JP2011029699A - 複眼撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動的に所定の視差の立体画像が撮影できると共に、撮影者の選択により任意の視差の立体画像を撮影することができる。
【解決手段】左撮像系を用いてライブビュー画像が撮影され、モニタにスルー表示されるとともに、左撮像系を用いて1枚目の画像が撮影され、右撮像系を用いて2枚目の画像が撮影されることを示すガイダンスがモニタに表示される(ステップS10)。レリーズボタンの押下により左撮像系を用いて1枚目の画像が撮影される(ステップS11〜S13)。右撮像系を用いてライブビュー画像が撮影され、ステップS13で撮影された画像と共にモニタに半透過表示させると共に、ガイダンスをモニタに表示する(ステップS14)。レリーズボタンの押下により右撮像系を用いて2枚目の画像が撮影され(ステップS15〜S17)。
【選択図】 図5

Description

本発明は複眼撮像装置に係り、特に立体画像が撮影可能な複眼撮像装置に関する。
特許文献1には、1枚目の画像撮影時に被写体までの距離を測定し、測定した距離、ズーム率等に基づいて立体画像の生成に適切な修正画像を生成して表示部に半透過表示させる立体写真用デジタルカメラが提案されている。この立体写真用デジタルカメラよれば、半透過画像にあわせて撮影者が2枚目の画像を撮影することにより、立体画像用の画像を2枚撮影することができる。
特開2006−238086号公報
特許文献1に記載された発明では、撮像手段が1つであるため、カメラを移動させない限り立体画像を撮影することはできないという問題がある。また、特許文献1に記載された発明では、撮像手段が1つであるため、2枚目の画像の撮影を行うためには1枚目に撮影した画像を記憶しなければならないという問題がある。
また、特許文献1に記載された発明では、表示部に半透過表示された修正画像に合わせて撮影を行うことにより立体画像が撮影可能なものである。そのため、その指示にしたがって撮影をする限り、立体画像の立体感を撮影者が選択することができないという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、自動的に所定の視差の立体画像が撮影できると共に、撮影者の選択により任意の視差の立体画像を撮影することができる複眼撮像装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の複眼撮像装置は、2つの視点から見た被写体像を立体画像として撮影する2つの撮像手段を備えた立体画像撮影装置において、1回のシャッタレリーズ操作で前記2つの撮像手段のうちの1つを用いて撮影を行い、次のシャッタレリーズ操作で前記2つの撮像手段のうちの他の1つを用いて撮影を行う立体画像2枚撮りモードに設定する撮影モード設定手段と、前記立体画像2枚撮りモードに設定された場合に、シャッタレリーズ操作を受け付けると共に当該受け付けたシャッタレリーズ操作が1回目か2回目かを判断する判断手段と、前記判断手段により1回目のシャッタレリーズ操作が受け付けられたと判断された場合には前記2つの撮像手段のうちの所定の1つの撮像手段を用いて撮影を行い、前記判断手段により2回目のシャッタレリーズ操作が受け付けられたと判断された場合には前記2つの撮像手段のうちの他の撮像手段を用いて撮影を行うように前記2つの撮像手段を制御する撮影制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の複眼撮像装置によれば、2つの撮像手段を用いて2つの視点から見た被写体像を立体画像として撮影可能であり、1回のシャッタレリーズ操作で前記2つの撮像手段のうちの1つを用いて撮影を行い、次のシャッタレリーズ操作で前記2つの撮像手段のうちの他の1つを用いて撮影を行う立体画像2枚撮りモードに設定可能である。立体画像2枚撮りモードにおいては、シャッタレリーズ操作を受け付けると共に当該受け付けたシャッタレリーズ操作が1回目か2回目かを判断し、1回目のシャッタレリーズ操作が受け付けられたと判断された場合には前記2つの撮像手段のうちの所定の1つの撮像手段を用いて撮影を行い、2回目のシャッタレリーズ操作が受け付けられたと判断された場合には2つの撮像手段のうちの他の撮像手段を用いて撮影を行う。これにより、自動的に所定の視差の立体画像が撮影できると共に、撮影者の選択により任意の視差の立体画像を撮影することができる。
請求項2に記載の複眼撮像装置は、請求項1に記載の複眼撮像装置において、前記1回目のシャッタレリーズ操作により前記所定の1つの撮像手段から出力された画像と、前記2回目のシャッタレリーズ操作により前記他の撮像手段から出力される撮像画像とを1つのファイルに記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の複眼撮像装置によれば、1回目のシャッタレリーズ操作により撮影された画像と、2回目のシャッタレリーズ操作により撮影された画像とを1つのファイルに記憶する。これにより、ファイルをコピー、移動等した場合においても、立体画像を構成する2枚の画像が離れ離れになることがない。
請求項3に記載の複眼撮像装置は、請求項1又は2に記載の複眼撮像装置において、立体画像又は平面画像が表示可能な表示手段と、前記判断手段により1回目のシャッタレリーズ操作が受け付けられ、かつ2回目のシャッタレリーズ操作が受け付けられていないと判断された場合には、1回目のシャッタレリーズ操作により前記所定の撮像手段から出力された画像を前記表示手段に半透過表示すると共に、前記他の撮像手段から出力される撮像画像を撮影確認画像として前記表示手段に半透過表示する表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の複眼撮像装置によれば、1回目のシャッタレリーズ操作が受け付けられ、かつ2回目のシャッタレリーズ操作が受け付けられていないと判断された場合には、1回目のシャッタレリーズ操作により所定の撮像手段から出力された画像を前記表示手段に半透過表示すると共に、他の撮像手段から出力される撮像画像を撮影確認画像として前記表示手段に半透過表示する。これにより、撮影者は、立体画像を構成する2枚の画像を確認した上で撮影を行うことができる。
請求項4に記載の複眼撮像装置は、請求項1から3のいずれかに記載の複眼撮像装置において、セルフタイマーモードに設定するセルフタイマ設定手段を備え、前記撮影制御手段は、前記セルフタイマーモードに設定されている場合には、シャッタレリーズ操作が受け付けられたと判断された後第1の時間経過後に前記2つの撮像手段のいずれかを用いて撮影を行うことを特徴とする。
請求項4に記載の複眼撮像装置によれば、セルフタイマーモードに設定されている場合には、シャッタレリーズ操作が受け付けられたと判断された後第1の時間経過後に撮影を行う。これにより、レリーズボタンの押下による手ブレ等を防止することができる。
請求項5に記載の複眼撮像装置は、請求項1から4のいずれかに記載の複眼撮像装置において、前記立体画像2枚撮りモードの中止を入力する中止入力手段を備え、前記判断手段は、前記判断手段により1回目のシャッタレリーズ操作が受け付けられた後で立体画像2枚撮りモードの中止が入力された場合には、次に受け付けられたシャッタレリーズ操作を1回目と判断することを特徴とする。
請求項5に記載の複眼撮像装置によれば、1回目のシャッタレリーズ操作が受け付けられた後で立体画像2枚撮りモードの中止が入力された場合には、撮影を中止し、次に受け付けられたシャッタレリーズ操作を1回目と判断する。これにより、撮影中止が入力された場合には、自動的に最初から撮影をやり直すことができる。
請求項6に記載の複眼撮像装置は、請求項1から3のいずれかに記載の複眼撮像装置において、1回のシャッタレリーズ操作で2枚の画像を時間差で撮影する時間差撮影モードに設定する時間差撮影モード設定手段を備え、前記撮影制御手段は、前記時間差撮影モードに設定されている場合には、前記1回目のシャッタレリーズ操作が受け付けられたと判断された後第2の時間経過後に前記他の撮像手段を用いて撮影を行うことを特徴とする。
請求項6に記載の複眼撮像装置によれば、1回のシャッタレリーズ操作で2枚の画像を時間差で撮影する時間差撮影モードに設定する時間差撮影モード設定手段に設定されている場合には、1回目のシャッタレリーズ操作が受け付けられたと判断された後、第2の時間経過後に他の撮像手段を用いて撮影を行う。これにより、1回のレリーズ操作で1枚目の画像と2枚目の画像とを所定の時間差で撮影することができる。
請求項7に記載の複眼撮像装置は、請求項1から6のいずれかに記載の複眼撮像装置において、前記表示制御手段は、前記2つの撮像手段のうちのいずれかから出力される撮像画像を撮影確認画像として前記表示手段に表示させると共に、前記所定の撮像手段が前記2つの撮像手段のうちのいずれかであるかを示すガイダンスを前記表示手段に表示させることを特徴とする。
請求項7に記載の複眼撮像装置によれば、所定の撮像手段が2つの撮像手段のうちのいずれであるか(例えば、左撮像系で1枚目を撮影し、右撮像系で2枚目を撮影する場合には、左撮像系13が所定の撮像手段)を示すガイダンスを撮影確認画像と共に表示手段に表示する。これにより、どちらの撮像手段で撮影が行われるかを撮影者が一目で認識することができる。
請求項8に記載の複眼撮像装置は、請求項1から7のいずれかに記載の複眼撮像装置において、前記所定の撮像手段が前記2つの撮像手段のうちのいずれであるかを設定する撮影順設定手段を備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の複眼撮像装置によれば、所定の撮像手段が2つの撮像手段のうちのいずれであるか、すなわちどちらの撮像系を用いて先に撮影するかを示す撮影順を設定可能である。これにより、撮影者が望む画像を撮影することができる。
本発明によれば、自動的に所定の視差の立体画像が撮影できると共に、撮影者の選択により任意の視差の立体画像を撮影することができる。
