JP2002314992A - 移動要素検出方法及び移動要素検出装置 - Google Patents

移動要素検出方法及び移動要素検出装置

Info

Publication number
JP2002314992A
JP2002314992A JP2001119899A JP2001119899A JP2002314992A JP 2002314992 A JP2002314992 A JP 2002314992A JP 2001119899 A JP2001119899 A JP 2001119899A JP 2001119899 A JP2001119899 A JP 2001119899A JP 2002314992 A JP2002314992 A JP 2002314992A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moving element
imaging
light
subject
detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001119899A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Kato
正彦 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2001119899A priority Critical patent/JP2002314992A/ja
Publication of JP2002314992A publication Critical patent/JP2002314992A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、複数回撮像した結果を積分したもの
を比較対象として、移動の方向だけでなく速度情報も得
られる移動要素検出方法及び移動要素検出装置を提供す
る。 【解決手段】本発明の一態様によると、輝度変調光を照
射された被写体からの反射光で被写体を撮像し、この撮
像結果から移動要素を検出する移動要素検出方法であ
り、上記輝度変調光の変調周期に同期して上記被写体を
1回撮像するステップと、上記輝度変調光の変調周期に
同期して上記被写体を複数回撮像し、各回の撮像結果を
積分して行くステップと、上記1回撮像した撮像結果と
上記複数回撮像した積分結果の比較に基づいて、移動要
素を検出するステップとを有することを特徴とする移動
要素検出方法が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動要素検出方法
及び移動要素検出装置に係り、特に、対象物である移動
体を検出することにより、検出した移動体を抽出・認識
して記録・警告するセキュリティ用の監視装置に適用可
能とするために、検出した移動体の濃淡、距離情報をリ
アルタイムにモニタし、目的とする移動体を抽出(セグ
メンテーション)し、これを認識し、あるいは伝送する
などの画像処理を行うことを可能にした移動要素検出方
法及び移動要素検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、セキュリティ用の監視装置で
は、その監視カメラとして、パッシブIR(赤外線)セ
ンサや、対向型赤外センサ等が用いられている。
【0003】また、最近のセキュリティ用の監視装置の
傾向では、点による監視から面による監視に移行しつつ
ある。
【0004】さらに、複数の監視カメラによる画像を通
信回路を介して統合し、広範なエリアの監視を行うこと
も求められている。
【0005】このような監視装置では、対象物である移
動体をマシーンが認識し、あるいはこれを人間に提示し
てインタラクティブに評価を行わせる場合、さらにマシ
ーン単独で弁別・認識し、予め定められた基準と比較し
て自動的に判断を行わせ、必要に応じて警報を与える場
合などのニーズに対応することが求められている。
【0006】ここで、移動体を検出するには、濃淡画像
を利用して、時間的に異なる二つの画像間の差分をと
る、あるいはビデオ画像のフレーム間の差分をとること
が行なわれている。
【0007】例えば、USP5,602,585では、
撮像素子の画素として、“アクティブ画素”を用意し、
通常のビデオモードの他に差分モードを可能とし、観察
エリアに人間などの移動体が存在すると、差分モードの
出力が設定された閾値を超え、該差分モードからビデオ
モードに切り替えられ、移動体を撮像する安価なシステ
ムが提案されている。
【0008】前記アクティブ画素は、撮像素子の光電変
換部に隣接して電荷蓄積部(拡散井戸)が設けられ、受
光信号に対応して発生した電荷をゲート電極を介して電
荷蓄積部に転送、蓄積できる構成を有している。
【0009】このため、電荷蓄積部からの時間的に異な
る二つの出力をスイッチを介して二つのコンデンサに蓄
え、コンパレータにより両者の差分をとることができ
る。
【0010】また、USP6,081,606では、時
系列的に流れるビデオ画像の、連続する三つのフレーム
を選び、連続する二者間の差分画像を作り、静止してい
る背景や余分な画像を消去し、必要な移動体に関する差
分情報のみを残し、両者の相関を求めることから移動体
の移動方向と移動量を求め、この移動が許容された行動
の範囲内か否かを判定し、これを超える場合には警報を
発するシステムが提案されている。
【0011】また、ビテオ画像に見られる輝度画像以外
に距離情報を利用することも行なわれている。
【0012】これは移動体が検出できても、それが人体
か小動物かの判別ができない場合が生ずるためで、超音
波や赤外線を用いた距離センサやステレオ撮像による距
離画像が有効となる。
【0013】特に、後者は、豊富な情報を提供するが、
いわゆる対応問題を解く必要があり、リアルタイム性の
向上あるいは画像の高速処理のため、一次元画像センサ
をステレオで用いることも試みられている。
【0014】また、物体の距離情報を把握するアクティ
ブな手段として、Time ofFlight法(略し
てTOF法という)が知られている。
【0015】これは、光パルスを送って、対象物までの
距離を該光パルスが往復する時間を計り、これを距離に
換算する方式である。
【0016】なかでも、R.Miyagawaらが、1
995 IEEE Workshop on Char
