JP2011032625A - テープ用編地及びそれを用いた皮膚貼着用テープ、並びにテープ用編地の製造方法 - Google Patents

テープ用編地及びそれを用いた皮膚貼着用テープ、並びにテープ用編地の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、皮膚にしっかりと貼着し、使用中に緩むことがなく関節部位のような大きく屈曲・伸縮する部位でも十分な固定性能と、皮膚表面の動きに追従する伸縮性とを有しており、且つ長時間貼着しても端部が剥がれにくい皮膚貼着用テープ、テープ用編地及びその製造方法を提供することである。
【解決手段】前記目的を達成することができたテープ用編地は、非弾性糸と弾性糸とでパワーネット組織に編成された経編地であって、厚みが0.3〜0.6mmであることを特徴とするものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、テープ用編地及びそれを用いた皮膚貼着用テープ、並びにテープ用編地の製造方法に関するものであり、より詳しくは、スポーツや整体、リハビリにおける体型補強若しくは補正等の整形外科領域、或いは、絆創膏、パップ剤、プラスター剤、パック剤、パッチ剤等の各科皮膚外用部材に用いられる皮膚貼着用テープ、テープ用編地及びその製造方法に関するものである。
皮膚貼着用テープは、医療分野やスポーツ分野において、医療用救急絆創膏やプラスター、テーピング用テープ等の様々な用途に利用されている。特に、関節部や筋肉等の施部を固定し、当該部位を支持、補強、圧迫することにより痛みを軽減し、更には治癒を促進する効果があり、また、比較的安価で安全であることから、スポーツにおける傷害の予防や応急措置に好適に利用されている。近年では、用途・施部に応じて様々な形状に成形され、粘着テープや粘着シートとして製造販売されている。更には後述する如き絆創膏等で代表される皮膚外用部材としても用いられている。
皮膚貼着用テープは、貼着機能の他に、伸縮性、キックバック性(復元性又は圧迫性)、低モジュラス性、柔軟性、低刺激性、撥水性等の様々な機能や性能が求められている。例えば、関節部のような大きく屈曲・伸縮する部位に用いられる場合、施部を固定できる程度の適度な拘束力・伸縮応力が必要でありながら、皮膚の動きに追従できる程度の適度な伸縮性を有することも必要である。また、テーピングによる固定性を持続させるため、時間が経っても応力が緩和しない十分なキックバック性を有することが重要である。さらに、ある程度の長時間に亘って快適に貼着し続けることができるためには、高い通気性を有することが好ましい。なお、ほつれや捲れが起りにくい、取り扱い易いことが望まれている。
従来、皮膚貼着用テープの基材としては、綿織物に伸縮性を有する糸を織り込んだ伸縮織物、撚り糸からなる強撚布等が用いられてきた。例えば、曲面形状部分に対しても追随性を向上させてずれ易さを押え、使用中は患部を確実に固定維持するバンデージが提案されている(特許文献1)。しかし、このバンデージは、長さ方向の伸長率が10〜40%、幅方向の伸長率が4〜15%と低いので、肘や膝のような大きく屈曲・伸縮する部位に貼着されたときの固定維持効果は高くなるが、他方追随性が十分とは言えず貼着部の動きを拘束し過ぎる問題があった。また、これらの織物を用いた皮膚貼着用テープは、低モジュラスであると共に適度な強度を有する反面、伸縮性やキックバック性に乏しいため、施部への固定性が悪く、貼付部分がずれやすいという問題があった。
また、追随性を改善するために、例えば、テープ状細幅経編物(特許文献2)や経編編成組織のテープ状編成基材(特許文献3)が提案されている。これらのテープ状物は、伸長性が高く追随性は向上したが、経・緯の伸長応力が十分でなく、屈曲運動の激しい肘、膝指関節に貼付されたときには、拘束効果が低いという問題があった。また、振り組織で編成されるため、厚みが大きくなったり、テープ状にカットした後にカールしやすいという問題もあった。
特開2002−204810号公報 特開昭62−53456号公報 特開2001−161742号公報
本発明は、かかる従来技術の問題を背景になされたものであり、その目的は、皮膚にしっかりと貼着され、使用中に緩むことがなく関節部のような大きく屈曲・伸縮する部位でも十分な固定性能と、皮膚表面の動きに追従する伸縮性とを有しており、且つ長時間貼着しても端部が剥がれにくい皮膚貼着用テープ、テープ用編地及びその製造方法を提供することにある。
本発明者らは、前記課題を鋭意検討した結果、本発明を完成するに至った。即ち、本発明のテープ用編地は、非弾性糸と弾性糸とでパワーネット組織に編成された経編地であって、厚みが0.3〜0.6mmであることを特徴とするものである。この様に、非弾性糸と弾性糸とでパワーネット組織に編成された経編地とすることで、テープ用編地は縦・横方向(長さ方向・幅方向)のいずれにも伸縮性が付与されると共に、通気性にも優れている。また、厚みを前記範囲とすることで、テープ用編地は関節部の動きを妨げることなく、しかも施部を適切に拘束することができる。
前記テープ用編地は、非弾性糸の繊度が33〜100dtexで、弾性糸の繊度が15
5〜470dtexであり、コース密度が150〜210本/インチ、ウェル密度が30〜50本/インチであることが好ましい。また、破断伸度が経・緯とも140%以上であること、破断強度が経・緯とも150N以上であること、20%伸長時の応力が経・緯とも1〜10Nであることを個別にまたは全て満足することが好ましい。
また、前記テープ用編地は、破断伸度の80%伸長後の伸長回復率が経・緯とも80%以上であることが好ましい。経/緯の伸長率比が1.0〜10であることが好ましい。なお、通気度が250〜500cc/cm2・sであることが好ましい。
本発明の皮膚貼着用テープは、前記テープ用編地を用いたことを特徴とするものである。この皮膚貼着用テープは、粘着剤層がテープ用編地のニードルループ面に積層されていることが好ましい。本発明の皮膚貼着用テープは、絆創膏用シートとして使用することができる。
なお、前記テープ用編地の製造方法も本発明に含まれる。本発明のテープ用編地の製造方法は、非弾性糸を2枚のガイドバーでそれぞれハーフセットで配置し、0〜1針振りで互いに反対方向にオーバーラップ及びアンダーラップさせつつ、弾性糸を2枚のガイドバーでそれぞれハーフセットで配置し、1針振りで互いに反対方向に挿入することにより、パワーネット組織に編成することを特徴とするものである。
