JP2003127625A - タイヤ内圧警報装置 - Google Patents

タイヤ内圧警報装置

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JP2003127625A
JP2003127625A JP2001323780A JP2001323780A JP2003127625A JP 2003127625 A JP2003127625 A JP 2003127625A JP 2001323780 A JP2001323780 A JP 2001323780A JP 2001323780 A JP2001323780 A JP 2001323780A JP 2003127625 A JP2003127625 A JP 2003127625A
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Japan
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internal pressure
rim
battery
alarm device
flat battery
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Application number
JP2001323780A
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English (en)
Inventor
Yuji Takeda
裕二 竹田
Masanori Toyofuku
雅宣 豊福
Toshihiro Miyazaki
俊弘 宮崎
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C23/00Devices for measuring, signalling, controlling, or distributing tyre pressure or temperature, specially adapted for mounting on vehicles; Arrangement of tyre inflating devices on vehicles, e.g. of pumps or of tanks; Tyre cooling arrangements
    • B60C23/02Signalling devices actuated by tyre pressure
    • B60C23/04Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre
    • B60C23/0491Constructional details of means for attaching the control device
    • B60C23/0494Valve stem attachments positioned inside the tyre chamber

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リムに取付けられ、タイヤの内圧を検出し
て、検出した信号を、アンテナから車体側の受信機に送
信するタイヤ内圧警報装置において、アンテナから放射
される電波が、リムの電位変動により影響を受けて、そ
の送信特性が劣化するのを改善する。 【解決手段】 リムへの取り付け姿勢で、平板状電池と
電子基板とを、これらのリム軸線を通る横断面において
横断面にほぼ直角に、かつ、二層に配設するとともに、
平板状電池をリムのウェル部底面に近接する側に配置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両におけるタイ
ヤ空気圧の状態を監視して、異常を運転者に通知するた
めのタイヤ内圧警報装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両のリムに取付けられて、
タイヤの空気圧を検出し、この空気圧に関する情報を、
電波により、車両側に設けた受信機に送信し、空気圧の
異常を運転者に知らせるためのタイヤ内圧警報装置が知
られていて、このような内圧警報装置を、図7〜図8に
示す。
【0003】図7は、このタイヤ内圧警報装置91の取
り付け状態を示す略線断面図である。タイヤ内圧警報装
置91は、タイヤ97に内圧を注入するための円筒状の
バルブ装置95と一体となって、リム92のウェル部側
面94に取付けられる。このタイヤ内圧警報装置91
は、タイヤ97を、リム92に組み付ける際に、タイヤ
97に干渉しないよう、リムのウェル部内で、ウェル部
底面93の外周面に、できるだけ近づけて配置される。
【0004】図8は、従来のタイヤ内圧警報装置91内
の部品配置を示す略線断面図である。このタイヤ内圧警
