JP2011030519A - 栽培用支柱 - Google Patents

栽培用支柱 Download PDF

Info

Publication number
JP2011030519A
JP2011030519A JP2009181200A JP2009181200A JP2011030519A JP 2011030519 A JP2011030519 A JP 2011030519A JP 2009181200 A JP2009181200 A JP 2009181200A JP 2009181200 A JP2009181200 A JP 2009181200A JP 2011030519 A JP2011030519 A JP 2011030519A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
support column
hole
strut
branch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009181200A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Takagi
和芳 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2009181200A priority Critical patent/JP2011030519A/ja
Publication of JP2011030519A publication Critical patent/JP2011030519A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Supports For Plants (AREA)

Abstract

【課題】この発明は、植物を支持するのに適した枝部突出形態と、その他の取り扱いに適した枝部没入形態とに変形させることができる栽培用支柱の提供を目的とする。
【解決手段】栽培用支柱1の内側支柱3を、外側支柱2の内部から引き出される方向へ摺動して、内側支柱3の枝部3aが外側支柱2の外周面及び孔部2aより外側に突出された枝部突出形態に変形するので、栽培用支柱1を、植物の支持に使用することができる。一方、内側支柱3を、外側支柱2の内部に収納される方向へ摺動して、内側支柱3の枝部3aが外側支柱2の外周面より内側で孔部2a内に没入された枝部没入形態に変形する。つまり、外側支柱2の外周面上に何等突出するものがなくなるので、栽培用支柱1を、柱状又は筒状の支柱として取り扱うことができる。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えば果樹、野菜、花卉等の植物を支持する際に用いられる栽培用支柱に関する。
従来、前記栽培用支柱としては、例えば支柱の外周に、複数本の枝が外方に向けて固定されたC字状の取付け体を取り付ける特許文献1の栽培用支柱と、支柱の表面に、棒状の枝が複数本固定された特許文献2の支柱の枝のついた栽培用支柱とがある。
しかし、特許文献1の栽培用支柱を使用する場合、支柱の外周に、枝が固定された取付け体を適度な間隔に隔てて取り付けなければならず、支柱と枝の組み付け作業に手間及び時間が掛かる。また、栽培用支柱を保管しておく場合、取付け体を支柱から分離した際に、取付け体を紛失するか、取付け体を固定するための固着具を紛失しやすい。さらに、栽培用支柱の組み付け時に、上下の取付け体を、枝の向きが上下逆向きとなるように取り付けてしまうことがある。
また、特許文献2の栽培用支柱は、支柱の表面に棒状の枝が固定されているので、運搬時、陳列時、販売時等において、支柱の枝同士が互いに当接するか、枝が衣服や包装に引っ掛かりやすく、邪魔である。また、枝が折れるか、曲がってしまうことがあり、園芸用の支柱として目的及び効果が得られなくなる。
実開昭52−157434号公報 実開平6−9437号公報
この発明は、植物を支持するのに適した枝部突出形態と、その他の取り扱いに適した枝部没入形態とに変形させることができる栽培用支柱を提供することを目的とする。
この発明は、植物の近傍に立てられる支柱と、該支柱の外面に突出される複数の枝部とを備えた栽培用支柱であって、前記支柱を、中空に形成された筒状の外側支柱と、該外側支柱の内部に対し長手方向と平行する方向に向けて摺動自在に挿入された内側支柱とで構成し、前記外側支柱の外面に、前記内側支柱の外面に取り付けられた枝部を突出するための孔部を形成し、前記内側支柱の外面に、前記外側支柱の外面及び孔部より外側に向けて突出される枝部を取り付け、前記外側支柱と内側支柱とを、前記内側支柱の枝部が前記外側支柱の外面及び孔部より外側に突出される位置と、前記内側支柱の枝部が前記外側支柱の外面より内側で孔部内に没入される位置とに相対移動自在に設けた栽培用支柱であることを特徴とする。
