JPH084850Y2 - 植物用支柱 - Google Patents

植物用支柱

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JPH084850Y2
JPH084850Y2 JP1993041053U JP4105393U JPH084850Y2 JP H084850 Y2 JPH084850 Y2 JP H084850Y2 JP 1993041053 U JP1993041053 U JP 1993041053U JP 4105393 U JP4105393 U JP 4105393U JP H084850 Y2 JPH084850 Y2 JP H084850Y2
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JP
Japan
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plant
pillar
support
column
protruding portion
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JP1993041053U
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JPH0711132U (ja
Inventor
菊夫 榊原
Original Assignee
株式会社あるふぁジャパン
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、植物の折れ曲がり等を
防止する植物用支柱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、鉢植え植物等には、茎の折れ
曲がり等を防止するための植物用支柱が立てられてい
る。この植物用支柱は、細長い直線状の竹,木,被覆鋼
材,被覆鋼管材などからなり、一端を植物の根元近傍に
埋設して立てられ、立てられた支柱に植物の茎などを添
わせ、添わせた植物を針金入りテープなどで支柱にくく
り付けて使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
植物用支柱には、以下に述べるような問題があった。例
えば、大きな花が付いた植物のように、支柱によって支
えられた部分の上部が重い場合には、支柱が回転したり
横倒れしたりして、茎折れ,花折れ,花傷みといった損
傷を受ける恐れがあった。特に、丸棒状の支柱を用いる
場合には、支柱が回転しやすく、支えている植物が捻れ
るなど、植物の保護の用をなさないこともあった。特
に、このような問題は、移動させられることが多い鉢植
え植物において、大きな問題となっていた。
【0004】このような問題に対して、従来は、主とな
る支柱に加え、さらに添え支柱などを設けたりしていた
が、何本も支柱を立てたり、支柱同士を結び付けたりせ
ねばならず、作業性が悪く実用的とは言えなかった。そ
こで本考案は、振動や横揺れなどを受けても茎折れなど
の損傷が発生せず、設置の作業性にも富む植物用支柱を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】上述した目的を
達成するために、本考案は課題を解決するための手段を
次の通り構成した。すなわち、植物の根元近傍に一端を
埋設して、当該植物に添わせて立てられる植物用支柱で
あって、前記埋設される部分に、支柱本体の一部を曲折
して形成した出っ張り部を設け、支柱本体の横倒れや抜
けを抑制することを特徴とする植物用支柱の構成がそれ
である。
【0006】前記構成を有する本考案の植物用支柱によ
れば、支柱本体の埋設される部分には出っ張り部が設け
られ、この出っ張り部は、植物が植えられた土,水苔等
といった植え込み材料中に埋設される。このように出っ
張り部を埋設された支柱は、出っ張り部が植え込み材料
を押し退けないと動けないので、向きを変えたり傾いた
りしにくい。そのため、直線状の支柱に比べて、支柱の
横倒れや抜けなどが発生しにくくなる。こうして立てら
れた支柱に植物の茎、又は花茎を添わせ、その茎又は花
茎を結縛部材にて支柱にくくり付けて固定すると、植物
は安定して支えられる。また、上記出っ張り部は、支柱
本体の一部を曲折して形成してあるものなので、別体の
部品等を支柱に取り付ける様な構造と比べると、簡単に
設けることができ、横倒れ防止,抜け防止,回転防止と
いった効果も十分に得られる。
【0007】特に、請求項2に記載したように、出っ張
り部は、支柱本体の軸心に対して非回転体的な形状に出
っ張り、支柱本体の軸心を中心にした回転をも抑制する
