JP3187316U - 農園芸用支柱のテープ係止具 - Google Patents
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Abstract
【課題】園芸用支柱に交差するテープ状体またはネットを該支柱に確実に係止させるテープ係止具を提供する。
【解決手段】本考案の農園芸用支柱のテープ係止具10は、農園芸用の支柱を上下に摺動可能に挟持すると共に、該支柱と交差するテープ状体を離脱不能に保持するテープ係止具10であって、該テープ係止具は長さ方向略中央部分の連結部17を介して一方側に第1支柱挟持部12を他方側に第2支柱挟持部13を有し、双方の支柱挟持部12,13は、拡開時において前記支柱を導入し得る開口部121,131を支柱の外径未満の開口幅で有する筒状体であり、かつ前記連結部17は前記開口に対する面側で前記支柱を略半円周の円弧で覆う断面形状を有し、前記連結部に対する開口面側は前記テープ状体を通すための切り欠き溝11となっていることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】本考案の農園芸用支柱のテープ係止具10は、農園芸用の支柱を上下に摺動可能に挟持すると共に、該支柱と交差するテープ状体を離脱不能に保持するテープ係止具10であって、該テープ係止具は長さ方向略中央部分の連結部17を介して一方側に第1支柱挟持部12を他方側に第2支柱挟持部13を有し、双方の支柱挟持部12,13は、拡開時において前記支柱を導入し得る開口部121,131を支柱の外径未満の開口幅で有する筒状体であり、かつ前記連結部17は前記開口に対する面側で前記支柱を略半円周の円弧で覆う断面形状を有し、前記連結部に対する開口面側は前記テープ状体を通すための切り欠き溝11となっていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本考案は、農園芸用の支柱に用いるテープ係止具に関する。農業または園芸の分野においては、つる性の作物あるいは直立成長性の植物には、支持用の支柱(パイプまたは棒材)とそれに交差するようにテープ又はネットを張って使用することが行われている。
本考案は、このような支柱に対して、テープ、ベルト、またはネットのロープ部分を支持させるための係止具に関する。係止具が支持する対象はこのように各種あるが、本明細書、図面、および実用新案登録請求の範囲ではテープを代表して説明する。従って、テープとは、ベルト、紐、ロープ等を包含するものとする。
本考案は、このような支柱に対して、テープ、ベルト、またはネットのロープ部分を支持させるための係止具に関する。係止具が支持する対象はこのように各種あるが、本明細書、図面、および実用新案登録請求の範囲ではテープを代表して説明する。従って、テープとは、ベルト、紐、ロープ等を包含するものとする。
胡瓜や長芋、いんげん豆等のつる性の作物、あるいは茄子、花類、藺草等の直立支持が必要な植物は支柱を使用し、その支柱にネットを被せるか、支柱間にテープや紐材を支柱に直交して張り渡しつるや茎の生長を助けることが行われている。
支柱(パイプまたは棒材)には、直立単棒状のものも使用されるが、逆V字形状または逆U字形状に折り曲げた棒材を畑地に差し込みし、複数本を並べて使用することが行われる。また、テープ又は紐材は支柱に直交するように差し渡しされるが、ネットの場合は、ネット部分を逆V字形状または逆U字形状の支柱に被せて絡ませ、ネットの下辺の強化したロープまたは強度のあるテープ部分を支柱に係止させている。
支柱(パイプまたは棒材)には、直立単棒状のものも使用されるが、逆V字形状または逆U字形状に折り曲げた棒材を畑地に差し込みし、複数本を並べて使用することが行われる。また、テープ又は紐材は支柱に直交するように差し渡しされるが、ネットの場合は、ネット部分を逆V字形状または逆U字形状の支柱に被せて絡ませ、ネットの下辺の強化したロープまたは強度のあるテープ部分を支柱に係止させている。
この農園芸用支柱とネット、あるいは交差するテープ間の結び付けは、針金やテープを用いて縛るか、クリップ状のもので固定するのが従来の方法である。
しかし、これらの方法では、強固で緩まない係止は困難であるし、係止位置を変更し調整することはさらに困難で手間がかかる問題があった。
本願は、支柱に対するテープやネットの取り付けを容易にすることを課題とする。
しかし、これらの方法では、強固で緩まない係止は困難であるし、係止位置を変更し調整することはさらに困難で手間がかかる問題があった。
本願は、支柱に対するテープやネットの取り付けを容易にすることを課題とする。
本願に関連する先行技術文献に以下の文献がある。
特許文献1は、園芸用支柱クリップに関し、支柱にワイヤを巻き付けるクリップを提案している。しかし、このクリップは最初からクリップの頭部分の貫通孔にワイヤを通しておく必要があり、プランターや植木鉢用の植物に適用できるが、本格的な農園芸での実用には不向きと考えられる。
特許文献2は、支柱把持部と紐状体を間挿可能な溝部を有する特殊構造のクリップからなるものを提案している。紐状体が溝部から脱落し易いことが考えられる。
