JP2011031702A - 車両用電子回路装置および車両用電子回路基板の収容ケース - Google Patents

車両用電子回路装置および車両用電子回路基板の収容ケース Download PDF

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宗昭 松本
Takeo Tsuzuki
威夫 都築
Toru Yoshida
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Abstract

【課題】電子回路基板に実装された発音部品が発する音により乗員に確実に報知することが可能な車両用電子回路装置および車両用電子回路基板の収容ケースを提供すること。
【解決手段】電子制御ユニット1の収容ケース2は、発音部品であるブザー20が実装されたプリント基板10の収容部を形成する筐体をなすケース本体30およびカバー40と、ケース本体30のうちブザー40に対向する位置に形成された開口部31に回転可能に取り付けられて、導音路55が開口部31の軸線と直交する方向に延びる導音管50とにより構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、発音部品が実装された電子回路基板を収容ケース内に収容して車両に搭載する電子回路装置およびその車両用電子回路装置に用いられる電子回路基板の収容ケースに関する。
従来から、例えば障害物センサの検出信号に基づいて電子回路装置がブザー等の警告音を発する発音部品を作動させ、車両の乗員に障害物を認識させる車両用障害物検知システムが知られている。このようなシステムに用いられる電子回路装置として、発音部品が実装された電子回路基板を放音孔が開けられた収容ケース内に収容し、発音部品が発した音を放音孔から外部に出力する電子回路装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−30265号公報
しかしながら、上記従来技術の電子回路装置では、ブザー等の発音部品が発した音が乗員に伝達され難く、確実な報知が困難な場合があるという問題がある。この問題は、発音部品が発した音が放音孔から外部に出力される際に拡散し易いとともに、車両内における電子回路装置の搭載位置や搭載姿勢の制約により、発音部品が発した音の乗員までの伝達距離が長く、音の出力方向が適切でない場合が多いこと等に起因する。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、電子回路基板に実装された発音部品が発する音により乗員に確実に報知することが可能な車両用電子回路装置および車両用電子回路基板の収容ケースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明の車両用電子回路装置では、
発音部品が実装された電子回路基板と、この電子回路基板を内部に収容する収容ケースとを備え、車両に搭載される電子回路装置であって、
収容ケースは、
電子回路基板を収容する収容部を形成するとともに、発音部品の収容位置に対応して放音用の貫通孔が形成された筐体と、
筐体の貫通孔の周縁部に係合する係合部を有するとともに、係合部を基端として貫通孔の軸線に交差する方向に延びる導音路を内部に形成する導音路形成部材と、を備えることを特徴としている。
これによると、発音部品が発する音は、発音部品の収容位置に対応して筐体に形成された貫通孔から貫通孔の軸線に交差する方向に延びる導音路形成部材内の導音路を介して外部に出力される。したがって、筐体に設けられた放音用の貫通孔の軸線方向とは異なる方向に、拡散を抑止しつつ音を出力することができる。導音路形成部材が延びる方向を適切に設定することで、電子回路基板に実装された発音部品が発する音により乗員に確実に報知することが可能となる。
また、請求項2に記載の発明では、導音路形成部材は、内部に貫通孔の軸線に直交する方向に延びる前記導音路を形成していることを特徴としている。これによると、筐体に設けられた放音用の貫通孔の軸線方向と直交する方向に拡散を抑止しつつ音を出力することができる。さらに、導音路形成部材を筐体に沿って延設できるので、筐体と導音路形成部材とからなる収容ケースの体格が大きくなることを抑制することができる。
また、請求項3に記載の発明では、導音路形成部材は、基端から先端に向かって断面積が漸次増大する導音路を形成していることを特徴としている。これによると、導音路を導かれる音の反射ロスを低減して、発音部品が発した音を導音路形成部材の先端まで効率よく導き外部に出力することができる。したがって、電子回路基板に実装された発音部品が発する音により乗員に一層確実に報知することができる。
