JP2009042082A - 三次元座標系の設定方法および装置 - Google Patents

三次元座標系の設定方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】測定値を表す座標系として複数の座標系を設定することができる装置に対し、複数の座標系を効率よく且つ精度よく設定する。
【解決手段】所定の空間に、ターゲットマーク93(第1マーク)を備えた較正チャート92と、外観上識別可能な基点マーク43(第2マーク)を備えたステレオカメラ1を配置する。ステレオカメラ1に接続された設定装置91からステレオカメラ1に較正値を入力し、自動較正機能により固有座標系の原点を較正する。設定装置91は、較正値、ターゲットマーク93の位置座標および基点マーク43の位置座標に基づいて、固有座標系における基点マーク43の位置座標を算出する。設定装置91は、算出した基点マーク43の位置座標を、固有座標系とは別の共通座標系の原点の位置座標として、ステレオカメラ1に記憶せしめる。
【選択図】図23

Description

本発明は、三次元空間において被測定点の位置を測定する装置に対し、位置を表すための三次元座標系を設定する方法および装置に関する。詳しくは、装置に固有の座標系のほかに、一または複数の座標系を設定する方法および装置に関する。
コンピュータビジョンの分野では、撮影空間をある方向から見たときに視認できる点の位置を光学的に計測することにより、撮影空間に配置された物体の三次元形状を認識したり、撮影空間の奥行きを認識したりすることが行われている。計測の手法としては、三角測量の原理を利用したステレオ画像法、光の照射から反射光の受光までの時間を測定するTOF(Time of Flight)法、スリット光を照射したときのパターン光を調べる光切断法などが知られている。
視認できる点の位置を所定の座標系における座標値として表し、その座標値を画素値として記録した画像は、一般に「距離画像」、「奥行画像」などと呼ばれている。距離画像には、人間が対象を両眼視することにより認識する空間的な位置の情報が含まれている。一方、通常の撮影により得られるRGBデータあるいは濃淡画像には、人間が物体を見たときに認識する色や明るさの情報が含まれている。よって、距離画像から得られる情報とRGBデータなどから得られる情報とを組み合わせれば、人間が視覚により取得するのとほぼ同等の情報をコンピュータに認識させることができる。これにより、撮影空間の立体映像をモニタ上に再生したり、コンピュータにより三次元の物体を判別することが可能となる。このような技術は、あらゆる産業分野において有用な技術であるため、数々の研究が進められている(例えば、特許文献1)。
一方、距離画像を取得する場合に限らず、位置や距離を測定するときには、計測装置の個体差が測量結果に与える影響を軽減するために、装置の使用前に、チャートを用いた較正(キャリブレーション)を行うことが一般的である。装置の動作モードの1つとして、所定操作を行った場合に自動的に内部のパラメータを較正するセルフ(自動)キャリブレーションモードを備えた装置も知られている(例えば、特許文献2)。
特開2002−095018号公報 特開2003−307466号公報
位置や距離を測定する装置は、装置内部に座標系を保持しており、その座標系に基づいて位置を表したり距離を算出したりする。しかし、空間をどのような座標系で表現するかは、メーカー間、装置間で特に統一されていない。このため、同じ位置から同じ対象を撮影した場合でも、距離画像を生成する撮像装置が異なれば、距離画像の画素値は異なることとなる。この座標系の相違は、異なる計測装置を組み合わせて用いる場合や、計測装置を交換した場合などに、不都合を生じさせる。
上記問題の解決策として、本発明の発明者らは、装置に固有の座標系とは別に複数の装置に共通の共通座標系を装置内部に保持させることを提案している。これに伴い、装置に対し、互いに関連づけられた複数種類の座標系を、短時間で精度良く記憶せしめることが必要になった。