特許文献3は、立設した支柱とそれに直交する棒材間を特殊な金属フック材料で固定することを提案しているが、パイプとパイプの固定に関するものであって、本願のテープ状体を係止するものとは相違している。
特許文献1は、園芸用支柱クリップに関し、支柱にワイヤを巻き付けるクリップを提案している。しかし、このクリップは最初からクリップの頭部分の貫通孔にワイヤを通しておく必要があり、プランターや植木鉢用の植物に適用できるが、本格的な農園芸での実用には不向きと考えられる。
特許文献2は、支柱把持部と紐状体を間挿可能な溝部を有する特殊構造のクリップからなるものを提案している。紐状体が溝部から脱落し易いことが考えられる。
特許文献3は、立設した支柱とそれに直交する棒材間を特殊な金属フック材料で固定することを提案しているが、パイプとパイプの固定に関するものであって、本願のテープ状体を係止するものとは相違している。
農園芸用の断面円形の支柱を立設し、当該支柱に交差するようにテープ又はネットを係止して使用する場合に、脱落しないように支柱に簡単に装着でき、かつテープ状体も離脱しないように同時に結び付けることができる係止具を実現すること、好ましくはテープ状体を、係止具を支柱に装着した状態で支柱上の位置を変更できることが望ましい。
本考案の要旨の第1は、農園芸用の支柱を上下に摺動可能に挟持すると共に、該支柱と交差するテープ状体を離脱不能に保持するテープ係止具であって、該テープ係止具は長さ方向略中央部分の連結部を介して一方側に第1支柱挟持部を他方側に第2支柱挟持部を有し、双方の支柱挟持部は、拡開時において前記支柱を導入し得る開口部を支柱の外径未満の開口幅で有する筒状体であり、かつ前記連結部は前記開口に対する面側で前記支柱を略半円周の円弧で覆う断面形状を有し、前記連結部に対する開口面側は前記テープ状体を通すための切り欠き溝となっていることを特徴とする農園芸用支柱のテープ係止具、にある。
前記要旨の第1の農園芸用支柱のテープ係止具において、前記筒状体の前記開口部に対する背面に、筒状体の軸線方向の強度を強化する背面リブを有し、前記第1支柱挟持部と第2支柱挟持部には、筒状体の断面中心方向の圧縮力を強化する円弧状の横リブを有するようにでき、前記連結部の支柱外周面に接する内面には前記テープ状体を納めるテープ溝が形成されているようにすることもできる。
本考案の要旨の第2は、農園芸用の支柱を上下に摺動可能に挟持すると共に、該支柱と交差するテープ状体を離脱不能に保持するテープ係止具であって、該テープ係止具は長さ方向略中央部分の連結片を介して一方側に第1支柱挟持部を他方側に第2支柱挟持部を有し、双方の支柱挟持部は、拡開時において前記支柱を導入し得る開口部を支柱の外径未満の開口幅で有する筒状体であり、かつ前記連結片は前記開口に対する面側でテープ係止具の外方に環状に湾曲して突出する側面形状を有し、前記連結片に対する開口面側は前記テープ状体を通すための切り欠き溝となっていることを特徴とする農園芸用支柱のテープ係止具、にある。
前記要旨の第2の農園芸用支柱のテープ係止具において、前記筒状体の前記開口部に対する背面に、筒状体の軸線方向の強度を強化する背面リブを前記連結片を兼ねて有し、前記第1支柱挟持部と第2支柱挟持部には、筒状体の断面中心方向の圧縮力を強化する円弧状の横リブを有するようにすることもできる。
また、前記要旨の第1、第2の農園芸用支柱のテープ係止具において、前記横リブには、円弧状の輪ばねが嵌め込まれているようにすることもできる。
本考案の農園芸用支柱のテープ係止具(以下、略して「テープ係止具」という場合もある。)は、支柱を拡開可能な開口部を通して受け溝に導入するので、支柱が受け溝に納まった後は、開口部が元の幅近くに戻り大きな力を加えなければ支柱が脱落することがない。
本考案のテープ係止具は、支柱を挟持部で弾性的に挟持するが、人力により支柱における高さ位置を強制的に調整可能な程度の挟持力にされているため、植物の成育に伴ってテープやネットの高さ位置を自由に調整できる利点がある。
また、ネットを使用する場合は、植物の成長に伴う重みによりネットが弛む場合に、ネット下辺のテープ(またはロープ等)部分を係止具と共に下側に(地面に向かって)降ろすことで、ネットの弛みや撓みを除去できる効果を有する。
本考案のテープ係止具は、支柱を挟持部で弾性的に挟持するが、人力により支柱における高さ位置を強制的に調整可能な程度の挟持力にされているため、植物の成育に伴ってテープやネットの高さ位置を自由に調整できる利点がある。
また、ネットを使用する場合は、植物の成長に伴う重みによりネットが弛む場合に、ネット下辺のテープ(またはロープ等)部分を係止具と共に下側に(地面に向かって)降ろすことで、ネットの弛みや撓みを除去できる効果を有する。
本考案の農園芸用支柱のテープ係止具(第1実施形態)は、テープ(またはロープ等)を支柱と切り欠き溝の間に保持するので、テープ切断がない限り係止具からテープが逃げる(外れる)ことがない。
