JP2011041386A - 車両および車両の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の蓄電装置を切替えて使用する車両において、蓄電装置の充放電を監視できない故障が発生した場合であっても、できる限り走行性能を変化させることなく走行を継続可能な車両を提供する。
【解決手段】車両(100)は、複数の蓄電装置(10−1〜10−3)と、複数の蓄電装置(10−1〜10−3)からの電力を用いて、駆動力を発生するように構成された駆動装置(50)と、複数の蓄電装置(10−1〜10−3)にそれぞれ対応して設けられ、複数の蓄電装置(10−1〜10−3)からの電力の供給と遮断とを切替えるための複数のリレー(SMR1〜SMR3)とを含む。HV−ECU(46)は、複数の蓄電装置(10−1〜10−3)の故障を検出し、検出された複数の蓄電装置(10−1〜10−3)の故障状態に応じて、駆動装置(50)と複数の蓄電装置との接続状態を変更するように複数のリレー(SMR1〜SMR3)を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両および車両の制御方法に関し、より特定的には、車両に搭載された蓄電装置からの電力から生じる駆動力を用いて走行する車両の電気システムに関する。
近年、環境に配慮した車両として、蓄電装置(たとえば二次電池やキャパシタなど)を搭載し、蓄電装置に蓄えられた電力から生じる駆動力を用いて走行する電動車両が注目されている。この電動車両には、たとえば電気自動車、ハイブリッド自動車、燃料電池車などが含まれる。
特開2000−312444号公報(特許文献1)には、複数の電源を備える車両において、一つの電源が故障した場合にも他の電源を用いて各電気機器に所要の電気エネルギを供給することが可能な車両用電源供給制御装置の構成が開示される。
特開2000−312444号公報(特許文献1)の構成においては、複数の蓄電装置の残存容量を所定値と比較することによって蓄電装置の故障を検出するとともに、故障が検出された場合には、故障が検出されていない蓄電装置を用いて各電気機器に電力を供給することができる。
特開2000−312444号公報
特開2000−312444号公報(特許文献1)においては、蓄電装置の故障を、蓄電装置の残存容量により検出している。しかし、蓄電装置の故障によっては、蓄電装置の充放電が監視できない(すなわち、残存容量が監視できない)故障となる場合があり、その場合には、特開2000−312444号公報(特許文献1)に記載された手法を適用することができないという問題があった。
また、負荷に接続されている蓄電装置が故障した場合に、ハイブリッド自動車では、エンジンにより走行するか、蓄電装置を使用せずに、発電した電力をそのまま使用しながら走行することとなり、走行性能が低下してしまう。また、電気自動車の場合には、走行自体が不可能となってしまうので、故障発生時の退避走行ができないという問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、車両に搭載された複数の蓄電装置を切替えて使用する車両において、蓄電装置の充放電を監視できない故障が発生した場合であっても、できる限り走行性能を変化させることなく走行を継続可能な車両を提供することである。
本発明のある局面に従えば、車両であって、複数の蓄電装置と、駆動装置と、複数のリレーと、制御装置とを備える。駆動装置は、複数の蓄電装置のうちの少なくとも1つからの電力を用いて、駆動力を発生するように構成される。複数のリレーは、複数の蓄電装置にそれぞれ対応して設けられ、複数の蓄電装置からの電力の供給と遮断とを切替える。制御装置は、複数の蓄電装置および複数のリレーを制御する。そして、制御装置は、複数の蓄電装置の故障を検出し、検出された複数の蓄電装置の故障状態に応じて、駆動装置と複数の蓄電装置との間の接続状態を変更するように複数のリレーを制御する。
好ましくは、制御装置は、蓄電装置の充放電状態が監視できない故障が検出され、かつ、複数の蓄電装置のうちの故障が発生した蓄電装置の充電状態が、故障が発生した蓄電装置以外の他のいずれの蓄電装置の充電状態よりも大きい場合には、故障発生直前に駆動装置に接続されていた蓄電装置から電力が供給されるように複数のリレーを制御する。
好ましくは、駆動装置は、複数の蓄電装置からの電圧を昇圧するように構成された複数コンバータを含む。そして、制御装置は、複数の蓄電装置の充放電状態を検出し、故障が発生した蓄電装置から電力を供給する場合には、複数のコンバータのうちの故障が発生した蓄電装置に対応するコンバータの状態に基づいて、故障が発生した蓄電装置の充電状態を推定する。
