JP2011029790A - 撮像システム - Google Patents

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Abstract

【課題】対象物体に対して所定の模様が投影されている状態の画像と、所定の模様が投影されていない状態の画像とが撮像されるタイミングのずれを小さくすること。
【解決手段】投影装置は所定の模様を投影する模様投影状態と、投影を行わない模様非投影状態とで繰り返し遷移し、撮像装置は、物体の反射光を受光して電荷を生成する光電変換部と、模様投影状態である間に光電変換部によって生成された電荷を蓄積する模様投影時電荷蓄積部と、模様非投影状態である間に光電変換部によって生成された電荷を蓄積する模様非投影時電荷蓄積部と、模様投影時電荷蓄積部に蓄積された電荷を読み出すことによって所定の模様が投影された物体の画像を生成する模様投影画像生成部と、模様非投影時電荷蓄積部に蓄積された電荷を読み出すことによって所定の模様が投影されていない物体の画像を生成する模様非投影画像生成部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、立体形状の測定に用いられる画像を撮像する撮像システム及び撮像方法に関する。
従来、対象物体に対して所定の模様を投影し撮像することによって、対象物体の立体形状を測定する立体形状測定システムが提案されている。このような立体形状測定システムに採用されている立体形状測定方法の具体例として、モアレ法、スポット光計測法、光切断法、空間コード法、ステレオ法などがある。
立体形状測定システムでは対象物体に対して所定の模様が投影されるため、従来は対象物体そのものの表面が持つ模様や形状を忠実に撮像することができなかった。そのため、撮像された画像を用いて顔認識処理や物体認識処理などの画像処理を正確に行うことが困難であった。
このような問題に対し、パターン光を照射した状態のステレオ画像、パターン光を照射していない状態のテクスチャ画像の順で撮像する技術が提案されている(特許文献1参照)。この技術では、このような順番で撮像を行うことによって、撮像に要する時間はステレオ画像を撮像するときのシャッタ時間Tsとテクスチャ画像の1フレーム分の電荷を蓄積する時間Tfを加算した時間(Ts+Tf)となり、逆の順番で撮像を行う場合に比べて撮像に要する時間を短くすることが可能となる。
特開2001−298655号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、パターン光を照射した状態のステレオ画像が撮像されてから、改めて露光が開始されて、パターン光を照射していない状態のテクスチャ画像が撮像されるため、それぞれの画像が撮像されるタイミングが大きく異なってしまうという問題があった。そのため、対象物体の立体形状や表面のテクスチャが高速に変化する場合には、それぞれの画像において立体形状や表面のテクスチャが異なってしまうおそれがあった。
そこで本発明は、対象物体に対して所定の模様が投影されている状態の画像と、所定の模様が投影されていない状態の画像とが撮像されるタイミングのずれを小さくすることを可能とする撮像システム及び撮像方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、物体(例えば、実施形態における対象物体40)に対して所定の模様を投影する投影装置(例えば、実施形態における投影装置10)と、前記物体を撮像する撮像装置(例えば、実施形態における撮像装置20)と、を備える撮像システム(例えば、実施形態における撮像システム2)であって、前記投影装置は、物体に対して所定の模様を投影する模様投影状態と、前記物体に対して前記所定の模様の投影を行わない模様非投影状態とで繰り返し遷移し、前記撮像装置は、前記物体において反射された光を受光して光の強度に応じた電荷を生成する光電変換部(例えば、実施形態における微小変換部2211a〜2211d)と、前記投影装置が前記模様投影状態である間に前記光電変換部によって生成された電荷を蓄積する模様投影時電荷蓄積部(例えば、実施形態における電荷蓄積領域2212a)と、前記投影装置が前記模様非投影状態である間に前記光電変換部によって生成された電荷を蓄積する模様非投影時電荷蓄積部(例えば、実施形態における電荷蓄積領域2212b)と、前記模様投影時電荷蓄積部に蓄積された電荷を読み出すことによって前記所定の模様が投影された前記物体の画像を生成する模様投影画像生成部(例えば、実施形態における模様投影画像生成部24)と、前記模様非投影時電荷蓄積部に蓄積された電荷を読み出すことによって前記所定の模様が投影されていない前記物体の画像を生成する模様非投影画像生成部(例えば、実施形態における模様非投影画像生成部23)と、を備える、ことを特徴とする。
本発明の一態様は、上記の撮像システムであって、前記撮像装置は、前記模様投影画像生成部によって生成された画像と、前記模様非投影画像生成部によって生成された画像との差分の画像を生成する差分画像生成部(例えば、実施形態における差分画像生成部25)をさらに備えることを特徴とする。