本考案の農園芸用支柱のテープ係止具(第2実施形態)は、テープ(またはロープ等)を支柱と連結片が作る空間に保持するので、係止具が柱から浮きあがらず、また、テープ切断がない限り係止具からテープが逃げる(外れる)ことがない。
本考案の農園芸用支柱のテープ係止具(第1および第2実施形態)は、横リブを有するので、支柱に対する挟持力が経時的に低下することがない。横リブに環ばねを用いる場合は、挟持力の一層の強化を図れる。
本考案の農園芸用支柱のテープ係止具(第2実施形態)は、テープ(またはロープ等)を支柱と連結片が作る空間に保持するので、係止具が柱から浮きあがらず、また、テープ切断がない限り係止具からテープが逃げる(外れる)ことがない。
本考案の農園芸用支柱のテープ係止具(第1および第2実施形態)は、横リブを有するので、支柱に対する挟持力が経時的に低下することがない。横リブに環ばねを用いる場合は、挟持力の一層の強化を図れる。
以下、図面を参照して本考案のテープ係止具について説明する。
図1は、第1実施形態のテープ係止具の前面側斜視図(A)と背面図(B)、および平面図(C)である。
図1(A)の斜視図のように、第1実施形態のテープ係止具10は、全体としては円柱状の支柱を挟持するようにされた片側が開いた筒状形態であって、筒状の内部が支柱受け溝8になっている。テープ係止具全長の略中央部分にある連結部17を介して、一方側に第1支柱挟持部12、他方側に第2支柱挟持部13を有している。
第1支柱挟持部12と第2支柱挟持部13は、連結部17と切り欠き溝11を中にして対称的にほぼ同形にされている。支柱挟持部12,13の前面には、拡開時において前記支柱を筒状体内に導入し得る開口部121、131を筒状体の軸線方向に平行な同一線上に有している。開口部121,131の開口幅H1(図1(C)参照)は、支柱の外径未満の幅にされている。テープ係止具は弾性のあるプラスチック材料からなるため、開口幅が拡開して支柱を受け溝8内に押し込み得るからである。支柱が受け溝8内に導入された後は、開口幅H1が拡開前の状態近くに縮小するので支柱の脱落を防止できる。
テープ係止具10の全長L1(図1(B)参照)は、支柱外径Rの約4〜6倍程度の長さにされている。
図1は、第1実施形態のテープ係止具の前面側斜視図(A)と背面図(B)、および平面図(C)である。
図1(A)の斜視図のように、第1実施形態のテープ係止具10は、全体としては円柱状の支柱を挟持するようにされた片側が開いた筒状形態であって、筒状の内部が支柱受け溝8になっている。テープ係止具全長の略中央部分にある連結部17を介して、一方側に第1支柱挟持部12、他方側に第2支柱挟持部13を有している。
第1支柱挟持部12と第2支柱挟持部13は、連結部17と切り欠き溝11を中にして対称的にほぼ同形にされている。支柱挟持部12,13の前面には、拡開時において前記支柱を筒状体内に導入し得る開口部121、131を筒状体の軸線方向に平行な同一線上に有している。開口部121,131の開口幅H1(図1(C)参照)は、支柱の外径未満の幅にされている。テープ係止具は弾性のあるプラスチック材料からなるため、開口幅が拡開して支柱を受け溝8内に押し込み得るからである。支柱が受け溝8内に導入された後は、開口幅H1が拡開前の状態近くに縮小するので支柱の脱落を防止できる。
テープ係止具10の全長L1(図1(B)参照)は、支柱外径Rの約4〜6倍程度の長さにされている。
前記切り欠き溝11は、筒状体の長さ方向に平行する溝幅p1を有し、かつ筒状体の略半円周近くを切り欠き、残りの略半円周部分が連結部17となっている。溝幅p1は、一般に10〜15mm程度にされる。ハウス押えベルトであるマイカ線(登録商標)等のテープ市販品がその程度の幅にされているからである。
連結部17は、支柱を円弧で覆う断面形状を有し、支柱の外周面に接する内面には前記テープ状体を通し得るテープ溝111を形成することができる。
このテープ溝111内に柔軟なテープや紐を納めることで、これらがテープ係止具10と支柱の間に挟まって係止具10が支柱から浮き上がりするのを防止する効果を果たす。
ただし、延伸ポリエチレンテープのような軟質材料に限られ、硬質なテープ材料をテープ溝111内に納めることは困難な場合もある。
連結部17は、支柱を円弧で覆う断面形状を有し、支柱の外周面に接する内面には前記テープ状体を通し得るテープ溝111を形成することができる。
このテープ溝111内に柔軟なテープや紐を納めることで、これらがテープ係止具10と支柱の間に挟まって係止具10が支柱から浮き上がりするのを防止する効果を果たす。
ただし、延伸ポリエチレンテープのような軟質材料に限られ、硬質なテープ材料をテープ溝111内に納めることは困難な場合もある。
図1(B)の背面図のように、テープ係止具10には、テープ係止具を強化する背面リブ14と、横リブ15,16が形成されている。背面リブ14はテープ係止具10の軸線方向の曲げ力に対する強度を高め、横リブ15,16は支柱に対する締め付け力を強化する効果をする。背面リブ14の上下端部では、後述するネット溝112を内面側に形成する目的から広幅に形成されている。