好ましくは、車両は、複数の蓄電装置のうちの第1の蓄電装置の電圧を検出するための第1の電圧センサと、第1の蓄電装置に入出力される電流を検出するための第1の電流センサと、複数のコンバータのうちの第1の蓄電装置が接続される第1のコンバータにおいて、第1の蓄電装置が接続される側の電圧を検出するための第2の電圧センサと、第1のコンバータを流れる電流を検出するための第2の電流センサとをさらに含む。そして、制御装置は、第1の電圧センサおよび第1の電流センサの少なくとも一方が故障した場合には、第2の電圧センサにより検出された電圧および第2の電流センサにより検出された電流の少なくとも一方に基づいて、第1の蓄電装置の充電状態を推定する。
また、好ましくは、制御装置は、蓄電装置の充放電状態が監視できない故障が検出された場合に、故障が発生した蓄電装置についての故障発生直前の充電状態を記憶し、記憶した故障発生直前の充電状態が、故障が発生した蓄電装置以外の他のいずれの蓄電装置の充電状態よりも大きいときには、発生直前に駆動装置に接続されていた蓄電装置から電力が供給されるように複数のリレーを制御する。
好ましくは、制御装置は、蓄電装置の充放電状態が監視できない故障が検出された場合には、複数の蓄電装置から供給される電力を同時に遮断するように複数のリレーを制御する。
好ましくは、各蓄電装置は、電力の出力を強制的に遮断可能なスイッチを含む。そして、制御装置は、故障が発生した蓄電装置からの電力が、スイッチによって遮断されている場合には、故障が発生した蓄電装置以外の蓄電装置を用いて電力が供給されるように複数のリレーを制御する。
本発明の他の局面に従えば、車両の制御方法であって、車両は、複数の蓄電装置と、駆動装置と、複数のリレーとを含む。駆動装置は、前記複数の蓄電装置のうちの少なくとも1つからの電力を用いて、駆動力を発生するように構成される。複数のリレーは、複数の蓄電装置にそれぞれ対応して設けられ、複数の蓄電装置からの電力の供給と遮断とを切替える。そして、制御方法は、複数の蓄電装置の故障を検出するステップと、故障を検出するステップによって検出された複数の蓄電装置の故障状態に応じて、駆動装置と複数の蓄電装置との間の接続状態を変更するように複数のリレーを制御するステップとを備える。
本発明によれば、車両に搭載された複数の蓄電装置を切替えて使用する車両において、蓄電装置の充放電を監視できない故障が発生した場合であっても、できる限り走行性能を変化させることなく走行を継続することができる。
本実施の形態に従う車両100の全体ブロック図である。 本実施の形態における、蓄電装置の内部構成を示す図である。 蓄電装置の故障発生時における、蓄電装置のSOCと走行制御との関係を説明するための図である。 本実施の形態において、HV−ECU46で実行される走行制御を説明するための機能ブロック図である。 本実施の形態において、HV−ECU46で実行される走行制御処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
図1は、本実施の形態に従う車両100の全体ブロック図である。図1においては、車両100の一例としてハイブリッド自動車が示されるが、蓄電装置からの電力によって走行可能であれば、その構成は特に限定されるものではない。車両100には、ハイブリッド自動車の他に、たとえば電気自動車および燃料電池自動車などが含まれる。
図1を参照して、車両100は、蓄電装置10−1〜10−3と、システムメインリレー(System Main Relay)SMR1〜SMR3と、駆動装置50と、主正母線MPLと、主負母線MNLと、補機22と、DC/DCコンバータ23と、補機バッテリ24と、エアコン25とを備える。また、車両100は、電圧センサ14−1〜14−3,18−1,18−2と、電流センサ16−1〜16−3,19−1,19−2と、MG−ECU(Electronic Control Unit)40と、HV−ECU46とをさらに備える。さらに、車両100は、蓄電装置10−1〜10−3にそれぞれ対応する監視ユニット15−1〜15−3を備える。
駆動装置50は、コンバータ12−1,12−2と、平滑コンデンサCと、インバータ30−1,30−2と、モータジェネレータ(Motor Generator)32−1,32−2と、動力分割装置34と、エンジン36と、駆動輪38と、電圧センサ20とを含む。
蓄電装置10−1〜10−3の各々は、再充電可能な直流電源であり、たとえば、ニッケル水素やリチウムイオン等の二次電池や、大容量のキャパシタ等を含んで構成される。蓄電装置10−1は、システムメインリレーSMR1を介してコンバータ12−1に接続される。蓄電装置10−2,10−3は、それぞれシステムメインリレーSMR2,SMR3を介してコンバータ12−2に接続される。なお、以下において蓄電装置10−1を「マスタバッテリ」と称する場合があり、また蓄電装置10−2,10−3を「スレーブバッテリ」と称する場合がある。