この発明の態様として、前記外側支柱の孔部と前記内側支柱の枝部を、該外側支柱及び内側支柱の外面に対し該孔部及び枝部の相互が対応する間隔に隔てて複数配列することができる。
また、この発明の態様として、前記外側支柱の孔部を、前記内側支柱の枝部が斜め上方に向けて突出される角度に傾斜することができる。
また、この発明の態様として、前記外側支柱の孔部が形成された内面に、該孔部全体が覆われるようにネットを取り付け、前記ネットの網目を、前記枝部の貫通が許容される大きさ及び形状に拡縮自在に形成することができる。
また、この発明の態様として、前記外側支柱と前記内側支柱の対向面間に、該外側支柱及び内側支柱の相互を、該内側支柱の枝部が外側支柱の外面より外側に突出された摺動位置に規制するための突出位置規制手段が設けることができる。
また、この発明の態様として、前記外側支柱及び/又は前記内側支柱に、前記外側支柱及び内側支柱の相互を、該外側支柱の孔部内端に対し内側支柱の枝部先端が挿入された摺動位置に規制するための収納位置規制手段が設けることができる。
前記突出位置規制手段は、例えば外側支柱及び内側支柱の対向面に設けられる突出部、凸部及び凹部、差込み孔及び規制ピン、係止爪及び係止孔等で構成することができる。また、収納位置規制手段は、例えば内側支柱の把持部、外側支柱のストッパ等で構成することができる。
この発明によれば、栽培用支柱を、内側支柱の枝部が外側支柱の外面より外側に突出された枝部突出形態に変形させて植物の近傍に立てるので、外側支柱の外面に突出された枝部に植物のつるが巻き付きやすくなる。また、植物の幹や枝を支持するので、風雨による倒伏や折損を防止して、植物の生育を助けることができる。
一方、栽培用支柱を、内側支柱の枝部が外側支柱の外面より内側に没入された枝部没入形態に変形させると、外側支柱の外面より外側に何等突出するものがなく、柱状又は筒状の支柱として取り扱うことができる。これにより、例えば運搬、陳列、販売、保管等の取り扱い時において、枝部同士が互いに当接するか、衣服や包装等に枝部が引っ掛かることがない。また、枝部が折れたり、曲がったりする心配がなく、栽培用支柱の取り扱いが簡単且つ容易に行える。また、栽培用支柱の嵩が低くなるので、取り扱い時に要するスペースが小さくて済む。
枝部が突出された枝部突出形態を示す栽培用支柱の斜視図。 枝部が没入された枝部没入形態を示す栽培用支柱の斜視図。 枝部が取り付けられた部分を示す拡大縦断側面図。 枝部が突出される動作を示す説明図。 枝部が没入される動作を示す説明図。 位置規制手段による規制状態を示す栽培用支柱の下端側拡大斜視図。 位置規制手段の他の例を示す栽培用支柱の下端側拡大斜視図。 位置規制手段のその他の例を示す栽培用支柱の下端側拡大斜視図。 孔部がネットで覆われた他の例を示す栽培用支柱の斜視図。 孔部及び枝部の他の配置例を示す斜視図。 枝部の他の取り付け例を示す拡大縦断側面図。 枝部のその他の取り付け例を示す拡大縦断側面図。 位置規制手段のその他の例を示す栽培用支柱の斜視図。
図1は、内側支柱3の枝部3aが突出された状態を示す栽培用支柱1の斜視図、図2は、内側支柱3の枝部3aが没入された状態を示す栽培用支柱1の斜視図、図3は、内側支柱3の枝部3aが取り付けられた部分を示す拡大側面図、図4は、内側支柱3の枝部3aが突出される動作を示す説明図、図5は、内側支柱3の枝部3aが没入される動作を示す説明図、図6は、位置規制手段5による規制状態を示す栽培用支柱1の下端側拡大斜視図である。
本実施例の栽培用支柱1は、中空に形成された筒状の外側支柱2と、該外側支柱2の内部に対し長手方向と平行する方向に向けて摺動自在に挿入された内側支柱3とで構成されている。また、内側支柱3は、外側支柱2の内径より小径に形成されており、外側支柱2の内部に対し長手方向と平行する方向に向けて摺動自在に挿入されている。
外側支柱2及び内側支柱3は、中空に形成された金属製のパイプで構成されるとともに、略同一の長さに形成されている。また、外側支柱2及び内側支柱3の外周面と、該内側支柱3の外周面に取り付けられた後述する枝部3aの外周面は、被覆部材の一例であるプラスチックPで被覆及び保護されている。
なお、外側支柱2の孔部2aより外側に突出される枝部3aの突出側外周面のみを、前記プラスチックPで被覆してもよい。また、プラスチックPの代わりに、合成ゴムを被覆してもよい。