横リブ15,16にばね溝15m,16mを切って、当該溝内に円弧状の環ばね15b,16bを嵌め込みしても良い。これにより、テープ係止具10の支柱挟持力を一層高めることができる。図1では、環ばね15b、6bが嵌め込まれた状態を図示しているが、なくても支柱挟持力を有し実用できるものである。
横リブ15,16にばね溝15m,16mを切って、当該溝内に円弧状の環ばね15b,16bを嵌め込みしても良い。これにより、テープ係止具10の支柱挟持力を一層高めることができる。図1では、環ばね15b、6bが嵌め込まれた状態を図示しているが、なくても支柱挟持力を有し実用できるものである。
図1(C)の平面図のように、テープ係止具10の中心には支柱受け溝8が形成されている。この支柱受け溝8は、支柱が導入されていない状態では、断面がやや楕円状であり楕円の短径r1は、支柱の外径よりはやや小さな径になっている。
支柱を筒状体内に導入する開口部121、131の開口幅H1も前記のように支柱の外径よりは小さい幅にされている。開口幅H1は,支柱外径Rの0.7から0.9倍程度にするのが好ましい。
開口部121、131に対する背側には、背面内側を斜めに切削した溝が形成されている(図1(A)も参照)。この溝は支柱に平行するネットの網目がある場合の網目を納めるネット溝112となる。この溝に網目を通すことで、網目によりテープ係止具10が支柱から浮き上がりするのを緩和させる効果を有する。図示してないが、底面図は平面図と同様に現れ、底面側にも同様にネット溝が形成されている。
支柱を筒状体内に導入する開口部121、131の開口幅H1も前記のように支柱の外径よりは小さい幅にされている。開口幅H1は,支柱外径Rの0.7から0.9倍程度にするのが好ましい。
開口部121、131に対する背側には、背面内側を斜めに切削した溝が形成されている(図1(A)も参照)。この溝は支柱に平行するネットの網目がある場合の網目を納めるネット溝112となる。この溝に網目を通すことで、網目によりテープ係止具10が支柱から浮き上がりするのを緩和させる効果を有する。図示してないが、底面図は平面図と同様に現れ、底面側にも同様にネット溝が形成されている。
図2は、第1実施形態のテープ係止具がテープを係止した状態を示す図である。
支柱1は、通常、アルミニューム、鉄、またはプラスチック材料からなるもので、断面円形のパイプや棒材が用いられる。通常直径19mmや22mmのものが多用される。
立設または斜めに立てた支柱にテープ係止具10を用いる場合は、テープ2との交差部に係止具10をあてがい、テープ2が支柱1と係止具10の切り欠き溝11の間に係止されるように、係止具10の開口部121,131側から支柱1を筒状体の支柱受け溝8内に納めるようにする。テープ2は、支柱よりも先に切り欠き溝11の一方側から入って、柔軟なテープならば、内面のテープ溝111に納まって、支柱1の外面を約半円周接触して回り、支柱の他方側に抜けるようにされている。もっとも、硬質なテープの場合は変形し難いのでテープ溝111内に納まらない場合もある。
これにより、テープ係止具10が支柱1を強固に挟持すると共に、テープ2を係止して脱落させない構造が形成される。テープ係止具10は、人力により強制すれば、支柱1の円柱面を上下に摺動可能な程度の力で支柱1を挟持している。
なお、係止するのはテープ状体に限らず、ネットの下辺のロープであっても良く、紐またはベルト状のものでも良いのは前述のとおりである。
支柱1は、通常、アルミニューム、鉄、またはプラスチック材料からなるもので、断面円形のパイプや棒材が用いられる。通常直径19mmや22mmのものが多用される。
立設または斜めに立てた支柱にテープ係止具10を用いる場合は、テープ2との交差部に係止具10をあてがい、テープ2が支柱1と係止具10の切り欠き溝11の間に係止されるように、係止具10の開口部121,131側から支柱1を筒状体の支柱受け溝8内に納めるようにする。テープ2は、支柱よりも先に切り欠き溝11の一方側から入って、柔軟なテープならば、内面のテープ溝111に納まって、支柱1の外面を約半円周接触して回り、支柱の他方側に抜けるようにされている。もっとも、硬質なテープの場合は変形し難いのでテープ溝111内に納まらない場合もある。
これにより、テープ係止具10が支柱1を強固に挟持すると共に、テープ2を係止して脱落させない構造が形成される。テープ係止具10は、人力により強制すれば、支柱1の円柱面を上下に摺動可能な程度の力で支柱1を挟持している。
なお、係止するのはテープ状体に限らず、ネットの下辺のロープであっても良く、紐またはベルト状のものでも良いのは前述のとおりである。
図3は、第2実施形態のテープ係止具の前面側斜視図(A)と背面図(B)、および平面図(C)である。
図3(A)の斜視図のように、第2実施形態のテープ係止具20は、全体としては円柱状の支柱を挟持するようにされた片側が開いた筒状形態であって、筒状の内部が支柱受け溝8になっている。テープ係止具全長の略中央部分にある連結片27を介して、一方側に第1支柱挟持部22を他方側に第2支柱挟持部23を有している。