本発明の第1の実施の形態の複眼デジタルカメラ1の概略図であり、(a)は正面図、(b)は背面図である。 複眼デジタルカメラ1の電気的な構成を示すブロック図である。 複眼デジタルカメラ1のメニュー画像の一例である。 複眼デジタルカメラ1の撮影モードメニュー画像の一例である。 複眼デジタルカメラ1の3D2枚撮りモード撮影処理の流れを示すフローチャートである。 複眼デジタルカメラ1の1枚目の画像の撮影準備段階における撮影確認画像面の一例である。 複眼デジタルカメラ1のフォーカスロック時の表示画面の一例である。 複眼デジタルカメラ1の2枚目の画像の撮影準備段階における撮影確認画像面の一例である。 複眼デジタルカメラ1のポストビュー画面の一例である。 複眼デジタルカメラ1の画像を保存するファイル構成の一例である。 複眼デジタルカメラ1’の撮影確認画像面の一例である。 本発明の第1の実施の形態の複眼デジタルカメラ2のメニュー画像の一例である。 複眼デジタルカメラ2の3D2枚撮りモード撮影処理の流れを示すフローチャートである。 複眼デジタルカメラ2の撮影確認画像面の一例であり、(a)は1枚目の画像の撮影準備段階における撮影確認画像面を示し、(b)は、2枚目の画像の撮影準備段階における撮影確認画像面を示す。 本発明の第3の実施の形態の複眼デジタルカメラ3の3D2枚撮りモード撮影処理の流れを示すフローチャートである。 複眼デジタルカメラ3の1枚目の画像撮影におけるS1入力後の表示画面の一例である。 複眼デジタルカメラ3の2枚目の画像撮影におけるS1入力後の表示画面の一例である。 本発明の第4の実施の形態の複眼デジタルカメラ4のメニュー画像の一例である。 複眼デジタルカメラ4の3D2枚撮りモード撮影処理の流れを示すフローチャートである。 複眼デジタルカメラ4の1枚目の画像の撮影準備段階における撮影確認画像面の一例であり、(a)は左撮像系で1枚目の画像の撮影を行う場合を示し、(b)は、右撮像系で1枚目の画像の撮影を行う場合を示す。 本発明の第5の実施の形態の複眼デジタルカメラ5のメニュー画像の一例である。 複眼デジタルカメラ5の3D2枚撮りモード撮影処理の流れを示すフローチャートである。 複眼デジタルカメラ5の撮影確認画像面の一例であり、(a)は1枚目の画像の撮影準備段階における撮影確認画像面を示し、(b)は、2枚目の画像の撮影準備段階における撮影確認画像面を示す。
以下、添付図面に従って本発明に係る複眼撮像装置を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明に係る複眼撮像装置である複眼デジタルカメラ1の概略図であり、(a)は正面図であり、(b)は背面図である。複眼デジタルカメラ1は、複数(図1では2個を例示)の撮像系を備えた複眼デジタルカメラ1であって、同一被写体を複数視点(図1では左右二つの視点を例示)からみた立体画像や、単視点画像(2次元画像)が撮影可能である。また、複眼デジタルカメラ1は、静止画に限らず、動画、音声の記録再生も可能である。
複眼デジタルカメラ1のカメラボディ10は、略直方体の箱状に形成されており、その正面には、図1(a)に示すように、主として、バリア11、右撮像系12、左撮像系13、フラッシュ14、マイク15が設けられている。また、カメラボディ10の上面には、主として、レリーズスイッチ20、ズームボタン21が設けられている。
一方、カメラボディ10の背面には、図1(b)に示すように、モニタ16、モードボタン22、視差調整ボタン23、2D/3D切り替えボタン24、MENU/OKボタン25、十字ボタン26、DISP/BACKボタン27が設けられている。
バリア11は、カメラボディ10の前面に摺動可能に装着され、バリア11が上下に摺動することにより開状態と閉状態とが切り替えられる。通常は、図1(a)点線に示すように、バリア11は上端、すなわち閉状態に位置されており、対物レンズ12a、13a等はバリア11によって覆われている。これにより、レンズなどの破損が防止される。バリア11が摺動されることにより、バリアが下端、すなわち開状態に位置される(図1(a)実線参照)と、カメラボディ10前面に配設されたレンズ等が露呈される。図示しないセンサによりバリア11が開状態であることが認識されると、CPU110(図2参照)により電源がONされ、撮影が可能となる。
右目用の画像を撮影する右撮像系12及び左目用の画像を撮影する左撮像系13は、屈曲光学系を有する撮影レンズ群、絞り兼用メカシャッタ12d、13d及び撮像素子122、123(図2参照)を含む光学ユニットである。右撮像系12及び左撮像系13の撮影レンズ群は、主として、被写体からの光を取り込む対物レンズ12a、13a、対物レンズから入射した光路を略垂直に折り曲げるプリズム(図示せず)、ズームレンズ12c、13c(図2参照)、フォーカスレンズ12b、13b(図2参照)等で構成される。
フラッシュ14は、キセノン管で構成されており、暗い被写体を撮影する場合や逆光時などに必要に応じて発光される。
モニタ16は、4:3の一般的なアスペクト比を有するカラー表示が可能な液晶モニタであり、立体画像と平面画像の両方が表示可能である。モニタ16の詳細な構造は図示しないが、モニタ16は、その表面にパララックスバリア表示層を備えたパララックスバリア式3Dモニタである。モニタ16は、各種設定操作を行なう際の使用者インターフェース表示パネルとして利用され、画像撮影時には電子ビューファインダとして利用される。
モニタ16は、立体画像を表示するモード(3Dモード)と、平面画像を表示するモード(2Dモード)とが切り替えが可能である。3Dモードにおいては、モニタ16のパララックスバリア表示層に光透過部と光遮蔽部とが交互に所定のピッチで並んだパターンからなるパララックスバリアを発生させるとともに、その下層の画像表示面に左右の像を示す短冊状の画像断片を交互に配列して表示する。2Dモードや使用者インターフェース表示パネルとして利用される場合には、パララックスバリア表示層には何も表示せず、その下層の画像表示面に1枚の画像をそのまま表示する。
なお、モニタ16は、パララックスバリア式には限定されず、レンチキュラー方式、マイクロレンズアレイシートを用いるインテグラルフォトグラフィ方式、干渉現象を用いるホログラフィー方式などが採用されてもよい。また、モニタ16は液晶モニタに限定されず、有機ELなどが採用されてもよい。
レリーズスイッチ20は、いわゆる「半押し」と「全押し」とからなる二段ストローク式のスイッチで構成されている。複眼デジタルカメラ1は、静止画撮影時(例えば、モードボタン22で静止画撮影モード選択時、又はメニューから静止画撮影モード選択時)、このレリーズスイッチ20を半押しすると撮影準備処理、すなわち、AE(Automatic Exposure:自動露出)、AF(Auto Focus:自動焦点合わせ)、AWB(Automatic White Balance:自動ホワイトバランス)の各処理を行い、全押しすると、画像の撮影・記録処理を行う。また、動画撮影時(例えば、モードボタン24で動画撮影モード選択時、又はメニューから動画撮影モード選択時)、このレリーズスイッチ20を全押しすると、動画の撮影を開始し、再度全押しすると、撮影を終了する。
ズームボタン21は、右撮像系12及び左撮像系13のズーム操作に用いられ、望遠側へのズームを指示するズームテレボタン21Tと、広角側へのズームを指示するズームワイドボタン21Wとで構成されている。
モードボタン22は、デジタルカメラ1の撮影モードを設定する撮影モード設定手段として機能し、このモードボタン22の設定位置により、デジタルカメラ1の撮影モードが様々なモードに設定される。撮影モードは、動画撮影を行う「動画撮影モード」と、静止画撮影を行う「静止画撮影モード」とに分けられ、「静止画撮影モード」は例えば、絞り、シャッタスピード等がデジタルカメラ1によって自動的に設定される「オート撮影モード」、人物の顔を抽出して撮影を行う「顔抽出撮影モード」、動体撮影に適した「スポーツ撮影モード」、風景の撮影に適した「風景撮影モード」、夕景及び夜景の撮影に適した「夜景撮影モード」、絞りの目盛りを使用者が設定し、シャッタスピードをデジタルカメラ1が自動的に設定する「絞り優先撮影モード」、シャッタスピードを使用者が設定し、絞りの目盛りをデジタルカメラ1が自動的に設定する「シャッタスピード優先撮影モード」、絞り、シャッタスピード等を使用者が設定する「マニュアル撮影モード」等がある。
視差調整ボタン23は、立体画像撮影時に視差を電子的に調整するボタンである。視差調整ボタン23の上側を押下することにより、右撮像系12で撮影された画像と左撮像系13で撮影された画像との視差が所定の距離だけ大きくなり、視差調整ボタン23の下側を押下することにより、右撮像系12で撮影された画像と左撮像系13で撮影された画像との視差が所定の距離だけ小さくなる。
2D/3D切り替えボタン24は、単視点画像を撮影する2D撮影モードと、多視点画像を撮影する3D撮影モードの切り替えを指示するためのスイッチである。
MENU/OKボタン25は、撮影及び再生機能の各種設定画面(メニュー画面)の呼び出し(MENU機能)に用いられるとともに、選択内容の確定、処理の実行指示等(OK機能)に用いられ、複眼デジタルカメラ1が持つ全ての調整項目の設定が行われる。撮影時にMENU/OKボタン25が押されると、モニタ16にたとえば露出値、色合い、ISO感度、記録画素数などの画質調整などの設定画面が表示され、再生時にMENU/OKボタン25が押されると、モニタ16に画像の消去などの設定画面が表示される。複眼デジタルカメラ1は、このメニュー画面で設定された条件に応じて動作する。
十字ボタン26は、各種のメニューの設定や選択あるいはズームを行うためのボタンであり、上下左右4方向に押圧操作可能に設けられており、各方向のボタンには、カメラの設定状態に応じた機能が割り当てられる。たとえば、撮影時には、左ボタンにマクロ機能のON/OFFを切り替える機能が割り当てられ、右ボタンにフラッシュモードを切り替える機能が割り当てられる。また、上ボタンにモニタ16の明るさを替える機能が割り当てられ、下ボタンにセルフタイマーのON/OFFや時間を切り替える機能が割り当てられる。また、再生時には、右ボタンにコマ送りの機能が割り当てられ、左ボタンにコマ戻しの機能が割り当てられる。また、上ボタンに再生中の画像を削除する機能が割り当てられる。また、各種設定時には、モニタ16に表示されたカーソルを各ボタンの方向に移動させる機能が割り当てられる。
