JP2011032397A - 帯電防止樹脂 - Google Patents

帯電防止樹脂 Download PDF

Info

Publication number
JP2011032397A
JP2011032397A JP2009181158A JP2009181158A JP2011032397A JP 2011032397 A JP2011032397 A JP 2011032397A JP 2009181158 A JP2009181158 A JP 2009181158A JP 2009181158 A JP2009181158 A JP 2009181158A JP 2011032397 A JP2011032397 A JP 2011032397A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antistatic
ionic liquid
resin
containing ionic
active hydrogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009181158A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Samura
徹也 佐村
Seiji Asai
清次 浅井
Masao Yamaji
正男 山地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYC SOLUTIONS CO Ltd
Original Assignee
KYC SOLUTIONS CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYC SOLUTIONS CO Ltd filed Critical KYC SOLUTIONS CO Ltd
Priority to JP2009181158A priority Critical patent/JP2011032397A/ja
Publication of JP2011032397A publication Critical patent/JP2011032397A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

【課題】表面のみならず内部においても耐久性でかつ高い帯電防止能のポリウレタン樹脂を提供することにある。
【解決手段】ポリイソシアネートと活性水素含有化合物とを重合させてなるポリウレタン中に活性水素含有イオン液体成分(A)がウレタン結合されているか不飽和エチレン基含有イオン液体成分(B)の重合物を含有してなる帯電防止ポリウレタン樹脂ある。
【選択図】なし