また、請求項4に記載の発明では、導音路形成部材の係合部は、筐体に対して貫通孔の軸線を中心に回転可能となっていることを特徴としている。これによると、筐体の貫通孔を中心に導音路形成部材を回転して、乗員に報知するために適切な方向に導音路の延びる方向を変更することができる。したがって、搭載される車種等によって電子回路装置の搭載位置や搭載姿勢が異なったとしても、電子回路基板に実装された発音部品が発する音により乗員に確実に報知することができる。
また、請求項5に記載の発明では、導音路形成部材に形成された第1係止部と筐体に形成された第2係止部とが相互に係止して、筐体に対する導音路形成部材の位置決め固定がされるようになっており、第2係止部は、貫通孔の軸線を中心とする円周上に複数形成されていることを特徴としている。これによると、第1係止部が係止する第2係止部を変更することで、導音路が延びる方向を容易に変更することができる。
また、請求項6に記載の発明では、導音路形成部材と筐体との間に介装されて、筐体に対する導音路形成部材の位置決め固定をする位置決め固定部材を備えることを特徴としている。これによると、筐体の貫通孔を中心に導音路形成部材を回転し、固定部材により所望の位置で導音路形成部材を位置決め固定することができる。したがって、所望の方向に延びる導音路を設定することができる。
また、請求項7に記載の発明では、貫通孔は、筐体のうち発音部品の発音部位に対向する位置に形成されていることを特徴としている。これによると、発音部品が発する音を確実に導音路形成部材内の導音路に導くことができる。
また、請求項8に記載の発明の車両用電子回路基板収容ケースでは、
発音部品が実装された電子回路基板を内部に収容して車両に搭載するための収容ケースであって、
内部に電子回路基板を収容する収容部を形成するとともに、発音部品の収容位置に対応して放音用の貫通孔が形成された筐体と、
筐体の貫通孔の周縁部に係合する係合部を有するとともに、係合部を基端として貫通孔の軸線に交差する方向に延びる導音路を内部に形成する導音路形成部材と、を備えることを特徴としている。
これによると、筐体内に発音部品が実装された電子回路基板を収容すると、発音部品が発する音を、発音部品の収容位置に対応して筐体に形成された貫通孔から貫通孔の軸線に交差する方向に延びる導音路形成部材内の導音路を介して外部に出力することができる。したがって、筐体に設けられた放音用の貫通孔の軸線方向とは異なる方向に拡散を抑止しつつ音を出力することができる。導音路形成部材が延びる方向を適切に設定することで、電子回路基板に実装された発音部品が発する音により乗員に確実に報知することが可能となる。
本発明を適用した第1の実施形態における車両用電子回路装置である電子制御ユニット1の平面図である。 図1のII−II線断面図である。 第2の実施形態における車両用電子回路装置である電子制御ユニット1の断面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した形態と同様とする。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明を適用した第1の実施形態における車両用電子回路装置である電子制御ユニット1の平面図であり、図2は、図1におけるII−II線断面図である。
本実施形態の電子制御ユニット1は、例えば車両用の障害物検知装置に用いられるものであって、車両のバンパ等に取り付けられた障害物センサが障害物を検出したときには、その検出信号に基づいて障害物との距離に応じた警報を発するユニットである。このような電子制御ユニット1は、車両への搭載を容易にするために、例えばセンサ近傍となる車両後部荷室内に配設される。
図2に示すように、電子制御ユニット1は、半導体部品等の素子11や発音部品であるブザー20が実装された電子回路基板であるプリント基板10と、プリント基板10を収容する収容ケース2とを備えている。
本実施形態の収容ケース2は、内部にプリント基板10の収容部を形成する筐体を構成するケース本体30およびカバー(蓋部材)40と、ケース本体30に装着された導音管50とからなっている。ケース本体30、カバー40、および導音管50は、いずれも例えば樹脂材(本例ではABS樹脂材)からなっている。
図2に示すように、図示右方側の面部が開口した有底角筒状のケース本体30と、ケース本体30の図示右方側の開口を閉塞する平板状のカバー40とによってプリント基板10を収容する筐体を構成しており、カバー40には、プリント基板10の外部接続端子であるコネクタ12を挿設する挿通部が形成されている。
ケース本体30の内側面には、ケース本体30内に図示右方側の開口からプリント基板10が挿設された際にプリント基板10の両縁部(図2図示表裏方向の両縁部)を案内する溝部35と、プリント基板30の挿設が完了した際にプリント基板10の先端縁部(図2図示左方端縁部)を挟持してプリント基板10を支持する挟持部36とが形成されている。