本発明のテープ用編地を用いることにより、皮膚にしっかりと貼着し、使用中に緩むことのない固定性能と、皮膚表面の動きに追従する伸縮性とを有すると共に、長時間の着用でも端部のほつれが起りにくい皮膚貼着用テープを実現することができる。また、本発明の皮膚貼着用テープは通気性が高いので、肘や膝の内側の蒸れやすい部位でも快適に使用できる。
本発明の皮膚貼着用テープの構成を説明する断面図である。 ジャンボ巻を説明する斜視図である。 本発明の皮膚貼着用テープの作製方法を説明する概略図である。 カーリング性の測定方法を説明する概略図である。
以下、本発明の実施形態を詳細に説明するが、本発明は、下記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
まず、本発明のテープ用編地について詳細に説明する。
本発明のテープ用編地は、非弾性糸と弾性糸とでパワーネット組織に編成された経編地であって、その厚みが0.3〜0.6mmであることを特徴とするものである。
<非弾性糸>
前記非弾性糸に使用できる繊維素材としては、例えば、ポリエステル、ナイロン、ポリオレフィン等の合成繊維や、再生セルロース等の半合成繊維、綿等の天然繊維が挙げられる。機能性や貼着時快適性などに応じて、これらの繊維は、単独或いは多種を混合して使用することができる。例えば、ポリエステル繊維に、綿やレーヨン等の吸湿性の高い繊維或いはナイロンを混合することで、貼着時快適性の向上したテープ用編地を得ることができる。
本発明のポリエステルとは、ポリエチレンテレフタレートを80モル%以上含むポリエステルを指す。また、酸成分として、テレフタル酸又はその機能的誘導体の他に20モル%未満、好ましくは10モル%未満のイソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ナフタール酸、p−オキシ安息香酸、2,5−ジメチルテレフタル酸、ビス(p−カルボキシフェノキシ)エタン、2,6−ナフタレンジカルボン酸、3,5−ジ(カルボメトキシ)ベンゼンスルホン酸塩又はそれらの機能的誘導体を用いることができる。グリコール成分として、エチレングリコールの他にジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,4−ピロキシメチルシクロヘキサン等の2価アルコールを用いることができる。さらに、例えば、難燃性を付与するために芳香族ポリホスホネ−トを共重合した共重合物を用いることもできる。
本発明のナイロンとは、ナイロン6やナイロン66を80モル%以上含むポリアミドを指す。ナイロンの相対粘度は2.5〜4.0であることが好ましく、3.0〜3.8であることがより好ましい。
前記合成繊維に酸化防止剤、艶消剤、着色剤、染色性向上剤、難燃性向上剤、制電剤等を添加しても差支えない。
前記繊維の形態は、短繊維であっても長繊維であっても良く、また生糸でも糸加工を施してもよいが、適度な通気性を得るためには糸加工を施していない生糸(フラットヤーン)を用いることが好適である。生糸を用いることにより、生地が薄くなり貼着された時に外衣と接触してもほつれにくくなる利点がある。
また、前記非弾性糸の繊度は、33dtex以上であることが好ましく、40dtex以上であることがより好ましく、120dtex以下であることが好ましく、100dtex以下であることがより好ましい。非弾性糸の繊度を前記範囲とすることで、適度な厚みを有する編地を得ることができる。一方、繊度が33dtexより小さいと、編地が薄くなりすぎて貼付基材として適さない。また、120dtexより太いと、厚みが厚くなりすぎるだけではなく、弾性糸とのバランスが悪くなり伸度や伸長応力が低下する。
<弾性糸>
前記弾性糸に使用できる繊維素材は、例えばポリウレタンを主体とする重合体組成物を用いることができる。かかるポリウレタンとしては、ポリエーテル系、ポリエステル系、ポリカーボネート系など公知のポリウレタンが挙げられ、これらはポリイソシアネート、ポリマージオール、所望により低分子多官能活性水素化合物を反応させて得ることができる。
使用し得るポリイソシアネートとしては、例えば4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネートなどの1種またはこれらの混合物を用いることができる。中でも好ましいのは4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートである。
使用し得るポリマージオールは、両末端にヒドロキシル基を持つ分子量が600〜7000の実質的に線状の重合体であり、例えばポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポリプロピレンエーテルグリコール、ポリエチレンエーテルグリコール、ポリペンタメチレンエーテルグリコールなどのポリエーテルポリオール;コポリ(テトラメチレン/ネオペンチレン)エーテルジオール、コポリ(テトラメチレン/2−メチルブチレン)エーテルジオール、コポリ(テトラメチレン/2,3−ジメチルブチレン)エーテルジオール、コポリ(テトラメチレン/2,2−ジメチルブチレン)エーテルジオールなど、炭素数6以下のアルキレン基を含むコポリエーテルポリオール;アジピン酸、セバシン酸、マレイン酸、イタコン酸、アゼライン酸、マロン酸、コハク酸、グルタール酸、スベリン酸、ドデカンジカルボン酸、β―メチルアジピン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸などの2塩基酸の1種または2種以上とエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ジメチロールシクロヘキサンなどのグリコールの1種または2種以上を反応させて得られたポリエステルポリオールや、ポリエーテルエステルジオール、ポリラクトンジオール、ポリカーボネートジオールなどの任意のポリオールを用いることができる。
また、前記弾性糸の繊度は、70dtex以上であることが好ましく、155dtex以上であることがより好ましく、550dtex以下であることが好ましく、470dtex以下であることがより好ましい。弾性糸の繊度を前記範囲とすることで、適度な固定機能を有する編地を得ることができる。一方、繊度が70dtexより小さいと、伸長応力が低下し、施部を拘束する作用が低下する。また、550dtexより太いと、逆に伸長応力が高まり、貼着テープが施部を強く固定してしまったり、締付けが強くて着用感が悪くなりやすい。
