ja) 制御装置、制御方法及びプログラム
JP2007028752A (ja) エレベータ電動機制御装置
JP5673114B2 (ja) インバータ装置および電動機ドライブシステム
JP2010142066A (ja) ロボット
JP2015023663A (ja) モータ駆動装置
JP2008043048A (ja) モータ駆動用インバータ制御装置
EP3516762B1 (en) Converter and method for operating a converter
JP4144942B2 (ja) Pwmコンバータの電源電圧推定装置
JP2014158324A (ja) モータの駆動制御装置及びモータの駆動制御装置の制御方法
JP4617864B2 (ja) 直列多重マトリックスコンバータの電流極性検出判定方法および装置
JP2010035339A (ja) モータ制御装置
JP2017175863A (ja) 電力変換装置
JP4265395B2 (ja) インバータ装置
KR100202577B1 (ko) 센서리스 브러시리스 직류전동기의 구동 제어방법 및 장치
JP3352646B2 (ja) モータ駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20110422

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130827

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5471152

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250