JP2011031021A - 薬品自動払出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンス性に優れるとともに、紙詰まりなどの一時停止の際にも復旧が容易な薬品自動払出装置を提供すること。
【解決手段】本発明の薬品自動払出装置101は、空のトレイを積載する未収納トレイユニット102と、調剤指示に基づき、収納されている薬品を前記トレイに投入する薬品投入ユニット103と、印刷物を印刷し、前記トレイに投入するプリンタユニット104と、薬品および印刷物が投入された前記トレイを積載する収納済トレイユニット105と、前記未収納トレイユニット102から、前記薬品投入ユニット103および前記プリンタユニット104を経由し、前記収納済トレイユニット105までトレイを搬送するトレイ搬送手段106とを備え、前記プリンタユニット104は少なくともその一部が薬品自動支払装置の前面方向に引き出し可能となるような引出手段205,206,207を有することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、病院などにおいて、調剤指示に基づいて薬剤を払い出す薬品自動払出装置に関する。
従来から医薬品自動払出装置は提案されているが、薬剤に加え、関連する印刷物をトレイに供給する装置を備えたものとして、特許文献1に示す装置がある。これを図8を参照しながら説明する。
この装置では、要約書の記載、および、図10に示されるとおり、筐体11にプリンタ30,40,60が内蔵されている。プリンタ30はトレイ22に印刷物が落下しうる位置に設けられている。またプリンタ40は搬送路21から離れたところに設けられているが、印刷物は移載機構50で掴んでトレイ22に供給している。
このように、この装置では、筐体11に複数のプリンタを内蔵することにより、各種プリンタを搬送路に沿って列設する必要がないので、搬送路を短くできるという効果を奏するものである。
特開2005−132565号公報
しかし、特許文献1記載の薬品自動払出し装置においては、コンパクトなプリンタユニットが実現できる反面、各種プリンタが一の筐体に内蔵されているため、ごみやほこりの除去、インク、紙、ラベルなどの消耗品の補給などの定期メンテナンス、あるいは紙詰まりなどによるシステム停止に対する復旧作業が必ずしも容易とはいえないという問題があった。
また、特許文献1記載のプリンタ30のように、印刷物をトレイに供給する方法として自然落下によるとすれば、落下した紙が必ずしもトレイに落下せず、トレイ脇に落下してしまうこともある。これを防ぐためにシューターのような供給路を設けることも可能であるが、狭い供給路において紙詰まりが起これば、外部から遮断された供給路内部の紙を取り除く作業は著しく困難である。
薬品自動払出装置は病院等の医療機関で使われることが多いが、外来患者に対して一日を通じリアルタイムに処方箋の発行に応じて薬品が払い出されるような使われ方のほかに、入院患者用に朝一番に、その日に入院患者に処方する薬剤を処方箋に従い短時間で払い出すという使われ方もある。そして、いずれの場合においても、紙詰まりなどによるシステム停止があると、患者に対する処方が遅れ、患者の生命や健康に影響する恐れがあるので、通常の装置に比べてメンテナンスの必要性が高く、またシステムが停止しても復旧に要する時間が一秒でも短いことが望まれる。
そこで、本発明は、プリンタユニットのメンテナンスが容易で、かつ紙詰まりなどによるシステムの停止の際にも短時間で復旧ができる薬品自動払出装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の薬品自動払出装置は、空のトレイを収容する未収納トレイユニットと、調剤指示に基づき、収納されている薬品を前記トレイに投入する薬品投入ユニットと、印刷物を印刷し、前記トレイに投入するプリンタユニットと、前記薬品および前記印刷物が投入された前記トレイを収容する収納済トレイユニットと、前記未収納トレイユニットから、前記薬品投入ユニットおよび前記プリンタユニットを経由し、前記収納済トレイユニットまでトレイを搬送するトレイ搬送手段、とを備えた薬品自動払出装置であり、 前記プリンタユニットは少なくともその一部が薬品自動払出装置の前面方向に引き出し可能となるような引出手段を有するものである。
請求項2記載の本発明の薬品自動払出装置は、請求項1記載の薬品自動払出装置であって、前記引出手段は、引き出し距離及び引き出し方向を規制するガイド手段を有するものである。
請求項3記載の本発明の薬品自動払出装置は、請求項2記載の薬品自動払出装置であって、前記引出手段は、前記ガイド手段に加え、少なくともハンドルまたはキャスターを有するものである。
請求項4記載の本発明の薬品自動払出装置は、請求項2記載の薬品自動払出装置であって、前記ガイド手段は、プリンタユニットを引き出した状態で前記プリンタユニットが水平方向に回動可能に係止される係止部材を有するものである。
請求項5記載の本発明の薬品自動払出装置は、請求項2記載の薬品自動払出装置であって、前記ガイド手段は、2段階に引き出し可能な複数のレール部材からなるものである。
請求項6記載の本発明の薬品自動払出装置は、請求項1記載の薬品自動払出装置であって、前記プリンタユニットは、印刷物をトレイに搬送する印刷媒体搬送手段を有するものである。