ge−Coupled Devices and Ad
vanced Image Sensors,Apri
l 20−22;”Integration−Time
Based Computational Imag
e Sensos”に発表した方法は、半導休基板上に
設けられた2次元撮像素子により、対象物の距離画像を
ビデオレートで得ることを可能とする方法である。
【0017】ここに距離画像というのは、2次元撮像素
子の各画素が、対象物の濃淡画像の代わりに、対象物の
3次元形状に対応した距離情報を、各画素における電荷
の濃淡画像として有していることを意味する。
【0018】図5は、上記R.Miyagawaらによ
る方式の概念構成を示している。
【0019】また、図6は、上記R.Miyagawa
らによる方式のタイムチャートを示している。
【0020】図5において、参照符号503はpn接合
による光電変換部、参照符号501,502はそれぞれ
第1及び第2の転送ゲート、参照符号504、505は
それぞれ第1及び第2の電荷蓄積部、参照符号506は
入射光パルス信号を表わしている。
【0021】図6の(a)は、被写体に向けて送出され
たパルス幅Tの送出光パルス、図6の(b)は、被写体
で反射されて距離画像撮像装置に入射する入射光パルス
信号、△tは光パルスが被写体までの距離を往復する時
間に対応する時間ずれ、図6の(c)は、例えば、第1
の転送ゲート501のON、OFF、図6の(d)は、
第2の転送ゲート502のON、OFFをそれぞれ表わ
している。
【0022】図6の(c)は、図6の(a)と同相で、
図6の(d)はこれと180度位相がずれている。
【0023】図6の(e)の時間t1 は第1の転送ゲー
ト501を介して第1の電荷蓄積部504に転送される
電荷量に対応している。
【0024】また、図6の(f)の符号t2 は第2の転
送ゲート502を介して第2の電荷蓄積部505に転送
される電荷量に対応している。
【0025】すなわち、入射光パルス信号506に対応
して光電変換部503で発生した電荷は、それぞれ、第
1及び第2の転送ゲート501,502を介して第1及
び第2の電荷蓄積部504,505に振り分けられる。
【0026】これは、電荷振分け方式と呼ばれているも
のである。
【0027】この場合、振り分けられる電荷量の割合
は、時間ずれΔtにより変化し、この時間ずれΔtに基
づいて被写体までの距離情報が得られる。
【0028】すなわち、被写体までの距離Rは、R=c
Δt/2で与えられる(c:光の速さ)。
【0029】このような電荷振分け方式の撮像素子は、
前記USP5,602,585によるアクティブ画素と
同様に、通常のビデオモードで撮像することによって濃
淡画像(テクスチャ)を得ることもできる。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなセキュリティ用の監視カメラでは、例えば、夜間の
警備では、人間が存在しないことが前提となっている場
合がある。
【0031】このような場合には、監視カメラによる撮
影結果から移動する対象物を検出するだけで、その目的
は達成される。
【0032】前記USP5,602,585の場合に
は、これに該当する。
【0033】次に、例えば、空港における人の流れを把
握し、禁止された領域に侵入する行動をとる移動体を識
別したい場合には、移動体の移動方向と移動量を認識
し、禁止された領域に侵入するか否かの判別を必要とす
る。
【0034】これは前記USP6,081,606に該
当する。
【0035】しかし、より汎用なセキュリティ用視カメ
ラを目的とする場合には、移動体を抽出(セグメンテー
ション)することが肝要であり、その大きさを判定し、
予め、定められた分類のどれに属するかを認識すること
も求められる。
【0036】この場合、濃淡画像を用いた処理では限界
があり、何らかの距離情報あるいは3次元情報を必要と
し、監視するエリアの3次元情報あるいはマップと照合
して移動体の行動が許容されたものであるか否かを判定
する必要がある。
【0037】また、距離情報は、1次元ではなく、2次
元の画像を用いてリアルタイムに、移動体の抽出、認識
を行い、その時系列画像から許容された行動であるか否
かを判断し、その結果を管理人に提供することが求めら
れる。
【0038】これらの判断は、空港における人の流れや
夜間の警備に留まらず、高速に移動する車の管理といっ
た高速な移動体の管理を含めて、照明条件を初めとする
種々に変化する環境の下で、半自動的にあるいは完全自
動的に行う場合に大切な役割を果たす。
【0039】これらの目的を遂行するためには、ビデオ
レートの濃淡画像とともに、2次元の距離画像をリアル
タイムに取得し、移動体の抽出、認識を行い、3次元シ
ーンの中で許容された行動であるか否かを判断する必要
がある。
【0040】また、そのときの場合によっては、ビデオ
レートよりも高速な撮像が求められる。
【0041】また、判断した結果とともに、それに到っ
た対象物の抽出結果を時系列として、また鮮明な画像と
して管理者に提供することが求められる。
【0042】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、特に、対象物である移動体を検出することによ
り、例えば、検出した移動体を抽出・認識して記録・警
告するセキュリティ用の監視装置に適用可能とするため
に、検出した移動体の濃淡、距離情報をリアルタイムに
モニタし、目的とする移動体を抽出(セグメンテーショ
ン)し、これを認識し、あるいは伝送するなどの画像処
理を行うことを可能にした移動要素検出方法及び移動要
素検出装置を提供することを目的とする。
【0043】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題を解決するために、(1) 光を照射された被写体か
らの反射光で被写体を撮像し、この撮像結果から移動要
素を検出する移動要素検出方法であり、上記被写体を1
回撮像するステップと、上記被写体を複数回撮像し、各
回の撮像結果を積分して行くステップと、上記1回撮像
した撮像結果と上記複数回撮像した積分結果の比較に基
づいて、移動要素を検出するステップと、を有すること
を特徴とする移動要素検出方法が提供される。
【0044】このような(1)の発明において、「撮像
結果」は、後述する実施の形態の図4においては電荷蓄
