JP2011032331A - 粘着性薄層体 - Google Patents

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Abstract

【課題】厚さが薄くても、耐衝撃性及び防水性に優れた粘着性薄層体を提供する。
【解決手段】本発明の粘着性薄層体は、少なくとも一方の面に凹凸が形成され、非透水性で薄層状の支持層と、上記支持層の上記凹凸が形成された面に積層された粘着層とを備え、上記支持層と上記粘着層との間に空気層が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、粘着性薄層体に関する。
近年、携帯電話やデジカメ等の電子機器の分野においては、製品が小型・薄型化する傾向にある。さらに、これらの製品は日常生活防水等の防水性、衝撃等に対する耐久性(耐衝撃性)を有するものが求められるようになってきている。
また、これらの製品では、組み立て効率の向上等を目的に電子部品の取り付けに粘着テープが使用されており、この粘着テープはそのまま製品内に組み込まれる。そして、製品の組立時に使用される粘着テープにより、防水性や耐衝撃性を付与することも提案されている。
また、このような粘着テープは、電子部品の寸法誤差を相殺すべく、厚さ方向に柔軟性を有することが望まれている。
従来、このような粘着テープとしては、発泡タイプの基材に粘着加工が施されたもの(以下、発泡タイプともいう)が使用されていた(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、発泡タイプの基材を用いた粘着テープでは、基材の厚さが200μm以下、特に100μm以下と薄くなると、基材にピンホールが発生したり、基材中に発泡不具合による連続した泡(貫通孔)が存在したりすることがある。そして、この場合、粘着テープの防水性が低下し、この粘着テープを組み込んだ製品自体の防水性が低下し、水濡れ等を原因とする製品の故障が発生し易くなるとの問題があった。
また、発泡タイプの基材を用いた粘着テープの他に、樹脂フィルムを基材とし、この基材に粘着加工が施されたタイプ(以下、フィルムタイプともいう)の粘着テープも提案されている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、このフィルムタイプの粘着テープは、基材に無発泡の樹脂フィルムを使用しているため、発泡タイプの粘着テープとは異なり、厚さ方向の柔軟性がほとんどなかった。
そのため、このフィルムタイプの粘着テープでは、電子部品に取り付ける際に電子部品の寸法誤差を相殺することができず、フィルムタイプの粘着テープを使用する場合には、各電子部品に高い寸法精度が要求されていた。また、厚さ方向に柔軟性がないことに起因して、電子部品に貼り付けた際に電子部品としっかりと密着せず、電子部品との間に隙間を生じることがあり、この場合、隙間から水が浸入することがあるため、フィルムタイプの粘着テープを使用した場合には、防水性が不充分な場合があった。
また、フィルムタイプの粘着テープは、厚さ方向の柔軟性が不充分なため、発泡タイプの粘着テープのような衝撃吸収性は有していなかった。
特開2002−309198号公報 特開2003−11279号公報
本発明は、上記現状に鑑み、厚さが薄くても耐衝撃性及び防水性に優れるとともに、電子部品を組み立てる際に寸法誤差を相殺することができる粘着性薄層体を提供することを目的とする。
本発明の粘着性薄層体は、
少なくとも一方の面に凹凸が形成された非透水性の支持層と、
上記支持層の前記凹凸が形成された面に積層された粘着層とを備え、
上記支持層と前記粘着層との間に空気層が形成されていることを特徴とする。
上記粘着性薄層体において、上記空気層は、外部から独立した空気層であることが望ましい。
そして、この場合、上記支持層の厚さは、60〜300μmであり、上記凹凸における凹部の深さが10μm以上であり、凹部の開口部分長さが50〜1000μmであり、上記粘着層の厚さは、20〜80μmであることが望ましい。
上記粘着性薄層体は、30%圧縮応力が700KPa以下であることが望ましい。
また、上記粘着性薄層体は、50%モジュラスが20N/19mm以下であることが望ましい。
上記粘着性薄層体を構成する支持層の形成は、カレンダー成形により薄層状物を作製し、この薄層状物の少なくとも片面に凹凸を形成することにより行われることが望ましい。
また、上記支持層の凹凸は、エンボス加工により形成されることが望ましい。
また、上記支持層は、ポリオレフィン系樹脂からなるものであることが望ましい。
