JP2011040184A - 端子金具の接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】挿入力を低減した端子金具の接続構造を提供する。
【解決手段】本発明の端子金具の接続構造10は、雄端子金具と、雄端子金具のタブ50が挿入可能な本体部21を有する雌端子金具20と、弾性接触片30と、を備える。弾性接触片30は、押え部40によりタブ50が弾性接触片30との正規の接続位置に進入する直前まで弾性変形した状態で保持される。押え部40は、弾性接触片30の幅方向の両側から弾性接触片30の中心軸L方向に向けて配される押え片41を備える。弾性接触片30との正規の接続位置に進入する直前に、押さえ片がタブ50により弾性接触片30の中心軸Lから離れる方向に押されることで弾性接触片30の弾性変形状態が解除され、かつ、タブ50の最大幅寸法が、弾性接触片30の幅寸法以上とされる。
【選択図】図4

Description

本発明は、端子金具の接続構造に関する。
タブを有する雄端子金具と、この雄端子金具のタブが挿入可能な筒状の本体部と、本体部内に設けられた弾性接触片とを有する雌端子金具とを備える端子金具の接続構造としては、例えば、特許文献1に記載のものなどが知られている。
上記特許文献1に記載のものにおいて、雌端子金具と雄端子金具とは、以下のようにして電気的に接続される。雌端子金具の本体部内に雄端子金具のタブを挿入すると、タブは、弾性接触片と本体部の壁面との間に入る。さらにタブを本体部内へ挿入すると、タブは弾性接触片と本体部の壁面との間隔を拡げつつ、弾性接触片を弾性変形させながら本体部内を進入する。タブを弾性接触片との正規の接続位置に至るところまで挿入すると、弾性接触片とタブとが弾接することにより、雄端子金具と雌端子金具とが電気的に接続される。
特開2006−294496号公報
ところで、上記のような構造の端子金具を大電流が流れる回路に用いる場合には、例えば、雄端子金具のタブに対する弾性接触片の接圧を大きくして、雄端子金具と雌端子金具との電気的な接続を確実なものとすることが考えられる。
しかしながら、雄端子金具のタブに対する弾性接触片の接圧を大きくすると、雄端子金具のタブが弾性接触片を弾性変形させる際に、雄端子金具と弾性接触片との間に生じる摩擦力が大きくなる。これにより、雄端子金具のタブを雌端子金具の本体部内に挿入する際の挿入力が大きくなって、雄端子金具と雌端子金具の接続作業の効率が低下したり、タブの挿入により本体部の内壁や弾性接触片のメッキがはがれることが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、雄端子金具のタブを雌端子金具に挿入する際の挿入力を低減した端子金具の接続構造を提供することを目的とする。
本発明は、端子金具の接続構造であって、タブを有する雄端子金具と、前記雄端子金具のタブが挿入可能な筒状の本体部を有する雌端子金具と、前記本体部内に設けられ前記雄端子金具のタブと接触して電気的に接続される弾性接触片と、を備え、前記弾性接触片は、前記弾性接触片を撓み変形する方向に押える押え部により前記タブが前記弾性接触片との正規の接続位置に進入する直前まで弾性変形した状態で保持され、前記押え部は、前記弾性接触片の幅方向の両側から前記弾性接触片の中心軸方向に向けて配される押え片を備え、前記弾性接触片との正規の接続位置に進入する直前に、前記押さえ片が前記タブにより前記弾性接触片の中心軸から離れる方向に押されることで前記弾性接触片の弾性変形状態が解除され、かつ、前記タブの最大幅寸法が、前記弾性接触片の幅寸法以上とされるところに特徴を有する。
本発明において、雌端子金具の本体部に雄端子金具のタブを挿入すると、弾性接触片は、タブが弾性接触片との正規の接続位置に進入する直前まで、押え部により弾性変形した状態で保持されるので、弾性接触片から弾発力を受けることなくタブを挿入させることができる。そして、タブが弾性接触片との正規の接続位置に進入する直前に、押え部の押え片がタブにより弾性接触片の中心軸から離れる方向に押されることで弾性接触片の弾性変形状態が解除される。ここで、タブの最大幅寸法が弾性接触片の幅寸法よりも小さい場合には、弾性接触片の一部が押え部により押えられて、タブと接触する位置まで弾性復元できないが、本発明ではタブの最大幅寸法が弾性接触片の幅寸法以上に設定されているので、弾性接触片の幅寸法以上の間隔があくように押え部が押されて、弾性接触片がタブと接触する位置まで弾性復元する。これにより、雄端子金具と雌端子金具とが電気的に接続される。その結果、本発明によれば、雄端子金具のタブを雌端子金具に挿入する際の挿入力を低減することができる。
