JP2016128879A - サイレン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 広域にわたって警報音を送ることが可能なサイレン装置を提供する。【解決手段】 警報音を出力する装置本体2と、装置本体2の側面に一端部が接続され、装置本体2からの警報音を送る下部ホーンパイプ3と、下部ホーンパイプ3の他端部に軸心周りに回動自在に接続され、下部ホーンパイプ3からの警報音を送る上部ホーンパイプ4と、上部ホーンパイプ4の自由端部に設けられ、水平方向に向かうホーン5と、上部ホーンパイプ4を垂直軸周りに回動させて、ホーン5を水平面内で回動させる回動ユニット6と、を備える。【選択図】 図1

Description

この発明は、警報音を発するサイレン装置に関する。
例えば、河川法第48条には、「ダムを操作することによって流水の状況に著しい変化を生じると認められる場合において、一般に周知させるため必要な措置」が定められている。このため、ダム放流時に事前に危険を知らせるためのサイレン装置(放流警報装置、モーターサイレン)を設置し、放流時に吹鳴させている。この際、吹鳴パターン・周期としては、60秒吹鳴後、20秒休止、その後60秒吹鳴後、20秒休止、さらに60秒吹鳴後、20秒休止して60秒吹鳴する、というように合計5分間吹鳴する。
また、ダム放流に先立って警報音を送出する放流警報システムにおいて、周囲の環境条件に対応して警報音を送出制御する、という技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この技術は、風向、風速、降雨、騒音等の周囲の環境状態を検出するセンサと、このセンサによる検出情報により、放流警報通知の受信時にサイレン装置のみ駆動するか、サイレン装置とスピーカ装置とを組合せて駆動するかを判定して制御する警報制御部と、を含むものである。
特開2003−085681号公報
ところで、ダム周辺の地形が複雑な場合や、警報を知らせるべき領域が広域にわたる場合がある。このような場合、警報音の難聴区間ができやすく、サイレン装置を多数設置する必要があり、設備費用および設置やメンテナンスに要する費用がかさんでいた。
そこでこの発明は、広域にわたって警報音を送ることが可能なサイレン装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、警報音を出力する装置本体と、管状で、前記装置本体の側面に一端部が接続され、前記装置本体からの警報音を送る下部ホーンパイプと、管状で、前記下部ホーンパイプの他端部に軸心周りに回動自在に接続され、前記下部ホーンパイプからの警報音を送る上部ホーンパイプと、ラッパ状で、前記上部ホーンパイプの自由端部に設けられ、水平方向に向かうホーンと、前記上部ホーンパイプを垂直軸周りに回動させて、前記ホーンを水平面内で回動させる回動手段と、を備えることを特徴とするサイレン装置である。
この発明によれば、装置本体で出力された警報音が、下部ホーンパイプおよび上部ホーンパイプを介して、ホーンから発せられる。また、回動手段によって上部ホーンパイプが垂直軸周りに回動され、これに伴って、ホーンが水平面内で回動(首振り)する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のサイレン装置において、前記装置本体は、所定の周期で警報音を出力し、前記回動手段は、前記所定の周期に基づいて前記上部ホーンパイプを回動させる、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のサイレン装置において、前記回動手段は、前記上部ホーンパイプの回動角を変更可能となっている、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ホーンが水平面内で首振りするため、地形が複雑な場合などであっても、広域にわたって警報音を送ることが可能となる。この結果、警報音の難聴区間をなくした上で、サイレン装置の設置数を減らし、設備費用および設置やメンテナンスに要する費用を軽減することが可能となる。
請求項2の発明によれば、警報音が出力される周期に基づいて、上部ホーンパイプが回動してホーンが首振りするため、適正なタイミングでホーンを首振りさせて、より効果的にかつ広域にわたって警報音を送ることが可能となる。
請求項3の発明によれば、上部ホーンパイプの回動角を変更可能なため、警報対象領域や周辺の地形、天候を含む外部環境などに応じて、ホーンを所望・所定の角度に調整して首振りすることで、より効果的にかつ広域にわたって警報音を送ることが可能となる。