請求項7記載の本発明の薬品自動払出装置は、請求項6記載の薬品自動払出装置であって、前記印刷媒体搬送手段は、ベルトおよびローラーからなるものである。
請求項8記載の本発明の薬品自動払出装置は、請求項7記載の薬品自動払出装置であって、前記プリンタユニットを引き出した状態で、前記ベルトおよび前記ローラーが前記プリンタユニットの一側面に、外部に露出して設けられているものである。
請求項9記載の本発明の薬品自動払出装置は、請求項7記載の薬品自動払出装置であって、前記ベルトは、並行する複数のベルトからなるものである。
請求項10記載の本発明の薬品自動払出装置は、請求項6記載の薬品自動払出装置であって、前記プリンタユニットは、第1の印刷物を印刷する第1のプリンタと、第2の印刷物を印刷する第2のプリンタと、前記第1のプリンタで印刷された前記第1の印刷物を受け取り搬送する第1の印刷媒体搬送手段と、前記第1の印刷媒体搬送手段に連接して設けられ前記第1の印刷物を前記第1の印刷媒体搬送手段から受け取りトレイに搬送するとともに、前記第2のプリンタで印刷された前記第2の印刷物を受け取り前記トレイに搬送する第2の印刷媒体搬送手段とを備えたものである。
請求項1記載の発明によれば、プリンタユニット全体ないしその一部を装置前面に引き出すことができ、定期メンテナンスや紙詰まりなどの緊急停止時における復旧作業を容易に行うことができるものである。また、薬品自動支払装置の背面側を開けてメンテナンス作業や復旧作業をすることを要しないので、背面側に通路を確保する必要がなく、大型の薬品自動支払装置の背面を壁面ぎりぎりに設置することができ、病院内の配置スペースをより少なくすることができるものである。
請求項2記載の発明によれば、ガイド手段により、引き出し方向は前面方向に規制することができるので、隣接する薬品投入ユニット又は収納済トレイユニット、あるいは隣接する未収納トレイユニット又は薬品投入ユニットにプリンタユニットを衝突させてこれらのユニットの動作を害する危険性もない。加えて引き出し距離も規制されているので、プリンタユニットに接続された電源や信号配線を切断する危険性もない。
請求項3記載の発明によれば、メンテナンス作業をするにあたり、作業者はハンドルを手前に引くだけでプリンタユニットを装置の前面方向に移動させることができる。またキャスターを付加すれば、引き出しに要する力は少なくて済み、病院内で働く女性の看護士でも楽に紙詰まりなどのトラブルからの復旧作業を行うことができるものである。
請求項4記載の発明によれば、プリンタユニットを前面方向に引き出すとともに係止部材を中心に回転させることにより、プリンタユニットの背面を見やすい位置にもってくることができるので、背面に配置された部材のメンテナンスや復旧作業も容易に行うことができるものである。
請求項5記載の発明によれば、プリンタユニットの前面方向の引き出し距離を延ばすことができ、たとえプリンタユニットの背面に紙詰まりなどのトラブルが生じても、復旧作業を容易にかつ迅速に進めることができるものである。
請求項6記載の発明によれば、プリンタユニットのプリンタとともに、印刷媒体搬送手段も装置前面方向に引き出すことができ、印刷媒体搬送手段の定期メンテナンスだけでなく、他の部位に比べ紙詰まりを起こしやすい印刷媒体搬送手段の紙詰まりを容易に取り除くことができ、停止したシステムの復旧が迅速かつ容易になるものである。
請求項7記載の発明によれば、ベルトおよびローラーで印刷媒体搬送手段を構成することにより、ローラーの径を小さくすれば、比較的小型で薄型の印刷媒体搬送手段を実現することができる。また、前面引き出し可能な構成とあいまって、全体として小型の薬品自動払出装置を実現できるものである。
請求項8記載の発明によれば、プリンタユニットを引き出したときに、印刷媒体搬送手段が露出しているので、紙詰まりを容易に発見、取り除くことができ、迅速かつ容易なシステムの復旧が可能である。
請求項9記載の発明によれば、一枚の幅広のベルトを設ける場合、ベルトの幅内の印刷媒体(例えばラベル)や折れ曲がった普通紙がベルトの幅内に隠れてしまい、これらの詰まった印刷媒体の発見が遅れがちであるが、一本の幅広ベルトに替えて並行する複数の幅狭のベルトで構成することにより、詰まった印刷物が小さくても、並行するベルトの間隙を通じて容易に発見することが可能である。
請求項10記載の発明によれば、第1のプリンタおよび第1の印刷媒体搬送手段、第2のプリンタおよび第2の印刷媒体搬送手段が別々に引き出し可能となり、メンテナンスや復旧作業に必要な部分だけ引き出すことが可能である。また、第2の印刷媒体搬送手段は、第1の印刷物と第2の印刷物の両方の搬送手段を兼ねるので、印刷媒体搬送手段をそれぞれ別個に設けるのに比べてスペースを節約できるとともに、紙詰まりの原因箇所を最小にすることができるものである。
本発明の第1の実施例における薬品自動払出装置の正面図 同装置のプリンタユニットの前面側斜視図 同装置のプリンタユニットの後面側斜視図 同装置で用いるトレイの外観斜視図 同装置のプリンタユニットの側面図 本発明の第2の実施例における薬品自動払出装置のプリンタユニットの前面側斜視図 本発明の第3の実施例における薬品自動払出装置の要部構成図 本発明の第4の実施例における薬品自動払出装置のプリンタユニットの要部正面図 同装置のプリンタユニットの側面図 同装置のプリンタユニットの側面図 従来の薬品自動払出装置の構成図