実施例の外側支柱2は、25mm〜35mmの範囲に含まれる外径(直径)に形成されているが、用途に応じて、25mm以下或いは35mm以上の外径に変更してもよい。また、内側支柱3は、外側支柱2の外径から肉厚分を減算した径に形成されている。
外側支柱2の外周面には、図4にも示すように、後述する内側支柱3の枝部3aを突出するための孔部2aが該外側支柱2の内側から外側に向けて径方向に貫通して形成されている。
孔部2aは、外側支柱2の外周面に沿って内側支柱3の枝部3aと対応する上下間隔及び左右間隔に隔てて千鳥状に配列されている。
また、孔部2aは、外側支柱2の長手方向と平行する軸芯を中心として、該外側支柱2の外周面に対し周方向に等間隔或いは等角度に隔てて配置されている。
外側支柱2の一方の対向外周面には、同一の孔径及び形状に形成された孔部2aが形成されている。また、一方の対向外周面に形成された一対の孔部2a間を結ぶ線と直交する他方の対向外周面には、前記孔部2aと同一の孔径及び形状に形成された孔部2aが形成されている。
一方の対向外周面に形成された孔部2aと、他方の対向外周面に形成された孔部2aは、上下互い違いとなる高さに配置されるとともに、外側支柱2の長手方向に対し上下等間隔に隔てて配列されている。
孔部2aは、内側支柱3の枝部3aが斜め上方に向けて挿通が許容される孔径及び形状に形成されるとともに、該内側支柱3の枝部3aが斜め上方に向けて突出される角度に傾斜されている。つまり、内側支柱3の枝部3aは、外側支柱2の孔部2aによって斜め上方に向けて突出された角度に規制される。
孔部2aの内径は、内側支柱3の枝部3aの外径より大径に形成されている。また、孔部2aの断面形状は、枝部3aの径方向の断面形状と対応して丸形状に形成されている。
なお、枝部3aの挿通が許容される形状であれば、孔部2a及び枝部3aの突出方向と直交する断面形状を、例えば楕円形、星形状、四角形、六角形、多角形等の孔形状に形成してもよい。
外側支柱2の孔部2aより外側に突出される内側支柱3の枝部3aの突出寸法は、植物を支持するのに適した寸法、例えば植物のつるが巻き付きやすい寸法に設定されている。
外側支柱2の下端側は、植物が植えられた近傍の土壌に対して差し込みが容易に行えるような形状に形成されている。つまり、外側支柱2の下端側は、該外側支柱2の下端側から先端側に向けて徐々に小径又は先細となる形状に形成されている。
内側支柱3の外周面には、図4にも示すように、前記外側支柱2の孔部2aより外側に向けて斜め上方に突出される枝部3aが取り付けられている。また、枝部3aは、内側支柱3の外周面に沿って外側支柱2の孔部2aと対応する上下間隔及び左右間隔に隔てて千鳥状に配列されている。
枝部3aは、枝状に形成された金属棒の外周面をプラスチックPで被覆及び保護したものである。また、枝部3aの外観は、根元側から先端側に向けて徐々に小径又は細くなる形状に形成されている。なお、枝部3aを、根元側から先端側に向けて同一径に形成してもよい。
枝部3aの根元側は、例えばピンや支軸等の枢着部材によって内側支柱3の外周面に形成された枢着部3bに対し上下回動自在に枢着されている。
つまり、枝部3aは、枢着部3bを中心として、内側支柱3の長手方向と平行する方向に対し上下回動自在に取り付けられている。
枝部3aは、内側支柱3の長手方向と平行する軸芯を中心として、該内側支柱3の外周面に対し周方向に等間隔或いは等角度に隔てて4本取り付けられている。
内側支柱3の一方の対向外周面には、同一の長さ及び形状に形成された枝部3aが取り付けられている。また、一方の対向外周面に取り付けられた一対の枝部3a間を結ぶ線と直交する他方の対向外周面には、同一の長さ及び形状に形成された枝部3aが取り付けられている。
一方の対向外周面に取り付けられた枝部3aと、他方の対向外周面に取り付けられた枝部3aは、上下互い違いとなる高さに配置されるとともに、内側支柱3の長手方向に対し上下等間隔に隔てて配列されている。
実施例の内側支柱3には、中空に形成された金属製のパイプが用いられているが、中実に形成された金属製の棒を用いてもよい。
外側支柱2の上端側開口部より上方に突出された内側支柱3の上端側には、該内側支柱3を外側支柱2の内部から引き出される方向へ摺動するための把持部3cが形成されている。
外側支柱2の下端側内部には、内側支柱3を、外側支柱2の孔部2a内端に対し内側支柱3の枝部3a先端が係止された収納位置に停止又は規制するためのストッパ4が、収納位置規制手段として取り付けられている(図6参照)。
つまり、内側支柱3を、外側支柱2の内部に収納される方向へ摺動すれば、内側支柱3の枝部3aが外側支柱2の孔部2aに沿って徐々に内側へ引き込まれるとともに、内側支柱3の下端側が、外側支柱2の下端側内部に固定されたストッパ4に当接される。