DISP/BACKボタン27は、モニタ16の表示切り替えを指示するボタンとして機能し、撮影中、このDISP/BACKボタン27が押されると、モニタ16の表示が、ON→フレーミングガイド表示→OFFに切り替えられる。また、再生中、このDISP/BACKボタン27が押されると、通常再生→文字表示なし再生→マルチ再生に切り替えられる。また、DISP/BACKボタン27は、入力操作のキャンセルや一つ前の操作状態に戻すことを指示するボタンとして機能する。
図2は、複眼デジタルカメラ1の主要な内部構成を示すブロック図である。複眼デジタルカメラ1は、主として、CPU110、操作手段(レリーズボタン20、MENU/OKボタン25、十字ボタン26等)112、SDRAM114、VRAM116、AF検手段118、AE/AWB検出手段120、撮像素子122、123、CDS/AMP124、125、A/D変換器126、127、画像入力コントローラ128、画像信号処理手段130、立体画像信号処理部133、圧縮伸張処理手段132、ビデオエンコーダ134、メディアコントローラ136、音入力処理部138、記録メディア140、フォーカスレンズ駆動部142、143、ズームレンズ駆動部144、145、絞り駆動部146、147、タイミングジェネレータ(TG)148、149とで構成される。
CPU110は、複眼デジタルカメラ1の全体の動作を統括的に制御する。CPU110は、右撮像系12と左撮像系13の動作を制御する。右撮像系12と左撮像系13とは、基本的に連動して動作を行うが、各々個別に動作させることも可能である。また、CPU110は、右撮像系12及び左撮像系13で得られた2つの画像データを短冊状の画像断片とし、これがモニタ16に交互に表示されるような表示用画像データを生成する。3Dモードで表示を行う際に、パララックスバリア表示層に光透過部と光遮蔽部とが交互に所定のピッチで並んだパターンからなるパララックスバリアを発生させるとともに、その下層の画像表示面に左右の像を示す短冊状の画像断片を交互に配列して表示することで立体視を可能にする。
SDRAM114には、このCPU110が実行する制御プログラムであるファームウェア、制御に必要な各種データ、カメラ設定値、撮影された画像データ等が記録されている。
VRAM116は、CPU110の作業用領域として利用されるとともに、画像データの一時記憶領域として利用される。
AF検出手段118は、CPU110からの指令に従い、入力された画像信号からAF制御に必要な物理量を算出する。AF検出手段118は、右撮像系12から入力された画像信号に基づいてAF制御を行う右撮像系AF制御回路と、左及び左撮像系13から入力された画像信号に基づいてAF制御を行う左撮像系AF制御回路とで構成される。本実施の形態のデジタルカメラ1では、撮像素子122、123から得られる画像のコントラストによりAF制御が行われ(いわゆるコントラストAF)、AF検出手段118は、入力された画像信号から画像の鮮鋭度を示す焦点評価値を算出する。CPU110は、このAF検出手段118で算出される焦点評価値が極大となる位置を検出し、その位置にフォーカスレンズ群を移動させる。すなわち、フォーカスレンズ群を至近から無限遠まで所定のステップで移動させ、各位置で焦点評価値を取得し、得られた焦点評価値が最大の位置を合焦位置として、その位置にフォーカスレンズ群を移動させる。
AE/AWB検出回路120は、CPU110からの指令に従い、入力された画像信号からAE制御及びAWB制御に必要な物理量を算出する。たとえば、AE制御に必要な物理量として、1画面を複数のエリア(たとえば16×16)に分割し、分割したエリアごとにR、G、Bの画像信号の積算値を算出する。CPU110は、このAE/AWB検出回路120から得た積算値に基づいて被写体の明るさ(被写体輝度)を検出し、撮影に適した露出値(撮影EV値)を算出する。そして、算出した撮影EV値と所定のプログラム線図から絞り値とシャッタスピードを決定する。また、AWB制御に必要な物理量として、1画面を複数のエリア(例えば、16×16)に分割し、分割したエリアごとにR、G、Bの画像信号の色別の平均積算値を算出する。CPU110は、得られたRの積算値、Bの積算値、Gの積算値から分割エリアごとにR/G及びB/Gの比を求め、求めたR/G、B/Gの値のR/G、B/Gの色空間における分布等に基づいて光源種判別を行う。そして、判別された光源種に適したホワイトバランス調整値に従って、たとえば各比の値がおよそ1(つまり、1画面においてRGBの積算比率がR:G:B≒1:1:1)になるように、ホワイトバランス調整回路のR、G、B信号に対するゲイン値(ホワイトバランス補正値)を決定する。
撮像素子122、123は、所定のカラーフィルタ配列(例えば、ハニカム配列、ベイヤ配列)のR、G、Bのカラーフィルタが設けられたカラーCCDで構成されている。撮像素子122、123は、フォーカスレンズ12b、13b、ズームレンズ12c、13c等によって結像された被写体光を受光し、この受光面に入射した光は、その受光面に配列された各フォトダイオードによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。撮像素子122、123の光電荷蓄積・転送動作は、TG148、149からそれぞれ入力される電荷排出パルスに基づいて電子シャッタ速度(光電荷蓄積時間)が決定される。
すなわち、撮像素子122、123に電荷排出パルスが入力されている場合には、撮像素子122、123に電荷が蓄えられることなく排出される。それに対し、撮像素子122、123に電荷排出パルスが入力されなくなると、電荷が排出されなくなるため、撮像素子122、123において電荷蓄積、すなわち露光が開始される。撮像素子122、123で取得された撮像信号は、TG148、149からそれぞれ与えられる駆動パルスに基づいてCDS/AMP124、125に出力される。
CDS/AMP124、125は、撮像素子122、123から出力された画像信号に対して相関二重サンプリング処理(撮像素子の出力信号に含まれるノイズ(特に熱雑音)等を軽減することを目的として、撮像素子の1画素毎の出力信号に含まれるフィードスルー成分レベルと画素信号成分レベルとの差をとることにより正確な画素データを得る処理)を行い、増幅してR、G、Bのアナログの画像信号を生成する。
A/D変換器126、127は、CDS/AMP124、125で生成されたR、G、Bのアナログの画像信号デジタルの画像信号に変換する。
画像入力コントローラ128は、所定容量のラインバッファを内蔵しており、CPU110からの指令に従い、CDS/AMP/AD変換部から出力された1画像分の画像信号を蓄積して、VRAM116に記録する。
画像信号処理手段130は、同時化回路(単板CCDのカラーフィルタ配列に伴う色信号の空間的なズレを補間して色信号を同時式に変換する処理回路)、ホワイトバランス補正回路、ガンマ補正回路、輪郭補正回路、輝度・色差信号生成回路等を含み、CPU110からの指令に従い、入力された画像信号に所要の信号処理を施して、輝度データ(Yデータ)と色差データ(Cr,Cbデータ)とからなる画像データ(YUVデータ)を生成する。
圧縮伸張処理手段132は、CPU110からの指令に従い、入力された画像データに所定形式の圧縮処理を施し、圧縮画像データを生成する。また、CPU110からの指令に従い、入力された圧縮画像データに所定形式の伸張処理を施し、非圧縮の画像データを生成する。
ビデオエンコーダ134は、モニタ16への表示を制御する。すなわち、記録メディア140などに保存された画像信号をモニタ16に表示するための映像信号(たとえば、NTSC信号やPAL信号、SCAM信号)に変換してモニタ16に出力するとともに、必要に応じて所定の文字、図形情報をモニタ16に出力する。
メディアコントローラ136は、圧縮伸張処理手段132で圧縮処理された各画像データを記録メディア140に記録する。
音入力処理部138は、マイク15に入力され、図示しないステレオマイクアンプで増幅された音声信号が入力され、この音声信号の符号化処理を行う。
記録メディア140は、複眼デジタルカメラ1に着脱自在なxDピクチャカード(登録商標)、スマートメディア(登録商標)に代表される半導体メモリカード、可搬型小型ハードディスク、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等、種々の記録媒体である。
フォーカスレンズ駆動部142、143は、CPU110からの指令に従い、フォーカスレンズ12b、13bをそれぞれ光軸方向に移動させ、焦点位置を可変する。
ズームレンズ駆動部144、145は、CPU110からの指令に従い、ズームレンズ12c、13cそれぞれ光軸方向に移動させ、焦点距離を可変する。
絞り兼用メカシャッタ12d、13dは、それぞれ絞り駆動部146、147のアイリスモータに駆動されることにより、その開口量を可変して、撮像素子123への入射光量を調整する。
絞り駆動部146、147は、CPU110からの指令に従い、絞り兼用メカシャッタ12d、13dの開口量を可変して、撮像素子123への入射光量をそれぞれ調整する。また、絞り駆動部146、147は、CPU110からの指令に従い、絞り兼用メカシャッタ12d、13dを開閉して、撮像素子122、123への露光/遮光それぞれを行う。