編地を構成する非弾性糸と弾性糸の混率は、特に限定されないが、非弾性糸:弾性糸を、55質量%:45質量%〜93質量%:7質量%とすることが好ましい。非弾性糸と弾性糸の混率を前記範囲とすることで、伸縮性と固定性のバランスの良い編地を得ることができる。一方、非弾性糸が55質量%未満である(即ち弾性糸が45質量%を超える)と、染色された生地の堅牢度が悪くなり、また生地がカールし易くなるため、好ましくない。また、非弾性糸が93質量%を超える(即ち弾性糸が7質量%未満である)と、生地の伸縮性が著しく低下するため、好ましくない。
なお、本発明のテープ用編地は、非弾性糸と弾性糸との混繊糸を用いても良く、非弾性糸と弾性糸とを交編しても良い。
<組織>
本発明のテープ用編地の組織は、トリコット編、ラッシェル編、ミラニーズ編を含む経編であればいずれでも良いが、パワーネット組織に編成された経編地であることが好ましい。非弾性糸と弾性糸とでパワーネット組織に編成された経編地とすることで、縦・横の両方向に伸縮性を付与することができ、肩、肘、手首、膝、踵のような可動域が大きな関節部でも好適に利用できる。また、パワーネット組織の経編地は通気性に優れているため、肘や膝の内側の蒸れやすい部位でも快適に使用できる。ここで言うパワーネット組織とは、経方向と緯方向を連結する糸条が少なくとも1コースまたは1ウェル連結されていない空間を有するメッシュ生地に、弾性糸を挿入したファブリックである。
<厚み>
本発明のテープ用編地の厚みは、0.3mm以上であることが好ましく、0.35mm以上であることがより好ましく、0.6mm以下であることが好ましく、0.55mm以下であることがより好ましい。テープ用編地の厚みを前記範囲とすることで、関節部の動きを妨げることなく、しかも施部を適切に拘束する皮膚貼着用テープを得ることができる。一方、厚みが0.3mmより薄いと、施部を拘束する効果が低下する。また、0.6mmより厚いと、運動するときの関節部の動きを妨げるだけではなく、蒸れやすくなることもある。
<密度>
本発明のテープ用編地のコース密度は、140本/インチ以上であることが好ましく、150本/インチ以上であることがより好ましく、210本/インチ以下であることが好ましく、200本/インチ以下であることがより好ましい。また、ウェル密度は、25本/インチ以上であることが好ましく、30本/インチ以上であることがより好ましく、50本/インチ以下であることが好ましく、40本/インチ以下であることがより好ましい。編地の密度を前記範囲とすることで、施部を拘束すると共に関節部の動きを妨げることのない皮膚貼着用テープを得ることができる。一方、コース密度が140本/インチ未満或いはウェル密度が25本/インチ未満であると、編地の伸縮力が低下し、十分な拘束力が得られない恐れがある。また、コース密度が210本/インチ超或いはウェル密度が50本/インチ超の場合、編地が厚くなったり、硬くなったりするため、関節部の動きを妨げるだけではなく、通気度が低下して蒸れやすくなる。
<破断伸度及び破断強度>
本発明のテープ用編地は、複雑に大きく屈曲する関節部にも好適に用いられるために、経・緯ともに大きく伸縮し、且つ十分な拘束力を有することが望ましい。
前記テープ用編地の破断伸度は、経・緯とも140〜400%であることが好ましく、140〜300%であることがより好ましい。破断伸度を前記範囲とすることで、拘束性と追随性のバランス良いテープ用編地を得ることができる。一方、破断伸度が140%未満であると、関節部の屈曲に追従し難くなる。また、400%を超えると、関節部の拘束力が低下する。
前記テープ用編地の破断強度は、150〜400Nであることが好ましく、150〜350Nであることがより好ましい。破断強度を前記範囲とすることで、適度な拘束力を有するテープ用編地を得ることができる。一方、破断強度が150N未満であると、関節を大きく屈曲するときの拘束力が弱くなり、施部を保護する効果が低下する。また、破断強度が400Nを超えると、拘束力が強くなり過ぎて、関節の可動域を狭め身体の運動能力が低下する恐れがある。
なお、前記破断伸度とは、JIS L 1096 ストリップ法により測定した、掴み間10cm、幅5cmの試料が破断したときの引張り伸度である。また、前記破断強度とは、そのときの最大応力である。
<20%伸長時の応力>
本発明のテープ用編地は、関節を動かさない安静状態でも好適な締付け感を有することが望ましい。この締付け感は、編地の20%伸長時の応力で評価される。
前記テープ用編地の20%伸長時の応力は、1N以上であることが好ましく、1.5N以上であることがより好ましく、10N以下であることが好ましく、5N以下であることがより好ましい。20%伸長時の応力を前記範囲とすることで、関節を動かさない状態で好適な締付け感を得ることができる。一方、応力が1N未満では、緩み感が出てテーピング効果を得にくくなる。また、10Nを超えると、安静時の施部の絞付け感が強くなりすぎて好ましくない。
なお、20%伸長時の応力とは、JIS L 1096A法により測定した、掴み間20cm、幅5cmの試料を20%伸長するまで引張った時の引張応力である。
<伸長回復率>
本発明のテープ用編地は、大きく屈曲する関節部に使用されても、使用中に緩むことがなく、且つ良好な伸長回復率を有することが望ましい。この伸長回復率は、破断伸度の80%伸長後の伸長回復率で評価される。
前記テープ用編地の伸長回復率は、経・緯とも80%以上であることが好ましく、完全に回復できること(100%)が最も好ましい。伸長回復率が80%以上であれば、大きく屈曲する関節部に使用されても、使用中に緩むことがないテープ用編地を得ることができる。一方、伸長回復率が80%未満であると、使用中に緩み易くなる。
<200gf荷重時及び1500gf荷重時の伸長率>
関節部が大きく屈曲して伸縮量が多い皮膚に適用される部分では、テープ用編地に対して高い伸長性と強いキックバック性が要求される。他方、関節部から比較的離れた皮膚に適用される部分では、締付けすぎないようキックバック性を若干抑制することが必要である。従って、テープ用編地としては、皮膚が大きく伸縮する部分と少しだけ伸縮する部分のそれぞれに対して、適当なキックバック性を有することが望ましい。
本発明者らは、前記低伸長時および高伸長時のキックバック性の指標として、200gf荷重時及び1500gf荷重時の伸長率を重視しており、200gf荷重時と1500gf荷重時の伸長率をそれぞれ下記の範囲とすることで、関節部のような伸縮の大きい部分でも、関節部から離れて伸縮が大きくない部分でも、十分な固定性能を保持しつつ、キックバック性のバランスが良いテープ用編地が得られることを見出した。