第1支柱挟持部22と第2支柱挟持部23は、連結片27と切り欠き溝21を中にして対称的にほぼ同形にされている。支柱挟持部22,23の前面には、前記支柱を拡開時において筒状体内に導入し得る開口部221、231を筒状体の軸線方向に平行な同一線上に有している。第2実施形態の開口部221,231は、第1実施形態と異なり、外側にやや開いていて支柱を導入し易くするスライド面222,232を有している。
開口部221,231の開口幅H2(図2(C)参照)は、支柱の外径未満の幅にされている。テープ係止具は弾性のあるプラスチック材料からなるため、開口幅H2が拡開して支柱を受け溝8内に押し込み得るからである。支柱が受け溝8内に導入された後は、開口幅H2が拡開前の状態近くに縮小するので支柱の脱落を防止できる。
テープ係止具20の全長L2(図2(B)参照)は、支柱外径Rの約3〜6倍程度の長さにされている。
図3(A)の斜視図のように、第2実施形態のテープ係止具20は、全体としては円柱状の支柱を挟持するようにされた片側が開いた筒状形態であって、筒状の内部が支柱受け溝8になっている。テープ係止具全長の略中央部分にある連結片27を介して、一方側に第1支柱挟持部22を他方側に第2支柱挟持部23を有している。
第1支柱挟持部22と第2支柱挟持部23は、連結片27と切り欠き溝21を中にして対称的にほぼ同形にされている。支柱挟持部22,23の前面には、前記支柱を拡開時において筒状体内に導入し得る開口部221、231を筒状体の軸線方向に平行な同一線上に有している。第2実施形態の開口部221,231は、第1実施形態と異なり、外側にやや開いていて支柱を導入し易くするスライド面222,232を有している。
開口部221,231の開口幅H2(図2(C)参照)は、支柱の外径未満の幅にされている。テープ係止具は弾性のあるプラスチック材料からなるため、開口幅H2が拡開して支柱を受け溝8内に押し込み得るからである。支柱が受け溝8内に導入された後は、開口幅H2が拡開前の状態近くに縮小するので支柱の脱落を防止できる。
テープ係止具20の全長L2(図2(B)参照)は、支柱外径Rの約3〜6倍程度の長さにされている。
前記切り欠き溝21は、筒状体の長さ方向に平行する3〜8mm程度の溝幅p2(図2(B)参照)を有する。第1実施形態と異なり、切り欠き溝21は筒状体の全体を切断する深さにされている。そして、該切り欠き溝21の端部においてテープ係止具10の外方に環状に湾曲して突出する連結片27により第1支柱挟持部22と第2支柱挟持部23が連結する構造にされている。第1支柱挟持部22と第2支柱挟持部23がこの連結片27のみにより連結しているので、第1実施形態のテープ係止具よりは軸と直交する方向の屈曲性が大きくなっている。屈曲性は連結片27の厚みにより調整可能であって、連結片27の肉厚を薄くすれば曲げ性が高くなり、屈曲した支柱の屈曲部に用いることも可能になる。
ただし、屈曲性が高くされていても、溝幅p2が小さければ屈曲はその範囲内に制限されることになる。
支柱1と交差するテープ状体は、嵌め込まれた支柱1と環状に湾曲した連結片27が形成する略円形の間隙28を通ることになる。これにより、係止具20からのテープの離脱が防止される。連結片27の内面と支柱が作る略円形の間隙28の内径は、4〜8mm程度にされる。この間隙28内にテープやロープ、あるいはベルトが係止されるが、支柱1と直交する方向の動きは比較的に自由になっている。
ただし、屈曲性が高くされていても、溝幅p2が小さければ屈曲はその範囲内に制限されることになる。
支柱1と交差するテープ状体は、嵌め込まれた支柱1と環状に湾曲した連結片27が形成する略円形の間隙28を通ることになる。これにより、係止具20からのテープの離脱が防止される。連結片27の内面と支柱が作る略円形の間隙28の内径は、4〜8mm程度にされる。この間隙28内にテープやロープ、あるいはベルトが係止されるが、支柱1と直交する方向の動きは比較的に自由になっている。
図3(B)の背面図のように、テープ係止具20には、テープ係止具を強化する背面リブ24と、横リブ25,26が形成されている。背面リブ24は、中央部分においては連結片27を兼ねる構造にされている。
横リブ25,26は圧縮力を高める効果をする。横リブ25,26に溝25m,26mを切って、当該溝内に円弧状の環ばね25b,26bを嵌め込みしても良い。これにより、係止具の支柱挟持力を一層高められる。図3は、環ばね25b,26bが嵌め込まれた状態を図示しているが、なくても支柱挟持力を有し実用できるものである。
横リブ25,26は圧縮力を高める効果をする。横リブ25,26に溝25m,26mを切って、当該溝内に円弧状の環ばね25b,26bを嵌め込みしても良い。これにより、係止具の支柱挟持力を一層高められる。図3は、環ばね25b,26bが嵌め込まれた状態を図示しているが、なくても支柱挟持力を有し実用できるものである。
図3(C)の平面図のように、テープ係止具20の中心には支柱受け溝8が形成されている。この受け溝8は、支柱が導入されていない状態では、断面がやや楕円状であり楕円の短径r2は、支柱の外径よりは小さな径になっている。