この発明の実施の形態1に係るサイレン装置を示す平面図である。 図1のサイレン装置の正面図である。 図1のサイレン装置の概略構成ブロック図である。 図1のサイレン装置の回動ユニット周辺を示す平面図である。 図1のサイレン装置の回動ユニット周辺を示す正面図である。 この発明の実施の形態1における従来のサイレン装置の配設例を示す平面図である。 図1のサイレン装置の配設例を示す平面図である。 この発明の実施の形態2に係るサイレン装置の回動ユニット周辺を示す平面図である。 この発明の実施の形態2に係るサイレン装置の回動ユニット周辺を示す正面図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1および図2は、この実施の形態に係るサイレン装置1を示す平面図と正面図である。このサイレン装置1は、警報音(「ウー」というサイレン音)を発するモーターサイレンであり、主として、装置本体2と、下部ホーンパイプ3と、上部ホーンパイプ4と、ホーン5と、回動ユニット(回動手段)6と、を備えている。ここで、この実施の形態では、下部ホーンパイプ3、上部ホーンパイプ4、ホーン5および回動ユニット6を2組備える場合について説明し、また、ダム放流時に事前に警報音を発する場合について、主として説明する。
装置本体2は、警報音を出力するものであり、従来のモーターサイレンと同等の構成となっている。すなわち、略円筒状(樽状)のケーシング21内に、図3に示すように、主として、音源22と、通信部23と、サイレン制御部24と、を備えている。音源22は、警報音を発する音生成器であり、通信部23は、サイレン装置1を遠隔で起動制御する遠隔起動装置(図示せず)と通信するためのインターフェイスであり、サイレン制御部24は、音源22や通信部23を制御などする制御部である。
そして、通信部23を介して遠隔起動装置から起動指令を受信すると、サイレン制御部24によって音源22を起動して警報音を出力する。この際、所定の周期で警報音を出力する。例えば、吹鳴パターン・周期として、60秒吹鳴後、20秒休止、その後60秒吹鳴後、20秒休止、さらに60秒吹鳴後、20秒休止して60秒吹鳴する、というように合計5分間吹鳴する。
下部ホーンパイプ3は、管状で、装置本体2の側面に一端部が接続され、装置本体2からの警報音を送るパイプである。すなわち、図1、図2に示すように、円管状のパイプで構成され、一端部が装置本体2のケーシング21の側面に接続され、ほぼ水平に延びた後にほぼ垂直に立ち上がるように形成され、装置本体2からの警報音が上方に送られるようになっている。また、他端部にはフランジ31が設けられ、後述するようにして上部ホーンパイプ4と接続されている。
上部ホーンパイプ4は、管状で、下部ホーンパイプ3の他端部に軸心周りに回動自在に接続され、下部ホーンパイプ3からの警報音を送るパイプである。すなわち、下部ホーンパイプ3と同径の円管状のパイプで構成され、一端部が下部ホーンパイプ3の他端部(フランジ31)と同軸に対向して配設されている。そして、ほぼ垂直に延びた後にほぼ水平に延びるように形成され、下部ホーンパイプ3からの警報音がほぼ水平方向(横方向)に送られるようになっている。
また、上部ホーンパイプ4は、回動ユニット6の接続盤61を介して、下部ホーンパイプ3に軸心周りに回動自在に接続されている。すなわち、図4、図5に示すように、上部ホーンパイプ4の垂直部41の一端部にフランジ42が設けられ、このフランジ42を含む一端部を挿入・装着するための装着孔61aが接続盤61に形成されている。そして、この装着孔61aに上部ホーンパイプ4の一端部が回動自在に挿入され、装着孔61aと下部ホーンパイプ3とが同心になるように、下部ホーンパイプ3のフランジ31に接続盤61が接続されている。これにより、下部ホーンパイプ3と上部ホーンパイプ4の垂直部41とが同軸に接続され、下部ホーンパイプ3の軸心周りに上部ホーンパイプ4が回動自在となっていている。
ホーン5は、ラッパ状(円錐台形の筒状)で、上部ホーンパイプ4の他端部(自由端部)に設けられ、大径側の開口が水平方向に向かうように形成、配設されている。このホーン5により、上部ホーンパイプ4からの警報音がほぼ水平方向(横方向)に拡散されるようになっている。
回動ユニット6は、上部ホーンパイプ4を垂直軸周りに回動させて、ホーン5を水平面内で回動させる機構である。すなわち、図4、図5に示すように、上部ホーンパイプ4の垂直部41の側面に水平に延びる連結板62が取り付けられている。一方、接続盤61の上面には、モータ6A(図3)および駆動機構を内蔵した駆動ボックス63が配設され、回動軸64が所定の回動角で正逆回転するようになっている。