本発明は以下の構成であってもよい。
前記押え片は、端面を前記弾性接触片の前記タブとの接触面側に向けて配されていてもよい。
上記のような構成では、押え片と当接したタブをさらに挿入させることにより、押え片の端面ではない面(面積の広い面)が、弾性接触片の中心軸から離れる方向に押されて、弾性接触片の弾性変形状態が解除される。その結果、上記構成によれば、タブを挿入方向に進入させるだけで弾性接触片の弾性変形状態を解除できるので、弾性変形状態の解除の際に大きな力を要しない。
前記タブは、先端に近づくに従い幅狭に形成されていてもよい。
このような構成とすると、タブが押え片に案内されるので、タブを円滑に正規の接続位置まで進入させることができる。
前記押え片は、前記前記弾性接触片の幅方向の両側から前記弾性接触片の中心軸方向に徐々に近づく傾斜状に形成されていてもよい。
このような構成とすると、タブは傾斜状に形成された押え片により案内されるので、タブを円滑に雌端子金具に挿入することができる。
前記タブの幅寸法が最大の部分よりも後端側には、幅狭に形成されて、前記押え片が逃される逃し部が形成されていてもよい。
タブが弾性接触片との正規の接続位置にまで挿入された後に、タブと押え片とが接触していると、押え片により幅方向からタブが保持されて弾性接触片とタブとの接圧が小さくなることが懸念される。そこで、上記のような構成とすると、押え片がタブの幅寸法が最大となっている部分により押されることで弾性接触片の弾性変形状態が解除されてから、押え片が後側に形成された逃し部に逃されるので、タブが弾性接触片との正規の接続位置に至ったときに、押え片がタブに接触しないか接触したとしても押え片とタブとの間の接圧は小さい。その結果、上記構成によれば、タブと弾性接触片との接圧を高くすることができる。
本発明によれば、雄端子金具のタブを雌端子金具に挿入する際の挿入力を低減することができる。
実施形態1のタブおよび本体部の一部断面図 図1のタブおよび本体部の一部切欠平面図 タブが弾性接触片の接続部と当接する位置に進入したときの本体部の一部断面図 図3の状態における本体部の一部切欠平面図 タブが押え片と当接する位置に進入したときの本体部の一部切欠平面図 タブが正規の接続位置に進入したときの本体部の一部断面図 図6の状態における本体部の一部切欠平面図 実施形態2のタブと本体部の一部切欠平面図 タブが正規の接続位置に進入する直前の本体部の一部断面図 図9の状態における本体部の一部切欠平面図 タブが正規の接続位置に進入したときの本体部の一部断面図 図11の状態における本体部の一部切欠平面図 他の実施形態(4)で説明する本体部の一部切欠平面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図7によって説明する。以下の説明において、図1〜図6における左側を前方、右側を後方とする。
本実施形態は、雌端子金具20と、タブ50を有する雄端子金具とを接続する端子金具の接続構造10である。まず雄端子金具のタブ50について説明する。
タブ50は、図1および図2に示すように、先細り状(先端50Aに近づくに従い幅狭な形状)をなしている。詳しくは、タブ50は、先端50Aから後方に徐々に幅寸法が大きくなっており、幅寸法が最大となっている部分の後側には、幅狭に形成された部分52(逃し部52、詳細は後述する)が形成されており、逃し部52の後側は幅広に形成されている。タブ50の最大幅寸法は、弾性接触片30の幅寸法よりも大きく設定されている(図5を参照)。