積部404に蓄積される電荷が相当するとともに、図7
においてはバッファメモリ703に蓄積される電荷が相
当する。
【0045】また、「積分した撮像結果」は、後述する
実施の形態の図4においては電荷蓄積部405に蓄積さ
れる電荷が相当するとともに、図7においてはバッファ
メモリ704に蓄積される電荷が相当する。
【0046】また、「光」は、後述する実施の形態の光
源434より射出されるパルス光が相当する。
【0047】なお、パルス光が好適であるが、これに限
らず、輝度変調光でよい。
【0048】また、「1回撮像」は、後述する実施の形
態の測定モード1が相当する。
【0049】また、「複数回撮像し、各回の撮像結果を
積分して行く」は、後述する実施の形態の測定モード2
が相当する。
【0050】また、「比較」は、後述する実施の形態の
図1のステップS103が相当している。
【0051】また、「移動要素を検出する」は、図1の
ステップS103が相当する。
【0052】なお、後述する実施の形態の図4において
は、撮像結果や積分した撮像結果は、いまだ画素ごとに
分離されており、図7においては、各画素が集められ画
像情報を形成しているが、この(1)の発明はどちらの
場合も含むものとする。
【0053】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(2) 輝度変調光を照射された被写体から
の反射光で被写体を撮像し、この撮像結果から移動要素
を検出する移動要素検出方法であり、上記輝度変調光の
変調周期に同期して上記被写体を1回撮像するステップ
と、上記輝度変調光の変調周期に同期して上記被写体を
複数回撮像し、各回の撮像結果を積分して行くステップ
と、上記1回撮像した撮像結果と上記複数回撮像した積
分結果の比較に基づいて、移動要素を検出するステップ
と、を有することを特徴とする移動要素検出方法が提供
される。
【0054】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(3) 光を被写体に向けて射出する光源
と、上記被写体から帰還した上記光の反射光で上記被写
体を撮像する、複数の画素を有する撮像素子と、上記撮
像素子によって、上記被写体を1回撮像した結果と、上
記被写体を複数回撮像し、各回の撮像結果を積分した積
分結果との比較に基づいて、移動要素を検出する移動要
素検出手段と、を有することを特徴とする移動要素検出
装置が提供される。
【0055】このような(3)の発明において、「光
源」は、後述する実施の形態の光源434が相当する。
【0056】また、「移動要素を検出する手段」は、後
述する実施の形態の判別ステップS103を実行する手
段が相当する。
【0057】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(4) 輝度変調光を被写体に向けて射出す
る光源と、上記被写体から帰還した上記輝度変調光の反
射光で上記被写体を撮像する、複数の画素を有する撮像
素子と、上記撮像素子によって、上記輝度変調光の変調
周期に同期して上記被写体を1回撮像した結果と、上記
輝度変調光の変調周期に同期して上記被写体を複数回撮
像し、各回の撮像結果を積分した積分結果との比較に基
づいて、移動要素を検出する移動要素検出手段と、を有
することを特徴とする移動要素検出装置が提供される。
【0058】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(5) 被写体を撮影して移動要素を検出す
る移動要素検出装置であり、パルス光を発光する光源
と、複数の画素を有し、各画素には、受光した光を電荷
に変換する光電変換部と、上記電荷を蓄積する電荷蓄積
部と、上記光電変換部から上記電荷蓄積部に電荷を転送
する転送ゲートが含まれており、上記被写体から帰還し
た上記光源からのパルス光の反射光で上記被写体を撮像
する撮像素子と、上記撮像素子により、上記光源からの
パルス光の1回の発光で上記被写体を撮像して上記撮像
素子の電荷蓄積部に電荷を蓄積する第1の動作モード
と、上記パルス光の1回の発光で上記被写体を撮像する
動作を複数回行って、上記撮像素子の電荷蓄積部に各回
の撮影で得られた電荷を累積して行く第2の動作モード
とを有する、上記撮像素子を駆動する駆動部と、上記第
1の動作モードで蓄積された電荷と上記第2の動作モー
ドで蓄積された電荷に基づいて、移動要素を検出する移
動要素検出手段と、を有することを特徴とする移動要素
検出装置が提供される。
【0059】このような(5)の発明において、「光
源」は、後述する実施の形態の光源434が相当する。
【0060】また、「駆動部」は、後述する実施の形態
の駆動部450が相当する。
【0061】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(6) 上記移動要素検出手段によって検出
した移動要素の時系列画像を生成可能であることを特徴
とする(5)記載の移動要素検出装置が提供される。
【0062】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(7) 上記駆動部は、上記パルス光の発光
に同期して上記撮像素子の転送ゲートを制御して上記撮
像素子の電荷蓄積部に電荷を蓄積する第3の動作モード
をさらに有し、上記第3のモードで蓄積された電荷に基
づいて距離情報を獲得可能であり、上記移動要素検出手
段は、さらに上記第3の動作モードで得られた距離情報
にも基づいて移動要素を検出することを特徴とする
(5)記載の移動要素検出装置が提供される。
【0063】
【発明の実施の形態】まず、本発明の基本的な考え方に
ついて、説明する。
【0064】前述したような電荷振分け撮像素子は、転
送ゲートに印加する電圧の掛け方を変えることにより、
対象物の濃淡画像と距離画像を取込む機能をもってい
る。
【0065】そこで、本発明では、この機能を利用し
て、移動体の抽出、認識をリアルタイムに行うことを可
能としている。
【0066】具体的には、輝度変調が可能な光源と、対
象物からの反射光を電荷に変換する光電変換部と、該電
荷を蓄積する電荷蓄積部と、該電荷を前記光電変換部か
ら前記電荷蓄積部に転送する転送ゲートとを画素として
有する電荷振分け撮像装置において、露光時間をTとす
る対象物のテクスチャ画像を前記電荷蓄積部の一方に取
