JP2009130526A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】精度良くパノラマ画像を得る。
【解決手段】デジタルカメラ10は、同種のデジタルカメラ50との連結を可能とする第1係合部20Aが、本体ケース12の上面に設けられている。一方、デジタルカメラ50は、第1係合部20Aが係合される第1係合穴32Bが設けられている。ここで、第1係合部20Aと第1係合穴32Bが係合されることにより、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50が上下に連結され、電気的に接続される。この状態で撮影を行い、それぞれのデジタルカメラで得られた画像をつなげると、パノラマ画像が得られる。このように、第1係合部20Aと第1係合穴32Bを係合することによって、2台のデジタルカメラが一体となるので、位置ずれを抑えて精度良くパノラマ画像を得ることができる。
【選択図】図1
【解決手段】デジタルカメラ10は、同種のデジタルカメラ50との連結を可能とする第1係合部20Aが、本体ケース12の上面に設けられている。一方、デジタルカメラ50は、第1係合部20Aが係合される第1係合穴32Bが設けられている。ここで、第1係合部20Aと第1係合穴32Bが係合されることにより、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50が上下に連結され、電気的に接続される。この状態で撮影を行い、それぞれのデジタルカメラで得られた画像をつなげると、パノラマ画像が得られる。このように、第1係合部20Aと第1係合穴32Bを係合することによって、2台のデジタルカメラが一体となるので、位置ずれを抑えて精度良くパノラマ画像を得ることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、撮像装置に関する。
デジタルカメラ、又は携帯電話に設けられたカメラを用いて、通常の撮影領域を超えた広範囲の撮影領域に亘るパノラマ画像を得る撮影方法の1つとして、1台のカメラで複数回撮影した写真を合成する方法がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の撮影方法では、第1地点で撮影した画像と第2地点で撮影した画像を合成してパノラマ画像を得ている。
特開2006−60826号公報
しかし、特許文献1の撮影方法では、1台の撮影機器を第1地点から第2地点に移動させている間に撮影機器の位置ずれや角度ずれが発生していた。また、撮影タイミングのずれにより、一方の画像に移動体が写りこみ、他方の画像に移動体が存在しないことがあった。このため、複数の画像を精度良く合成してパノラマ画像を得ることが困難であった。
本発明は、精度良くパノラマ画像を得られる撮像装置を得ることを目的とする。
本発明の請求項1に係る撮像装置は、同種の撮像装置との連結を可能とする連結手段が、撮像筐体の上下面又は側面に設けられたことを特徴としている。上記構成によれば、撮像装置と同種の撮像装置が、撮像筐体の上下面又は側面に設けられた連結手段によって連結され固定される。この状態で撮影を行い、撮像装置で得られた画像と、同種の撮像装置で得られた画像をつなげると、パノラマ画像が得られる。
このように、連結手段によって、撮像装置と同種の撮像装置とが一体となるので、位置ずれすることなくパノラマ画像を得ることができる。また、このパノラマ画像は、1台の撮像装置を一方向にずらして複数回撮影したものと比べると、撮像装置と同種の撮像装置とが一体となっているため、画像を自然につなげることができ、精度の良いパノラマ画像が得られる。
本発明の請求項2に係る撮像装置は、前記連結手段は、前記撮像筐体内に収納可能であり、取り出した状態で同種の撮像装置と離れて前記撮像筐体を連結するアーム部材であることを特徴としている。上記構成によれば、撮像筐体内に収納されたアーム部材を取り出して連結するので、撮像装置と同種の撮像装置との間隔が広くなる。これにより、広範囲のパノラマ撮影が可能となり、移動体の撮影が行える。
本発明の請求項3に係る撮像装置は、前記連結手段が、ヒンジ機構を備えていることを特徴としている。上記構成によれば、同種の撮像装置を連結手段で連結したとき、ヒンジ機構によって各撮像装置の撮影方向を変えることができるので、立体画像の撮影も可能となる。
本発明の請求項4に係る撮像装置は、前記撮像筐体の下面に設けられた前記連結手段は、三脚の雲台のネジと螺合する溝部を備えていることを特徴としている。上記構成によれば、撮像筐体に三脚の雌ネジが不要となり、撮像装置の小型化が可能となる。また、三脚を縦横自在に接続できるようになるので、撮像装置の固定方向の自由度が上がる。
本発明の請求項5に係る撮像装置は、前記連結手段には、同種の撮像装置と連結されたとき、該同種の撮像装置へデータを送信する通信手段が設けられていることを特徴としている。上記構成によれば、画像データ、撮影日時データ等のデータを、撮像装置と同種の撮像装置とで共有できる。これにより、例えば、撮像装置で得られた画像データと、同種の撮像装置で得られた画像データを、1台の撮像装置で編集して合成するなどの処理が可能となり、別途コンピュータ等の画像データ処理手段を用いなくて済む。
本発明の請求項6に係る撮像装置は、前記撮像装置は、時間をカウントすると共に撮像開始時刻が設定可能なタイマーと、前記タイマーに接続され前記撮像開始時刻にシャッターを作動して撮像開始させる制御部と、を備え、前記制御部及び前記同種の撮像装置の制御部は、前記連結手段で連結されたときに、前記通信手段を介して互いにデータを送受信して、前記同種の撮像装置のタイマーを前記タイマーに同期させ、前記タイマーに設定された撮像開始時刻において、同時に撮影を行うことを特徴としている。
上記構成によれば、撮像装置と、同種の撮像装置とを連結したときに、いずれか一方のタイマーに合わせて同時に撮影が行われる。これにより、時間、環境等のパノラマ撮影に影響する条件が同一となり、より精度の高いパノラマ画像が得られる。また、例えば、移動体を含めてパノラマ画像を撮影するときに、撮像装置と、同種の撮像装置とで撮影タイミングが合うので、撮像装置で得られた画像と、同種の撮像装置で得られた画像とをつないだときに、移動体の画像を自然につなげることができる。
本発明の請求項7に係る撮像装置は、前記連結手段には、電力の供給が可能な電力供給路が設けられ、同種の撮像装置と連結されたとき、前記制御部が、前記撮像装置と前記同種の撮像装置のそれぞれに搭載された電源の電力を比較し、電源の電力が多い方から少ない方へ前記電力供給路を介して電力供給させることを特徴としている。上記構成によれば、撮像装置と同種の撮像装置とを接続すると、一方から他方へ充電されるので、別途充電器を用意しなくても充電することが可能となる。
