JP2011034987A - ヒューズプログラム回路のヒューズ再切断方法及びヒューズプログラム回路 - Google Patents

ヒューズプログラム回路のヒューズ再切断方法及びヒューズプログラム回路 Download PDF

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Abstract

【課題】切断された電気ヒューズがグローバックする前に、その切断されている電気ヒューズを再切断してチップ固有の情報が読み出せなくなるのを防止するヒューズプログラム回路を提供する。
【解決手段】電流を流すことによって溶断し切断される電気ヒューズefnと、電気ヒューズefnの切断の有無をラッチデータFDnとしてラッチするラッチ回路25を含むヒューズ回路Fnを複数有し、前記各ヒューズ回路Fnが個々に選択されるごとに、前記選択されたヒューズ回路Fnのラッチ回路25のラッチデータFDnを入力し、ラッチデータFDnが、該電気ヒューズefnが切断されているラッチデータFDnである時、切断回路14にて電気ヒューズefnを通電させる。
【選択図】図4

Description

ヒューズプログラム回路のヒューズ再切断方法及びヒューズプログラム回路に関するものである。
半導体集積回路装置(LSI)において、製造後に、例えば、チップ識別情報や、冗長回路のアドレス情報等のチップ固有の情報を書き込んだヒューズプログラム回路を内蔵した半導体集積回路装置がそのプログラム方法とともに種々提案されている(例えば、特許文献1)。
ヒューズプログラム回路は、記憶素子としてのヒューズを有したヒューズ回路を複数備え、各ヒューズ回路のヒューズを適宜切断(プログラム)することで、チップ固有の情報を書き込み保持する。そして、例えば、半導体集積回路装置(LSI)の立ち上げ時に、ヒューズプログラム回路から各ヒューズの切断・非切断状態がチップ固有の情報として読み出される。
このヒューズプログラム回路に用いられるヒューズとして電気ヒューズがある。電気ヒューズは電流を流して、同ヒューズを溶断させてプログラムするヒューズである。そして、ヒューズプログラム回路中の各ヒューズ回路部の電気ヒューズを、プログラムデータに基づいて適宜選択して溶断する。これによって、溶断されたヒューズの両端子間は高抵抗値となり、溶断されていないヒューズの両端子間は低抵抗値となる。
そして、これら電気ヒューズが溶断されたヒューズ回路と、電気ヒューズが溶断されていないヒューズ回路にそれぞれ電圧を加えると、電気ヒューズが溶断されたヒューズ回路からは高電位(Hレベル)の信号が、電気ヒューズが溶断されていないヒューズ回路からは低電位(Lレベル)の信号がチップ固有の情報として出力される。
特開2005−323377号公報
ところで、ヒューズプログラム回路に使用される電気ヒューズは、溶断させて高抵抗値になっても、経時変化等により、その抵抗値が小さくなってしまうグローバック現象がある。
溶断された電気ヒューズにグローバックが生じると、電気ヒューズが溶断されたヒューズ回路から出力されるHレベルの信号が、Lレベルに反転して正しいチップ固有の情報が読み出せなくなる。その結果、正しいチップ固有の情報が読み出せなくなることから、半導体集積回路装置の動作に重大な悪影響を及ぼす可能性が生じる。
このヒューズプログラム回路のヒューズ再切断方法及びヒューズプログラム回路は、電気ヒューズがグローバックする前に、その切断されている電気ヒューズを再度切断してチップ固有の情報が読み出せなくなるのを防止することを目的とする。
本発明の一観点によれば、ヒューズプログラム回路のヒューズ再切断方法及びヒューズプログラム回路は、ヒューズ回路中の電気ヒューズについて、ラッチ回路がラッチしたラッチデータが、該電気ヒューズが切断されているラッチデータである時、該電気ヒューズを通電させるようにした。
開示されたヒューズプログラム回路のヒューズ再切断方法及びヒューズプログラム回路は、電気ヒューズがグローバックする前に、その切断されている電気ヒューズを再度切断してチップ固有の情報が読み出せなくなるのを防止することができる。
半導体集積回路装置の内部構成を説明するための模式図である。 ヒューズプログラム回路を構成する第1〜第nヒューズ回路のブロック回路図である。 ヒューズ回路と電流リミッタ回路を示す電気回路図である。 ヒューズ回路 と切断回路を示す電気回路図である。 選択信号生成回路の電気ブロック回路図である。 選択信号生成回路の各信号の信号波形を示すタイムチャート図である。 トリガー信号生成回路の電気ブロック回路図である。 トリガー信号生成回路の各信号の信号波形を示すタイムチャート図である。 プログラムモード時の各信号の信号波形を示すタイムチャート図である。 グローバックしていない時の再切断モード時の各信号の信号波形を示すタイムチャート図である。 グローバックしている時の再切断モード時の各信号の信号波形を示すタイムチャート図である。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態を図1〜図11に従って説明する。
図1は、半導体集積回路装置の内部構成を説明するための模式図を示す。図1において、半導体集積回路装置10は、内部回路11を有し、その内部回路11にヒューズプログラム回路12を含んでいる。ヒューズプログラム回路12は、製造後に、該半導体集積回路装置10の固有の情報を書き込む回路であって、図2に示すように、複数(n個)のヒューズ回路(以下、第1〜第nヒューズ回路という)F1〜Fnを含む。第1〜第nヒューズ回路F1〜Fnには、それぞれ第1〜第n電気ヒューズef1〜efn(図3、図4参照)を有している。
第1〜第n電気ヒューズef1〜efnは、所定の値の電流を所定時間流すと溶断し切断され、高抵抗値となる。また、第1〜第n電気ヒューズef1〜efnは、電流を流さない場合には溶断されず(非切断)、低抵抗値のままとなる。尚、第1〜第n電気ヒューズef1〜efnは、溶断されて高抵抗値になった後に、時間経過によってグローバック現象が起こり、その抵抗値が小さくなる場合がある。
ヒューズプログラム回路12の第1〜第nヒューズ回路F1〜Fnには、半導体集積回路装置10に対して固有の情報を各電気ヒューズef1〜efnにプログラム(溶断・非溶断)するための対応する第1〜第nデータ信号DW1〜DWnが、それぞれ図示しない外部装置からプログラムモード信号XPGとともに入力される。また、第1〜第nヒューズ回路F1〜Fnには、通電信号APが入力される。
詳述すると、Lレベルのプログラムモード信号XPGに基づいてヒューズプログラム回路12がプログラムモードになる。プログラムモードは、各電気ヒューズef1〜efnの溶断・非溶断を決定する第1〜第nデータ信号DW1〜DWnが、順番に所定のタイミングにて、対応する第1〜第nヒューズ回路F1〜Fnに対してそれぞれ出力されるとともに、通電信号APが出力される。
そして、第1〜第nヒューズ回路F1〜Fnは、通電信号APに応答して、対応する第1〜第nデータ信号DW1〜DWnに基づいて自身の第1〜第n電気ヒューズef1〜efnをプログラム、即ち、電流を流して溶断したり、電流を流さないで溶断しなかったりする。