報装置91は、電子基板81と、電子基板81に電力を
供給する平板状電池82と、処理された信号を車体側の
受信機に送信するアンテナ84とを具えている。電子基
板81には、タイヤの内圧を検出する圧力センサ83や
半導体素子がマウントされ、半導体素子と、電子基板8
1に設けられた回路パターンとで、検出した圧力信号を
処理する信号処理回路を構成する。
【0005】アンテナ84は、電子基板81の信号回路
に接続されているので、図8に示すように、通常、電子
基板81内の周辺部にパターン化されて張り巡らされ、
もしくは、電子基板81の上面もしくは下面に沿った近
傍に張り渡されて配設される。
【0006】また、このタイヤ内圧警報装置91は、圧
力センサ83に内圧を導く連通穴89を有し、電子基板
81にほぼ平行に配置される蓋部87と、蓋部87の周
縁から、電子基板81および平板状電池82を囲繞する
方向に突出する縁部88とを有するケーシング85を具
えている。このケーシング85は、バルブ装置95と一
体となって、リム92のウェル部側部94に固定され、
電子基板81と平板状電池82とを保護するとともにこ
れらを支持している。さらに、ケーシング85内には、
電子基板81と平板状電池82とを配置した後、注入さ
れ固化される封止樹脂86を設け、これらの部品を固定
するとともにこれらの部品の腐食を防止している。
【0007】タイヤ内圧警報装置91は、これをリム9
2のウェル部内に納めるべく、その高さを抑制する必要
があり、その取り付け姿勢において、電子基板81と平
板状電池82とを、ともにリム92のウェル部底面93
にほぼ平行に配置し、かつ、二層に構成している。
【0008】電子基板81と平板状電池82とでは、平
板状電池82の方が質量が大きく、リムを回転する際、
より大きな遠心力が作用する平板状電池82を確実に支
持するため、従来のタイヤ内圧警報装置91では、図8
に示すように、平板状電池82をケーシング85の蓋部
87に当接させて配置している。その結果、タイヤ内圧
警報装置91は、その取り付け姿勢で、コイン電池82
を、電子基板81に対比して、リム92のウェル部底面
93から離隔する側に配置している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような、従来のタ
イヤ内圧警報装置91は、以下に示すような問題点をか
かえ、その根本的な解決が求められていた。第一の問題
点は、図8に示すように、電子基板81に取付けられた
圧力センサ83と、ケーシング85の蓋部87に設けた
連通穴89の間に平板状電池82が配置されているの
で、圧力センサ83に内圧を導くための経路と電子基板
81上の圧力センサ83の配置とが、平板状電池82に
より限定され、基板の設計の自由度が大幅に制約される
こととなり、その結果、電子基板81の機能を確保しよ
うとすれば、そのコストを上昇させることになり、電子
基板の設計自由度の拡大が望まれていた。
【0010】これに加えて、このような、電子基板81
が、ケーシング85の蓋部87から離れて配置される構
造の内圧警報装置91では、連通穴89から圧力センサ
83までの余計な管路が必要となり、これもコストアッ
プの一因となっていた。
【0011】タイヤ内圧警報装置91の第二の問題点
は、アンテナ84が、導体よりなるリム92のウェル部
底面93に極めて近接した位置で、これに沿って張り渡
されているため、アンテナ84から、車体側に設けた受
信機に放射される電波が、リム92の電位により大きく
影響を受け、送信安定性を劣化させる点である。
【0012】すなわち、図7および図8を参照して明ら
かにように、従来のタイヤ内圧警報装置91において
は、電子基板81は、リム92のウェル部底面93に近
接して配設されるとともに、アンテナ84は、前述のよ
うに、電子基板81内の周辺部にパターン化されて張り
巡らされ、もしくは、電子基板81の上面もしくは下面
に沿ってその近傍に張り渡されて配設されているので、
必然的に、アンテナ84は、ウェル部底面93に極めて
近接した位置で、これに沿って張り渡されることとな
る。一方、導体であるリム92の電位は、その周囲の電
気的環境によって、常に変動しているため、アンテナ8
4から放射される微弱な電波を不安定にすることとな
り、問題となっていた。
【0013】図7に示した構造のタイヤ内圧警報装置9
1のほかに、電子基板81と平板状電池82とをほぼ同
一平面上に広げて配置した構造のタイヤ内圧警報装置も
知られていて、例えば、特開2000−25430号公
報に記載のものが公知である。
【0014】電子基板81と平板状電池82とをほぼ同
一平面上に配置したこのタイヤ内圧警報装置は、電子基
板81にマウントされた圧力センサ83をケーシング8
5の蓋部に設けた連通穴89に隣接して配置することが
できるので、前述の、電子基板81上の圧力センサ83
の配置設計の自由度が制限されるという第一の問題点を