支柱を筒状体内に導入する開口部221、231の開口幅H2も前記のように支柱の外径よりは小さい幅にされている。開口幅H2は,支柱外径Rの0.7から0.9倍程度にするのが好ましい。前記したスライド面222,232は開口部221,231の両側にあるものである。
支柱を筒状体内に導入する開口部221、231の開口幅H2も前記のように支柱の外径よりは小さい幅にされている。開口幅H2は,支柱外径Rの0.7から0.9倍程度にするのが好ましい。前記したスライド面222,232は開口部221,231の両側にあるものである。
図4は、第2実施形態のテープ係止具がネットを係止した状態を示す図である。
支柱1は、第1実施形態と同質のものが使用対象となる。
立設または斜めに立てた支柱にテープ係止具20を用いる場合は、ネット下辺のロープ3との交差部に係止具20をあてがい、ロープ3が支柱1に係止されるように、テープ係止具20の開口部221,231側から支柱1を筒状体の内部に納める。
ロープ3は切り欠き溝21の一方側から入って、前記のように嵌め込まれた支柱1と環状に湾曲した連結片27とが形成する間隙28内に納まるようにされる。従って、支柱の外周にロープがまつわり付くようなことが無い利点がある。テープ係止具20が、人力により支柱1の円柱面を摺動可能なことは第1実施形態のテープ係止具10と同様である。
なお、係止するのはロープに限らず、テープまたはベルト、紐状のものでも良いことも前記のとおりである。
支柱1は、第1実施形態と同質のものが使用対象となる。
立設または斜めに立てた支柱にテープ係止具20を用いる場合は、ネット下辺のロープ3との交差部に係止具20をあてがい、ロープ3が支柱1に係止されるように、テープ係止具20の開口部221,231側から支柱1を筒状体の内部に納める。
ロープ3は切り欠き溝21の一方側から入って、前記のように嵌め込まれた支柱1と環状に湾曲した連結片27とが形成する間隙28内に納まるようにされる。従って、支柱の外周にロープがまつわり付くようなことが無い利点がある。テープ係止具20が、人力により支柱1の円柱面を摺動可能なことは第1実施形態のテープ係止具10と同様である。
なお、係止するのはロープに限らず、テープまたはベルト、紐状のものでも良いことも前記のとおりである。
このようなテープ係止具10,20の製造は、プラスチック製品製造の常法に従い、金型を使用した射出成型法により製造することができる。前記の切り欠き溝11,21、開口部121,131,221,231、テープ溝111等も一体に成型されるもので、成型後に切削等するものではない。
樹脂材料としては、耐光性、耐候性のある材料が好ましく、一般にポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、塩化ビニル等を使用できるが、耐久性等の観点からポリエチレンを使用するのが好ましい。
横リブに環ばねを使用する場合は、適宜に切断した環ばねをばね溝15m,16m,25m,26mに嵌め込みする。
樹脂材料としては、耐光性、耐候性のある材料が好ましく、一般にポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、塩化ビニル等を使用できるが、耐久性等の観点からポリエチレンを使用するのが好ましい。
横リブに環ばねを使用する場合は、適宜に切断した環ばねをばね溝15m,16m,25m,26mに嵌め込みする。
次に、テープ係止具の使用方法について説明する。
図5は、立設した支柱にネットを被せ農作物(例えば、いんげん豆)を育成する状態を示す図である。逆U字形状の支柱1を天空に頂点を有するように複数本を立設し、その支柱群の全体にネットを被せてある。テープ係止具10,20は、ネットの下辺であるロープ3を支柱1に固定するように装着されている。
植物5が成長し、葉や実の重みでネットが弛んだ(または撓んだ)場合は、テープ係止具を強制的に下降させれば、ネットの弛みを無くすことができる。なお、テープ係止具10,20と表示するのは、係止具10でも係止具20でも何れでも構わない意味である。
植物5は、対向側の支柱からも成長させることができるので、双方の植物が作る逆U字形状の空間内においても農作業を行うことができる。
図5は、立設した支柱にネットを被せ農作物(例えば、いんげん豆)を育成する状態を示す図である。逆U字形状の支柱1を天空に頂点を有するように複数本を立設し、その支柱群の全体にネットを被せてある。テープ係止具10,20は、ネットの下辺であるロープ3を支柱1に固定するように装着されている。
植物5が成長し、葉や実の重みでネットが弛んだ(または撓んだ)場合は、テープ係止具を強制的に下降させれば、ネットの弛みを無くすことができる。なお、テープ係止具10,20と表示するのは、係止具10でも係止具20でも何れでも構わない意味である。
植物5は、対向側の支柱からも成長させることができるので、双方の植物が作る逆U字形状の空間内においても農作業を行うことができる。
図6は、立設した支柱とテープにより農作物(茄子)を育成する状態を示す図である。