本実施形態では、第1〜第nデータ信号DW1〜DWnがHレベルのとき、第1〜第n電気ヒューズef1〜efnを溶断するデータとなり、第1〜第nデータ信号DW1〜DWnがLレベルのとき、第1〜第n電気ヒューズef1〜efnを溶断させないデータとなる。
このように、第1〜第nデータ信号DW1〜DWnに基づいて固有の情報がプログラムされたヒューズプログラム回路12は、リード信号RDが入力されると、第1〜第nヒューズ回路F1〜Fnは、それぞれ第1〜第n電気ヒューズef1〜efnの溶断・非溶断状態をラッチ回路25(図3及び図4参照)にラッチする。そして、第1〜第nヒューズ回路F1〜Fnは、そのラッチした第1〜第nラッチデータFD1〜FDnをそれぞれ該半導体集積回路装置10の固有の情報として出力するようになっている。
一方、Hレベルのプログラムモード信号XPGに基づいてヒューズプログラム回路12は再切断モードになる。再切断モードは、上述したプログラムモードにおいて、プログラムされた各電気ヒューズef1〜efnについて、溶断された電気ヒューズを再度溶断するモードをいう。
図3,図4はヒューズプログラム回路12の回路図を示す。
ヒューズプログラム回路12は、第1〜第nヒューズ回路F1〜Fn、電流リミッタ回路13、切断回路14を含む。尚、第1〜第nヒューズ回路F1〜Fnは、それぞれ第1〜第n電気ヒューズef1〜efnを有しその構成が同じなので、第1ヒューズ回路F1について詳細に説明して、他のヒューズ回路F2〜Fnについては説明の便宜上、符号を同じにしてその詳細な説明を省略する。
第1ヒューズ回路F1は、第1電気ヒューズef1を有している。第1電気ヒューズef1のプラス側端子と高電位電源線L1との間には、PチャネルMOSトランジスタよりなる第1リード用トランジスタT1と,NチャネルMOSトランジスタよりなる第2リード用トランジスタT2の直列回路が接続されている。また、第1電気ヒューズef1のマイナス側端子と低電位電源線L2との間には、NチャネルMOSトランジスタよりなる第3及び第4リード用トランジスタT3,T4の直列回路が接続されている。
第1リード用トランジスタT1は、そのソースが高電位電源線L1に接続されているとともに、ドレインが第2リード用トランジスタT2のドレインに接続されている。第1リード用トランジスタT1のゲートは、低電位電源線L2に接続され、該トランジスタT1をオン状態にしている。第2リード用トランジスタT2は、そのソースが第1電気ヒューズef1のプラス側端子に接続され、ゲートには、図示しない外部装置からリード信号RDが入力されるようになっている。
第3リード用トランジスタT3は、そのドレインが第1電気ヒューズef1のマイナス側端子に接続されているとともに、ソースが第4リード用トランジスタT4のドレインに接続されている。第3リード用トランジスタT3のゲートには、外部装置からリード信号RDが入力される。第4リード用トランジスタT4のゲートは、電流リミッタ回路13に接続されている。
電流リミッタ回路13は、定電流源回路15とNチャネルMOSトランジスタよりなる定電流用トランジスタT5を含む。定電流用トランジスタT5は、そのソースが定電流源回路15に接続されているとともに、ドレインが低電位電源線L2に接続されている。また、定電流用トランジスタT5のゲートは、同定電流用トランジスタT5のドレインに接続されているとともに、第4リード用トランジスタT4のゲートに接続され、第4リード用トランジスタT4との間でカレントミラー回路を構成している。
定電流源回路15は、第1〜第nヒューズ回路F1〜Fnをそれぞれ選択するHレベルの第1〜第n選択信号WT1〜WTnを入力し、Hレベルの第1〜第n選択信号WT1〜WTnに応答して定電流Ikを定電流用トランジスタT5に流す。従って、定電流源回路15に第1ヒューズ回路F1を選択するHレベルの第1選択信号WT1が出力されたとき、第4リード用トランジスタT4に定電流用トランジスタT5に流れる定電流Ikに対応した電流が流れる構成になっている。
ここで、第1〜第nヒューズ回路F1〜Fnをそれぞれ選択するHレベルの第1〜第n選択信号WT1〜WTnを生成する選択信号生成回路20を図5に従って説明する。
図5において、選択信号生成回路20は、第1〜第nヒューズ回路F1〜Fnの数と同じだけの第1〜第nシフトレジスタSR1〜SRnと第1〜第nナンド回路ND1〜NDnを有している。
第1〜第nシフトレジスタSR1〜SRnと第1〜第nナンド回路ND1〜NDnは、第1〜第nヒューズ回路F1〜Fnに対応して設けられ、対応する第1〜第nヒューズ回路F1〜Fnに対して選択信号WT1〜WTnをそれぞれ生成し出力する。
第1〜第nシフトレジスタSR1〜SRnは、前段のシフトレジスタの出力端子Qが後段のシフトレジスタのデータ入力端子Dに接続され、第1シフトレジスタSR1、第2シフトレジスタSR2、……、第nシフトレジストSRnの順で縦列に接続されている。第1〜第nシフトレジスタSR1〜SRnのクロック入力端子CKには、該半導体集積回路装置10の内部回路11で生成したクロック信号CLKが入力される。また、第1シフトレジスタSR1のセット入力端子SE及び第2〜第nシフトレジスタSR2〜SRnのリセット入力端子REには、該半導体集積回路装置10の内部回路11で生成したスタートパルス信号STPが入力される。
また、第1〜第nナンド回路ND1〜NDnは、2入力端子のアンドゲート回路であって、一方の入力端子には対応する第1〜第nシフトレジスタSR1〜SRnの出力端子Qからの出力信号SL1〜SLnがそれぞれ入力され、他方の入力端子にはクロック信号CLKが入力される。第1〜第nナンド回路ND1〜NDnの出力端子には第1〜第nインバータ回路IV1〜IVnがそれぞれ接続され、第1〜第nナンド回路ND1〜NDnは、それぞれの第1〜第nインバータ回路IV1〜IVnを介して対応する第1〜第n選択信号WT1〜WTnを出力する。
第1〜第nインバータ回路IV1〜IVnから出力される第1〜第n選択信号WT1〜WTnは、次段のノア回路21に出力される。そして、ノア回路21の出力端子にインバータ回路22が接続されている。そして、ノア回路21を介して第1〜第nインバータ回路IV1〜IVnから出力される第1〜第n選択信号WT1〜WTnが、電流リミッタ回路13の定電流源回路15に出力されるようになっている。
そして、図6に示すように、選択信号生成回路20は、スタートパルス信号STPが入力されて、第1シフトレジスタSR1がHレベルにセットされ、第2〜第nシフトレジスタSR2〜SRnがLレベルにリセットされた状態において、クロック信号CLKが所定の周期で出力されると、先頭のクロック信号CLKが立ち上がると、第1ナンド回路ND1は第1インバータ回路IV1を介して、第1ヒューズ回路F1のためのHレベルの第1選択信号WT1を先頭のクロック信号CLKが立ち下がるまでの間出力する。
続いて、2番目のクロック信号CLKが立ち上がると、第2ナンド回路ND2は第2インバータ回路IV2を介して、第2ヒューズ回路F2のためのHレベルの第2選択信号WT2を2番目のクロック信号CLKが立ち下がるまでの間出力する。