図2は、蓄電装置の内部構成を示す図であり、一例として蓄電装置10−1の内部構成が示される。なお、蓄電装置10−2,10−3についても、同様の構成であるので、その説明は繰り返さない。
図2を参照して、蓄電装置10−1は、バッテリB1と、サービスプラグSP1と、ヒューズF1と、状態センサSS1とを含む。
バッテリB1は、直列接続された複数のバッテリセルを含み、駆動装置50などに電力を供給するとともに、駆動装置50によって発生された電力を蓄える。
サービスプラグSP1は、バッテリB1内のバッテリセルに直列に設けられる。サービスプラグSP1は、車両の修理を行なうサービスマン等の操作により開放されることによって、バッテリB1と駆動装置50とを電気的に遮断することができる。
ヒューズF1は、サービスプラグSP1に直列に設けられ、バッテリB1で過電流が発生した場合の保護を行なう。
状態センサSS1は、サービスプラグSP1の開閉状態を検出するためのセンサであり、検出した開閉状態の状態信号ILKB1をHV−ECU46へ出力する。状態センサSS1によって、サービスプラグSP1が開放されていることが検出された場合には、HV−ECU46によってシステムメインリレーSMR1が開放される。
再び図1を参照して、監視ユニット15−1〜15−3は、蓄電装置10−1〜10−3に対応してそれぞれ設けられ、蓄電装置10−1〜10−3で発生する故障を監視する。そして、監視ユニット15−1〜15−3は、対応する蓄電装置10−1〜10−3に故障が発生すると、発生した故障に関する故障信号SB1〜SB3をHV−ECU46へ出力する。
システムメインリレーSMR1は、蓄電装置10−1とコンバータ12−1とを結ぶ経路に設けられる。システムメインリレーSMR2は、蓄電装置10−2とコンバータ12−2とを結ぶ経路に設けられ、システムメインリレーSMR3は、蓄電装置10−3とコンバータ12−2とを結ぶ経路に設けられる。なお、蓄電装置10−2と蓄電装置10−3との短絡を避けるために、システムメインリレーSMR2,SMR3は、選択的にオンするように制御される。
コンバータ12−1,12−2は、互いに並列的に主正母線MPLおよび主負母線MNLに接続される。コンバータ12−1は、MG−ECU40からの信号PWC1に基づいて、蓄電装置10−1と主正母線対MPL,MNLとの間で電圧変換を行なう。コンバータ12−2は、MG−ECU40からの信号PWC2に基づいて、コンバータ12−2に電気的に接続された蓄電装置10−2および蓄電装置10−3のいずれかと、主正母線対MPL,MNLとの間で電圧変換を行なう。
補機22は、DC/DCコンバータ23を介して、システムメインリレーSMR1とコンバータ12−1との間に配設される正極線PL1および負極線NL1に接続される。電圧センサ20は、主正母線MPLと主負母線MNLとの間の電圧VHを検出し、その検出値をHV−ECU46へ出力する。平滑コンデンサCは、主正母線MPLと主負母線MNLとの間に接続され、主正母線MPLおよび主負母線MNLに含まれる電力変動成分を低減する。
インバータ30−1,30−2は、互いに並列的に主正母線MPLおよび主負母線MNLに接続される。インバータ30−1は、MG−ECU40からの信号PWI1に基づいてモータジェネレータ32−1を駆動する。インバータ30−2は、MG−ECU40からの信号PWI2に基づいてモータジェネレータ32−2を駆動する。
モータジェネレータ32−1,32−2は、交流回転電機であり、たとえば、永久磁石が埋設されたロータを備える永久磁石型同期電動機である。モータジェネレータ32−1,32−2は、動力分割装置34に連結される。動力分割装置34は遊星歯車(図示せず)を含む。遊星歯車は、いずれも図示しないが、サンギヤと、ピニオンギヤと、キャリアと、リングギヤとを含む。ピニオンギヤは、サンギヤおよびリングギヤと係合する。キャリアは、ピニオンギヤを自転可能に支持するとともに、エンジン36のクランクシャフト(図示せず)に連結される。サンギヤは、モータジェネレータ32−1の回転軸に連結される。リングギヤは、モータジェネレータ32−2の回転軸および駆動輪38に連結される。この動力分割装置34によって、エンジン36が発生する動力は、駆動輪38へ伝達される経路の動力と、モータジェネレータ32−1へ伝達される経路の動力とに分割される。
そして、モータジェネレータ32−1は、動力分割装置34によって分割されたエンジン36の動力を用いて発電する。たとえば、蓄電装置10−1〜10−3の充電状態SOC(State of Charge)が低下すると、エンジン36が始動してモータジェネレータ32−1により発電が行なわれ、その発電された電力が蓄電装置へ供給される。