Description

本発明は帯電防止樹脂に関する。更に詳しくは帯電防止ポリウレタン樹脂、帯電防止シリコン、帯電防止ポリエステル樹脂、帯電防止アクリル樹脂および帯電防止ゴムに関する。
帯電防止ウレタンに関する特許文献として有機塩類のイオン性化合物を使用する方法が特許文献1に開示がある。また活性基含有4級アンモニウム塩型アクリル系カチオン高分子とジイソシアネートと反応させる方法が特許文献2に開示がある。前者ではイオン化合物がポリマーに固定されてないので帯電防止剤が溶出してその性能が失われる。
後者では4級アンモニウム塩型アクリル系カチオン高分子が加水分解を起こし易いと言う問題がある。またイオン性帯電防止剤と導電性高分子を併用する方法が特許文献3に開示があるがこれらは所謂、添加型で耐久性が乏しい。
固定型としてウレタン(メタ)アクリレートを活性エネルギーで硬化させる方法が特許文献4に開示があるがコーティング剤であり表面のみ帯電防止されるだけで内部までは帯電防止される訳ではない。
また帯電防止ポリエステルや帯電防止ゴムについても特許文献5、特許文献6にそれぞれ開示があるが、前者はポリエチレングリコールを、後者はアルカリ金属塩を添加したものでそれぞれ耐久性に課題がある。
特開2007−169377 特開2009−46599 特開2008−239934 特開2007−314694 特開平9−25398 特開平10−182988
本発明の目的は、樹脂全体に帯電防止能があり更に耐久性の帯電防止樹脂を提供することにある。
本発明者らは、上記問題を解決すべく鋭意検討した結果、活性水素や不飽和エチレン基等の活性基を有するイオン液体をポリマー中に組み込むことにより、帯電防止ポリウレタン樹脂、帯電防止シリコン樹脂、帯電防止ポリエステル樹脂、帯電防止ゴムを見出し、本発明に到達した。
すなわち本発明は、下記(1)〜(7)に記載の事項をその特徴とするものである。
(1)ポリイソシアネートと活性水素含有化合物とを重合させてなるポリウレタン中に活性水素含有イオン液体成分(A)がウレタン結合されているか、不飽和エチレン基含有イオン液体成分(B)の重合物を含有してなる帯電防止ポリウレタン樹脂である。
(2)シリコン樹脂中に活性水素含有イオン液体含有成分(A)がエーテル結合もしくはウレタン結合されている帯電防止シリコン樹脂である。
(3)ポリエステル中に活性水素含有イオン液体含有成分(A)がエステル結合もしくはウレタン結合されている帯電防止ポリエステル樹脂である。
(4)アクリル樹脂中に活性水素含有イオン液体成分(A)もしくは不飽和エチレン基含有イオン液体成分(B)が炭素−炭素結合もしくはウレタン結合されている帯電防止アクリル樹脂である。
(5)ゴム中のエチレン性不飽和結合と不飽和エチレン基含有イオン液体成分(B)が炭素−炭素結合されている帯電防止ゴムである。
(6)活性水素含有イオン液体含有成分(A)の末端が水酸基である(1)〜(4)記載の帯電防止樹脂である。
(7)不飽和エチレン基含有イオン液体成分(B)が少なくとも1個の(メタ)アクリル基を含有する(1)〜(5)記載の帯電防止樹脂である。
本発明の帯電防止樹脂によれば、表面のみならず内部においても耐久性の帯電防止樹脂を得ることができる。
本発明における活性水素含有イオン液体含有成分(A)(以下、イオンAと称す)は
(HO(CH2CR1O)e)n1Y+Z− であり、
R1はH2又はH(CH3)であり、eは1〜30であり、n1は2であり、Yは塩基で4,4’−トリメチレンジピリジン、ピペラジン、ベンズイミダゾール、1,2,4−トリアゾール、モルホリン、ジプロピルアミン、ピリジン、イミダゾール、ピラゾールであり、Zは酸基で、SO3H、フルオロスルホン酸、BF4、ハロゲン、PF6、燐酸、(CF3SO2)2NH(以下、TFSIと称す)である。これらのうち好ましいものはeが1〜20でn1が2でYがジプロピルアミン、イミダゾール及びピラゾールであり、ZがBF4、燐酸及びTFSIである。
本発明におけるイオン液体含有成分(B)(以下、イオンBと称す)としては
CH2=CR2COO(X)n(D)mY+Z−であり
式中、R2はHもしくはCH3であり、nは0か1であり、mは0か1、XはCH2又はCH2R3Oであり、R3はCH2もしくはCH(CH3)であり、DはNHCOOである。Y、Zは上記記載のものが使用できる。イオンBの具体例としては1−メタアクリロイルオキシプロピレン−3−メチルイミダゾリウムのBF4、ハロゲン、PF6、TFSIの塩が挙げられる。またDがNHCOOのものの具体例はイオンA中のn1が1であるものと(メタ)アクリルイソシアネートとを反応することにより得られる。(メタ)アクリルイソシアネートの例としては2−アクロイルオキシエチルイソシアネート、2−(メタ)アクロイルオキシエチルイソシアネート(以下、MOIと略す)が挙げられる。これらのうち好ましいものはn、mが0で、Yがピペラジン、ベンズイミダゾール、ジプロピルアミン、ピリジン、イミダゾール、ピラゾールで、ZがBF4、燐酸及びTFSIである。
本発明における帯電防止ポリウレタン樹脂はポリオール、ポリアミン、架橋剤、イオンAとポリイソシアネートとの重合により得られフォームも含まれる。イオンBを例えば、予めポリオール中で重合したポリマーポリオールを使用してもよい。
ポリオールとしてはポリエーテルポリオールとしてアルキレンオキシドを開環重合した、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコールが、ポリエステルポリオールとしてはアジペート系ポリオール、ポリカプロラクトンポリオール、芳香族ポリエステルポリオール、ポリカーボネートジオールが挙げられる。その他、ポリオレフィン系ポリオール、アクリルポリオール、ポリマーポリオール等も使用できる。これらのうち好ましいのはポリエーテルポリオール及びポリエステルポリオールで分子量が300〜5000のものである。
