JP2011038670A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】扉の密閉性を維持したままの状態で、外気に触れる庫内側部材の近辺に流れる暖気量及び冷気量を減少させて冷却性能を高め、消費電力を低減することのできる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】前面が開口された断熱箱体と、前面側に金属仕切外板51を有し断熱箱体内を区画する庫内仕切り部5と、区画された前面開口部を開閉する扉7とを有し、扉7の内壁にマグネット21を有するガスケット20及び扉内面シール部材25を設けてなり、扉内面シール部材25を、扉7の庫内側に取付けられる本体部26と、本体部26から所定の間隔で垂下する複数のシール片30とによって構成し、扉7を閉じたときは、少なくとも最奥部のシール片30が庫内仕切部5の金属仕切外板51より奥側に位置すると共に、複数のシール片30の下端部と庫内仕切部5の上面との間にすき間gが形成されるように構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は冷蔵庫に係り、より詳しくは、外部の熱が扉の周辺から庫内へ侵入するのを防止するようにした冷蔵庫に関するものである。
冷蔵庫は、通常、前面が開口された断熱箱体内を複数の庫内仕切部で区画し、前面開口部に開閉式や引出し式の扉を設け、これらによって囲まれた領域に貯蔵室、冷凍室、野菜室などが形成されており、庫内仕切部の前面開口部側には、扉のガスケットに設けたマグネットが吸着して密閉するための金属仕切外板が設けられている。
このような冷蔵庫において、扉を閉じたときに上下の扉の間にすき間が形成されて金属仕切外板が露出するため、この金属仕切外板に外気が接触してその熱が庫内仕切部を介して庫内に伝達され、また、庫内の冷気が庫内仕切部を介して外部に漏れるため、庫内の冷却性能が低下し、消費電力が増加するなどの問題があった。
従来の冷蔵庫に、扉の庫内側の上部壁面と下部壁面に、硬質プラスチックと軟質プラスチックを一体成形してなる遮蔽板を設け、この遮蔽板の軟質プラスチックで形成された先端部が扉を閉じたときに、庫内側の仕切り板の内壁面で、かつホットガスパイプの埋立位置よりも奥の内壁面に当接するようにして、冷却性能を高め消費電力を低減するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−122730号公報(第5頁、図1)
特許文献1の冷蔵庫によれば、遮蔽板の軟質プラスチックで形成された先端部が、扉を閉じるときに上下の仕切り板に摺接しながら移動するため、扉を閉じる際、遮蔽板の摺接によって異常音が発生したり、摺接によるブレーキ作用によって、扉に設けたマグネットパッキンの仕切り板への密着力の低下を招き、扉の密閉不良の原因になるという問題があった。
このような問題は、冷蔵庫量産時における組立状態のバラツキによってさらに著しくなり、場合によっては遮蔽板の先端部が仕切り板の前面部に引き掛り、扉を完全に閉じることができなくなるという重大な結果が生じるおそれがある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、扉の密閉性を維持したままの状態で、外気に触れる庫内側部材の近辺に流れる暖気量及び冷気量を減少させて冷却性能を高め、消費電力を低減することのできる冷蔵庫を提供することを目的としたものである。
本発明に係る冷蔵庫は、前面が開口された断熱箱体と、前面側に金属仕切外板を有し前記断熱箱体内を区画する庫内仕切り部と、前記区画された前面開口部を開閉する扉とを有し、該扉の内壁にマグネットを有するガスケット及び扉内面シール部材を設けてなり、前記扉内面シール部材を、前記扉の庫内側に取付けられる本体部と、該本体部から所定の間隔で垂下する複数のシール片とによって構成し、前記扉を閉じたときは、少なくとも最奥部のシール片が前記庫内仕切部の金属仕切外板より奥側に位置すると共に、前記複数のシール片の下端部と前記庫内仕切部の上面との間にすき間が形成されるように構成したものである。
本発明によれば、外気に触れる庫内側部材に流れる暖気及び冷気を減らすことができるので、冷却性能が高く消費電力を低減することができ、また、扉の開閉の際に異常音が発生することのない冷蔵庫を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の冷凍室及びその周辺の説明図である。 図1の要部の説明図である。 図2の庫内面シール部材の斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る冷蔵庫の冷凍室の要部の説明図である。 本発明の実施の形態3に係る冷蔵庫の冷凍室の要部の説明図である。 図5の庫内面シール部材の斜視図である。 本発明の実施の形態4に係る冷蔵庫の冷凍室の要部の説明図である。