込む第1測定モードと、前記露光時間Tと非露光時間
T′とを一組として前記電荷蓄積部の他方に画像を取込
む操作をN回繰り返して移動体画像を撮像する操作とか
らなる第2測定モードと、前記転送ゲートに前記輝度変
調に同期した転送パルスを印加し、距離画像を撮像する
第3測定モードを具備し、該第1乃至第3測定モードか
ら得られた画像から、対象物である移動体の抽出、認識
を行うことを特徴とする移動体認識装置(移動要素検出
装置)である。
【0067】ここで、移動体の検出は、基本的に時系列
的に取込まれた対象物の濃淡画像からなされるが、この
考え方を図3を用いて説明する。
【0068】図3において、参照符号300で表わされ
た矩形状の波形は、時刻t0 において、一方の電荷蓄積
部(例えば、図5の参照符号504)に撮り込まれた対
象物の輝度画像で、横軸は空間座標(あるいは画素のあ
る行における番号)、縦軸は輝度値に対応する。
【0069】ここでは、簡単のために1次元の対象物を
想定し、一様の輝度分布をもっているとする。
【0070】このような対象物が、図示で左から右に等
速移動をする場合を考える。
【0071】図3において、参照符号301は、時刻t
0 とは異なる時刻t1 に撮像され、他方の電荷蓄積部
(例えば、図5の参照符号505)に撮り込まれた対象
物の濃淡画像を表わしている。
【0072】また、同様に、図3において、参照符号3
02、303は、それぞれ、時刻t 2 、t3 に他方の電
荷蓄積部に撮り込まれた対象物の濃淡画像を表わしてい
るものとする。
【0073】この場合、t2 −t1 =t3 −t2 =T+
T′といった時間間隔で撮像が行なわれる。
【0074】ここに、Tは露光時間、T′は非露光時間
を表わす。
【0075】この結果、他方の電荷蓄積部には、時刻t
1 、t2 、t3 に撮像された濃淡画像の積分値に相当す
る、図3において、参照符号304で表わされる階段状
の電荷分布が得られる。
【0076】露光時間の相違を考慮して、時刻t0 にお
いて、一方の電荷蓄積部に撮り込まれた対象物の電荷分
布300を3倍したものから、他方の電荷蓄積部に蓄積
された電荷分布304を差し引くと、図3において、参
照符号305で表わされる電荷分布が得られる。
【0077】このとき固定した背景は消去され、移動の
あった部分のみが残される。
【0078】対象物が静止しているときには、電荷分布
305は0となることが容易に理解される。
【0079】対象物が移動すると、参照符号305で表
わされたように、電荷分布は0と異なる値をもつ。
【0080】さらに、一方の電荷蓄積部に撮り込まれた
対象物の輝度分布が参照符号300のように既知である
ことから、他方の電荷蓄積部に蓄積された参照符号30
4で表わされる積分値とそれぞれが撮り込まれた時刻t
1 、t2 、t3 とを用いて、各時刻での輝度画像30
1、302、303を逆に求めることができる。
【0081】この場合、非露光時間T′の存在が大切
で、この露光時間の非連続性のため、符号304で表わ
される階段状の部分が存在し、移動体の分析を容易にす
る。
【0082】すなわち、移動体の時系列的挙動を二つの
電荷蓄積部に撮り込まれた対象物の輝度分布を用いて分
析することが可能である。
【0083】このことから、二つの電荷蓄積部にビデオ
レートで撮り込まれた画像を用いて、さらに細かい移動
体の時系列的挙動を知ることが可能となる。
【0084】このため人体の移動といった比較的遅い移
動の把握から車の移動といった速い移動の詳細な把握も
可能となる。
【0085】さらに、図3において、参照符号306で
表わされた曲線は、電荷分布304のピーク位置を連ね
たものであって、該電荷分布304の尾根線に相当す
る。
【0086】この尾根線のすそからピーク位置(分布の
中央値)までの距離ΔLを時間t3−t1 で割ったもの
は移動体の移動速度の概略値を与える。
【0087】以上の説明は単純化された対象物の移動に
ついてなされたが、この発明による移動要素検出装置
は、より一般的なシーンの中の加速度運動をする移動体
の2次元的移動についても適用することが可能である。
【0088】この場合、前記電荷分布304は、2次元
分布を形成するが、参照符号306に対応する尾根線
(直交する二方向の内、通常、長手方向のもの)の方向
は、移動体の方向を与える。
【0089】また、電荷振分け撮像素子は、他方におい
て前述のように距離画像を撮像する機能を併せ持つこと
から、距離画像を利用して背景のシーンから対象物を切
出すことを可能とし、上述の移動体の時系列的挙動と該
距離画像を併用することにより、リアルタイムに移動体
の抽出、認識を可能とする。
【0090】次に、以上のような基本的な考え方に基づ
く、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明
する。
【0091】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態について図1乃至図4を用いて説明する。
【0092】図1は、本発明の第1の実施の形態による
移動要素検出方法の測定の流れを示すフローチャートで
ある。
【0093】図1において、ステップS100でスター
トすると、ステップS101,S102での測定モード
1,2が実行された後、ステップS103での移動体の
判別が行われる。
【0094】このステップS103での判別結果が移動
体である場合には、次のステップS104での測定モー
ド3が実行された後、ステップS105での移動体の認
識処理が行われる。
【0095】なお、このステップS103での判別結果
が移動体でない場合には、ステップS100にリターン
する。
【0096】次に、ステップS106での移動体の追跡
処理が実行された後、ステップS107での移動体の移
動が許容範囲か否かの判定処理が行われる。
【0097】このステップS107での判定結果が、移
動体の移動が許容範囲外である場合には、次のステップ
S108での警報処理が実行された後、ステップS10
9での移動体のモニタ処理が行われるとともに、ステッ
プS106での移動体の追跡処理以降の処理が繰り返さ
れる。
【0098】なお、このステップS107での判定結果
が、移動体の移動が許容範囲内である場合には、ステッ
プS100にリターンする。
【0099】図2は、輝度変調が可能な光源を駆動する
駆動パルスを表わすタイムチャートである。