本発明は、上記事情に鑑みて、1台の装置に対し複数種類の座標系をまとめて且つ精度よく設定する方法および装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、被測定点の位置を測定する装置に対し、位置を表すための三次元座標系を設定する方法を提案する。ここで、設定の対象となる測距装置(第1測距装置)は、装置固有の固有座標系の原点を記憶する記憶部、被測定点の固有座標系における位置座標を取得する座標取得部、入力された較正値と座標取得部により取得された第1マークの位置座標とに基づいて固有座標系の原点を自動的に較正する較正部、および外観上識別可能な第2マークを備えているものとする。
本発明の方法では、まず、所定の空間に、第1マークを備えた較正チャートを配置し、第1測距装置を、同じ空間内の前記第1マークの位置を測定し得る位置に配置する。次に、第1測距装置に設定装置を接続し、設定装置から第1測距装置の較正部に所定の較正値を送信して、前記記憶部に記憶された固有座標系の原点を較正せしめる。続いて、設定装置が、較正値、第1マークの位置座標および第2マークの位置座標に基づいて、固有座標系における第2マークの位置座標を算出し、第2マークの位置座標を、一の三次元座標系の原点の位置座標として、第1測距装置の記憶部に記憶せしめる。これにより、第1測距装置に対し三次元座標系を設定することができる。
第1マークの位置座標および第2マークの位置座標は、設定の対象となる第1測距装置とは異なる第2測距装置を用いて取得することが好ましい。例えば、被測定点の所定座標系における位置座標を取得する第2測距装置を、前記空間内の第1マークおよび第2マークの位置座標を取得し得る位置に配置し、設定装置から第2測距装置に対し、第1マークおよび第2マークの位置座標の取得を指示する。これにより、設定装置は、第2測距装置により取得された位置座標を利用して、第2マークの位置座標を算出することができる。
また、設定装置に、第1測距装置の一または複数の特徴点と第2マークとの位置関係を表す情報を予め記憶せしめ、その位置関係の情報と第2のマークの位置座標とに基づいて、各特徴点の固有座標系における位置座標を算出し、各特徴点の固有座標系における位置座標を、一の三次元座標系とは異なる三次元座標系の原点の位置座標として、それぞれ、第1測距装置の記憶部に記憶せしめてもよい。これにより、第1測距装置に対し複数の三次元座標系を設定することができる。
さらに、本発明は上記方法に使用する装置として、被測定点の位置を測定する測距装置に接続され、その測距装置に対し位置を表すための三次元座標系を設定する設定装置を提供する。この設定装置は、前記第1測距装置および前記第2測距装置を設定装置にそれぞれ接続するための接続手段を備えている。また、第1測距装置の較正部に所定の較正値を送信して、前記記憶部に記憶された固有座標系の原点を較正せしめる較正指示手段と、第2測距装置に対し、第1マークおよび第2マークの位置座標の取得を指示して、第2測距装置から第1マークおよび第2マークの所定座標系における位置座標を取得する座標取得手段を備える。さらに、較正値、第1マークの位置座標および第2マークの位置座標に基づいて、固有座標系における第2マークの位置座標を算出する算出手段と、算出手段により算出された第2マークの位置座標を、一の三次元座標系の原点の位置座標として、第1測距装置の前記記憶部に記憶せしめることにより、第1測距装置に対し三次元座標系を設定する座標系設定手段とを備える。
なお、上記設定装置は、第1測距装置の一または複数の特徴点と第2マークとの位置関係を表す情報を記憶する記憶手段をさらに備えるものとしてもよい。この場合、算出手段は、記憶手段が記憶する位置関係の情報と座標取得手段が取得した第2マークの位置座標とに基づいて、各特徴点の固有座標系における位置座標を算出する。また、座標系設定手段は、各特徴点の固有座標系における位置座標を、一の三次元座標系とは異なる三次元座標系の原点の位置座標として、それぞれ、第1測距装置の記憶部に記憶せしめることにより、第1測距装置に対し複数の座標系を設定する。