具体的に、この実施の形態では、駆動機構が複数の歯車(減速機)で構成され、モータ6Aが正回転すると、歯車を介して回動軸64が時計回りD1に減速回転し、モータ6Aが逆回転すると、歯車を介して回動軸64が反時計回りD2に減速回転する。また、モータ6Aは周期的に正回転および逆回転を繰り返し、回動軸64が所定の周期で所定の回動角まで正回転および逆回転するようになっている。
この回動軸64には、棒状の駆動バー65の一端部が連結され、この駆動バー65の他端部には、第1のピン661を介して棒状の連結ロッド67の一端部が回動自在に接続されている。さらに、連結ロッド67の他端部が、第2のピン662を介して連結板62に回動自在に接続されている。
そして、回動軸64が時計回りD1に回転(正回転)すると、駆動バー65、連結ロッド67および連結板62を介して、上部ホーンパイプ4が垂直軸(垂直部41の軸心)周りに時計回りD3に回動して、これに伴ってホーン5もほぼ水平面内で時計回りD3に回動する。同様に、回動軸64が反時計回りD2に回転(逆回転)すると、駆動バー65、連結ロッド67および連結板62を介して、上部ホーンパイプ4が垂直軸周りに反時計回りD4に回動して、これに伴ってホーン5もほぼ水平面内で反時計回りD4に回動する。このように、回動軸64が所定の周期で所定の回動角まで正回転および逆回転することで、ホーン5が所定の周期(回転速度)で所定の回動角で首振りするものである。
また、このような回動ユニット6は、装置本体2が警報音を出力する所定の周期、つまり、上記の吹鳴パターンに基づいて、上部ホーンパイプ4およびホーン5を回動させるようになっている。具体的に、この実施の形態では、図3に示すように、モータ6Aを起動制御するモータ制御部6Bが、サイレン制御部24とデータ伝送自在に接続されている。そして、上記のようにして警報音を出力する(吹鳴する)際に、サイレン制御部24からモータ制御部6Bに出力信号が伝送され、これを受けて、モータ制御部6Bがモータ6Aを60秒間起動(正回転および逆回転)する。これによって、警報音の出力中に、上記のようにしてホーン5が首振りする。
このようにして、装置本体2が警報音を出力するのに同期して、ホーン5が首振りする。つまり、この実施の形態では、60秒吹鳴する間に回動ユニット6が作動してホーン5が首振りし、20秒休止した後に、再び回動ユニット6が作動してホーン5が60秒間首振りする、という作動サイクルを繰り返すものである。
また、回動ユニット6は、上部ホーンパイプ4の回動角、つまり、ホーン5の首振り角を変更可能となっている。すなわち、この実施の形態では、モータ6Aの1正回転、1逆回転当たりの回転数(回転時間)を変更・調整することで、回動軸64の回動角が変更され、ホーン5の首振り角(首振り範囲)が変わるようになっている。このような首振り角の変更は、モータ制御部6Bの制御回路・プログラムを直接変更することで行えるとともに、遠隔によっても行えるようになっている。すなわち、遠隔起動装置から装置本体2に角度変更信号(所望の首振り角を示す信号)を送信すると、サイレン制御部24からモータ制御部6Bに角度変更信号を伝送し、この角度変更信号に基づいてモータ制御部6Bがモータ6Aの回転数を変更・制御するものである。
ここで、図4の二点破線で示すように、各ピン661、662をスリット状の長孔663、664に装着して、駆動バー65、連結ロッド67および連結板62が円滑に回動するようにしてもよい。また、モータ6Aの回転数を変更するのに代えて、各ピン661、662による接続位置(ピン661、662の回転半径)を変えることで、ホーン5の首振り角を変更するようにしてもよい。また、回動ユニット6を覆うカバー(図示せず)が着脱自在に設けられている。
このような下部ホーンパイプ3、上部ホーンパイプ4、ホーン5および回動ユニット6を2組備えている。すなわち、図1、図2に示すように、装置本体2のケーシング21の側面に2つの下部ホーンパイプ3が接続され、それぞれに上部ホーンパイプ4、ホーン5および回動ユニット6が配設されている。そして、この実施の形態では、2つのホーン5による警報音の拡散方向のなす角が、略90°になるように構成されている。
次に、このような構成のサイレン装置1の作用などについて説明する。ここで、ダム周辺の地形や警報を知らせるべき領域(警報対象領域)などに基づいて、複数のサイレン装置1が所定地に設置され、各サイレン装置1は、センタに配設された遠隔起動装置と通信自在に接続されている。