本発明の請求項8に係る撮像装置は、前記連結手段は、前記制御部で発光制御されて撮影時に撮影方向へ向けて発光する発光部材が取付けられるガイドレールを備えていることを特徴としている。上記構成によれば、縦横の連結手段に適宜発光部材を取付けることにより、撮影時に撮像装置の角度を縦横に変えても、撮影対象に適した発光が可能となる。
本発明の請求項9に係る撮像装置は、前記連結手段は、前記制御部で表示制御されて撮影領域又は画像を表示する外部表示装置が取付けられる表示装置接続部を備えていることを特徴としている。上記構成によれば、撮像装置の表示装置が小さいときに、撮像装置の表示装置よりも大きな外部表示装置を取付けて、撮影領域又は画像を見ることができる。
本発明は、上記構成としたので、精度良くパノラマ画像を得ることができる。
本発明の撮像装置の第1実施形態を図面に基づき説明する。
図1(a)及び図1(b)には、撮像装置としてのデジタルカメラ10が示されている。デジタルカメラ10は、撮像筐体としての箱体からなる本体ケース12を有している。本体ケース12は、図示しない継ぎ目において前カバーと後カバーに分かれるが、ここでは図示を省略している。
本体ケース12の前面側には、被写体の画像を結像するためのレンズ部14と、撮影動作を開始するシャッターボタン16とが設けられている。本体ケース12の後面側には、デジタルカメラ10の撮像パターン等の設定、ファインダ窓、撮影された画像の表示に用いられる液晶のディスプレイ18が設けられている。ディスプレイ18において、撮像パターン等の設定、画像の表示等の切り換えは、本体ケース12の後面に設けられた図示しない操作ボタンで行われる。
また、デジタルカメラ10の後面視にて、本体ケース12の上面中央部には、第1係合部20が設けられている。第1係合部20は、本体ケース12の上面に突設され、本体ケース12を構成する板材の厚さよりも大きい高さの四角柱状の柱部24と、柱部24の断面積よりも広い面積を有する板材からなり、柱部24の上面に本体ケース12の上面と平行となるように接着固定された板部26とで構成されている。
本体ケース12の左側面中央部には、第2係合部22が設けられている。第2係合部22は、本体ケース12の左側面に突設され、本体ケース12を構成する板材の厚さよりも大きい高さの四角柱状の柱部28と、柱部28の断面積よりも広い面積を有する板材からなり、柱部28の端面に本体ケース12の左側面と平行となるように接着固定された板部30とで構成されている。なお、各柱部及び板部は一体成型されたものであってもよい。
本体ケース12の下面には、右端部から中央部にかけて、本体ケース12を構成する板材を貫通した第1係合穴32が形成されている。第1係合穴32は、下面の右端部に設けられ板部26が挿通可能な大きさの穴部36と、柱部24が挿通可能な幅を有し、穴部36と連通して下面の中央部にかけて延びるガイド穴38とで構成されている。第1係合穴32は、通常、図示しないゴムカバーで塞がれている。
本体ケース12の右側面には、上部から中央部にかけて、本体ケース12を構成する板材を貫通した第2係合穴34が形成されている。第2係合穴34は、右側面の上部に設けられ板部30が挿通可能な大きさの穴部40と、柱部28が挿通可能な幅を有し、穴部40と連通して下面の中央部にかけて延びるガイド穴42とで構成されている。第2係合穴34は、通常、図示しないゴムカバーで塞がれている。
次に、デジタルカメラ10、及び該デジタルカメラ10と同種のデジタルカメラ50の内部構成について説明する。図2には、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50が連結された状態の内部ブロック図が示されている。なお、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50は同種であるので、デジタルカメラ10に設けられた部材に符号Aを付与し、デジタルカメラ50に設けられた部材に符号Bを付与して、符号Bの説明を省略する。
デジタルカメラ10は、各撮影モード、画像データ処理、複数台のデジタルカメラの連結時の制御等のプログラムを有する制御部52Aを有している。制御部52Aには、撮像部54A、同期回路56A、メモリ部58A、ディスプレイ18A(前述のディスプレイ18)、接続部60A、及び電源部62Aが、電気的に接続されている。
制御部52Aは、CPUを有しており、デジタルカメラ10の各回路動作を制御すると共に、シャッターボタン16やその他の操作ボタンから入力される各種入力信号に基づいて、該当する回路を制御する。制御部52Aは、撮像系の絞りとCCD素子の電子シャッター値を設定して露出制御を行い、また、ホワイトバランスを設定する。さらに、レンズ部14のフォーカス位置を設定する。
撮像部54Aは、レンズ部14(図1参照)のレンズを焦点距離方向に移動させる移動回路や、レンズ部14の後方に配置された図示しないCCD(Charge Coupled Devices)素子の駆動を行う駆動回路等を有している。ここで、CCD素子の受光面に結像された光は、光量に応じた量の信号電荷に変換され、駆動回路から加えられるパルスに基づいて、制御部52Aによって画像信号(データ)として読み出される。
同期回路56Aは、図示しないタイマーを有しており、撮像開始時刻が設定できるようになっている。また、該タイマーを用いて、撮像部54Aに各撮像動作のタイミング信号を出力している。さらに、同期回路56Aは、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50が連結されたとき、デジタルカメラ50にタイミング信号を出力するようになっている。
一方、デジタルカメラ50では、デジタルカメラ10の同期回路56Aからタイミング信号が入力されると、同期回路56Bで生成されるタイミング信号を使わずに、同期回路56Aからのタイミング信号を使う。これにより、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50の各撮像動作のタイミングが同期される。
メモリ部58Aは、予めデジタルカメラ10の内部に設けられている図示しない内部メモリ(EEPROM、RAM等)と、図示しないスロットに挿入された外部記憶媒体からなる外部メモリ(SDカード等)で構成されている。各撮像プログラムや撮像用に設定されたパラメータ等は、内部メモリに記憶され、撮像によって得られた画像データは、外部メモリに記憶されるようになっている。
デジタルカメラ10の接続部60Aは、図5(a)及び図5(b)に示すように、デジタルカメラ10の内部に設けられた板部26、板部30と、デジタルカメラ50の連結時に、デジタルカメラ50側の板部26、30がスライドして接触する板材64、68とで構成されている。板部26、板部30の表面には、それぞれ複数の電極端子27、31が設けられており、板材64、68の表面には、それぞれ複数の電極端子65、69が設けられている。ここで、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50が連結され、電極端子27と電極端子65、又は電極端子31と電極端子69が接触することにより、情報(データ)の送受信等が行えるようになっている。