なお、本発明の粘着性薄層体には、粘着性フィルム及び粘着性シートが含まれる。
本発明の粘着性薄層体は、非透水性の支持層と粘着層とを備え、両者の間に空気層が形成されているため、下記の効果を奏する。即ち、
(1)支持層が非透水性であるため、粘着性薄層体の一方の面側から他方の面側に向かって水分が抜けることがなく、上記粘着性薄層体は優れた防水性を備える。
(2)支持層の表面に凹凸が形成されているため支持層と粘着層との間に空気層が介在することとなり、この空気層の緩衝作用により粘着性薄層体の厚さ方向の柔軟性に優れるため、優れた耐衝撃性を有する。
(3)また、粘着性薄層体の厚さが従来品に比べて薄くても、上記(1)及び(2)の効果を奏する。
そして、上記粘着性薄層体は、電子部品の組立、取り付け等に好適に使用することができる。さらに、電子部品を組み立てる際には、優れた柔軟性を備えることに起因して寸法誤差を相殺することができるとともに、完成した製品においては、防水性及び耐衝撃性を付与することができる。
なお、以下、本明細書においては、「柔軟性」と表記した場合、特にことわりの無いかぎり「厚さ方向の柔軟性」を意味することとする。
(a)は、本発明の粘着性薄層体の一例を模式的に示す一部切欠き斜視断面図であり、(b)は、(a)のA−A断面図である。 (a)は図1に示した粘着性薄層体を構成する支持層の平面図であり、(b)は(a)のB−B断面図であり、(c)は(a)のC−C断面図である。 本発明の粘着性薄層体を構成する支持層の別の一例を示す斜視図である。 本発明の粘着性薄層体を構成する支持層の別の一例を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
図1(a)は、本発明の粘着性薄層体の一例を模式的に示す一部切欠き斜視断面図であり、(b)は、(a)のA−A断面図である。
図2(a)は図1に示した粘着性薄層体を構成する支持層の平面図であり、(b)は(a)のB−B断面図であり、(c)は(a)のC−C断面図である。
図1、2に示す粘着性薄層体は、外部から独立した空気層を備えた粘着性薄層体である。粘着性薄層体10は、一方の面に凹凸が形成された非透水性の支持層11と、支持層11の凹凸が形成された面に積層された粘着層12と、粘着層12の支持層11側と反対側の面に形成された離型層13とを備える。
粘着性薄層体10では、支持層11の凹凸が形成された面側に粘着層12が積層されている。粘着層12は、支持層11に形成された凹凸のうち、少なくとも凹凸の頂部16a(頂面)とは接触し、少なくとも凹凸の底部16bとは接触しないように積層されており、支持層11と粘着層12との間に空気層15が介在している。
支持層11に形成された凹凸は、複数個の略半楕円球状(半ラクビーボール状)の凹部が互いに独立して形成された形状を有している。
この支持層11の凹凸は、表面が平坦な薄層状物に絹目エンボス加工を施すことにより形成されている。
また、粘着性薄層体10に形成された空気層15は、支持層11の凹部を粘着層で塞ぐようにして形成されている。そのため、空気層15は外部から独立している。
そして、空気層15が外部から独立している場合、下記の効果を奏する。
即ち、空気層が外部から独立している場合、上記空気層内に水が入り込むことがなく、粘着性薄層体の柔軟性及び防水性を確実に確保することができる。
これに対して、上記空気層が外部と連続している場合には、空気層内に水が入り込んでしまうことがある。そして、空気層内に水が入り込んでしまうと、支持層が非透水性であっても、その防水性が低下するおそれがあり、また、空気層内に水が入り込むことにより、粘着性薄層体の柔軟性も低下するおそれがある。
従って、本発明の粘着性薄層体は、外部から独立した空気層を備えていることが望ましい。
このような、粘着性薄層体10では、支持層11の一方の面に凹凸が形成されているとともに、空気層15が存在することで、厚さ方向(図1中、上下方向)の柔軟性に優れることとなる。
本発明の粘着性薄層体において、特に、図1、2に示したような外部から独立した空気層を備えた粘着性薄層体において、上記支持層の厚さは、60〜300μmであることが望ましい。
上記支持層の厚さが60μm未満では、充分な防水性を確保することができない場合があり、一方、上記支持層の厚さが300μmを超えると、粘着性薄層体の厚さ方向の柔軟性が損なわれるおそれがあるからである。また、支持層の厚さが薄くなると、ハンドリング性が低下する傾向にある。
なお、本発明において、支持層の厚さとは、支持層の最も厚い部分の厚さをいい、例えば、図2においては、Tで示す部分の厚さをいう(図2(c)参照)。
