JP3162438U - 苗木支持具及び苗木支持具キット - Google Patents

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Abstract

【課題】支柱と茎等の支持を片手で容易に行え、根及び茎等に傷をつけず、植物の成長を妨げない、また、支柱の径が異なる場合にも対応できる苗木支持具を提供する。【解決手段】支柱に苗木を支持させるための苗木支持具10であって、一方の端部にらせん形状の苗木保持部20を備え、他方の端部に少なくとも一つの開環状の支柱保持部30を備え、前記苗木保持部20のらせん形状が、平面視した場合に一巻き未満として苗木支持具を構成する。【選択図】図4

Description

本考案は、苗木の茎、幹、枝等を支柱に支持させるための苗木支持具及び苗木支持具キットである。
通常、野菜、果物、花、樹木等の苗木を栽培する際には根の部分を土中に埋め、そのそばに立てた支柱に茎、幹、枝等を紐で括りつけることで自立させて育成している。以下の説明においては苗木の茎、幹、枝等をまとめて「茎等」と表記する。
しかし、手作業で紐を支柱と茎等に括りつける作業は煩わしく手間がかかり、また、入念に括りつけた場合でも茎等が前後左右に揺れてしまうことから従来様々な苗木支持具が提案されている。
例えば図12に示す苗木支持具はクリップ本体2に、Ω字状のバネ部材3を取り付け、摘み片6を握って保持片11を開き、支柱31を嵌入部29に嵌入れ、次に保持片11間に茎30を導入することで、支柱に茎を支持させる構造になっている(特許文献1)。
また、図13に示す苗木支持具は、弾性的に拡開可能な開環状の支柱保持部1と弾性的に拡径可能な一巻以上のコイル状の植物保持部3を備え、支柱Pを支柱保持部1に嵌め込み、植物Vの茎や幹に植物保持部3を巻き付けることで植物を支持する構造になっている(特許文献2)。
特開平7−99841号公報 特開平9−154411号公報
しかし、上述した苗木支持具では以下のような問題がある。
すなわち、特許文献1に記載された苗木支持具では、保持片11を開く際にバネ部材3の付勢作用に抗して摘み片6を握る必要があるため、例えば高齢者など作業者の握力が弱い場合には使用し辛いという問題がある。
また、支柱は自立性を高めるために金属やプラスチック樹脂等の比較的堅い材料で製造されると共に、土中深く埋められることが一般的であるため、前後左右方向への撓み量は少ない。したがって、例えば右手で摘み片6を握り、保持片11を開いて嵌入部29に支柱31を嵌入した後、茎30を2つの保持片11の間に導入するためには、支柱31自体の撓みが少ないため、左手で植物の茎30を持ち、保持片11の間に寄せてくる必要があり、作業者は両手を使用して苗木支持具を操作しなければならないという問題がある。
また、特許文献2に記載された苗木支持具では、コイル状の植物保持部3を弾性的に拡径させながら植物Vの茎等に巻き付ける必要がある。仮に右手で植物保持部を拡径させるものとすると、左手で茎を持ち、その茎に植物保持部を巻き付かせる必要があるため、やはり両手を使用して苗木支持具を操作しなければならないという問題がある。また、仮に右手で植物保持部を持った状態で植物保持部のスリット部に茎を当てがい、茎を押し込む力を利用して植物保持部を弾性的に拡径させていくものとすると、茎の表面に傷がついてしまうおそれがある。更に、茎に植物保持部がほぼ隙間なく巻き付くことになるので、植物の成長過程において茎が植物保持部を内側から押し広げる必要があり、成長の妨げになるおそれがある。
本考案は上記問題に鑑み、支柱と茎等の支持を片手で容易に行え、根及び茎等に傷をつけず、植物の成長を妨げない苗木支持具を提供することを目的とする。また、支柱の径が異なる場合にも対応できる苗木支持具を提供することを目的とする。更に、支柱を正確な位置に立設できる苗木支持具キットを提供することを目的とする。
本考案の苗木用支持具は、支柱に苗木を支持させるための苗木支持具であって、一方の端部にらせん形状の苗木保持部を備え、他方の端部に少なくとも一つの開環状の支柱保持部を備え、前記苗木保持部のらせん形状が、平面視した場合に一巻き未満であることを特徴とする。
また、本考案の苗木用支持具キットは、上記苗木支持具と、一方の端部を苗木の茎の側面に接触させた状態で他方の端部の下面に設けた突起を地表に突き刺すことで支柱の立設位置を決めることが可能な支柱用位置決め部材とを備えることを特徴とする。