電源部62Aは、図示しない充電可能な電池を有しており、デジタルカメラ10単体で使用するときは、ACアダプターを用いて家庭用電源から電池へ充電が行われる。また、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50を連結したときは、制御部52A又は制御部52Bによって、それぞれの電池の残量が検出され、残量の多い方から少ない方へ電力供給されるようになっている。なお、電力供給は、接続部60A、60Bを介して行われる。
一方、デジタルカメラ50は、デジタルカメラ10と同様に、制御部52B、撮像部54B、同期回路56B、メモリ部58B、ディスプレイ18B、接続部60B、及び電源部62Bを有している。
次に、本発明の第1実施形態の作用について説明する。
まず、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50の連結について説明する。なお、同じ部材については、前述のように符号A、Bを付与して説明する。図3(a)〜(c)は、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50を横並びに連結する手順を示している。
図3(a)に示すように、デジタルカメラ10の右上方にデジタルカメラ50が配置され、第2係合穴34Aに第2係合部22Bが挿通される。第2係合部22Bは、デジタルカメラ10の右側面とデジタルカメラ50の左側面が接触するまで挿通される。
続いて、図3(b)及び図3(c)に示すように、デジタルカメラ50が下方側へ移動され、第2係合部22Bが第2係合穴34Aに沿ってスライド移動して、第2係合穴34Aの下端に配置される。ここで、板材68Aと本体ケース12Aとの間隔が、第2係合部22Bがぎりぎり挿入される程度に狭くなっており、板材68Aに乗り上げるようにして板材68Aと第2係合部22Bが接触して固定される。そして、板材68Aの電極端子69と、第2係合部22Bの電極端子31が接触することにより、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50の機械的な連結が完了する。
また、図3(b)及び図5(b)に示すように、デジタルカメラ10の制御部52Aは、板材68Aの電極端子69に配線74Aで接続されている。同様に、デジタルカメラ50の制御部52Bは、板材68Bの電極端子69に配線74Bで接続されている。これにより、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50が機械的に連結されたとき、制御部52Aと制御部52Bが電気的に接続され、情報信号(データ)の送受信が可能となる。
一方、図4(a)〜(c)は、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50を縦並びに連結する手順を示している。
図4(a)に示すように、デジタルカメラ10の左上方にデジタルカメラ50が配置され、第1係合穴32Bに第1係合部20Aが挿通される。第1係合部20Aは、デジタルカメラ10の上面とデジタルカメラ50の下面が接触するまで挿通される。
続いて、図4(b)及び図4(c)に示すように、デジタルカメラ50が右側へ移動され、第1係合部20Aが第1係合穴32Bに沿ってスライド移動して、第1係合穴32Bの左端に配置される。ここで、板材64Bと本体ケース12Bとの間隔が、第1係合部20Aがぎりぎり挿入される程度に狭くなっており、板材64Bに乗り上げるようにして板材64Bと第1係合部20Aが接触して固定される。そして、板材64Bの電極端子65と第1係合部20Aの電極端子27が接触することにより、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50の機械的な連結が完了する。
また、図4(b)及び図5(a)に示すように、デジタルカメラ10の制御部52Aは、板材64Aの電極端子65に配線72Aで接続されている。同様に、デジタルカメラ50の制御部52Bは、板材64Bの電極端子65に配線72Bで接続されている。これにより、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50が機械的に連結されたとき、制御部52Aと制御部52Bが電気的に接続され、情報信号(データ)の送受信が可能となる。
なお、各電極端子の接触は、平面どうしの接触に限らず、例えば、図5(c)に示すように、板材64に半球状の凸部を有する電極端子86を設け、第1係合部80の板部82に半球状の凹部を有する電極端子84を設けて、電極端子84と電極端子86を係合させるようにしてもよい。また、図5(d)に示すように、板材92にコの字状の凹部を形成し、該凹部の内面に電極端子94を設け、第2係合部90の板部88に凸状の電極端子93を設けて、電極端子93と電極端子94を係合させるようにしてもよい。
次に、連結後のデジタルカメラ10及びデジタルカメラ50の撮影手順について説明する。図6は、撮影手順のフローチャートを示している。
図2及び図6に示すように、ステップS100では、デジタルカメラ10及びデジタルカメラ50が連結(接続)された状態で、手動でスイッチがONにされ、それぞれに通電される。
続いて、ステップS101では、制御部52A、52Bが、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50が電気的に接続されているかどうかを検知する。この検知は、例えば、接続部60A、接続部60Bにそれぞれ設けられた対向する電極端子のうち、単体のデジタルカメラによる撮影時には使用しない空き電極端子に通電して、導通の有無を判定することによって検知できる。
ステップS101で導通無しと判定されたときは、ステップS103に移行して、単体のデジタルカメラによる通常撮影が行われる。一方、ステップS101で導通有りと判定されたときは、ステップS102に移行する。ステップ102では、制御部52A及び制御部52Bが、例えば、メモリ部58A、58Bに記憶された製造番号等のデータの比較により、デジタルカメラ10及びデジタルカメラ50のいずれか一方をマスターに設定する。なお、マスターの設定は、予め手動で設定して、メモリ部58A、58Bに記憶させておいてもよい。
続いて、ステップS104に移行して、タイマーの同期が行われる。ここでは、デジタルカメラ10がマスターに設定されているものとする。デジタルカメラ10では、制御部52Aが、同期回路56Aからデジタルカメラ50の制御部52Bにタイミング信号を出力させる。