上記方法および装置によれば、固有座標系の較正を行う過程で、固有座標系以外の座標系をも設定するので、設定すべき座標系が2以上ある場合でも、簡単な手順で短時間に設定を行うことができる。また、較正された固有座標系の原点を基準にして、他の座標系を設定するため、すべての座標系を高い精度で設定することができる。
以下、本発明の方法および装置について、測距装置の一種であるステレオカメラに対し、複数種類の座標系を設定する場合を例示しながら、詳細に説明する。
[ ステレオカメラの概要 ]
図1Aおよび図1Bはステレオカメラの外観図であり、図1Aは正面側、図1Bは背面側の外観を示している。このステレオカメラ1は、撮影空間の奥行きをステレオ法により 測定するタイプのカメラで、2つの撮像レンズ2a、2bを備えている。ステレオカメラ1は、この他、一般のデジタルカメラと同様、シャッタレリーズボタン3、ファインダ4、操作ボタン5、液晶モニタ7、メモリカード9をセットするカードスロット8、ケーブルを接続する外部接続インタフェース10、その他スピーカ、マイクなどを備えている。
図2は、ステレオカメラ1の内部構成を示すブロック図である。図に示すように、ステレオカメラ1は、撮像レンズ2a、2b、絞り(図示せず)、CCD11a、11bおよびレンズの位置や向き、絞りの開閉、CCDの電荷放出タイミングなどを制御するための機構(モータ、制御回路など:図示せず)からなる撮像系を備え、さらに撮像系により得られた信号をデジタルデータに変換する手段として、A/D変換部12a、12bを備えている。撮像系の基線長および輻輳角は、モータの駆動により撮像レンズ2a、2b(CCDなども含む)の位置や向きを変更することで、調整可能となっている。
また、ステレオカメラ1は、モニタ7への表示出力を制御する表示制御部15、メモリカードスロット8に装填されたメモリカード9へのデータの記録およびメモリカード9からのデータの読み出しを制御する読出/書込制御部17、外部接続インタフェース10に接続された機器との間の入出力を制御する転送制御部18を備える。これらの制御部は、それぞれ専用の回路もしくはドライバプログラムとして実装されている。
また、ステレオカメラ1は、SDRAMなどのメモリ23と、カメラ全体の動作を制御する全体制御部19を備える。全体制御部19は、制御プログラムが記録されたRAM21と、制御に利用する各種設定値が記録されたEEPROM22と、制御プログラムを実行するCPU20とにより構成され、シャッタレリーズボタン3や操作ボタン5からの入力を受け付けて、各部に対し直接またはシステムバス14を介して指示信号を送出する。指示信号を受けた各部はメモリ23を介して処理済みデータを交換しながら処理を行う。
さらに、ステレオカメラ1は、カメラ内部に保持される各種設定値を自動的に較正する較正部90を備える。較正部90は、全体制御部19によりキャリブレーションモードへの移行操作が検出されると、外部接続インタフェース10を介して外部から入力される較正値を取得する。そして、取得した較正値に基づいて、後述する変位情報記憶部24に記憶されている情報や、EEPROM22に記憶されている設定値などを補正する。すなわち、セルフキャリブレーションを行なう。
システムバス14には、この他、画像処理部13a、13b、圧縮処理部66、変位情報記憶部24、距離画像生成部25、確認用画像生成部67および画像ファイル生成部26が接続されている。本実施形態では、変位情報記憶部24は後述するデータを記憶するEEPROMとして実装され、画像処理部13a、13b、圧縮処理部66、距離画像生成部25、確認用画像生成部67および画像ファイル生成部26は、それぞれ専用のプロセッサとして実装される。但し、これらの処理部の機能を兼ね備える1つのプロセッサとして実装してもよいし、全体制御部19のRAM21に記憶されるプログラムの1つとして実装してもよく、実装のしかたは特に限定されない。
以下、ステレオカメラ1の動作について、画像処理部13a、13b、変位情報記憶部24、距離画像生成部25、確認画像生成部67および画像ファイル生成部26の処理に着目しながら説明する。
[ 撮影 ]