以後、順次出力されるクロック信号CLKに応答して、第3〜第nナンド回路ND3〜NDnは第3〜第nインバータIV3〜IVnを介して、それぞれ第3〜第nヒューズ回路F1〜FnのためのHレベルの第3〜第n選択信号WT3〜WTnを順番に出力する。
そして、Hレベルの第1〜第n選択信号WT1〜WTnは、インバータ回路22を介して電流リミッタ回路13の定電流源回路15に出力される。また、第1〜第n選択信号WT1〜WTnは、クロック信号CLKに同期して、順番に対応する第1〜第nヒューズ回路F1〜Fnに順次供給される。
図3において、第1リード用トランジスタT1のドレインと第2リード用トランジスタT2のドレインの接続点(第1ノードN1)は、2つのインバータ回路23,24を介して、ラッチ回路25が接続されている。ラッチ回路25は、図示しない外部装置からリード信号RDが入力され、リード信号RDがHレベルからLレベルに立ち下がる時、インバータ回路23,24を介して第1ノードN1の電位状態をラッチする。
ここで、インバータ回路23,24には、遅延回路の役割もある。リード信号RDがHレベルからLレベルになったときに、第1ノードN1が変化する場合があるが、インバータ回路23,24の遅延によりラッチ回路25の入力データとなるデータLDA1がすぐには変化しないので、第1ノードN1のデータが正しくラッチされる。
つまり、第1〜第4リード用トランジスタT1〜T4がオン状態にあって、第1ヒューズ回路F1の第1電気ヒューズef1が溶断されていなくて低抵抗値である場合、第1ノードN1の電位は低電位(Lレベル)となる。この時、リード信号RDがHレベルからLレベルに立ち下がると、ラッチ回路25は、その第1ノードN1の電位(Lレベル)をラッチする。即ち、第1電気ヒューズef1が溶断(切断)されていない情報をラッチする。
反対に、第1〜第4リード用トランジスタT1〜T4がオン状態にあって、第1ヒューズ回路F1の第1電気ヒューズef1が溶断されていて高抵抗値である場合、第1ノードN1の電位は高電位(Hレベル)となる。この時、リード信号RDがHレベルからLレベルに立ち下がると、ラッチ回路25は、その第1ノードN1の電位(Hレベル)をラッチする。即ち、第1電気ヒューズef1が溶断(切断)されている情報をラッチする。
このラッチ回路25のラッチした第1ラッチデータFD1は、該半導体集積回路装置10の固有の情報として読み出される。つまり、各ヒューズ回路F1〜Fnの第1〜第n電気ヒューズef1〜efnの溶断・非溶断がそれぞれ各ヒューズ回路F1〜Fnのラッチ回路25にラッチされ、各ラッチ回路25のラッチした第1〜第nラッチデータFD1〜FDnが、該半導体集積回路装置10の固有の情報として出力される。
また、第1電気ヒューズef1のプラス側端子と高電位電源線L1との間には、PチャネルMOSトランジスタよりなる第1及び第2プログラム用トランジスタT11,T12の直列回路が接続されている。また、第1電気ヒューズef1のマイナス側端子と低電位電源線L2との間には、NチャネルMOSトランジスタよりなる第3及び第4プログラム用トランジスタT13,T14の直列回路が接続されている。
第1プログラム用トランジスタT11は、そのソースが高電位電源線L1に接続されているとともに、ドレインが第2プログラム用トランジスタT2のソースに接続されている。第1プログラム用トランジスタT11のゲートは、切断回路14(図4参照)に接続される。第1プログラム用トランジスタT11は、切断回路14からLレベルの通電信号APが入力されるとオン状態になる。また、第2プログラム用トランジスタT12は、そのドレインが第1電気ヒューズef1のプラス側端子に接続され、ゲートには、インバータ回路26を介して第1データ信号DW1a又は第1ラッチデータFD1aが入力されるようになっている。
第3プログラム用トランジスタT13は、そのドレインが第1電気ヒューズef1のマイナス側端子に接続されているとともに、ソースが第4プログラム用トランジスタT14のドレインに接続されている。第3プログラム用トランジスタT13のゲートには、第1データ信号DW1a又は第1ラッチデータFD1aが入力されるようになっている。また、第4プログラム用トランジスタT14のゲートは、電流リミッタ回路13の定電流用トランジスタT5のゲートに接続されている。従って、第4プログラム用トランジスタT14は、定電流用トランジスタT5との間でカレントミラー回路を構成している。
尚、本実施形態では、第4プログラム用トランジスタT14のゲートサイズは、定電流用トランジスタT5のゲートサイズよりも大きく形成されていて、定電流源回路15に第1ヒューズ回路F1を選択するHレベルの第1選択信号WT1が出力されたとき、第4プログラム用トランジスタT14には、定電流用トランジスタT5に流れる定電流Ikよりも大きい第1電気ヒューズef1を溶断させるに十分な電流が流れる構成になっている。
第3プログラム用トランジスタT13のゲートは、インバータ回路27を介してナンド回路28の出力端子に接続されている。ナンド回路28は、2入力端子のナンドゲート回路であって、一方の入力端子に選択信号生成回路20から第1ヒューズ回路F1のために生成された第1選択信号WT1が入力され、他方の入力端子に切換回路30からの第1データ信号DW1又は第1ラッチデータFD1が入力されるようになっている。
切換回路30は、4個のナンド回路31〜34、2個のインバータ回路35,36を有している。
ナンド回路31は、2入力端子のアンドゲート回路であって、一方の入力端子にインバータ回路35を介してラッチ回路25に接続され、その入力端子にはラッチ回路25がラッチした第1ラッチデータFD1を反転させた反転第1ラッチデータBFD1が入力される。ナンド回路31の他方の入力端子には、外部装置からプログラムモード信号XPGが入力される。
従って、ナンド回路31は、プログラムモード信号XPGがLレベルの時(プログラムモードの時)、ラッチ回路25のラッチデータFD1に関係なくHレベルの出力信号を次段のナンド回路32に出力する。また、ナンド回路31は、プログラムモード信号XPGがHレベルの時(再切断モードの時)、ラッチ回路25の第1ラッチデータFD1を出力信号として次段のナンド回路32に出力する。つまり、ナンド回路31は、プログラムモード信号XPGがHレベルの時(再切断モードの時)には、ラッチ回路25の第1ラッチデータFD1を次段のナンド回路32に出力する。
ナンド回路32は、2入力端子のナンドゲート回路であって、一方の入力端子に前段のナンド回路31の出力信号が入力され、他方の入力端子にプログラムモード信号XPGが入力される。ナンド回路32は、プログラムモード信号XPGがLレベルの時(プログラムモードの時)、前段のナンド回路31の出力信号に関係なくHレベルの出力信号を次段のナンド回路34に出力する。また、ナンド回路32は、プログラムモード信号XPGがHレベルの時(再切断モードの時)、前段のナンド回路31が出力信号として出力するラッチ回路25の第1ラッチデータFD1を反転させた反転第1ラッチデータBFD1を次段のナンド回路34に出力する。