一方、デジタルカメラ50では、デジタルカメラ10の同期回路56Aからタイミング信号が入力されると、同期回路56Bで生成されるタイミング信号を使わずに、同期回路56Aからのタイミング信号を使う。これにより、デジタルカメラ10及びデジタルカメラ50の各撮像動作のタイミングが同期される。
続いて、ステップS105では、マスターのデジタルカメラ10で設定される撮影モードの情報が、電気信号としてデジタルカメラ50の制御部52Bに送信され、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50の撮影モードが統一される。
続いて、ステップS106では、撮影モードの選択が行われる。ここでは、例として、パノラマ撮影及び連射撮影のいずれか一方が選択されるものとする。デジタルカメラ10で連射撮影が設定されたときは、ステップS108に移行して、予め設定された連射撮影条件に基づいて連射撮影が行われる。一方、デジタルカメラ10でパノラマ撮影が設定されたときは、ステップS107に移行して、予め設定されたパノラマ撮影条件に基づいてパノラマ撮影が行われる。
ここで、ステップS107のパノラマ撮影、ステップS108の連射撮影、いずれの場合も、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50が同期されているので、例えば、セルフタイマーをかけてシャッターボタン16を押すと、所定時間経過後に、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50で同時にシャッターが作動し、同時撮影が行われる。
ステップS107及びステップS108のいずれか一方の撮影が終了すると、ステップS109に移行して、撮影した画像データがメモリ部58A、メモリ部58Bにそれぞれ記憶される。なお、制御部52A、52Bが画像データ編集プログラムを有しているようなときは、撮影した画像データを一端それぞれのメモリ部に記憶させた後、再度読み出して、ディスプレイ18A又はディスプレイ18Bで編集して、1つの画像データとして記憶させるようにしてもよい。
続いて、ステップS110では、ディスプレイ18Aに、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50の接続を解除するかどうかのメッセージが表示される。ここで、図示しない選択ボタンを押すなどして、接続解除NOが選択されたときは、ステップS106に移行して、再度撮影モードの設定から行われる。一方、接続解除YESが選択されたときは、ステップS111に移行する。
ステップS111では、接続を解除する情報信号が制御部52Aから制御部52Bへ送信される。制御部52Bは、同期回路56Aからのタイミング信号の使用を停止し、同期回路56Bからのタイミング信号を使用するようにモード変更を行う。続いて、ステップS112において、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50が相対的にスライド移動され機械的な連結及び電気的な接続が解除される。
ここで、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50の接続後、一方の電源の電池残量が少ないときの対応手順について説明する。図7は、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50の接続後に、一方の電源から他方の電源へ充電を行うときの手順を示すフローチャートである。
図2及び図7に示すように、ステップS200では、デジタルカメラ10及びデジタルカメラ50が接続される。ステップS201では、各カメラの電源がONにされる。続いて、ステップS202では、制御部52Aが電源部62Aの電池残量を検出し、制御部52Bが電源部62Bの電池残量を検出する。
続いて、ステップS203では、予めメモリ部58A、58Bに記憶設定された所定の電池残量と、検出された電池残量とが、制御部52A、52Bによってそれぞれ比較される。ここで、各電池残量が所定の電池残量よりも多いときは、ステップS208に移行して充電対応を終了する。一方、いずれか一方、又は両方の電池残量が所定の電池残量より少ないときは、ステップS204に移行する。
ステップS204では、電池残量が少ないカメラがディスプレイ18A又はディスプレイ18Bに表示される。続いて、ステップS205では、ディスプレイ18A又はディスプレイ18Bに、電池残量が多い方から少ない方へ充電を行うかどうかのメッセージが表示される。
ここで、利用者によって充電不要と判断されたときは、ステップS208に移行して充電対応を終了する。一方、充電必要と判断されたときは、ステップS206に移行して充電が行われる。なお、両方とも充電が必要なときは、ディスプレイ18A又はディスプレイ18Bに、外部電源による充電を指示するメッセージを表示させるようになっている。
続いて、ステップS207では、制御部52Aが電源部62Aの電池残量を検出し、制御部52Bが電源部62Bの電池残量を検出する。そして、両方の電池残量が所定の電池残量を超えているときは、ステップS208に移行して充電対応を終了する。一方、電池残量が所定の電池残量より少ないときは、ステップS206に移行して充電を継続する。
以上説明したように、本発明のデジタルカメラ10、50では、第1係合部20Aと第1係合穴32B、第2係合部22Bと第2係合穴34A、あるいは、第1係合部20Bと第1係合穴32A、第2係合部22Aと第2係合穴34Bによる連結手段によって、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50とが一体となるので、位置ずれすることなくパノラマ画像を得ることができる。
また、このパノラマ画像は、デジタルカメラ10を一方向にずらして複数回撮影したものと比べると、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50とが一体となっているため、画像を自然につなげることができ、精度の良いパノラマ画像が得られる。
さらに、画像データ、撮影日時データ等のデータを、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50とで共有できる。これにより、例えば、デジタルカメラ10で得られた画像データと、デジタルカメラ50で得られた画像データを、1台のデジタルカメラ10で編集して合成するなどの処理が可能となり、別途コンピュータ等の画像データ処理手段を用いなくて済む。
また、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50とを連結したときに、いずれか一方の同期回路のタイマーに合わせて同時に撮影が行われる。これにより、時間、環境等のパノラマ撮影に影響する条件が同一となり、より精度の高いパノラマ画像が得られる。