一方、モータジェネレータ32−2は、蓄電装置10−1〜10−3の少なくとも1つから供給される電力およびモータジェネレータ32−1により発電された電力の少なくとも一方を用いて駆動力を発生する。モータジェネレータ32−2の駆動力は、駆動輪38に伝達される。なお、車両の制動時には、車両の運動エネルギが駆動輪38からモータジェネレータ32−2に伝達されてモータジェネレータ32−2が駆動され、モータジェネレータ32−2が発電機として作動する。これにより、モータジェネレータ32−2は、車両の運動エネルギを電力に変換して回収する回生ブレーキとして作動する。
MG−ECU40は、コンバータ12−1,12−2をそれぞれ駆動するための信号PWC1,PWC2を生成し、その生成した信号PWC1,PWC2をそれぞれコンバータ12−1,12−2へ出力する。また、MG−ECU40は、モータジェネレータ32−1,32−2をそれぞれ駆動するための信号PWI1,PWI2を生成し、その生成した信号PWI1,PWI2をそれぞれインバータ30−1,30−2へ出力する。
電圧センサ14−1〜14−3は、蓄電装置10−1の電圧VB1、蓄電装置10−2の電圧VB2および蓄電装置10−3の電圧VB3をそれぞれ検出し、その検出値をHV−ECU46へ出力する。電流センサ16−1〜16−3は、蓄電装置10−1に対して入出力される電流IB1、蓄電装置10−2に対して入出力される電流IB2および蓄電装置10−3に対して入出力される電流IB3をそれぞれ検出し、その検出値をHV−ECU46へ出力する。
電圧センサ18−1,18−2は、正極線PL1と負極線NL1との間の電圧VL1、および正極線PL2と負極線NL2との間の電圧VL2をそれぞれ検出し、その検出値をHV−ECU46へ出力する。電流センサ19−1,19−2は、コンバータ12−1,12−2に対して入出力される正極線PL1,PL2の電流IL,IL2をそれぞれ検出し、その検出値をHV−ECU46へ出力する。
HV−ECU46は、電圧VB1〜VB3,VL1,VL2,VHおよび電流IB1〜IB3,IL1,IL2の各検出値を受け、蓄電装置10−1〜10−3の充放電状態を検出する。
また、HV−ECU46は、監視ユニット15−1〜15−3から、蓄電装置10−1〜10−3の故障信号SB1〜SB3を受けるとともに、蓄電装置10−1〜10−3からサービスプラグSP1〜SP3の開閉状態を表わす状態信号ILKB1〜ILKB3を受ける。そして、HV−ECU46は、これらの信号に基づいて、システムリレーSMR1〜SMR3を制御する。
DC/DCコンバータ23は、正極線PL1と負極線NL1とに接続され電圧変換を行なう。そして、DC/DCコンバータ23は、補機22に電源電流を供給するとともに、補機バッテリ24にも充電電流を供給する。DC/DCコンバータ23が電圧変換動作を中止しているときには、補機バッテリ24から補機22に対して電力の供給が行なわれる。また、エアコン25は、正極線PL1と負極線NL1から電力が供給されて、車両100の室内を空調する。
上述の車両100のように、車両に搭載された複数の蓄電装置を切替えて使用する車両において、ある蓄電装置について充放電が監視できない故障、具体的には、蓄電装置の電流,電圧センサなどの故障が発生した場合には、故障が発生した当該蓄電装置については、過充電または過放電が発生する可能性があるために基本的には使用しないことが望ましい。特に、蓄電装置にリチウムイオン電池を用いる場合では、一般的に、過充電状態が継続されると正極の分解による酸素放出や負極側での金属リチウムの析出が発生する場合があり、電池の故障や劣化の原因につながるおそれがあるので、過充電を確実に防止する必要がある。
また、蓄電装置10−2,10−3の「スレーブバッテリ」においては、システムメインリレーSMR2,SMR3は、上述のように選択的にオンするように制御され、基本的には同時にオンされない。しかしながら、たとえば蓄電装置10−2が故障し、蓄電装置10−3によって電力が供給されている状態で、システムメインリレーSMR2が何らかの原因でオンした場合には、故障している蓄電装置10−2のSOCのほうが小さいと、蓄電装置10−3からの電流が蓄電装置10−2に流入して蓄電装置10−2が充電されてしまうことが考えられる。
そのため、ある蓄電装置について充放電が監視できない故障が発生した場合には、全てのシステムメインリレーを開放し、全ての蓄電装置を切離すことが望ましい。しかしながら、このような場合に、図1のようなハイブリッド自動車であれば、エンジン36による駆動力を用いて走行するか、モータジェネレータ32−1をエンジン36で駆動して発電させ、その発電した電力で走行することとなり、走行性能が著しく低下することが考えられる。また、電気自動車であれば、走行不能となってしまうことが考えられる。