ケース本体30の図示上方側の面には、プリント基板30の挿設が完了した際のブザー20の位置に対応して放音用の開口部31が貫通孔として形成されている。具体的には、ブザー20は、図示上面が音を発する発音部位である放音方向面21となっており、ケース本体30のブザー20に対向する対向面部30a(図示上面)のうち、ブザー20の放音方向面21に対向する位置に開口部31が形成されている。
導音管50は、内部に導音路55を形成する導音路形成部材である。導音管50は、ケース本体30の対向面部30aに係合する係合部51と、係合部51を基端53として先端54まで延びるホーン構造部52とからなっている。
係合部51は、導音管50をケース本体30の開口部31に取り付けるために開口部31の周縁部32に係合する部位である。係合部51は、ケース30の対向面部30aよりも図示上方に位置する環状部51aと、環状部51aから図示下方に突出して先端に断面三角形状の爪が形成された複数の係合爪部51bとからなっている。
ケース本体30の図示上方側から導音管50を取り付ける際には、係合部51の係合爪部51bが開口部31の内側に向かって撓んだ後に復元して、環状部51aと係合爪部51bとで周縁部32を挟持して係合するようになっている。
なお、本例の係合部51は複数の係合爪部51bを有していたが、ケース本体30の対向面部30aに取り付けが可能であれば、係合部の形態はこれに限定されるものではなく、例えば、環状部51aの図示下方側に係合爪部51bと同様の断面形状を有する部位を環状に形成したものであってもよい。
係合部51に対して一体的に形成されたホーン構造部52は、係合部51側の端部である基端53から図示右方側の端部である先端54まで、内部の導音路55の断面積が漸次増大するように形成されている。本例のホーン構造部52は、導音路55の断面形状が矩形状となっている。図1に示すように、基端53から先端54に向かって幅寸法(図1図示上下寸法)が徐々に増大しており、図2に示すように、基端53から先端54まで高さ寸法(図2図示上下寸法)は一定としている。
このような形状のホーン構造部52は、導音路55の延びる方向が係合部51の軸線方向(すなわち、開口部31の軸線方向)に直交する方向となっている。これによって、図2に示すように、ホーン構造部52は、ケース本体30の対向面部30aに沿って延びている。
そして、係合部51内の導音通路とホーン構造部52内の導音路55とが接続する導音管50の屈曲部の外周側面は、係合部51の軸線に対して約45度傾斜した傾斜面となっており、ブザー20から発せられ係合部51から導音管50内に導かれた音を、ホーン構造部52の延設方向に効率よく反射するようになっている。
ケース本体30の開口部31は本例では円形状であり、導音管50の係合部51は開口部31の形状に対応して形成されている。これにより、図1に二点鎖線の矢印で示すように、導音管50は、係合部51の軸線(すなわち開口部31の軸線)を中心にケース本体30に対して回転可能となっている。本例では全周に亘って回転可能となっている。
図2に示すように、導音管50ホーン構造部52のケース本体30側の面には、回転可能な導音管50の位置決め固定に用いる固定突起部56が設けられている。ホーン構造部52から図示下方に突出した固定突起部56は、先端部がケース本体30対向面部30aの外面(図示上方面)の形成された固定凹部33内に嵌合されて、ホーン構造部52を支持しつつ位置決め固定するようになっている。
固定突起部56が本発明で言うところの第1係止部に相当し、固定凹部33が第2係止部に相当する。したがって、第1係止部と第2係止部とが相互に係止することで、ケース本体30に対する導音管50の位置決め固定がされている。
図1に示すように、ケース本体30対向面部30aの外面には、固定凹部33が、開口部31の軸線を中心とする円周上に複数(本例では12)設けられており、固定突起部56を嵌合する固定凹部33を選択することで、ホーン構造部52の延設方向を変更できるようになっている。
なお、固定突起部56には、ゴム材料もしくは熱可塑性エラストマ材料等からなる防振構造体を採用することが好ましい。これによれば、ブザー20鳴動時に振動による異音(所謂びびり音)の発生を抑制することができる。
上記構成の電子制御ユニット1において、図示しない障害物センサからの信号に基づいてブザー20が作動すると、ブザー20は放音方向面21から警告のための音を発する。ブザー20が発した音は、放音方向面21に対向する位置に設けられたケース本体30の開口部31から導音管50内に伝搬し、導音管50の係合部51内からホーン構造部52内に伝わって、ホーン構造部52内の導音路55を先端54に向かって導かれる。そして、ホーン構造部52の先端54から外部に放音される。
上述の構成および作動によれば、電子制御ユニット1の収容ケース2は、ブザー20が実装されたプリント基板10の収容部を形成する筐体をなすケース本体30およびカバー40と、ケース本体30のうちブザー40に対向する位置に形成された開口部31に回転可能に取り付けられて、導音路55が開口部31の軸線と直交する方向に延びる導音管50とにより構成されている。