解消することはできるが、アンテナ84がリム92のウ
ェル部底面93に近接してこれに沿って配置されている
点では、図8に示すタイヤ内圧警報装置91と同様であ
り、よって、このことに起因して生じる、電波の送信安
定性を劣化させるという第二の問題点を解消してはいな
い。
【0015】しかも、このタイヤ内圧警報装置は、電子
基板81と平板状電池82とをほぼ同一平面上に配置し
たため、ケーシング85は、扁平で、大きく広がった形
状のものとなり、その結果、同じ容積の部品を収納する
ためのケーシング85の表面積が大きくなってしまい、
タイヤ内圧警報装置全体の重量とコストの上昇を招いて
いる。
【0016】この発明は、このような問題に鑑みてなさ
たものであり、送信する電波の安定性を高めるととも
に、電子基板の設計自由度を確保し、コストを削減する
ことのできるタイヤ内圧警報装置を提供することを、そ
の目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明はなされたものであり、その要旨構成なら
びに作用を以下に示す。
【0018】請求項1に記載のタイヤ内圧警報装置は、
リムに装着されたタイヤの内圧を検出する圧力センサお
よび検出した圧力信号を処理する信号処理回路を設けた
電子基板と、この信号処理回路に接続され、処理された
信号を車体側の受信機に送信するアンテナと、電子基板
に電力を供給する平板状電池と、リムに対して固定して
取付けられ、電子基板および平板状電池を収納するケー
シングとを具え、リムのウェル部底面の外周面に近接し
て配置されるタイヤ内圧警報装置において、リムへの取
り付け姿勢で、平板状電池と電子基板とを、これらのリ
ム軸線を通る横断面において横断面にほぼ直角に、か
つ、二層に配設するとともに、平板状電池をリムのウェ
ル部底面に近接する側に配置し、ケーシングを、電子基
板にほぼ平行に、電子基板に隣接して配置された蓋部
と、蓋部の周縁から、電子基板と平板状電池とを囲繞す
る方向に突出する縁部と、リムの回転に伴って電子基板
に作用する遠心力に対抗して、これを支持する電子基板
支持部と、平板状電池に作用する遠心力に対抗して、こ
れを支持する電池支持部とを含んで構成してなるもので
ある。
【0019】本発明に係るこのタイヤ内圧警報装置は、
平板状電池と電子基板とを、これらのリム軸線を通る横
断面において横断面にほぼ直角に、かつ、二層に配設す
るとともに、平板状電池をリムのウェル部底面に近接す
る側に配置しているが、このことは、図8において、平
板状電池82と、電子基板81とを上下入れ替えた配置
とすることを意味し、この配置構造によると、電子基板
とリムのウェル部底面の間に、電子基板内もしくはその
近傍のアンテナから放射される電波の接地極を形成する
平板状電池を配設しているので、平板状電池がリムのウ
ェル部底面により形成される電界をシールドして、放射
電波の、リムの電位変動による影響を大幅に減少するこ
とができる。
【0020】また、このタイヤ内圧警報装置において
は、ケーシングの蓋部に連通穴を設け、この連通穴を通
して、電子基板にマウントされた圧力センサに内圧を導
入する際、ケーシング蓋部を電子基板に隣接して配置し
ているので、基板上のどの位置に圧力センサをマウント
しても、タイヤの内圧を、連通穴から直接圧力センサに
導くことができるので、電子基板設計の自由度が制限さ
れることはなく、よって、低コストで小型の電子基板の
設計を可能にすることができる。また、このタイヤ内圧
警報装置によれば、連通穴から直接圧力センサに内圧を
導くための余計な管路を設ける必要がないので、このこ
とも、タイヤ内圧警報装置の低コストでの製作に寄与し
ている。
【0021】そして、このタイヤ内圧警報装置は、電子
基板と圧力センサを二層に配置しているので、これらを
同一平面上に配置した場合に対比して、ケーシングの表
面積を小さくすることができ、よって、重量とコストと
を低減することができる。
【0022】さらに、このタイヤ内圧警報装置は、リム
に対してケーシングを固定して取り付け、このケーシン
グに、リムの回転に伴って電子基板に作用する遠心力に
対抗して、これを支持する電子基板支持部と、平板状電
池に作用する遠心力に対抗して、これを支持する電池支
持部とを設けているので、リムが高速に回転しても、電
子基板と平板状電池とをケーシングにより直接支持する
ことができ、よって、これらの部品を、ケーシングを介
して、確実にリムに固定して支持することができる。
【0023】請求項2に記載のタイヤ内圧警報装置は、
請求項1に記載するところにおいて、電池支持部を、平
板状電池の外径より小さい内径を有し、前記縁部に設け
た段付き部に掛止されるリングもしくは割りリングで構
成してなるものである。
【0024】このタイヤ内圧警報装置によれば、平板状
電池が、その奥側、すなわちケーシングの蓋部に近接す
る側にある電子基板より外径が小さくても、平板状電池