これにより、栽培用支柱1が、内側支柱3の枝部3aが外側支柱2の外周面より内側で孔部2a内に没入された枝部没入形態(図2参照)に変形されるとともに、内側支柱3が、外側支柱2の孔部2a内端に対し内側支柱3の枝部3a先端が係止された収納位置に停止される。また、内側支柱3の上端側が、外側支柱2の上端側より上方に突出した位置に規制される。
また、外側支柱2の孔部2a内端に、内側支柱3の枝部3a先端が係止されることにより、外側支柱2と内側支柱3が周方向に回転しようとするのを阻止することができる。
これにより、孔部2aと枝部3aの位置が周方向に変位することがなく、枝部3aを孔部2aから突出する動作と、枝部3aを孔部2aに没入する動作が確実に行える。
また、外側支柱2の孔部2a内端に対し内側支柱3の枝部3a先端が係止されているので、外側支柱2の上端側より上方に突出された内側支柱3の上端側を手で把持して、収納位置に停止された内側支柱3を、外側支柱2の内部から引き出される方向へ摺動すれば、内側支柱3の枝部3aの先端側が外側支柱2の外周面及び孔部2aより外側に向けて確実に突出される。
なお、ストッパ4の代わりに、外側支柱2の上端に内側支柱3の把持部3cを当接して、内側支柱3を収納位置に停止又は規制してもよい。
また、外側支柱2と内側支柱3の対向周面間に、該外側支柱2と内側支柱3が周方向に回転しようとするのを防止するための回り止めを設けてもよい。
外側支柱2と内側支柱3の下端側対向面間には、図6に示すように、外側支柱2及び内側支柱3の相互を、内側支柱3の枝部3aが外側支柱2の外周面及び孔部2aより外側に突出された摺動位置に規制するための位置規制手段5が、突出位置規制手段として設けられている。
位置規制手段5は、図6に示すように、外側支柱2の下端側内周面と内側支柱3の下端側外周面の間に設けられており、外側支柱2の下端側内周面に形成された環状の突出部6と、内側支柱3の下端側外周面に形成された環状の突出部7とで構成されている。
外側支柱2の突出部6は、該外側支柱2の下端側内周面に沿って環状に形成されている。また、突出部6は、内側支柱3の外径より大径で、後述する突出部7の外径より小径に形成されている。
つまり、後述する突出部7の外周縁部に対し当接される大きさ及び形状に形成されている。また、突出部6の小径側内周面は、内側支柱3の外周面に近接されているので、外側支柱2と内側支柱3の軸芯が径方向に変位しようとするのを防止することができる。
内側支柱3の突出部7は、該内側支柱3の下端側内周面に沿って環状に形成されている。また、突出部7は、前記外側支柱2の内径より小径で、前記突出部6の内径より大径に形成されている。つまり、前記突出部6の内周縁部に対し当接される大きさ及び形状に形成されている。
位置規制手段5による規制方法を説明すると、内側支柱3を、外側支柱2の内部から引き出される方向へ摺動する際に、外側支柱2の突出部6を乗り越えさせて、該外側支柱2の突出部6より上方へ内側支柱3の突出部7を移動すれば、内側支柱3の枝部3aが外側支柱2の外周面及び孔部2aより外側に突出され、外側支柱2の突出部6上に内側支柱3の突出部7が係止される。
これにより、栽培用支柱1が、内側支柱3の枝部3aが外側支柱2の外周面及び孔部2aより外側に突出された枝部突出形態(図1参照)に変形されるとともに、内側支柱3が、該内側支柱3の枝部3aが外側支柱2の外周面及び孔部2aより外側に突出された突出位置に規制される。
内側支柱3を、外側支柱2の内部に収納される方向へ摺動する際に、外側支柱2の突出部6を乗り越えさせて、該外側支柱2の突出部6より下方へ内側支柱3の突出部7を移動すれば、位置規制手段5による位置規制が解除され、内側支柱3の枝部3aが外側支柱2の外周面より内側で孔部2a内に没入される。
なお、外側支柱2の突出部6を、該外側支柱2の下端側内周面に沿って長手方向に対し等間隔に隔てて複数配列してもよい。
内側支柱3を、外側支柱2の内部から引き出される方向へ摺動する際に、外側支柱2の突出部6…上に対し係止される位置に、内側支柱3の突出部7を順次移動すれば、内側支柱3の枝部3aを、外側支柱2の外周面及び孔部2aより外側に向けて段階的に突出することができる。
また、内側支柱3の突出部7を、該内側支柱3の下端側外周面に沿って長手方向に対し等間隔に隔てて複数配列してもよく、前記と略同等の作用及び効果を奏することができる。
図示実施例は前記の如く構成するものにして、以下、栽培用支柱1の使用方法を説明する。
先ず、図2に示す内側支柱3の枝部3aが外側支柱2の外周面より内側で孔部2a内に没入された状態の栽培用支柱1を、鉢や土壌に植えられた植物の近傍に立てる場合、外側支柱2の上端側より上方に突出された内側支柱3の把持部3cを手で把持して、内側支柱3を、外側支柱2の内部から引き出される矢印方向へ摺動させる(図4のa,b,c参照)。