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の冷凍室及びその周辺の説明図、図2は図1の要部の拡大図である。
図1に示すように、断熱箱体からなる冷蔵庫本体1内には、内部に断熱材3が充填された背面板2、左右の側板(図示せず)及び背面板2と一体に形成された上下の庫内仕切部4,5に囲まれて、前面が開口された冷凍室6が設けられており、前面開口部には内部に断熱材3が充填された引出し式の扉7が設けられている。また、冷凍室6の上下には、例えば、引出し式の扉8,9を有する冷蔵室及び野菜室が設けられている(以下、主として冷凍室6について説明する)。
12は冷凍室6との間に隔壁13を隔てて背面板2に設けた冷気通路で、蒸発器14が設置されており、隔壁13には蒸発器14の上下に開口する冷気吹出し口15a及び冷気戻り口15bが設けられている。16は冷気吹出し口15aに対向して冷気通路12に設けた送風機である。17は蒸発器14の下部に設けたドレン受けで、パッキンを介してドレン継手18に接続され、蒸発器14の霜取り等によって発生した水分を回収し、冷蔵庫本体1外へ排出する。19は冷凍室6に出し入れ自在に収容されたケースで、貯蔵物を収納して冷却する。
扉7の内壁面の上下には、図面の垂直方向(以下、幅方向という)に庫内側に向って水平に延設された突出部71,72が設けられており、突出部71の上部と突出部72の下部にはそれぞれガスケット20が設けられ、下部の突出部72には、扉内面シール部材25が取付けられている。
上記のように構成した冷凍室6において、蒸発器14で冷却された冷気は、送風ファン16により冷気通路12を通り、矢印で示すように冷気吹出し口15aから冷凍室6に送り込まれる。冷凍室6に送り込まれた冷気の一部はケース19内に流れてケース19内の貯蔵物を冷却する。そして、冷気は冷凍室6内全域を循環したのち冷気戻り口15bに流入し、蒸発器14の下方へ戻る。
次に、図2により扉7及び庫内仕切部4,5について説明する。なお、庫内仕切部4,5は同じ構造なので、以下、庫内仕切部5について説明する。
庫内仕切部5は、前面側(扉7側)の幅方向に配設された磁性材からなる断面コ字状の金属仕切外板51と、一端が金属仕切外板51のフランジ51aの上下にそれぞれ重ねて配設されたプラスチック仕切外板52a,52bと、これら金属仕切外板51とプラスチック仕切外板52a,52bで囲まれた空間部に充填された断熱材3とからなっている。
20は扉7の内壁に設けた突出部71,72の上部及び下部において、幅方向に設けた凹溝73に圧入して固定されたガスケットで、例えばポリ塩化ビニールからなり、その庫内側には、扉7を閉じたときに庫内仕切部5の金属仕切外板51に吸着されるマグネット21が設けられている。
25は幅方向に長い扉内面シール材で、図3に示すように、硬質プラスチックからなる本体部26と、軟質プラスチックからなる複数のシール片30a,30b,30c,30d(以下、単に30と記すことがある)とを一体成形したものである。そして、本体部26は、ほぼC字状に形成されて扉7の突出部72に嵌合固定される取付部27と、この取付部27の庫内側に設けられて突出部断熱空間29を形成すると共に、シール片30の形状を保持するための断面四角形状のシール突出部28とからなっている。
そして、本体部26の下部には、前後方向にほぼ等間隔で垂下した複数のシール片30a〜30dが設けられており、これらシール片30a〜30dの間にはシール片断熱空間31a,31b,31c(以下、これらを単に31と記すことがある)が形成されている。
上記のように構成した庫内面シール材25は、図2に示すように、その取付部27が扉7の突出部72に嵌合され、固定される。
次に、上記のように構成した本実施の形態の作用を説明する。
冷凍室6の扉7を閉じると、ガスケット20に設けたマグネット21が庫内仕切部5の金属仕切外板51に吸着されて密着し、冷凍室6の気密が確保される。
このとき、扉内面シール部材25のシール片30は庫内仕切部5側に垂下し、このうち最も奥に位置しているシール片30aは、少なくとも金属仕切外板51のフランジ51aの端部より奥側に位置している(例えば、金属仕切外板51のフランジ51aの前後方向の幅の2倍程度奥側)。なお、このとき、最も扉7側に位置するシール片30dとガスケット20との間には、シール片断熱空間31dが形成される。