次に、タブ50を有する雄端子金具と接続される雌端子金具20について説明する。雌端子金具20は筒状をなす本体部21と、この本体部21の内部に設けられ雄端子金具のタブ50と接触して電気的に接続される弾性接触片30と、を備える。雌端子金具20の本体部21には、前方から雄端子金具のタブ50が挿入可能とされる。
本体部21の内部に設けられた弾性接触片30は、所定形状に打ち抜いた金属板に曲げ加工等を施してなるものであり、本体部21とは別体として設けられている。弾性接触片30は、本体部21の底壁24(図1における下側の壁)に沿って配された底板部31の前端から延出した延出端を後方へ向けて折り返すことにより片持ち状に形成されており、幅寸法は底板部31よりも小さく設定されている。弾性接触片30は、全体として略山型をなし、折り返しによる回曲部32を支点として傾倒可能かつ撓み変形可能とされる。弾性接触片30の山の頂上部34はタブ50と接触して電気的に接続される接点部34である。
さて、弾性接触片30の接点部34の上方には、弾性接触片30を撓み変形する方向に押える押え部40が設けられている。押え部40は底板部31から本体部21の側壁25側に延出された延出端を本体部21の側壁25に沿うように折り曲げてなる側壁部33の一部を切り起こすことにより設けられている。
押え部40は、弾性接触片30の幅方向の両側に配された側壁部33から弾性接触片30の中心軸L方向に向けて徐々に近づく傾斜状に形成された押え片41を備える。押え片41は、略方形状をなし弾性接触片30の上面(タブ50との接触面)側に端面41Bを向けて配されており、タブ50が弾性接触片30との正規の接続位置に進入する直前まで、撓み変形した状態の弾性接触片30を上側から押えて弾性変形した状態で保持している(図1、図3を参照)。
次に、本実施形態の作用について説明する。
雄端子金具のタブ50を雌端子金具20の本体部21の天井壁23(図1に示す上側の壁23)に沿って挿入する(図1および図2を参照)。
タブ50が、タブ50の幅寸法と押え片41との間隔とが一致する位置まで進入すると、タブ50と押え片41とが当接し、タブ50の端面が両側に設けられた押え片41を、間隔を拡げる方向(弾性接触片30の中心軸Lから離れる方向)に押しはじめる。さらに、タブ50を前方へ進入させると、タブ50は傾斜状に形成された押え片41の傾斜面41Aに案内され、押え片41の傾斜面41Aを摺動しながら円滑に前方へ進入する。このとき、本実施形態では先端50Aに近づくに従い幅狭な形状のタブ50を用いているので、タブ50を前方へ進入させるに従い、タブ50の幅方向の端面により、押え片41の間隔が徐々に広げられる。
タブ50が、図3および図4に示すように、タブ50の幅寸法と弾性接触片30の幅寸法とが一致する位置まで進入すると、押え片41の間隔が弾性接触片30の幅と一致する位置まで拡がる。このとき、弾性接触片30を上から押していた押え片41が、弾性接触片30の幅方向の外側(弾性接触片30の中心軸Lから離れる方向)に押されて、弾性接触片30の上には押え片41が配されない状態となって、弾性変形状態が解除され、弾性接触片30が弾性復元しはじめる。
タブ50を、図6及び図7に示す弾性接触片30との正規の接続位置まで進入させると、弾性復元した弾性接触片30の接点部34とタブ50とが接触し、これにより、雄端子金具と雌端子金具20とが電気的に接続される。このとき、押え片41は、弾性復帰して、タブ50の最大幅寸法の部分の後側に形成された逃し部52に入りこんで、弾性接触片30の上に配される(図7を参照)。
次に本実施形態の効果について説明する。
本実施形態によれば、タブ50がタブ50の幅寸法と弾性接触片30の幅寸法とが一致する位置に進入するまで、すなわち、タブ50が弾性接触片30との正規の接続位置に進入する直前まで、弾性接触片30が弾性変形した状態で保持されるので、弾性接触片30から弾発力を受けずにタブ50を挿入することができる。その結果、本実施形態によれば、雄端子金具のタブ50を雌端子金具20に挿入する際の挿入力を低減することができる。
本実施形態においては、押え片41が、端面41Bを弾性接触片30のタブ50との接触面側に向けて配されているから、押え片41と当接した後、タブ50をさらに挿入させることにより、押え片41の傾斜面41A(端面41Bではない面)が、弾性接触片30の中心軸Lから離れる方向に押されて、弾性接触片30の弾性変形状態が解除される。その結果、本実施形態によれば、タブ50を挿入方向に進入させるだけで弾性接触片30の弾性変形状態を解除できるので、弾性変形状態の解除の際に大きな力を要しない。