内側支柱3を外側支柱2の内部から引き出す動作によって、内側支柱3の枝部3aが外側支柱2の孔部2aに沿って徐々に外側へ引き出される(図4のa,b参照)。
内側支柱3の枝部3a先端は、外側支柱2の孔部2a内端に係止されているので、内側支柱3を、外側支柱2の内部から引き出される矢印方向へ摺動すれば、内側支柱3の枝部3aが外側支柱2の外周面及び孔部2aより外側に向けて斜め上向きに突出される(図4のc参照)。
また、外側支柱2の突出部6を乗り越えさせて、外側支柱2の突出部6上に内側支柱3の突出部7を係止すれば、内側支柱3が、該内側支柱3の枝部3aが外側支柱2の外周面及び孔部2aより外側に突出された突出位置に規制される(図1、図6参照)。
これにより、内側支柱3の全枝部3aが外側支柱2の全孔部2aより外側に突出された枝部突出形態を維持することができる。
この後、図1に示す栽培用支柱1を、外側支柱2の下端側が下向きとなるように保持して、植物が植えられた土壌に突き刺せば、該植物の近傍に立てることができる。
つまり、栽培用支柱1を、内側支柱3の枝部3aが外側支柱2の外周面及び孔部2aより外側に突出された枝部突出形態(図1参照)に変形させて植物の近傍に立てれば、外側支柱2の外周面及び孔部2aより外側に突出された内側支柱3の枝部3aに植物のつるが巻き付きやすくなる。また、栽培用支柱1によって植物の幹や枝を支持するので、風雨による倒伏や折損を防止して、植物の生育を助けることができる。
次に、栽培用支柱1の不要時には、外側支柱2の上端側より上方に突出された内側支柱3の把持部3cを手で押して、内側支柱3を、外側支柱2の内部に収納される矢印方向へ摺動させる(図5のd,e,f参照)。
内側支柱3を外側支柱2の内部に収納する動作によって、内側支柱3の枝部3aが外側支柱2の孔部2aに沿って徐々に内側へ引き込まれる(図5のd,e参照)。
内側支柱3を、外側支柱2内のストッパ4に当接する位置まで摺動させた時点で、内側支柱3の枝部3aが外側支柱2の外周面より内側で孔部2a内に没入されるので(図5のf参照)、外側支柱2の外周面より外側に何等突出するものがなくなる(図2参照)。
つまり、栽培用支柱1を、内側支柱3の枝部3aが外側支柱2の外周面より内側で孔部2a内に没入された枝部没入状態(図2参照)に変形させることにより、柱状又は筒状の支柱として取り扱うことができる。
これにより、例えば運搬、陳列、販売、保管等の取り扱い時において、枝部3a同士が互いに当接するか、枝部3aが衣服や包装等に引っ掛かることがない。また、枝部3aが折れたり、曲がったりする心配がなく、栽培用支柱1の取り扱いが簡単且つ容易に行える。
また、内側支柱3の枝部3aが外側支柱2の外周面より内側で孔部2a内に没入された分だけ、栽培用支柱1の嵩が低くなるので、前記取り扱い時に要するスペースが小さくて済む。
また、内側支柱3を、外側支柱2の孔部2aと内側支柱3の枢着部3bとが対向する位置に摺動すれば、内側支柱3の枝部3aが、外側支柱2の孔部2aより外側に向けて水平方向に突出される。
図7は、位置規制手段5の他の例を示す栽培用支柱1の下端側拡大斜視図である。
本例の外側支柱2の下端側内周面には、該外側支柱2の下端側内周面に沿って環状の凸部6Aが形成されている。また、内側支柱3の下端側内周面には、該内側支柱3の下端側内周面に沿って前記凸部6Aに係合される環状の凹部7Aが形成されている。
つまり、内側支柱3を、該内側支柱3の枝部3aが外側支柱2の外周面及び孔部2aより外側に突出される突出位置に摺動した際、外側支柱2の凸部6Aに内側支柱3の凹部7Aが係合され、内側支柱3が、該内側支柱3の枝部3aが外側支柱2の外周面及び孔部2aより外側に突出された突出位置に規制される。
内側支柱3を、外側支柱2の内部に収納される方向へ摺動すれば、凸部6Aと凹部7Aの係合が解除され、内側支柱3の枝部3aを外側支柱2の外周面より内側で孔部2a内に没入することができ、前記実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
図8は、位置規制手段5のその他の例を示す栽培用支柱1の下端側拡大斜視図である。
本例の外側支柱2の下端側外周面には、規制ピン8を差し込むための差込み孔9が外側支柱2の長手方向と直交して径方向に貫通して形成されている。
つまり、内側支柱3を、該内側支柱3の枝部3aが外側支柱2の外周面及び孔部2aより外側に突出される突出位置に摺動した際、外側支柱2の差込み孔9に規制ピン8を差し込む。