【0100】すなわち、図2の(a)は、一方の電荷蓄
積部に濃淡画像を撮り込む測定モード1の駆動パルスを
表わしている。
【0101】また、図2の(b)は、他方の電荷蓄積部
に濃淡画像を撮り込む測定モード2のN個の間欠的駆動
パルスを表わしている。
【0102】図4は、本発明の第1の実施の形態による
移動要素検出装置における電荷振分け撮像素子の構成を
表わす模式図である。
【0103】図4において、参照符号403は、pn接
合による光電変換部、参照符号401,402はそれぞ
れ第1及び第2の転送ゲート、参照符号404、405
はそれぞれ第1及び第2の電荷蓄積部、参照符号406
は入射光パルス信号を表わしている。
【0104】また、図4において、参照符号450は、
ゲートおよび光源駆動部であって、その内部に測定モー
ド1乃至3の各駆動部を有している。
【0105】また、参照符号410,411は第1及び
第2の電荷蓄積部404、405に蓄積された電荷を外
部信号処理回路に転送する転送ゲート、参照符号460
はモード選択器、参照符号434は光源、参照符号43
3は光源434から送出される光パルス、参照符号42
0、421、430、431、432は、それぞれ、導
線を表わしている。
【0106】次に、以上のように構成される本発明の第
1の実施の形態による移動要素検出装置における電荷振
分け撮像素子の動作を説明する。
【0107】図1において、ステップS100でスター
トすると、電荷振分け撮像素子による測定のリセットを
含む初期設定が行われた後、図1のステップS101で
の測定モード1による測定が実行される。
【0108】この測定モード1は、図2の(a)に示す
持続時間Tの駆動パルスにより移動体の輝度画像を撮り
込むモードである。
【0109】具体的には、図4のモード選択器460か
らの信号により、駆動部450における測定モード1の
駆動部が選択される。
【0110】この測定モード1の駆動部が選択される
と、導線432を介して光源434が駆動され、図2の
(a)に示す時間T(例えば、10ms)だけ、光源4
34が点灯し、送出光パルス433を送出し、不図示の
対象物を照射する。
【0111】そして、対象物から反射して帰還される入
射光パルス信号406により、電荷振分け撮像素子の光
電変換部403に生じた電荷は、駆動部450における
測定モード1の駆動部から導線420を介して供給され
るゲート駆動信号により隣接する転送ゲート401がO
Nとされて電荷蓄積部404に転送、蓄積される(図3
の参照符号300に対応する)。
【0112】次に、図1のステップS102を実行する
ために、モード選択器460からの信号により駆動部4
50における測定モード2の駆動部が選択される。
【0113】この測定モード2の駆動部が選択される
と、導線432を介して光源434を図2の(b)に示
す持続時間T、非持続時間T′(例えば、10ms)を
一組みとするN個の間欠的駆動パルス(図2の(b)で
は、N=3の場合を示す)により光源434が駆動され
ることにより、光源434がN回点灯し、送出光パルス
433を送出し、不図示の対象物を照射する。
【0114】そして、対象物から反射して帰還される入
射光パルス信号406により、電荷振分け撮像素子の光
電変換部403に生じた電荷は、駆動部450における
測定モード2の駆動部の導線421を介して供給され
る、上述のN個の間欠的駆動パルスに対応したゲート駆
動信号により転送ゲート402がONとされて電荷蓄積
部405に転送、蓄積される。
【0115】これは移動体の時系列輝度画像(図3の参
照符号301乃至303に対応)を積分値の形で、転送
ゲート402を介して電荷蓄積部405に取り込むこと
を意味している。
【0116】このようにして取込まれた結果は、図3の
参照符合304に相当する階段状の不連続部を有する分
布曲線となる。
【0117】これは間欠的駆動パルスを用いたことによ
り、各駆動パルスによる輝度画像が時間的に不連続的に
加算されるためである。
【0118】この不連続性は、後に、移動体の詳細な時
系列的変化を解析するときに有効となる。
【0119】次に、図1のステップS103での判別の
ために、測定モード1の測定で得られた図3の分布曲線
300と、測定モード2の測定で得られた分布曲線30
4との差分曲線を求める。
【0120】そして、この差分曲線と、予め定められた
目標値とを比較して、これを超えた場合に移動体である
と判定し、図1のステップS104での測定モード3の
測定に移行する。
【0121】この差分曲線が、予め定められた目標値を
超えない場合には、図1のスタートステップS100に
戻る。
【0122】次に、図1のステップS104の測定モー
ド3では、図6で説明した距離画像を得るモードが実行
される。
【0123】具体的には、図4のモード選択器460か
らの信号により駆動部450における測定モード3の駆
動部が選択される。
【0124】これにより、導線432を介して光源43
4が駆動され、図6の(a)に示す時間T(例えば、5
0ns)だけ、光源434が点灯し、送出光パルス43
3を送出し、不図示の対象物を照射する。
【0125】そして、対象物から反射して帰還される入
射光パルス信号406(図6の(b)に対応)により、
電荷振分け撮像素子の光電変換部403に生じた電荷
は、駆動部450における測定モード3の駆動部から導
線420を介して供給されるゲート駆動信号(図6の
(c)に対応)により隣接する転送ゲート401をON
として電荷蓄積部404に転送、蓄積される。
【0126】次に、電荷振分け撮像素子の光電変換部4
03に生じた電荷は、駆動部450における測定モード
3の駆動部から導線421を介して供給されるゲート駆
動信号(図6の(d)に対応)により転送ゲート402
をONとして電荷蓄積部405に転送、蓄積される。
【0127】このようにして、二つの電荷蓄積部40
4、405に蓄積される電荷の割合は、対象物までの距
離により変化する(図6の(e),(f)に対応)こと
から対象物の距離画像が得られる。
【0128】そして、図1のステップS105におい
て、距離画像と上述の測定モード1の測定から得られる
濃淡画像、あるいは測定モード1と測定モード2の測定
から分析により得られる移動体の時系列濃淡画像とか
ら、移動体のより正確な輪郭を求め、移動体を抽出、認
識することが行われる。