したがって、ケース本体30の開口部31を中心として導音管50を回転し、導音路55が延びる方向を、ブザー20が発する警告音を車両の乗員へ良好に伝達することが可能な方向に調節することができる。これにより、車両が障害物に近接したときには、ブザー20が発する警告音を、拡散を抑制しつつ乗員の方向に確実に伝達して、乗員に障害物の近接を確実に報知することができる。
また、電子制御ユニット1が搭載される車種等によって電子制御ユニット1の搭載位置や搭載姿勢が異なったとしても、導音路55が延びる方向を適切に選択して設定することで、共通仕様の電子制御ユニット1で確実な報知に対応することが可能である。
また、導音路55の延設方向を、乗員へ到達する警告音の音圧が最高となるように設定すると音圧が高すぎる場合には、導音管50を回転して到達音圧を適切なレベルまで低減することができる。したがって、プリント基板10にブザー20の音量調節手段である可変抵抗等を設ける必要がなく、実装構成を簡素化することができる。
また、導音管50に設けた固定突起部56とケース本体30に形成された固定凹部33とを相互に係止して、ケース本体30に対する導音管50の位置決め固定をしており、固定凹部33は、ケース本体30に開口部31の軸線を中心とする円周上に複数形成されている。したがって、固定突起部56が係止する固定凹部33を変更することで、導音路55が延びる方向を容易に変更することができる。
また、導音管50は、基端53から先端54に向かって断面積が漸次増大する導音路55を形成している。したがって、導音路55を導かれる音の反射ロスを低減して、ブザー20が発した警告音を先端54まで効率よく導いて外部に出力することができる。
また、導音路55の延設方向を開口部31の軸線方向に直交する方向として、導音管50のホーン構造部52を、ケース本体30の対向面部30aに沿って延設しているので、収容ケース2の体格(すなわち、搭載に要するスペース)を比較的小さくすることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について図3に基づいて説明する。
本第2の実施形態は、前述の第1の実施形態と比較して、導音管50の位置決め固定をするための構成が異なる。なお、第1の実施形態と同様の部分については、同一の符号をつけ、その説明を省略する。
図3に示すように、本実施形態の電子制御ユニット1は、ケース本体30に固定凹部33を形成しておらず、導音管50に固定突起部56を設けていない。本実施形態の電子制御ユニット1の収容ケース2は、導音管50をケース本体30に対して位置決め固定するために、導音管50のホーン構造部52とケース本体30との間に介装する楔形固定部材60を備えている。
楔形固定部材60は、例えばゴム材からなり、導音管50をケース本体30に対して位置決めした後、ホーン構造部52とケース本体30との間に押し込まれることによって、導音管50とケース本体30との相互位置関係を固定するようになっている。楔形固定部材60は、本発明で言うところの位置決め固定部材に相当する。
本実施形態の構成によれば、ケース本体30の開口部31を中心に導音管50を回転して所望の位置に停止させ、楔形固定部材60をホーン構造部52とケース本体30との間に介装することで、導音管50をケース本体30に対して位置決め固定することができる。したがって、所望の方向に延びる導音路55を設定することが可能である。
位置決め固定部材は、楔形固定部材60に限定されず、他の形状の部材であってもかまわない。また、楔形固定部材60の押し込み方向も、図3に示すような開口部31の径外方向からに限定されず、周方向から押し込んで固定するものであってもよい。例えば、ホーン構造部52とケース本体30との間に、開口部31の周方向(すなわち、回転可能な導音管50の回転方向)の両側から楔形固定部材60を押し込んで固定するものであってもよい。
また、図3では図示を省略しているが、導音管50ホーン構造部52の図示下面およびケース本体30の図示上面の少なくともいずれかに、楔形固定部材60の抜け止め手段として溝部や段差部等を設けることが好ましい。
(他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
上記各実施形態では、導音路55が開口部31の軸線と直交する方向に延びる導音管50を用いていたが、これに限定されず、導音路が開口部31の軸線と交差する方向に延びる導音管を用いてもかまわない。
また、上記各実施形態では、ホーン構造部52が形成する導音路55の断面形状は矩形状であったが、これに限定されるものではなく、例えば、断面形状は楕円形状であってもよい。また、導音路55は、基端53から先端54に向かって断面積が漸次増大するように形成されていたが、これに限定されるものではない。すなわち、導音路を形成する構造部はホーン形状に限定されるものではなく、例えば、同一寸法の同一断面形状が連続する筒状であってもかまわない。