以上のように構成された複眼デジタルカメラ1の作用について説明する。バリア11を閉状態から開状態へと摺動させると、複眼デジタルカメラ1の電源が投入され、複眼デジタルカメラ1は、撮影モードの下で起動する。撮影モードとしては、2Dモードと、同一被写体を2視点からみた立体画像を撮影する3D撮影モードとが設定可能である。また、3Dモードとしては、右撮像系12及び左撮像系13を用いて同時に所定の視差で立体画像を撮影する通常3D撮影モード、立体画像を構成する2枚の画像を異なる角度から2回に分けて撮影する3D2枚撮りモード等が設定可能である。撮影モードの設定は、複眼デジタルカメラ1が撮影モードで駆動中にMENU/OKボタン25が押下されることによりモニタ16に表示されたメニュー画面30(図3参照)において、十字ボタン26等により「撮影モード」を選択することによりモニタ16に表示された撮影モードメニュー画面31(図4参照)から設定可能である。
(1)2D撮影モード
CPU110は、右撮像系12又は左撮像系13(本実施の形態では左撮像系13)を選択し、左撮像系13の撮像素子123によって撮影確認画像用の撮影を開始する。すなわち、撮像素子123で連続的に画像が撮像され、その画像信号が連続的に処理されて、撮影確認画像用の画像データが生成される。
CPU110は、モニタ16を2Dモードとし、生成された画像データを順次ビデオエンコーダ134に加え、表示用の信号形式に変換してモニタ16に出力する。これにより、撮像素子123で捉えた画像がモニタ16に表示される。モニタ16の入力がデジタル信号に対応している場合はビデオエンコーダ134は不要であるが、モニタ16の入力仕様に合致した信号形態に変換する必要がある。
ユーザ(使用者)は、モニタ16に表示される撮影確認画像を見ながらフレーミングしたり、撮影したい被写体を確認したり、撮影後の画像を確認したり、撮影条件を設定したりする。
上記撮影スタンバイ状態時にレリーズスイッチ20が半押しされると、CPU110にS1ON信号が入力される。CPU110はこれを検知し、AE測光、AF制御を行う。AE測光時には、撮像素子123を介して取り込まれる画像信号の積算値等に基づいて被写体の明るさを測光する。この測光した値(測光値)は、本撮影時における絞り兼用メカシャッタ13dの絞り値、及びシャッタ速度の決定に使用される。同時に、検出された被写体輝度より、フラッシュ14の発光が必要かどうかを判断する。フラッシュ14の発光が必要と判断された場合には、フラッシュ14をプリ発光させ、その反射光に基づいて本撮影時のフラッシュ14の発光量を決定する。
レリーズスイッチ20が全押しされると、CPU110にS2ON信号が入力される。CPU110は、このS2ON信号に応動して、撮影、記録処理を実行する。
まず、CPU110は、前記測光値に基づいて決定した絞り値に基づいて絞り駆動部147を介して絞り兼用メカシャッタ13dを駆動するとともに、前記測光値に基づいて決定したシャッタ速度になるように撮像素子123での電荷蓄積時間(いわゆる電子シャッタ)を制御する。
また、CPU110は、AF制御時にはフォーカスレンズを至近から無限遠に対応するレンズ位置に順次移動させるとともに、レンズ位置毎に撮像素子123を介して取り込まれた画像のAFエリアの画像信号に基づいて画像信号の高周波成分を積算した評価値をAF検出手段118から取得し、この評価値がピークとなるレンズ位置を求め、そのレンズ位置にフォーカスレンズを移動させるコントラストAFを行う。
この際、フラッシュ14を発光させる場合は、プリ発光の結果から求めたフラッシュ14の発光量に基づいてフラッシュ14を発光させる。
被写体光は、フォーカスレンズ13b、ズームレンズ13c、絞り兼用メカシャッタ13d、赤外線カットフィルタ46、及び光学ローパスフィルタ48等を介して撮像素子123の受光面に入射する。
撮像素子123の各フォトダイオードに蓄積された信号電荷は、TG149から加えられるタイミング信号に従って読み出され、電圧信号(画像信号)として撮像素子123から順次出力され、CDS/AMP125に入力される。
CDS/AMP125は、CDSパルスに基づいてCCD出力信号を相関二重サンプリング処理し、CPU110から加えられる撮影感度設定用ゲインによってCDS回路から出力される画像信号を増幅する。
CDS/AMP125から出力されたアナログの画像信号は、A/D変換器127において、デジタルの画像信号に変換され、この変換された画像信号(R、G、BのRAWデータ)は、SDRAM114に転送され、ここに一旦蓄えられる。
SDRAM114から読み出されたR、G、Bの画像信号は、画像信号処理手段130に入力される。画像信号処理手段130では、ホワイトバランス調整回路によりR、G、Bの画像信号ごとにデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整が行われ、ガンマ補正回路によりガンマ特性に応じた階調変換処理が行われ、同時化回路により単板CCDのカラーフィルタ配列に伴う色信号の空間的なズレを補間して各色信号の位相を合わせる同時化処理が行われる。同時化されたR、G、Bの画像信号は、更に輝度・色差データ生成回路により輝度信号Yと色差信号Cr、Cb(YC信号)に変換され輪郭強調などの所定の信号処理が行われる。画像信号処理手段130で処理されたYC信号は再びSDRAM114に蓄えられる。
上記のようにしてSDRAM114に蓄えられたYC信号は、圧縮伸長処理手段132によって圧縮され、所定のフォーマットの画像ファイルとして、メディアコントローラ136を介して記録メディア140に記録される。静止画のデータは、Exif規格に従った画像ファイルとして記録メディア140に格納される。Exifファイルは、主画像のデータを格納する領域と、縮小画像(サムネイル画像)のデータを格納する領域とを有している。撮影によって取得された主画像のデータから画素の間引き処理その他の必要なデータ処理を経て、規定サイズ(例えば、160×120又は80×60ピクセルなど)のサムネイル画像が生成される。こうして生成されたサムネイル画像は、主画像とともにExifファイル内に書き込まれる。また、Exifファイルには、撮影日時、撮影条件、顔検出情報等のタグ情報が付属されている。
複眼デジタルカメラ1のモードを再生モードに設定すると、CPU110は、メディアコントローラ136にコマンドを出力し、記録メディア140に最後に記録された画像ファイルを読み出させる。
読み出された画像ファイルの圧縮画像データは、圧縮・伸張回路148に加えられ、非圧縮の輝度/色差信号に伸張され、立体画像信号処理部133で立体画像とされたのち、ビデオエンコーダ134を介してモニタ16に出力される。これにより、記録メディア140に記録されている画像がモニタ16に再生表示される(1枚画像の再生)。2D撮影モードで撮影された画像は、平面画像がモニタ16全面に2Dモードで表示される。
画像のコマ送りは、十字ボタン26の左右のキー操作によって行なわれ、十字ボタン26の右キーが押されると、次の画像ファイルが記録メディア140から読み出され、モニタ16に再生表示される。また、十字ボタンの左キーが押されると、一つ前の画像ファイルが記録メディア140から読み出され、モニタ16に再生表示される。
モニタ16に再生表示された画像を確認しながら、必要に応じて、記録メディア140に記録された画像を消去することができる。画像の消去は、画像がモニタ16に再生表示された状態でMENU/OKボタン25が押下されることによって行われる。
(2)通常3D撮影モードに設定されている場合
撮像素子122及び撮像素子123によって撮影確認画像用の撮影を開始する。すなわち、撮像素子122及び撮像素子123で同じ被写体が連続的に撮像され、その画像信号が連続的に処理され、撮影確認画像用の立体画像データが生成される。CPU110は、モニタ16を3Dモードに設定し、生成された画像データはビデオエンコーダ134で順次表示用の信号形式に変換されて、それぞれモニタ16に出力される。これにより撮影確認画像用の立体画像データがモニタ16に表示される。
ユーザ(使用者)は、モニタ16に表示される撮影確認画像を見ながらフレーミングしたり、撮影したい被写体を確認したり、撮影後の画像を確認したり、撮影条件を設定したりする。
上記撮影スタンバイ状態時にレリーズスイッチ20が半押しされると、CPU110にS1ON信号が入力される。CPU110はこれを検知し、AE測光、AF制御を行う。AE測光は、右撮像系12又は左撮像系13(本実施の形態では左撮像系13)の一方で行う。また、AF制御は、右撮像系12及び左撮像系13のそれぞれで行う。AE測光、AF制御は2D撮影モードと同一であるため、詳細な説明を省略する。
レリーズスイッチ20が全押しされると、CPU110にS2ON信号が入力される。CPU110は、このS2ON信号に応動して、撮影、記録処理を実行する。右撮像系12及び左撮像系13のそれぞれで撮影された画像データを生成する処理については、2D撮影モードと同一であるため、説明を省略する。
CDS/AMP124、125でそれぞれ生成された2枚の画像データからは、2D撮影モードと同様の方法により、圧縮画像データが2個生成される。圧縮された2枚の画像データは、関連付けられて1ファイルとして記憶メディア137に記憶される。記憶形式としては、MPフォーマット等を用いることができる。
関連付けされた状態で記憶メディア137に記録される。
複眼デジタルカメラ1のモードを再生モードに設定すると、CPU110は、メディアコントローラ136にコマンドを出力し、記録メディア140に最後に記録された画像ファイルを読み出させる。
読み出された画像ファイルの圧縮画像データは、圧縮・伸張回路148に加えられ、非圧縮の輝度/色差信号に伸張され、立体画像信号処理部133で立体画像とされたのち、ビデオエンコーダ134を介してモニタ16に出力される。これにより、記録メディア140に記録されている画像がモニタ16に再生表示される(1枚画像の再生)。3Dモードで撮影された画像は、立体画像がモニタ16全面に3Dモードで表示される。
画像のコマ送りは、十字ボタン26の左右のキー操作によって行なわれ、十字ボタン26の右キーが押されると、次の画像ファイルが記録メディア140から読み出され、モニタ16に再生表示される。また、十字ボタンの左キーが押されると、一つ前の画像ファイルが記録メディア140から読み出され、モニタ16に再生表示される。