本発明の一態様は、上記の撮像システムであって、前記投影装置は、物体に対して所定の模様を投影する模様投影状態と、前記物体に対して前記所定の模様の投影を行わない模様非投影状態と、前記物体に対して前記所定の模様のない光を照射する全透過状態とで繰り返し遷移し、前記撮像装置は、前記投影装置が前記全透過状態である間に前記光電変換部によって生成された電荷を蓄積する全透過時電荷蓄積部(例えば、実施形態における高輝度画像生成部26)をさらに備えることを特徴とする。
本発明の一態様は、物体に対して所定の模様を投影する投影装置と、前記物体を撮像する撮像装置と、を備える撮像システムが行う撮像方法であって、前記投影装置が、物体に対して所定の模様を投影する模様投影状態と、前記物体に対して前記所定の模様の投影を行わない模様非投影状態とで繰り返し遷移するステップと、前記撮像装置が、前記物体において反射された光を受光して光の強度に応じた電荷を生成する光電変換ステップと、前記撮像装置が、前記投影装置が前記模様投影状態である間に前記光電変換ステップによって生成された電荷を蓄積する模様投影時電荷蓄積ステップと、前記撮像装置が、前記投影装置が前記模様非投影状態である間に前記光電変換ステップによって生成された電荷を蓄積する模様非投影時電荷蓄積ステップと、前記撮像装置が、前記模様投影時電荷蓄積ステップで蓄積された電荷を読み出すことによって前記所定の模様が投影された前記物体の画像を生成する模様投影画像生成ステップと、前記撮像装置が、前記模様非投影時電荷蓄積ステップで蓄積された電荷を読み出すことによって前記所定の模様が投影されていない前記物体の画像を生成する模様非投影画像生成ステップと、を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、模様投影時における電荷の蓄積と模様非投影時における電荷の蓄積とが、交互に繰り返し実行されることによって、所定の模様が投影された物体の画像と所定の模様が投影されていない物体の画像とが生成される。そのため、各画像が撮像されるタイミングのずれを小さくすることが可能となる。
また、差分画像生成部を備えるように構成された本発明によれば、投影装置から物体に投影された所定の模様のみが差分画像として得られる。そのため、精度の高い立体形状測定を実現することが可能となる。
また、全透過時電荷蓄積部を備えるように構成された本発明によれば、物体に対して所定の模様のない光が照射された状態で撮像された画像を生成することが可能となる。
第一実施形態の立体形状測定システムのシステム構成を表すシステム構成図である。 投影装置の機能構成を表す概略ブロック図である。 撮像装置の機能構成を表す概略ブロック図である。 受光部の構成の概略を表す概略図である。 受光部に用いられる画素の構成を表す構成図である。 画素の等価回路を表す図である。 第一実施形態における撮像システムの動作を表すタイミングチャートである。 撮像システムによって撮像される画像の具体例を表す図である。 計測装置の機能構成を表す概略ブロック図である。 第二実施形態における受光部に用いられる画素の構成を表す図である。 第二実施形態における撮像システムの動作を表すタイミングチャートである。 第三実施形態における撮像装置の機能構成を表す概略ブロック図である。 第三実施形態の受光部に用いられる画素の変形例の構成を表す図である。 第三実施形態の変形例における撮像システムの動作を表すタイミングチャートである。 第四実施形態における撮像装置の機能構成を表す概略ブロック図である。 第五実施形態における投影装置の機能構成を表す概略ブロック図である。 第五実施形態における撮像装置の機能構成を表す概略ブロック図である。 第五実施形態における受光部に用いられる画素の構成を表す図である。 画素の等価回路を表す図である。 第五実施形態における撮像システムの動作を表すタイミングチャートである。
[第一実施形態]
図1は、第一実施形態の立体形状測定システム1のシステム構成を表すシステム構成図である。立体形状測定システム1は、撮像システム2及び計測装置30を備える。撮像システム2は、投影装置10及び複数台の撮像装置20(撮像装置20−1、20−2)を備える。投影装置10は所定の模様を対象物体40の表面に投影し、撮像装置20は所定の模様が投影された対象物体40を撮像し、計測装置30は撮像装置20によって撮像された画像を用いて対象物体40の立体形状を測定する。所定の模様とは、立体形状の測定に用いられる模様であり、例えば一定の間隔をもった格子模様であっても良いし、間隔が変化する格子模様であっても良いし、その他の模様であっても良い。以下、立体形状測定システム1に含まれる各装置について説明する。
図2は、投影装置10の機能構成を表す概略ブロック図である。投影装置10は、同期部11、発光部12、マスク13、拡散レンズ14を備える。同期部11は、所定のタイミングで同期信号を発光部12及び各撮像装置20に出力する。同期部11から出力される同期信号は、どのような通信形態によって各撮像装置20に送信されても良く、例えば有線ケーブルを介して送信されても良いし、無線通信を用いて送信されても良い。
発光部12は、同期部11から出力される同期信号に応じて発光のオン・オフを繰り返す。マスク13は、所定の模様を有し、発光部12から発光される光に所定の模様を与える。拡散レンズ14は、発光部12から発光されマスク13を通過した光を屈折させ幅広い方向へ進行させる。