そこで、本実施の形態においては、車両に搭載された複数の蓄電装置を切替えて使用する車両において、ある蓄電装置について充放電が監視できない故障が発生した場合に、故障発生時の蓄電装置のSOCに応じて、故障した蓄電装置を用いて走行を継続する走行制御を行なう。
図3は、蓄電装置の故障発生時における、蓄電装置のSOCと走行制御との関係を説明するための図である。図3の縦軸には、故障発生時の正常な蓄電装置、および故障した蓄電装置のSOCが示される。
図3を参照して、ある蓄電装置について充放電が監視できない故障が発生した場合に、残りの正常な蓄電装置のうちの最大のSOCが図3中のS1であったとする。このとき、故障した蓄電装置のSOCが正常な蓄電装置のSOCより小さく、図3中のS2(S1>S2)であった場合には、上述のように、何らかの原因でシステムメインリレーが同時にオンした場合には、正常な蓄電装置からの電流が故障した蓄電装置へ流入し、故障した蓄電装置が充電されてしまう可能性がある。そうなると、故障した蓄電装置は充放電の監視ができないために過充電となる危険性がある。
一方、故障した蓄電装置のSOCが正常な蓄電装置のSOCより大きく、図3中のS3(S1<S3)であった場合には、万一システムメインリレーが同時にオンしても、故障した蓄電装置からの電流が正常な蓄電装置へ流入することになり、故障した蓄電装置が充電されることなはい。したがって、故障した蓄電装置が過電流となる危険性は減少する。このように、故障が発生した蓄電装置のSOCが正常な蓄電装置のSOCより大きい場合には、故障した蓄電装置のSOCが正常な蓄電装置のSOCより低くなるまで、故障した蓄電装置を継続して使用することができる。これにより、走行性能を低下させることなく、退避走行することが可能となる。
故障した蓄電装置については、駆動装置に接続されている場合には、コンバータの電圧および電流が、ほぼ蓄電装置の電圧および電流と等しいと考えられる。したがって、故障発生直前のSOCと、コンバータの電圧および電流とに基づいて、故障した蓄電装置のSOCを推定することができるので、充放電を擬似的に監視できる。なお、蓄電装置の充電状態SOCについては、蓄電装置の電圧との相関があるので、コンバータの電圧VL1,VL2の値によって充放電を擬似的に監視するようにしてもよい。
図4は、本実施の形態において、HV−ECU46で実行される走行制御を説明するための機能ブロック図である。図4で説明される機能ブロック図に記載された各機能ブロックは、HV−ECU46によるハードウェア的あるいはソフトウェア的な処理によって実現される。
図4を参照して、HV−ECU46は、故障検出部300と、充放電検出部310と、記憶部320と、リレー駆動制御部330とを含む。
故障検出部300は、監視ユニット15−1〜15−3からの故障信号SB1〜SB3の入力を受ける。そして、故障検出部300は、故障信号SB1〜SB3に基づいて、充放電が監視できない故障が発生したことを検出して、故障検出信号FLTを充放電検出部310およびリレー駆動制御部330へ出力する。
充放電検出部310は、電圧センサ14−1〜14−3によって検出された蓄電装置10−1〜10−3のそれぞれの電圧VB1〜VB3、電流センサ16−1〜16−3によって検出された蓄電装置10−1〜10−3のそれぞれの電流IB1〜IB3、電圧センサ18−1,18−2によって検出されたコンバータ12−1,12−2の低圧側の電圧VL1,VL2、電流センサ19−1,19−2よって検出されたコンバータ12−1,12−2の電流IL1,IL2、および故障検出部300からの故障検出信号FLTの入力を受ける。
充放電検出部310は、電圧VB1〜VB3および電流IB1〜IB3に基づいて、蓄電装置10−1〜10−3の充電状態SOC1〜SOC3を演算する。
また、充放電検出部310は、故障検出信号FLTが入力された場合は、蓄電装置10−1〜10−3について、故障発生直前の電圧VB1〜VB3およびSOC1〜SOC3を記憶部320に記憶させる。さらに、当該故障発生時に故障が発生した蓄電装置が駆動装置と接続されていた場合には、記憶部320に記憶されている故障が発生した蓄電装置のSOCと、故障が発生した蓄電装置が接続されているコンバータの電圧(VL1,VL2)および電流(IL1,IL2)より、この故障が発生した蓄電装置のSOCを推定する。
そして、充放電検出部310は、演算したSOC1〜SOC3、故障が発生した蓄電装置についての推定した充電状態SOC#1〜SOC#3およびコンバータの電圧VL1,VL2を、リレー駆動制御部330へ出力する。
記憶部320は、充放電検出部310から入力を受ける、故障発生直前の蓄電装置10−1〜10−3の電圧VB1〜VB3およびSOC1〜SOC3を、それぞれ電圧VB*1〜VB*3およびSOC*1〜SOC*3として記憶する。そして、記憶部320は、記憶した電圧VB*1〜VB*3およびSOC*1〜SOC*3を、充放電検出部310およびリレー駆動制御部330へ出力する。