モニタ16に再生表示された画像を確認しながら、必要に応じて、記録メディア140に記録された画像を消去することができる。画像の消去は、画像がモニタ16に再生表示された状態でMENU/OKボタン25が押下されることによって行われる。
(3)3D2枚撮りモードに設定されている場合
図4に示す撮影モードメニュー画面において、十字ボタン26等により「3D2枚撮り」を選択する(図4で「3D2枚撮り」をハイライト表示させてMENU/OKボタン25を押下する)と、複眼デジタルカメラ1は、CPU110により3D2枚撮りモードに設定される。図5は、3D2枚撮りモードにおける撮影処理の流れを示すフローチャートである。図5に示す処理は、主としてCPU110により行われる。
本実施の形態の3D2枚撮りモードにおいては、左撮像系13を用いて1枚目の画像を撮影し、右撮像系12を用いて2枚目の画像を撮影する。したがって、CPU110は、撮像素子123によって撮影確認画像用の撮影を開始する。すなわち、撮像素子123で被写体が連続的に撮像され、その画像信号が連続的に処理され、平面画像データが生成される。CPU110は、モニタ16を2Dモードに設定し、この平面画像データをモニタ16に表示させる。それと共に、CPU110は、左撮像系13で1枚目を撮影し、右撮像系12で2枚目を撮影することを示すガイダンス32をモニタ16に表示させる(ステップS10)。これにより、図6に示すように、平面画像データがモニタ16に表示されるとともに、ガイダンス32がモニタ16に表示される。現段階は1枚面の画像の撮影準備中であるため、左撮像系13を用いて1枚目の画像を撮影することを示すため、ガイダンス32の「1」が強調表示される。これにより、撮影者は、左撮像系13を用いて1枚目の画像を撮影することを一目で認識することができる。
ユーザ(使用者)は、モニタ16に表示される撮影確認画像を見ながらフレーミングしたり、撮影したい被写体を確認したり、撮影後の画像を確認したり、撮影条件を設定したりする。
CPU110は、レリーズスイッチ20が半押しされたか、すなわちCPU110にS1ON信号が入力されたかどうかを判断する(ステップS11)。レリーズスイッチ20が半押しされていない場合(ステップS11で「押されない」)には、再度ステップS11を行う。レリーズスイッチ20が半押しされた場合(ステップS11で「押された」)には、CPU110はこれを検知し、左撮像系13についてAE測光、AF制御を行う。AE測光、AF制御は2D撮影モードと同一であるため、詳細な説明を省略する。CPU110は、一度合焦状態になった場合には、フォーカスレンズ13bのレンズ駆動を停止させてフォーカスロックを行う。そして、CPU110は、図7に示すように、合焦状態において撮像素子122で捉えた画像をモニタ16に表示させる。
CPU110は、レリーズスイッチ20が全押しされたか、すなわちCPU110にS2ON信号が入力されたかどうかを判断する(ステップS12)。レリーズスイッチ20が全押しされていない場合(ステップS12で「押されない」)には、再度ステップS12を行う。レリーズスイッチ20が全押しされた場合(ステップS12で「押された」)には、CPU110は、このS2ON信号に応動して、左撮像系13を用いて撮影処理を実行する(ステップS13)。撮影処理については、2D撮影モードと同一であるため、説明を省略する。
CPU110は、撮像素子122によって撮影確認画像用の撮影を開始する。すなわち、撮像素子122で被写体が連続的に撮像され、その画像信号が連続的に処理され、平面画像データが生成される。CPU110は、モニタ16を2Dモードに設定し、この平面画像データをモニタ16に半透過表示させる。それと共に、CPU110は、左撮像系13で1枚目を撮影し、右撮像系12で2枚目を撮影することを示すガイダンス32をモニタ16に表示させる。さらに、CPU110は、ステップS13で撮影された画像をモニタ16に半透過表示させる(ステップS14)。これにより、図7に示すように、既に撮影された1枚目の画像と、次に撮影する2枚目の画像の撮影確認画像とがモニタ16に重畳表示されるとともに、ガイダンス32がモニタ16に表示される。したがって、撮影者は、立体画像を構成する2枚の画像を確認した上で撮影を行うことができる。現段階は2枚目の画像の撮影準備中であるため、右撮像系12を用いて2枚目の画像を撮影することを示すため、ガイダンス32の「2」が強調表示される。これにより、撮影者は、右撮像系12を用いて2枚目の画像を撮影すること一目で認識することができる。
ユーザ(使用者)は、モニタ16に表示される撮影確認画像を見ながらフレーミングしたり、撮影したい被写体を確認したり、撮影後の画像を確認したり、撮影条件を設定したりする。したがって、撮影者は、撮影済みの画像を確認しながら、好みの立体感になるような画像撮影が可能となる。
CPU110は、レリーズスイッチ20が半押しされたか、すなわちCPU110にS1ON信号が入力されたかどうかを判断する(ステップS15)。レリーズスイッチ20が半押しされていない場合(ステップS15で「押されない」)には、再度ステップS15を行う。レリーズスイッチ20が半押しされた場合(ステップS15で「押された」)には、CPU110はこれを検知し、右撮像系12についてAE測光、AF制御を行う。AE測光、AF制御は2D撮影モードと同一であるため、詳細な説明を省略する。CPU110は、一度合焦状態になった場合には、フォーカスレンズ12bのレンズ駆動を停止させてフォーカスロックを行う。そして、CPU110は、合焦状態において撮像素子123で捉えた画像をモニタ16に表示させる。
CPU110は、レリーズスイッチ20が全押しされたか、すなわちCPU110にS2ON信号が入力されたかどうかを判断する(ステップS16)。レリーズスイッチ20が全押しされていない場合(ステップS16で「押されない」)には、再度ステップS12を行う。レリーズスイッチ20が全押しされた場合(ステップS16で「押された」)には、CPU110は、このS2ON信号に応動して、右撮像系12を用いて撮影処理を実行する(ステップS17)。撮影処理については、ステップS13と同一であるため、説明を省略する。
これにより、撮像素子122、123に立体画像を構成する2枚の被写体像が結像され、CDS/AMP124、125でそれぞれ2枚の画像データが生成される。CPU110は、この2枚の画像データを用いて立体画像を生成する。CPU110は、モニタ16を3Dモードに設定し、図9に示すように、生成した立体画像をいわゆるポストビューとしてモニタ16に表示する。これにより、撮影された立体画像を撮影後、記録前に確認することができる。
CPU110は、2D撮影モードと同様の方法により、ステップS14、S17で撮影した画像から2枚の圧縮画像データを生成する。2枚の画像データは、関連付けて1ファイルとして記憶メディア137に記録される。記憶形式としては、図10に示すようなMPフォーマット等を用いることができる。これにより、ファイルをコピー、移動等した場合においても、立体画像を構成する2枚の画像が離れ離れになることがない。したがって、立体画像を他の表示機器に表示させる場合においてもこの2枚の画像を用いて立体画像を表示させることができる。
複眼デジタルカメラ1のモードを再生モードに設定すると、CPU110は、通常3Dモード撮影された画像と同様に、モニタ16に立体画像を表示する。画像を再生する処理、画像を消去する処理については通常3Dモードと同様であるため、説明を省略する。
本実施の形態によれば、自動的に所定の視差の立体画像が撮影可能であるとともに、撮影者の選択により任意の視差の立体画像を撮影することができる。
また、本実施の形態によれば、2枚目の画像の撮影時に2枚目の画像の撮影確認画像と共に1枚目の画像が半透過表示されるため、撮影者が望む立体感の立体画像を撮影することができる。
また、本実施の形態によれば、2枚の画像が1ファイルに保存されるため、2枚の画像が別々に分離されて、立体画像の生成が不可能となってしまうことを防止することができる。
また、本実施の形態によれば、左撮像系13で1枚目を撮影し、右撮像系12で2枚目を撮影することを示し、1枚目の撮影中であるか2枚目の撮影中であるかを示す強調表示がされたガイダンス32が表示されるため、撮影者は、どちらの撮像系を用いて撮影が行われるかを一目で認識することができる。
なお、本実施の形態では、図6、図8に示すように、左撮像系13で1枚目を撮影し、右撮像系12で2枚目を撮影することを示すガイダンス32を表示したが、左撮像系13で1枚目を撮影し、右撮像系12で2枚目を撮影することを示すのであれば、ガイダンスをこれに限られない。例えば、図11に示すように、「1枚目の画像」「2枚目の画像」等の文字をガイダンス33として表示するようにしてもよい。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態は、セルフタイマーを用いて3D2枚撮りを行う形態である。以下、第2の実施の形態の複眼デジタルカメラ2について説明する。複眼デジタルカメラ2は、3D2枚撮りモードにおける撮影処理以外は複眼デジタルカメラ1と同一であるため、3D2枚撮りモードにおける撮影処理のみについて説明する。また、第1の実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、撮影者によりセルフタイマー機能が有効化された場合に行われる。セルフタイマー機能の有効化及びセルフタイマーの時間の設定は、複眼デジタルカメラ1が撮影モードで駆動中にMENU/OKボタン25が押下されることによりモニタ16に表示されたメニュー画面34(図12参照)において、十字ボタン26等により「セルフタイマー」を選択(図12で「セルフタイマー」をハイライト表示させてMENU/OKボタン25を押下)し、セルフタイマーの時間を選択することにより行われる。セルフタイマーの時間は、例えば2秒、5秒、10秒が選択可能であり、本実施の形態では「2秒」を選択(図12で「2秒」をハイライト表示させてMENU/OKボタン25を押下)する。設定された情報は、SDRAM114に記録される。なお、セルフタイマー機能の有効化及びセルフタイマーの時間の設定は、複眼デジタルカメラ1が撮影モードで駆動中に十字ボタン16の下ボタンを押すことによっても可能である。