図3は、撮像装置20の機能構成を表す概略ブロック図である。撮像装置20は、レンズ21、受光部22、模様非投影画像生成部23、模様投影画像生成部24を備える。レンズ21は、対象物体40において反射された光束を通過させ、受光部22に対象物体40の像を結像させる。受光部22は、複数の画素が二次元に配列された構造を有し、画素によって受光した光に応じた電荷を発生させて蓄積し、所定のタイミングで蓄積した電荷を模様非投影画像生成部23及び模様投影画像生成部24へ出力する。
模様非投影画像生成部23は、対象物体40に所定の模様が投影されていないタイミングで受光部22に蓄積された電荷を入力し、所定の模様が投影されていない対象物体40が撮像された画像(以下、「模様非投影画像」という)の電子データを生成する。そして、模様非投影画像生成部23は、生成した模様非投影画像の電子データを計測装置30へ送信する。模様非投影画像の電子データは、どのような通信形態によって各撮像装置20に送信されても良く、例えば有線ケーブルを介して送信されても良いし、無線通信を用いて送信されても良い。
模様投影画像生成部24は、対象物体40に所定の模様が投影されているタイミングで受光部22に蓄積された電荷を入力し、所定の模様が投影された対象物体40が撮像された画像(以下、「模様投影画像」という)の電子データを生成する。そして、模様投影画像生成部24は、生成した模様投影画像の電子データを計測装置30へ送信する。模様投影画像の電子データは、どのような通信形態によって各撮像装置20に送信されても良く、例えば有線ケーブルを介して送信されても良いし、無線通信を用いて送信されても良い。
図4は、受光部22の構成の概略を表す概略図である。受光部22は、複数の画素221と、垂直走査回路222、水平走査回路223、読み出し回路224を備える。画素221は、二次元マトリックス状に配置され、レンズ21を通過した光を受けて電荷を生成し蓄積する。各画素221に蓄積された電荷に応じた電圧レベルは、垂直走査回路222及び水平走査回路223による制御に応じて、読み出し回路224によって読み出され、読み出された電圧レベルは読み出し回路224から模様非投影画像生成部23及び模様投影画像生成部24へ出力される。
図5は、受光部22に用いられる画素221の構成を表す構成図である。画素221は、4つの微小変換部2211a〜2211dを備える。各微小変換部2211a〜2211dは光電変換素子を用いて構成される。また、画素221は、2つの電荷蓄積領域2212a、2212bと、各電荷蓄積領域2212a、2212bに対応する振り分けゲートTxa、Txbを備える。4つの微小変換部2211a〜2211dは、電荷転送領域2213及び振り分けゲートTxa、Txbを介して、電荷蓄積領域2212a、2212bに接続される。
微小変換部2211a〜2211dにおける光電変換によって生成された電荷は、よりポテンシャルの低い電荷転送領域2213へ移動する。振り分けゲートTxa、Txbのうちの一つが開かれると、電荷転送領域2213から、開かれたゲートTxa、Txbに対応する電荷蓄積領域2212a、2212bの一つに電荷が移動する。そして、各電荷蓄積領域2212a、2212bに移動した電荷は、各電荷蓄積領域2212a、2212bによって所定のタイミングまで蓄積される。そして、蓄積された電荷は、所定のタイミングで読み出し電極2214a、2214bから、読み出し回路224を介して模様非投影画像生成部23及び模様投影画像生成部24へ読み出される。
また、画素221は、各電荷蓄積領域2212a、2212bに隣接するリセットゲートRa、Rb及びリセット電極2215a、2215bを備える。リセットゲートRa、Rbが開かれると、リセット電極2215a、2215bに加えられている電圧Vによって、電荷蓄積領域2212a、2212bが充電されてリセット状態となる。このリセット処理は、受光部22の全画素221の全電荷蓄積領域2212a、2212bに対して同時に行われる。
図6は、図5の画素221の等価回路を表す図である。図6において、微小変換部2211a〜2211dは、フォトダイオード及びコンデンサC0a〜C0dの対として表される。電荷転送領域2213は、コンデンサCTとして表される。振り分けゲートTxa、Txbにそれぞれ隣接する電荷蓄積領域2212a、2212bは、コンデンサCa、Cbとして表される。これらのコンデンサは、リセットゲートRa、RbのFETトランジスタがオンになることによって電圧Vで充電される。この動作は、前述したリセット処理であり、電荷蓄積領域2212a、2212bの状態を、微小変換部2211a〜2211dによって生成される電荷を蓄積する前の状態(初期状態)に戻すための処理である。
FETトランジスタLa、Lbは、レベルシフト・トランジスタである。FETトランジスタLa、Lbは、読み出しゲートTa、Tbが開かれるとコンデンサCa、Cbにホールドされている電荷に応じた電流をそれぞれ読み出し電極2214a、2214b及び読み出し回路224を介して模様非投影画像生成部23及び模様投影画像生成部24へ送り出す。
なお、4つの微小変換部2211a〜2211d及び電荷転送領域2213は、P型領域(P-well)に埋め込まれた一体的なN型領域によって形成することができる。この一体的なN型領域の上方に遮光幕(遮光マスク)が設けられ、画素221の各構成のうち微小変換部2211a〜2211dだけに光が入るように構成される。
図7は、第一実施形態における撮像システム2の動作を表すタイミングチャートである。まず、同期部11が出力する同期信号(1)に応じて、画素221は、リセットゲートRa、Rbを開くとともに2つの振り分けゲートTxa、Txbを開くことによって、電荷転送領域2213及び電荷蓄積領域2212a、2212bをリセットする(充電する)。