さらに、例えば、移動体を含めてパノラマ画像を撮影するときに、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50とで撮影タイミングが合うので、デジタルカメラ10で得られた画像と、デジタルカメラ50で得られた画像とをつないだときに、移動体の画像を自然につなげることができる。
また、デジタルカメラ10とデジタルカメラ50を接続すると、一方から他方へ充電が行えるので、別途充電器を用意しなくても充電することが可能となる。
次に、本発明の撮像装置の第2実施形態を図面に基づき説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一のものには、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図8(a)には、撮像装置としてのデジタルカメラ100の左側面図、背面(後面)図、及び右側面図が示されている。デジタルカメラ100は、撮像筐体としての箱体からなる本体ケース102を有している。本体ケース102の前面側には、被写体の画像を結像するためのレンズ部14と、撮影動作を開始する図示しないシャッターボタンとが設けられている。本体ケース102の後面側には、ディスプレイ18が設けられている。
デジタルカメラ100の後面視にて、本体ケース102の左端面には、上下方向を長さ方向とする矩形状の開口部106が形成されている。開口部106の上端側の縁部には、本体ケース102の内側へ窪んだ凹部109が形成されている。また、各開口部106には、開口部106よりも小さい大きさの板材からなる第1アーム部材108が挿入されている。ここで、凹部109は、第1アーム部材108をつまんで引き出すために設けられている。また、開口部106には、開口部106よりも小さい大きさの板材からなる第1アーム部材108が挿入されている。
第1アーム部材108は、円柱状のシャフト104を含むヒンジ機構110によって、鉛直面内及び水平面内で回動可能に設けられている。また第1アーム部材108は、回動させることにより、開口部106から引き出され、又は本体ケース102へ収納されるようになっている。
図9(a)に示すように、ヒンジ機構110は、シャフト104と、第1アーム部材108と、シャフト104によって第1アーム部材108が一端に連結された回転部材112と、回転部材112の他端を回転可能に保持する保持部材115とで構成されている。第1アーム部材108の一方の端部には、シャフト104が挿通可能な大きさの穴部(図示せず)が設けられている。
回転部材112は、円柱状に形成されており、一方の端部に断面コの字形の凹部114が形成されている。また、凹部114の両側壁には、シャフト104が挿通される図示しない穴部が形成されている。
一方、保持部材115は、一方に下面を有する円筒状に形成されており、保持部材115の凹部116の内径は、回転部材112の外径と略等しい大きさとなっている。また、保持部材115は、本体ケース102の内部に設けられた図示しない基台に接着等により固定されている。
ここで、第1アーム部材108の一方の端部が凹部114に挿入され、第1アーム部材108の穴部と回転部材112の穴部が一致した状態で、シャフト104が挿通される。さらに、回転部材112のシャフト104と反対側の端部が、保持部材115の凹部116に挿入されることにより、ヒンジ機構110が形成されている。
ヒンジ機構110は、第1アーム部材108がシャフト104を回動中心として回動し、あるいは回転部材112が保持部材115に対して回転することによって、第1アーム部材108の鉛直面内又は水平面内での回動を可能としている。
一方、図8(a)に示すように、デジタルカメラ100の後面視にて、本体ケース102の右端面には、上下方向を長さ方向とする2つの矩形状の開口部118が、並列して2カ所に形成されている。2カ所の開口部118の間で、且つ開口部118の上端側には、本体ケース102の内側へ窪んだ凹部125が形成されている。また、各開口部118には、開口部118よりも小さい大きさの板材からなる第2アーム部材120、122が挿入されている。
第2アーム部材120、122は、円柱状のシャフト124を含むヒンジ機構によって鉛直面内に回動可能に設けられている。なお、シャフト124を含むヒンジ機構は、前述の第1アーム部材108のヒンジ機構110と同様の構成であるので、説明を省略する。
第2アーム部材120、122は、回動させることにより、開口部118から引き出され、又は本体ケース102へ収納されるようになっている。ここで、凹部125は、第2アーム部材120、122をつまんで引き出すために設けられている。
次に、デジタルカメラ100を2台接続する方法について説明する。なお、2台のデジタルカメラ100の一方を100Aとし、他方を100Bとする。同じ部材については、符号にA、Bをつけて区別する。また、デジタルカメラ100A、100Bの内部構造は、図2に示すデジタルカメラ10、50と同様であるので、説明を省略する。
図8(b)及び図8(c)に示すように、デジタルカメラ100Aとデジタルカメラ100Bの機械的な連結は、本体ケース102Aから引き出された第2アーム部材120Aと第2アーム部材122Aの間に、本体ケース102Bから引き出された第1アーム部材108Bを挿入して挟持することにより行われる。
第2アーム部材122Aの内側面には、デジタルカメラ100A内部に設けられた制御部52Aと電気的に接続されている電極端子126Aが設けられている。また、第1アーム部材108Bにおける電極端子126Aと対向する位置には、デジタルカメラ100B内部に設けられた制御部52Bと電気的に接続されている電極端子128Bが設けられている。ここで、第1アーム部材108Bが第2アーム部材120A、122Aに挟持され、電極端子126Aと電極端子128Bが接触することにより、デジタルカメラ100Aとデジタルカメラ100Bが電気的に接続される。
図9(a)に示すように、回転部材112Aが90°回転されることにより、第1アーム部材108Bが水平面内で回動可能となる。同様のヒンジ機構により、第2アーム部材120A、122Aが90°回転されて、水平面内で回動可能となる。この状態で第1アーム部材108Bと第2アーム部材120A、122Aが接続されると、図9(b)に示すように、被写体Pに対してデジタルカメラ100Aとデジタルカメラ100Bの角度を変えることができる。
次に、本発明の第2実施形態の作用について説明する。
第2実施形態では、デジタルカメラ100Aとデジタルカメラ100Bの配置角度が可変となっているので、第1実施形態で説明したパノラマ撮影、連射撮影の各撮影モードに加えて、3D(立体)撮影のモードが追加されている。ここでは、3D撮影モードの手順について説明する。
図10は、3D撮影の手順をフローチャートで示している。なお、デジタルカメラ100Aとデジタルカメラ100Bは予め接続されており、タイマーの同期も行われている。