を支持することができ、したがって、基板と平板状電池
を、それぞれ独立に、最適な大きさと形状のものとする
ことができ、よって、タイヤ内圧警報装置のコストを低
減し、寸法を最小化することができる。
【0025】請求項3に記載のタイヤ内圧警報装置は、
請求項1に記載するところにおいて、前記縁部の内面
に、平板状電池を受圧する段差面を設け、電池支持部
を、この段差面を有する部分で構成してなるものであ
る。
【0026】平板状電池が、その奥側にある電子基板よ
り外径が大きい場合、ケーシングの縁部の内面に設けた
段差面で平板状電池を受圧して支持することが可能であ
り、このタイヤ内圧警報装置によれば、リングや割リン
グ等の、平板状電池を支持するための、ケーシング以外
の特別な支持部品を必要としないため、安価にこれを製
作することができ有利である。
【0027】請求項4に記載のタイヤ内圧警報装置は、
請求項1に記載するところにおいて、電池支持部を、電
子基板を貫通し、前記蓋部から一体的に隆起する突起で
構成してなるものである。
【0028】電子基板に貫通穴を設けるスペースがある
場合、電子基板を貫通し、ケーシングの蓋部から一体的
に隆起する突起により平板状電池を支持することが可能
であり、このタイヤ内圧警報装置によれば、この場合
も、リングや割リング等の、平板状電池を支持するため
の、安価にこれを製作することができ有利である。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、この発明に係るタイヤ内
圧警報装置の実施形態を、図1〜図6に基づいて説明す
る。以下に説明するいずれの実施形態のタイヤ内圧警報
装置も、図7に示した状態で、従来のタイヤ内圧警報装
置91と同様にリムに取付けられて用いられる。
【0030】図1は、第一の実施形態のタイヤ内圧警報
装置10を、その取り付け姿勢において、リムの軸線を
通る横断面で切断して示す部分断面図である。このタイ
ヤ内圧警報装置10は、電子基板11と、電子基板11
に電力を供給する平板状電池12と、処理された信号を
車体側の受信機に送信するアンテナ14とを具えてい
る。電子基板11には、タイヤの内圧を検出する圧力セ
ンサ13や半導体素子がマウントされ、半導体素子と、
電子基板11に設けられた回路パターンとで、検出した
圧力信号を処理する信号処理回路を構成する。
【0031】アンテナ14は、電子基板11の信号回路
に接続され、電子基板11内の周辺部にパターン化され
て張り巡らされている。
【0032】また、このタイヤ内圧警報装置10は、圧
力センサ13に内圧を導く連通穴35を有し、電子基板
11に隣接して、これとほぼ平行に配置される蓋部32
と、蓋部32の周縁から、電子基板11および平板状電
池12を囲繞する方向に突出する縁部33とを含んで構
成されたケーシング31を具えている。このケーシング
31は、バルブ装置21と一体となって、リムのウェル
部側部22に固定され、電子基板11と平板状電池12
とを保護するとともにこれらを支持している。さらに、
ケーシング31内には、電子基板11と平板状電池12
とを配置した後注入され固定される封止樹脂36を有
し、これにより、これらの部品を固定するとともにこれ
らの部品の腐食を防止している。
【0033】タイヤ内圧警報装置10は、これをリムの
ウェル部内に納まるように設けるため、その高さを抑制
する必要があり、その取り付け姿勢において、電子基板
11と平板状電池12とを、ともにリムのウェル部底面
23にほぼ平行に配置し、かつ、二層に構成している。
【0034】このタイヤ内圧警報装置10においては、
その取り付け姿勢において、電子基板11とウェル部底
面23との間に、電子基板11内にパターン化されて設
けられたアンテナ14から放射される電波の接地電位と
なる電極を有する平板状電池12を配置しているので、
電波が、リムのウェル部底面23に影響されて不安定に
なるのを防止することができる。
【0035】また、このタイヤ内圧警報装置10では、
電子基板11にマウントされた圧力センサ13を、ケー
シング31の蓋部32に設けられた連通穴35に近接し
て配置することができ、圧力センサ13のマウント位置
の設計自由度を大きくして、その結果、装置のコストを
低減し、装置を小型にすることができる。
【0036】このケーシング31に、その蓋部32と一
体的に形成され、ケーシング31の内部に向かって隆起
する突起34を設け、リムの回転に伴って電子基板11
に作用する遠心力に対抗して、これを支持する電子基板
支持部を、この突起34で構成している。
【0037】また、ケーシング31は、その縁部33
に、段付き部37を有し、この段付き部37にリング3
6を掛止し、平板状電池12に作用する遠心力に対抗し
て、これを支持する電池支持部をこのリング36で構成
している。この段付き部37は、リング36に、その全
周にわたって当接するよう設けてもよいが、周上の一部