リレー駆動制御部330は、蓄電装置10−1〜10−3からの状態信号ILKB1〜ILKB3、故障検出部300からの故障検出信号FLT、充放電検出部310からコンバータ電圧VL1,VL2および故障が発生した蓄電装置についての推定された充電状態SOC#1〜SOC#3の入力を受ける。また、リレー駆動制御部330は、記憶部320に記憶された故障発生直前の蓄電装置10−1〜10−3の電圧VB*1〜VB*3およびSOC*1〜SOC*3の入力を受ける。
リレー駆動制御部330は、故障検出信号FLTにより、蓄電装置の故障が検出されていない場合は、充電状態SOC1〜SOC3に基づいて、駆動装置50に接続する蓄電装置を選択し、該当する蓄電装置に対応するシステムメインリレーの駆動信号を出力する。
また、リレー駆動制御部330は、故障検出信号FLTにより、蓄電装置の故障が検出されている場合は、故障が発生した蓄電装置についての記憶部320に記憶された故障発生直前のSOCと、正常な蓄電装置のSOCとを比較する。そして、故障が発生した蓄電装置のSOCが正常な蓄電装置のいずれのSOCよりも大きい場合には、図3で説明したように、万一システムメインリレーが同時にオンしたときでも、故障した蓄電装置に電流が流入するおそれがないので、リレー駆動制御部330は、接続中の蓄電装置を用いて走行を継続するようにシステムメインリレーSMR1〜SMR3を制御する。なお、SOCの比較に代えて、蓄電装置の電圧(故障した蓄電装置については、記憶部320に記憶された故障発生直前の電圧)を比較するようにしてもよい。
一方、故障が発生した蓄電装置のSOCが、正常な蓄電装置のSOCのいずれかよりも小さい場合は、リレー駆動制御部330は、全てのシステムリレーSMR1〜SMR3を開放するように駆動指令SE1〜SE3を出力する。これにより、車両100は、走行用の蓄電装置10−1〜10−3を用いずに走行する。
具体的には、車両100が図1に示すようなハイブリッド自動車の場合には、車両100は、エンジン36で発生する駆動力を用いて走行したり、エンジン36によりモータジェネレータ32−1を駆動して発電した電力を用いてモータジェネレータ32−2で発生する駆動力を用いて走行したりする。また、車両100が電気自動車の場合には、基本的には走行不能となるが、たとえば、補機バッテリ24からの電圧をDC/DCコンバータ23で昇圧した電圧を利用してモータジェネレータを駆動することで、退避走行を行なうようにしてもよい。
また、リレー駆動制御部330は、蓄電装置を用いて走行が継続されている間は、充放電検出部310からの蓄電装置10−1〜10−3のSOCを互いに比較する。そして、リレー駆動制御部330は、故障が発生した蓄電装置のSOCが、正常な蓄電装置のSOCよりも小さくなった場合には、全てのシステムリレーSMR1〜SMR3を開放するように制御する。このとき、故障が発生した蓄電装置のSOCについては、充放電検出部310で推定されたSOC#の値が用いられる。なお、この場合も、SOCの比較に代えて、蓄電装置の電圧を比較するようにしてもよい。
なお、故障検出信号FLTにより、蓄電装置の故障が検出されている場合であっても、状態信号ILKB1〜ILKB3のうち、故障が発生している蓄電装置に対応する状態信号が入力されている場合には、リレー駆動制御部330は、該当する蓄電装置(すなわち、サービスプラグが開放されている蓄電装置)以外の蓄電装置のうちから駆動装置50に接続する蓄電装置が選択されるようにシステムリレーSMR1〜SMR3制御する。この場合に、リレー駆動制御部330は、故障が発生している蓄電装置に対応するシステムリレーについては開放するように制御する。
図5は、本実施の形態において、HV−ECU46で実行される走行制御処理の詳細を説明するためのフローチャートである。図5に示されるフローチャートは、HV−ECU46に予め格納されたプログラムがメインルーチンから呼び出されて、所定周期で実行されることによって処理が実現される。あるいは、一部のステップについては、専用のハードウェア(電子回路)を構築して処理を実現することも可能である。
図1および図5を参照して、HV−ECU46は、ステップ(以下、ステップをSと略す。)200において、蓄電装置10−1〜10−3に充放電が監視できない故障が発生しているか否かを、図4の故障検出部300によって判定する。
充放電が監視できない故障が発生していない場合(S200にてNO)は、メインルーチンに処理が戻される。
一方、充放電が監視できない故障が発生している場合(S200にてYES)は、次に処理がS210に進められ、HV−ECU46は、故障が発生した蓄電装置について、故障発生直前のSOC(および電圧)を記憶部320に記憶させる。