図6の場合も逆U字形状の支柱1を天空に頂点を有するように複数本が立設されているが、各支柱1間は複数本のテープ(マイカ線等)2により連結されている。
農作物の成長高さにもよるが、1本の支柱に5〜10本程度のテープ2が支柱1に交差するように略平行に張り渡される。植物5の茎部分と支柱1またはテープ2の間を適宜箇所で結ぶことができる。補強用の支柱1hも随所に使用されている。
幅5〜6mm程度以上のテープ2を使用する場合のテープ2の係止には、第1実施形態のテープ係止具10の使用が好ましい。広幅の硬いテープを折り畳まないで係止具を通すためには、係止具10の形状が好適だからである。
図6の場合も逆U字形状の支柱1を天空に頂点を有するように複数本が立設されているが、各支柱1間は複数本のテープ(マイカ線等)2により連結されている。
農作物の成長高さにもよるが、1本の支柱に5〜10本程度のテープ2が支柱1に交差するように略平行に張り渡される。植物5の茎部分と支柱1またはテープ2の間を適宜箇所で結ぶことができる。補強用の支柱1hも随所に使用されている。
幅5〜6mm程度以上のテープ2を使用する場合のテープ2の係止には、第1実施形態のテープ係止具10の使用が好ましい。広幅の硬いテープを折り畳まないで係止具を通すためには、係止具10の形状が好適だからである。
図7は、立設した支柱とネットにより植物(菊)を育成する状態を示す図である。
人が両側から作業して、手が届く範囲に植物があるように、幅70〜80cm間隔にして支柱1を直立に立設する。長さ方向は、1m程度の間隔を置いて、対向するように支柱1を立設する。ネットの端縁ロープ3をテープ係止具10,20により支柱1に係止する。
植物が若い菊苗6nである場合は、図7(A)のようにネットを低い位置に張り渡し、成長に従いネットを高い位置に順次平行移動させる。そのためには、テープ係止具10,20を、支柱1に取り付けした状態でネットと一緒に摺動できることが好ましい。
それにより、菊6は弱い先端近くを、いずれの成長段階でもネットの網目4に支持されて折れることなく成長できる。本考案のテープ係止具10,20はその機能を補助するものである。
図7(B)は、菊が成長して花を咲かせた状態である。この状態では、ネットは最も高い位置にされている。菊6は、茎を適宜長さ位置から切断されて出荷される。
このような、育成方法は、菊(電照菊)やカーネーション、藺草等のように直立して成長する植物に採用される。
人が両側から作業して、手が届く範囲に植物があるように、幅70〜80cm間隔にして支柱1を直立に立設する。長さ方向は、1m程度の間隔を置いて、対向するように支柱1を立設する。ネットの端縁ロープ3をテープ係止具10,20により支柱1に係止する。
植物が若い菊苗6nである場合は、図7(A)のようにネットを低い位置に張り渡し、成長に従いネットを高い位置に順次平行移動させる。そのためには、テープ係止具10,20を、支柱1に取り付けした状態でネットと一緒に摺動できることが好ましい。
それにより、菊6は弱い先端近くを、いずれの成長段階でもネットの網目4に支持されて折れることなく成長できる。本考案のテープ係止具10,20はその機能を補助するものである。
図7(B)は、菊が成長して花を咲かせた状態である。この状態では、ネットは最も高い位置にされている。菊6は、茎を適宜長さ位置から切断されて出荷される。
このような、育成方法は、菊(電照菊)やカーネーション、藺草等のように直立して成長する植物に採用される。
(実施例1)
ポリエチレン樹脂を使用し、外径R=19mmの支柱用テープ係止具10(実施形態1)を各部寸法が以下になるように射出成型法により製造した。
全長L1=90mm、溝幅p1=15mm、開口幅H1=11mm、短径r1=16mm
各部の肉厚は、2.2〜4.0mmの範囲になるようにした。
ばね溝には、環ばねを使わずに使用した。
(実施例2)
実施例1と同一条件で射出成型してテープ係止具10(実施形態1)を製造した。
ただし、ばね溝15m、16mには、直径1.3mmの環ばねを円弧状に切断し嵌め込みして使用した。
ポリエチレン樹脂を使用し、外径R=19mmの支柱用テープ係止具10(実施形態1)を各部寸法が以下になるように射出成型法により製造した。
全長L1=90mm、溝幅p1=15mm、開口幅H1=11mm、短径r1=16mm
各部の肉厚は、2.2〜4.0mmの範囲になるようにした。
ばね溝には、環ばねを使わずに使用した。
(実施例2)
実施例1と同一条件で射出成型してテープ係止具10(実施形態1)を製造した。
ただし、ばね溝15m、16mには、直径1.3mmの環ばねを円弧状に切断し嵌め込みして使用した。
(実施例3)
ポリエチレン樹脂を使用し、外径R=22mmの支柱用テープ係止具20(実施形態2)を各部寸法が以下になるように射出成型法により製造した。
全長L2=72mm、溝幅p2=4.0mm、開口幅H2=13mm、短径r2=19mm
各部の肉厚は、2.5〜4.0mmの範囲になるようにした。
ばね溝には、直径1.3mmの環ばねを円弧状に切断し嵌め込んで使用した。