本発明の粘着性薄層体において、特に、図1、2に示したような上記支持層の少なくとも一方の面に互いに独立した複数の凹部が形成された粘着性薄層体において、凹部の深さは、10μm以上であることが望ましい。上記凹部の深さが10μm未満では、空気層の占める割合が小さくなり、粘着性薄層体の柔軟性が不充分になる場合がある。
また、上記凹部の深さは、100μm以下であることが望ましい。上記凹部の深さが100μmを超えると、支持層の強度が低下しやすく、上述した望ましい厚さの支持層においてその傾向が大きくなるからである。なお、本発明において、凹部の深さとは、凹凸の頂部と凹凸の底部との距離をいい、例えば、図2においては、Dで示す部分の距離をいう(図2(c)参照)。
また、本発明の粘着性薄層体において、特に、図1、2に示したような上記支持層の少なくとも一方の面に互いに独立した複数の凹部が形成された粘着性薄層体において、上記凹部の開口部分長さは、50〜1000μmであることが望ましい。
上記凹部の開口部分長さが50μm未満では、空気層の占める割合が小さくなり、粘着性薄層体の柔軟性が不充分になる場合がある。
また、上記凹部の開口部分長さが1000μmを超える場合も、積層した粘着層が凹部内まで入り込みやすくなり、結果的に空気層の占める割合が小さくなることがあるからである。また、この場合は、粘着層の表面に凹凸が形成され、被着体との密着性が低下する場合がある。
また、本発明において、凹部の開口部分長さとは、上記凹部を平面視した際の最も長い部分の長さをいい、例えば、図2においては、Lで示す部分の距離をいう(図2(a)参照)。
上記粘着性薄層体において、上記粘着層の厚さは、20〜80μmであることが望ましい。
上記粘着層の厚さが20μm未満であると、充分な粘着性を確保することができない場合があり、被着体との密着性が不充分となる場合がある。
一方、上記粘着層の厚さが80μmを超えても、粘着性はさほど向上しないにも関わらず、粘着性薄層体の厚さが厚くなってしまう。また、コストが増加するため、経済的にも不利である。
本発明の粘着性薄層体は、30%圧縮応力が700KPa以下であることが望ましい。上記30%圧縮応力が700KPaを超えると、粘着性薄層体の柔軟性が不充分になることがある。
30%圧縮応力の値は、柔軟性を示す指標となり、この値が小さい程、柔軟性が高いこととなる。
本発明の粘着性薄層体は、50%モジュラスが20N/19mm以下であることが望ましい。上記50%モジュラスが20N/19mmを超えると、粘着性薄層体の柔軟性が不充分になることがある。
本発明の粘着性薄層体において、上記30%圧縮応力、及び、上記50%モジュラスを上記範囲に制御するには、支持層に形成する凹凸の形状や、空気層の占める割合、支持層及び粘着層の厚さ及び材質等を適宜調整する。
本発明の粘着性薄層体において、支持層に形成される凹凸の形状は、図1に示したような形状に限定されるわけではなく、例えば、図3、4に示すような形状であってもよい。
図3は、本発明の粘着性薄層体を構成する支持層の別の一例を示す斜視図である。
図3に示す支持層21では、その片面に、互いに独立した複数の逆円錐台状の凹部24が形成されており、支持層21はその片面に凹凸を備えることとなる。そして、このような形状の凹凸を備える場合も、支持層の凹凸が形成された面側に粘着層を積層することにより、支持層と粘着層との間に空気層を備えた粘着性薄層体となり、このような粘着性薄層体でも上述した本発明の効果を奏する。また、凹部24が形成された支持層21を用いた粘着性薄層体は、外部から独立した空気層を有することとなる。
図4は、本発明の粘着性薄層体を構成する支持層の別の一例を示す斜視図である。
図4に示す支持層31では、その片面に波状の凹凸が形成されている。このような形状の凹凸を備える場合も、支持層の凹凸が形成された面側に粘着層を積層することにより、支持層と粘着層との間に空気層を備えた粘着性薄層体となり、このような粘着性薄層体でも上述した本発明の効果を奏する。
ただし、支持層31を備えた粘着性薄層体では、空気層が外部と連続することとなるため、この点で、防水性が外部から独立した空気層を備える粘着性薄層体に比べて劣ることが懸念される。そのため、防水性の点では、図1〜3に示した、粘着性薄層体11、21のほうが、図4に示した粘着性薄層体31よりも望ましい。
また、図1〜4に示した粘着性薄層体又は支持層では、支持層の片面にのみ凹凸が形成されており、この凹凸が形成された面側にのみ粘着層が積層されているが、本発明の粘着性薄層体の実施形態はこのような構成に限定されるわけではなく、例えば、下記のような構成を備えていてもよい。
即ち、支持層の片面にのみ凹凸が形成され、支持層の両面に粘着層が積層されていてもよい。