ナンド回路33は、2入力端子のナンドゲート回路であって、一方の入力端子に第1データ信号DW1が入力され、他方の入力端子にインバータ回路36を介してプログラムモード信号XPGの反転プログラムモード信号が入力される。そして、ナンド回路33は、プログラムモード信号XPGがHレベルの時(再切断モードの時)、データ信号DW1に関係なくHレベルの出力信号を次段のナンド回路34に出力する。また、ナンド回路33は、プログラムモード信号XPGがLレベルの時(プログラムモードの時)、第1データ信号DW1を反転させた反転第1データ信号BDW1を次段のナンド回路34に出力する。
ナンド回路34は、2入力端子のナンドゲート回路であって、一方の入力端子にナンド回路32の出力信号が入力され、他方の入力端子にナンド回路33の出力信号が入力される。
そして、ナンド回路34は、プログラムモードの時、ナンド回路33からの反転第1データ信号BDW1を反転させた第1データ信号DW1を次段のナンド回路28に出力する。反対に、ナンド回路34は、再切断モードの時、ナンド回路32からの反転第1ラッチデータBFD1を反転させた第1ラッチデータFD1を次段のナンド回路28に出力する。即ち、第1ラッチデータFD1がHレベルの時、ナンド回路34はHレベルの第1ラッチデータFD1を出力し、第1ラッチデータFD1がLレベルの時、ナンド回路34はLレベルの第1ラッチデータFD1を出力する。
つまり、切換回路30は、プログラムモード信号XPGがLレベルの時(プログラムモードの時)、それぞれ外部装置から第1ヒューズ回路F1に入力された第1電気ヒューズef1をプログラム(溶断・非溶断)するための対応する第1データ信号DW1を次段のナンド回路28に出力する。
反対に、切換回路30は、プログラムモード信号XPGがHレベルの時(再切断モードの時)、その時、ラッチ回路25がラッチした第1ラッチデータFD1を次段のナンド回路28に出力する。
従って、プログラムモードの時において、ナンド回路28は、Hレベルの第1選択信号WT1が入力されている時、第1データ信号DW1を反転させた反転第1データ信号BDW1を次段のインバータ回路27に出力される。そして、インバータ回路27に入力された反転第1データ信号BDW1は、該インバータ回路27にて反転されて第1データ信号DW1aとして出力される。
そして、Hレベルの第1選択信号WT1が入力されている間、インバータ回路27から出力される第1データ信号DW1aは、第3プログラム用トランジスタT13のゲートに出力されるとともに、インバータ回路26を介して第2プログラム用トランジスタT12のゲートに出力される。その結果、第1データ信号DW1(DW1a)がHレベルの時(第1電気ヒューズef1を溶断するデータの時)、第2プログラム用トランジスタT12及び第3プログラム用トランジスタT13はオン状態になる。
反対に、第1データ信号DW1(DW1a)がLレベルの時(第1電気ヒューズef1を溶断しないデータの時)、第2プログラム用トランジスタT12及び第3プログラム用トランジスタT13はオフ状態になる。
一方、再切断モードの時において、ナンド回路28は、Hレベルの第1選択信号WT1が入力されている時、切換回路30からHレベル(第1電気ヒューズef1が溶断)の第1ラッチデータFD1が入力されていると、第1ラッチデータFD1を反転させたLレベルの反転第1ラッチデータBFD1を次段のインバータ回路27に出力する。また、ナンド回路28は、切換回路30からLレベル(第1電気ヒューズef1が非溶断)の第1ラッチデータFD1が入力されていると、第1ラッチデータFD1を反転させたLレベルの反転第1ラッチデータBFD1を次段のインバータ回路27に出力する。
そして、Hレベルの第1選択信号WT1が入力されている間、インバータ回路27から出力される第1ラッチデータFD1aは、第3プログラム用トランジスタT13のゲートに出力されるとともに、インバータ回路26を介して第2プログラム用トランジスタT12のゲートに出力される。その結果、第1ラッチデータFD1(FD1a)がHレベルの時(第1電気ヒューズef1が溶断されているデータの時)、第2プログラム用トランジスタT12及び第3プログラム用トランジスタT13はオン状態になる。
反対に、第1ラッチデータFD1(FD1a)がLレベルの時(第1電気ヒューズef1を溶断していないデータの時)、第2プログラム用トランジスタT12及び第3プログラム用トランジスタT13はオフ状態になる。
第1電気ヒューズef1のマイナス側端子と第3プログラム用トランジスタT13のドレインの接続点(第2ノードN2)は、PチャネルMOSトランジスタとNチャネルMOSトランジスタよりなるトランスファーゲート回路TFの一端が接続され、前記インバータ回路27から出力されるHレベルの第1データ信号DW1a又は第1ラッチデータFD1aに基づいて、第2ノードN2のノード電圧Vn2を切断回路14に出力するようになっている。
つまり、第1〜第4プログラム用トランジスタT11〜T14がオン状態にある時、第1電気ヒューズef1のその時の抵抗値に相対した第2ノードN2のノード電圧Vn2が切断回路14に出力される。
詳述すると、再切断モードの時において、インバータ回路27から出力される第1ラッチデータFD1aがHレベル(第1電気ヒューズef1が溶断されているデータ)であって、第2プログラム用トランジスタT12及び第3プログラム用トランジスタT13がオン状態になるとき、トランスファーゲート回路TFは第2ノードN2のノード電圧Vn2を切断回路14に出力する。
また、再切断モードの時において、インバータ回路27から出力される第1ラッチデータFD1aがLレベル(第1電気ヒューズef1が溶断されていないデータ)であって、第2プログラム用トランジスタT12及び第3プログラム用トランジスタT13がオフ状態になるとき、トランスファーゲート回路TFは第2ノードN2のノード電圧Vn2を切断回路14に出力しない。
一方、プログラムモードの時において、インバータ回路27から出力される第1データ信号DW1aがHレベル(第1電気ヒューズef1を溶断するデータ)であって、第2プログラム用トランジスタT12及び第3プログラム用トランジスタT13がオン状態になるとき、トランスファーゲート回路TFは第2ノードN2のノード電圧Vn2を切断回路14に出力する。
また、プログラムモードの時において、インバータ回路27から出力される第1データ信号DW1aがLレベル(第1電気ヒューズef1を溶断しないデータ)であって、第2プログラム用トランジスタT12及び第3プログラム用トランジスタT13がオフ状態になるとき、トランスファーゲート回路TFは第2ノードN2のノード電圧Vn2を切断回路14に出力しない。
切断回路14は、図4に示すように、各ヒューズ回路F1〜Fnから第2ノードN2のノード電圧Vn2が入力され、それぞれの第2ノードN2のノード電圧Vn2に基づいて、通電信号APが生成され、該通電信号APが各ヒューズ回路F1〜Fnの第1プログラム用トランジスタT11をオンさせる。