ポリオール中でイオンBを公知の方法で重合したポリマーポリオールを使用することもできる。
ポリアミンとしてはポリエーテルポリアミン及びベンゾイルジアミンが挙げられる。
このうち好ましいものはベンゾイルジアミンで分子量が200〜3000のものである。
架橋剤としては低分子ジオール及び低分子アミンが使用できる。前者の例としてはエチレングリコール、ブタンジオール等が挙げられる。後者の例としては3,3‘―ジクロロ−4,4’−ジアミノジフェニルメタン(以下、MOCAと略す)、2,2‘−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、4,4’−ジフェニルメタンジアミン等が挙げられる。このうち好ましいのはブタンジオール及びMOCAである。
ポリイソシアネートとしては芳香族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート、脂環族ポリイソシアネート及びこれらのプレポリマーが挙げられる。
芳香族ポリイソシアネートの具体例としてはトリレンジイソシアネート(以下、TDIと略す)、ジフェニルメタンジイソシアネート(以下、MDIと称す)、粗MDI、ナフタレンジイソシアネート等が挙げられる。脂肪族ポリイソシアネートとしてはヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネートが脂環族ポリイソシアネートとしてはイソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルジイソシアネート、ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、ノルボルナンジイソシアネートが挙げられる。これらのうち好ましいものは芳香族ポリイソシアネートである。
プレポリマーは前記記載のポリオールとポリイソシアネートとを公知の方法で反応させることにより得られる。NCO%は通常、3.0%〜15%、好ましくは3.0%〜10%である。この範囲外では好ましい性能が得られない。
ポリウレタン樹脂の重合に際し触媒を使用することができる。触媒としては有機金属及び3級アミンが使用できる。前者の例としてはオクチル酸鉛、オクチル酸錫等が、後者の例としてはトリエチレンジアミンが挙げられる。
ポリウレタン樹脂のうちポリウレタンフォームの重合の際には発泡剤、整泡剤、触媒が使用できる。発泡剤としては水、炭化水素系、フッ素系、炭酸ガスが挙げられる。整泡剤は用途に応じて軟質フォーム、高弾性フォーム用、半硬質フォーム用、硬質フォーム用のものが使用できる。触媒は前記記載のものが使用できる。
イオンAを使用しての帯電防止ウレタン樹脂は上記記載のポリオールにそれを添加するか、あるいはプレポリマー化してポリイソシアネートに添加するかにより得ることができる。またイオンBを使用する場合はそれを予めポリオール中でラジカル重合して使用するか、ウレタン重合時に下記記載のラジカル重合開始剤と共に添加するか、により得られる。イオンA及びイオンBの添加量は樹脂全体に対し0.1重量%〜5重量%である。
ポリウレタン樹脂のキュアー時の加熱温度は通常60℃以上、好ましくは80℃以上である。時間は通常10分以上、好ましくは30分以上である。
本発明における帯電防止シリコン樹脂は分子内にイオンAがエステル結合又はウレタン結合を形成しているものである。具体的にはイオンA中の水酸基とシリコン樹脂中のアルコラートと縮合するか、ポリイソシアネートと反応させるか、によりエーテル結合又はウレタン結合が得られる。付加重合型のシリコン樹脂に適応してもよい。イオン液体含有成分(A)の添加量は樹脂全体に対し0.1重量%〜5重量%である。
本発明における帯電防止ポリエステル樹脂は不飽和ポリエステル樹脂を含むものでジカルボン酸またはカルボン酸無水物とジオールから縮合重合またはビスフェノールAとホスゲンまたはジフェニルカーボネートの反応により得られるもので分子内にイオンAもしくはイオンBが炭素−炭素結合、エステル結合、ウレタン結合で固定されている。
ジカルボン酸の例としてはシュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸等が挙げられる。カルボン酸無水物の例としては無水酢酸、無水プロピオン酸、無水コハク酸、無水マレイン酸、無水フタル酸等が挙げられる。ジオールとしては前記記載のポリオールのうちポリエーテルポリオールやアクリルポリールが挙げられる。
イオンAを使用して帯電防止ポリエステル樹脂はイオンAをジオールに添加することにより得られる。またイオンBを使用する場合はアクリルポリオールとラジカル重合することにより得られる。
本発明における帯電防止アクリル樹脂は(メタ)アクリル系モノマー中の活性水素をまたはもしくはイソシアネートをウレタン結合もしくはエステル結合し、重合開始剤で重合したものと、(メタ)アクリル系モノマー中の(メタ)アクリル基を重合開始剤で重合したものである。(メタ)アクリル系モノマーとしては(メタ)アクリル基を2個以上含有するモノマーが好ましい。イオンAは前者に添加し、イオンBは後者に添加する。イオンA及びイオンBの添加量は樹脂全体に対し0.1重量%〜5重量%である。
必要により他のモノマーと併用してもよい。具体例としてアクリロニトリル、アクリル類、スチレン等が挙げられる。
重合開始剤としては熱及びUVラジカル重合開始剤及びレドックス重合開始剤が挙げられる。熱ラジカル重合開始剤の例としては例えばアゾ系としてアゾビスイソブチルニトリル(以下、AIBNと称す)等が、過酸化物系としてベンゾイルパーオキサイド等が挙げられる。このうちアゾ系が好ましい。