また、支持層の両面に凹凸が形成され、支持層の両面に粘着層が積層されていてもよい。この場合、粘着性薄層体は、支持層の両面側に空気層を備えることが望ましい。
また、支持層の両面に凹凸が形成され、支持層の片面側にのみ粘着層が積層されていてもよい。
なお、いずれの実施形態においても、必要に応じて、離型層を備えていてもよい。
上記支持層としては非透水性のものであれば特に限定されず、その材質としては、例えば、ポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、軟質ポリエステル、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)等が挙げられる。これらのなかでは、ポリオレフィン系樹脂、及び、ポリ塩化ビニルが望ましい。基材に要求される特性を備えるとともに、加工性に優れるからである。
上記ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、オレフィン系熱可塑性エラストマー等が挙げられる。
また、これらは、単独で用いても良いし、2種以上併用してもよい。
なお、本発明において、支持層が非透水性であるとは、支持層の片面側に水滴を滴下した際に、支持層の反対側の面から水が滲みださないことをいう。
上記ポリプロピレン系樹脂としては特に限定されず、例えば、単独重合ポリプロピレン(h−PP)、ランダム共重合ポリプロピレン(r−PP)、ブロック共重合ポリプロピレン(b−PP)、メタロセンポリプロピレン等が挙げられる。
また、上記ポリプロピレン系樹脂は、本発明の効果を阻害しない範囲内で、他のモノマーを含むモノマー組成物により得られる共重合体であってもよい。
これらは単独で用いても良いし、2種以上併用してもよい。
上記ポリエチレン系樹脂としては、例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、超低密度ポリエチレン(VLDPE)等を挙げることができる。
これらは単独で用いても良いし、2種以上併用してもよい。
上記オレフィン系熱可塑性エラストマー(以下、TPOともいう)としては、エチレン−プロピレン共重合体成分及び/又はポリブチレン成分と、ポリプロピレン成分とを有する共重合体(所謂リアクターTPO)であることが好ましい。このような共重合体は、ハードセグメントとなる結晶性のポリプロピレン樹脂とソフトセグメントとなるエチレン−プロピレンゴム成分やブチルゴム成分とからなるものであり、ハードセグメントとソフトセグメントとの割合を調節することによって、種々の物性のものを得ることができる。上記オレフィン系熱可塑性エラストマーは、本発明の効果を阻害しない範囲内で、他のモノマーを含むモノマー組成物により得られる共重合体であってもよい。
上記オレフィン系熱可塑性エラストマーの製造方法としては、上記ハードセグメントとソフトセグメントに必要に応じて架橋剤や可塑化オイル等を混合し、押出機を用いて溶融混練し、架橋させるような従来から用いられている方法の他、近年、上記ハードセグメントとソフトセグメントとを重合反応によって直接に製造する方法も知られており、特に、後者の方法によるオレフィン系熱可塑性エラストマーは、反応器中で製造するオレフィン系熱可塑性エラストマーという趣旨から、リアクターTPOと呼ばれている。
上記ポリオレフィン系樹脂として、リアクターTPOと、ランダム共重合ポリプロピレンと、メタロセンポリプロピレンとの混合物が望ましい。
この混合物を用いて製造した支持層は、優れた非透水性を有するとともに、支持層自身がある程度柔軟性を備えるからである。
上記ポリ塩化ビニルとしては、例えば、塩化ビニルホモポリマー、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−エチレン酢酸ビニル共重合体等が挙げられる。
ポリ塩化ビニルは、難燃性及び絶縁性に優れる点で好適である。
上記支持層には、樹脂成分の他に、必要に応じて、例えば、滑剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、顔料、改質剤、難燃剤、帯電防止剤、補強剤、粘着付与剤、充填剤、防カビ剤等、一般に樹脂に添加される公知の添加剤を適量添加されていても良い。
上記粘着層の材質としては、例えば、アクリル系粘着剤等が挙げられる。上記アクリル系粘着剤は、アクリル系重合体を含む粘着剤である。
上記アクリル系重合体としては、例えば、(メタ)アクリル酸アルキルエステルの単独重合体又はこれらの共重合体等を挙げることができる。上記アクリル系粘着剤としては、(メタ)アクリル酸アルキルエステルと共重合性単量体とを共重合して得られる共重合体が好ましい。