シャッタレリーズボタン3の押下など撮影のための操作が行われると、その操作は全体制御部19により検出され、全体制御部19から撮像系に対し各種指示信号が送出される。これにより、撮像系からA/D変換部12a、12bに撮影空間を表す映像信号が入力され、A/D12a、12bから、それぞれ画像データ(輝度画像)、例えばRGBデータが出力される。画像処理部13a、13bは、それぞれ、A/D変換部12a、12bから供給されるRGBデータを、メモリ23に格納する。例えば、図3に示すように、三角錐の形をした物体27が配置された撮影空間を撮影した場合であれば、図4に示すように、撮像レンズ2aを通して得られたRGBデータ28aと、撮像レンズ2bを通して得られたRGBデータ28bとが、メモリ23に格納される。
続いて、画像処理部13a、13bは、それぞれ、A/D変換部12a、12bから供給されたRGBデータに対しRGB−YCC変換を施す。そして、変換により得られたYCCデータをメモリ23に格納する。その後、このYCCデータは圧縮処理部66により読み出され、圧縮された後再度メモリ23に格納される。これにより、レンズ2aを通して得られたRGBデータと、同時刻にレンズ2bを通して得られたRGBデータと、それらのRGBデータを変換、圧縮することにより生成された2つのYCCデータとが、メモリ23に格納されることとなる。但し、RGB−YCC変換は行わず、RGBデータをそのまま圧縮処理部66により圧縮してメモリ23に保存してもよい。その場合には、以下の説明において、YCCデータはRGBデータと読み替えるものとする。
[ 距離画像の生成 ]
距離画像生成部25は、同時刻に異なるレンズを通して取得された2つのRGBデータをメモリ23から読み出す。そして、パターンマッチングを行うことにより、2つのRGBデータを構成する画素の対応づけを行う。例えば図4の例であれば、RGBデータ28aの画素PaはRGBデータ28bの画素Pbと対応づけられる。同様にRGBデータ28a,28bを構成する他の画素についても、同様の対応付けが行われる。
続いて、距離画像生成部25は、上記画素の対応付けと撮像系の基長および輻輳角の情報を利用して、ステレオ法(三角測量法)に基づく演算を行い、撮影空間内のカメラで捉えられるすべての点の空間座標値を求める。この演算は撮像系に固有の座標系(以下、固有座標系)上で行い、各点の位置は、固有座標系における座標値として表すこととする。図5は、図3に示した撮影空間内に、ステレオカメラ1の左右方向をXn軸、上下方向をYn軸(図示せず)、背面から正面に向かう方向をZn軸とした直交座標形式の固有座標系を配したところを示している。図の例では、固有座標系の原点は、カメラ正面側の、カメラの中心より撮像レンズ2b側に少しずれた位置にある。RGBデータ28aの画素PaとRGBデータ28bの画素Pbとが表していた、撮影空間内の点Prの位置は、(xr,yr,zr)と表される(但し、yrは図示せず)。
演算を繰り返すことによりカメラが捉えたすべての点についての座標値(x、y、z)が求まると、距離画像生成部25は、各点について求めた座標値(x、y、z)を、その撮影空間の距離画像として記録する。例えば、各点のx値、y値、z値を、それぞれ8ビットの画素データとして記録する。そして生成した距離画像を、前記RGBデータやYCCデータとともに、メモリ23に格納する。なお、距離画像も、YCCデータと同じく圧縮処理部66により圧縮してもよい。
なお、ステレオカメラ1は、撮影空間を一方向から見たときに視認できる点の位置をステレオ法により求めるように構成されたカメラであるため、距離画像の画素値は(x,y,z)座標値である。これに対し、ステレオ法以外の手法を用いるカメラの場合には、距離画像の画素値として他の値が記録されることもある。ステレオカメラ1と異なるタイプのカメラとしては、例えば、図2の破線で囲んだ部分の構成S1を、図6の破線で囲んだ構成S2に置き換えたカメラが考えられる。構成S2は、撮像レンズ2c、CCD11c、A/D変換部12c、画像処理部13c、赤外線照射部29および距離計測部30を備えた構成である。構成S2では、赤外線照射部29は撮影空間に対し振幅変調された赤外線を照射する。照射のタイミングや振幅変調の周波数は、距離計測部30により制御される。