図2、図8、図9、及び図10に示すように、ステップS300では、ディスプレイ18Aに撮影モードの選択画面が表示される。撮影モードはパノラマ、連射、3Dの中から選択可能となっている。ステップS301では、撮影者によって3D撮影モードが選択される。ステップS302では、デジタルカメラ100Aがマスター、デジタルカメラ100Bがスレーブ(サブ)に決定される。
続いて、ステップS303では、デジタルカメラ100Aに対するデジタルカメラ100Bの位置情報、即ち、2台のカメラの間隔(ステレオベース)の情報と、それぞれの角度(トーイン角度)の情報とが、デジタルカメラ100Aの制御部52Aに入力される。
なお、ステレオベースは、同一機種2台を接続したときには、メモリ部58Aに予め保存されている距離データが読み出されるだけであるが、接続可能な異なる2機種を接続したときは、撮影者が手入力することになる。通常範囲の撮影であれば、ステレオベースは65mm程度である。また、トーイン角度は、撮影者が手入力する。
続いて、ステップS304では、デジタルカメラ100A及びデジタルカメラ100Bの画角情報が、デジタルカメラ100Aの制御部52Aに入力される。
続いて、ステップS305では、制御部52Aが、予めメモリ部58Aに記憶されていた3D撮影可能条件(ステレオベース推奨範囲、角度推奨範囲、画角推奨範囲)に、ステップS303、S304で取得されたステレオベース値、角度、画角が当てはまっているかが判定される。
ステップS305において、各条件値が推奨範囲に入っていないときは、ステップS306に移行して、ディスプレイ18Aに適正な撮影条件を表示する。このとき、画角については、他のデジタルカメラに交換するしかないので、交換のメッセージをディスプレイ18Aに表示する。撮影者は、適正な撮影条件に基づいて、デジタルカメラ100Aとデジタルカメラ100Bのステレオベース、角度を変更する。
ステップS305において、各条件値が推奨範囲に入っているときは、ステップS307に移行して、3D撮影を行う。撮影終了後、ステップS308に移行して、撮影した画像データをメモリ部58A(又はメモリ部58B)に保存する。
続いて、ステップS309では、ディスプレイ18Aに、デジタルカメラ100Aとデジタルカメラ100Bの接続を解除するかどうかのメッセージが表示される。ここで、図示しない選択ボタンを押すなどして、接続解除NOが選択されたときは、ステップS301に移行して、再度3D撮影モードの選択から行われる。一方、接続解除YESが選択されたときは、ステップS310に移行する。
ステップS310では、接続を解除する情報信号が制御部52Aから制御部52Bへ送信される。制御部52Bは、同期回路56Aからのタイミング信号の使用を停止し、同期回路56Bからのタイミング信号を使用するようにモード変更を行う。続いて、ステップS311において、第1アーム部材108Bと第2アーム部材120A、122Aの接続が解除され、デジタルカメラ100Aとデジタルカメラ100Bの機械的な連結及び電気的な接続が解除される。
以上説明したように、本発明の第2実施形態では、デジタルカメラ100Aとデジタルカメラ100Bについて、本体ケース102A、102Bに収納された第1アーム部材108B、第2アーム部材120A、122Aを取り出して連結するので、デジタルカメラ100Aとデジタルカメラ100Bとの間隔が広くなる。これにより、広範囲のパノラマ撮影が可能となり、移動体の連続撮影が行える。
また、デジタルカメラ100Aとデジタルカメラ100Bがそれぞれヒンジ機構を備えており、連結したときに、ヒンジ機構によってデジタルカメラ100Aとデジタルカメラ100Bの撮影方向を変えることができるので、3D撮影も可能となり、得られる画像の種類が多くなる。
次に、本発明の撮像装置の第3実施形態を図面に基づき説明する。なお、前述した第1実施形態及び第2実施形態と基本的に同一のものには、前記第1実施形態及び第2実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図11(a)〜図11(c)には、撮像装置としてのデジタルカメラ130が示されている。デジタルカメラ130は、撮像筐体としての箱体からなる本体ケース132を有している。本体ケース132は、図示しない継ぎ目において前カバーと後カバーに分かれるが、ここでは図示を省略している。
また、デジタルカメラ130の後面視にて、本体ケース132の下面中央部には、第1係合部134が設けられている。第1係合部134は、本体ケース132の下面に突設され、本体ケース132を構成する板材の厚さよりも大きい高さの柱部と、柱部の断面積よりも広い面積を有する板材とで構成されている。
本体ケース132の上面には、中央部から左端部にかけて、本体ケース132を構成する板材を貫通した第1係合穴136が形成されている。第1係合穴136は、上面の中央部に設けられ第1係合部134の板材が挿通可能な大きさの穴部と、第1係合部134の柱部が挿通可能な幅を有し、穴部と連通して上面の左端部にかけて延びるガイド穴とで構成されている。
本体ケース132の右側面中央部には、第2係合部138が設けられている。第2係合部138は、本体ケース132の右側面に突設され、本体ケース132を構成する板材の厚さよりも大きい高さの柱部と、柱部の断面積よりも広い面積を有する板材とで構成されている。
本体ケース132の左側面には、中央部から上部にかけて、本体ケース132を構成する板材を貫通した第2係合穴140が形成されている。第2係合穴140は、左側面の中央部に設けられ第2係合部138が挿通可能な大きさの穴部と、第2係合部138の柱部が挿通可能な幅を有し、穴部と連通して左側面の上部にかけて延びるガイド穴とで構成されている。
一方、デジタルカメラ130は、第1係合穴136、又は第2係合穴140を介して本体ケース132に取付け可能なフラッシュユニット142を有している。フラッシュユニット142は、通電により被写体に向けて発光するランプを備え、図示しない発光面を有するボックス状の発光部144と、発光部144の下面に突設された四角柱状の軸部146と、軸部146の端面に接着された板材148とで形成されている。
板材148の下面には、図示しない複数の電極端子が配置されており、該電極端子は発光部144内のランプ(図示せず)に接続されている。ここで、電極端子に通電されることにより、発光部144が発光するようになっている。
また、本体ケース132の内部で、第1係合穴136、第2係合穴140と対向する位置には、図示しない複数の電極端子が表面に配列された板状の接続端子部150、152がそれぞれ設けられている。接続端子部150、152の複数の電極端子は、前述の制御部52A(図2参照)と同様の制御部に接続されている。接続端子部150、152の電極端子と、フラッシュユニット142の電極端子は、同数、同ピッチで配置されている。