切断回路14は、NチャネルMOSトランジスタよりなるプルダウン用トランジスタT6、PチャネルMOSトランジスタよりなるプルアップ用トランジスタT7、コンパレータ38を有している。
プルダウン用トランジスタT6は、ソースが低電位電源線L2に接続され、ドレインがプルアップ用トランジスタT7のドレインに接続されている。プルダウン用トランジスタT6のゲートは、インバータ回路39を介して前記選択信号生成回路20で生成したHレベルの第1〜第n選択信号WT1〜WTnが順次入力される。
プルアップ用トランジスタT7は、ソースが高電位電源線L1に接続され、そのゲートには、図7に示すトリガー信号生成回路40からのトリガー信号TGが入力される。
図7に示すように、トリガー信号生成回路40は、5個のインバータ回路41〜45、ノア回路46、抵抗R1とコンデンサC1よりなる遅延回路47を有している。
初段のインバータ回路41は、前記選択信号生成回路20で生成したHレベルの第1〜第n選択信号WT1〜WTnが順次入力され、その第1〜第n選択信号WT1〜WTnを反転させてインバータ回路42,43を介して反転第1〜第n選択信号BWT1〜BWTnを遅延回路47に出力する。
遅延回路47は、反転第1〜第n選択信号BWT1〜BWTnに応答して抵抗R1の抵抗値とコンデンサC1の容量値で決まる時定数で充放電を繰り返す。そして、コンデンサC1の充電電圧が次段のインバータ回路44に出力される。
ノア回路46は、2入力端子のノアゲート回路であって、一方の入力端子は初段のインバータ回路41に接続され、他方の入力端子は遅延回路47に接続されたインバータ回路44に接続されている。また、ノア回路46の出力端子は最終段のインバータ回路45に接続されている。そして、最終段のインバータ回路45は、該インバータ回路45から出力される出力信号をトリガー信号TGとして出力する。
そして、図8に示すように、トリガー信号生成回路40は、Hレベルの第1〜第n選択信号WT1〜WTnが入力されるごとに、一定時間t1(遅延回路47で決まる時間)だけLレベルとなるトリガー信号TGを生成し、プルアップ用トランジスタT7のゲートに出力される。
プルアップ用トランジスタT7は、Lレベルのトリガー信号TGに応答して一定時間t1オンする。この時、プルダウン用トランジスタT6は、ゲートにLレベルに反転した反転第1〜第n選択信号BWT1〜BWTnが入力されることから、オンからオフになる。
従って、プルダウン用トランジスタT6のドレインとプルアップ用トランジスタT7のドレインとの接続点(ノードNz)のノード電圧Vnzは、図9〜図11に示すように、上昇するようになっている。
また、接続点(ノードNz)は、前記各ヒューズ回路F1〜Fnのトランスファーゲート回路TFを介して各ヒューズ回路F1〜Fnの接続点(第2ノードN2)と接続されている。そして、各ヒューズ回路F1〜Fnのトランスファーゲート回路TFがオンされると第2ノードN2のノード電圧Vn2が接続点(ノードNz)に印加される。
コンパレータ38は、プラス入力端子に切断判定電圧Vrefが入力され、マイナス入力端子に接続点(ノードNz)のノード電圧Vnzが入力される。コンパレータ38は、ノード電圧Vnzと切断判定電圧Vrefを比較し、ノード電圧Vnzが切断判定電圧Vref以下のとき、Hレベルとなり、ノード電圧Vnzが切断判定電圧Vrefを超えるとき、Lレベルとなる通電信号APを各ヒューズ回路F1〜Fnの第1プログラム用トランジスタT11に出力する。
尚、切断判定電圧Vrefは、本実施形態では、第1電気ヒューズef1が溶断し切断されて高抵抗値になった状態で、第1〜第4プログラム用トランジスタT11〜T14がオンされている時の第2ノードN2のノード電圧Vn2と一致するように予め計算、試験、実験等で求めて設定している。
ここで、例えば、プログラムモードであって、第1ヒューズ回路F1の第1電気ヒューズef1を溶断させないLレベルの第1データ信号DW1が第1選択信号WT1と同期して第1ヒューズ回路F1に出力された時、プルダウン用トランジスタT6はオンからオフなるとともに、プルアップ用トランジスタT7は、一定時間t1オフからオンとなる。この時、第1ヒューズ回路F1の第2及び第3プログラム用トランジスタT12,T13、トランスファーゲート回路TFはオフとなる。
従って、接続点(ノードNz)のノード電圧Vnzは、図9に示すように、LレベルからHレベル、即ち、低電位電源線L2の電位(Lレベル)から高電位電源線L1の電位(Hレベル)に向かって上昇する。そして、ノード電圧Vnzが切断判定電圧Vrefを超えたとき、Lレベルの通電信号APが第1プログラム用トランジスタT11に出力される。
このとき、第1ヒューズ回路F1のトランスファーゲート回路TFがオフ状態にあるため、ノード電圧Vnzが高電位電源線L1の電位に維持され、Lレベルの通電信号APを出力し続ける。また、第2及び第3プログラム用トランジスタT12,T13がオフであるため、第1プログラム用トランジスタT11がLレベルの通電信号APにてオンされても、第1電気ヒューズef1には電流が流れない。
やがて、Hレベルの第1選択信号WT1がLレベルに消失すると、ノード電圧Vnzが高電位電源線L1の電位から判定電圧Vref以下の低電位電源線L2の電位(Lレベル)となり、コンパレータ38はHレベルの通電信号APを出力する。従って、第1プログラム用トランジスタT11はオフされる。その結果、Lレベルの通電信号APが出力されても、Lレベルの第1データ信号DW1に基づいて、第1電気ヒューズef1は溶断されない。
また、プログラムモードであって、第1ヒューズ回路F1の第1電気ヒューズef1を溶断させるHレベルの第1データ信号DW1が第1選択信号WT1と同期して第1ヒューズ回路F1に出力された時、プルダウン用トランジスタT6はオンからオフなるとともに、プルアップ用トランジスタT7は、一定時間t1オフからオンとなる。この時、第1ヒューズ回路F1の第2及び第3プログラム用トランジスタT12,T13、トランスファーゲート回路TFはオンとなる。
そして、同様に、接続点(ノードNz)のノード電圧Vnzは、Lレベルから切断判定電圧Vrefを超えてHレベルに向かって上昇してLレベルの通電信号APが第1プログラム用トランジスタT11に出力される。
このとき、第2及び第3プログラム用トランジスタT12,T13がオンであるため、第1プログラム用トランジスタT11がLレベルの通電信号APにてオンされることによって、第1電気ヒューズef1は通電される。また、第1ヒューズ回路F1のトランスファーゲート回路TFがオン状態にあるため、第2ノードN2のノード電圧Vn2が接続点(ノードNz)に印加され、ノード電圧Vnzに反映される。
そして、第1電気ヒューズef1の通電が進み、それに従い第1電気ヒューズef1の抵抗値が高くなるとともに、その抵抗値と相対して第2ノードN2のノード電圧Vn2が低下する。やがて、通電が進み、第1電気ヒューズef1の抵抗値が溶断したとする予め定めた高抵抗値になって、第2ノードN2のノード電圧Vn2(ノード電圧Vnz)が切断判定電圧Vrefまで低下すると、コンパレータ38はHレベルの通電信号APを出力する。即ち、Hレベルの第1選択信号WT1がLレベルに消失する前に、コンパレータ38はHレベルの通電信号APを出力する。