上記アクリル系重合体の具体例としては、2−エチルヘキシルアクリレートとアクリル酸とからなる共重合体、2−エチルヘキシルアクリレートとヒドロキシエチルアクリレートとからなる共重合体、2−エチルヘキシルアクリレートとメチルメタクリレートとからなる共重合体、2−エチルヘキシルアクリレートと2−メトキシエチルアクリレートと酢酸ビニルとからなる共重合体、2−エチルヘキシルアクリレートとビニルピロリドンとからなる共重合体、2−エチルヘキシルアクリレートとメチルメタクリレートと2−メトキシエチルアクリレートとからなる共重合体、2−エチルヘキシルアクリレートとビニルピロリドンとアクリル酸とからなる共重合体等を挙げることができる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
また、上記粘着層は、必要に応じて、粘着付与剤(タッキファイヤー)、硬化剤、公知の添加剤等を含むものであってもよい。
上記離型層は、上記粘着性薄層体を使用する際に剥離するものである。
上記離型層としては、例えば、離型処理が施されたフィルムを用いることができる。
上記離型処理が施されたフィルムの材質としては、PET、紙、オレフィン系樹脂フィルム等が挙げられる。上記離型処理を施す際に使用する離型剤としては、シリコーン系のものが好適に用いられる。上記離型層の厚さは、粘着層との組み合わせ、又は、目的や用途等に応じて設定すればよい。
なお、本発明の粘着性薄層体において、上記離型層は必要に応じて形成すればよい。
次に、本発明の粘着性薄層体の製造方法について説明する。
(1)支持層の作製
まず、上述した樹脂に必要に応じて添加剤を配合した樹脂組成物を成形し、薄層状物(シート状物)を作製する。
ここで、成形方法としては、例えば、押出成形、カレンダー成形等を用いることができる。
これらのなかでは、カレンダー成形が望ましい。厚さの均一な薄層状物を好適に作製することができるからである。
また、カレンダー成形を用いる場合、後述するエンボス加工による凹凸の形成と組合わせることにより、薄層状物の作製と凹凸の形成とを連続的に行うことができる。
上記カレンダー成形で用いる形式としては、特に限定されないが、例えば、逆L型、Z型、直立2本型、L型、傾斜3本型等が挙げられる。
また、カレンダー成形は、成形機の構造上、多くの色、サイズ、樹脂の種類に対応し易く、小ロットにも対応し易い点で好適である。
(2)次に、上記薄層状物の少なくとも片面に凹凸を形成し、支持層を作製する。
上記凹凸の形成は、上記薄層状物の表面にエンボス加工を施すことにより行うことが望ましい。
エンボス加工により凹凸を形成する場合、所望の形状の凹凸を容易に形成することができるからである。
上記エンボス加工の種類としては、上記薄層状物の表面に凹凸を形成することができる方法であれば特に限定されず、例えば、絹目エンボス加工等が挙げられる。
上記薄層状物の少なくとも片面に凹凸を形成する方法は、エンボス加工に限定されるわけではなく、他の方法により凹凸を形成してもよく、例えば、作製した薄層状物の表面に研磨処理や、切削加工を施すことにより形成してもよい。
また、樹脂組成物をカレンダー成形して薄層状物を作製する際に、上記樹脂組成物として高粘度の樹脂組成物を調製しておくと、これをカレンダー成形することにより、成形条件によっては、表面に凹凸の形成された薄層状物を作製することができる。そして、この場合、カレンダー成形により作製した薄層状物を支持層とすることができる。
また、上記支持層は、凹凸を形成した後、さらに表面活性化処理を施してもよい。上記表面活性化処理とは、処理の前後で、処理される表面の化学構造に変化を生ずるものを意味する。上記表面活性化処理としては、例えば、コロナ処理、プラズマ処理、紫外線処理、電子線処理等が挙げられる。これらの処理を施すことにより、支持層と粘着層との密着性を向上させることができる。
また、上記処理のなかでは、コロナ処理が望ましい。充分な処理効果が得られるとともに、処理環境(処理装置)の構築が容易だからである。
次に、上記支持層の凹凸が形成された側の面に、粘着層を形成する。
ここでは、上記支持層と、形成する粘着層との間に空気層が介在するように粘着層を形成する。
具体的には、例えば、上述したアクリル系粘着剤を、粘着付与剤や硬化剤とともに、酢酸エチル等の希釈溶剤に混合させたものを離型紙上に塗工し、これを支持層に転写することにより形成する。
また、この方法を用いる場合、粘着層の形成とともに離型層も形成することができる。
このような工程を経ることにより、本発明の粘着性薄層体を製造することができる。