図13は、複眼デジタルカメラ2の3D2枚撮りモードにおける撮影処理の流れを示すフローチャートである。CPU110は、撮像素子122によって撮影確認用画像を撮影してモニタ16に表示させると共に、左撮像系13で1枚目を撮影し、右撮像系12で2枚目を撮影することを示し、「1」が強調表示されたガイダンス32をモニタ16に表示させる(ステップS10)。
ユーザ(使用者)は、モニタ16に表示される撮影確認画像を見ながらフレーミングしたり、撮影したい被写体を確認したり、撮影後の画像を確認したり、撮影条件を設定したりする。
CPU110は、レリーズスイッチ20が半押しされたか、すなわちCPU110にS1ON信号が入力されたかどうかを判断する(ステップS11)。レリーズスイッチ20が半押しされていない場合(ステップS11で「押されない」)には、再度ステップS11を行う。レリーズスイッチ20が半押しされた場合(ステップS11で「押された」)には、CPU110はこれを検知し、左撮像系13についてAE測光、AF制御を行う。
CPU110は、レリーズスイッチ20が全押しされたか、すなわちCPU110にS2ON信号が入力されたかどうかを判断する(ステップS12)。レリーズスイッチ20が全押しされていない場合(ステップS12で「押されない」)には、再度ステップS12を行う。レリーズスイッチ20が全押しされた場合(ステップS12で「押された」)には、CPU110は、図14(a)に示すように、セルフタイマーが2秒で設定されていることを示すガイダンス35をモニタ16に表示するとともに、セルフタイマーのカウントダウンを開始する(ステップS18)。CPU100は、セルフタイマーのカウントダウンと共に、ガイダンス35の表示を「2」、「1」と減らして表示させる。
CPU110は、セルフタイマーのカウントが「0」になったかどうか、すなわちセルフタイマーの期間が満了したか否かを判断する(ステップS19)。セルフタイマーの期間が満了していない場合(ステップS19で「満了せず」)には、再度ステップS19を行う。セルフタイマーの期間が満了した場合(ステップS19で「満了した」)には、CPU110は、左撮像系13を用いて撮影処理を実行する(ステップS13)。
CPU110は、ステップS13で撮像素子122により撮影された画像をモニタ16に半透過表示させると共に、撮像素子123によって撮影確認画像を撮影してモニタ16に半透過表示させる。また、CPU110は、左撮像系13で1枚目を撮影し、右撮像系12で2枚目を撮影することを示し、「2」が強調表示されたガイダンス32をモニタ16に表示させる(ステップS14)。
CPU110は、レリーズスイッチ20が半押しされたか、すなわちCPU110にS1ON信号が入力されたかどうかを判断する(ステップS15)。レリーズスイッチ20が半押しされていない場合(ステップS15で「押されない」)には、再度ステップS15を行う。レリーズスイッチ20が半押しされた場合(ステップS15で「押された」)には、CPU110はこれを検知し、右撮像系12についてAE測光、AF制御を行う。
CPU110は、レリーズスイッチ20が全押しされたか、すなわちCPU110にS2ON信号が入力されたかどうかを判断する(ステップS16)。レリーズスイッチ20が全押しされていない場合(ステップS16で「押されない」)には、再度ステップS12を行う。レリーズスイッチ20が全押しされた場合(ステップS16で「押された」)には、CPU110は、図14(b)に示すように、セルフタイマーが2秒で設定されていることを示すガイダンス35をモニタ16に表示するとともに、セルフタイマーのカウントダウンを開始する(ステップS20)。CPU100は、セルフタイマーのカウントダウンと共に、ガイダンス35の表示を「2」、「1」と減らして表示させる。
CPU110は、セルフタイマーのカウントが「0」になったかどうか、すなわちセルフタイマーの期間が満了したか否かを判断する(ステップS21)。セルフタイマーの期間が満了していない場合(ステップS21で「満了せず」)には、再度ステップS20を行う。セルフタイマーの期間が満了した場合(ステップS21で「満了した」)には、CPU110は、右撮像系12を用いて撮影処理を実行する(ステップS17)。
これにより、撮像素子122、123に立体画像を構成する2枚の被写体像が結像され、CDS/AMP124、125でそれぞれ2枚の画像データが生成される。CPU110は、この2枚の画像データを用いて立体画像を生成する。CPU110は、モニタ16を3Dモードに設定し、図9に示すように、生成した立体画像をいわゆるポストビューとしてモニタ16に表示する。これにより、撮影された立体画像を撮影後、記録前に確認することができる。
本実施の形態によれば、セルフタイマー機能を用いることにより撮影とレリーズボタン押下のタイミングが異なるため、撮影時に発生する手ブレを防止することができる。
<第3の実施の形態>
本発明の第3の実施の形態は、3D2枚撮りモードにおいて撮影中止の受付が可能な形態である。以下、第3の実施の形態の複眼デジタルカメラ3について説明する。複眼デジタルカメラ3は、3D2枚撮りモードにおける撮影処理以外は複眼デジタルカメラ1と同一であるため、3D2枚撮りモードにおける撮影処理のみについて説明する。また、第1の実施の形態又は第2の実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図15は、複眼デジタルカメラ3の3D2枚撮りモードにおける撮影処理の流れを示すフローチャートである。CPU110は、撮像素子122によって撮影確認画像を撮影してモニタ16に表示させると共に、左撮像系13で1枚目を撮影し、右撮像系12で2枚目を撮影することを示し、「1」が強調表示されたガイダンス32をモニタ16に表示させる(ステップS10)。
CPU110は、レリーズスイッチ20が半押しされたか、すなわちCPU110にS1ON信号が入力されたかどうかを判断する(ステップS11)。レリーズスイッチ20が半押しされていない場合(ステップS11で「押されない」)には、再度ステップS11を行う。レリーズスイッチ20が半押しされた場合(ステップS11で「押された」)には、CPU110はこれを検知し、左撮像系13についてAE測光、AF制御を行う。
CPU110は、レリーズスイッチ20が全押しされたか、すなわちCPU110にS2ON信号が入力されたかどうかを判断する(ステップS12)。レリーズスイッチ20が全押しされていない場合(ステップS12で「押されない」)には、再度ステップS12を行う。レリーズスイッチ20が全押しされた場合(ステップS12で「押された」)には、CPU110は、図16に示すように、セルフタイマーが2秒で設定されていることを示すガイダンス35をモニタ16に表示するとともに、セルフタイマーのカウントダウンを開始する。また、CPU110は、図16に示すように、3D2枚撮りモードにおいて撮影中止が可能なガイダンス36を表示する(ステップS22)。本実施の形態では、図16に示す画面が表示されている時にDISP/BACKボタン27が押下された場合には撮影が中止される。
CPU100は、撮影中止が入力されたか、すなわちDISP/BACKボタン27が押下されたか否かを判断する(ステップS23)。撮影中止が入力された場合(ステップS23で「入力された」)には、CPU100は、撮影処理を終止し、1枚目の撮影確認画像の撮影(ステップS10)を行う。
撮影中止が入力された場合(ステップS23で「入力されない」)には、CPU110は、セルフタイマーのカウントが「0」になったかどうか、すなわちセルフタイマーの期間が満了したか否かを判断する(ステップS19)。セルフタイマーの期間が満了していない場合(ステップS19で「満了せず」)には、再度ステップS19を行う。セルフタイマーの期間が満了した場合(ステップS19で「満了した」)には、CPU110は、左撮像系13を用いて撮影処理を実行する(ステップS13)。
CPU110は、ステップS13で撮像素子122により撮影された画像をモニタ16に半透過表示させると共に、撮像素子123によって撮影確認画像を撮影してモニタ16に半透過表示させる。また、CPU110は、左撮像系13で1枚目を撮影し、右撮像系12で2枚目を撮影することを示し、「2」が強調表示されたガイダンス32をモニタ16に表示させる(ステップS14)。
CPU110は、レリーズスイッチ20が半押しされたか、すなわちCPU110にS1ON信号が入力されたかどうかを判断する(ステップS15)。レリーズスイッチ20が半押しされていない場合(ステップS15で「押されない」)には、再度ステップS15を行う。レリーズスイッチ20が半押しされた場合(ステップS15で「押された」)には、CPU110はこれを検知し、右撮像系12についてAE測光、AF制御を行う。
CPU110は、レリーズスイッチ20が全押しされたか、すなわちCPU110にS2ON信号が入力されたかどうかを判断する(ステップS16)。レリーズスイッチ20が全押しされていない場合(ステップS16で「押されない」)には、再度ステップS12を行う。レリーズスイッチ20が全押しされた場合(ステップS16で「押された」)には、CPU110は、図17に示すように、セルフタイマーが2秒で設定されていることを示すガイダンス35をモニタ16に表示するとともに、セルフタイマーのカウントダウンを開始する。また、CPU110は、図17に示すように、3D2枚撮りモードにおいて撮影中止が可能なガイダンス36を表示する(ステップS24)。
CPU100は、撮影中止が入力されたか、すなわちDISP/BACKボタン27が押下されたか否かを判断する(ステップS25)。撮影中止が入力された場合(ステップS25で「入力された」)には、CPU100は、撮影処理を終止し、1枚目の撮影確認画像の撮影(ステップS10)を行う。というのは、2枚目の画像の撮影段階で撮影を中止するのは立体視が上手くいかない場合、すなわち1枚目の構図が不適切である場合が多いからである。