そして、HV−ECU46は、S220にて、故障した蓄電装置のサービスプラグSP(図2)が開放され状態信号ILKBがオフになっているか否かを判定する。
故障した蓄電装置のサービスプラグが開放されている場合(S220にてYES)は、HV−ECU46は、SOCの大小にかかわらず、S250にて、故障が発生した蓄電装置以外の残りの正常な蓄電装置を用いて走行が行なわれるようにシステムメインリレーを制御する。
一方、故障した蓄電装置のサービスプラグが開放されていない場合(S220にてNO)は、処理がS230に進められ、HV−ECU46は、故障が発生した蓄電装置のSOCが、他の正常な蓄電装置のSOCよりも大きいか否かを判定する。
このとき、故障が発生した蓄電装置については、充放電が監視できないので、S210で記憶した故障発生直前のSOCを用いて比較が行なわれる。
故障が発生した蓄電装置のSOCが他の正常な蓄電装置のSOCよりも小さい場合(S230にてNO)は、HV−ECU46は、故障した蓄電装置への電流の流入を防止するために、S240にて、蓄電装置を用いずに走行するために、すべてのシステムメインリレーSMR1〜SMR3を開放するように制御する。
一方、故障が発生した蓄電装置のSOCが他の正常な蓄電装置のSOCよりも大きい場合(S230にてYES)は、次に処理がS260に進められ、HV−ECU46は、故障が発生した蓄電装置が駆動装置50に接続中か否かを判定する。実際には、故障が発生している蓄電装置は接続中であることが検出できないので、故障が発生した蓄電装置が故障発生直前に駆動装置50に接続されていたか否かを、HV−ECU46は判定する。
故障が発生した蓄電装置が駆動装置50に接続中でない場合(S260にてNO)は、正常な蓄電装置が駆動装置50に接続中であるので、その状態を維持して走行が継続される。そして、処理がS220に戻されて、故障が発生した蓄電装置のサービスプラグが開放されているか否かが再度判定される。
一方、故障が発生した蓄電装置が駆動装置50に接続中の場合(S260にてYES)は、故障が発生した蓄電装置からの電力を用いて走行が継続されるようにシステムメインリレーが制御(維持)される。そして、HV−ECU46は、S270にて、故障が発生した蓄電装置についての故障発生直前のSOCと、故障が発生した蓄電装置が接続されているコンバータの電圧,電流を用いて、故障が発生した蓄電装置の充電状態(SOC)を推定する。
その後、処理がS220に戻されて、故障が発生した蓄電装置のサービスプラグが開放されているか否かが再度判定される。このとき、再度S220にてNOと判定され、処理がS230に進められた場合には、S230においては、HV−ECU46は、S270で推定されたSOCと正常な蓄電装置のSOCとを比較する。車両100は、故障が発生した蓄電装置のSOC(推定されたSOC)が、正常な蓄電装置のSOCよりも小さくなるまで走行を継続することができる。
なお、上述の説明において、HV−ECU46は、S230にて蓄電装置のSOCを比較したが、SOCに代えて蓄電装置の電圧を比較するようにしてもよい。
以上のような処理に従って制御が行なわれることによって、複数の蓄電装置を切替えて使用する車両において、蓄電装置の充放電を監視できない故障が発生した場合であっても、故障が発生した蓄電装置のSOCが他の正常な蓄電装置のSOCより大きいときには、走行性能を変化させることなく走行を継続することができる。また、故障が発生した蓄電装置に対応するサービスプラグが開放されている場合(すなわち、状態信号ILKBがオフの場合)には、SOCの大小にかかわらず、残りの正常な蓄電装置を用いて走行を継続することができる。
なお、本実施の形態におけるHV−ECU46は、本発明における「制御装置」の一例である。また、本実施の形態におけるサービスプラグSP1〜SP3は、本発明おける「スイッチ」の一例である。本実施の形態における電圧センサ14−1〜14−3および電流センサ16−1〜16−3は、それぞれ本発明における「第1の電圧センサ」および「第1の電流センサ」の一例である。また、本実施の形態における電圧センサ18−1,18−2および電流センサ19−1,19−2は、それぞれ本発明における「第2の電圧センサ」および「第2の電流センサ」の一例である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10−1〜10−3 蓄電装置、12−1,12−2 コンバータ、14−1〜14−3,18−1,18−2,20 電圧センサ、15−1〜15−3 監視ユニット、16−1〜16−3,19−1,19−2 電流センサ、22 補機、23 DC/DCコンバータ、24 補機バッテリ、25 エアコン、30−1,30−2 インバータ、32−1,32−2 モータジェネレータ、34 動力分割装置、36 エンジン、38 駆動輪、40 MG−ECU、46 HV−ECU、50 駆動装置、100 車両、300 故障検出部、310 充放電検出部、320 記憶部、330 リレー駆動制御部、B1 バッテリ、C 平滑コンデンサ、F1 ヒューズ、MNL 主負母線、MPL 主正母線、NL1,NL2 負極線、PL1,PL2 正極線、SMR1〜SMR3 システムメインリレー、SP1〜SP3 サービスプラグ、SS1 状態センサ。