前記低伸長時のキックバック性は、200gf荷重時の伸長率により評価される。200gf荷重時の経方向の伸長率としては、10%以上が好ましく、15%以上がより好ましく、20%以上がさらに好ましい。また、50%以下が好ましく、40%以下がより好ましく、30%以下がさらに好ましい。一方、200gf荷重時の緯方向の伸長率としては、1%以上が好ましく、3%以上がより好ましく、5%以上がさらに好ましい。また、40%以下が好ましく、30%以下がより好ましく、20%以下がさらに好ましい。
前記高伸長時のキックバック性は、1500gf荷重時の伸長率により評価される。1500gf荷重時の経方向の伸長率としては、50%以上が好ましく、90%以上がより好ましく、110%以上がさらに好ましい。また、250%以下が好ましく、200%以下がより好ましく、160%以下がさらに好ましい。一方、1500gf荷重時の緯方向の伸長率としては、20%以上が好ましく、30%以上がより好ましく、45%以上がさらに好ましい。また、120%以下が好ましく、90%以下がより好ましく、75%以下がさらに好ましい。
なお、前記200gf荷重時及び1500gf荷重時の伸長率とは、それぞれ、JIS L 1096 8.14 伸長率A法により測定し、200gf荷重時及び1500gf荷重時の伸長率(%)を求めたものである。
<経/緯の伸長率比>
本発明における経・緯のキックバック性のバランスは、200gf〜1500gf荷重時の経/緯の伸長率比により評価される。本発明のテープ用編地の経/緯の伸長率比は、200gf〜1500gf荷重において、1以上が好ましく、1.5以上がより好ましく、2以上がさらに好ましい。また、10以下が好ましく、6以下がより好ましく、5以下がさらに好ましい。
本発明のテープ用編地は、経/緯の伸長率比を前記範囲とすることで、緯方向(テープの長さ方向)よりは経方向(テープの幅方向)の方が良く伸縮するため、関節部によく追随することができ、例えば、絆創膏用シートなどに使用する場合、端部捲れを防止することができる。一方、従来の絆創膏用シートなどは、緯方向に伸縮性があり経方向に殆ど伸縮性がない織物を用いたり、経・緯が同じ程度伸びるフィルムを用いるため、関節部への追随が不十分で、端部捲れが発生しやすい。
なお、前記経/緯の伸長率比は、前記方法と同様にしてテープ用編地に一定の荷重(200gf〜1500gf)をかけた状態の経・緯の伸長率をそれぞれ測定した後、経方向の伸長率を緯方向の伸長率で除したものである。
<通気度>
皮膚貼着用テープを貼着すると、発汗等による蒸れ感が問題となる。特に、肩、肘、手首、膝、踵のような可動域が大きな関節の内側は、屈曲することにより肌と肌が密着し、例えば、肘関節や膝関節を曲げると上腕部と前腕部、又は大腿部と下腿部が密着するため、このような部位では発汗等により非常に蒸れやすい。高い通気度を有するテープ用編地は、蒸れ感の解消には効果的である。
本発明のテープ用編地の通気度は、250cc/cm2・s以上であることが好ましく、300cc/cm2・s以上であることがより好ましく、550cc/cm2・s以下であることが好ましく、500cc/cm2・s以下であることがより好ましい。テープ用編地の通気度を前記範囲とすることで、肘や膝の内側の蒸れやすい部位でも快適に使用できる。一方、通気度が250cc/cm2・s未満であると、発汗等による着用感が悪くなりやすい。他方、550cc/cm2・sを超えると、生地を構成するメッシュ目が大きくなり過ぎ、その結果、生地の引張強力、破裂強力が低下するため、好ましくない。
次に、図面を参照しながら、本発明の皮膚貼着用テープについて詳細に説明するが、本発明の皮膚貼着用テープは図面に示した態様に限定されるものではない。
本発明の皮膚貼着用テープは、前記テープ用編地を用いたことを特徴とするものである。具体的には、本発明の皮膚貼着用テープは、前記テープ用編地を基材として、当該基材の片面に粘着剤層が積層されているテープ状又はシート状のものである。本発明の皮膚貼着用テープは、皮膚に直接貼着して使用されるものであり、前記した整形外科領域、或いは絆創膏、パップ剤、プラスター剤、パック剤、パッチ剤等の各科皮膚外用部材としても使用することができる。しかし、本発明の皮膚貼着用テープはこれらに限定されない。
図1は、本発明の皮膚貼着用テープの構成を説明する断面図である。皮膚貼着用テープ1は、基材3と、基材3の片面に積層されている粘着剤層5とを含んでいる。また、粘着剤層5に離型紙7が貼着されていても良く、使用時には離型紙7を剥がして皮膚に貼着する。基材3は、前記テープ用編地を用いたものであり、その適度な伸張性により関節部等の施部を固定して運動時の負傷を予防したり、負傷した痛みを軽減したり、治癒を促進する等の効果を付与することができる。なお、本発明の皮膚貼着用テープは、図2に示すジャンボ巻20のような幅広に巻いても良い。この場合は、破線に沿って切断することにより複数個のテープ製品として切り分けることができ、生産性を向上できる。
<粘着剤層>
前記粘着剤層に用い得る粘着剤としては、皮膚に追従できる程度の柔軟性や粘弾性を有するものであれば特に限定されず、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、ビニルエーテル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ゲル系粘着剤などが挙げられる。
前記粘着剤層の厚さは、適度な皮膚接着性の観点から、20〜100μm程度であることが好ましく、30〜90μm程度であることがより好ましい。
前記粘着剤層を基材の片面に積層する方法としては、例えば、粘着剤を離型紙上に塗布して、離型紙の粘着剤側を基材に接着させれば、通気度の高い皮膚貼着用テープが得られる。例えば、図3のように、離型紙17に粘着剤15を塗工し乾燥させることにより予め粘着剤層(図示を省略)を形成し、この粘着剤層と基材であるテープ用編地13を貼り合せて密着させることにより、粘着剤層がテープ用編地13に積層された皮膚貼着用テープ11を得ることができる。この皮膚貼着用テープを所定寸法に切断すれば、医療用救急絆創膏などを得ることができる。もちろん、一般の絆創膏のように、離型紙の粘着剤側を基材に接着させた後、離型紙を剥がしてから粘着剤層にガーゼを配して、さらにガーゼを覆うように剥離紙を積層して、その後所定寸法に切断することによっても作製できる。皮膚貼着用テープに限らず、本発明のテープ用編地を基材とするテープ構造は一切限定されるものではない。