だけに配置してもよく、リング36を支持することがで
きればよい。
【0038】さらに、このタイヤ内圧警報装置30にお
いて、ケーシング縁部33に、リング36の、段付き部
37に当接する側と幅方向反対側の端部を、掛止する弾
性突起38を設けることにより、リング36のその幅方
向の動きを固定して、装置の組立てを容易にしている。
しかし、製品完成時には、ケーシング内に注入され固定
される封止樹脂により、ケーシング31内の全ての部品
を固定することができるので、この弾性突起38を設け
なくても、この装置の組立てに際して特に支障がなけれ
ばこれを省略することができる。
【0039】なお、リング36の外径部の段付き部37
に当接する側の角部は、段付き部37に当接させるに際
しては、弾性突起38を変形させられるようテーパ状に
加工し、これと幅方向反対側の角部は、リング36が弾
性突起38を乗り越えないような形状に形成されてい
る。
【0040】図1においては、リング36により電池支
持部を構成したが、この代わりに弾性を有する割リング
を用いてこれを構成してもよい。図2は、電池支持部を
構成するこの弾性割リング41を示す斜視図であり、図
3は、この割リング41を掛止する、ケーシング31の
縁部33の内面に設けた溝43を示す断面図である。こ
の場合、溝43に挿入された弾性割リング41を溝43
に挿入することにより、弾性割リング41を確実にケー
シング31に固定することができるとともに、弾性割リ
ング41の割部の両方の先端に設けたノッチ42にピン
等を差込んで、両方のノッチ42を互いに近づけてこと
により、弾性割リング41を縮径して、容易にこの弾性
割リング41を溝43から取り外すことができ、有利で
ある。
【0041】参考のため、第一の実施形態のタイヤ内圧
警報装置10の外形図を図4に略線斜視図で示す。
【0042】図5は、本発明に係るタイヤ内圧警報装置
の第二の実施形態のタイヤ内圧警報装置50を示す断面
図である。この実施形態のタイヤ内圧警報装置50も、
電子基板11と平板状電池12と具え、これらを第一の
実施形態と同様に配置している。電子基板11および平
板状電池12を収納するケーシング51を、蓋部52
と、縁部53と、電子基板11に作用する遠心力に対抗
する電子基板支持部を構成する突起54とを具えて構成
している点も第一の実施形態と同様である。
【0043】タイヤ内圧警報装置50が、第一の実施形
態のタイヤ内圧警報装置10と異なる点は、平板状電池
12に作用する遠心力に対抗して、これを支持する電池
支持部を、ケーシング51の縁部54の内面に設けた段
差面56を有する支持部分55で構成したことである。
このタイヤ内圧警報装置50によれば、リング36や弾
性割リング41等の新たな部品を必要とせず、ケーシン
グの形状を工夫することにより平板状電池12を支持す
ることができるので、装置全体を安価に製作することが
できる。
【0044】なお、段差面56は、平板状電池を全周に
亘って当接するように設けてもよいが、周上の一部分で
あってもよい。
【0045】図6は、本発明に係るタイヤ内圧警報装置
の第三の実施形態のタイヤ内圧警報装置60を示す断面
図である。この実施形態のタイヤ内圧警報装置60も、
電子基板11と平板状電池12と具え、これらを第一も
しくは第二の実施形態と同様に配置している。電子基板
11および平板状電池12を収納するケーシング61
を、蓋部62と、縁部63と、電子基板11に作用する
遠心力に対抗する電子基板支持部を構成する突起64と
を具えて構成している点も第一もしくは第二の実施形態
と同様である。
【0046】第一もしくは第二のいずれの実施形態とも
異なる点は、平板状電池12に作用する遠心力に対抗し
て、これを支持する電池支持部を、前記突起64の先端
に、電子基板11を貫通して隆起する更なるピン状突起
66で構成した点である。この方法も、第二の実施形態
のタイヤ内圧警報装置50と同様、リングや割リング等
の新たな部品を必要とせず、ケーシングの形状を工夫す
ることにより平板状電池を支持することができるので、
装置を安価に製作することができる。
【0047】また、図6に示すタイヤ内圧警報装置60
においては、平板状電池12を支持するピン状突起66
を、電子基板を支持する突起64の先端に設けたが、こ
れを、突起64と独立して設け、ケーシング61の蓋部
62から直接隆起して、電子基板を貫通する段差のない
筒状突起としてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
この発明によれば、リムへの取り付け姿勢で、平板状電
池と電子基板とを、これらのリム軸線を通る横断面にお
いて横断面にほぼ直角に、かつ、二層に配設するととも
に、平板状電池をリムのウェル部底面に近接する側に配
置したので、電子基板内もしくは電子基板の近傍に設け
たアンテナから放射する電波を安定化することができ
る。
