JP4617864B2 - 直列多重マトリックスコンバータの電流極性検出判定方法および装置 - Google Patents
直列多重マトリックスコンバータの電流極性検出判定方法および装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4617864B2 JP4617864B2 JP2004361060A JP2004361060A JP4617864B2 JP 4617864 B2 JP4617864 B2 JP 4617864B2 JP 2004361060 A JP2004361060 A JP 2004361060A JP 2004361060 A JP2004361060 A JP 2004361060A JP 4617864 B2 JP4617864 B2 JP 4617864B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- matrix converter
- phase
- polarity
- current
- controller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Ac-Ac Conversion (AREA)
Description
に関する。
図4は従来技術を示す直列多重マトリックスコンバータの構成図である。
図4において、100は三相交流電源、101は三相トランス、102は三相トランス101の一次巻線、103〜111は三相トランス101の二次巻線、112〜120は単相マトリックスコンバータ装置であり、双方向スイッチのIGBTを備えて、出力電流方向により双方向スイッチのオン/オフのタイミングを操作し三相交流電源を単相交流電圧に変換するものである。また、121は直列多重主回路部であり、単相マトリックスコンバータ装置112〜120を複数各相毎に直列に接続したものとなっている。122〜124は電流検出器であり、後述する負荷側の交流電動機138に供給される三相出力電流を検出するものである。それから、148〜150はハード信号線、128〜136は伝送路で、各単相マトリックスコンバータ装置112〜120と後述するコントローラ137間の伝達手段である。137はコントローラ、138は交流電動機、139〜147は電流極性検出判定回路である。
このような構成において、マトリックスコンバータは、電流検出器122〜124で検出した出力電流値をハード信号線148〜150を介して各単相マトリックスコンバータ装置112〜120に設けた電流極性検出判定回路139〜147に伝達し、該電流極性検出判定回路にて検出値の符合から出力電流値の極性を判別し電流極性の検出判定をしている(例えば、特許文献1参照)。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、各単相マトリックスコンバータ装置毎に行っていた電流極性検出判定回路をなくし、電流極性検出判定をコントローラに集約して一括処理を行うことができると共に、電流検出器と各単相マトリックスコンバータ装置間に接続された配線回路をなくすことで誤配線を防止することができ、安価で、簡単な構成の直列多重マトリックスコンバータの電流極性検出判定方法および装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、直列多重マトリックスコンバータの電流極性検出判定方法に係り、双方向スイッチのIGBTを備え出力電流方向により双方向スイッチのオン/オフのタイミングを操作し三相交流電源を単相交流電圧に変換する単相マトリックスコンバータ装置と、前記単相マトリックスコンバータ装置を複数各相毎に直列に接続して、三相出力電圧を負荷側に供給するときに三相出力電流を検出する電流検出器と、前記単相マトリックスコンバータ装置と伝送路を介して各単相マトリックスコンバータ装置に電圧指令を伝達し、負荷側に供給する三相出力電圧を制御するコントローラと、を備えた直列多重マトリックスコンバータにおいて、前記コントローラで前記電流検出器の検出値を取得し、この取得した検出値から出力電流の極性と極性が変わる時間を判定し、前記判定に基づいて、前記双方向スイッチのオン/オフのタイミング時期を前記コントローラから前記伝送路を介し各単相マトリックスコンバータ装置に伝達することを特徴としている。
図1において、151は電流極性検出判定回路、125〜127はハード信号線である。
本発明が従来技術と異なる点は以下のとおりである。
すなわち、コントローラ137は、電流検出器122〜124の検出値を取得したときに、この取得した検出値から出力電流の極性と極性が変わる時間を判定する電流極性検出判定回路151を内部に備え、電流極性検出判定回路151の判定に基づいて、双方向スイッチのオン/オフのタイミング時期をコントローラ137から伝送路128〜136を介し各単相マトリックスコンバータ装置112〜120に伝達するようにした点である。
また、電流極性検出判定回路151は、取得した検出値の符合から出力電流値の極性を判別し、取得した検出値の大きさとその時の出力周波数、及び、単相マトリックスコンバータ装置112〜120とコントローラ137の伝送周期から出力電流の極性が変わる時間を算出する機能を有している。
図2は直列多重マトリックスコンバータの電流極性検出判定方法に関するフローチャートである。
コントローラ137に電流極性検出判定回路151を装備した直列多重マトリックスコンバータにおいては、コントローラ137から各単相マトリックスコンバータ装置112〜120には電圧指令が伝達されると共に、直列多重主回路部121から負荷側の交流電動機138に対して供給する三相出力電圧を制御するようになっており、電流検出器122〜124が負荷側の交流電動機138に供給される三相出力電流を検出すると(ステップST1)、該電流検出器で検出した出力電流値はハード信号125〜127を介してコントローラ137に伝達される(ステップST2)。そして、コントローラ137で電流検出器122〜124の検出値を取得した後(ステップST3)、電流極性検出判定回路151にて、該取得した検出値から出力電流の極性と極性が変わる時間を判定し(ステップST4)、該判定に基づいて、双方向スイッチのオン/オフのタイミング時期をコントローラ137から伝送路128〜136を介し各単相マトリックスコンバータ装置112〜120に伝達する(ステップST5)。
ここで、出力電流値の極性は取得した検出値の符合から判別し、出力電流の極性が変わる時間は取得した検出値の大きさとその時の出力周波数、及び単相マトリックスコンバータ装置とコントローラの伝送周期から算出するようになっており、電流極性検出判定の具体例は以下に説明する。