粘着剤層は全面に塗布するのが一般的であるが、ストライプ状や柄状に塗布しても良く、櫛形状の型を用いて塗工中にその櫛を固定する、或いは振幅移動させるなどして、所望のスジ状又はウエイブ状等に塗布しても良い。
また、前記粘着剤層はテープ用編地のニードルループ面に積層されていることが好ましい。粘着剤層をニードルループ面に積層することで、得られる皮膚貼着用テープの端部が肌側へカールしようとするため、長時間貼着しても端部が剥がれにくい。積層を逆にすると、皮膚貼着用テープの端部が肌面と逆側にカールする力が動き、衣服との擦れ等により端部が剥がれやすくなる。
以下、前記テープ用編地を製造する方法について詳細に説明する。
本発明のテープ用編地の製造方法は、非弾性糸を2枚のガイドバーでそれぞれハーフセットで配置し、0〜1針振りで互いに反対方向にオーバーラップ及びアンダーラップさせつつ、弾性糸を2枚のガイドバーでそれぞれハーフセットで配置し、1針振りで互いに反対方向に挿入することにより、パワーネット組織に編成することを特徴とするものである。
テープ用編地の編成方法としては、前記の様にトリコット編、ラッシェル編、ミラニーズ編を含む経編であればいずれでも良いが、パワーネット組織に編成することが望まれる。即ち、非弾性糸を2枚のガイドバーでそれぞれハーフセットで配置し、0〜1針振りで互いに反対方向にオーバーラップ及びアンダーラップさせつつ、弾性糸を2枚のガイドバーでそれぞれハーフセットで配置し、1針振りで互いに反対方向に挿入する。
この様な糸の動きでパワーネット組織に編成することで、伸縮性と破断強度を備えつつ、通気性が高く、且つほつれにくいテープ用編地を得ることができる。また、この製造方法によれば、作製したテープ状編地をテープ状にカットしても端部がカールしにくい。
特に、非弾性糸をハーフセットで配置することで、薄くて、通気性の良い編地を製造することができる。また、非弾性糸を0〜1針振りで互いに反対方向にオーバーラップ及びアンダーラップさせることにより、薄くて、左右対称の編組織を形成することができる。一方、非弾性糸をフルセットで配置すると、生地が厚くなり、通気性が悪くなるため好ましくない。また、非弾性糸を同方向にオーバーラップ及びアンダーラップさせると、左右非対称の編組織となり、生地が目曲がりすることがある。さらに、糸の振りが2針以上であると、その分、糸の拘束点が少なく糸が浮くことによって生地が厚くなり、また生地端部より浮いた糸が外衣と接触して生地がほつれやすくなる。
また、弾性糸をハーフセットで配置し、1針振りで互いに反対方向に挿入することにより、薄くきれいなメッシュ目を形成することが可能である。一方、弾性糸をフルセットで配置すると、生地が厚くなるため好ましくない。また、弾性糸を2針以上振りで互いに同方向に挿入すれば、生地の組織面が悪くなる恐れがある。なお、弾性糸をニットすると、生地の厚みが極端に厚くなるため好ましくない。
次に、実施例及び比較例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではなく、前・後記の趣旨を逸脱しない範囲で変更実施をすることは、全て本発明の技術的範囲に含まれる。なお、本発明の実施例及び比較例における「部」は「質量部」を意味し、「%」は「質量%」を意味する。また、本発明の実施例及び比較例に各性能評価は次の方法により行った。
<繊度>
繊度(dtex)は、100m長の糸条のカセを3つ作製し、各々の質量(g)を精秤し、平均値を求め、100倍して求めた。
<英式番手>
かせ取機を用いて、長さ109.728m(1lea)の紡績糸を取って、その質量W(単位:g)を測定した。英式番手(Ne)は下記式により換算した。
Ne=453.6/(7×W)
<厚み>
JIS L 1018 1998 6.5により測定した。
<密度>
JIS L 1018(8)により測定した。
<破断伸度>
JIS L 1096 ストリップ法により、掴み間10cm、幅5cmの試料が破断したときの引張り伸度を測定し、n=5の平均値を破断伸度とした。
<破断強度>
測定方法は前記破断伸度と同様にして、破断したときの最大応力を測定し、n=5の平均値を破断強度とした。
<20%伸長時の応力>
JIS L 1096A法により、掴み間20cm、幅5cmの試料を20%伸長するまで引張った時の引張応力を測定し、n=5の平均値を20%伸長時の応力とした。
<伸長回復率>
JIS L 1096A法に準じて測定した。引張速度20cm/min、掴み間20cm、幅5cmで、破断伸度の80%を一定伸長とした。
<200gf荷重時及び1500gf荷重時の伸長率>
JIS L 1096 8.14 伸長率A法により測定し、200gf荷重時及び1500gf荷重時の伸長率(%)を求めた。n=3の平均値を伸長率とした。
<経/緯の伸長率比>
前記方法と同様にしてテープ用編地の経・緯における伸長率をそれぞれ測定した後、経方向の伸長率を緯方向の伸長率で除した。なお、本発明の実施例および比較例では、200gf荷重時および1500gf荷重時の経/緯の伸長率比を計算した。
<通気度>
フラジール試験機を用いて、JIS L 1018により測定した。
<カーリング性評価>
図4のように、タテ15cm×ヨコ2.5cmの生地を用い、タテ方向に引っ張った後カールする面(注:比較例1の織物のときは、任意の片面)を上にして、片端33から10cmの箇所にマーク35を入れた(図4(イ))。その後、片端33を押さえ、マーク35の箇所を指でつまんで、2倍の伸長(即ち20cm)になるように生地を引っ張り(図4(ロ))、これを3回繰り返した。その後、生地がカールしたまま(図4(ハ))のヨコ方向の幅aを測定して、生地のカーリング性(%)を下記式により算出した。カーリング性が30%以下のものを○、30%超且つ50%以下のものを△、50%を超えるものを×とした。
カーリング性(%)=100×(2.5−a)/2.5
<貼着評価>
長さ50〜75cmの皮膚貼着用テープを、テープ同士の重なりが5mmになるように、肘部を中心にして肘の上下5cmの腕部を前腕から上腕にかけて均等に巻いた。着用者にそのまま8時間オフィスワークをしてもらった後に、肘の固定性、追随性、蒸れ性をそれぞれ3段階評価した。肘をサポートする力が強いものを3点、力が弱いものを1点、肘を動かしたときの追随性が良い(動かし易い)ものを3点、追随性が悪いものを1点、蒸れないものを3点、強く蒸れるものを1点として評価した。また総合評価として、三つの評価とも3点のものを○、3点が二つ以下、1点がないものを△、1点が一つでもあるものを×と評価し、△以上を合格と判定した。