次に同期部11が同期信号(2)を出力すると、この同期信号(2)に応じて発光部12は発光をオンにし、対象物体40に所定の模様を投影する。また、この同期信号(2)に応じて撮像装置20の画素221は振り分けゲートTxaを開いて、4つの微小変換部2211a〜2211dで生成される電荷を電荷転送領域2213を介して電荷蓄積領域2212a(コンデンサCa)に蓄える。電荷転送領域2213から電荷蓄積領域2212aに蓄えられる電荷は、コンデンサCaの電圧を下げるように作用する。同期信号(2)の入力から所定時間(例えば50マイクロ秒)が経過すると、画素221は振り分けゲートTxaを閉じる。なお、同期信号の入力から振り分けゲートTxaが閉じるまでの所定時間は、同期信号が出力される間隔よりも短い時間として予め設定される。
次に、同期部11が同期信号(3)を出力すると、この同期信号(3)に応じて発光部12は発光をオフにし、対象物体40への所定の模様の投影を停止する。また、この同期信号(3)に応じて撮像装置20の画素221は、振り分けゲートTxbを開いて、4つの微小変換部2211a〜2211dで生成される電荷を電荷転送領域2213を介して電荷蓄積領域2212b(コンデンサCb)に蓄える。同期信号(3)の入力から所定時間(例えば50マイクロ秒)が経過すると、画素221は振り分けゲートTxbを閉じる。なお、同期信号の入力から振り分けゲートTxbが閉じるまでの所定時間は、同期信号が出力される間隔よりも短い時間として予め設定される。
この後、同期部11が出力する同期信号(4)〜(13)に応じて、発光部12及び撮像装置20の画素221はそれぞれ上記動作を繰り返し実行する。具体的には、発光部12及び撮像装置20の画素221は、同期信号のナンバーが偶数の場合には上記動作のうち同期信号(2)が出力された場合と同じ動作を実行し、同期信号のナンバーが奇数の場合には上記動作のうち同期信号(3)が出力された場合と同じ動作を実行する。このような動作の繰り返しにより、電荷蓄積領域2212aは、発光部12が発光し対象物体40に所定の模様が投影されているタイミングで生成された電荷を繰り返し蓄積する。同様に、電荷蓄積領域2212bは、発光部12が発光しておらず対象物体40に所定の模様が投影されていないタイミングで生成された電荷を繰り返し蓄積する。
次に、同期部11が同期信号(14)を出力すると、この同期信号(14)に応じて撮像装置20の画素221は、読み出しゲートTa、Tbを開く。レベルシフト・トランジスタLa、LbのゲートにはコンデンサCa、Cbの電圧が加えられているため、読み出しゲートTa、Tbが開かれることに応じて、それぞれのコンデンサの電圧レベルに応じた電流が模様非投影画像生成部23及び模様投影画像生成部24に流れる。具体的には、読み出し電極2214aには模様投影画像生成部24が接続されており、電荷蓄積部2212aに蓄積された電荷に応じた電流が模様投影画像生成部24に流れる。また、読み出し電極2214bには模様非投影画像生成部23が接続されており、電荷蓄積部2212bに蓄積された電荷に応じた電流が模様非投影画像生成部23に流れる。
図8は、撮像システム2によって撮像される画像の具体例を表す図であり、特に撮像装置20−2によって撮像される画像の具体例を表す。図8Aは、模様投影画像生成部24によって生成される模様投影画像を表す図である。模様投影画像では、投影装置10から投影された模様と共に対象物体40が撮像されている。図8Aの場合、所定の模様として縦縞模様が投影されている。図8Bは、模様非投影画像生成部23によって生成される模様非投影画像を表す図である。模様非投影画像では、投影装置10から投影される模様は撮像されず、対象物体40が撮像されている。
図9は、計測装置30の機能構成を表す概略ブロック図である。計測装置30は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、計測プログラムを実行することによって、模様非投影画像記憶部31、模様投影画像記憶部32、立体形状計測部33を備える装置として機能する。
模様非投影画像記憶部31は、半導体記憶装置や磁気ハードディスク装置などを備え、複数台の撮像装置20のそれぞれにおいて撮像された模様非投影画像のデータを各撮像装置20から受信して記憶する。
模様投影画像記憶部32は、半導体記憶装置や磁気ハードディスク装置などを備え、複数台の撮像装置20のそれぞれにおいて撮像された模様投影画像のデータを各撮像装置20から受信して記憶する。
立体形状計測部33は、模様投影画像記憶部32に記憶された複数の模様投影画像を用いて、モアレ法、スポット光計測法、光切断法、空間コード法、ステレオ法などの立体形状測定を行うことによって、対象物体40の立体形状を計測する。