撮影中止が入力された場合(ステップS25で「入力されない」)には、CPU110は、セルフタイマーのカウントが「0」になったかどうか、すなわちセルフタイマーの期間が満了したか否かを判断する(ステップS21)。セルフタイマーの期間が満了していない場合(ステップS21で「満了せず」)には、再度ステップS20を行う。セルフタイマーの期間が満了した場合(ステップS21で「満了した」)には、CPU110は、右撮像系12を用いて撮影処理を実行する(ステップS17)。
これにより、撮像素子122、123に立体画像を構成する2枚の被写体像が結像され、CDS/AMP124、125でそれぞれ2枚の画像データが生成される。CPU110は、この2枚の画像データを用いて立体画像を生成する。CPU110は、モニタ16を3Dモードに設定し、図9に示すように、生成した立体画像をいわゆるポストビューとしてモニタ16に表示する。これにより、撮影された立体画像を撮影後、記録前に確認することができる。
本実施の形態によれば、撮影結果が撮影者の意に沿わない場合に構図の変更が可能となる。
なお、本実施の形態では、レリーズスイッチ20が全押しされ、セルフタイマーのカウントダウン中に撮影中止が入力された場合(ステップS23、S25)には、撮影処理を終止し、1枚目の撮影確認画像の撮影(ステップS10)を行ったが、撮影中止が入力可能なタイミングはこれに限られない。例えば、撮影確認画像表示中(ステップS10、S14)に撮影中止の入力を受け付け、撮影を中止しても良いし、レリーズスイッチ20が半押しされた(ステップS11、S15)後レリーズスイッチ20が全押しされる(ステップS12,S16)前に撮影中止の入力を受け付け、撮影を中止しても良い。
<第4の実施の形態>
本発明の第4の実施の形態は、どちらの撮像系を用いて先に撮影するかが設定可能な形態である。以下、第4の実施の形態の複眼デジタルカメラ4について説明する。複眼デジタルカメラ4は、3D2枚撮りモードにおける撮影処理以外は複眼デジタルカメラ1と同一であるため、3D2枚撮りモードにおける撮影処理のみについて説明する。また、第1の実施の形態〜第3の実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態では、どちらの撮像系を用いて先に撮影するか(撮影順)を撮影者が設定可能である。撮影順の設定は、複眼デジタルカメラ1が撮影モードで駆動中にMENU/OKボタン25が押下されることによりモニタ16に表示されたメニュー画面34(図18参照)において、十字ボタン26等により「撮影順設定」を選択する(図12で「撮影順設定」をハイライト表示させてMENU/OKボタン25を押下する)ことにより行われる。図18(a)に示すように、「1→2」を選択(図12で「1→2」をハイライト表示させてMENU/OKボタン25を押下する)した場合には、左撮像系13で1枚目を撮影し、右撮像系12で2枚目を撮影することが設定され、図18(b)に示すように、「2←1」を選択(図12で「2←1」をハイライト表示させてMENU/OKボタン25を押下する)した場合には、右撮像系12で1枚目を撮影し、左撮像系13で2枚目を撮影することが設定される。設定された情報は、SDRAM114に記録される。
図19は、複眼デジタルカメラ4の3D2枚撮りモードにおける撮影処理の流れを示すフローチャートである。CPU110は、撮影処理に先立ち、SDRAM114に記憶された撮影順の情報を取得する(ステップS24)。
CPU110は、撮像素子122によって撮影確認画像を撮影してモニタ16に表示させると共に、ステップS24で取得した撮影順の情報に基づいてガイダンスをモニタ16に表示させる(ステップS25)。左撮像系13で1枚目を撮影し、右撮像系12で2枚目を撮影することが設定されている場合には、図20(a)に示すように、左に「1」、右に「2」が表示されたガイダンス32を表示し、右撮像系12で1枚目を撮影し、左撮像系13で2枚目を撮影することが設定されている場合には、図20(b)に示すように、右に「1」、左に「2」が表示されたガイダンス38を表示する。現段階は1枚目の画像撮影準備段階であるため、ガイダンス32、38の「1」を強調表示する。
CPU110は、レリーズスイッチ20が半押しされたか、すなわちCPU110にS1ON信号が入力されたかどうかを判断する(ステップS11)。レリーズスイッチ20が半押しされていない場合(ステップS11で「押されない」)には、再度ステップS11を行う。レリーズスイッチ20が半押しされた場合(ステップS11で「押された」)には、CPU110はこれを検知し、左撮像系13についてAE測光、AF制御を行う。
CPU110は、レリーズスイッチ20が全押しされたか、すなわちCPU110にS2ON信号が入力されたかどうかを判断する(ステップS12)。レリーズスイッチ20が全押しされていない場合(ステップS12で「押されない」)には、再度ステップS12を行う。レリーズスイッチ20が全押しされた場合(ステップS12で「押された」)には、CPU110は、セルフタイマーが2秒で設定されていることを示すガイダンス35をモニタ16に表示するとともに、セルフタイマーのカウントダウンを開始する(ステップS18)。CPU100は、セルフタイマーのカウントダウンと共に、ガイダンス35の表示を「2」、「1」と減らして表示させる。
CPU110は、セルフタイマーのカウントが「0」になったかどうか、すなわちセルフタイマーの期間が満了したか否かを判断する(ステップS19)。セルフタイマーの期間が満了していない場合(ステップS19で「満了せず」)には、再度ステップS19を行う。セルフタイマーの期間が満了した場合(ステップS19で「満了した」)には、CPU110は、左撮像系13を用いて撮影処理を実行する(ステップS13)。
CPU110は、ステップS13で撮像素子122により撮影された画像をモニタ16に半透過表示させると共に、撮像素子123によって撮影確認画像を撮影してモニタ16に半透過表示させる。また、CPU110は、ステップS24で取得した撮影順の情報に基づいてガイダンスをモニタ16に表示させる(ステップS26)。左撮像系13で1枚目を撮影し、右撮像系12で2枚目を撮影することが設定されている場合には、左に「1」、右に「2」が表示されたガイダンス32を表示し、右撮像系12で1枚目を撮影し、左撮像系13で2枚目を撮影することが設定されている場合には、右に「1」、左に「2」が表示されたガイダンス38を表示する。現段階は2枚目の画像撮影準備段階であるため、ガイダンス32、38の「2」を強調表示する。
CPU110は、レリーズスイッチ20が半押しされたか、すなわちCPU110にS1ON信号が入力されたかどうかを判断する(ステップS15)。レリーズスイッチ20が半押しされていない場合(ステップS15で「押されない」)には、再度ステップS15を行う。レリーズスイッチ20が半押しされた場合(ステップS15で「押された」)には、CPU110はこれを検知し、右撮像系12についてAE測光、AF制御を行う。
CPU110は、レリーズスイッチ20が全押しされたか、すなわちCPU110にS2ON信号が入力されたかどうかを判断する(ステップS16)。レリーズスイッチ20が全押しされていない場合(ステップS16で「押されない」)には、再度ステップS12を行う。レリーズスイッチ20が全押しされた場合(ステップS16で「押された」)には、CPU110は、セルフタイマーが2秒で設定されていることを示すガイダンス35をモニタ16に表示するとともに、セルフタイマーのカウントダウンを開始する(ステップS20)。CPU100は、セルフタイマーのカウントダウンと共に、ガイダンス35の表示を「2」、「1」と減らして表示させる。
CPU110は、セルフタイマーのカウントが「0」になったかどうか、すなわちセルフタイマーの期間が満了したか否かを判断する(ステップS21)。セルフタイマーの期間が満了していない場合(ステップS21で「満了せず」)には、再度ステップS20を行う。セルフタイマーの期間が満了した場合(ステップS21で「満了した」)には、CPU110は、右撮像系12を用いて撮影処理を実行する(ステップS17)。
これにより、撮像素子122、123に立体画像を構成する2枚の被写体像が結像され、CDS/AMP124、125でそれぞれ2枚の画像データが生成される。CPU110は、この2枚の画像データを用いて立体画像を生成する。CPU110は、モニタ16を3Dモードに設定し、図9に示すように、生成した立体画像をいわゆるポストビューとしてモニタ16に表示する。これにより、撮影された立体画像を撮影後、記録前に確認することができる。
本実施の形態によれば、撮影順がガイダンスとしてモニタ16に表示されるため、撮影者は、どちらの撮像系を用いてどの順番で撮影が行われるかを一目で認識することができる。
<第5の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態は、1回のシャッタレリーズ操作で2枚の画像を時間差で撮影する形態である。以下、第5の実施の形態の複眼デジタルカメラ5について説明する。複眼デジタルカメラ5は、3D2枚撮りモードにおける撮影処理以外は複眼デジタルカメラ1と同一であるため、3D2枚撮りモードにおける撮影処理のみについて説明する。また、第1の実施の形態〜第4の実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
1回のシャッタレリーズ操作で2枚の画像を時間差で撮影するという本実施の形態は、撮影者により1回のシャッタレリーズ操作で2枚の画像を時間差で撮影する機能(時間差撮影モード)が有効化された場合に行われる。時間差撮影モードの設定は、複眼デジタルカメラ1が撮影モードで駆動中にMENU/OKボタン25が押下されることによりモニタ16に表示されたメニュー画面34(図21参照)において、十字ボタン26等により「撮影間隔」を選択(図21で「撮影間隔」をハイライト表示させてMENU/OKボタン25を押下)し、撮影間隔の時間を選択することにより行われる。撮影間隔タイマーの時間は、例えば0秒〜10秒の間で指定可能であり、本実施の形態では5秒の撮影間隔タイマーを設定する。5秒の撮影間隔タイマーの設定は、図21において「5秒」をハイライト表示させてMENU/OKボタン25を押下することにより行われる。設定された情報は、SDRAM114に記録される。