<貼着テストの捲れ性>
実施例1〜5および比較例1〜5で得られた皮膚貼着用テープについて、下記の貼着テストにより捲れ性を評価した。長さ30cmの皮膚貼着用テープを、肘がテープの真ん中に当るように、肘を伸した状態で腕に沿って貼着した。その後、長袖カッターシャツを着て、1時間で肘を大きく振りながら、ALINCO電動ウォーカー3800 AF3800を使用して3.6km/hの速度でウォーキングした。ウォーキング直後の貼着部の両端の状態を確認し、全く剥がれが見られないものを○、テープの4角の1箇所でも少し捲れたり(5mm未満)、端部が解れて毛羽だったように見えるものを△、テープの4角の1箇所でも5mm以上捲れたものを×とした。
また、実施例6および比較例6で得られた絆創膏用シートについて、下記の貼着テストにより捲れ性を評価した。経10mm×緯30mmに打抜いた絆創膏用シートを、右人差指を伸した状態で第二関節に巻くように貼着した。その後、1時間毎にじゃんけんのグ−・パーを100回行い、8時間着用した(グー・パーを合計100×9回行った)。着用後の貼着部の両端の状態を確認し、全く剥がれが見られないものを○、シートの4角の1箇所でも少し捲れたり(2mm未満)、端部が解れて毛羽だったように見えるものを△、シートの4角の1箇所でも2mm以上捲れたものを×とした。
実施例1
フロントおさ糸1、2として、84dtex/36フィラメントの丸断面のセミダルエステル糸(東洋紡績社製、東洋紡ポリエステルE84T36−72D)をハーフセットで配置し、バックおさ糸1、2として、310dtexのポリエーテル系ポリウレタン糸(東洋紡績社製、エスパ(登録商標):クリアタイプ)をハーフセットで配置し、28ゲージのラッセル編み機(カールマイヤー社製)を使用して、ポリウレタン糸の整経ドラフトを1.6倍とし、下記条件でパワーネット組織に編成した。ポリエステル糸とポリウレタン糸の混率は84%:16%であった。
編成条件
フロントおさ1 10/12/21/23/21/12 ランナー106cm/R
フロントおさ2 23/21/12/10/12/21 ランナー106cm/R
バックおさ1 11/00/11/00/11/00 ランナー9cm/R
バックおさ2 00/11/00/11/00/11 ランナー9cm/R
次に、前記編地を、連続精錬(60℃〜95℃×60秒)−予備セット(190℃×30秒)−染色(液流染色90℃×30分)−仕上げセット(160℃×30秒)の条件で加工して、テープ用編地を作製した。
続いて、図3に示すように、離型紙にアクリル系粘着剤を塗工し乾燥させることにより予め粘着剤層を形成した。この粘着剤層と前記テープ用編地のニードルループ面とを貼り合せて前記テープ用編地の表面に粘着剤層を転写して、これらを密着させた後、50mm幅に切断し皮膚貼着用テープとした。
得られたテープ用編地及び皮膚貼着用テープについて、前記の方法で測定及び評価を行った。結果を表1に示す。
実施例2
フロントおさ糸1、2として、100dtex/72フィラメントの丸断面のセミダルエステル糸(東洋紡績社製、東洋紡ポリエステルE100T72−I7B)をハーフセットで配置し、バックおさ糸1、2として、470dtexのポリエーテル系ポリウレタン糸(東洋紡績社製、エスパ(登録商標):クリアタイプ)をハーフセットで配置し、28ゲージのラッセル編み機(カールマイヤー社製)を使用して、ポリウレタン糸の整経ドラフトを1.6倍とし、下記条件でパワーネット組織に編成した。ポリエステル糸とポリウレタン糸の混率は83%:17%であった。
編成条件
フロントおさ1 10/12/21/23/21/12 ランナー115cm/R
フロントおさ2 23/21/12/10/12/21 ランナー115cm/R
バックおさ1 11/00/11/00/11/00 ランナー8cm/R
バックおさ2 00/11/00/11/00/11 ランナー8cm/R
次に、実施例1と同様にして各加工を施して、テープ用編地を作製した。続いて、得られたテープ用編地を用いて実施例1と同様にして25mm幅の皮膚貼着用テープを作製した。得られたテープ用編地及び皮膚貼着用テープについて、実施例1と同様にして測定及び評価を行った。結果を表1に示す。
実施例3
フロントおさ糸1、2として、44dtex/10フィラメントの丸断面のセミダルナイロン糸(東洋紡績社製、N44T10−282)をハーフセットで配置し、バックおさ糸1、2として、155dtexのポリエーテル系ポリウレタン糸(東洋紡績社製、エスパ(登録商標):クリアタイプ)をハーフセットで配置し、28ゲージのラッセル編み機(カールマイヤー社製)を使用して、ポリウレタン糸の整経ドラフトを1.84倍とし、下記条件でパワーネット組織に編成した。ナイロン糸とポリウレタン糸の混率は78%:22%であった。
編成条件
フロントおさ1 10/12/21/23/21/12 ランナー95cm/R
フロントおさ2 23/21/12/10/12/21 ランナー95cm/R
バックおさ1 11/00/11/00/11/00 ランナー11cm/R
バックおさ2 00/11/00/11/00/11 ランナー11cm/R
次に、実施例1と同様にして各加工を施して、テープ用編地を作製した。続いて、得られたテープ用編地を用いて実施例1と同様にして25mm幅の皮膚貼着用テープを作製した。得られたテープ用編地及び皮膚貼着用テープについて、実施例1と同様にして測定及び評価を行った。結果を表1に示す。
実施例4
フロントおさ糸1、2として、78dtex/24フィラメントの丸断面のセミダルナイロン糸(東洋紡績社製、78T24−282)をハーフセットで配置し、バックおさ糸1、2として、310dtexのポリエーテル系ポリウレタン糸(東洋紡績社製、エスパ(登録商標):クリアタイプ)をハーフセットで配置し、28ゲージのラッセル編み機(カールマイヤー社製)を使用して、ポリウレタン糸の整経ドラフトを1.6倍とし、下記条件でパワーネット組織に編成した。ナイロン糸とポリウレタン糸の混率は82%:18%であった。
編成条件
フロントおさ1 10/12/21/23/21/12 ランナー106cm/R
フロントおさ2 23/21/12/10/12/21 ランナー106cm/R
バックおさ1 11/00/11/00/11/00 ランナー8cm/R
バックおさ2 00/11/00/11/00/11 ランナー8cm/R