照射された赤外線は撮影空間内の各所において反射され、反射光は撮像レンズ2c、CCD11cにより受光される。A/D変換部12cは反射光を表す信号を距離計測部30に供給する。距離計測部30は、赤外線照射部29に指示した照射タイミング、反射光の受光タイミングおよび照射光と反射光の位相ずれに基づいて(すなわちTOF法により)、撮影空間内のカメラが捉えられるすべての点までの距離および方向を算出する。つまり、撮影空間に極座標系を定義したときの座標値を求める。構成S2を備えたカメラの場合、距離画像生成部25は、その極座標系の座標値(r,θ,φ)を画素値とした距離画像を生成する。
なお、カメラの構成としては、この他、図2の構成S1と図6の構成S2とを兼ね備え、ステレオ法とTOF法を切り替えて用いることができるカメラも考えられる。図7に、2種類の構成S1、S2を兼ね備えたカメラの外観を例示する。図7に示される撮像レンズ2bは、図2の撮像レンズ2bとして機能するとともに、図6の撮像レンズ2cとしても機能する。
このように、撮影空間の三次元情報を取得するためのカメラの構成は種々考えられ、どの手法を採用するかによって得られる三次元情報の種類や精度は異なるが、撮影空間に係る三次元的な情報を取得することができれば、カメラの構成や距離画像の画素値として記録される値の種類は、どのようなものであってもよい。
[ 画像ファイルの生成 ]
次に、画像ファイル生成部26による画像ファイルの生成処理について説明する。画像ファイル生成部26は、図8に示すフォーマットのファイル、すなわち、ファイルヘッダH、距離画像D、および1組のYCCデータ(以下、視差画像R,Lと称する)を含む画像ファイル31を生成する。ファイルヘッダに設定する情報は、カメラを構成する各メモリから読み出す。もしくは、モニタ7に表示される設定画面においてユーザが選択あるいは入力した情報を取り込む。視差画像R,Lと距離画像Dは、メモリ23に記憶されているものを読み出す。
なお、上記例では、画像ファイルに格納するYCCデータを一組の視差画像R,Lとしているが、一方の撮像レンズを通して得られた画像から生成されたYCCデータのみをファイルに格納するようにしてもよい。図6を参照して説明した構造のカメラを使用した場合も撮像レンズは1つであるため、1つのYCCデータが画像ファイルに格納されることとなる。
画像ファイル生成部26は、生成した画像ファイルを一旦メモリ23に保存する。メモリ23に記憶された画像ファイルは、全体制御部19の制御の下、読出/書込制御部17に転送され、カードスロット8を経てメモリカード9などの記録媒体に記録される。または、同じく全体制御部19の制御の下、転送制御部18に転送され、外部接続インタフェース10を介して、他の装置へと転送される。あるいは、画像ファイルは表示制御部15に転送され、表示制御部15によりモニタ7に表示出力される。
以下に、画像ファイル31のフォーマットの詳細を示す。画像ファイル31は、前述したとおり、ファイルヘッダH、距離画像Dおよび視差画像R,Lにより構成される。ファイルヘッダHには、ファイルタイプやファイルサイズのほか、ファイルの先頭から距離画像までのオフセットと、ファイルの先頭から視差画像R,Lまでのオフセットの情報が含まれている。よって、ファイルの先頭に記録されているファイルタイプの情報からヘッダ情報のフォーマットを認識し、ヘッダ情報中のオフセット情報を参照すれば、距離画像Dや視差画像R,Lを読み出すことができる。
また、図9に示すように、ファイルヘッダHには、距離画像に関連する情報を設定する領域として、画像を撮影したときの輻輳角を設定する領域h1、基線長を設定する領域h2、焦点距離を設定する領域h3、撮影画角を設定する領域h4、距離画像の大きさ(縦横の画素数)を設定する領域h5、距離画像の各画素に割り当てられたビット数を設定する領域h6が設けられている。領域h3はステレオカメラ1のように撮像レンズが2つあるカメラで各撮像レンズについての焦点距離を設定できるように定義されている。領域h4は、2つの撮像レンズのそれぞれについて、水平方向の画角と垂直方向の画角を設定できるように定義されている。