またUVラジカル重合開始剤の例としてはベンゾインエーテル系(ベンゾイン等)、 ケトン系(ベンゾフェノン、クロロキサントン等)、アセトフェノン系(ジエチルアセトフェノン等)及びベンジル系(ベンジル等)が挙げられる。これらのうち好ましいものはベンゾインエーテル系及びアセトフェノン系である。好ましい使用量は熱ラジカル重合開始剤の場合と同様である。
レドックス重合開始剤としては過酸化物と金属触媒との組み合わせのものが好ましい。後者の例としてはナフテン酸コバルトが挙げられる。
重合開始剤の使用量はイオン液体含有成分(B)、100質量部に対し通常、0.05〜5質量部、好ましくは0.05〜2質量部である。
本発明における帯電防止ゴムは分子内にエチレン性不飽和結合を有するゴムとイオンBを公知の方法で重合することによりイオンBが炭素−炭素結合でポリマーに固定される。エチレン性不飽和結合を有するゴムの例としてはSBR、NBR、EPDMが挙げられる。
イオンA及びイオンBの添加量は樹脂全体に対し0.1重量%〜5重量%である。
以下、実施例及び比較例により本発明をさらに説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
表面抵抗率は表面抵抗計(三菱化学製 MHCP−HT プローブURS)を使用し印加電圧500V、温度23℃、湿度50%で数箇所、測定した。
耐水試験は試料をイオン交換水に1日浸漬し乾燥後、1日保持して表面抵抗率を測定した。
ILOH・MOIの製法:1−ブチルアルコール−3−メチルイミダゾリウム・BF4塩とMOIを等モル量、ジラウリルリン酸ジブチル錫をMOIに対し0.1質量%添加し80℃にて1.5時間反応させた。反応の終了はIRスペクトルでNCO基の消失で確認した。
ポリウレタン樹脂(以下、イと称す)の製法:PTMG−1000(テトラメチレングリコール、分子量1000)と148.8質量部、TDI−100とを51.2重量部を混合し、80℃で3時間反応させNCO%6.09のプレポリマーを作成した。当該プレポリマー8.41質量部を80℃に加熱しイオンA又はイオンBと後者の場合はAIBNをイオンBに対し1重量%添加して数分間減圧脱泡した。これに120℃に加熱して溶融させたMOCA1.59質量部加え均一に混合後、脱泡し100℃にて20時間反応させた。
(実施例1)
前記(イ)にイオンAとしてIL−A29(OH%5.2、広栄化学工業製)をウレタン樹脂中0.5重量%になるように添加し、前記記載のポリウレタン樹脂の製法に従いポリウレタン樹脂を作成した。表面抵抗率は6.2×10^9(Ω/□)、耐水試験後は6.2×10^9(Ω/□)であった。
(実施例2)
EP−330N(三井化学製)10g、トリエタノールアミンを0.4g、水を0.3g、カオーライザアーNO.31(花王製)を0.045g、N−エチルモルホリンを0.03g、SRX−274DL(ダウコーニングトーレ製)を0.1g、イオン液体AとしてIL−A29(OH%5.2、広栄化学工業製)を全重量に対し0.1%になるように均一に混合しTDI−80/粗MDI=8/2を4.74g加え攪拌しフォームを作成した。そのものの表面抵抗率は3.1×10^10(Ω/□)、耐水試験後は3.0×10^10(Ω/□)であった。
(実施例3)
前記(イ)にイオンBとしてILOH・MOIをウレタン樹脂中1重量%になるように添加し、前記記載のポリウレタン樹脂の製法に従い作成した。そのものの表面抵抗率は3.7×10^9(Ω/□)、耐水試験後は4.3×10^9(Ω/□)であった。
(実施例4)
ELASTOSIL M8520(旭化成ワッカーシリコーン製)を10gとIL−A29(OH%5.2、広栄化学工業製)を0.1gを混合しCATALYST T40(旭化成ワッカーシリコーン製)を0.4g、加え更に混合して離型紙上に流しシートを作成した。そのものの表面抵抗率は5.9×10^9(Ω/□)、耐水試験後は5.7×10^9(Ω/□)であった。
(実施例5)
アジピン酸とエチレングリコール及びIL−A29(OH%5.2、広栄化学工業製)から公知の方法によりポリエステルを合成した。IL−A29はポリエステル全体に対し0.5重量%になるように加えた。そのものの表面抵抗率は6.0×10^9(Ω/□)、耐水試験後は6.2×10^9(Ω/□)であった。
(実施例6)
ライトアクリレートTMP−A(共栄社化学工業製)10gにイオンBであるIL−MA2(広栄化学工業製)を0.05g、ベンゾフェノンを0.1g添加し溶解後、ガラスに塗布してUV照射装置(ジャパンテクノロジーシステムコーポレーション社製)を使用して硬化した。そのものの表面抵抗率は5.0×10^9(Ω/□)、耐水試験後は5.2×10^9(Ω/□)であった。
(比較例1)
実施例1においてIL−A29を添加しない以外は実施例1と同様に行った。そのものの表面抵抗率は4.5×10^13(Ω/□)であった。
(比較例2)
実施例2においてIL−A29(広栄化学工業製)を添加しない以外は実施例2と同様に行い、そのものの表面抵抗率は6.3×10^13(Ω/□)であった。
(比較例3)
実施例3においてILOH・MOIを添加しない以外は実施例3と同様に行った。そのものの表面抵抗率は6.3×10^13(Ω/□)であった。
(比較例4)
実施例4においてIL−A29を添加しない以外は実施例4と同様に行った。そのものの表面抵抗率は8.8×10^13(Ω/□)であった。
(比較例5)
実施例5においてIL−A29を添加しない以外は実施例5と同様に行った。そのものの表面抵抗率は7.3×10^13(Ω/□)であった。
(比較例6)
実施例6においてIL−MA2を添加しない以外は実施例6と同様に行った。そのものの表面抵抗率は1×10^13(Ω/□)<であった。
本発明の帯電防止樹脂は電子コピー機のロールや電子部品保護の分野、輸送機のタイヤ分野、帯電防止シート、摺動部品等に使用できる。