図12(a)及び図12(b)は、デジタルカメラ130を縦方向に配置し、フラッシュユニット142を第2係合穴140を介して本体ケース132に取付ける状態を示している。
次に、本発明の第3実施形態の作用について説明する。
図11(a)〜(c)及び図12(a)、(b)に示すように、デジタルカメラ130は、通常時、フラッシュユニット142が外されており、暗部等、フラッシュが必要とされるときにフラッシュユニット142が取付けられる。
フラッシュユニット142は、デジタルカメラ130が横置きのときは、第1係合穴136に軸部146及び板材148が挿通され、左方向へスライド移動されて、接続端子部150と接触することにより固定される。また、デジタルカメラ130が縦置きのときは、第2係合穴140に軸部146及び板材148が挿通され、右方向へスライド移動されて、接続端子部152と接触することにより固定される。
デジタルカメラ130に取付けられたフラッシュユニット142は、制御部52Aによって通電が行われ発光する。なお、フラッシュユニット142は、通常1ヶ所に取付けられるので、第1係合穴136及び第2係合穴140のいずれか一方は、空き状態となっている。このため、もう1台のデジタルカメラ130Bを準備して、空き状態のいずれかの係合穴に、係合部を係合させて、連結してもよい。
以上説明したように、本発明の第3実施形態によれば、縦横の第1係合穴136又は第2係合穴140に、適宜フラッシュユニット142を取付けることにより、撮影時に、デジタルカメラ130の角度を縦横に変えても、被写体(撮影対象)に適した発光が可能となる。
なお、第3実施形態の他の実施例として、図12(c)及び図12(d)に示すフラッシュユニット154を用いてもよい。フラッシュユニット154は、図示しないランプが内蔵され通電により被写体に向けて発光する発光面158を備えたボックス状の発光部156と、発光部156の下面に突設された四角柱状の軸部160と、軸部160の端面に接着された板材162とで形成されている。
板材162は、発光面158がデジタルカメラ130の第1係合穴136の長さ方向と直交する方向に向けて配置されたときに、第1係合穴136を挿通可能な幅となっている。この状態では、フラッシュユニット154は本体ケースから自由に着脱される。
一方、発光面158が第1係合穴136の長さ方向と平行に向けられたとき、即ち、フラッシュユニット154が90°回転されたときには、第1係合穴136の幅よりも板材162の幅の方が長いため、フラッシュユニット154は固定される。
板材162の下面には、図示しない複数の電極端子が配置されており、該電極端子は発光部156内のランプに接続されている。ここで、デジタルカメラ130の制御部52Aから電極端子に通電されることにより、発光部156が発光する。
次に、本発明の撮像装置の第4実施形態を図面に基づき説明する。なお、前述した第1実施形態〜第3実施形態と基本的に同一のものには、前記第1実施形態〜第3実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図13(a)には、表示装置170が示されている。表示装置170は、表示面172を備え、デジタルカメラ130(図11参照)の横幅と略等しい横幅のディスプレイ部174と、ディスプレイ部174と略等しい厚さの板材からなる中継部材176と、ディスプレイ部174をデジタルカメラ130に取付けたときのベースとなるベース部材178を有している。
ベース部材178と中継部材176は、第1ヒンジ部材180によって回動可能に連結されている。中継部材176とディスプレイ部174は、第2ヒンジ部材182によって回動可能に連結されている。また、ベース部材178の下端面(図の左端面)には、前述の軸部146及び板材148からなる係合部184が接着固定されている。
板材148の下端面には、複数の図示しない電極端子が設けられている。ここで、該電極端子が、デジタルカメラ130の接続端子部150(図11(b)参照)の電極端子と接触することにより通電可能となり、制御部52Aによって表示制御され、撮影領域又は画像が表示面172に表示される。
次に本発明の第4実施形態の作用について説明する。
図13(b)に示すように、例えば、デジタルカメラ130のディスプレイ18の視認領域が狭く感じるとき、表示装置170を、表示面172をディスプレイ18と同じ側に向けて、デジタルカメラ130の上方に配置する。
続いて、表示装置170の係合部184を、デジタルカメラ130の第1係合穴136(図11参照)に挿入し、矢印方向にスライドさせて固定する。これにより、表示装置170とデジタルカメラ130が電気的に接続される。制御部52Aは、表示装置170の表示面172に、撮影領域又は画像を表示させる。
このように、ディスプレイ18よりも大型の表示装置170を取付けることにより、撮影者が撮影領域又は画像を見やすくなる。なお、表示装置170を使う必要がないときは、固定時の取付け方向と逆方向にスライド移動させて取り外してもよいが、図13(c)に示すように、第1ヒンジ部材180及び第2ヒンジ部材182で折畳んで、表示装置170を収納してもよい。このように折畳むことで、デジタルカメラ130と一緒に表示装置170を持ち運ぶことができる。また、表示面172が、本体ケース132側を向いて収納されるので、表示面に傷が付きにくい。
次に、本発明の撮像装置の第5実施形態を図面に基づき説明する。なお、前述した第1実施形態〜第4実施形態と基本的に同一のものには、前記第1実施形態〜第4実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図14(a)及び図14(b)に示すように、デジタルカメラ10の下方に三脚200が配置されている。三脚200は、三方に伸びる脚部(図示せず)が取付けられた支持部材202を有している。支持部材202の上部には、雲台206が取付けられており、雲台206の角度が調整された後、締付ネジ204で雲台206の角度を固定するようになっている。雲台206の上面には、固定ネジ208の先端が突出している。また、固定ネジ208の下端部には、撮影者が固定ネジ208を回すための把持部210が取付けられている。
一方、デジタルカメラ10の下面には、第1係合穴190が形成されている。第1係合穴190は、第1実施形態における第1係合穴32のガイド穴38に、固定ネジ208と螺合されるネジ溝部192が形成されたものである。
次に、本発明の第5実施形態の作用について説明する。
把持部210を回して固定ネジ208の先端位置を十分下げた状態で、雲台206の上面にデジタルカメラ10を載置する。このとき、固定ネジ208の位置に、ネジ溝部192を位置合せして配置する。
続いて、把持部210を逆方向に回して、固定ネジ208とネジ溝部192を螺合させることにより、デジタルカメラ10を雲台206上に固定する。雲台206は、適宜角度を調整変更した後、固定ネジ208を回すことにより、角度が固定される。
