JP2011041037A5 - - Google Patents

Description

本発明の第１の側面の画像処理装置は、イントラ予測の処理単位であるブロックを対象として、イントラ予測を行う際の周辺画素をアベイラブルな状態として並列的にイントラ予測を行うように、イントラ予測を行うブロックの処理順を設定する設定部と、前記設定部により設定された処理順に従って、イントラ予測を行い、予測画像を生成するイントラ予測部と、前記イントラ予測部により生成された予測画像を用いて、階層構造を有する単位で画像を符号化処理して、イントラ予測を行うブロックの処理順と同じ順となるストリームを生成する符号化部とを備える。

前記設定部は、周辺画素を用いたイントラ予測を行う際に周辺画素をアベイラブルな状態として並列的にイントラ予測を行うように、イントラ予測のモードを設定し、前記イントラ予測部は、前記設定部により設定されたモードでイントラ予測を行うことができる。

イントラ予測を行う際の周辺画素がアベイラブルな状態であるか否かを判定する判定部をさらに備え、前記イントラ予測部は、前記判定部によりアベイラブルな状態であると判定された周辺画素を用いるモードで、イントラ予測を行うことができる。

前記設定部は、１６個のブロックを対象として、左上のブロックを(0,0)とし、{}内のブロック同士は、パイプライン処理、並行処理、または先にどちらの処理を行ってもいいことを表すとすると、(0,0),(1,0),{(2,0),(0,1)},{(3,0),(1,1)},{(2,1),(0,2)},{(3,1),(1,2)},{(2,2),(0,3)},{(3,2),(1,3)},(2,3),(3,3)の順を、イントラ予測を行う処理順に設定することができる。

符号化処理の単位のブロックが、ｍ×ｍ（ｍ≧１６）画素のブロックである場合に、イントラ予測の処理単位であるブロックは、ｍ／４×ｍ／４画素のブロックである。

符号化処理の単位のブロックが、ｍ×ｍ（ｍ≧３２）画素のブロックである場合に、イントラ予測の処理単位のブロックは、１６×１６画素のブロックであることができる。

本発明の第１の側面の画像処理方法は、画像処理装置が、イントラ予測の処理単位であるブロックを対象として、イントラ予測を行う際の周辺画素をアベイラブルな状態として並列的にイントラ予測を行うように、イントラ予測を行うブロックの処理順を設定し、設定された処理順に従って、イントラ予測を行い、予測画像を生成し生成された予測画像を用いて、階層構造を有する単位で画像を符号化処理して、イントラ予測を行うブロックの処理順と同じ順となるストリームを生成する。

本発明の第２の側面の画像処理装置は、イントラ予測を行うブロックの処理順と同じ順となるように生成されたストリームを階層構造を有する単位で復号処理して、画像を生成する復号部と、前記復号部により生成された画像のイントラ予測の処理単位であるブロックを対象として、イントラ予測を行う際の周辺画素をアベイラブルな状態として並列的にイントラ予測を行うように、イントラ予測を行うブロックの処理順を設定する設定部と、前記設定部により設定された処理順に従って、イントラ予測を行い、予測画像を生成するイントラ予測部とを備える。

本発明の第２の側面の画像処理方法は、画像処理装置が、イントラ予測を行うブロックの処理順と同じ順となるように生成されたストリームを階層構造を有する単位で復号処理して、画像を生成し、生成された画像のイントラ予測の処理単位であるブロックを対象として、イントラ予測を行う際の周辺画素をアベイラブルな状態として並列的にイントラ予測を行うように、イントラ予測を行うブロックの処理順を設定し、設定された処理順に従って、イントラ予測を行い、予測画像を生成する。

本発明の第１の側面においては、イントラ予測を行うブロックの処理順と同じ順となるように生成されたストリームが階層構造を有する単位で復号処理されて、画像が生成される。そして、生成された画像のイントラ予測の処理単位であるブロックを対象として、イントラ予測を行う際の周辺画素をアベイラブルな状態として並列的にイントラ予測を行うように、イントラ予測を行うブロックの処理順が設定され、設定された処理順に従って、イントラ予測が行われ、予測画像が生成される。