まず、ダム放流時に遠隔起動装置からサイレン装置1に起動指令が送信され、これを受けて、上記のような吹鳴パターンでサイレン装置1から警報音が発せられる。つまり、装置本体2で出力された警報音が、下部ホーンパイプ3および上部ホーンパイプ4を介して、ホーン5から拡散される。
これと同時に、上記のようにして回動ユニット6が作動して、上部ホーンパイプ4が垂直軸周りに回動し、ホーン5がほぼ水平面内で首振りする。すなわち、60秒間、ホーン5が所定の周期で所定の回動角で首振りしながら警報音を拡散し、吹鳴と首振りを20秒休止した後に、再び60秒間、ホーン5が所定の周期で所定の回動角で首振りする、という首振り吹鳴を5分間繰り返すものである。
また、遠隔起動装置からサイレン装置1に角度変更信号を送信すると、上記のようにしてモータ6Aの回転数が変更・制御され、ホーン5の首振り角(警報音の拡散範囲)が変わるものである。この際、所定のサイレン装置1に対して所定の角度変更信号を遠隔起動装置から送信することで、個々のサイレン装置1を所望の首振り角に制御することができる。
以上のように、本サイレン装置1によれば、ホーン5が水平面内で首振りするため、地形が複雑な場合などであっても、広域にわたって警報音を送ることが可能となる。特に、ホーン5が首振りすることで、傾斜地や建物などに警報音が反射して広域にわたって警報音を送ることが可能となる。この結果、警報音の難聴区間をなくした上で、サイレン装置1の設置数を減らし、設備費用および設置やメンテナンスに要する費用を軽減することが可能となる。
例えば、図6に示すように、ダム周辺に川Rを有し、この川Rを挟んで斜面(土手)が形成されている地形において、従来のサイレン装置100では、地点A、Bに設置するのみでは難聴区間Hが生じるため、地点Cにもサイレン装置100を設置する必要があったとする。これに対して、本サイレン装置1によれば、ホーン5が首振りするため、図7に示すように、地点A、Bに設置するのみでも難聴区間Hが生ぜず、地点Cへの設置を不要にすることが可能となる。また、あるサイレン装置1(例えば、地点Cのサイレン装置1)が故障した場合でも、隣接するサイレン装置1によって隈なく警報音を送ることが可能となる。
また、警報音が出力される周期に基づいて、上部ホーンパイプ4が回動してホーン5が首振りするため、適正なタイミングでホーン5を首振りさせて、より効果的にかつ広域にわたって警報音を送ることが可能となる。すなわち、上記のように、吹鳴している間にホーン5が首振りするため、より効果的にかつ広域にわたって警報音を送ることが可能となるとともに、吹鳴していない間は首振りしないため、首振りに要する動力を軽減することができる。
さらに、上部ホーンパイプ4の回動角、つまり、ホーン5の首振り角を変更可能なため、警報対象領域や周辺の地形、天候を含む外部環境などに応じて、ホーン5を所望・所定の角度に調整して首振りすることで、より効果的にかつ広域にわたって警報音を送ることが可能となる。例えば、あるサイレン装置1が故障した場合でも、他のサイレン装置1の首振り角を変更することで、隈なく警報音を送ることが可能となる。しかも、各サイレン装置1の首振り角の変更を個々に遠隔で行えるため、容易かつ迅速、的確に首振り角を変更することができる。
(実施の形態2)
図8および図9は、この実施の形態に係る回動ユニット(回動手段)7周辺を示す平面図と正面図である。この実施の形態では、回動ユニット7が実施の形態1の回動ユニット6と構成が異なり、実施の形態1と同等の構成については同一符号を付することで、その説明を省略する。実施の形態1の回動ユニット6は、リンク機構で構成されているのに対して、この実施の形態の回動ユニット7は、ベルト機構で構成されている。
すなわち、上部ホーンパイプ4の垂直部41の側面に、全周にわたって凹凸が連続的に形成された第1のギヤリング71が設けられている。一方、円板状で全周にわたって凹凸が連続的に形成された第2のギヤリング72が、回動軸64に同心に、かつ回動軸64と回転自在に配設されている。そして、環状で内周面に凹凸が連続的に形成されたベルト73が、第1のギヤリング71と第2のギヤリング72との凹凸に噛合して(ギヤリング71、72にわたって)配設されている。ここで、駆動ボックス63内の構成や回動軸64の動きなどについては、実施の形態1と同等である。
そして、回動軸64および第2のギヤリング72が時計回りD1に回転(正回転)すると、ベルト73が時計回りD1に回転して、上部ホーンパイプ4(第1のギヤリング71)が垂直軸(垂直部41の軸心)周りに時計回りD3に回動し、これに伴ってホーン5もほぼ水平面内で時計回りD3に回動する。同様に、回動軸64および第2のギヤリング72が反時計回りD2に回転(逆回転)すると、ベルト73が反時計回りD2に回転して、上部ホーンパイプ4が垂直軸周りに反時計回りD4に回動し、これに伴ってホーン5もほぼ水平面内で反時計回りD4に回動する。