このように、本体ケース12側に、三脚200への固定用の雌ネジを設けていなくても、デジタルカメラ10を雲台206及び三脚200に固定できるので、三脚200用の固定ネジが不要となり、デジタルカメラ10の小型化が可能となる。また、三脚200をデジタルカメラ10に縦横自在に接続できるようになるので、デジタルカメラ10の固定方向の自由度が上がる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。各係合部及び各係合穴の形状は、矩形だけでなく、円形、三角形、あるいは多角形状であってもよい。また、連結手段として、係合だけでなく、嵌合させてもよい。メモリ部58A、58Bは、PCカード、スマートメディア、フラッシュメモリーカード、ICカード等を用いることができる。また、板材の端部に突部を設けて、該突部を係合部が乗り越えて板材と接触するようにして、係合部が外れにくくなるようにしてもよい。さらに、デジタルカメラだけでなく、カメラ付きの携帯電話に適用してもよい。
10 デジタルカメラ(撮像装置)
12 本体ケース(撮像筐体)
20 第1係合部(連結手段)
22 第2係合部(連結手段)
27 電極端子(通信手段、電力供給路)
31 電極端子(通信手段、電力供給路)
32 第1係合穴(連結手段)
34 第2係合穴(連結手段)
50 デジタルカメラ(同種の撮像装置)
52A 制御部(制御部、通信手段)
52B 制御部(制御部、通信手段)
56A 同期回路(タイマー)
56B 同期回路(タイマー)
62A 電源部(電源)
62B 電源部(電源)
100 デジタルカメラ(撮像装置)
100B デジタルカメラ(同種の撮像装置)
108B 第1アーム部材(アーム部材、連結手段)
110 ヒンジ機構(ヒンジ機構)
120A 第2アーム部材(アーム部材、連結手段)
122A 第2アーム部材(アーム部材、連結手段)
130 デジタルカメラ(撮像装置)
136 第1係合穴(ガイドレール、連結手段)
136 第1係合穴(表示装置接続部、連結手段)
140 第2係合穴(ガイドレール、連結手段)
142 フラッシュユニット(発光部材)
170 表示装置(外部表示装置)
192 ネジ溝部(溝部)
200 三脚(三脚)
206 雲台(雲台)
208 固定ネジ(ネジ)
12 本体ケース(撮像筐体)
20 第1係合部(連結手段)
22 第2係合部(連結手段)
27 電極端子(通信手段、電力供給路)
31 電極端子(通信手段、電力供給路)
32 第1係合穴(連結手段)
34 第2係合穴(連結手段)
50 デジタルカメラ(同種の撮像装置)
52A 制御部(制御部、通信手段)
52B 制御部(制御部、通信手段)
56A 同期回路(タイマー)
56B 同期回路(タイマー)
62A 電源部(電源)
62B 電源部(電源)
100 デジタルカメラ(撮像装置)
100B デジタルカメラ(同種の撮像装置)
108B 第1アーム部材(アーム部材、連結手段)
110 ヒンジ機構(ヒンジ機構)
120A 第2アーム部材(アーム部材、連結手段)
122A 第2アーム部材(アーム部材、連結手段)
130 デジタルカメラ(撮像装置)
136 第1係合穴(ガイドレール、連結手段)
136 第1係合穴(表示装置接続部、連結手段)
140 第2係合穴(ガイドレール、連結手段)
142 フラッシュユニット(発光部材)
170 表示装置(外部表示装置)
192 ネジ溝部(溝部)
200 三脚(三脚)
206 雲台(雲台)
208 固定ネジ(ネジ)
Claims (9)
- 同種の撮像装置との連結を可能とする連結手段が、撮像筐体の上下面又は側面に設けられたことを特徴とする撮像装置。
- 前記連結手段は、前記撮像筐体内に収納可能であり、取り出した状態で同種の撮像装置と離れて前記撮像筐体を連結するアーム部材であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記連結手段が、ヒンジ機構を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
- 前記撮像筐体の下面に設けられた前記連結手段は、三脚の雲台のネジと螺合する溝部を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記連結手段には、同種の撮像装置と連結されたとき、該同種の撮像装置へデータを送信する通信手段が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記撮像装置は、時間をカウントすると共に撮像開始時刻が設定可能なタイマーと、前記タイマーに接続され前記撮像開始時刻にシャッターを作動して撮像開始させる制御部と、を備え、
前記制御部及び前記同種の撮像装置の制御部は、前記連結手段で連結されたときに、前記通信手段を介して互いにデータを送受信して、前記同種の撮像装置のタイマーを前記タイマーに同期させ、前記タイマーに設定された撮像開始時刻において、同時に撮影を行うことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。 - 前記連結手段には、電力の供給が可能な電力供給路が設けられ、
同種の撮像装置と連結されたとき、前記制御部が、前記撮像装置と前記同種の撮像装置のそれぞれに搭載された電源の電力を比較し、電源の電力が多い方から少ない方へ前記電力供給路を介して電力供給させることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。 - 前記連結手段は、前記制御部で発光制御されて撮影時に撮影方向へ向けて発光する発光部材が取付けられるガイドレールを備えていることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の撮像装置。
- 前記連結手段は、前記制御部で表示制御されて撮影領域又は画像を表示する外部表示装置が取付けられる表示装置接続部を備えていることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の撮像装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011029699A (ja) * | 2009-07-21 | 2011-02-10 | Fujifilm Corp | 複眼撮像装置 |
JP2012239135A (ja) * | 2011-05-13 | 2012-12-06 | Nikon Corp | 電子機器 |
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2007
- 2007-11-21 JP JP2007302046A patent/JP2009130526A/ja active Pending
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