本発明の粘着性薄層体は、厚さが薄くても、優れた防水性と耐衝撃性とを備えているため、例えば、携帯電話やデジカメ等の電子機器に好適に使用することができる。
具体的には、例えば、携帯電話やデジカメの液晶ディスプレイや有機ELデイスプレイ等の表示部品を取り付ける際に、額縁状に加工された上記粘着性薄層体を上記表示部品の外縁に貼り付けることにより、完成した携帯電話等のディスプレイに、防水性と耐衝撃性とを付与することができる。
また、本発明の粘着性薄層体は優れた柔軟性を備えているため、例えば、上記の表示部品を筐体に取り付ける際に、表示部品や筐体に寸法誤差があったとしても、本発明の粘着性薄層体によりその寸法誤差を相殺して、表示部品を所定の位置に取り付けることができる。
勿論、本発明の粘着性薄層体の用途はこのような用途に限定されるわけではない。
以下、本発明について実施例を掲げてさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。また実施例中、「部」、「%」は特に断りのない限り「質量部」、「質量%」を意味する。
(実施例1)
支持層の作製
リアクターTPO(プライムポリマー社製、TPO R110)50重量部、ランダムPP(サンアロマー社製、PB222A)10重量部、メタロセンPP(住友化学社製、タフセレン(T3722))40重量部、及び、フェノール系酸化防止剤(旭電化工業社製、アデカスタブ2112)0.01重量部を配合しバンバリーミキサーで溶融混錬し、オレフィン系樹脂組成物を得た。その後、カレンダー成形を行うことにより、厚さ50μmの薄層状物を作製するとともに、片面に絹目エンボス加工による凹凸を形成し、厚さ60μmの支持層を作製した。
ここでは、カレンダー本体の各ロールのうち、最も出口側に位置するロールとして、凹部深さ10μm、凹部開口長さ705μmの凹凸が形成可能な表面を有する金属ロールを用いて、カレンダー成形を行うことにより上記支持層を作製しており、上記薄層状物の作製と凹凸の形成とが同時に(連続的に)行われることとなる。
なお、支持層の厚さは、JIS K 7130に準拠して測定した。測定面は10mmφとした。
粘着層の形成
アクリル系粘着剤(アクリル系エステル共重合体/綜研化学社製、SK1222)100重量部に対して、ロジン系タッキファイヤー(脂環族系石油樹脂/荒川化学工業社製、エステルガムAAV)20重量部、イソシアネート系硬化剤(日本ポリウレタン工業社製、コロネートL)0.89重量部、及び、希釈溶剤として酢酸エチル20重量部を混合したものを離型紙上に乾燥後厚さ20μmになるように塗工した後、上記支持層の凹凸形成面側に転写した。これにより、厚さ60μmの支持層の片面に厚さ20μmの粘着層が積層され、支持層と粘着層との間に空気層が形成された粘着性薄層体を得た。
また、同様の方法で支持層の両面に粘着層が積層された粘着性薄層体も製造した。
なお、本実施例で製造した粘着性薄層体は、離型層を備えていることとなる。
粘着性薄層体の評価
下記の方法により、粘着性薄層体の(1)50%モジュラス、及び、(2)30%圧縮応力を測定し、(3)空気層の形成状態、(4)防水性、及び、(5)ハンドリング性を評価した。結果を表1に示した。
ここで、上記(1)〜(3)及び(5)の評価は、支持層の片面にのみ粘着層が積層された粘着性薄層体を評価サンプルとして行い、上記(4)の評価は、支持層の両面に粘着層が積層された粘着性薄層体を評価サンプルとして行った。
(1)50%モジュラス
JIS K 7113に準拠して測定し、サンプル形状は、19mm巾×200mmの短冊状でチャック標線間を50mmにし引張速度300mm/分にて荷重を測定した。
(2)30%圧縮応力
JIS K 6767に準拠して測定した。測定器は万能引張圧縮試験機1175型(インストロン製)を用いた。治具は圧縮治具を用い、ロードセルはフルスケール5キロNのものを用いた。サンプルは50mm×50mmのものを20枚積層したもので測定した。また、圧縮速度は1mm/minとした。
(3)空気層の形成状態
支持層と粘着層との間に形成した空気を下記の基準で評価した。ここで、空気層の有無は、粘着性薄層体を切断し、その切断面を顕微鏡で観察した。
×:空気層が実質的に観察されなかった。
○:支持層と粘着層との間に空気層が形成されていた。
(4)防水性
2枚のアクリル板に内径4cm、外径6cmの額縁状に打ち抜いたサンプルを貼り付けて、2枚のアクリル板でサンプルを挟み込むとともに、サンプルの打ち抜いた部分に水を充填させて10KPaの圧力をかけて30分間水漏れがあるかどうかを観察し、下記の基準で評価した。なお、本評価において、水漏れが無かった場合、その防水性能は、IPX7に相当することとなる。