本考案の苗木支持具を苗木の茎等の背面側から近づけていき、茎等を先端部と基端部の間に入れる。そして、苗木支持具を平面状態になるように時計回りに90度回転させることで茎等を開口部内に保持する。ここで、苗木保持部のらせん形状を一巻き未満としていることから、苗木保持具を時計回りに90度回転させる際に先端部が茎等の表面に接触して傷がつくことを防止できると共に、支柱と茎等の支持を片手で容易に行える。
また、支柱保持部を複数設け、各支柱保持部の直径を異ならせることにすれば、支柱の径が異なる場合にも適当な支柱保持部を利用することができる。
また、苗木保持部の内径を茎等の直径よりもわずかに大きくすることで、植物の成長過程において茎等の径が太くなった場合でも植物の成長の妨げになることを防止できる。
また、支柱保持部が開環状となっていることから、開いた部分に片手で支柱を押し込むだけで容易に支柱を保持できる。
また、支柱用位置決め部材を用いることで支柱を立設する際に根を傷つけることなく、正確な位置決めが可能となり、苗木支持具により確実に支柱と茎等を支持できる。
苗木支持具を示す平面図である。 苗木支持具を示す正面図である。 苗木支持具を示す背面図である。 苗木支持具を示す斜視図である。 苗木支持具の使用方法を示す図面である。 苗木支持具の使用方法を示す図面である。 苗木支持具の使用方法を示す図面である。 苗木支持具の使用方法を示す図面である。 苗木支持具の使用方法を示す図面である。 支柱用位置決め部材を示す正面図である。 苗木支持具の他の形態を示す平面図である。 従来の苗木支持具を示す図面である。 従来の苗木支持具を示す図面である。
図1〜4に示すように、本実施の形態に示す苗木支持具10は苗木保持部20と支柱保持部30を備え、苗木保持部20と支柱保持部30は棒状の連結部40により連結されている。
苗木保持部20は苗木支持具10の一方の端部に設けられるらせん形状の部材であって、プラスチック等の樹脂やアルミニウム等の金属で作られた板状の部材をらせん状に加工して作られている。
苗木保持部20の中央には開口部21が形成されており、この開口部21の中に苗木の茎等を収める構造になっている。
図1の平面図に示すように苗木保持部20のらせん形状は一巻き未満となっている。ここで「一巻き未満」とは、苗木支持具10を平面視した場合に苗木保持部20の先端部22がその基端部23にまで至らない状態を指す。また「基端部23」とは苗木支持具10を平面視した場合にらせん形状の苗木保持部20が円弧を描き始める地点を指し、苗木保持部20は基端部23において連結部40と連結する構造になっている。
苗木保持部20の内径Dは茎等の直径よりもわずかに大きくなるように設定されており、これにより茎等の径が太くなった場合でも植物の成長の妨げになることを防止している。
支柱保持部30は苗木支持具10の他方の端部に設けられる開環状の部材であって、プラスチック等の樹脂やアルミニウム等の金属で作られた弾性を有する板状の部材を加工して作られている。
開環状の支柱保持部30の中央には開口部31が形成されており、この開口部31の中に支柱50(図9を参照)を収める構造になっている。
また、支柱保持部30の両端から外側に向かって2つの凸部32が設けられており、開口部31の中に支柱50を収める際にこの凸部32がガイドとしての機能を果たすことでスムーズに支柱50を収めることができる。
次に、苗木支持具10の使用方法について説明する。
まず、図5に示すように、苗木保持部20の開口部21が左右方向に向くように苗木支持具10を持つ。なお、以下の図5〜7では支柱保持部30の図示を省略している。
次に、図6に示すように苗木の茎等の後方から前方(矢印で示す方向)に苗木支持具10を近づけていき、図7に示すように茎等を先端部22と基端部23の間に入れる。上述の通り、苗木保持部20のらせん形状を一巻き未満としていることから、茎等は先端部22等に引っ掛かることなくスムーズに苗木保持部20内に移動する。
そして、苗木支持具10が平面状態になるように時計回り(図7に矢印で示す方向)に90度回転させることで図8に示すように茎等を開口部21内に保持することができる。ここで、苗木保持部20のらせん形状を一巻き未満としていることから、苗木支持具10を時計回りに90度回転させる際に先端部22が茎等の表面に接触して傷がつくことを防止できる。