そして、第1プログラム用トランジスタT11はオフされ、第1電気ヒューズef1は、Hレベルの第1データ信号DW1に基づいて溶断される。
一方、再切断モードであって、第1ヒューズ回路F1の第1電気ヒューズef1が溶断されておらずLレベルの第1ラッチデータFD1がラッチ回路25にラッチされていて第1選択信号WT1が第1ヒューズ回路F1に出力された時、プルダウン用トランジスタT6はオンからオフなるとともに、プルアップ用トランジスタT7は、一定時間t1オフからオンとなる。この時、第1ヒューズ回路F1の第2及び第3プログラム用トランジスタT12,T13、トランスファーゲート回路TFはオフとなる。
従って、接続点(ノードNz)のノード電圧Vnzは、図10及び図11に示すように、LレベルからHレベルに向かって上昇する。そして、ノード電圧Vnzが切断判定電圧Vrefを超えたとき、Lレベルの通電信号APが第1プログラム用トランジスタT11に出力される。
このとき、第1ヒューズ回路F1のトランスファーゲート回路TFがオフ状態にあるため、ノード電圧Vnzが高電位電源線L1の電位に維持され、Lレベルの通電信号APを出力し続ける。また、第2及び第3プログラム用トランジスタT12,T13がオフであるため、第1プログラム用トランジスタT11がLレベルの通電信号APにてオンされても、第1電気ヒューズef1は通電されない。
やがて、Hレベルの第1選択信号WT1がLレベルに消失すると、ノード電圧Vnzが高電位電源線L1の電位から判定電圧Vref以下の低電位電源線L2の電位(Lレベル)となり、コンパレータ38はHレベルの通電信号APを出力する。従って、第1プログラム用トランジスタT11はオフされる。その結果、Lレベルの通電信号APが出力されても、Lレベルの第1ラッチデータFD1に基づいて、第1電気ヒューズef1は溶断されることはない。
また、再切断モードであって、第1ヒューズ回路F1の第1電気ヒューズef1が溶断されていてHレベルの第1ラッチデータFD1がラッチ回路25にラッチされていて第1選択信号WT1が第1ヒューズ回路F1に出力された時、プルダウン用トランジスタT6はオンからオフなるとともに、プルアップ用トランジスタT7は、一定時間t1オフからオンとなる。この時、第1ヒューズ回路F1の第2及び第3プログラム用トランジスタT12,T13、トランスファーゲート回路TFはオンとなる。
そして、同様に、接続点(ノードNz)のノード電圧Vnzは、プルアップ用トランジスタT7がオフするまで、Lレベルから切断判定電圧Vrefを超えてHレベルに向かって上昇し、Lレベルの通電信号APが第1プログラム用トランジスタT11に出力される。
このとき、第2及び第3プログラム用トランジスタT12,T13がオンであるため、第1プログラム用トランジスタT11がLレベルの通電信号APにてオンされることによって、第1電気ヒューズef1は通電される。また、第1ヒューズ回路F1のトランスファーゲート回路TFがオン状態にあるため、第2ノードN2のノード電圧Vn2が接続点(ノードNz)に印加され、ノード電圧Vnzに反映される。
この状態において、第1電気ヒューズef1が先のプログラムにおいて、完全に切断されていて第1電気ヒューズef1の抵抗値が予め定めた高抵抗値になっている場合、プルアップ用トランジスタT7がオフすると、第2ノードN2のノード電圧Vn2(ノード電圧Vnz)は切断判定電圧Vref以下となる。
その結果、コンパレータ38はHレベルの通電信号APを直ちに出力し、第1電気ヒューズef1への通電を直ちに終了する。
ところで、この状態において、第1電気ヒューズef1が先のプログラムにおいて、完全に切断さたにもかかわらず、グローバック等によって第1電気ヒューズef1の抵抗値が予め定めた高抵抗値よりは小さいけれども切断時の抵抗値より大きくなっている場合がある。この場合、プルアップ用トランジスタT7がオフしても、第2ノードN2のノード電圧Vn2(ノード電圧Vnz)は切断判定電圧Vref以下にならない。
従って、この時点では、コンパレータ38は、Lレベルの通電信号APを第1プログラム用トランジスタT11に出力し続ける。その結果、第1電気ヒューズef1は通電される。
そして、第1電気ヒューズef1の通電が進み、それに従い第1電気ヒューズef1の抵抗値が高くなるとともに、その抵抗値と相対して第2ノードN2のノード電圧Vn2が低下する。やがて、通電が進み、第1電気ヒューズef1の抵抗値が予め定めた高抵抗値になって、第2ノードN2のノード電圧Vn2(ノード電圧Vnz)が切断判定電圧Vrefまで低下すると、コンパレータ38はHレベルの通電信号APを出力する。即ち、Hレベルの第1選択信号WT1がLレベルに消失する前に、コンパレータ38はHレベルの通電信号APを出力する。
そして、第1プログラム用トランジスタT11はオフされ、第1電気ヒューズef1は、Hレベルの第1ラッチデータFD1に基づいて再溶断(切断)される。
つまり、グローバック等によって抵抗値が予め定めた高抵抗値よりは小さいけれども切断時の抵抗値より大きくなっている第1電気ヒューズef1について、再度、溶断することができる。
これによって、当初溶断した第1電気ヒューズef1が、グローバック等によって抵抗値が予め定めた高抵抗値より大きくなることを未然に防止することができる。
しかも、ラッチ回路25がその時にラッチした第1ラッチデータFD1に基づいて第1電気ヒューズef1を再切断するかどうかを判断し、Hレベルの第1ラッチデータFD1のとき、第1電気ヒューズef1を再切断するようにした。従って、新たに外部装置を使って再度プログラムモードにして外部装置からの第1データ信号DW1に基づいて第1電気ヒューズef1を溶断させることはない。
また、第1電気ヒューズef1を第1ラッチデータFD1に基づいて再溶断(切断)する際、第2ノードN2のノード電圧Vn2(ノード電圧Vnz)が切断判定電圧Vrefまで低下した時、再溶断を終了するようにした。従って、その時の第1電気ヒューズef1の抵抗値に応じて、第1電気ヒューズef1の通電時間が制御され、無駄な消費電力の消費を抑えることがでる。また、第1〜第n電気ヒューズef1〜efnの抵抗値を常に一定の値にする維持することができる。
次に上記のように構成したヒューズプログラム回路12の動作について説明する。
(プログラムモード)
ここで、説明の便宜上、第1ヒューズ回路F1の第1電気ヒューズef1を溶断しないで、第2ヒューズ回路F2の第2電気ヒューズef2を溶断する場合について説明する。
いま、外部装置から、ヒューズプログラム回路12の各ヒューズ回路F1〜Fnの電気ヒューズef1〜efnへのプログラムが行われるべく、Lレベルのプログラムモード信号XPGがヒューズプログラム回路12に出力される。
続いて、選択信号生成回路20から第1〜第nヒューズ回路F1〜Fnをそれぞれ選択するHレベルの第1〜第n選択信号WT1〜WTnが順次出力される。