このように構成された撮像システム2では、各撮像装置20において、模様投影画像及び模様非投影画像が撮像される。このとき、撮像装置20の受光部22は、投影装置10から対象物体40に所定の模様が投影されているタイミングの露光によって生成された電荷のみを繰り返し蓄積することによって模様投影画像を撮像し、投影装置10から対象物体40に所定の模様が投影されていないタイミングの露光によって生成された電荷のみを繰り返し蓄積することによって模様非投影画像を生成する。そして、模様投影画像の撮像のための露光と、模様非投影画像の撮像のための露光とは、複数回交互に繰り返し実行されてそれぞれの画像が生成される。そのため、模様投影画像と模様非投影画像とが撮像されるタイミングのずれを小さくすることが可能となる。したがって、模様投影画像と模様非投影画像とに撮像される対象物体40の状態の時間変化による相違は、いずれか一方の画像が撮像された後に他方の画像が撮像された場合に比べて小さくなる。
<変形例>
撮像装置20の画素221が1回の撮像に要する露光時間は、適宜設定されて良い。例えば、図7の説明では、電荷蓄積部2212a、2212bはそれぞれ6回ずつ同期信号に応じて電荷の蓄積を行うが、この回数は6回に限られず、2回以上且つ6回未満であっても良いし、7回以上であっても良い。
また、1回の同期信号に応じて電荷蓄積部2212a、2212bがそれぞれ電荷の蓄積を行う時間も適宜設定されて良く、電荷蓄積部2212aと電荷蓄積部2212bとで異なる時間が設定されても良い。また、また、1回の同期信号に応じて電荷蓄積部2212a、2212bがそれぞれ電荷の蓄積を行う時間は、例えば100ミリ秒以下であり、好ましくは1ミリ秒以下であり、より好ましくは100マイクロ秒以下に設定される。
[第二実施形態]
撮像システム2の第二実施形態は、画素221がドレイン領域を備える点で第一実施形態と異なり、他の構成は第一実施形態と同様である。以下、撮像システム2の第二実施形態について、第一実施形態と異なる点について説明する。
図10は、第二実施形態における受光部22に用いられる画素221の構成を表す図である。第二実施形態における画素221は、第一実施形態における画素221(図5)の構成に加えてさらにドレインゲート2216及びドレイン領域2217を備える。
図11は、第二実施形態における撮像システム2の動作を表すタイミングチャートである。第二実施形態における画素221では、各振り分けゲートTxa、Txbが閉じてから次の振り分けゲートTxa、Txbが開くまでの間、ドレインゲート2216が開く。ドレインゲート2216が開くと、4つの微小変換部2211a〜2211dで生成される電荷は電荷転送領域2213及びドレインゲート2216を介してドレイン領域2217へ移動する。そして、ドレイン領域2217に移動した電荷は破棄される。
このように構成された第二実施形態の受光部22によれば、ある振り分けゲートTxa、Txbが閉じてから次の振り分けゲートTxa、Txbが開くまでの間に生成された電荷がドレイン領域2217によって破棄される。そのため、振り分けゲートTxa、Txbが開いたときに、前の振り分けゲートTxa、Txbが閉じてから生成された電荷が電荷蓄積領域2212a、2212bに移動することを防止し、各電荷蓄積タイミングにおいて蓄積する電荷の量を正確にし、模様投影画像及び模様非投影画像の撮像精度を向上させることが可能となる。
<変形例>
第二実施形態は、第一実施形態における変形例と同様に変形して構成されても良い。
[第三実施形態]
撮像システム2の第三実施形態は、複数の撮像装置20のうち一部の撮像装置20が模様非投影画像生成部23を備えないように構成される点で第一実施形態と異なり、他の構成は第一実施形態と同様である。以下、撮像システム2の第三実施形態について、第一実施形態と異なる点について説明する。
図12は、第三実施形態における撮像装置20の機能構成を表す概略ブロック図である。第三実施形態における撮像装置20は、模様非投影画像生成部23を備えず、レンズ21、受光部22、模様投影画像生成部24を備える。第三実施形態における受光部22では、電荷蓄積領域2212bに蓄積された電荷は読み出し回路224によって廃棄される。
このように構成された第三実施形態の撮像装置20によれば、不要な模様非投影画像が生成されないため、模様非投影画像生成部23に要するコスト等を押さえることが可能となる。投影装置は一般的にパルス点灯させたほうが発光効率をあげられるため、模様投影画像生成部24だけの構成でも、パルス光による短時間の発光期間だけの電荷を蓄積していくため、連続して電荷を蓄積していくより模様がはっきりとしたものになる。
<変形例>
図13は、第三実施形態の受光部22に用いられる画素221の変形例の構成を表す図である。この場合、画素221は、1つの微小変換部2211、1つの電荷蓄積領域2212a、振り分けゲートTxa、リセットゲートRa、リセット電極2215a、ドレインゲート2216、ドレイン領域2217を備える。
図14は、第三実施形態の変形例における撮像システム2の動作を表すタイミングチャートである。第三実施形態の変形例における画素221は、同期信号(2)、(4)、(6)、(8)、(10)、(12)のタイミングで振り分けゲートTxaを開き、微小変換部2211で生成される電荷を電荷蓄積領域2212a(コンデンサCa)に蓄える。振り分けゲーTxaが閉じてから次の振り分けゲートTxaが開くまでの間、ドレインゲート2216が開く。ドレインゲート2216が開くと、微小変換部2211で生成される電荷はドレインゲート2216を介してドレイン領域2217へ移動する。そして、ドレイン領域2217に移動した電荷は破棄される。そして、同期信号(14)のタイミングで、画素221が読み出しゲートTaを開き、電荷蓄積部2212aに蓄積された電荷に応じた電流が模様投影画像生成部24に流れ、模様投影画像生成部24が模様投影画像を生成する。