【0049】また、タイヤ内圧を導入する連通穴を有す
る、ケーシングの蓋部を、電子基板ト平行に隣接して設
けたので、電子基板上の圧力センサの配置の設計自由度
を向上させ、コストの低減に寄与させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るタイヤ内圧警報装置の第一の実
施形態を示す部分断面図である。
【図2】 割リングを示す斜視図である。
【図3】 割リングを挿入する溝を示す断面図である。
【図4】 タイヤ内圧警報装置の第一の実施形態を示す
略線斜視図である。
【図5】 タイヤ内圧警報装置の第二の実施形態を示す
部分断面図である。
【図6】 タイヤ内圧警報装置の第三の実施形態を示す
部分断面図である。
【図7】 タイヤ内圧警報装置の取り付け状態を示す略
線断面図である。
【図8】 従来のタイヤ内圧警報装置を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10、50、60 タイヤ内圧警報装置 11 電子基板 12 平板状電池 13 圧力センサ 14 アンテナ 21 バルブ装置 22 リムのウェル部側部 23 リムのウェル部底面 31、51、61 ケーシング 32、52、62 ケーシングの蓋部 33、53、63 ケーシングの縁部 34、54、64 突起 35 連通穴 36 リング 37 段付き部 41 弾性割リング 42 弾性割リングのノッチ 43 溝 55 段差面をもつ部分 56 段差面 66 ピン状突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 俊弘 東京都小平市小川東町3−1−1 株式会 社ブリヂストン技術センター内 Fターム(参考) 2F055 AA12 BB20 CC60 DD20 EE40 FF31 FF34 GG11 2F073 AA36 AB02 AB11 BB01 BC02 CC01 FF02 GG04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リムに装着されたタイヤの内圧を検出す
    る圧力センサおよび検出した圧力信号を処理する信号処
    理回路を設けた電子基板と、この信号処理回路に接続さ
    れ、処理された信号を車体側の受信機に送信するアンテ
    ナと、電子基板に電力を供給する平板状電池と、リムに
    対して固定して取付けられ、電子基板および平板状電池
    を収納するケーシングとを具え、リムのウェル部底面の
    外周面に近接して配置されるタイヤ内圧警報装置におい
    て、 リムへの取り付け姿勢で、平板状電池と電子基板とを、
    これらのリム軸線を通る横断面において横断面にほぼ直
    角に、かつ、二層に配設するとともに、平板状電池をリ
    ムのウェル部底面に近接する側に配置し、ケーシング
    を、圧力センサに内圧を導く連通穴を有し、電子基板に
    ほぼ平行に、電子基板に隣接して配置された蓋部と、蓋
    部の周縁から、電子基板と平板状電池とを囲繞する方向
    に突出する縁部と、リムの回転に伴って電子基板に作用
    する遠心力に対抗して、これを支持する電子基板支持部
    と、平板状電池に作用する遠心力に対抗して、これを支
    持する電池支持部とを含んで構成してなるタイヤ内圧警
    報装置。
  2. 【請求項2】 電池支持部を、平板状電池の外径より小
    さい内径を有し、前記縁部に設けた段付き部に掛止され
    るリングもしくは割りリングで構成してなる請求項1に
    記載のタイヤ内圧警報装置。
  3. 【請求項3】 前記縁部の内面に、平板状電池を受圧す
    る段差面を設け、電池支持部を、この段差面を有する部
    分で構成してなる請求項1に記載のタイヤ内圧警報装
    置。
  4. 【請求項4】 電池支持部を、電子基板を貫通し、前記
    蓋部から一体的に隆起する突起で構成してなる請求項1
    に記載のタイヤ内圧警報装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006003934A1 (ja) * 2004-07-02 2006-01-12 The Yokohama Rubber Co., Ltd. タイヤ情報送信装置、タイヤ情報取得システムおよびタイヤ・ホイール組立体
JP2011014453A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Hitachi Maxell Ltd 扁平形電池の取付方法及び回転部分に取り付けられる装置
JP2019023594A (ja) * 2017-07-25 2019-02-14 京セラ株式会社 タイヤ空気圧検知装置

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