次に、実施例1と同様にして各加工を施して、テープ用編地を作製した。続いて、得られたテープ用編地を用いて実施例1と同様にして25mm幅の皮膚貼着用テープを作製した。得られたテープ用編地及び皮膚貼着用テープについて、実施例1と同様にして測定及び評価を行った。結果を表1に示す。
実施例5
フロントおさ糸1、2として、33dtex/24フィラメントの丸断面のブライトナイロン糸(東洋紡績社製、33T24−882)をハーフセットで配置し、バックおさ糸1、2として、78dtexのポリエーテル系ポリウレタン糸(東洋紡績社製、エスパ(登録商標):クリアタイプ)をハーフセットで配置し、28ゲージのラッセル編み機(カールマイヤー社製)を使用して、ポリウレタン糸の整経ドラフトを2倍とし、下記条件でパワーネット組織に編成した。ナイロン糸とポリウレタン糸の混率は74%:26%であった。
編成条件
フロントおさ1 10/12/21/23/21/12 ランナー79cm/R
フロントおさ2 23/21/12/10/12/21 ランナー79cm/R
バックおさ1 11/00/11/00/11/00 ランナー11cm/R
バックおさ2 00/11/00/11/00/11 ランナー11cm/R
次に、実施例1と同様にして各加工を施して、テープ用編地を作製した。続いて、得られたテープ用編地を用いて実施例1と同様にして25mm幅の皮膚貼着用テープを作製した。得られたテープ用編地及び皮膚貼着用テープについて、実施例1と同様にして測定及び評価を行った。結果を表1に示す。
実施例6
実施例1で得られたテープ用編地を用いて、実施例1と同様にして粘着剤層を転写して密着させた後、経10mm×緯30mmのシート状に打抜いて絆創膏用シートを得た。得られた絆創膏用シートについて、前記方法で測定及び評価を行った。結果を表3に示す。
比較例1
経糸として、78dtexのポリエーテル系ポリウレタン糸(東洋紡績社製、エスパ(登録商標):クリアタイプ)を芯に入れた英式番手16番単糸の綿コアスパンヤーンを用い、緯糸として、英式番手14番単糸の綿リング紡績糸を用い、エアージェットルーム(豊田自動織機社製)を使用して、おさ通し本数1本で製織した。
次に、常法により連続毛焼−糊抜・精練・漂白を行い、最後にピンテンターでシワ延しと性量合わせを兼ねて130℃で乾燥・セットを行って、テープ用生地を作製した。続いて、実施例1と同様にして(但し、粘着剤層の転写面はテープ用生地の任意面)25mm幅の皮膚貼着用テープを作製した。得られたテープ用生地及び皮膚貼着用テープについて、実施例1と同様にして測定及び評価を行った。結果を表2に示す。
比較例2
グランド糸として、84dtex/36フィラメントの丸断面のセミダルエステル糸(帝人社製、84T36−FO210W)と、33dtexのポリエーテル系ポリウレタン糸(東洋紡績製、エスパ(登録商標):T71タイプ)を用い、34“−28Gのシングル編機(福原精機社製)を使用して、編成糸長270mm/100ウェル、プレーティング条件はドラフト2.8倍としてベア天竺組織に編成した。ポリエステル糸とポリウレタン糸の混率は88%:12%であった。
次に、前記生地を、連続精錬(60℃〜95℃×60秒)−予備セット(190℃×40秒)−染色(液流染色90℃×30分)−仕上げセット(160℃×40秒)の条件で加工して、テープ用生地を作製した。続いて、実施例1と同様にして(但し、粘着剤層の転写面はテープ用生地のループ裏面)25mm幅の皮膚貼着用テープを作製した。得られたテープ用生地及び皮膚貼着用テープについて、実施例1と同様にして測定及び評価を行った。結果を表2に示す。
比較例3
フロントおさ糸として、56dtex/17フィラメントの丸断面のセミダルナイロン糸(東洋紡積社製、56T17−282)をフルセットで配置し、バックおさ糸として、44dtexのポリエーテル系ポリウレタン糸(東洋紡績社製、エスパ(登録商標):クリアタイプ)をフルセットで配置し、28ゲージのトリコット編み機(カールマイヤー社製)を使用して、ポリウレタン糸の整経ドラフトを2倍とし、下記条件でハーフ組織の2wayトリコットを編成した。ナイロン糸とポリウレタン糸の混率は84%:16%であった。
編成条件
フロントおさ 10/23 ランナ−165cm/R
バックおさ 12/10 ランナー85cm/R
次に、前記生地を、連続精錬(60℃〜95℃×60秒)−予備セット(190℃×40秒)−染色(液流染色90℃×30分)−仕上げセット(160℃×40秒)の条件で加工して、テープ用生地を作製した。続いて、実施例1と同様にして(但し、粘着剤層の転写面はテープ用生地のシンカーループ面)、25mm幅の皮膚貼着用テープを作製した。得られたテープ用生地及び皮膚貼着用テープについて、実施例1と同様にして測定及び評価を行った。結果を表2に示す。
比較例4
フロントおさ糸として、33dtex/24フィラメントの丸断面のブライトナイロン糸(東洋紡績社製、33T24−882)をフルセットで配置し、バックおさ糸として、44dtexのポリエーテル系ポリウレタン糸(東洋紡績社製、エスパ(登録商標):クリアタイプ)をフルセットで配置し、40ゲージのトリコット編み機(カールマイヤー社製)を使用して、ポリウレタン糸の整経ドラフトを2倍とし、下記条件でデンビー組織の2wayトリコットを編成した。ナイロン糸とポリウレタン糸の混率は68%:32%であった。
編成条件
フロントおさ 10/12 ランナ−88cm/R
バックおさ 12/10 ランナー65cm/R
次に、前記生地を、連続精錬(60℃〜95℃×60秒)−予備セット(190℃×40秒)−染色(液流染色90℃×30分)−仕上げセット(160℃×40秒)の条件で加工して、テープ用生地を作製した。続いて、実施例1と同様にして(但し、粘着剤層の転写面はテープ用生地のシンカーループ面)、25mm幅の皮膚貼着用テープを作製した。得られたテープ用生地及び皮膚貼着用テープについて、実施例1と同様にして測定及び評価を行った。結果を表2に示す。
比較例5
フロントおさ糸1、2として、125dtex/144フィラメントの丸断面のセミダルエステル糸(東洋紡績社製、110T96−72D)をハーフセットで配置し、バックおさ糸1、2として、470dtexのポリエーテル系ポリウレタン糸(東洋紡績社製、エスパ(登録商標):クリアタイプ)をハーフセットで配置し、28ゲージのラッセル編み機(カールマイヤー社製)を使用して、ポリウレタン糸の整経ドラフトを1.6倍とし、下記条件でパワーネット組織に編成した。ポリエステル糸とポリウレタン糸の混率は83%:17%であった。
編成条件
フロントおさ1 10/12/21/23/21/12 ランナー130cm/R