そして、支柱保持部30の凸部32に支柱50を当てがった状態で図8に示す矢印の方向に押し込むと、支柱保持部30が弾性的に変形し、図9に示すように開口部31内に支柱50を収めることができる。このような凸部32に支柱50を当てがって押し込む動作は苗木支持具10を持っているほうの手(例えば右手)で簡単に行うことができる。すなわち、本考案の苗木支持具10によれば支柱50に茎等を支持させる作業を片手で容易に行うことができる。
次に、苗木支持具キットについて説明する。
苗木支持具キットは上述した苗木支持具10と図10に示す支柱用位置決め部材60とを備える。
支柱用位置決め部材60は側面視した場合にほぼL字状の部材であり、プラスチック等の樹脂やアルミニウム等の金属で作られた板状の部材を加工して作られている。
支柱用位置決め部材60の一方の端部には接触面61が形成されており、他方の端部の下面には突起62が形成されている。接触面61から突起62までの距離L1は、図1に示すように苗木支持具10を平面視した場合に、苗木保持部20の内面のうち最も支柱保持部30に近い位置から支柱保持部30の開口部31の中心までの距離L2に一致するように設定されている。
したがって、地面に植えた状態の苗木の茎等の側面に支柱用位置決め部材60の接触面61を接触させた状態で突起62を地表に突き刺し、この突き刺した位置を支柱50の立設位置とすることで、苗木支持具10により正確に支柱50と茎等とを支持することが可能になる。
なお、支柱用位置決め部材60を用いて支柱50を立設する場合、先に植えてある苗木の根を傷つけない程度に離れた位置に支柱50を立設するのが好ましい。例えばトマトやナスの苗木は合成樹脂製の簡易型の鉢(ポット)に植えられた状態でいわゆるポット苗として販売されていることが多く、このポットの半径が4センチ程度である場合には苗木から支柱50の立設位置まで5センチ程度間隔をあけることで支柱50によって根が傷つくのを防止できる。
なお、上記実施の形態では苗木支持具10がその端部に一つの開環状の支柱保持部30を備えるものとしたが、これに限らず、例えば図11に示すように直径が異なる2つの支柱保持部70を備えることにしてもよい。一般的に支柱50は直径が8ミリ、11ミリ、16ミリ、20ミリ等と複数種類存在するため、直径が異なる2つの支柱保持部70を備えることで、使用する支柱50の直径に合致する方の支柱保持部70を利用することが可能となり、苗木支持具10の汎用性を高めることができる。
また、苗木支持具10が板状の部材から構成されるものとしたが、これに限らず、針金状の部材で構成してもよい。
また、苗木保持部20が基端部23から先端部22に向かって上昇する状態で苗木を保持する場合について説明したが、基端部23から先端部22に向かって下降する状態で苗木を保持させてもよい。
支柱と茎等の支持を片手で容易にでき、根及び茎等に傷をつけず、成長を妨げず、支柱の立設を正確に行える苗木支持具及び苗木支持具キットであり、産業上の利用可能性を有する。
10 苗木支持具
20 苗木保持部
21 開口部
22 先端部
23 基端部
30 支柱保持部
31 開口部
32 凸部
40 連結部
50 支柱
60 支柱用位置決め部材
70 支柱保持部

Claims (2)

  1. 支柱に苗木を支持させるための苗木支持具であって、
    一方の端部にらせん形状の苗木保持部を備え、他方の端部に少なくとも一つの開環状の支柱保持部を備え、
    前記苗木保持部のらせん形状が、平面視した場合に一巻き未満であることを特徴とする苗木支持具。
  2. 請求項1に記載の苗木支持具と、
    一方の端部を苗木の茎の側面に接触させた状態で他方の端部の下面に設けた突起を地表に突き刺すことで支柱の立設位置を決めることが可能な支柱用位置決め部材とを備えることを特徴とする苗木支持具キット。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5127993B1 (ja) * 2012-06-12 2013-01-23 凉 尾上 植物茎保持具
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