ところで、先端50Aの幅寸法が最も大きくなるように設定されているタブ50を用いた場合、タブ50の先端50Aが押え片41と当接することにより直ちに弾性接触片30が弾性復元してしまうので、タブ50が弾性接触片30との正規の接続位置に至るよりも前に急激に挿入抵抗が高くなってしまうことが懸念される。
しかしながら本実施形態では、先端50Aに近づくに従い幅狭に形成されているタブ50を用いるから、タブ50を前方へ進入させるに従い、押え片41の間隔が徐々に拡げられていき、タブ50の幅寸法が弾性接触片30の幅以上となるところまでタブ50が進入すると、押え片41の間隔が弾性接触片30の幅以上に拡がって弾性変形状態が解除される。その結果、本実施形態によれば、タブ50が弾性接触片30との正規の接続位置に至るよりも前に、タブ50を雌端子金具20に挿入する際の挿入抵抗が急激に高くなるということがない。
また、本実施形態によれば、先端50Aに近づきに従い幅狭な形状のタブ50が押え片41の傾斜面41Aに案内されて、この押え片41の傾斜面41Aを摺動しながら前方へ進入するので、タブ50を円滑に雌端子金具20に挿入することができる。
さらに、本実施形態においては、弾性接触片30の弾性変形状態が解除された後、押え片41は逃し部52に逃されて、弾性接触片30の上に配される。その結果、本実施形態によれば、タブ50が弾性接触片30との正規の接続位置に至った状態において、押え片41とタブ50との間には接圧がかからないので、タブ50と弾性接触片30との接圧を高くすることができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図8〜図12によって説明する。以下の説明において、実施形態1と同様の構成、作用効果について重複する記載は省略し、図8〜図12における左側を前方、右側を後方とする。
本実施形態においては、タブ50の形状が、実施形態1とは相違する。
本実施形態で用いるタブ50は、図8に示すように、先端50Aに近づくに従い幅狭な先細り形状をなしており、この先端部を含む先細り形状の部分の後方に幅方向の両側に突出した突出部53を有している。タブ50の幅寸法は、突出部よりも前側の先端部領域51では弾性接触片30よりも小さくなっており、突出部53が形成されている突出部形成領域53Aで最大となっている。突出部形成領域53Aにおけるタブ50の最大幅寸法は、弾性接触片30の幅寸法よりも大きくなっている(図11を参照)。
次に、本実施形態の作用について説明する。
雄端子金具のタブ50を雌端子金具20の本体部21の天井壁23に沿って挿入する(図9を参照)。
タブ50の幅寸法は、先端部領域51では弾性接触片30よりも幅狭に設定されているので、タブ50の先端50Aが両側に押え片41の設けられているところまで進入しても、すぐには押え片41と当接せず、弾性接触片30は弾性変形した状態で保持される。タブ50の一部と押え片41とが当接するところまでタブ50を進入させると、タブ50の端面が押え片41の傾斜面41Aに案内されて押え片41の傾斜面41Aを摺動しながら前方へ進入し、両側に設けられた押え片41を、間隔を拡げる方向(弾性接触片30の中心軸Lから離れる方向)に押しはじめる。
タブ50を、図10に示すように、タブ50の突出部53と押え片41とが当接する位置まで進入させると、押え片41の間隔が弾性接触片30の幅以上となる位置まで拡がる。このとき、弾性接触片30を上から押していた押え片41が、弾性接触片30の幅方向の外側に押されて、弾性接触片30の上には押え片41が配されない状態となって、弾性変形状態が解除され、弾性接触片30が弾性復元しはじめる。
タブ50を、図11及び図12に示す弾性接触片30との正規の接続位置まで進入させると、弾性復元した弾性接触片30の接点部34とタブ50とが接触し、これにより、雄端子金具と雌端子金具20とが電気的に接続される。このとき、押え片41は、タブ50の突出部53の端部に配される。