内側支柱3が、外側支柱2の内部に収納される方向に摺動する際に、内側支柱3の下端部が規制ピン8に当接されるので、内側支柱3を、内側支柱3の枝部3aが外側支柱2の外周面及び孔部2aより外側に突出された突出位置に停止することができる。
これにより、内側支柱3の全枝部3aが外側支柱2の全孔部2aより外側に突出された枝部突出形態を維持することができる。
規制ピン8を、外側支柱2の差込み孔9から抜き取れば、該規制ピン8による位置規制が解除されるので、内側支柱3を、外側支柱2の内部に収納される方向へ摺動すれば、内側支柱3の枝部3aを外側支柱2の外周面より内側で孔部2a内に没入することができ、前記実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
また、外側支柱2の差込み孔9を、該外側支柱2の下端側内周面に沿って長手方向に対し等間隔に隔てて複数配列してもよい。
つまり、内側支柱3を、外側支柱2の内部から引き出される方向へ摺動した際に、外側支柱2の差込み孔9…から選択した一つに差込み孔9に規制ピン8に差し込んで、内側支柱3の下端部を規制ピン8に当接すれば、外側支柱2の外周面及び孔部2aより外側に突出される内側支柱3の枝部3aの突出寸法を段階的に調節することができる。
なお、規制ピン8の代わりに、例えばボルト、ネジ等の固定部材を用いてもよい。
図9の(g)、(h)は、外側支柱2の孔部2aがネット10で覆われた栽培用支柱1の他の例を示す斜視図である。
本例のネット10は、柔軟性を有する合成繊維製の糸で編まれており、外側支柱2の孔部2a全体が覆われる大きさ及び形状に形成されている。また、ネット10の網目は、枝部3aの貫通が許容される大きさ及び形状に拡縮自在に編まれている。
つまり、ネット10は、外側支柱2の孔部2aが形成された内周面に対し該孔部2aの全体が覆われるように取り付けられている。
内側支柱3を、外側支柱2の内部から引き出される方向へ摺動すれば、内側支柱3の枝部3aが、外側支柱2の孔部2aに取り付けられたネット10を貫通して該外側支柱2の外周面及び孔部2aより外側に突出(図9の(g)参照)される。
また、内側支柱3を、外側支柱2の内部に収納される方向へ摺動すれば、内側支柱3の枝部3aが、外側支柱2の外周面より内側で孔部2a内に没入(図9の(h)参照)されるので、前記実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
内側支柱3の枝部3aが、外側支柱2の外周面より内側で孔部2a内に没入された際に、外側支柱2の孔部2aと内側支柱3の枝部3aとの間に形成される隙間が、外側支柱2の孔部2aに取り付けられたネット10によって閉塞されるので、外側支柱2の内部に、例えば土や小石、泥土、病害虫等が侵入しようとするのを防止することができる。
また、内側支柱3の枝部3aが、外側支柱2の孔部2aに取り付けられたネット10より内側に没入されるように設けてもよく、外側支柱2の孔部2aをネット10で閉塞することができる。
図10は、外側支柱2の孔部2a及び内側支柱3の枝部3aの他の配置例を示す斜視図である。
本例の外側支柱2の孔部2aは、該外側支柱2の同一外周面に対し周方向に等間隔或いは等角度に隔てて4個配置されている。また、内側支柱3の枝部3aは、該内側支柱3の同一外周面に対し周方向に等間隔或いは等角度に隔てて4本取り付けられている。
つまり、内側支柱3を、外側支柱2の内部から引き出される方向へ摺動すれば、内側支柱3の同一外周面に取り付けられた枝部3aが、外側支柱2の同一外周面に配置された孔部2a及び外側支柱2の外周面より外側に突出される。
また、内側支柱3を、外側支柱2の内部に収納される方向へ摺動すれば、内側支柱3の同一外周面に取り付けられた枝部3aが、外側支柱2の同一外周面に配置された孔部2a内で該外側支柱2の外周面より内側に没入されるので、前記実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
図11は、内側支柱3の外周面に取り付けられる枝部3aの他の取り付け例を示す拡大縦断側面図である。
本例の内側支柱3の枝部3aは、植物を支持するのに適した硬さを有するプラスチックPbで形成されており、内側支柱3の外周面に被覆されたプラスチックPaと、全体がプラスチックPbで形成された枝部3aの根元側とが、柔軟性を有するプラスチック製の連結体11で一体的に連結されている。
つまり、枝部3aは、連結体11を中心として、外側支柱2の外周面及び孔部2aより外側に突出される枝部突出形態と、該外周面より内側で孔部2a内に没入される枝部没入形態とに出没動作されるので、前記実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