Claims (8)

  1. 複数の蓄電装置と、
    前記複数の蓄電装置のうちの少なくとも1つからの電力を用いて、駆動力を発生するように構成された駆動装置と、
    前記複数の蓄電装置にそれぞれ対応して設けられ、前記複数の蓄電装置からの電力の供給と遮断とを切替えるための複数のリレーと、
    前記複数の蓄電装置および前記複数のリレーを制御するための制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記複数の蓄電装置の故障を検出し、検出された前記複数の蓄電装置の故障状態に応じて、前記駆動装置と前記複数の蓄電装置との間の接続状態を変更するように前記複数のリレーを制御する、車両。
  2. 前記制御装置は、前記蓄電装置の充放電状態が監視できない故障が検出され、かつ、前記複数の蓄電装置のうちの故障が発生した蓄電装置の充電状態が、前記故障が発生した蓄電装置以外の他のいずれの蓄電装置の充電状態よりも大きい場合には、故障発生直前に前記駆動装置に接続されていた蓄電装置から電力が供給されるように前記複数のリレーを制御する、請求項1に記載の車両。
  3. 前記駆動装置は、
    前記複数の蓄電装置からの電圧を昇圧するように構成された複数のコンバータを含み、
    前記制御装置は、
    前記複数の蓄電装置の充放電状態を検出し、前記故障が発生した蓄電装置から電力を供給する場合には、前記複数のコンバータのうちの前記故障が発生した蓄電装置に対応するコンバータの状態に基づいて、前記故障が発生した蓄電装置の充電状態を推定する、請求項2に記載の車両。
  4. 前記複数の蓄電装置のうちの第1の蓄電装置の電圧を検出するための第1の電圧センサと、
    前記第1の蓄電装置に入出力される電流を検出するための第1の電流センサと、
    前記複数のコンバータのうちの前記第1の蓄電装置が接続される第1のコンバータにおいて、前記第1の蓄電装置が接続される側の電圧を検出するための第2の電圧センサと、
    前記第1のコンバータを流れる電流を検出するための第2の電流センサとをさらに含み、
    前記制御装置は、前記第1の電圧センサおよび前記第1の電流センサの少なくとも一方が故障した場合には、前記第2の電圧センサにより検出された電圧および前記第2の電流センサにより検出された電流の少なくとも一方に基づいて、前記第1の蓄電装置の充電状態を推定する、請求項3に記載の車両。
  5. 前記制御装置は、前記蓄電装置の充放電状態が監視できない故障が検出された場合に、前記故障が発生した蓄電装置についての故障発生直前の充電状態を記憶し、記憶した前記故障発生直前の充電状態が、前記故障が発生した蓄電装置以外の他のいずれの蓄電装置の充電状態よりも大きいときには、故障発生直前に前記駆動装置に接続されていた蓄電装置から電力が供給されるように前記複数のリレーを制御する、請求項2に記載の車両。
  6. 前記制御装置は、前記蓄電装置の充放電状態が監視できない故障が検出された場合には、前記複数の蓄電装置から供給される電力を同時に遮断するように前記複数のリレーを制御する、請求項1に記載の車両。
  7. 各前記蓄電装置は、
    電力の出力を強制的に遮断可能なスイッチを含み、
    前記制御装置は、前記故障が発生した蓄電装置からの電力が、前記スイッチによって遮断されている場合には、前記故障が発生した蓄電装置以外の蓄電装置を用いて電力が供給されるように前記複数のリレーを制御する、請求項1に記載の車両。
  8. 車両の制御方法であって、
    前記車両は、
    複数の蓄電装置と、
    前記複数の蓄電装置のうちの少なくとも1つからの電力を用いて、駆動力を発生するように構成された駆動装置と、
    前記複数の蓄電装置にそれぞれ対応して設けられ、前記複数の蓄電装置からの電力の供給と遮断とを切替えるための複数のリレーとを含み、
    前記制御方法は、
    前記複数の蓄電装置の故障を検出するステップと、
    前記故障を検出するステップによって検出された前記複数の蓄電装置の故障状態に応じて、前記駆動装置と前記複数の蓄電装置との間の接続状態を変更するように前記複数のリレーを制御するステップとを備える、車両の制御方法。
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