このように構成された第三実施形態の変形例では、画素221に要する素子の数を減らすことができるため、画素221の小型化、低コスト化を実現させることが可能となる。
[第四実施形態]
撮像システム2の第四実施形態は、撮像装置20が差分画像生成部25をさらに備える点で第一実施形態と異なり、他の構成は第一実施形態と同様である。以下、撮像システム2の第四実施形態について、第一実施形態と異なる点について説明する。
図15は、第四実施形態における撮像装置20の機能構成を表す概略ブロック図である。第四実施形態における撮像装置20は、レンズ21、受光部22、模様非投影画像生成部23、模様投影画像生成部24、差分画像生成部25を備える。
差分画像生成部25は、模様非投影画像生成部23によって生成された模様非投影画像と、模様投影画像生成部24によって生成された模様投影画像との差分画像を生成する。具体的には、差分画像生成部25は、模様非投影画像の各ピクセルの画素値と、模様投影画像の各ピクセルの画素値との差分を、同じ座標のピクセル毎に算出し、算出された差分の値を差分画像の各ピクセルの画素値とすることによって、差分画像を生成する。そして、差分画像生成部25は、生成された差分画像の電子データを計測装置30へ送信する。
このように構成された第四実施形態の撮像装置20では差分画像が生成される。差分画像では、模様非投影画像と模様投影画像との差分は、投影装置10から対象物体40に投影された所定の模様のみとなる。そのため、差分画像では、投影装置10から対象物体40に投影された所定の模様のみが像として現れるため、計測装置30においてより精度の高い立体形状測定を行うことが可能となる。
<変形例>
差分画像生成部25は、受光部22の各画素221から、電荷蓄積部2212a及び2212b(コンデンサCa及びCb)にホールドされている電荷に応じた電流をそれぞれ読み出し電極2214a、2214b及び読み出し回路224を介して受け、各電流値の差分に基づいて差分画像を生成するように構成されても良い。
また、第四実施形態は、第一実施形態における変形例と同様に変形して構成されても良い。
[第五実施形態]
撮像システム2の第五実施形態は、投影装置10がマスク13に代えて変動マスク15を備える点、画素221が3つの電荷蓄積領域を備える点、撮像装置20が高輝度画像生成部26をさらに備える点で第一実施形態と異なり、他の構成は第一実施形態と同様である。以下、撮像システム2の第五実施形態について、第一実施形態と異なる点について説明する。
図16は、第五実施形態における投影装置10の機能構成を表す概略ブロック図である。第五実施形態における投影装置10は、同期部11、発光部12、変動マスク15、拡散レンズ14を備える。
変動マスク15は、例えば電気の通電状態のオン・オフの切替に応じて液晶表示が変化する液晶表示装置などを用いて構成され、同期部11から出力される同期信号に応じて、マスク状態と全透過状態との二つの状態の間を繰り返し遷移する。変動マスク15は、マスク状態である場合、マスク13と同様に所定の模様を有し、発光部12から発光される光に所定の模様を与える。一方、変動マスク15は、全透過状態である場合、発光部12から発光される光の全てをそのまま透過させ、一般的な照明として機能する。
図17は、第五実施形態における撮像装置20の機能構成を表す概略ブロック図である。第五実施形態における撮像装置20は、レンズ21、受光部22、模様非投影画像生成部23、模様投影画像生成部24、高輝度画像生成部26を備える。
高輝度画像生成部26は、投影装置10の変動マスク15が全透過状態であり発光部12から光が発光されているタイミングで受光部22に蓄積された電荷を入力し、発光部12から発光された光がそのまま照射された対象物体40が撮像された画像(以下、「高輝度画像」という)の電子データを生成する。そして、高輝度画像生成部26は、生成した高輝度画像の電子データを計測装置30へ送信する。高輝度画像の電子データは、どのような通信形態によって各撮像装置20に送信されても良く、例えば有線ケーブルを介して送信されても良いし、無線通信を用いて送信されても良い。
図18は、第五実施形態における受光部22に用いられる画素221の構成を表す図である。第五実施形態における画素221は、3つの電荷蓄積領域2212a〜2212cと、各電荷蓄積領域2212a〜2212cに対応する振り分けゲートTxa〜Txcを備える。4つの微小変換部2211a〜2211dは、電荷転送領域2213及び振り分けゲートTxa〜Txcを介して、電荷蓄積領域2212a〜2212cに接続される。
図19は、図18の画素221の等価回路を表す図である。図19において、微小変換部2211a〜2211dは、フォトダイオード及びコンデンサC0a〜C0dの対として表される。電荷転送領域2213は、コンデンサCTとして表される。振り分けゲートTxa〜Txcにそれぞれ隣接する電荷蓄積領域2212a〜2212cは、コンデンサCa〜Ccとして表される。これらのコンデンサは、リセットゲートRa〜RcのFETトランジスタがオンになることによって電圧Vで充電される。この動作は、前述したリセット処理であり、電荷蓄積領域2212a〜2212cの状態を、微小変換部2211a〜2211dによって生成される電荷を蓄積する前の状態(初期状態)に戻すための処理である。