はじめに、取得した検出値Iaの符合から、Ia>0の場合は極性は正として、Ia<0の場合は極性は負として判別し、Ia=0の場合は、出力電流の極性が変わる時間Taが零となる時である。図3では、Ia>0となるので電流極性は正として判別する。つぎに、取得した検出値の大きさ|Ia|とその時の出力周波数Fout、及び、単相マトリックスコンバータ装置112〜120と前記コントローラ137の伝送周期Tbから出力電流の極性が変わる時間Taを算出する。
ここで、図3に示すように伝送周期Tbが極めて小さいとして、伝送周期Tb間の正弦波形の振幅Imが同じとし、検出値を取得した時の位相をθとすれば、Ia=Im×sinθで表現できる。
また、検出値を取得した時から伝送周期Tb間で進む位相Δθは、出力周波数Foutと伝送周期TbからΔθ=2π×Fout×Tbで求まり、検出値を取得した時から伝送周期Tb経過した時点での電流値Ibは、Ib=Im×sin(θ+Δθ)で表現できる。
また、図3に示すようにIaとIbを直線で結び、伝送周期Tb間の正弦波形を直線で近似すると、図3に示すような三角形の比の関係となり、出力電流の極性が変わる時間Taは、Ta=(|Ia|×Tb)/(|Ia|+|Ib|)で算出できる。
101 三相トランス
102 一次巻線
103〜111 二次巻線
112〜120 単相マトリックスコンバータ装置
121 直列多重主回路部
122〜124 電流検出器
125〜127 ハード信号線
128〜136 伝送路
137 コントローラ
138 交流電動機
151 電流極性検出判定回路
r、s、t 三相交流端子
a、b 単相交流端子
Claims (4)
- 双方向スイッチのIGBTを備え出力電流方向により双方向スイッチのオン/オフのタイミングを操作し三相交流電源を単相交流電圧に変換する単相マトリックスコンバータ装置と、
前記単相マトリックスコンバータ装置を複数各相毎に直列に接続して、三相出力電圧を負荷側に供給するときに三相出力電流を検出する電流検出器と、
前記単相マトリックスコンバータ装置と伝送路を介して各単相マトリックスコンバータ装置に電圧指令を伝達し、負荷側に供給する三相出力電圧を制御するコントローラと、
を備えた直列多重マトリックスコンバータにおいて、
前記コントローラで前記電流検出器の検出値を取得し、
この取得した検出値から出力電流の極性と極性が変わる時間を判定し、
前記判定に基づいて、前記双方向スイッチのオン/オフのタイミング時期を前記コントローラから前記伝送路を介し各単相マトリックスコンバータ装置に伝達することを特徴とする直列多重マトリックスコンバータの電流極性検出判定方法。 - 前記コントローラで前記電流検出器から取得した検出値に基づいて出力電流の極性と極性が変わる時間を判別する際に、該取得した検出値の符合から出力電流値の極性を判別し、取得した検出値の大きさとその時の出力周波数、及び、前記単相マトリックスコンバータ装置と前記コントローラの伝送周期から出力電流の極性が変わる時間を算出することを特徴とする請求項1記載の直列多重マトリックスコンバータの電流極性検出判定方法。
- 双方向スイッチのIGBTを備え出力電流方向により双方向スイッチのオン/オフのタイミングを操作し三相交流電源を単相交流電圧に変換する単相マトリックスコンバータ装置と、
前記単相マトリックスコンバータ装置を複数各相毎に直列に接続して、三相出力電圧を負荷側に供給するときに三相出力電流を検出する電流検出器と、
前記単相マトリックスコンバータ装置と伝送路を介して各単相マトリックスコンバータ装置に電圧指令を伝達し、負荷側に供給する三相出力電圧を制御するコントローラと、
を備えた直列多重マトリックスコンバータにおいて、
前記コントローラは、前記電流検出器の検出値を取得したときに、この取得した検出値から出力電流の極性と極性が変わる時間を判定する電流極性検出判定回路を内部に備え、
前記電流極性検出判定回路の判定に基づいて、前記双方向スイッチのオン/オフのタイミング時期を前記コントローラから前記伝送路を介し各単相マトリックスコンバータ装置に伝達するようにしたことを特徴とする直列多重マトリックスコンバータの電流極性検出判定装置。 - 前記電流極性検出判定回路は、取得した検出値の符合から出力電流値の極性を判別し、取得した検出値の大きさとその時の出力周波数、及び、前記単相マトリックスコンバータ装置と前記コントローラの伝送周期から出力電流の極性が変わる時間を算出する機能を有するものであることを特徴とする請求項3記載の直列多重マトリックスコンバータの電流極性検出判定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004361060A JP4617864B2 (ja) | 2004-12-14 | 2004-12-14 | 直列多重マトリックスコンバータの電流極性検出判定方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004361060A JP4617864B2 (ja) | 2004-12-14 | 2004-12-14 | 直列多重マトリックスコンバータの電流極性検出判定方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006174559A JP2006174559A (ja) | 2006-06-29 |
JP4617864B2 true JP4617864B2 (ja) | 2011-01-26 |
Family
ID=36674700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004361060A Active JP4617864B2 (ja) | 2004-12-14 | 2004-12-14 | 直列多重マトリックスコンバータの電流極性検出判定方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4617864B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104821731A (zh) * | 2014-02-03 | 2015-08-05 | 株式会社安川电机 | 多级串联矩阵变换器及电动机驱动装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016019297A (ja) | 2014-07-04 | 2016-02-01 | 株式会社安川電機 | 直列多重マトリクスコンバータ、発電システムおよび力率制御方法 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997009773A1 (en) * | 1995-09-08 | 1997-03-13 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Power converter and power converting method |