このように、回動軸64が所定の周期で所定の回動角で正回転および逆回転することで、ベルト73の回転を介して、ホーン5が所定の周期(回転速度)で所定の回動角で首振りするものである。また、実施の形態1と同様に、モータ6Aの回転数(回転時間)を変更・調整することで、回動軸64の回動角が変更され、ベルト73の回転角・移動量が変わってホーン5の首振り角(首振り範囲)が変わるようになっている。また、回動ユニット7を覆うカバー(図示せず)が着脱自在に設けられている。
このように、この実施の形態によれば、実施の形態1と同様に、ホーン5が首振りするため、広域にわたって警報音を送ることが可能となる。また、警報音が出力される周期に基づいてホーン5が首振りするため、さらには、ホーン5の首振り角を変更可能なため、より効果的にかつ広域にわたって警報音を送ることが可能となる。また、ベルト73のみを介して上部ホーンパイプ4およびホーン5が回動するため、構成が簡易で安定した動作が可能となる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、警報音が出力される周期に基づいて行うホーン5の首振りを、上記以外のタイミングで行うようにしてもよい。例えば、吹鳴している間は上部ホーンパイプ4を回動させないで、吹鳴していない間に上部ホーンパイプ4を回動させてホーン5の向きを変え、その後、その方向でホーン5を首振りしないで吹鳴する、というようにしてもよい。
また、回動手段は、上記の回動ユニット6、7に限らず、その他の機構であってもよい。例えば、上部ホーンパイプ4の垂直部41と回動軸64にピニオンを配設し、このピニオンに噛合するようにラックを配設し、回動軸64(ピニオン)の回動に伴ってラックが進退動して、上部ホーンパイプ4(ピニオン)が回動するようにしてもよい。
一方、上記の実施の形態では、上部ホーンパイプ4全体を回動させているが、上部ホーンパイプ4の一部(ホーン5側)のみを回動させるようにしてもよい。さらに、2組のホーン5等を備える場合について説明したが、1組または3組以上備える場合にも適用できることは勿論である。
1 サイレン装置
2 装置本体
3 下部ホーンパイプ
4 上部ホーンパイプ
5 ホーン
6、7 回動ユニット(回動手段)
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、警報音を出力する装置本体と、管状で、前記装置本体の側面に一端部が接続され、水平方向に延びた後に垂直方向に立ち上がるように形成され、前記装置本体からの警報音を送る下部ホーンパイプと、管状で、前記下部ホーンパイプの他端部に軸心周りに回動自在に接続され、垂直方向に延びた後に水平方向に延びるように形成され、前記下部ホーンパイプからの警報音を送る上部ホーンパイプと、ラッパ状で、前記上部ホーンパイプの自由端部に設けられ、水平方向に向かうホーンと、前記上部ホーンパイプを垂直軸周りに回動させて、前記ホーンを水平面内で回動させる回動手段と、を備えることを特徴とするサイレン装置である。

Claims (3)

  1. 警報音を出力する装置本体と、
    管状で、前記装置本体の側面に一端部が接続され、前記装置本体からの警報音を送る下部ホーンパイプと、
    管状で、前記下部ホーンパイプの他端部に軸心周りに回動自在に接続され、前記下部ホーンパイプからの警報音を送る上部ホーンパイプと、
    ラッパ状で、前記上部ホーンパイプの自由端部に設けられ、水平方向に向かうホーンと、
    前記上部ホーンパイプを垂直軸周りに回動させて、前記ホーンを水平面内で回動させる回動手段と、
    を備えることを特徴とするサイレン装置。
  2. 前記装置本体は、所定の周期で警報音を出力し、
    前記回動手段は、前記所定の周期に基づいて前記上部ホーンパイプを回動させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のサイレン装置。
  3. 前記回動手段は、前記上部ホーンパイプの回動角を変更可能となっている、
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のサイレン装置。
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