次に本実施形態の効果について説明する。
本実施形態によれば、タブ50がタブ50の突出部53と押え片41とが当接する位置に進入するまで、すなわち、タブ50が弾性接触片30との正規の接続位置に進入する直前まで、弾性接触片30が弾性変形した状態で保持されるので、弾性接触片30から弾発力を受けずにタブ50を挿入することができる。その結果、本実施形態によれば、雄端子金具のタブ50を雌端子金具20に挿入する際の挿入力を低減することができる。
本実施形態においても、実施形態1と同様に、押え片41が、端面41Bを弾性接触片30のタブ50との接触面側に向けて配されているから、タブ50を挿入方向に進入させるだけで弾性接触片30の弾性変形状態を解除できるので、弾性変形状態の解除の際に大きな力を要しない。
本実施形態においても、実施形態1と同様に、タブ50が押え片41の傾斜面41Aに案内されて、この押え片41の傾斜面41Aを摺動しながら前方へ進入するので、タブ50を円滑に雌端子金具20に挿入することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、本体部21と弾性接触片30が別体となっているものを示したが、一体のものであってもよい。
(2)上記実施形態では、端面41Bが弾性接触片30のタブ50との接触面側に向けて配されている押え片41を備えるものを示したが、端面41Bが弾性接触片30のタブ50との接触面に対して平行になるように押え片41を配したものであってもよい。
(3)上記実施形態では、先端50Aに近づくに従い幅狭の形状のタブ50を備えるものを示したが、幅寸法が一定のタブ50を備えるものなどであってもよい。
(4)上記実施形態では、押え片41を弾性接触片30の幅方向の両側から弾性接触片30の中心軸L方向に徐々に近づく傾斜状に形成されているものを示したが、例えば図13に示すように、弾性接触片30の幅方向の両側から弾性接触片30の端面に対して垂直に配したものであってもよい、
10…端子金具の接続構造
20…雌端子金具
21…本体部
30…弾性接触片
34…接点部
40…押え部
41…押え片
42…解除部
50…タブ(雄端子金具)
L…弾性接触片の中心軸

Claims (5)

  1. タブを有する雄端子金具と、
    前記雄端子金具のタブが挿入可能な筒状の本体部を有する雌端子金具と、
    前記本体部内に設けられ前記雄端子金具のタブと接触して電気的に接続される弾性接触片と、を備え、
    前記弾性接触片は、前記弾性接触片を撓み変形する方向に押える押え部により前記タブが前記弾性接触片との正規の接続位置に進入する直前まで弾性変形した状態で保持され、
    前記押え部は、前記弾性接触片の幅方向の両側から前記弾性接触片の中心軸方向に向けて配される押え片を備え、
    前記弾性接触片との正規の接続位置に進入する直前に、前記押さえ片が前記タブにより前記弾性接触片の中心軸から離れる方向に押されることで前記弾性接触片の弾性変形状態が解除され、かつ、
    前記タブの最大幅寸法が、前記弾性接触片の幅寸法以上とされることを特徴とする端子金具の接続構造。
  2. 前記押え片は、前記弾性接触片の前記タブとの接触面側に端面を向けて配されていることを特徴とする請求項1に記載の端子金具の接続構造。
  3. 前記タブは、先端に近づくに従い幅狭に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の端子金具の接続構造。
  4. 前記押え片は、前記前記弾性接触片の幅方向の両側から前記弾性接触片の中心軸方向に徐々に近づく傾斜状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の端子金具の接続構造。
  5. 前記タブの幅寸法が最大の部分よりも後端側には、幅狭に形成されて、前記押え片が逃される逃し部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の端子金具の接続構造。
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