輻輳角、基線長、焦点距離、撮影画角、距離画像の大きさや一画素あたりのビット数は、撮像系に固有に定められているか、もしくは撮像系を調整したときに決定される。撮像系に固有か、調整により可変かは、カメラの仕様により異なる。例えば、輻輳角が固定されたカメラであれば輻輳角は固有の値であり、輻輳角が調整可能なカメラであれば輻輳角は可変な値となる。撮像系に固有の値は、ステレオカメラ1内の所定のメモリ(全体制御部19のEEPROM22、メモリ23あるいは他の図示しないメモリでもよい)の予め決められた領域に記録されている。また、調整により決定される値は、調整を行った制御部(例えば輻輳角であれば、レンズの向きを制御する回路)により、調整が完了した時点で、所定のメモリに記録される。画像ファイル生成部26は、そのようにしてメモリに記憶された値を読み出し、読み出した値をファイルヘッダの上記各領域h1〜h6に設定する。
また、ファイルヘッダには、距離画像に関連する情報を設定する領域として、さらに、共通座標系の座標形式(直交座標または極座標)を設定する領域h7、共通座標系の変位情報を設定する領域h8、ユーザが指定した一の共通座標系を設定する領域h9が設けられている。以下、領域h7〜h9に設定する共通座標系の情報について、さらに説明する。
[ 共通座標系 ]
図10は、撮影空間の三次元情報(距離画像など)を取得する機能を備えた第1のカメラ32と、立方体の物体33が配置された撮影空間と、第1のカメラ32の固有座標系34と、固有座標系34の原点35との関係を示す図である。また、図11は、撮影空間の三次元情報を取得する機能を備えた第2のカメラ36と、三角錐の物体37が配置された撮影空間と、第2のカメラ36の固有座標系38と、固有座標系38の原点39との関係を示す図である。図10、図11において、一点鎖線は、カメラ32、36を左右に分ける中心線を表している。図10の撮像空間では、物体33はカメラ32の中心より左側に位置している。一方、図11の撮像空間では、物体37はカメラ36の中心よりも右側に位置している。また、図10と図11の対比から明らかであるように、第1のカメラ32と第2のカメラ36とでは、固有座標系の原点の位置は大きく異なっている。なお、これらの図において、固有座標系34、38のY軸は図の紙面に垂直であり、原点35、39と重なって図示されている。
図12は、図10に示す位置関係で撮影を行い、図11に示した位置関係で撮影を行い、2回の撮影により得られた2組の視差画像を合成して立体モニタ40に表示するときの、表示座標系41と、表示される物体33および物体37の関係を示す図である。従来手法では、固有座標系上で求められた距離画像の各画素値が、表示の奥行き感を表す値としてそのまま用いられる。すなわち、図10に示した原点35と物体33の位置関係は、表示座標系41における原点42と物体33の位置関係として、そのまま維持される。同様に、図11に示した原点39と物体37の位置関係も、表示座標系41における原点42と物体37の位置関係として、そのまま維持される。その結果、立体モニタ40には、図13に示すように、物体37の背後に物体33が配置された映像が表示されることとなる。
一方、図11に示した位置関係で、物体37を含む撮影空間の撮影を行うときにも、物体33を含む撮影空間の撮影を行ったときと同じく第1のカメラ32を使用したとすれば、物体33はカメラの中心よりも左側に配置され、物体37はカメラの中心よりも右側に配置され、また固有座標系のZ軸はカメラの中心よりも左側にあるので、画像合成により得られる立体画像では、図14に例示するように、物体33と物体37とが離れた状態で表示されることとなる。
図13と図14の対比として示されるように、従来手法では、複数の立体画像から合成立体画像を生成しようとした場合、撮影に用いたカメラによって、合成により得られる結果が異なってしまうという問題がある。また、同様の理由で、従来手法では、立体画像から物体の形状や位置を認識して制御を行う場合に、同じ撮像系を使い続けない限り、安定した認識を行えないという問題がある。