【0129】具体的には、例えば、距離画像から得られ
る輪郭からスタートし、移動体の輝度画像を参考とし
て、例えば、Snakesといったソフトを使用し、よ
り正確な輪郭を抽出する。
【0130】そして、抽出された移動体にテクスチャ
(濃淡画像)を貼付けて、モニタに表示あるいは記録す
るとともに、必要に応じて、図1のステップS106に
よる移動体追跡処理にかけた後、図1のステップS10
7により、その行動が許容された行動範囲か否かの判定
を行う。
【0131】この判定結果が許容された行動範囲であれ
ば、再び、図1のステップS100で表わされる撮像モ
ードのスタートに戻り、許容された行動範囲から外れた
場合には、図1のステップS108により、警報処理を
行って、図1のステップS109によるモニタにその旨
を併せて表示する。
【0132】このような第1の実施の形態の特徴は、一
つの画素内に共通の光電変換部403で発生した電荷
を、これに隣接して設けられた二つの電荷蓄積部40
4,405に転送、蓄積するため、光電変換部403に
おける感度のばらつきの影響を軽減することができると
ともに、距離画像と濃淡画像の両方を用いることから、
対象物である移動体のより正確な輪郭を得ることがで
き、対象物の認識の確度を向上させることができること
にある。
【0133】また、この第1の実施の形態の特徴は、距
離情報が二つの電荷蓄積部404,405に蓄えられた
電荷の比で与えられることから、光信号強度に依存しな
い特性を有し、照明光の変化に対してロバストな認識を
可能とすることにある。
【0134】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を図7を用いて説明する。
【0135】図7は、本発明の第2の実施の形態による
移動要素検出装置における電荷振分け撮像素子の構成と
して、図4の二つの電荷蓄積部404,405を一つの
電荷蓄積部405とした場合の構成を示している。
【0136】なお、図7に示す構成では、図4の光源4
34系の図示を省略しているとともに、図4と重複する
ところは、その説明を省略するものとする。
【0137】図7において、参照符号701は信号伝送
路、参照符号710はスイッチ、参照符号702は導
線、参照符号703,704,705はそれぞれバッフ
アメモリ1,2,3を表わしている。
【0138】次に、以上のように構成される本発明の第
2の実施の形態における電荷振分け撮像素子の動作を説
明する。
【0139】最初に、測定モード1の測定を行うため
に、モード選択器460により、ゲートおよび光源駆動
部450の測定モード1の駆動部が選択されるととも
に、信号伝送路701とスイッチ710の端子1とを接
続させ、電荷蓄積部405に得られた電荷量をスイッチ
710を経由して参照符号703で表わされるバッファ
メモリ1に転送させる。
【0140】同様にして、次の測定モード2の測定で
は、モード選択器460により、ゲートおよび光源駆動
部450の測定モード2の駆動部が選択されるととも
に、信号伝送路701とスイッチ710の端子2とを接
続させ、電荷蓄積部405に得られた電荷量をスイッチ
710を経由して符号704で表わされるバッファメモ
リ2に転送させる。
【0141】同様にして、次の測定モード3の測定で
は、モード選択器460により、ゲートおよび光源駆動
部450の測定モード3の駆動部が選択されるととも
に、信号伝送路701とスイッチ710の端子3とを接
続させ、電荷蓄積部405に得られた電荷量をスイッチ
710を経由して符号705で表わされるバッファメモ
リ3に転送させる。
【0142】このとき電荷蓄積部405が一つなので、
図6の(e),(f)の一方、例えば、t1 に相当する
電荷量が転送される。
【0143】この場合、光入力強度の影響を受けるた
め、これを軽減する工夫が求められるが、距離情報を得
ることは可能である。
【0144】参照符号703,704,705で表わさ
れるバッファメモリ1,2,3には、第1の実施の形態
で求めた測定モード1,2,3の測定結果と等価的に同
じ情報が提供されるので、これの代替手段と考えること
ができる。
【0145】このような第2の実施の形態の特徴は、画
素の構成を簡単にして、光電変換部403の画素におけ
る開口率を高くしたところにある。
【0146】また、この第2の実施の形態の特徴は、バ
ッファメモリ2を用意することにより、測定モード2の
測定において、光電変換部の飽和を軽減することができ
るところにある。
【0147】なお、図7において、バッファメモリ2は
一つの場合を例示したが、例えば、N個の間欠パルスに
対応してN個のバッファメモリを用意し、スイッチを順
次切り替えてN個の濃淡画像を記録することも可能であ
る。
【0148】
【発明の効果】従って、以上説明したように、本発明に
よれば、特に、対象物である移動体を検出する際に、複
数回撮像した結果を積分したものを比較対象としている
ので、移動の方向だけでなく速度情報も得られるので、
例えば、検出した移動体を抽出・認識して記録・警告す
るセキュリティ用の監視装置に適用可能とするために、
検出した移動体の濃淡、距離情報をリアルタイムにモニ
タし、目的とする移動体を抽出(セグメンテーション)
し、これを認識し、あるいは伝送するなどの画像処理を
行うことを可能にした移動要素検出方法及び移動要素検
出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態による移動
要素検出方法の測定の流れを示すフローチャートであ
る。
【図2】図2は、本発明の第1の実施の形態による移動
要素検出装置に用いられる輝度変調が可能な光源を駆動
する駆動パルスを表わすタイムチャートである。
【図3】図3は、本発明の基本的な考え方について説明
するために示す図である。
【図4】図4は、本発明の第1の実施の形態による移動
要素検出装置における電荷振分け撮像素子の構成を表わ
す模式図である。
【図5】図5は、従来技術として、R.Miyagaw
aらによる方式の概念構成を示す図である。
【図6】図6は、従来技術として、R.Miyagaw
aらによる方式のタイムチャートを示す図である。
【図7】図7は、本発明の第2の実施の形態による移動
要素検出装置における電荷振分け撮像素子の構成とし
て、図4の電荷蓄積部を一つにした場合の構成を示す図
である。
【符号の説明】