フロントおさ2 23/21/12/10/12/21 ランナー130cm/R
バックおさ1 11/00/11/00/11/00 ランナー9cm/R
バックおさ2 00/11/00/11/00/11 ランナー9cm/R
次に、実施例1と同様にして各加工を施して、テープ用生地を作製した。続いて、実施例1と同様にして25mm幅の皮膚貼着用テープを作製した。得られたテープ用生地及び皮膚貼着用テープについて、実施例1と同様にして測定及び評価を行った。結果を表2に示す。
比較例6
比較例5で得られたテープ用生地を用いて、比較例5と同様にして粘着剤層を転写して密着させた後、経10mm×緯30mmのシート状に打抜いて絆創膏用シートを得た。得られた絆創膏用シートについて、前記方法で測定及び評価を行った。結果を表3に示す。
Figure 2011032625
Figure 2011032625
Figure 2011032625
実施例1〜4で得られたテープ用編地は、非弾性糸と弾性糸とでパワーネット組織に編成された経編地で、その厚みが0.3〜0.6mmのものであった。これらの編地は、破断伸度、破断強度及び20%伸長時の応力が高く、伸長回復率や通気度にも優れていた。しかも、これらの編地はカールしにくいものであった。実施例5で得られたテープ用編地は、実施例1〜4に比べてコース密度が高く、用いた非弾性糸と弾性糸の繊度も低かったため、破断強度と20%伸長時の応力が低くなったが、破断伸度と伸長回復率が良く、カールしにくく、通気性にも非常に優れていた。また、これらの編地は、200gf荷重と1500gf荷重において、それぞれ適当な伸長率および経/緯の伸長率比を有していた。
また、前記テープ用編地を用いた実施例1〜5の皮膚貼着用テープおよび実施例6の絆創膏用シートは、固定性が良好で蒸れないものであった。また、これらの皮膚貼着用テープまたは絆創膏用シートは、経方向にもよく伸縮するため、関節を曲げ伸ばししたときの追随性が良く、皮膚が大きく伸縮する部分と少しだけ伸縮する部分のそれぞれに対しても適当なキックバック性を有するものであり、しかも粘着剤層がテープ用編地のニードルループ面に積層されているため、貼着テスト時間に亘って全く剥がれが見られなかった。
一方、比較例1で得られたテープ用生地は織物であるため、破断伸度が経方向100%、緯方向22%で、伸長回復率が緯方向67%と低くなって、通気性が55cc/cm2・sと非常に劣った。また、該生地は緯方向に伸縮性を有するが、経方向には殆ど伸縮性がないものであった。
比較例2で得られたテープ用生地は丸編物であるため、破断伸度が良かったが、破断強度が経方向140N、緯方向75Nで、20%伸長時の緯方向の応力が0.8Nで、伸長回復率が経緯方向でそれぞれ78%、70%と低くなって、通気度が50cc/cm2・sと非常に劣った。また、該編地は200gf荷重および1500gf荷重において緯方向の伸長率が高すぎて、しかもカールしやすいものであった。
比較例3及び4で得られたテープ用生地はそれぞれハーフ組織、デンビー組織であるため、破断強度及び20%伸長時の応力が低くなって、通気度にも劣った。また、これらの生地は、200gf荷重または1500gf荷重において緯方向の伸長率が高すぎた。
比較例5で得られたテープ用生地は、繊度の高い非弾性糸を使用して肉厚のものとなったため、緯方向の破断伸度が130%と低くなって、カーリング性がやや低くなった。
また、前記テープ用生地を用いた比較例1〜4の皮膚貼着用テープおよび比較例6の絆創膏用シートは、貼着評価の総合結果が悪かった。なお、比較例1の皮膚貼着用テープは貼着テスト時間に亘って剥がれが見られなかったが、比較例2〜4の皮膚貼着用テープは、大きく伸縮する部分および/または少しだけ伸縮する部分に対しては、キックバック性の適切なバランスを取れず、貼着テストの途中で4角の中の少なくとも1箇所で5mm以上捲れた。また、比較例6の絆創膏用シートは、関節を曲げ伸ばししたときの追随性が悪く、貼着テストの途中で4角の中の少なくとも1箇所で2mm以上捲れた。
本発明のテープ用編地は、適切な固定性能と伸縮性を有すると共に、通気性にも優れている。従って、このテープ用編地を用いた本発明の皮膚貼着用テープは、スポーツや整体、リハビリにおける体型補強若しくは補正等の整形外科領域、或いは絆創膏、パップ剤、プラスター剤、パック剤、パッチ剤等の各科皮膚外用部材に好適に用いられる。
1:皮膚貼着用テープ、3:基材、5:粘着剤層、7:離型紙、11:皮膚貼着用テープ、13:基材、15:粘着剤、17:離型紙、20:ジャンボ巻き、33:生地の片端、35:マーク、a:カールしたままのヨコ方向の幅

Claims (10)

  1. 非弾性糸と弾性糸とでパワーネット組織に編成された経編地であって、厚みが0.3〜0.6mmであることを特徴とするテープ用編地。
  2. 非弾性糸の繊度が33〜100dtexで、弾性糸の繊度が155〜470dtexであり、コース密度が150〜210本/インチ、ウェル密度が30〜50本/インチである請求項1に記載のテープ用編地。
  3. 破断伸度が経・緯とも140%以上であり、破断強度が経・緯とも150N以上であり、20%伸長時の応力が経・緯とも1〜10Nである請求項1または2に記載のテープ用編地。
  4. 破断伸度の80%伸長後の伸長回復率が経・緯とも80%以上である請求項1〜3のいずれかに記載のテープ用編地。
  5. 経/緯の伸長率比が、1.0〜10である請求項1〜4のいずれかに記載のテープ用編地。
  6. 通気度が250〜500cc/cm2・sである請求項1〜5のいずれかに記載のテープ用編地。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のテープ用編地を用いたことを特徴とする皮膚貼着用テープ。
  8. 粘着剤層がテープ用編地のニードルループ面に積層されている請求項7に記載の皮膚貼着用テープ。
  9. 絆創膏用シートである請求項7または8に記載の皮膚貼着用テープ。
  10. 請求項1〜6のいずれかに記載のテープ用編地を製造する方法であって、非弾性糸を2枚のガイドバーでそれぞれハーフセットで配置し、0〜1針振りで互いに反対方向にオーバーラップ及びアンダーラップさせつつ、弾性糸を2枚のガイドバーでそれぞれハーフセットで配置し、1針振りで互いに反対方向に挿入することにより、パワーネット組織に編成することを特徴とするテープ用編地の製造方法。
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