ような構成にするとよい。こうすれば、支柱はきわめて
回転しにくくなり、くくり付けられた植物の茎が捻れて
損傷するようなこともなくなる。なお、ここで、支柱本
体の軸心に対して非回転体的な形状とは、回転体(円
柱,円錐,球など)に該当しない形状はもちろんのこ
と、回転体であっても、その回転軸が支柱本体の軸心と
一致しない場合には、その形状を含むものである。
【0008】
【0009】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。植物用支柱1は、オリーブ色の合成樹脂で被覆さ
れた細長い鋼材で、図1に示すように、支柱1下部の埋
設される部分を曲折して、出っ張り部3を形成してあ
る。
【0010】この支柱1により鉢植えの植物を支えた状
態を、図2に例示する。植木鉢5には、土,水苔などの
植え込み材料7が入れられ、そこに植物9が植えられて
いる。支柱1は、植木鉢5の上方から植え込み材料7の
中に突き刺さされ、出っ張り部3が植え込み材料7に埋
設された状態になるまで押し込まれる。支柱1の地上に
露出した部分は、保護すべき植物9の花茎9aに添うよ
うに適当に曲げられる。そして、支柱1と花茎9aとを
束ね、針金入りテープなどの結縛部材11を用いてくく
り付けられる。
【0011】このようにして立てられた支柱1は、出っ
張り部3が植え込み材料7に埋まっているため、植え込
み材料7との間での抵抗により、自由に向きを変えるこ
とができない。そのため、支柱1が回転したり横倒れし
たりせず、立てられたときの状態を維持し続ける。この
結果、この支柱1に支えられた植物9は、移送中に発生
する振動や横揺れなどを受けても、花折れ,花傷み,茎
折れなどの損傷が発生しなくなる。特に、花部の大きい
洋蘭などにおいても、このような損傷は発生しない。
【0012】また、1本の支柱1を花茎9aに添わせて
立てるだけでよいので、植物9を十分に保護しながら
も、鉢植えとしての美観を損なうことはない。さらに、
支柱1を立てるには植え込み材料7の上から突き刺すだ
けでよく、取付作業は簡単である。特に、複数の添え支
柱によって支える場合に比べれば、きわめて作業能率は
高い。
【0013】以上本考案の実施例を説明したが、本考案
はこれに限定されず、本考案の要旨を逸脱しない範囲内
の種々なる態様を採用することができる。例えば、出っ
張り部の形状は、実施例に示した出っ張り部3の形状に
限らない。具体例を挙げれば、図3(d)に示すよう
に、支柱30を螺旋状に曲げて出っ張り部31を形成し
ても良い。この様な出っ張り部でも、植え込み部材に押
さえつけられて、支柱の揺れや回転を抑える効果があ
る。但し、出っ張り部の加工を考えると、実施例に示し
た形状のものの方がより容易に加工でき、効果も十分に
得ることができる。また、鉢植えに後から押し込む場合
を考えると、実施例のようなより簡素な折れ曲がり構造
のものを押し込む方が、押し込みやすい上に、植えられ
ている植物の根を切断したりすることもない。なお、単
に出っ張り部を設けることだけを考えれば、上記以外に
も、図3(a)に示すように、支柱23に対し翼21を
出っ張り部として設けたり、図3(b)に示すように、
支柱27に対し球25を出っ張り部として設けたり、あ
るいは、図3(c)に示すように、フォーク状に張り出
した出っ張り部29を設けたりすることも考えられる。
但し、これらは、支柱と一体に成形しても、支柱と別体
に成形して支柱に取り付けても、製造に比較的手間がか
かる、あるいはコストがかかる等といった不利な点もあ
るので、この様な点まで考慮すれば、支柱本体の一部を
曲折して形成した出っ張り部の方が、簡単に設けること
ができ、横倒れ防止,抜け防止,回転防止といった効果
も十分に得られるので望ましい。
【0014】また、図4に示すように、例えば、菊など
といった、直立した茎を有する植物33では、支柱35
の回転はあまり問題にならないので、図示のように、球
37の中心に支柱35を貫通させて出っ張り部を形成し
たものであってもよい。これでも、支柱35の横倒れ,
抜けは十分に抑制される。但し、図2に示したように、
例えば、胡蝶蘭といった、撓んで横を向いた花茎9aを
有する植物9では、特に、図1あるいは図3に例示した
ような出っ張り部によって、支柱の回転が抑制されるこ
とが効果的であり、植物の種類を問わず使うことができ
る点、製造が容易である点などを考えれば、やはり上述
の通り、図1あるいは図3(d)に示したような、支柱
本体の一部を曲折して形成した出っ張り部が望ましい。
【0015】更に、実施例で示した支柱1は、合成樹脂
で被覆された鋼材であったが、例えば、木材、竹材、金
属材、合成樹脂材など種々の材料から作ることが可能で