×:水漏れが発生した。
○:水漏れは無かった。
(5)ハンドリング性
粘着性薄層体をアクリル板に貼り付け、下記の基準で評価した。
×:粘着剤とアクリル板間に空気の層が生じ、接着面が白くなり綺麗に貼り付けができない。
○:粘着剤とアクリル板間に空気の層が生じることなく、均一に貼り付けることができる。
(実施例2)
カレンダー成形により作製する薄層状物の厚さを140μmに変更するとともに、絹目エンボス加工を施す金属ロールを、凹部深さ70μm、凹部開口長さ705μmの凹凸が形成可能な表面を有する金属ロールに変更して厚さ210μmの支持層を作製し、更に、粘着層の厚さを50μmに変更した以外は、実施例1と同様にして、粘着性薄層体を製造した。
得られた粘着性薄層体について、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表1に示した。
(実施例3)
カレンダー成形により作製する薄層状物の厚さを150μmに変更するとともに、絹目エンボス加工を施す金属ロールを、凹部深さ100μm、凹部開口長さ705μmの凹凸が形成可能な表面を有する金属ロールに変更して厚さ250μmの支持層を作製し、更に、粘着層の厚さを80μmに変更した以外は、実施例1と同様にして、粘着性薄層体を製造した。
得られた粘着性薄層体について、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表1に示した。
(実施例4)
絹目エンボス加工を施す金属ロールを、凹部深さ10μm、凹部開口長さ50μmの凹凸が形成可能な表面を有する金属ロールに変更した以外は、実施例1と同様にして、粘着性薄層体を製造した。
得られた粘着性薄層体について、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表1に示した。
(実施例5)
カレンダー成形により作製する薄層状物の厚さを200μmに変更するとともに、絹目エンボス加工を施す金属ロールを、凹部深さ100μm、凹部開口長さ1000μmの凹凸が形成可能な表面を有する金属ロールに変更して厚さ300μmの支持層を作製した以外は、実施例1と同様にして、粘着性薄層体を製造した。
得られた粘着性薄層体について、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表1に示した。
(実施例6)
カレンダー成形により作製する薄層状物の厚さを100μmに変更するとともに、絹目エンボス加工を施す金属ロールを、凹部深さ5μm、凹部開口長さ40μmの凹凸が形成可能な表面を有する金属ロールに変更して厚さ105μmの支持層を作製した以外は、実施例1と同様にして、粘着性薄層体を製造した。
得られた粘着性薄層体について、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表1に示した。
(実施例7)
カレンダー成形により作製する薄層状物の厚さを40μmに変更し、厚さ50μmの支持層を作製した以外は、実施例1と同様にして、粘着性薄層体を製造した。
得られた粘着性薄層体について、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表1に示した。
(実施例8)
カレンダー成形により作製する薄層状物の厚さを310μmに変更し、厚さ320μmの支持層を作製した以外は、実施例1と同様にして、粘着性薄層体を製造した。
得られた粘着性薄層体について、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表1に示した。
(比較例1)
カレンダー成形により作製する薄層状物の厚さを100μmに変更するとともに、エンボス加工を施す金属ロールを、表面に凹凸がない艶だしエンボスロールに変更して厚さ100μmの支持層を作製し、更に、粘着層の厚さを30μmに変更した以外は、実施例1と同様にして、粘着性薄層体を製造した。
得られた粘着性薄層体について、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表1に示した。
(比較例2)
カレンダー成形により作製する薄層状物の厚さを100μmに変更するとともに、エンボス加工を施す金属ロールを、表面に凹凸がない艶だしエンボスロールに変更して厚さ100μmの支持層を作製し、更に、粘着層の厚さを50μmに変更した以外は、実施例1と同様にして、粘着性薄層体を製造した。
得られた粘着性薄層体について、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表1に示した。