従来手法のこれらの問題は、共通座標系の概念を取り入れることにより解決することができる。共通座標系は、固有座標系と同じく、撮影空間内に定義される座標系である。但し、固有座標系が個々のカメラにより定義されユーザに見えないものであるのに対し、共通座標系はユーザが把握できる形で定義される。
図15は、図5に示したステレオカメラ1の固有座標系に、一例としての共通座標系を重ねて示した図である。この例では、共通座標系は三次元直交座標であり、そのXu軸はステレオカメラ1の左方向から右方向に向かい、Yu軸はステレオカメラ1の下方向から上方向に向かい、Zu軸はXu軸、Yu軸の両方に垂直で、カメラから撮影空間に向かって延びている。また、この例では、共通座標系の原点Ouは、ステレオカメラ1の背面の中心にある。
画像ファイルを生成するときには、座標系を固有座標系から共通座標系に切り替えたときの原点の変位、すなわち固有座標系の原点Onと共通座標系の原点Ouとのズレを、ファイルヘッダに記録する。言い換えれば、固有座標系の原点Onを始点、共通座標系の原点Ouを終点とする変位ベクトルを記録する。例えば、固有座標系で表したときの共通座標系の原点Ouの位置が(xc、yc、zc)という座標値(ベクトル)で表されるのであれば、そのxc、yc、zcの値を、共通座標系の変位情報としてファイルヘッダに格納する。
この共通座標系の変位情報を画像ファイルのヘッダに記録しておけば、立体画像処理や形状認識処理など距離画像を利用した処理を行うときに、距離画像の各画素値を、固有座標系における座標値から、共通座標系における座標値に置き換えてから、処理を行うことができる。図10〜14を参照して説明した従来手法の問題は、第1の撮像系により取得された距離画像の各画素値を固有座標系における座標値から共通座標系における座標値に置き換え、同様に第2の撮像系により取得された距離画像の各画素値を固有座標系における座標値から共通座標系における座標値に置き換え、置き換え後の距離画像を使って画像の合成を行うことで、解決することができる。同様に、継続的に行われる撮影の途中でカメラを交換した場合でも、交換前のカメラにより取得された距離画像、交換後のカメラにより取得された距離画像の画素値について、それぞれ上記のような置き換えを行えば、カメラを交換したことでそれまでの撮影が無駄になるということもない。その他、座標系がカメラに固有であるがために生じるあらゆる問題は、共通座標系の概念を取り入れることにより、解決することができる。
[ 共有座標系情報の設定 ]
上記共通座標系の説明では、理解を容易にするため、共通座標系が1つしか定義されていない場合を例示しながら説明したが、以下、共通座標系として選択し得る座標系、すなわち共通座標系の候補が、複数定義されている場合を例示する。共通座標系が複数定義されている場合、ファイルヘッダHには、ユーザが選択し得るすべての座標系の変位情報と、ユーザが選択した変位情報を特定するための情報とが記録される。
まず、領域h7に設定される共通座標系の座標形式について説明する。共通座標の座標形式については、撮影を行う前に、全体制御部19がモニタ7に表示する設定画面において、ユーザから座標形式の指定を受け付けておく。選択画面において入力されたデータは、一旦図2の変位情報記憶部24に記憶される。画像ファイル生成部26は、画像ファイルの生成時に変位情報記憶部24からそのデータを読み出し、ヘッダの領域h7に記録する。ここでは、領域h7には、“0”、“1”または“2”のいずれかの数値データが記録されるものとする。“1”は共通座標系が三次元直交座標系であることを示し、“2”は共通座標系が極座標系であることを示し、“0”は座標形式が不明、すなわちユーザによる座標形式の指定が行われなかったことを示す。
続いて、領域h8に設定される共通座標系の変位情報について説明する。ステレオカメラ1では、共通座標系の原点となり得る点として、固有座標系の原点Ou0、共通座標系の概念の説明において例示したカメラ本体背面の中心点Ou1を含む合計8個の点が定義されている。このうち、カメラ本体背面の中心点は、図16に例示するように、モニタ7に基点マーク43を表示することで、外観上認識できるようにしている。但し、基点マーク43の表示は、ユーザが所定の操作を行ったときのみ行う。なお、図17に例示するように、モニタが開閉するタイプのカメラで、モニタを使用するときと使用しないときとで、カメラの背面の状態が異なるようなときには、カメラの外装部材に、印刷または加工により形成される基点マーク44a、44bをつけてもよい。