Claims (7)

  1. ポリイソシアネートと活性水素含有化合物とを重合させてなるポリウレタン中に活性水素含有イオン液体成分(A)がウレタン結合されているか不飽和エチレン基含有イオン液体成分(B)の重合物を含有してなる帯電防止ポリウレタン樹脂。
  2. シリコン樹脂中に活性水素含有イオン液体含有成分(A)がエーテル結合もしくはウレタン結合されている帯電防止シリコン樹脂。
  3. ポリエステル中に活性水素含有イオン液体含有成分(A)もしくは不飽和エチレン基含有イオン液体成分(B)が炭素−炭素結合、エステル結合もしくはウレタン結合されている帯電防止ポリエステル樹脂。
  4. アクリル樹脂中に活性水素含有イオン液体成分(A)もしくは不飽和エチレン基含有イオン液体成分(B)が炭素−炭素結合もしくはウレタン結合されている帯電防止アクリル樹脂。
  5. ゴム中のエチレン性不飽和結合と不飽和エチレン基含有イオン液体成分(B)が炭素−炭素結合されている帯電防止ゴム。
  6. 活性水素含有イオン液体含有成分(A)の末端が水酸基である請求項1〜請求項4のいずれかに記載の帯電防止樹脂。
  7. 不飽和エチレン基含有イオン液体成分(B)が少なくとも1個(メタ)アクリル基を含有する請求項1もしくは請求項5のいずれかに記載の帯電防止樹脂。
JP2009181158A 2009-08-04 2009-08-04 帯電防止樹脂 Pending JP2011032397A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009181158A JP2011032397A (ja) 2009-08-04 2009-08-04 帯電防止樹脂

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009181158A JP2011032397A (ja) 2009-08-04 2009-08-04 帯電防止樹脂