また、シール片30の下端部は、庫内仕切部5の上面と接触しない程度のすき間g(例えば、3mm程度)を隔てて対峙し、このすき間gにより対流路32が形成される。
そして、扉7を閉じたときに、扉内面シール部材25のシール片30によって形成されたシール片断熱空間31に存在する空気が、ガスケット20や仕切り片5の金属仕切外板51等から伝わる外気熱によって暖められ、暖気となって対流路32の上方を通り、冷凍室6内に流入する。一方、この暖気と入れ替って、冷凍室6内の冷気が対流路32の下方を通ってシール片断熱空間31に流入し、金属仕切外板51を冷却する。
冷蔵庫においては、この暖気と冷気の入れ替わりが、冷却効率を左右する。
本実施の形態においては、扉内面シール部材25の奥側に位置するシール片30aを、金属仕切外板51のフランジ51aより、例えば、フランジ51aの前後方向の幅の2倍程度奥側に位置させたので、外気に離れている金属仕切外板51に近いため暖まり易いシール片断熱空間31d,31cの空気を、金属仕切外板51のフランジ51aより奥側に位置するシール片断熱空間31a,31b内の空気(冷気)により冷却して、対流路32から冷凍室6内に流入する暖気を減少させることができる。
また、冷凍室6から流出した冷気による金属仕切外板51の冷却作用が減少するため、金属仕切外板51の外気に触れる部分の結露の発生を抑制することができる。なお、図には扉内面シール部材25のシール片30を4枚設けた場合を示したが、これを増加することにより、上記の効果をさらに高めることができる。
さらに、扉内面シール部材25のシール突出部28によって突出部断熱空間29を形成したので、ガスケット20や金属仕切外板51等から伝わる外気熱を、奥側のシール片31b,31aから突出部断熱空間29に伝播させることにより、冷凍室6へ伝達される外気熱を低減することができる。
また、扉7を閉じたときに、扉内面シール部材25のシール片30の下端部と、庫内仕切部5の上面との間にある程度の余裕を持つようなすき間g(例えば、3mm程度)を設けたので、ケース19内に多量の貯蔵物を収納したり、冷蔵庫量産時のバラツキなどにより、シール片30と庫内仕切部5の上面との間のすき間gが変動しても、扉7を閉じるときに、シール片30が庫内仕切部5に接触することがなく、このため、ガスケット20に設けたマグネット21の金属仕切外板51への吸着性を損うことがない。また、接触摩擦による異常音の発生や摩耗等が生ずることもない。
また、扉内面シール部材25のシール片30は、軟質プラスチックで形成して柔軟性をもたせてあるので、扉7を閉じるときに万一庫内側の部材等に当っても、シール片30自体が弾性変形して接触時の衝撃を吸収するため、シール片30や庫内部材の破損を防止することができる。
[実施の形態2]
図4は本発明の実施の形態2に係る冷蔵庫の冷凍室及びその周辺の説明図である。なお、実施の形態1と同一又は同じような機能の部分には、これと同じ符号を付してある。
本実施の形態は、実施の形態1の扉7の突出部72に取付けた庫内面シール部材25において、シール片30a〜30dの下端部をこれと同じ材料からなる薄いシール板33で連結し、シール片30a〜30dの間に密閉断熱空間34a,34b,34cを形成すると共に、シール板33と庫内仕切部5の上面との間に形成されたすき間g(例えば、3mm程度)により、対流路32aを形成したものである。
そして、扉7の突出部72、ガスケット20、扉内面シール部材25、シール板33、金属仕切外板51及びプラスチック仕切外板52aのそれぞれの接触又は近接する領域に、冷凍室6から区画されたガスケット断熱空間35が形成される。
本実施の形態の作用、効果は実施の形態1の場合とほぼ同様であるが、扉7を閉じたときに、扉内面シール部材25のシール片30にシール板33が設けられているので、対流路32aの流体抵抗が増加して対流路32aを流れる暖気の流速を低下させるため、ガスケット断熱空間35の暖気が冷凍室6へ流入する量を減らすことができる。
また、ガスケット断熱空間35からシール板33を伝わって伝播する熱を、シール片断熱空間34c,34b,34a及び突出部断熱空間29へ留めることにより、冷凍室6へ伝導される熱を低減することができる。なお、図には、シール片30とシール板33とによって形成されたシール片断熱空間34a〜34cを3個設けた場合を示したが、この数を増加することにより、上記の効果をさらに高めることができる。
[実施の形態3]
図5は本発明の実施の形態3に係る冷蔵庫の冷凍室及びその周辺の要部の説明図である。なお、実施の形態1と同一又は同じような機能の部分には、これと同じ符号が付してある。