図12は、内側支柱3の外周面に取り付けられる枝部3aのその他の取り付け例を示す拡大縦断側面図である。
本例の内側支柱3の枝部3aは、内側支柱3の外周面に突設された枢着部12に対し該枝部3aの根元側が連結されている。
つまり、枝部3aは、枢着部12を中心として、外側支柱2の外周面及び孔部2aより外側に突出される枝部突出形態と、該外周面より内側で孔部2a内に没入される枝部没入形態とに出没動作されるので、前記実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
図13は、位置規制手段5のその他の例を示す栽培用支柱1の斜視図である。
本例の外側支柱2の下端側外周面には、後述する係止爪13を係止するための縦長の係止孔14が外側支柱2の下端側外周面に沿って長手方向に2箇所形成されている。
一方、内側支柱3の下端側外周面には、前記係止孔14に係止される係止爪13が径方向に対し変位自在に取り付けられている。また、係止爪13は、前記係止孔14に対し係止される方向に図示しないバネで付勢されている。
つまり、内側支柱3を、外側支柱2の内部から引き出される方向へ摺動して、外側支柱2の上段側係止孔14に内側支柱3の係止爪13を係止すれば、内側支柱3の枝部3aが最大寸法に突出された突出位置に停止される(図中の実線参照)。
また、外側支柱2の下段側係止孔14に内側支柱3の係止爪13を係止すれば、内側支柱3の枝部3aが全長の略1/2寸法に突出された突出位置に停止される(図中の仮想線参照)。これにより、内側支柱3の枝部3aの突出寸法を2段階に調節することができる。
係止爪13を、外側支柱2の係止孔14より内側に図示しないバネに抗して押し込めば、該係止孔14に対する係止が解除される。これにより、係止爪13を係止孔14より内側へ押し込んだまま、内側支柱3を、外側支柱2の内部に収納される方向へ摺動して、内側支柱3の枝部3aを外側支柱2の外周面より内側で孔部2a内に没入することができ、前記実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
また、外側支柱2の係止孔14を、該外側支柱2の下端側内周面に沿って長手方向に対し等間隔に隔てて3箇所、4箇所等の複数段配列してもよく、内側支柱3の枝部3aの突出寸法を段階的に調節することができる。
なお、係止爪13と係止孔14は、雨傘に用いられる玉留の構造と略同一を有している。
この発明の構成と、前記実施形態との対応において、
この発明の突出位置規制手段は、位置規制手段5に対応し、
以下同様に、
収納位置規制手段は、把持部3cと、ストッパ4に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
前記外側支柱2の孔部2aを、内側支柱3の枝部3aが径方向に向けて水平に突出される角度及び形状に形成してもよい。
1…栽培用支柱
2…外側支柱
2a…孔部
3…内側支柱
3a…枝部
3b…枢着部
4…ストッパ
5…位置規制手段
6,7…突出部
6A…凸部
7A…凹部
8…規制ピン
9…差込み孔
10…ネット
11…連結体
12…枢着部
13…係止爪
14…係止孔

Claims (6)

  1. 植物の近傍に立てられる支柱と、該支柱の外面に突出される複数の枝部とを備えた栽培用支柱であって、
    前記支柱を、中空に形成された筒状の外側支柱と、該外側支柱の内部に対し長手方向と平行する方向に向けて摺動自在に挿入された内側支柱とで構成し、
    前記外側支柱の外面に、前記内側支柱の外面に取り付けられた枝部を突出するための孔部を形成し、
    前記内側支柱の外面に、前記外側支柱の外面及び孔部より外側に向けて突出される枝部を取り付け、
    前記外側支柱と内側支柱とを、前記内側支柱の枝部が前記外側支柱の外面及び孔部より外側に突出される位置と、前記内側支柱の枝部が前記外側支柱の外面より内側で孔部内に没入される位置とに相対移動自在に設けた
    栽培用支柱。
  2. 前記外側支柱の孔部と前記内側支柱の枝部を、該外側支柱及び内側支柱の外面に対し該孔部及び枝部の相互が対応する間隔に隔てて複数配列した
    請求項1に記載の栽培用支柱。
  3. 前記外側支柱の孔部を、前記内側支柱の枝部が斜め上方に向けて突出される角度に傾斜した
    請求項1又は2に記載の栽培用支柱。
  4. 前記外側支柱の孔部が形成された内面に、該孔部全体が覆われるようにネットを取り付け、
    前記ネットの網目を、前記枝部の貫通が許容される大きさ及び形状に拡縮自在に形成した
    請求項1〜3のいずれか一つに記載の栽培用支柱。