(比較例3)
実施例1と同様のオレフィン系樹脂組成物に、更に発泡剤としてアゾジカルボンアミド(英和化成工業社製、アゾジカルボンアミド)を2重量部添加したものを、押出成形し、100μmの発泡オレフィンの薄層状物を得た。これを支持層とし、この支持層に、厚さを50μmとした以外は実施例1と同様の方法で粘着層を転写し、厚さ100μmの支持層と、厚さ50μmの粘着層とからなる粘着性薄層体を製造した。
ここで、押出成形は、押出成形機として一軸押出機(東洋精機製作所社製、D2020型)を使用し、ダイとしてTダイ(T300C型)を使用し、スクリュー温度は1ゾーンを90℃、150℃、190℃に設定し、Tダイの温度は220℃に設定して行った。
得られた粘着性薄層体について、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表1に示した。
(比較例4)
実施例1と同様のオレフィン系樹脂組成物に、更に発泡剤としてアゾジカルボンアミド(英和化成工業社製、アゾジカルボンアミド)を2重量部添加したものを、比較例3と同様の方法で押出成形し、300μmの発泡オレフィンの薄層状物を得た。これを支持層とし、この支持層に、厚さを50μmとした以外は実施例1と同様の方法で粘着層を転写し、厚さ300μmの支持層と、厚さ50μmの粘着層とからなる粘着性薄層体を製造した。
得られた粘着性薄層体について、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表1に示した。
(比較例5)
カレンダー成形により作製する薄層状物の厚さを490μmに変更するとともに、絹目エンボス加工を施す金属ロールを、凹部深さ10μm、凹部開口長さ1050μmの凹凸が形成可能な表面を有する金属ロールに変更して厚さ500μmの支持層を作製した以外は、実施例1と同様にして、粘着性薄層体を製造した。
得られた粘着性薄層体について、実施例1と同様の方法で評価した。結果を表1に示した。
Figure 2011032331
表1に示した結果から明らかなように、支持層と粘着層との間に空気層が形成された実施例の粘着性薄層体は、防水性に優れるとともに、柔軟性を備えている。特に、実施例1〜5の粘着性薄層体では、防水性が優れるのは勿論、30%圧縮応力が700KPa以下で、かつ、50%モジュラスが20N/19mm以下と極めて優れた柔軟性を備えている。
一方、支持層に凹凸が形成されていない比較例1、2の粘着性薄層体は、支持層と粘着層との間に空気層が存在しておらず、そのため、柔軟性が不充分であった。
また、比較例3の粘着性薄層体は、支持層が発泡体からなるため、柔軟性は備えるものの防水性がなく、比較例4の粘着性薄層体では、支持体を発泡体としつつ、防水性を確保することができたが、支持層の厚さが厚くなってしまった。
また、比較例5の粘着性薄層体は、支持層の片面に凹凸が形成されているものの、凹部内に粘着層が入り込んでしまい、支持層と粘着層との間に実質的に空気層が形成されなかったため、柔軟性が不充分であった。
10、20、30 粘着性薄層体
11、21、31 支持層
12 粘着層
13 離型層
15 空気層

Claims (8)

  1. 少なくとも一方の面に凹凸が形成された非透水性の支持層と、
    前記支持層の前記凹凸が形成された面に積層された粘着層とを備え、
    前記支持層と前記粘着層との間に空気層が形成されていることを特徴とする粘着性薄層体。
  2. 前記空気層は、外部から独立した空気層である請求項1に記載の粘着性薄層体。
  3. 前記支持層の厚さは、60〜300μmであり、
    前記凹凸における凹部の深さが10μm以上であり、凹部の開口部分長さが50〜1000μmであり、
    前記粘着層の厚さは、20〜80μmである
    請求項2に記載の粘着性薄層体。
  4. 30%圧縮応力が700KPa以下である請求項1〜3のいずれかに記載の粘着性薄層体。
  5. 50%モジュラスが20N/19mm以下である請求項1〜4のいずれかに記載の粘着性薄層体。
  6. 前記支持層の形成は、カレンダー成形により薄層状物を作製し、この薄層状物の少なくとも片面に凹凸を形成することにより行われる請求項1〜5のいずれかに記載の粘着性薄層体。
  7. 前記支持層の凹凸は、エンボス加工により形成される請求項1〜6のいずれかに記載の粘着性薄層体。
  8. 前記支持層は、ポリオレフィン系樹脂からなる請求項1〜7のいずれかに記載の粘着性薄層体。
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