本実施の形態は、実施の形態1の扉7の突出部72に取付けた扉内面シール部材25のシール片36を、図6に示すように、奥側のシール片36aと扉7側のシール片36dは下端部を互いに内側に折り曲げてほぼL字状に形成し、これらの間に設けたシール片36b,36cはほぼ逆T字状に形成して、隣接するシール片36a〜36dの先端部の間に、それぞれスリット状の僅かなすき間g1(例えば、1mm程度のすき間)を設けたものである。
換言すれば、実施の形態2のシール板33の各シール片30a〜30dの間に、シール片30a〜30dに沿ってスリットを設けたもので以下、このシール片36の下の部分をシール区切り部38という。
そして、シール片36a〜36dの間にはシール片断熱空間37a〜37cが形成され、また、実施の形態2の場合と同様に、ガスケット20と扉内面シール部材25の扉7側のシール片36dとの間には、ガスケット断熱空間35が形成されており、また、扉内面シール部材25のシール区切り部28と、庫内仕切部5の上面との間に形成されたすき間gにより、対流路32bが形成されている。
本実施の形態の作用、効果は、実施の形態1の場合とほぼ同様であるが、さらに、扉7を閉じたときに、扉内面シール部材25のシール片36にシール区切り部38が設けられているので、壁面の流体抵抗が増加して対流路32bにおける暖気の流速を低下させ、断熱空間35の暖気が冷凍室6へ流出する量を減らすことができる。
また、断熱空間35から対流路32bを上部を通って冷凍室6へ向う暖気の一部が、シール区切り部38のすき間g1を通ってシール片断熱空間37a〜37cへ流れ込み、これをシール片断熱空間37a〜37cに留めることにより、冷凍室6へ伝播する熱をさらに低減することができる。なお、図には、シール片36を4枚設けた場合を示したが、これを増加することにより上記の効果をさらに高めることができる。
[実施の形態4]
図7は本発明の実施の形態4に係る冷蔵庫の冷凍室及びその周辺の要部の説明図である。なお、実施の形態1と同一又は同じような機能の部分には、これと同じ符号が付してある。
本実施の形態は、扉7の内壁の下部に設けたガスケット20の庫内側に、庫内側に向ってほぼ水平に延設された断面長方形状のガスケット突出部40を設けたものである。
このガスケット突出部40は、内部が仕切り片41a,41bによって区画された複数の断熱空間42a,42b,42cが形成されており、ガスケット20を扉7の凹溝73に圧入固定したときに、その扉側上面が突出部72の下面に当接又は圧着されるようになっている。
そして、ガスケット突出部40は、扉7を閉じたときに、その最も奥に位置するガスケット面41は金属仕切外板51のフランジ51aより奥に位置するようになっている(例えば、フランジ51aの前後方向の幅の2倍以上奥に位置する)。
また、ガスケット突出部40の下面43は、扉7を閉じたときに、庫内仕切部5の上面との間に、接触しない程度のすき間g(例えば、3mm程度)が形成されるようになっており、このすき間gにより対流路32cが形成される。
さらに、ガスケット突出部40を含むガスケット20、庫内仕切部5の金属仕切外板51、プラスチック仕切外板52aのそれぞれの一部が接触し又は近接することにより、冷凍室6から区画されたガスケット断熱空間44が形成されている。
本実施の形態によれば、ガスケット20に一体にガスケット突出部40を設けたので構造が簡単であり、また、ガスケット突出部40の下面43により対流路32cの流体抵抗が増加するため、対流路32cを流れる暖気の流速を低下させ、ガスケット断熱空間44の暖気が冷凍室6へ流入する量を減らすことができる。
また、外気及びガスケット断熱空間44からガスケット突出部40へ伝達された熱を、ガスケット突出部40のガスケット断熱空間42a〜42cへ留めることにより、冷凍室6へ伝播される熱を減らすことができ、さらに、外気が触れる庫内仕切部5の金属仕切外板51における結露の発生を抑制することができる。なお、図7には、ガスケット突出部40に2つの仕切り片41a,41bを設けた場合を示したが、これを増加することによりシール性がより向上し、断熱効果をさらに高めることができる。
さらに、ガスケット突出部40は、扉7を閉じたときにその下面と庫内仕切部5との間に余裕のあるすき間g(例えば、3mm程度)を保つようになっているので、ケース19内に大量の貯蔵物を収納したり、冷蔵庫量産時の組立状態のバラツキなどにより、このすき間gが変動しても、扉7を閉じたときに、ガスケット突出部40の下面43が庫内仕切部5に接触することがなく、このため、ガスケット20に設けたマグネット21の金属仕切外板51への吸着性を損うことがないばかりでなく、接触摩擦による異常音の発生や、摩耗等を生ずることもない。