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011032397A true JP2011032397A (ja) 2011-02-17

Family

ID=43761791

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009181158A Pending JP2011032397A (ja) 2009-08-04 2009-08-04 帯電防止樹脂

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011032397A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014069638A1 (ja) * 2012-11-05 2014-05-08 リンテック株式会社 粘着シート
EP2950153A1 (en) 2014-05-16 2015-12-02 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic member, process cartridge, and electrophotographic apparatus
WO2017138564A1 (ja) * 2016-02-12 2017-08-17 ニッタ・ハース株式会社 高分子体、研磨パッド、および、高分子体の製造方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014069638A1 (ja) * 2012-11-05 2014-05-08 リンテック株式会社 粘着シート
JP5514376B1 (ja) * 2012-11-05 2014-06-04 リンテック株式会社 粘着シート
CN104755576A (zh) * 2012-11-05 2015-07-01 琳得科株式会社 粘合片材
KR20150083847A (ko) * 2012-11-05 2015-07-20 린텍 가부시키가이샤 점착 시트
KR102132592B1 (ko) 2012-11-05 2020-07-10 린텍 가부시키가이샤 점착 시트
EP2950153A1 (en) 2014-05-16 2015-12-02 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic member, process cartridge, and electrophotographic apparatus
JP2015232700A (ja) * 2014-05-16 2015-12-24 キヤノン株式会社 電子写真用部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
US9639009B2 (en) 2014-05-16 2017-05-02 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic member, process cartridge, and electrophotographic apparatus
WO2017138564A1 (ja) * 2016-02-12 2017-08-17 ニッタ・ハース株式会社 高分子体、研磨パッド、および、高分子体の製造方法
JP2017141393A (ja) * 2016-02-12 2017-08-17 ニッタ・ハース株式会社 高分子体、研磨パッド、および、高分子体の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9834711B2 (en) One-pack moisture-curing composition
KR101866753B1 (ko) 활성 에너지선 경화 피막을 포함하는 플라스틱 필름용 비수계 언더코트제, 및 활성 에너지선 경화 피막을 포함하는 플라스틱 필름
CN112391142A (zh) 一种粘合剂及其制备和应用
KR101514107B1 (ko) 우레탄프레폴리머
CN105829373B (zh) 含高固体共聚物多元醇聚氨酯预聚物的粘合剂
JP2017066282A (ja) 止水性シール材
JP4736438B2 (ja) 二成分系常温硬化型液状ウレタン組成物
JP2011032397A (ja) 帯電防止樹脂
CN115537170A (zh) 蓄电元件包装材用聚氨基甲酸酯粘接剂、蓄电元件用包装材、蓄电元件用容器及蓄电元件
JP6846242B2 (ja) シール部材及びシール部材の製造方法
KR101619088B1 (ko) 폴리우레탄 접착제 조성물 및 이의 제조방법
JP5447655B2 (ja) ポリウレタン樹脂形成性組成物及び鋼矢板用水膨張性止水材
JP7442054B2 (ja) 接着剤樹脂組成物
JP7276118B2 (ja) 接着剤組成物、及び積層体
JP6878796B2 (ja) 速硬化型ポリウレタン樹脂組成物
TW201206973A (en) Organic polyisocyanate composition, water-sealing material forming composition, and water swelling water-sealing material
KR101413125B1 (ko) 내열성 일액형 습기 경화형 폴리카보네이트 수지용 접착제 조성물
JP7445102B2 (ja) 接着剤樹脂組成物、及び積層体
JP3265562B2 (ja) 含フッ素熱可塑性ポリウレタン樹脂
JP4894321B2 (ja) 硬質発泡合成樹脂の製造方法
JP2015137316A (ja) ロール弾性部材用ポリウレタンエラストマー形成性組成物、及び該組成物を用いたロール弾性部材
JP7494639B2 (ja) 接着剤樹脂組成物、及び積層体
JP7476749B2 (ja) 接着剤、硬化物、及び積層体
JP7476748B2 (ja) 接着剤、硬化物及び積層体
KR20120082348A (ko) 아크릴 변성 우레탄우레아 수지 조성물 및 그것을 사용하여 얻어진 성형물