300…対象物の輝度画像、 301、302、303…対象物の濃淡画像(輝度画
像)、 304…階段状の電荷分布、 305…電荷分布、 306…電荷分布304のピーク位置を連ねた尾根線、 403…pn接合による光電変換部、 401,402…第1及び第2の転送ゲート、 404、405…第1及び第2の電荷蓄積部、 406…入射光パルス信号、 450…ゲートおよびで光源駆動部、 410,411…転送ゲート、 460…モード選択器、 434…光源、 433…光源434から送出される光パルス、 420、421、430、431、432…導線、 701…信号伝送路、 710…スイッチ、 702…導線、 703,704,705…バッフアメモリ1,2,3
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 7/20 200 G06T 7/20 200A H04N 5/225 H04N 5/225 C F 5/238 5/238 Z Fターム(参考) 5B057 AA19 BA02 CA12 CA16 DA06 DA11 DB02 DC22 5C022 AA01 AB15 AC69 5C054 AA01 CC02 CH03 EA01 EA05 FC13 HA18 5L096 AA06 BA02 CA02 GA09 HA03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を照射された被写体からの反射光で被
    写体を撮像し、この撮像結果から移動要素を検出する移
    動要素検出方法であり、 上記被写体を1回撮像するステップと、 上記被写体を複数回撮像し、各回の撮像結果を積分して
    行くステップと、 上記1回撮像した撮像結果と上記複数回撮像した積分結
    果の比較に基づいて、移動要素を検出するステップと、 を有することを特徴とする移動要素検出方法。
  2. 【請求項2】 輝度変調光を照射された被写体からの反
    射光で被写体を撮像し、この撮像結果から移動要素を検
    出する移動要素検出方法であり、 上記輝度変調光の変調周期に同期して上記被写体を1回
    撮像するステップと、 上記輝度変調光の変調周期に同期して上記被写体を複数
    回撮像し、各回の撮像結果を積分して行くステップと、 上記1回撮像した撮像結果と上記複数回撮像した積分結
    果の比較に基づいて、移動要素を検出するステップと、 を有することを特徴とする移動要素検出方法。
  3. 【請求項3】 光を被写体に向けて射出する光源と、 上記被写体から帰還した上記光の反射光で上記被写体を
    撮像する、複数の画素を有する撮像素子と、 上記撮像素子によって、上記被写体を1回撮像した結果
    と、上記被写体を複数回撮像し、各回の撮像結果を積分
    した積分結果との比較に基づいて、移動要素を検出する
    移動要素検出手段と、 を有することを特徴とする移動要素検出装置。
  4. 【請求項4】 輝度変調光を被写体に向けて射出する光
    源と、 上記被写体から帰還した上記輝度変調光の反射光で上記
    被写体を撮像する、複数の画素を有する撮像素子と、 上記撮像素子によって、上記輝度変調光の変調周期に同
    期して上記被写体を1回撮像した結果と、上記輝度変調
    光の変調周期に同期して上記被写体を複数回撮像し、各
    回の撮像結果を積分した積分結果との比較に基づいて、
    移動要素を検出する移動要素検出手段と、 を有することを特徴とする移動要素検出装置。
  5. 【請求項5】 被写体を撮影して移動要素を検出する移
    動要素検出装置であり、 パルス光を発光する光源と、 複数の画素を有し、各画素には、受光した光を電荷に変
    換する光電変換部と、上記電荷を蓄積する電荷蓄積部
    と、上記光電変換部から上記電荷蓄積部に電荷を転送す
    る転送ゲートが含まれており、上記被写体から帰還した
    上記光源からのパルス光の反射光で上記被写体を撮像す
    る撮像素子と、 上記撮像素子により、上記光源からのパルス光の1回の
    発光で上記被写体を撮像して上記撮像素子の電荷蓄積部
    に電荷を蓄積する第1の動作モードと、上記パルス光の
    1回の発光で上記被写体を撮像する動作を複数回行っ
    て、上記撮像素子の電荷蓄積部に各回の撮影で得られた
    電荷を累積して行く第2の動作モードとを有する、上記
    撮像素子を駆動する駆動部と、 上記第1の動作モードで蓄積された電荷と上記第2の動
    作モードで蓄積された電荷に基づいて、移動要素を検出
    する移動要素検出手段と、 を有することを特徴とする移動要素検出装置。
  6. 【請求項6】 上記移動要素検出手段によって検出した
    移動要素の時系列画像を生成可能であることを特徴とす
    る請求項5記載の移動要素検出装置。
  7. 【請求項7】 上記駆動部は、上記パルス光の発光に同
    期して上記撮像素子の転送ゲートを制御して上記撮像素
    子の電荷蓄積部に電荷を蓄積する第3の動作モードをさ
    らに有し、 上記第3のモードで蓄積された電荷に基づいて距離情報
    を獲得可能であり、 上記移動要素検出手段は、さらに上記第3の動作モード
    で得られた距離情報にも基づいて移動要素を検出するこ
    とを特徴とする請求項5記載の移動要素検出装置。
JP2001119899A 2001-04-18 2001-04-18 移動要素検出方法及び移動要素検出装置 Withdrawn JP2002314992A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001119899A JP2002314992A (ja) 2001-04-18 2001-04-18 移動要素検出方法及び移動要素検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001119899A JP2002314992A (ja) 2001-04-18 2001-04-18 移動要素検出方法及び移動要素検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002314992A true JP2002314992A (ja) 2002-10-25

Family