また、ガスケット突出部40はポリ塩化ビニル等で成形して柔軟性を持たせたので、扉7を閉じるときに万一庫内部材に当っても、ガスケット突出部40自体が弾性変形することにより接触の衝撃を吸収し、ガスケット20や庫内部材等の破損を防止することができる。
上記の説明では、冷凍室6の扉7の内壁の下部に扉内面シール部材25、又はガスケット突出部40を有するガスケット20を設けた場合を示したが、これらを、扉7の内壁の上部と下部の両方に設けてもよい。
また、扉内面シール部材25の本体部26にC字状の取付部27を設け、この取付部27を扉7の突出部72に嵌合、固定して取付ける場合を示したが、他の手段によって扉7の内壁に取付けてもよい。
また、上記の説明では、冷凍庫の冷凍室6の扉7に扉内面シール部材25、又はガスケット突出部40を有するガスケット20を設けた場合を示したが、冷凍室6以外の貯蔵室や野菜室などの扉にもこれらを設けてもよい。
また、上記の説明では、引出し式の扉7に庫内面シール部材25、又はガスケット突出部40を有するガスケット20を設けた場合を示したが、これらを開閉式扉に設けてもよい。
1 冷蔵庫本体、5 庫内仕切部、51 金属仕切外板、6 冷凍室、7 扉、71,72 突出部、20 ガスケット、21 マグネット、25 扉内面シール部材、26 本体部、27 取付部、28 シール突出部、29 突出部断熱空間、30,36 シール片、31,37 シール片断熱空間、32〜32c 対流路、33 シール板、40 ガスケット突出部、41 ガスケット面、41a,41b 仕切り片、42 断熱空間、43 下面。

Claims (7)

  1. 前面が開口された断熱箱体と、前面側に金属仕切外板を有し前記断熱箱体内を区画する庫内仕切り部と、前記区画された前面開口部を開閉する扉とを有し、該扉の内壁にマグネットを有するガスケット及び扉内面シール部材を設けてなり、
    前記扉内面シール部材を、前記扉の庫内側に取付けられる本体部と、該本体部から所定の間隔で垂下する複数のシール片とによって構成し、
    前記扉を閉じたときは、少なくとも最奥部のシール片が前記庫内仕切部の金属仕切外板より奥側に位置すると共に、前記複数のシール片の下端部と前記庫内仕切部の上面との間にすき間が形成されるように構成したことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記扉内面シール部材を、硬質プラスチックからなり扉への取付部及び該取付部の庫内側に設けられて断熱空間が形成されたシール突部からなる本体部と、軟質プラスチックからなり前記本体部から所定の間隔で垂下し断熱空間が形成された複数のシール片とを一体に形成して構成したことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記扉内面シール部材の複数のシール片の下端部を、軟質プラスチックからなるシール板で一体に連結したことを特徴とする請求項1又は2記載の冷蔵庫。
  4. 前記複数のシール片の間において、該シール片に沿って前記シール板にスリット状のすき間を設けたことを特徴とする請求項3記載の冷蔵庫。
  5. 前記扉内面シール部材のシール片の下端部又はシール板と、前記庫内仕切部の上面との間に形成されたすき間により、対流路を形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 前記扉の内壁面に庫内側に突出する突出部を設け、前記扉内面シール部材の本体部に設けた取付部を前記突出部に嵌合して取付けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の冷蔵庫。
  7. 前面が開口された断熱箱体と、前面側に金属仕切外板を有し前記断熱箱体内を区画する庫内仕切部と、前記区画された前面開口部を開閉する扉と、庫内側にマグネットを有し前記扉に取付けられたガスケットとを有し、
    前記ガスケットの庫内側に、仕切り片により区画されて複数の断熱空間が形成された断面長方形状のガスケット突出部を設け、
    前記扉を閉じたときに、前記ガスケット突出部の最奥部のガスケット面が前記庫内仕切部の金属仕切外板より奥側に位置すると共に、前記ガスケット突出部の下面と前記庫内仕切部の上面との間にすき間が形成され、該すき間により対流路が形成されたことを特徴とする冷蔵庫。
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