FETトランジスタLa〜Lcは、レベルシフト・トランジスタである。FETトランジスタLa〜Lcは、読み出しゲートTa〜Tcが開かれるとコンデンサCa〜Ccにホールドされている電荷に応じた電流をそれぞれ読み出し電極2214a、2214b、2214c及び読み出し回路224を介して模様非投影画像生成部23及び模様投影画像生成部24へ送り出す。
なお、4つの微小変換部2211a〜2211d及び電荷転送領域2213は、P型領域(P-well)に埋め込まれた一体的なN型領域によって形成することができる。この一体的なN型領域の上方に遮光幕(遮光マスク)が設けられ、画素221の各構成のうち微小変換部2211a〜2211dだけに光が入るように構成される。
図20は、第五実施形態における撮像システム2の動作を表すタイミングチャートである。まず、同期部11が出力する同期信号(1)に応じて、画素221は、リセットゲートRa〜Rcを開くとともに3つの振り分けゲートTxa〜Txcを開くことによって、電荷転送領域2213及び電荷蓄積領域2212a〜2212cをリセットする(充電する)。
次に同期部11が同期信号(2)を出力すると、この同期信号(2)に応じて発光部12は発光をオンにし、変動マスク15がマスク状態となり、対象物体40に所定の模様を投影する。また、この同期信号(2)に応じて撮像装置20の画素221は振り分けゲートTxaを開いて、4つの微小変換部2211a〜2211dで生成される電荷を電荷転送領域2213を介して電荷蓄積領域2212a(コンデンサCa)に蓄える。電荷転送領域2213から電荷蓄積領域2212aに蓄えられる電荷は、コンデンサCaの電圧を下げるように作用する。同期信号(2)の入力から所定時間(例えば50マイクロ秒)が経過すると、画素221は振り分けゲートTxaを閉じる。なお、同期信号の入力から振り分けゲートTxaが閉じるまでの所定時間は、同期信号が出力される間隔よりも短い時間として予め設定される。
次に、同期部11が同期信号(3)を出力すると、この同期信号(3)に応じて発光部12は発光をオフにし、変動マスク15が全透過状態となり、対象物体40への所定の模様の投影を停止する。また、この同期信号(3)に応じて撮像装置20の画素221は、振り分けゲートTxbを開いて、4つの微小変換部2211a〜2211dで生成される電荷を電荷転送領域2213を介して電荷蓄積領域2212b(コンデンサCb)に蓄える。同期信号(3)の入力から所定時間(例えば50マイクロ秒)が経過すると、画素221は振り分けゲートTxbを閉じる。なお、同期信号の入力から振り分けゲートTxbが閉じるまでの所定時間は、同期信号が出力される間隔よりも短い時間として予め設定される。
次に、同期部11が同期信号(4)を出力すると、この同期信号(4)に応じて発光部12は発光をオンにし、変動マスク15が全透過状態となり、対象物体40への全照射が行われる。また、この同期信号(4)に応じて撮像装置20の画素221は、振り分けゲートTxcを開いて、4つの微小変換部2211a〜2211dで生成される電荷を電荷転送領域2213を介して電荷蓄積領域2212c(コンデンサCc)に蓄える。同期信号(4)の入力から所定時間(例えば50マイクロ秒)が経過すると、画素221は振り分けゲートTxcを閉じる。なお、同期信号の入力から振り分けゲートTxcが閉じるまでの所定時間は、同期信号が出力される間隔よりも短い時間として予め設定される。
この後、同期部11が出力する同期信号(5)〜(13)に応じて、発光部12、変動マスク15及び撮像装置20の画素221はそれぞれ上記動作を繰り返し実行する。具体的には、発光部12、変動マスク15及び撮像装置20の画素221は、同期信号のナンバーが3n+2(nは整数)の場合には上記動作のうち同期信号(2)が出力された場合と同じ動作を実行し、同期信号のナンバーが3n(nは整数)の場合には上記動作のうち同期信号(3)が出力された場合と同じ動作を実行し、同期信号のナンバーが3n+1(nは整数)の場合には上記動作のうち同期信号(4)が出力された場合と同じ動作を実行する。このような動作の繰り返しにより、電荷蓄積領域2212aは、発光部12が発光し対象物体40に所定の模様が投影されているタイミングで生成された電荷を繰り返し蓄積する。同様に、電荷蓄積領域2212bは、発光部12が発光しておらず対象物体40に所定の模様が投影されていないタイミングで生成された電荷を繰り返し蓄積する。同様に、電荷蓄積領域2212cは、発光部12が発光し変動マスク15が全透過状態であり対象物体40に発光部12の光がそのまま照射されているタイミングで生成された電荷を繰り返し蓄積する。
次に、同期部11が同期信号(14)を出力すると、この同期信号(14)に応じて撮像装置20の画素221は、読み出しゲートTa〜Tcを開く。レベルシフト・トランジスタLa〜LcのゲートにはコンデンサCa〜Ccの電圧が加えられているため、読み出しゲートTa〜Tcが開かれることに応じて、それぞれのコンデンサの電圧レベルに応じた電流が模様非投影画像生成部23、模様投影画像生成部24、高輝度画像生成部26に流れる。具体的には、読み出し電極2214aには模様投影画像生成部24が接続されており、電荷蓄積部2212aに蓄積された電荷に応じた電流が模様投影画像生成部24に流れる。また、読み出し電極2214bには模様非投影画像生成部23が接続されており、電荷蓄積部2212bに蓄積された電荷に応じた電流が模様非投影画像生成部23に流れる。また、読み出し電極2214cには高輝度画像生成部26が接続されており、電荷蓄積部2212cに蓄積された電荷に応じた電流が高輝度画像生成部26に流れる。