ある。加えて、支柱1の長さ、太さ、曲げ強度なども、
支える植物の種類や大きさなど、用途に応じて適宜変え
られるものである。
【0016】
【考案の効果】以上の如く本考案によれば、支柱が土中
で安定してぐらつかないので、この支柱に支えられた植
物は、移送中に発生する振動や横揺れなどを受けても、
花折れ,花傷み,茎折れなどの損傷が発生しなくなる。
また、このように植物を十分に保護しながらも、土から
上に露出した部分によって鉢植えとしての美観を損なう
ことはない。
【0017】さらに、複数の添え支柱を設ける必要がな
くなり、きわめて作業性が良くなるという効果もある。
また、出っ張り部は、支柱本体の一部を曲折して形成し
たものなので、容易に形成することができ、上述したよ
うな効果も十分に得ることができる。しかも、容易に支
柱を突き刺すことができ、その際に根を切断したりする
ことも無い。特に、請求項2記載の支柱はきわめて回転
しにくいので、例えば、胡蝶蘭のように、撓んで横を向
いた花茎を持った植物などをくくり付けても、支柱と共
に花茎が捻れて損傷するようなことがない。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例としての植物用支柱を示す正
面図である。
【図2】 実施例の植物用支柱で植物を支えた状態の説
明図である。
【図3】 主たる実施例とは異なる形状の出っ張り部の
具体例を示す部分正面図で、(a)〜(c)は支柱本体
の一部を曲折せずに形成した出っ張り部、(d)は支柱
本体の一部を曲折して形成した出っ張り部である。
【図4】 主たる実施例とは異なる形状の出っ張り部を
有する植物用支柱で植物を支えた状態の参考図である。
【符号の説明】
1・・・植物用支柱、3・・・出っ張り部、5・・・植
木鉢、7・・・植え込み材料、9・・・植物、11・・
・結縛部材。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物の根元近傍に一端を埋設して、当該
    植物に添わせて立てられる植物用支柱であって、 前記埋設される部分に、支柱本体の一部を曲折して形成
    した出っ張り部を設け、支柱本体の横倒れや抜けを抑制
    することを特徴とする植物用支柱。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の植物用支柱において、 前記出っ張り部は、支柱本体の軸心に対して非回転体的
    な形状に出っ張り、支柱本体の軸心を中心にした回転を
    も抑制することを特徴とする植物用支柱。
JP1993041053U 1993-07-28 1993-07-28 植物用支柱 Expired - Lifetime JPH084850Y2 (ja)

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JP1993041053U JPH084850Y2 (ja) 1993-07-28 1993-07-28 植物用支柱

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JP1993041053U JPH084850Y2 (ja) 1993-07-28 1993-07-28 植物用支柱

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Publication Number Publication Date
JPH0711132U JPH0711132U (ja) 1995-02-21
JPH084850Y2 true JPH084850Y2 (ja) 1996-02-14

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ID=12597670

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JP1993041053U Expired - Lifetime JPH084850Y2 (ja) 1993-07-28 1993-07-28 植物用支柱

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5223614Y2 (ja) * 1972-04-06 1977-05-30
JPH0313161U (ja) * 1989-06-21 1991-02-08

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JPH0711132U (ja) 1995-02-21

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