(実施例1)
以下に、本発明の薬品自動払出装置の第1の実施例について説明する。
図1は、本発明の第1の実施例における薬品自動払出装置101の外観正面図である。薬品自動払出装置101は、未収納トレイユニット102、薬品投入ユニット103、プリンタユニット104、収納済トレイユニット105、およびこれらをつなぐトレイ搬送手段106から構成されている。
未収納トレイユニット102は、各種薬品を乗せるための空のトレイ107を積載、収容するとともに、下部に設けられたトレイ搬送手段106に空トレイを供給するものである。本実施例では、空トレイ収納ユニット102は、前面を透明プラスチックやガラス等で形成した扉を備え、トレイの在庫が確認できるようになっているが、必ずしもこれらの覆いは必要ではなく、トレイ107を露出するような形で積載、収容するようなタイプでも良い。
薬品投入ユニット103は、各種薬品を分別保管するとともに、処方箋データなどによる調剤指示に基づき、患者ごとに必要な薬品を、トレイ搬送手段106で未収納トレイユニット102から移送された空のトレイ107に投入、載置するものである。薬品は、処方の対象となりうるものであり、例えば注射薬、点滴薬、内服薬、貼付薬、座薬等である。また薬品自体のパッケージは、注射薬においてはアンプルやプラスチックボトル、点滴薬においては輸液バッグ、内服用の錠剤、粉末剤などは小瓶やSP包装、PTP包装などが代表的である。
プリンタユニット104は、処方箋データに基づき、注射箋など薬剤処方の内容を記載した処方箋や、各種薬剤の薬品ラベルを印刷するプリンタを備えるとともに、印刷された処方箋や薬品ラベルを、トレイ搬送手段106により薬品投入ユニット103から移送されてきたトレイ107に投入、載置するものである。本実施例では、プリンタユニットは、外部からほこりや異物が入り込むのを防止するため、前面が不透明な金属ないしプラスチックの扉で覆われており、扉は開閉可能となっている。プリンタにより印刷される印刷物は個人情報が記載されており機密性が高いので、個人認証手段を設けて扉の開閉を行っても良い。内部に設けたプリンタユニット本体の構成は後述する通りである。なお、薬品投入ユニット103とプリンタユニット104は配置を逆にしても良い。
収納済トレイユニット105は、トレイ搬送手段106によりプリンタユニット104から移送されたトレイ107を受け取り、積載、収容するものである。この時点で、トレイ107には各種薬品および注射箋、薬品ラベルが載置されている。収納済トレイユニット105も未収納トレイユニット102と同様、前面を透明プラスチックやガラス等で形成した扉を備え、収納済トレイが確認できるようになっている。そして、このような構成により、薬剤が載置されたトレイ107が倒壊し、薬剤の破損を防止することができる。しかし、機能的には必ずしもこれらの覆いは必要ではなく、トレイ107を露出するような形で積載、収容するようなタイプでも良い。そして、収納済トレイユニット105に積載されたトレイ107は、カート等に移し替えられるなどして、看護士や薬剤師等により、各医師や患者の元に運ばれる。
トレイ搬送手段106は、ベルトコンベアなどの手段により、未収納トレイユニット102から薬品投入ユニット103、プリンタユニット104を経て、収納済トレイユニット105を結ぶものであり、本実施例によれば、各ユニットの下部に独立して設けられている。トレイ搬送手段の動作は、未収納トレイユニット102から空トレイ107を受け取り、薬品投入ユニット103で薬剤を、プリンタユニット104で処方箋や薬品ラベルをトレイ107上に受け取って、収納済トレイユニット105に薬剤および処方箋が載置されたトレイ107を引き渡すものである。このように、トレイ搬送手段106を一列に設けることにより、トレイ配置、薬品投入、印刷物投入、トレイ搬出を各ユニットで同時並行的に進めることができ、より迅速な薬品払出しを実現することができる。なお、本実施例では各ユニットの下部に独立したトレイ搬送手段を設け、これらを連動してトレイを搬送しているが、ユニットごとに独立して設けず、未収納トレイユニット102から収納済トレイユニット105に至る一体のトレイ搬送手段を設けてもよい。
図2は前面扉を除いたプリンタユニット104の前面側から見た斜視図、図3は後面側から見た斜視図、図4は薬品払出しに用いられるトレーの外観斜視図、図5はプリンタユニット104の構成を模式的に図示した側面図である。なお、これらの図面間において、同じパーツには同じ番号を付与している。
プリンタユニット104は、ラベルプリンタ201、レーザープリンタ202、第1の印刷媒体搬送手段203、第2の印刷媒体搬送手段204、第1のハンドル205、第2のハンドル206、キャスター207を備えている。
ラベルプリンタ201は第1のプリンタであり、注射薬アンプルやボトル、点滴用の輸液バッグに貼り付ける薬品ラベルの表面に必要な情報を印刷するものである。ラベルは紙ないし合成樹脂からなり、裏面に接着物質が塗布されており、通常はこの上に剥離紙が設けられている。ラベル表面に印字される情報は、図示しないコンピュータから送られてくる処方箋データに基づき、例えば薬剤名、患者名、患者の性別、使用日時等の情報からなる。本実施例の薬品ラベルは第1の印刷物に相当するが、薬品ラベルのほか、各薬品の使用方法などの情報を印刷した印刷物をはじめ、印刷物全般を含む概念である。