また、順次出力される第1〜第n選択信号WT1〜WTnに同期して、外部装置から各ヒューズ回路F1〜Fnの電気ヒューズef1〜efnをプログラムするためのLレベル又はHレベルの第1〜第nデータ信号DW1〜DWnが対応するヒューズ回路F1〜Fnにそれぞれ順次出力される。
そして、第1ヒューズ回路F1に第1電気ヒューズef1を溶断させないLレベルの第1データ信号DW1が第1選択信号WT1と同期して入力されると、第1ヒューズ回路F1の第2〜第3プログラム用トランジスタT12〜T13はLレベルの第1データ信号DW1に基づいてオフ状態となる。
従って、第1プログラム用トランジスタT11がLレベルの通電信号APにてオンされているが、第1電気ヒューズef1には電流が流れず、第1電気ヒューズef1は溶断されない。
やがて、Hレベルの第1選択信号WT1がLレベルに消失すると、第1ヒューズ回路F1の第1〜第3プログラム用トランジスタT11〜T13はオフし、第1ヒューズ回路F1のLレベルの第1データ信号DW1に基づくプログラムは終了する。
続いて、第2ヒューズ回路F2に第2電気ヒューズef2を溶断さるHレベルの第2データ信号DW2が第2選択信号WT2と同期して入力されると、第2ヒューズ回路F2の第2〜第3プログラム用トランジスタT12〜T13はHレベルの第2データ信号DW2に基づいてオン状態となる。
従って、第1プログラム用トランジスタT11がLレベルの通電信号APにてオンされることによって、第2電気ヒューズef2は通電される。このとき、第2ヒューズ回路F2のトランスファーゲート回路TFがオン状態にあるため、第2ノードN2のノード電圧Vn2が接続点(ノードNz)に印加され、ノード電圧Vnzに反映される。
そして、第2電気ヒューズef2の通電が進み、それに従い第2電気ヒューズef2が溶断されて第2ノードN2のノード電圧Vn2が切断判定電圧Vrefまで低下すると、コンパレータ38は、Hレベルの第1選択信号WT1がLレベルに消失する前に、コンパレータ38はHレベルの通電信号APを出力する。
そして、第1プログラム用トランジスタT11はオフされ、第2ヒューズ回路F2のHレベルの第2データ信号DW2に基づくプログラムは終了する。
以後、同様にして、他のヒューズ回路についてもプログラムが行われる。
(再切断モード)
次に、再切断モードの作用について説明する。
ここで、説明の便宜上、上記プログラムモードで、第1ヒューズ回路F1の第1電気ヒューズef1を溶断しないで、第2ヒューズ回路F2の第2電気ヒューズef2を溶断した場合であって、該半導体集積回路装置10に対してパワーオンリセット信号が入力されて、切断された各ヒューズについて再切断する場合について説明する。
いま、半導体集積回路装置10にパワーオンリセット信号が入力され、半導体集積回路装置10の内部回路11からヒューズプログラム回路12の各ヒューズ回路F1〜Fnの切断された電気ヒューズef1〜efnに対して再切断を行うべく、Hレベルのプログラムモード信号XPGが内部回路11からヒューズプログラム回路12に出力される。
なお、Hレベルのプログラムモード信号XPGがヒューズプログラム回路12に出力される前に、内部回路11からリード信号RDに基づいて、各ヒューズ回路F1〜Fnのラッチ回路25には、先のプログラムモードによって切断されているかどうかの第1〜第nラッチデータFD1〜FDnがラッチされている。従って、この場合、第1ヒューズ回路F1のラッチ回路25には、Lレベルの第1ラッチデータFD1が、第2ヒューズ回路F2のラッチ回路25には、Hレベルの第2ラッチデータFD2が、それぞれラッチされそれぞれの切換回路30に出力されている。
この状態から、選択信号生成回路20から第1〜第nヒューズ回路F1〜Fnをそれぞれ選択するHレベルの第1〜第n選択信号WT1〜WTnが順次出力される。
そして、ラッチ回路25から第1ヒューズ回路F1の切換回路30に第1電気ヒューズef1が溶断されてないLレベルの第1ラッチデータFD1が第1選択信号WT1と同期して入力されると、第1ヒューズ回路F1の第2〜第3プログラム用トランジスタT12〜T13はLレベルの第1データ信号DW1に基づいてオフ状態となる。
この時、第1プログラム用トランジスタT11がLレベルの通電信号APにてオンされているが、第1電気ヒューズef1には電流が流れず、第1電気ヒューズef1は溶断されない。
やがて、Hレベルの第1選択信号WT1がLレベルに消失すると、第1ヒューズ回路F1の第1〜第3プログラム用トランジスタT11〜T13はオフし、第1ヒューズ回路F1に設けたラッチ回路25のLレベルの第1ラッチデータFD1に基づく再切断は終了する。
続いて、第2ヒューズ回路F2に第2選択信号WT2が入力されると、第2ヒューズ回路F2の第2〜第3プログラム用トランジスタT12〜T13は、第2ヒューズ回路F2のラッチ回路25のラッチするHレベルの第2ラッチデータFD2に基づいてオン状態となる。
そして、第1プログラム用トランジスタT11がLレベルの通電信号APにてオンされることによって、第2電気ヒューズef2は通電される。このとき、第2ヒューズ回路F2のトランスファーゲート回路TFがオン状態にあるため、第2ノードN2のノード電圧Vn2が接続点(ノードNz)に印加され、ノード電圧Vnzに反映される。
そして、同様に、接続点(ノードNz)のノード電圧Vnzは、プルアップ用トランジスタT7がオフするまで、Lレベルから切断判定電圧Vrefを超えてHレベルに向かって上昇し、Lレベルの通電信号APが第1プログラム用トランジスタT11に出力される。
このとき、第2及び第3プログラム用トランジスタT12,T13がオンであるため、第1プログラム用トランジスタT11がLレベルの通電信号APにてオンされることによって、第1電気ヒューズef1は通電される。また、第1ヒューズ回路F1のトランスファーゲート回路TFがオン状態にあるため、第2ノードN2のノード電圧Vn2が接続点(ノードNz)に印加され、ノード電圧Vnzに反映される。
この状態において、第2電気ヒューズef2が先のプログラムにおいて、完全に切断されていて第2電気ヒューズef2の抵抗値が予め定めた高抵抗値になっている場合、プルアップ用トランジスタT7がオフすると、第2ノードN2のノード電圧Vn2(ノード電圧Vnz)は切断判定電圧Vref以下となる。
その結果、コンパレータ38はHレベルの通電信号APを直ちに出力し、第2電気ヒューズef2への通電を直ちに終了する。
ここで、第2電気ヒューズef2が先のプログラムにおいて、完全に切断さたにもかかわらず、グローバック等によって第2電気ヒューズef2の抵抗値が予め定めた高抵抗値よりは小さいけれども切断時の抵抗値より大きくなっている場合がある。この場合、プルアップ用トランジスタT7がオフしても、第2ノードN2のノード電圧Vn2(ノード電圧Vnz)は、図11に示すように、切断判定電圧Vref以下にならない。
従って、この時点では、コンパレータ38は、Lレベルの通電信号APを第1プログラム用トランジスタT11に出力し続ける。その結果、第2電気ヒューズef2は通電される。