ポリエチレン樹脂を使用し、外径R=22mmの支柱用テープ係止具20(実施形態2)を各部寸法が以下になるように射出成型法により製造した。
全長L2=72mm、溝幅p2=4.0mm、開口幅H2=13mm、短径r2=19mm
各部の肉厚は、2.5〜4.0mmの範囲になるようにした。
ばね溝には、直径1.3mmの環ばねを円弧状に切断し嵌め込んで使用した。
実施例1,2,3のテープ係止具10,20を前述した各使用方法に適用して、好適に使用することができた。
1 支柱
2 テープ
3 ネットの下辺ロープ、ネットの端縁ロープ
4 ネットの網目
5 植物
7 畑地
8 支柱受け溝
10,20 テープ係止具
11,21 切り欠き溝
12,22 第1支柱挟持部
13,23 第2支柱挟持部
14,24 背面リブ
15,16,25,26 横リブ
15b,16b,25b,26b 環ばね
15m,16m,25m,26m ばね溝
17 連結部
27 連結片
28 間隙
111 テープ溝
112 ネット溝
121,131,221,231 開口部
R 支柱外径
H1,H2 開口幅
L1,L2 全長
p1,p2 溝幅
r1,r2 短径
2 テープ
3 ネットの下辺ロープ、ネットの端縁ロープ
4 ネットの網目
5 植物
7 畑地
8 支柱受け溝
10,20 テープ係止具
11,21 切り欠き溝
12,22 第1支柱挟持部
13,23 第2支柱挟持部
14,24 背面リブ
15,16,25,26 横リブ
15b,16b,25b,26b 環ばね
15m,16m,25m,26m ばね溝
17 連結部
27 連結片
28 間隙
111 テープ溝
112 ネット溝
121,131,221,231 開口部
R 支柱外径
H1,H2 開口幅
L1,L2 全長
p1,p2 溝幅
r1,r2 短径
Claims (6)
- 農園芸用の支柱を上下に摺動可能に挟持すると共に、該支柱と交差するテープ状体を離脱不能に保持するテープ係止具であって、該テープ係止具は長さ方向略中央部分の連結部を介して一方側に第1支柱挟持部を他方側に第2支柱挟持部を有し、双方の支柱挟持部は、拡開時において前記支柱を導入し得る開口部を支柱の外径未満の開口幅で有する筒状体であり、かつ前記連結部は前記開口に対する面側で前記支柱を略半円周の円弧で覆う断面形状を有し、前記連結部に対する開口面側は前記テープ状体を通すための切り欠き溝となっていることを特徴とする農園芸用支柱のテープ係止具。
- 前記筒状体の前記開口部に対する背面に、筒状体の軸線方向の強度を強化する背面リブを有し、前記第1支柱挟持部と第2支柱挟持部には、筒状体の断面中心方向の圧縮力を強化する円弧状の横リブを有することを特徴とする請求項1記載の農園芸用支柱のテープ係止具。
- 前記連結部の支柱外周面に接する内面には前記テープ状体を納めるテープ溝が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の農園芸用支柱のテープ係止具。
- 農園芸用の支柱を上下に摺動可能に挟持すると共に、該支柱と交差するテープ状体を離脱不能に保持するテープ係止具であって、該テープ係止具は長さ方向略中央部分の連結片を介して一方側に第1支柱挟持部を他方側に第2支柱挟持部を有し、双方の支柱挟持部は、拡開時において前記支柱を導入し得る開口部を支柱の外径未満の開口幅で有する筒状体であり、かつ前記連結片は前記開口に対する面側でテープ係止具の外方に環状に湾曲して突出する側面形状を有し、前記連結片に対する開口面側は前記テープ状体を通すための切り欠き溝となっていることを特徴とする農園芸用支柱のテープ係止具。
- 前記筒状体の前記開口部に対する背面に、筒状体の軸線方向の強度を強化する背面リブを前記連結片を兼ねて有し、前記第1支柱挟持部と第2支柱挟持部には、筒状体の断面中心方向の圧縮力を強化する円弧状の横リブを有することを特徴とする請求項4記載の農園芸用支柱のテープ係止具。
- 前記横リブには、円弧状の輪ばねが嵌め込まれていることを特徴とする請求項1乃至請求項2または請求項5記載の農園芸用支柱のテープ係止具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013005225U JP3187316U (ja) | 2013-09-09 | 2013-09-09 | 農園芸用支柱のテープ係止具 |
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JP (1) | JP3187316U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160000104U (ko) * | 2014-07-01 | 2016-01-11 | 김종환 | 농작물 지지대용 와이어 연결기구 |
-
2013
- 2013-09-09 JP JP2013005225U patent/JP3187316U/ja not_active Expired - Fee Related
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