本発明の第２の側面においては、イントラ予測を行うブロックの処理順と同じ順となるように生成されたストリームが階層構造を有する単位で復号処理されて、画像が生成される。そして、生成された画像のイントラ予測の処理単位であるブロックを対象として、イントラ予測を行う際の周辺画素をアベイラブルな状態として並列的にイントラ予測を行うように、イントラ予測を行うブロックの処理順が設定され、設定された処理順に従って、イントラ予測が行われ、予測画像が生成される。

zHUの値が0,2,4,6,8,10,12の場合、予測画素値は、次の式（４９）−１のように生成され、zHUの値が1,3,5,7,9,11の場合、予測画素値は、次の式（５０）−１のように生成される。

pred8x8L[x,y] = (p'[-1,y+(x>>1)] + p'[-1,y+(x>>1)+1] + 1) >> 1
・・・（４９）−１

pred8x8L[x,y] = (p'[-1,y+(x>>1)]
・・・（５０）−１

また、zHUの値が13の場合、予測画素値は、次の式（４９）−２のように生成され、それ以外の場合、すなわち、zHUの値が13より大きい場合、予測画素値は、次の式（５０）−２のように生成される。

pred8x8L[x,y] = (p'[-1,6] + 3*p'[-1,7] + 2) >> 2
・・・（４９）−２

pred8x8L[x,y] = p'[-1,7]
・・・（５０）−２

ステップＳ４３において、パイプライン／並列処理制御部９２は、ブロックアドレス算出部９１からのブロックアドレスを用いて、対象ブロックがパイプライン処理または並列処理が可能かどうかを確定する。

Claims (9)

1. イントラ予測の処理単位であるブロックを対象として、イントラ予測を行う際の周辺画素をアベイラブルな状態として並列的にイントラ予測を行うように、イントラ予測を行うブロックの処理順を設定する設定部と、
   前記設定部により設定された処理順に従って、イントラ予測を行い、予測画像を生成するイントラ予測部と、
   前記イントラ予測部により生成された予測画像を用いて、階層構造を有する単位で画像を符号化処理して、イントラ予測を行うブロックの処理順と同じ順となるストリームを生成する符号化部と
   を備える画像処理装置。
2. 前記設定部は、周辺画素を用いたイントラ予測を行う際に周辺画素をアベイラブルな状態として並列的にイントラ予測を行うように、イントラ予測のモードを設定し、
   前記イントラ予測部は、前記設定部により設定されたモードでイントラ予測を行う
   請求項１に記載の画像処理装置。
3. イントラ予測を行う際の周辺画素がアベイラブルな状態であるか否かを判定する判定部を
   さらに備え、
   前記イントラ予測部は、前記判定部によりアベイラブルな状態であると判定された周辺画素を用いるモードで、イントラ予測を行う
   請求項２に記載の画像処理装置。
4. 前記設定部は、
   １６個のブロックを対象として、左上のブロックを(0,0)とし、{}内のブロック同士は、パイプライン処理、並行処理、または先にどちらの処理を行ってもいいことを表すとすると、(0,0),(1,0),{(2,0),(0,1)},{(3,0),(1,1)},{(2,1),(0,2)},{(3,1),(1,2)},{(2,2),(0,3)},{(3,2),(1,3)},(2,3),(3,3)の順を、イントラ予測を行う処理順に設定する
   請求項１に記載の画像処理装置。
5. 符号化処理の単位のブロックが、ｍ×ｍ（ｍ≧１６）画素のブロックである場合に、
   イントラ予測の処理単位であるブロックは、ｍ／４×ｍ／４画素のブロックである
   請求項１に記載の画像処理装置。
6. 符号化処理の単位のブロックが、ｍ×ｍ（ｍ≧３２）画素のブロックである場合に、イントラ予測の処理単位のブロックは、１６×１６画素のブロックである
   請求項１に記載の画像処理装置。
7. 画像処理装置が、
   イントラ予測の処理単位であるブロックを対象として、イントラ予測を行う際の周辺画素をアベイラブルな状態として並列的にイントラ予測を行うように、イントラ予測を行うブロックの処理順を設定し、
   設定された処理順に従って、イントラ予測を行い、予測画像を生成し
   生成された予測画像を用いて、階層構造を有する単位で画像を符号化処理して、イントラ予測を行うブロックの処理順と同じ順となるストリームを生成する
   画像処理方法。
8. イントラ予測を行うブロックの処理順と同じ順となるように生成されたストリームを階層構造を有する単位で復号処理して、画像を生成する復号部と、
   前記復号部により生成された画像のイントラ予測の処理単位であるブロックを対象として、イントラ予測を行う際の周辺画素をアベイラブルな状態として並列的にイントラ予測を行うように、イントラ予測を行うブロックの処理順を設定する設定部と、
   前記設定部により設定された処理順に従って、イントラ予測を行い、予測画像を生成するイントラ予測部と
   を備える画像処理装置。
9. 画像処理装置が、
   イントラ予測を行うブロックの処理順と同じ順となるように生成されたストリームを階層構造を有する単位で復号処理して、画像を生成し、
   生成された画像のイントラ予測の処理単位であるブロックを対象として、イントラ予測を行う際の周辺画素をアベイラブルな状態として並列的にイントラ予測を行うように、イントラ予測を行うブロックの処理順を設定し、
   設定された処理順に従って、イントラ予測を行い、予測画像を生成する
   画像処理方法。