そして、第2電気ヒューズef2の通電が進み、第2ノードN2のノード電圧Vn2(ノード電圧Vnz)が切断判定電圧Vrefまで低下すると、コンパレータ38はHレベルの通電信号APを出力する。即ち、Hレベルの第2選択信号WT2がLレベルに消失する前に、コンパレータ38はHレベルの通電信号APを出力する。
そして、第1プログラム用トランジスタT11はオフされ、第2電気ヒューズef2は、Hレベルの第2ラッチデータFD2に基づいて再溶断(切断)される。
つまり、グローバック等によって抵抗値が予め定めた高抵抗値よりは小さいけれども切断時の抵抗値より大きくなっている第2電気ヒューズef2について、再度、溶断することができる。
これによって、当初溶断した第2電気ヒューズef2が、グローバック等によって抵抗値が予め定めた高抵抗値より大きくなることを未然に防止することができる。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態によれば、第1〜第n電気ヒューズef1〜efnが溶断された後に、グローバック等によって抵抗値が予め定めた高抵抗値よりは小さいけれども切断時の抵抗値より大きくなっても、パワーオンリセットするごとに、再度、溶断することができる。
これによって、当初溶断した電気ヒューズが、グローバック等によって抵抗値が予め定めた高抵抗値より大きくなることを未然に防止することができる。
(2)しかも、本実施形態によれば、ラッチ回路25がその時にラッチした第1〜第nラッチデータFD1〜FDnに基づいて第1電気ヒューズef1〜efnを再切断するかどうかを判断し、第1〜第nラッチデータFD1〜FDnがHレベルのとき、第1〜第nラッチデータFD1〜FDnを再切断するようにした。従って、新たに外部装置を使って再度プログラムモードにして、新たに外部装置を使って第1〜第nラッチデータFD1〜FDnに基づいて第1電気ヒューズef1を溶断させることはない。
(3)また、本実施形態によれば、第1〜第n電気ヒューズef1〜efnを第1〜第nラッチデータFD1〜FDnに基づいて再溶断(再切断)する際、第2ノードN2のノード電圧Vn2(ノード電圧Vnz)が切断判定電圧Vrefまで低下した時、再溶断を終了するようにした。従って、その時の第1〜第n電気ヒューズef1〜efnの抵抗値に応じて、第1〜第n電気ヒューズef1〜efnの通電時間がそれぞれ制御され、無駄な消費電力の消費を抑えることがでる。また、第1〜第n電気ヒューズef1〜efnの抵抗値を常に一定の値にする維持することができる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
上記実施の形態は、以下の態様で実施してもよい。
○上記実施形態では、半導体集積回路装置10について、パワーオンリセット信号を入力する毎に、ヒューズプログラム回路12を再切断モードにするようにした。これを、パワーオンリセット信号を予め定めた回数入力するたび毎に、再切断モードにするようにしてもよい。また、予め定めた時間経過する毎に、自動的に再切断モードにするようにしてもよい。
○上記実施形態では、再切断モードの時、半導体集積回路装置10の内部回路11からヒューズプログラム回路12にHレベルのプログラムモード信号XPGを出力したが、ヒューズプログラム回路12内でプログラムモード信号XPGを生成してもよい。
○上記実施形態では、再切断モードの時、半導体集積回路装置10の内部回路11からヒューズプログラム回路12に第1〜第n選択信号WT1〜WTnを出力したが、ヒューズプログラム回路12内でプ第1〜第n選択信号WT1〜WTnを生成してもよい。
○上記実施形態では、再切断モードの時、半導体集積回路装置10の内部回路11からヒューズプログラム回路12にリード信号RDを出力したが、ヒューズプログラム回路12内でリード信号RDを生成してもよい。
10 半導体集積回路装置
11 内部回路
12 ヒューズプログラム回路
13 電流リミッタ回路
14 切断回路
15 定電流源回路
20 選択信号生成回路
21,46 ノア回路
22〜24,26,27,35,36,39,41〜45 インバータ回路
25 ラッチ回路
28,31〜34 ナンド回路
30 切換回路
38 コンパレータ
40 トリガー信号生成回路
47 遅延回路
F1〜Fn 第1〜第nヒューズ回路
ef1〜efn 第1〜第n電気ヒューズ
T1〜T4 第1〜第4リード用トランジスタ
T11〜T14 第1〜第4プログラム用トランジスタ
TF トランスファーゲート回路
AP 通電信号
DW1〜DWn 第1〜第nデータ信号
FD1〜FDn 第1〜第nラッチデータ
RD リード信号
WT1〜WTn 第1〜第n選択信号
XPG プログラムモード信号
Vn2,Vnz ノード電圧
Vref 切断判定電圧

Claims (5)

  1. 電流を流すことによって溶断し切断される電気ヒューズと前記電気ヒューズの切断の有無をラッチデータとしてラッチするラッチ回路を含むヒューズ回路を複数有したヒューズプログラム回路のヒューズ再切断方法であって、
    前記ヒューズ回路中の電気ヒューズについて、前記ラッチ回路がラッチしたラッチデータが、該電気ヒューズが切断されているラッチデータである時、該電気ヒューズを通電させるようにしたことを特徴とするヒューズプログラム回路のヒューズ再切断方法。
  2. 請求項1に記載のヒューズプログラム回路のヒューズ再切断方法において、
    前記電気ヒューズを通電する通電時間は、その時の前記電気ヒューズの抵抗値によって変更し、前記電気ヒューズの抵抗値が予め定めた高抵抗値になるまで通電させることを特徴とするヒューズプログラム回路のヒューズ再切断方法。
  3. 電流を流すことによって溶断し切断される電気ヒューズと前記電気ヒューズの切断の有無をラッチデータとしてラッチするラッチ回路を含むヒューズ回路を複数有したヒューズプログラム回路であって、
    前記各ヒューズ回路が個々に選択されるごとに、前記選択されたヒューズ回路のラッチ回路のラッチデータを入力し、前記ラッチデータが、該電気ヒューズが切断されているラッチデータである時、該電気ヒューズの抵抗値に応じた時間だけ該電気ヒューズを通電させる通電信号を出力する切断回路を設けたことを特徴とするヒューズプログラム回路。
  4. 請求項3に記載のヒューズプログラム回路において、
    前記切断回路は、通電される前記電気ヒューズの抵抗値が通電により予め定めた高抵抗値になったとき、前記通電信号を消失させることを特徴とするヒューズプログラム回路。
  5. 請求項4に記載のヒューズプログラム回路において、
    前記切断回路は、前記電気ヒューズの抵抗値に相対して変動するノード電圧と予め定めた切断判定電圧とを入力し、両電圧を比較するコンパレータを有し、前記コンパレータは、前記電気ヒューズが通電により抵抗値が大きくなり前記ノード電圧が前記切断判定電圧より高くなったとき、前記通電信号を消失させることを特徴とするヒューズプログラム回路。
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