JP3206905U - 植花倒れ防止具 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な作業で植花の倒れを防止できる用具を提供する。【解決手段】植花倒れ防止用具は、適度の剛性を有する線材を連続ループによるコイル状に形成してなる本体部と、本体部の両端に、本体部の両端を相互係止するための係止部を有する。連続湾曲による環状部材として植花の茎中間部に外方から保持させることで、植花の倒れを防止することができる。また、適度に引き延ばしてその外径を変えて用いることができるので、植花サイズに適合して使用することができる。【選択図】図9

Description

この考案は、地上に植えた花の倒れを防止するための用具に関する。
従来より、植花はよく行われているが、この植花の倒れを防止できる用具は見当たらない。
植花は住宅内の庭などによく行われている。その種類は多様であるが、地面上に立設位置している点においては共通である。この植花は地下に根を有し、地上へは茎が立ち上がり、その上方に花がある。天候が穏やかなときは特に問題がないが、風雨の激しいときには、この茎部分が倒れてその植生状態が乱れてしまうという問題がある。
これの対処手段として、例えば茎の中間位置を紐等にて外側にまわして結わえるという方法もあるが手間がかかり、また、紐色が目立って外観上好ましくないという問題がある。
本案は以上に鑑み、簡単な作業にて植花の倒れを防止するとともに、外観上の問題のない新規かつ有用なる手段を提供することを目的として発案されたものである。
課題を解決する手段として本案は以下の構成とした。
すなわち、適度の剛性を有する線材を連続ループによるコイル状に形成してなる本体部を設け、該本体部の両端に、本体部の両端を相互係止するための係止部を設ける。
本案は以上の構成よりなる植花倒れ防止具である。
本案によれば、連続湾曲による環状部材として植花の茎中間部に保持させることができて、植花の外方に本案品が位置して植花の倒れを防止することのできる有用なる手段を得ることができる。また、本案品は適度に引き延ばしてその外径を変えて用いることができるので、植花サイズに適合して使用することができる。
本考案の平面図 本考案の変化例要部拡大説明図 本考案の他例の平面図 本考案の引き延ばした状態の平面図 本考案の他例説明図(平面視) 本考案の他例説明図(正面視) 本考案の他例説明図(左側面視) 本考案の他例説明図(要部拡大正面視・線材引き延ばし状態) 本考案の使用説明図
以下、本考案の実施形態について説明する。
図において、1は本体部で、表面にメッキを施した細径の金属線材をコイル状に形成した部分である。2は係止部で、上記本体部の両端を折曲した部分である。この係止部は図にて示すように、線材を約180度折り曲げた部分であり、その線端は本体部と若干の距離を有して近接している。なお、図2にて示すように、180度を若干超えた角度に折曲してもよい。この場合は係止が外れにくい形状となる。
本案の使用に際しては、この本体部を人力にて図4のごとく広げて用いる。
既述のごとく、線材は細径鉄線のため人力による変形が可能であり、用いる植花のサイズに合わせて広げて用い、前記係止部を互いに引っかけ係止させて用いる。
この状態において、本体部は平面視と正面視において連続湾曲形状にあり、植花の茎部分や葉に絡みやすい形状であり、図9のように植花の中程に止めることができる。
この用具によって植花の茎は適度の広がりに軽く押圧保持され、その倒れが防止されるとともに、細い線材による形成のために外観上の問題はない。
図3および図5〜図8は、本案の他例を示すものである。
図3の例は、本体部を上下に押圧してほぼ平面状としたもので、その他の構成は初例と同様である。本例においても、同様の機能を発揮するが、平面状のため、その取り扱いや保管時に便利である。
図5〜図8の例は、本体部を変形コイル状に形成したものである。図において、20はループ本体部、21は上部舌片部、22は下部舌片部で、以上の各部は一体形成される。
図6および図8の左方向から説明すると、まずループ本体部に連続する上部分は平面視略直角に折曲され、少しの距離を持って再び略直角に折曲されてループ本体部の円弧形湾曲部分となり、下に降りて今度は少しの丸みを有して略180度折曲され、再びループ本体部となる。これが連続形成される。従って、図に示すように上部舌片部と下部舌片部がループ本体部と一体化した形状となる。
使用に際しては、既例同様に人力にて引き延ばしてその両端は係止部となって相互係止させて環状として用いる。本例は上部舌片部と下部舌片部が交互に位置し、植花の茎や葉にこの舌片部がよく絡んで安定使用することができ、ループ本体部が茎の外方に位置して装飾的形状を視認することができて、良好な外観となる。
以上、本案について記したが、本案は湾曲線材をループ状として、植花の茎外方に止めることにて、風雨等による植花の倒れを防止できるところにその特徴を有している。
従来は既述のように、紐で結ぶ以外の方法は見当たらなかった。そのため、手間と外観の双方にて満足できるものではなかったが、本案にてこれが解消できるものとなったのである。本案はコイル状の本体部を適宜に引き延ばして平面視環状として用いるものであるため、植花サイズに合わせた対応が可能であり、縮めることもできるので、さまざまなサイズの植花に用いることができる。
本案は、ループ状の形状のため、植花の茎や葉によく絡んでその位置を保つことができ、第3例においては上下の舌片部を有する形状としたので、さらに保持生が向上したものとなっている。なお、既例では金属線材を用いて形成したが、合成樹脂線材をもちいて同様形状としても使用可能である。この合成樹脂の材質によっては適度の弾力を持たせて、植花へ押圧接触させてその保持力を向上させることができ、また、任意の着色にてカラフルな外観とすることができる。
本案品は、状況に応じて一植花に対し複数本を用いることもできる。
以上のごとく、本案によって利便性に富む植花倒れ防止具を得ることができる。
1 本体部
2 係止部
3 係止部
10 本体部(平面状)
11 係止部
20 ループ本体部
21 上部舌片部
22 下部舌片部
30 植花

Claims (3)

  1. 適度の剛性を有する線材を連続ループによるコイル状に形成してなる本体部を設け、該本体部の両端に、本体部の両端を相互係止するための係止部を設けたことを特徴とする植花倒れ防止具。
  2. 本体部を上下に押圧して平板状としてなる請求項1記載の植花倒れ防止具。
  3. 本体部を、上部舌片部と下部舌片部を湾曲したループ本体部と一体形成により設けたものとした請求項1記載の植花倒れ防止具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021061823A (ja) * 2019-10-10 2021-04-22 第一ビニール株式会社 農園芸用支柱相互連結具及び農園芸装置

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