JPH10290568A (ja) * | 1997-04-14 | 1998-10-27 | Yaskawa Electric Corp | 多重パルス幅変調サイクロコンバータ装置およびその制御方法 |
JPH11252992A (ja) * | 1998-03-02 | 1999-09-17 | Yaskawa Electric Corp | 電力変換装置 |
JP2001165966A (ja) * | 1999-12-10 | 2001-06-22 | Yaskawa Electric Corp | 電圧電流極性検出装置 |
JP2002233180A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-16 | Toshiba Corp | 電力変換装置 |
JP2004320853A (ja) * | 2003-04-14 | 2004-11-11 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 電力変換装置 |
-
2004
- 2004-12-14 JP JP2004361060A patent/JP4617864B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997009773A1 (en) * | 1995-09-08 | 1997-03-13 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Power converter and power converting method |
JPH10290568A (ja) * | 1997-04-14 | 1998-10-27 | Yaskawa Electric Corp | 多重パルス幅変調サイクロコンバータ装置およびその制御方法 |
JPH11252992A (ja) * | 1998-03-02 | 1999-09-17 | Yaskawa Electric Corp | 電力変換装置 |
JP2001165966A (ja) * | 1999-12-10 | 2001-06-22 | Yaskawa Electric Corp | 電圧電流極性検出装置 |
JP2002233180A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-16 | Toshiba Corp | 電力変換装置 |
JP2004320853A (ja) * | 2003-04-14 | 2004-11-11 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 電力変換装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104821731A (zh) * | 2014-02-03 | 2015-08-05 | 株式会社安川电机 | 多级串联矩阵变换器及电动机驱动装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006174559A (ja) | 2006-06-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5223711B2 (ja) | 無停電電源装置 | |
KR20020079987A (ko) | Pwm 사이클로컨버터 및 전원이상 검출회로 | |
JP5360125B2 (ja) | 直列多重電力変換装置 | |
JP2007037275A (ja) | 充電制御装置を兼ねたモータ駆動装置 | |
JP2008228548A (ja) | インバータの並列運転を行う電力変換装置及び電力変換方法 | |
CN112219348A (zh) | 转换器及电动机控制装置 | |
KR101806595B1 (ko) | 인버터 제어장치 | |
JP6543872B2 (ja) | 制御装置、制御方法及びプログラム | |
JP4711939B2 (ja) | 交流電気車の制御装置 | |
JP4617864B2 (ja) | 直列多重マトリックスコンバータの電流極性検出判定方法および装置 | |
JP2007028752A (ja) | エレベータ電動機制御装置 | |
JP4666354B2 (ja) | 交流交流電力変換器の制御装置 | |
JP2010142066A (ja) | ロボット | |
JP4893113B2 (ja) | 整流回路の制御装置 | |
EP2849335B1 (en) | Dc voltage detector and power conversion device using same | |
JP5471152B2 (ja) | 電動機駆動方法 | |
JP2004180393A (ja) | 電源回生コンバータ | |
JP2009177901A (ja) | 無停電電源装置 | |
JP2013238451A (ja) | 再循環ポンプモータ電力供給システムおよびその電力供給方法 | |
JP2018078751A (ja) | 電源システム及び電源装置 | |
JP2011193714A (ja) | モータ駆動装置、モータ駆動システム | |
JPWO2019239628A1 (ja) | コンバータ及びモータ制御装置 | |
JP2004320964A (ja) | 電力変換システム | |
JP4265395B2 (ja) | インバータ装置 | |
JP5293554B2 (ja) | 電力変換装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071114 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100928 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101011 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4617864 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141105 Year of fee payment: 4 |