また、上記各実施形態では、導音管50は、係合部51とホーン構造部52とが一体成形されていたが、これに限定されるものではなく、別体で成形して組み合わせるものであってもよい。
また、上記各実施形態では、導音管50は、ケース本体30に対して開口部31の軸線を中心に回転可能となっていたが、これに限定されず、例えば、導音路55が所定方向に延設されるように、導音管50をケース本体30に固定するものであってもよい。
また、上記各実施形態では、ケース本体30の放音用の開口部31は、ブザー20の放音方向面21に対向する位置に形成されていたが、これに限定されるものではなく、ブザー20の位置に対応して形成するものであればよい。すなわち、ブザー20が発する音を導音管50内に伝搬し易い位置に形成するものであればよい。
また、上記各実施形態では、導音管50が装着される筐体をケース本体30とカバー40とで構成していたが、これに限定されるものではない。例えば、筐体は、浅底角箱形状(浅い有底矩形筒状)の2つのケース体を組み合わせて構成するものであってもよい。また、筐体を構成する複数の部材を、ヒンジ構造部で連結するように一体成形したものであってもかまわない。
また、上記各実施形態では、発音部品はブザー20であったが、これに限定されるものではなく、例えば、スピーカ等であってもかまわない。
また、上記各実施形態では、車両用電子回路装置は車両用の障害物検知装置に用いられる電子制御ユニット1であったが、これに限定されるものではなく、本発明は、発音部品が実装された電子回路基板を内部に収容する収容ケースを備える車両搭載用の電子回路装置に広く適用して有効である。
1 電子制御ユニット(電子回路装置)
10 プリント基板(電子回路基板)
20 ブザー(発音部品)
30 ケース本体(筐体の一部、収容ケースの一部)
31 開口部(貫通孔)
32 周縁部(貫通孔の周縁部)
33 固定凹部(第2係止部)
40 カバー(筐体の一部、収容ケースの一部)
50 導音管(導音路形成部材、収容ケースの一部)
51 係合部
55 導音路
56 固定突起部(第1係止部)
60 楔形固定部材(位置決め固定部材)

Claims (8)

  1. 発音部品が実装された電子回路基板と、前記電子回路基板を内部に収容する収容ケースとを備え、車両に搭載される電子回路装置であって、
    前記収容ケースは、
    前記電子回路基板を収容する収容部を形成するとともに、前記発音部品の収容位置に対応して放音用の貫通孔が形成された筐体と、
    前記筐体の前記貫通孔の周縁部に係合する係合部を有するとともに、前記係合部を基端として前記貫通孔の軸線に交差する方向に延びる導音路を内部に形成する導音路形成部材と、を備えることを特徴とする車両用電子回路装置。
  2. 前記導音路形成部材は、内部に前記軸線に直交する方向に延びる前記導音路を形成していることを特徴とする請求項1に記載の車両用電子回路装置。
  3. 前記導音路形成部材は、前記基端から先端に向かって断面積が漸次増大する前記導音路を形成していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用電子回路装置。
  4. 前記係合部は、前記筐体に対して前記貫通孔の軸線を中心に回転可能となっていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の車両用電子回路装置。
  5. 前記導音路形成部材に形成された第1係止部と前記筐体に形成された第2係止部とが相互に係止して、前記筐体に対する前記導音路形成部材の位置決め固定がされるようになっており、
    前記第2係止部は、前記軸線を中心とする円周上に複数形成されていることを特徴とする請求項4に記載の車両用電子回路装置。
  6. 前記導音路形成部材と前記筐体との間に介装されて、前記筐体に対する前記導音路形成部材の位置決め固定をする位置決め固定部材を備えることを特徴とする請求項4に記載の車両用電子回路装置。
  7. 前記貫通孔は、前記筐体のうち前記発音部品の発音部位に対向する位置に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6に記載の車両用電子回路装置。
  8. 発音部品が実装された電子回路基板を内部に収容して車両に搭載するための収容ケースであって、
    内部に前記電子回路基板を収容する収容部を形成するとともに、前記発音部品の収容位置に対応して放音用の貫通孔が形成された筐体と、
    前記筐体の前記貫通孔の周縁部に係合する係合部を有するとともに、前記係合部を基端として前記貫通孔の軸線に交差する方向に延びる導音路を内部に形成する導音路形成部材と、を備えることを特徴とする車両用電子回路基板の収容ケース。
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