レーザープリンタ202は第2のプリンタであり、注射箋などの処方箋を普通紙に印刷するものであり、カラーで出力が可能である。注射箋は、患者名、性別年齢などの患者情報、1日に処方する薬剤の量と時間などが印字されているものである。もちろん、レーザープリンタだけでなく、インクジェットプリンタや感熱紙プリンタを用いることも可能である。本実施例の注射箋は第2の印刷物に相当するが、この他、一日の食事指導などの情報を印刷した印刷物をはじめ、印刷物全体を含む概念である。なお、本実施例においてはラベルプリンタ201とレーザープリンタ202の2台を設けているが、ラベルと普通紙の両方に対応したプリンタがあれば、1台としてもよい。もちろん、本実施例のように2台のプリンタを使用することにより、印刷物の印刷が迅速に行うことができ、薬品自動払出装置という迅速性が要求される機器に適しているといえる。
第1の印刷媒体搬送手段203は、ラベルプリンタ201から印字されたラベルを受け取り、第2の印刷媒体搬送手段にラベルを送るものである。第1の印刷媒体搬送手段203は、図5に示すとおりベルト501、502、これらを担持し回転させる複数のローラー503、モーター504、センサー505から構成されている。これらのベルト501,502および複数のローラー503は、プリンタユニット104の一側面たる背面に、外部に露出して設けられている。ベルト501,502は1枚の幅広のベルトでも良いが、望ましくは図3に示すとおり、それぞれ並行する2本の幅の狭いベルト501,502から構成されている。これにより、紙詰まりによる停止の際、詰まった紙が発見しやすく、復旧にかかる時間を短縮することができる。
第2の印刷媒体搬送手段204は、第1の印刷媒体搬送手段203に連接して設けられ、第1の印刷媒体搬送手段203から受け取ったラベルを受け取り、トレイ107にラベルを供給、載置するとともに、レーザープリンタ202から注射箋を受け取り、トレイ107に注射箋を供給、載置する役割も担うものである。第2の印刷媒体搬送手段204は、ベルト506,507,508,509、これらを担持し回転させる複数のローラー510、モーター511、センサー512,513、514、さそい板515、516,517から構成されている。これらのベルト506,507,508,509、および複数のローラー510は、プリンタユニット104の一側面たる背面に、外部に露出して設けられている。ベルト506,507,508,509はそれぞれ4本の幅の狭いベルトから構成されている。これにより、第1の印刷媒体搬送手段203と同様、紙詰まりによる停止の際、詰まった紙が発見しやすく、復旧にかかる時間を短縮することができる。なお、第2の印刷媒体搬送手段204においては、比較的小型のラベルを搬送するとともに、例えば比較的大きなA4サイズの普通紙も搬送するので、両者に対応するため各ベルトは互いに平行な4本のベルトから構成されている。なお、連接するとは、第1の印刷媒体搬送手段203から第2の印刷媒体搬送手段204に、第1の印刷物が受け渡しされるように設けられていることを意味し、物理的につながっているか否かは問わない。なお、第1の印刷媒体搬送手段203および第2の印刷媒体搬送手段204は、それぞれあるいは併せて印刷媒体搬送手段を構成する。
トレイ107は図4のように中央に仕切りが二つ設けられている。本実施例では仕切りにより収納スペースが三分割されており、例えば一日に必要な薬品を朝、昼、夕方などの時間別に分別して配置してもよいし、破損等を防ぐため薬品の種類やパッケージごとに分けて配置しても良い。また、薬剤が載置された後、ラベルプリンタ201で印字されるラベルは薬品ごとに出力されるので、所定の薬品の入ったスペースに配置されるよう、搬送手段106と同期させてもよい。
プリンタユニット104の上部には、図3(a)(b)に示すように、ラベルプリンタ201、第1の印刷媒体搬送手段203が台座208に設けられている。台座208は引き出し可能に、引出手段でありガイド手段である第1のレール部材L1を介して固定されている。そして、台座208の前面には第1のハンドル205が設けられており、これをプリンタユニット104の前面方向(図2の矢印方向)に引くことにより、台座208ごと引き出しが可能である。なお、本実施例ではレール部材は、一定以上引き出すと第1のレール部材L1に設けた干渉部材が干渉し、一定距離以上引き出すことができないよう構成している。かかる上部においては、第1のレール部材L1およびハンドル205が引出手段を構成する。
また、プリンタユニット104の下部には、図3(a)(c)に示すように、レーザープリンタ202、第2の印刷媒体搬送手段204が台座209に設けられている。台座209は引き出し可能に、引出手段でありガイド手段である第2のレール部材L2を介して固定されている。レーザープリンタ202は重量があるため、第2のレール部材L2は片側それぞれ2本づつ、垂直方向に並べて使用している。そして、台座209の前面には第2のハンドル206が、台座209の下部にはキャスター207が設けられており、これをプリンタユニット104の前面方向(図2の矢印方向)に引くことにより、台座209ごと引き出しが可能である。なお、本実施例では第2のレール部材L2は、一定以上引き出すと第2のレール部材L2に設けた干渉部材が干渉し、一定距離以上引き出すことができないよう構成している。また、キャスター207は必ずしも必要ではないが、レーザープリンタ202は重量があるため、キャスター207を設けることにより、よりスムーズな引き出しが可能となる。かかる下部においては、第2のレール部材L2,ハンドル206、キャスター207が引出手段を構成している。