  5. 前記外側支柱と前記内側支柱の対向面間に、該外側支柱及び内側支柱の相互を、該内側支柱の枝部が外側支柱の外面より外側に突出された摺動位置に規制するための突出位置規制手段が設けられた
    請求項1〜4のいずれか一つに記載の栽培用支柱。
  6. 前記外側支柱及び/又は前記内側支柱に、前記外側支柱及び内側支柱の相互を、該外側支柱の孔部内端に対し内側支柱の枝部先端が挿入された摺動位置に規制するための収納位置規制手段が設けられた
    請求項1〜5のいずれか一つに記載の栽培用支柱。
JP2009181200A 2009-08-04 2009-08-04 栽培用支柱 Pending JP2011030519A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009181200A JP2011030519A (ja) 2009-08-04 2009-08-04 栽培用支柱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009181200A JP2011030519A (ja) 2009-08-04 2009-08-04 栽培用支柱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011030519A true JP2011030519A (ja) 2011-02-17

Family

ID=43760218

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009181200A Pending JP2011030519A (ja) 2009-08-04 2009-08-04 栽培用支柱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011030519A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104126451A (zh) * 2014-07-26 2014-11-05 安徽瓦尔特机械贸易有限公司 绿萝栽培器具
CN104126444A (zh) * 2014-07-26 2014-11-05 安徽瓦尔特机械贸易有限公司 一种植物栽培装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104126451A (zh) * 2014-07-26 2014-11-05 安徽瓦尔特机械贸易有限公司 绿萝栽培器具
CN104126444A (zh) * 2014-07-26 2014-11-05 安徽瓦尔特机械贸易有限公司 一种植物栽培装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7874100B2 (en) Trellis and tool system
US20080028677A1 (en) Collapsible support with trellis and tool system
US9265202B2 (en) Plant cage kit
JP2015112107A (ja) 農作物の枝固定支持具
CN105309230B (zh) 植物支撑物
JP2011030519A (ja) 栽培用支柱
US10076087B2 (en) Aerial plant planter
JP3148053U (ja) 植物支持装置及び植物栽培棚の組み立てセット
KR101856761B1 (ko) 식물의 줄기 지지용 집게
JP4486586B2 (ja) 支柱保持具付収容体
US10440901B2 (en) Plant support
JP3162438U (ja) 苗木支持具及び苗木支持具キット
JP6626529B2 (ja) 植物支持装置を構成する支柱連結具
JP3187316U (ja) 農園芸用支柱のテープ係止具
JP4121495B2 (ja) 伸縮固定杆
JP3170685U (ja) 植物栽培用の支柱体
EP3944754A1 (en) Support for flowering plant
WO2015167346A1 (en) Plant support
KR102155966B1 (ko) 농작물 지지대
JP5596076B2 (ja) 植物誘引用フック
JP3181651U (ja) 植物の倒伏防止具
JP5315259B2 (ja) ジョイント部材およびこのジョイント部材を利用した農園芸用支柱
JP3190150U (ja) 園芸植物保持具
KR20170003481U (ko) 농작물 도복 방지용 지지대
JPH084850Y2 (ja) 植物用支柱