JP2009520383A5 - - Google Patents

Claims (5)

1. ビデオコーディングシステムによって実行されるビデオ信号デコーディング方法であって、
   向上階層（enhanced layer）の現在ブロックの第１の差分信号（residual signal）と基礎階層（base layer）の対応するブロックの第２の差分信号とに基づいて前記現在ブロックの第３の差分信号を得る段階であり、前記第２の差分信号は、前記対応するブロックの画素値と、前記対応するブロックのイントラ予測モードを使用した前記対応するブロックの予測画素値との間の差分値（difference value）を表し、前記第３の差分信号は、前記第１の差分信号と前記第２の差分信号とを加算することによって得られる段階と、
   前記イントラ予測モードと隣接するブロックの画素値とに基づいて前記現在ブロックの予測画素値を得る段階と、
   前記現在ブロックの前記予測画素値と前記第３の差分信号とを使用することによって前記現在ブロックを復元する段階と、
   を含み、前記隣接するブロックは、前記現在ブロックに隣接する、ビデオ信号デコーディング方法。
2. 前記基礎階層の空間の解像度(spatial resolution)は、前記向上階層と同様であり、前記基礎階層の画質(image quality)は、前記向上階層と異なる、請求項１に記載のビデオ信号デコーディング方法。
3. 前記基礎階層の画質は、前記向上階層の画質より低く、前記画質は、量子化ステップサイズ(quantization step size)に基づく、請求項２に記載のビデオ信号デコーディング方法。
4. 前記第３の差分信号は、変換係数のレベル(transform coefficient level)に対応する、請求項１に記載のビデオ信号デコーディング方法。
5. 基礎階層の対応するブロックの第２の差分信号を得る基礎階層デコーダと、
   向上階層の現在ブロックの第１の差分信号と前記第２の差分信号とに基づいて前記現在ブロックの第３の差分信号を得て、前記対応するブロックのイントラ予測モードと隣接するブロックの画素値とに基づいて前記現在ブロックの予測画素値を得て、前記現在ブロックの前記予測画素値と前記第３の差分信号とを使用することによって前記現在ブロックを復元する向上階層デコーダと、
   を有し、前記第２の差分信号は、前記対応するブロックの画素値と、前記対応するブロックのイントラ予測モードを使用した前記対応するブロックの前記予測画素値との間の差分値を表し、前記第３の差分信号は、前記第１の差分信号と前記第２の差分信号とを加算することによって得られ、前記隣接するブロックは、前記現在ブロックに隣接する、ビデオ信号デコーディング装置。