このように構成された第五実施形態の撮像装置20では高輝度画像が生成される。高輝度画像では、対象物体40に模様が投影されるのではなく、発光部12の光がそのまま照射された画像が撮像されている。そのため、高輝度画像では、対象物体40の各部分の明るさが模様非投影画像よりも明るく撮像されているため、対象物体40の形状や模様の特徴の認識が容易となる。したがって、例えば高輝度画像を用いて顔認識処理や他の画像認識処理、画像処理を行うことによって、高精度な画像認識処理や画像処理を行うことが可能となる。
<変形例>
第五実施形態は、第一実施形態における変形例と同様に変形して構成されても良い。
変動マスク15の代わりに反射強度を変化できるマイクロマシン技術を利用したミラーを用いて構成してもよい。また、投光装置を複数用意し、切り替えて発光してもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…立体形状測定システム, 2…撮像システム, 10…投影装置, 11…同期部, 12…発光部, 13…マスク, 14…拡散レンズ, 15…変動マスク15, 20…撮像装置, 21…レンズ, 22…受光部, 23…模様非投影画像生成部, 24…模様投影画像生成部, 25…差分画像生成部, 26…高輝度画像生成部, 221…画素, 222…垂直走査回路, 223…水平走査回路, 224…読み出し回路, 2211a〜2211d…微小変換部(光電変換部), 2212a〜3212c…電荷蓄積領域(電荷蓄積部), 2213…電荷転送領域, 2214a〜2214c…読み出し電極, 2215a〜2215c…リセット電極, Txa〜Txc…振り分けゲート, Ra〜Rc…リセットゲート, 2216…ドレインゲート, 2217…ドレイン領域

Claims (4)

  1. 物体に対して所定の模様を投影する投影装置と、前記物体を撮像する撮像装置と、を備える撮像システムであって、
    前記投影装置は、物体に対して所定の模様を投影する模様投影状態と、前記物体に対して前記所定の模様の投影を行わない模様非投影状態とで繰り返し遷移し、
    前記撮像装置は、
    前記物体において反射された光を受光して光の強度に応じた電荷を生成する光電変換部と、
    前記投影装置が前記模様投影状態である間に前記光電変換部によって生成された電荷を蓄積する模様投影時電荷蓄積部と、
    前記投影装置が前記模様非投影状態である間に前記光電変換部によって生成された電荷を蓄積する模様非投影時電荷蓄積部と、
    前記模様投影時電荷蓄積部に蓄積された電荷を読み出すことによって前記所定の模様が投影された前記物体の画像を生成する模様投影画像生成部と、
    前記模様非投影時電荷蓄積部に蓄積された電荷を読み出すことによって前記所定の模様が投影されていない前記物体の画像を生成する模様非投影画像生成部と、
    を備える、ことを特徴とする撮像システム。
  2. 前記撮像装置は、
    前記模様投影画像生成部によって生成された画像と、前記模様非投影画像生成部によって生成された画像との差分の画像を生成する差分画像生成部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
  3. 前記投影装置は、物体に対して所定の模様を投影する模様投影状態と、前記物体に対して前記所定の模様の投影を行わない模様非投影状態と、前記物体に対して前記所定の模様のない光を照射する全透過状態とで繰り返し遷移し、
    前記撮像装置は、
    前記投影装置が前記全透過状態である間に前記光電変換部によって生成された電荷を蓄積する全透過時電荷蓄積部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像システム。
  4. 物体に対して所定の模様を投影する投影装置と、前記物体を撮像する撮像装置と、を備える撮像システムが行う撮像方法であって、
    前記投影装置が、物体に対して所定の模様を投影する模様投影状態と、前記物体に対して前記所定の模様の投影を行わない模様非投影状態とで繰り返し遷移するステップと、
    前記撮像装置が、前記物体において反射された光を受光して光の強度に応じた電荷を生成する光電変換ステップと、
    前記撮像装置が、前記投影装置が前記模様投影状態である間に前記光電変換ステップによって生成された電荷を蓄積する模様投影時電荷蓄積ステップと、
    前記撮像装置が、前記投影装置が前記模様非投影状態である間に前記光電変換ステップによって生成された電荷を蓄積する模様非投影時電荷蓄積ステップと、
    前記撮像装置が、前記模様投影時電荷蓄積ステップで蓄積された電荷を読み出すことによって前記所定の模様が投影された前記物体の画像を生成する模様投影画像生成ステップと、
    前記撮像装置が、前記模様非投影時電荷蓄積ステップで蓄積された電荷を読み出すことによって前記所定の模様が投影されていない前記物体の画像を生成する模様非投影画像生成ステップと、
    を備える、ことを特徴とする撮像方法。
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