このように、引出手段は、プリンタユニット104の少なくとも一部を薬品自動払出装置の前面方向に引き出し可能となるような構成であればよく、本実施例以外の構成が含まれてもよいし、本実施例以外の部材で構成してもよい。
そして、このような構成により、プリンタユニット104の上部と下部が別々に引き出し可能となる。
なお、少なくとも一部とは、例えばプリンタユニットの外枠を含め全体を引き出す必要はないことから見れば、プリンタあるいは印刷媒体搬送手段などのプリンタユニットの主要部の一部が引き出せればよいことを意味する。 また、ガイド手段は、プリンタユニットの少なくとも一部について、引き出し距離及び引き出し方向が規制されていればよい。本発明では、第1のレール部材L1,第2のレール部材L2は、薬品自動払出装置の前面方向に引き出し方向を規制するものであり、かつ所定の距離の引き出し距離で、干渉部材により引き出し距離が規制されるものである。
さらに、レール部材は、第1のレール部材L1,第2のレール部材L2のように所定物をある一定方向に相対的に移動させることができる部材をいう。本実施例のように、ガイドレールを用いる場合のほか、ガイドローラーやLMガイドなど、様々な部材を用いることが可能である。
以下に本実施例における薬品自動払出装置の動作について説明する。
まず、プリンタユニット104の引き出し動作について説明する。
プリンタユニット104は、図1の通り、前面が開閉可能な扉で覆われており、扉はプリンタユニット104に対して垂直方向の軸を中心に回動可能に設けられている。そしてこの扉を開けると、図2の通り、プリンタユニット104の主要部が現れる。
プリンタユニット104の上部と下部はそれぞれラベルプリンタ201および第1の印刷媒体搬送手段203、レーザープリンタ202および第2の印刷媒体搬送手段204が設けられ、それぞれ台座208、台座209に別個に引き出し可能に載置されている。
プリンタユニット104の上部を引き出すには、第1のハンドル205を前面側に引けば、ラベルプリンタ201および第1の印刷媒体搬送手段203が台座208とともに引き出される。引き出し可能な距離は、第1のレール部材L1の配置と溝の切り方で調整可能である。その際、プリンタユニット201側に干渉部材を設けて、一定距離以上引き出すことができないよう構成しても良い。本実施例では第1の印刷媒体搬送手段203が露出する距離まで引き出し可能であるが、さらに前方に引き出すよう、調整しても良い。これにより、ラベルプリンタに供給されるラベルやインクの補給が容易になるとともに、第1の印刷媒体搬送手段203に引っかかったラベルを容易に取り除くことが可能となり、速やかな復旧が可能となる。
プリンタユニット104の下部を引き出すには、第2のハンドル206を前面側に引けば、レーザープリンタ202および第2の印刷媒体搬送手段204が、キャスター207つきの台座209とともに引き出される。引き出し可能な距離は、第2のレール部材L2の配置と溝の切り方で調整可能である。その際、プリンタユニット201側に干渉部材を設けて、一定距離以上引き出すことができないよう構成しても良い。本実施例では第2の印刷媒体搬送手段203が露出する距離まで引き出し可能であるが、さらに前方に引き出すよう、調整しても良い。これにより、レーザープリンタに供給されるラベルやトナーの補給が容易になるとともに、第2の印刷媒体搬送手段204に引っかかったラベルや普通紙を容易に取り除くことが可能となり、速やかな復旧が可能となる。
このように、プリンタユニット104を薬品自動払出装置の前面方向に引き出すことのできる構成とすることにより、プリンタのメンテナンスを容易に行うことができる。また、プリンタとともに印刷媒体搬送手段をプリンタとともに引き出すことのできる構成とすることにより、紙詰まりが他の部位に比べ比較的起こりやすい印刷媒体搬送手段に詰まった紙を容易に取り除くことができ、薬品自動払出装置の一時停止に対して迅速な復旧が可能である。さらに、印刷媒体搬送手段を上部と下部に分割して設けることにより、ラベルプリンタ201とレーザープリンタ202を別個に引き出すことができ、メンテナンスに必要な部分だけ引き出すことによりメンテナンス性を高めることができるものである。
次に、プリンタユニット104のラベル送り動作、および紙送り動作について、図5を用いて説明する。
まず、ラベル送り動作について説明する。