ID=18970031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001119899A Withdrawn JP2002314992A (ja) 2001-04-18 2001-04-18 移動要素検出方法及び移動要素検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002314992A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006517659A (ja) * 2003-02-13 2006-07-27 アイイーイー インターナショナル エレクトロニクス アンド エンジニアリング エス.エイ. 自動車の内外シーン3次元検出に用いられる自動車用装置
JP2006323652A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Atsumi Electric Co Ltd 防犯センサ
JP2006323651A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Atsumi Electric Co Ltd 防犯センサ
JP2008114627A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Suzuki Motor Corp 車両の後側方監視装置
JP2011029790A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 Honda Motor Co Ltd 撮像システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006517659A (ja) * 2003-02-13 2006-07-27 アイイーイー インターナショナル エレクトロニクス アンド エンジニアリング エス.エイ. 自動車の内外シーン3次元検出に用いられる自動車用装置
US8416397B2 (en) 2003-02-13 2013-04-09 Iee International Electronics & Engineering S.A. Device for a motor vehicle used for the three-dimensional detection of a scene inside or outside said motor vehicle
JP2006323652A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Atsumi Electric Co Ltd 防犯センサ
JP2006323651A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Atsumi Electric Co Ltd 防犯センサ
JP2008114627A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Suzuki Motor Corp 車両の後側方監視装置
JP2011029790A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 Honda Motor Co Ltd 撮像システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11856290B2 (en) Method and apparatus of processing a signal from an event-based sensor
US7834922B2 (en) Image sensing apparatus, image sensing system, and image sensing method
KR20220113380A (ko) 이벤트 기반 센서 및 촬상 카메라를 위한 관심 동적 영역 및 프레임 레이트
KR101613133B1 (ko) 3차원 영상 처리 장치 및 그 방법
Wheeler et al. Face recognition at a distance system for surveillance applications
CN100574376C (zh) 摄像装置、摄像系统以及摄像方法
EP1771749B1 (en) Image processing device
US10277827B2 (en) Imaging apparatus and electronic apparatus
WO2012023766A2 (ko) 열화상 좌표를 이용한 보안용 카메라 추적 감시 시스템 및 방법
KR101845943B1 (ko) 단일카메라를 이용한 다차로상의 차량번호인식 시스템 및 방법
JP2007504562A (ja) 1つの画像から虹彩認証を行う方法および装置
CN111753609A (zh) 一种目标识别的方法、装置及摄像机
KR101974105B1 (ko) 차량번호 인식률을 높인 차량 촬영시스템 및 방법
JP2009257983A (ja) 車両用距離画像データ生成装置および車両用距離画像データの生成方法
CN112084813B (zh) 异常目标的检测方法、装置及存储介质
CN113096158A (zh) 运动对象的识别方法、装置、电子设备及可读存储介质
KR101375186B1 (ko) 감시 카메라 교란 검출 방법
JP2012185684A (ja) 対象物検出装置、対象物検出方法
CN111466892A (zh) 一种基于热成像和人脸识别的远距离测温系统及方法
JP2002314992A (ja) 移動要素検出方法及び移動要素検出装置
KR101410985B1 (ko) 감시카메라를 이용한 감시시스템 및 감시장치와 그 감시방법
CN112771534A (zh) 电子设备及对象计数方法
KR101520293B1 (ko) 시각 집중에 의한 관심객체 검지와 포렌식 영상 획득 스케쥴링 방법 및 시스템
CN114587220B (zh) 动态避障方法、装置和计算机设备、计算机可读存储介质
KR101408118B1 (ko) 고속영상 획득 및 조명제어 장치와 그 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080701