図22は、複眼デジタルカメラ5の3D2枚撮りモードにおける撮影処理の流れを示すフローチャートである。CPU110は、撮像素子122によって撮影確認画像を撮影してモニタ16に表示させると共に、左撮像系13で1枚目を撮影し、右撮像系12で2枚目を撮影することを示し、「1」が強調表示されたガイダンス32をモニタ16に表示させる(ステップS10)。
CPU110は、レリーズスイッチ20が半押しされたか、すなわちCPU110にS1ON信号が入力されたかどうかを判断する(ステップS11)。レリーズスイッチ20が半押しされていない場合(ステップS11で「押されない」)には、再度ステップS11を行う。レリーズスイッチ20が半押しされた場合(ステップS11で「押された」)には、CPU110はこれを検知し、左撮像系13についてAE測光、AF制御を行う。
CPU110は、レリーズスイッチ20が全押しされたか、すなわちCPU110にS2ON信号が入力されたかどうかを判断する(ステップS12)。レリーズスイッチ20が全押しされていない場合(ステップS12で「押されない」)には、再度ステップS12を行う。レリーズスイッチ20が全押しされた場合(ステップS12で「押された」)には、CPU110は、図23(a)に示すように、セルフタイマーが2秒で設定されていることを示すガイダンス35をモニタ16に表示するとともに、セルフタイマーのカウントダウンを開始する(ステップS18)。CPU100は、セルフタイマーのカウントダウンと共に、ガイダンス35の表示を「2」、「1」と減らして表示させる。
CPU110は、セルフタイマーのカウントが「0」になったかどうか、すなわちセルフタイマーの期間が満了したか否かを判断する(ステップS19)。セルフタイマーの期間が満了していない場合(ステップS19で「満了せず」)には、再度ステップS19を行う。セルフタイマーの期間が満了した場合(ステップS19で「満了した」)には、CPU110は、左撮像系13を用いて撮影処理を実行する(ステップS13)。
CPU110は、ステップS13で撮像素子122により撮影された画像をモニタ16に半透過表示させると共に、撮像素子123によって撮影確認画像を撮影してモニタ16に半透過表示させる。また、CPU110は、図23(b)に示すように、左撮像系13で1枚目を撮影し、右撮像系12で2枚目を撮影することを示し、「2」が強調表示されたガイダンス32と、撮影間隔タイマーが5秒で設定されていることを示すガイダンス40をモニタ16に表示するとともに、撮影間隔タイマーのカウントダウンを開始する(ステップS27)。
CPU110は、撮影間隔タイマーのカウントが「0」になったかどうか、すなわち撮影間隔タイマーの期間が満了したか否かを判断する(ステップS28)。撮影間隔タイマーの期間が満了していない場合(ステップS28で「満了せず」)には、再度ステップS28を行う。撮影間隔タイマーの期間が満了した場合(ステップS28で「満了した」)には、CPU110は、右撮像系12を用いて撮影処理を実行する(ステップS17)。
これにより、撮像素子122、123に立体画像を構成する2枚の被写体像が結像され、CDS/AMP124、125でそれぞれ2枚の画像データが生成される。CPU110は、この2枚の画像データを用いて立体画像を生成する。CPU110は、モニタ16を3Dモードに設定し、図9に示すように、生成した立体画像をいわゆるポストビューとしてモニタ16に表示する。これにより、撮影された立体画像を撮影後、記録前に確認することができる。
本実施の形態によれば、1回のレリーズ操作で1枚目の画像と2枚目の画像とを所定の時間差で撮影することができる。そのため、列車、車などの移動物体上で撮影を行う場合において、1回のレリーズ操作で任意の立体感の立体画像を撮影することができる。
なお、本発明の適用は、撮像系が2つの複眼デジタルカメラに限定されるものではなく、3つ以上の撮像系をもつ複眼デジタルカメラでもよい。3つ以上の撮像系をもつ複眼デジタルカメラの場合には、全ての撮像系を用いて撮影を行う必要はなく、少なくとも2つの撮像系を用いればよい。また、撮像系は横に並んでいる場合に限定されず、斜め等に並んでいても良い。また、デジタルカメラに限らず、ビデオカメラなどの各種撮像装置、携帯電話などに適用することができる。また、複眼デジタルカメラ等に適用するプログラムとして提供することもできる。
1:複眼デジタルカメラ、10:カメラボディ、11:バリア、12:右撮像系、13:左撮像系、14:フラッシュ、15:マイク、16:モニタ、20:レリーズスイッチ、21:ズームボタン、22:モードボタン、23:視差調整ボタン、24:2D/3D切り替えボタン、25:MENU/OKボタン、26:十字ボタン、27:DISP/BACKボタン、110:CPU、112:操作部、114:SDRAM、116:VRAM、118:AF検出回路、120:AE/AWB検出回路、122、123:撮像素子、124、125:CDS/AMP、126、127:A/D変換器、128:画像入力コントローラ、130:画像信号処理部、133:立体画像信号処理部、132:圧縮伸張処理部、134:ビデオエンコーダ、136:メディアコントローラ、140:記録メディア、138:音入力処理部、142、143:フォーカスレンズ駆動部、144、145:ズームレンズ駆動部、146、147:絞り駆動部、148、149:タイミングジェネレータ(TG)

Claims (8)

  1. 2つの視点から見た被写体像を立体画像として撮影する2つの撮像手段を備えた立体画像撮影装置において、
    1回のシャッタレリーズ操作で前記2つの撮像手段のうちの1つを用いて撮影を行い、次のシャッタレリーズ操作で前記2つの撮像手段のうちの他の1つを用いて撮影を行う立体画像2枚撮りモードに設定する撮影モード設定手段と、
    前記立体画像2枚撮りモードに設定された場合に、シャッタレリーズ操作を受け付けると共に当該受け付けたシャッタレリーズ操作が1回目か2回目かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により1回目のシャッタレリーズ操作が受け付けられたと判断された場合には前記2つの撮像手段のうちの所定の1つの撮像手段を用いて撮影を行い、前記判断手段により2回目のシャッタレリーズ操作が受け付けられたと判断された場合には前記2つの撮像手段のうちの他の撮像手段を用いて撮影を行うように前記2つの撮像手段を制御する撮影制御手段と、
    を備えたことを特徴とする複眼撮像装置。
  2. 前記1回目のシャッタレリーズ操作により前記所定の1つの撮像手段から出力された画像と、前記2回目のシャッタレリーズ操作により前記他の撮像手段から出力される撮像画像とを1つのファイルに記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の複眼撮像装置。
  3. 立体画像又は平面画像が表示可能な表示手段と、
    前記判断手段により1回目のシャッタレリーズ操作が受け付けられ、かつ2回目のシャッタレリーズ操作が受け付けられていないと判断された場合には、1回目のシャッタレリーズ操作により前記所定の撮像手段から出力された画像を前記表示手段に半透過表示すると共に、前記他の撮像手段から出力される撮像画像を撮影確認画像として前記表示手段に表示する表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の複眼撮像装置。
  4. セルフタイマーモードに設定するセルフタイマ設定手段を備え、
    前記撮影制御手段は、前記セルフタイマーモードに設定されている場合には、シャッタレリーズ操作が受け付けられたと判断された後第1の時間経過後に前記2つの撮像手段のいずれかを用いて撮影を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の複眼撮像装置。
  5. 前記立体画像2枚撮りモードの中止を入力する中止入力手段を備え、
    前記判断手段は、前記判断手段により1回目のシャッタレリーズ操作が受け付けられた後で立体画像2枚撮りモードの中止が入力された場合には、次に受け付けられたシャッタレリーズ操作を1回目と判断することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の複眼撮像装置。
  6. 1回のシャッタレリーズ操作で2枚の画像を時間差で撮影する時間差撮影モードに設定する時間差撮影モード設定手段を備え、
    前記撮影制御手段は、前記時間差撮影モードに設定されている場合には、前記1回目のシャッタレリーズ操作が受け付けられたと判断された後第2の時間経過後に前記他の撮像手段を用いて撮影を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の複眼撮像装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記2つの撮像手段のうちのいずれかから出力される撮像画像を撮影確認画像として前記表示手段に表示させると共に、前記所定の撮像手段が前記2つの撮像手段のうちのいずれであるかを示すガイダンスを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の複眼撮像装置。
  8. 前記所定の撮像手段が前記2つの撮像手段のうちのいずれであるかを設定する撮影順設定手段を備えたことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の複眼撮像装置。
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