ラベルプリンタ201は、処方箋データに基づき、ラベルに必要な情報を印字し、出力する。第1の印刷媒体搬送手段203は、印字されたラベルを以下の動作で受け取り、第2の印刷媒体搬送手段204に印字されたラベルを送る。まず、センサー505が出力されたラベルを検知すると、モーター504、511のスイッチをオンにし、ローラー503、510を回転させる。これにより、モーターを常時回転させることなく送り動作が可能であり、消費電力を最小限に抑えることができる。各ローラー503にかけられたベルト501、502はローラー503の動きに合わせて回転し、ラベルはベルト501,502の間隙に吸い込まれ、ベルトの動きとともに図中の矢印Aに沿って送られる。第1の印刷媒体搬送手段203から送られたラベルは、第2の印刷媒体搬送手段204の上部に設けられたさそい板515に当たり、ベルト506,507の間隙に吸い込まれるよう、軌道を修正される。第2の印刷媒体搬送手段204の中を矢印Bに沿って通過するラベルは、途中レーザープリンタから出力される紙との合流点で、さそい板517でベルト506,509の間隙に吸い込まれるよう軌道修正される。これにより、ラベルがレーザープリンタ側に吸い込まれ、紙詰まりを起こすことを防止することができる。ベルト506、509により送られたラベルは矢印Cに沿って下部で90度方向を変えられ、水平方向にトレイ107に向かって吐出される。これにより、ラベルをトレイに対して、ソフトランディングさせることができる。そして、センサー514によりラベルがベルト506,509の出口を通過したことを検出することにより、ラベルがトレイに吐出されたのを確認することができる。
次に、紙送り動作について説明する。
レーザープリンタ202は、処方箋データに基づき、普通紙に必要な情報をカラーで印字し、出力する。第2の印刷媒体搬送手段204は、印字された普通紙を以下の動作で受け取り、トレイに移送する。まず、センサー513が出力された普通紙を検知すると、モーター511のスイッチをオンにし、ローラー510を回転させる。これにより、モーターを常時回転させることなく送り動作が可能であり、また、普通紙搬送に必要のない第1の印刷媒体搬送手段を動作させないので、消費電力を最小限に抑えることができる。各ローラー510にかけられたベルト508、509はローラー503の動きに合わせて回転し、ラベルはベルト508,509の間隙に吸い込まれ、ベルトの動きとともに図中の矢印Dに沿って送られる。第2の印刷媒体搬送手段204の中を通過するラベルは、途中ラベルプリンタから出力されるラベルとの合流点で、さそい板516でベルト506,509の間隙に吸い込まれるよう軌道修正される。これにより、普通紙がラベルプリンタ側に吸い込まれ、紙詰まりを起こすことを防止することができる。ベルト506、509により送られたラベルは矢印Cに沿って下部で90度方向を変えられ、水平方向にトレイ107に向かって吐出される。これにより、普通紙をトレイに対して、ソフトランディングさせることができる。そして、センサー514により普通紙がベルト506,509の出口を通過したことを検出することにより、普通紙がトレイに吐出されたのを確認することができる。
なお、普通紙の搬送とラベルの印刷、搬送が競合しても、ベルトは弾力性があり、ローラーの固定軸は印刷媒体の厚みにあわせて弾力的に摺動が可能であり、これらを同時に搬送することができる。もちろん、センサー505や513が媒体を感知すれば、他方の印刷や搬送をストップさせ、センサー514で吐出を確認した後、動作を再開させるようにしても良い。
以上のように本実施例によれば、プリンタユニット104を前面に引き出し可能とすることにより、ラベルや紙の補充、インクやトナーの補充、清掃作業などの定期メンテナンスが容易に行えるとともに、紙詰まりなどの一時停止に対しても迅速な復旧を図ることが可能である。
また、引き出し可能なプリンタユニット104に印刷媒体搬送手段も搭載することにより、印刷媒体搬送手段も引き出され、定期メンテナンスや紙詰まりによる一時停止に対する迅速な復旧を図ることが可能となる。
加えて、印刷媒体搬送手段をローラーとベルトで構成することにより、印刷媒体搬送手段を薄型化することができるとともに、これを露出して設けることにより、定期メンテナンスや紙詰まりによる一時停止に対する迅速な復旧を図ることが可能となる。
さらに、ベルトを複数の並行に配置したベルトとすることにより、ベルト間に詰まった紙を容易に発見できることができる。
さらに、第2の印刷媒体搬送手段をラベルと普通紙の搬送に共用する構成とすることにより、独立して印刷媒体搬送手段を設けるのに比べ、最小限の構成とすることができ、装置の小型化を実現できるとともに、メンテナンス部分を最小限にすることができ、さらには紙詰まりが発生する部位を最小限にすることができる。
(実施例2)
以下に、本発明の薬品自動払出装置の第2の実施例について説明する。
図6は、前面扉を除くプリンタユニット601の前面側から見た斜視図である。本実施例におけるプリンタユニットは、第1の実施例と同様、ラベルプリンタ602、レーザープリンタ603、第1の印刷媒体搬送手段604、第2の印刷媒体搬送手段605を備えている。相違点は、第1のハンドル606、第2のハンドル607、キャスター608が、ラベルプリンタ602およびレーザープリンタ603の側面側に設けられ、この面が薬品自動払出装置の正面となるように収納されている点にある。これにより、第1のハンドル、および第2のハンドルを引いて、それぞれラベルプリンタ602および第1の印刷媒体搬送手段603、レーザープリンタ603および第2の印刷媒体搬送手段604を図6の矢印側に引き出すことにより、第1の印刷媒体搬送手段603、第2の印刷媒体搬送手段604が外部からより見やすい位置に引き出され、よりメンテナンス性が向上するものである。
(実施例3)
以下に、本発明の薬品自動払出装置の第3の実施例を図7を用いて説明する。
第3の実施例は第1の実施例と以下の点を除き同一の構成である。第3の実施例のプリンタユニット701には、実施例1と同様、プリンタユニット701の引き出し距離及び引き出し方向を規制するガイド手段が設けられているが、実施例1のようなそれぞれのプリンタについて単一のレール部材から構成されるものではない。すなわちガイド手段は、図7(A)の通り、第1のレール部材702、第2のレール部材704からなる複数のレール部材、および係止部材706で構成される。そして、第1のレール部材702の一端には爪703が、第2のレール部材704の一端で第1のレール部材702の爪703と反対側の端には爪705が設けられている。そして、第2のレール部材704には、係止部材706が係合する長手方向の透穴が設けられ、係止部材706が自由に移動可能である。係止部材706は、プリンタユニット701の背面隅に設けられている。第1のレール部材702と第2のレール部材704は、図示しない手段により係合されており、長手方向のみに相対位置を変えながら自由に移動可能である。
かかるガイド手段によるプリンタユニット701の引き出し動作について説明する。第1のハンドル205を図7(A)の矢印方向に引くと、プリンタユニット701は係止部材706とともに引き出される。そして、係止部材706が第2のレール部材704の透穴の他端に達すると、係止部材706に引かれて第2のレール部材704も矢印方向に移動する。そして、図7(B)のように、第2のレール部材704の爪705と第1のレール部材702の爪703が引っかかり、それ以上プリンタユニット701を矢印方向に引き出せなくなる。ここで、プリンタユニット701を図7(C)の方向に力を加えると、係止部材706を軸に、プリンタユニット701全体が回転する。
このような構成にすることにより、プリンタユニットを前面方向に2段階に引き出すことができるので、より前面方向の移動距離を稼ぐことができるとともに、プリンタユニットを回転させることができるので、プリンタユニットの背面に印刷媒体搬送手段を設けたときも、印刷媒体搬送手段を見やすい位置に移動させることができ、メンテナンス性に優れる。また、紙詰まりなどの緊急停止時にも、復旧作業が容易となる。
なお、ガイド手段はこの構成に限られず、引き出しおよび回動可能な構成であればよい。また、特にレーザープリンタは重量があるため、実施例1の台座209の上にレーザープリンタを載置するとともに、台座209と係止部材706を水平方向に回動可能に連結しても良い。さらに、第1の実施例のように、プリンタユニットの上部及び下部を別個に引き出し、回動可能となるよう、実施例3のガイド手段をそれぞれのプリンタユニットに設けても良い。
(実施例4)
以下に、本発明の薬品自動払出装置の第4の実施例を図8,9,10を用いて説明する。
第4の実施例は第1の実施例と以下の点を除き同一の構成を有する。第4の実施例のプリンタユニット801には、第1の実施例と同様、プリンタユニット801の引き出し距離及び引き出し方向を規制するガイド手段が設けられているが、実施例1のような単一のレール部材から構成されるものではない。すなわちガイド手段は、図8の通り、第2のレール部材L2、第3のレール部材L3で構成される。そして、引出手段は、ガイド手段およびハンドル804とから構成される。
図8は、プリンタユニット801の要部前面図である。レーザープリンタ802は、台座803の上に載置されている。台座803は第3のレール部材L3を介してハンドル804が設けられた台座805に載置されている。ハンドル804は、台座805のプリンタユニット801前面側の位置に設けられている。さらに、台座805は、第2のレール部材L2を介してプリンタユニット801の外枠に係合されている。レーザープリンタ802の背面側には、印刷物をトレイに搬送する印刷媒体搬送手段806が設けられており、1つのプリンタユニット801を構成する。
第3のレール部材L3は、LMガイドからなり、プリンタユニット801の前面方向にレーザープリンタ802を台座803ごと引き出し可能に構成されている。LMガイドを使用することにより、高さ方向を稼ぐことができ、レーザープリンタ802を適当な高さに設けることができる。また、第2のレール部材L2は、第1の実施例と同様、スライドレールを2段重ねで使用しており、レーザープリンタ802を台座805および上部の台座803ごと引き出し可能に構成されている。スライドレールを使用することにより、プリンタユニット801の前面方向のストロークを大きくとることができ、プリンタユニット801の背面での紙詰まりなどの障害発生時の作業を容易に行うことが可能となる。
このようなガイド手段を有するプリンタユニット801の引き出し動作について図9、10を用いて説明する。図9,10は、プリンタユニット801の側面図である。ハンドル804をプリンタユニットの前面方向、つまり図9の紙面左側方向に引くと、まず第2のレール部材L2がスライドし、台座805ごとレーザープリンタ802および印刷媒体搬送手段806が引き出される。そしてこの動作を続けると、図9のように、第2のレール部材L2を構成するスライドレールが図示しない干渉部材が干渉する位置まで引き出される。本実施例ではこの状態だと、印刷媒体搬送手段806とプリンタユニット801の外枠部分との間にまだ十分な間隙がない。
そこで、第2のレール部材L2が限界まで引き出された後、さらにレーザープリンタ802本体ないし台座803に設けられた図示しないハンドルを持ってさらに前面方向に引き出すと、第3のレール部材L3に沿って台座803ごとレーザープリンタ802および印刷媒体搬送手段806が引き出される。そして、第3のレール部材L3が図示しない干渉部材が干渉る位置まで引き出されると、図10のように、印刷媒体搬送手段806とプリンタユニット801の外枠部分との間に十分な間隙が生じる。
このような構成にすることにより、レーザープリンタ802および印刷媒体搬送手段806を前面方向に2段階に引き出すことができるので、より前面方向の移動距離を稼ぐことができ、印刷媒体搬送手段806とプリンタユニット801の外枠部分との間に十分な間隙が生じる。それゆえ、メンテナンス性に優れるとともに、紙詰まりなどの緊急停止時にも復旧作業が容易となる。また、印刷媒体搬送手段806を構成するローラーやベルトの清掃や交換も容易となる。さらに、薬品自動払出装置の背面にメンテナンスに備えた通路を設ける必要がなく、省スペース性に優れた薬品自動払出装置を実現することが可能である。
なお、このガイド手段を構成する第2のレール部材L2、および第3のレール部材L3はこの構成に限られず、2段階に引き出し可能な構成であればよい。
また、ハンドル804は台座803に設けてもよい。第2のレール部材L2を構成するスライドレールは内部にローラーを用いているので、第3のレール部材L3を構成するLMガイドよりも抵抗が小さい。よって、ハンドル804を引くと、まず抵抗の小さい第2のレール部材L2が運動を開始し、次に抵抗の大きい第3のレール部材L3が運動を開始するので、同様の動作結果を得ることが可能である。
本発明は、病院における薬品自動払出装置の他に、各種の物品を所定の情報に応じてトレイに分別収納する装置にも利用できる。
101 薬品自動払出装置
102 未収納トレイユニット
103 薬品投入ユニット
104 プリンタユニット
105 収納済トレイユニット
106 トレイ搬送手段
107 トレイ
201 ラベルプリンタ
202 レーザープリンタ
203 第1の印刷媒体搬送手段
204 第2の印刷媒体搬送手段
205 第1のハンドル
206 第2のハンドル
207 キャスター
501 502 ベルト
503 ローラー
504 モーター
505 センサー
506 507 508 509 ベルト
510 ローラー
511 モーター
512 513 514 センサー
515 516 517 さそい板

Claims (10)

  1. 空のトレイを収容する未収納トレイユニットと、
    調剤指示に基づき、収納されている薬品を前記トレイに投入する薬品投入ユニットと、
    印刷物を印刷し、前記トレイに投入するプリンタユニットと、
    前記薬品および前記印刷物が投入された前記トレイを収容する収納済トレイユニットと、
    前記未収納トレイユニットから、前記薬品投入ユニットおよび前記プリンタユニットを経由し、前記収納済トレイユニットまでトレイを搬送するトレイ搬送手段、
    とを備えた薬品自動払出装置であり、
    前記プリンタユニットは少なくともその一部が薬品自動払出装置の前面方向に引き出し可能となるような引出手段を有する薬品自動払出装置。
  2. 前記引出手段は、引き出し距離及び引き出し方向を規制するガイド手段を有する請求項1記載の薬品自動払出装置。
  3. 前記引出手段は、前記ガイド手段に加え、少なくともハンドルまたはキャスターを有する請求項2記載の薬品自動払出装置。
  4. 前記ガイド手段は、プリンタユニットを引き出した状態で前記プリンタユニットが水平方向に回動可能に係止される係止部材を有する請求項2記載の薬品自動払出装置。
  5. 前記ガイド手段は、2段階に引き出し可能な複数のレール部材からなる請求項2記載の薬品自動払出装置。
  6. 前記プリンタユニットは、印刷物をトレイに搬送する印刷媒体搬送手段を有する請求項1記載の薬品自動払出装置。
  7. 前記印刷媒体搬送手段は、ベルトおよびローラーからなる請求項6記載の薬品自動払出装置。
  8. 前記プリンタユニットを引き出した状態で、前記ベルトおよび前記ローラーが前記プリンタユニットの一側面に、外部に露出して設けられている請求項7記載の薬品自動払出装置。
  9. 前記ベルトは、並行する複数のベルトからなる請求項7記載の薬品自動払出装置。
  10. 前記プリンタユニットは、第1の印刷物を印刷する第1のプリンタと、第2の印刷物を印刷する第2のプリンタと、前記第1のプリンタで印刷された前記第1の印刷物を受け取り搬送する第1の印刷媒体搬送手段と、前記第1の印刷媒体搬送手段に連接して設けられ前記第1の印刷物を前記第1の印刷媒体搬送手段から受け取りトレイに搬送するとともに、前記第2のプリンタで印刷された前記第2の印刷物を受け取り前記トレイに搬送する第2の印刷媒体搬送手段とを備えた請求項6記載の薬品自動払出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014221528A (ja) * 2013-05-13 2014-11-27 大日本印刷株式会社 写真画像プリントシステム
WO2019244825A1 (ja) * 2018-06-20 2019-12-26 株式会社トーショー 薬剤分包機

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