このように、共通座標系の原点を外観上認識し得る部材の外観上認識し得る位置に設けておけば、例えばカメラを交換するときに、交換前と交換後とで基準マークが同じ位置にくるようにカメラを配置するといった位置あわせを行うことができる。
図18は、共通座標系の原点の候補として定義されている他の点を示す図である。図に示すように、撮像レンズ2aと2bの中心点Ou2、撮像レンズ2a、撮像レンズ2bそれぞれの中心点Ou3,Ou4、CCD11aと11bの中心点Ou5、CCD11a、CCD11bそれぞれの中心点Ou6,Ou7が、共通座標系の原点の候補として定義されている。これらの点は、外観上は認識できないが、カメラ内部の通常見えない点であっても、所定の部材の中心点、端点など何らかの特徴がある点(以下、特徴点)であれば、共通座標系の原点となり得る。
これら8個の点Ou0〜Ou7の固有座標系における座標値、すなわち変位情報は、カメラの初期設定時に変位情報記憶部24に記憶される。但し、撮像系が、焦点距離が可変なズームレンズを備えている場合には、固有座標系が撮像系の特性に応じて再定義されるため、変位情報記憶部24に記憶されている変位情報は焦点距離の変更に応じて再設定される。全体制御部19は、ズーム操作により設定された焦点距離を検出し、検出された焦点距離に応じて変位情報記憶部24に記憶されている変位情報を書き換える。焦点距離と固有座標系の原点の対応付けは予めRAM21などに登録されている。よって、その対応付けを参照することにより、検出された焦点距離に対応する固有座標系の原点を求め、その原点を基準とした変位を計算しなおせば、変位情報を再設定することができる。画像ファイル生成部26は、上記のように記憶あるいは再設定された変位情報を変位情報記憶部24から読み出し、ファイルヘッダの領域h8に格納する。
図19に、変位情報を設定する領域h8の詳細フォーマットを示す。領域h8は、識別子と変位情報とを対応付けて格納する複数の領域からなる。識別子は数字、アルファベットその他記号により構成される値である。図は0から始まる通し番号を識別子とした場合を例示している。各領域にどの点の変位情報を設定するかは、予め共通のルールを設けておくことが好ましい。ここでは、識別子0に対しては前述した点Ou0の変位情報(すなわち0,0,0)を、識別子1に対しては点Ou1(基準マーク位置)の変位情報を、以下識別子の番号が若い順に、図18に示した点Ou2〜Ou7の変位情報を対応付けて記録するものとする。
なお、領域h8にはステレオカメラ1が変位情報を設定する領域のほか、撮像レンズやCCDを1つしか備えていないタイプのカメラが変位情報を設定する領域を備えている。1つの撮像レンズの中心点の変位情報を設定する領域(識別子8の領域)とその1つのCCDの中心点の変位情報を設定する領域(識別子9の領域)である。また、領域h8にはさらに予備の領域(識別子10の領域)も用意されている。使用されない領域には、図に示すように、0,0,0の値が設定される。
続いて、図9の領域h9に設定されるユーザ指定情報について説明する。ユーザ指定情報は、座標形式と同じく、撮影を行う前に、全体制御部19がモニタ7に表示する設定画面において指定を受け付けておく。選択画面において入力されたデータは、一旦図2の変位情報記憶部24に記憶され、画像ファイル生成部26により読み出されて領域h9に設定される。領域h9には、値“0”またはユーザが選択した一の変位情報を指し示す識別子の値が設定される。値“0”はユーザが変位情報の選択を行わなかったことを意味する。
以上に説明したように、ファイルヘッダの構造を、複数の座標系の変位情報を格納でき且つユーザが指定した変位情報を指し示す識別子および座標形式を格納できる構造としておけば、ユーザはその画像ファイルを利用した処理を行う上で最も都合のよい共通座標系を選択することができ、その共通座標系を利用することで従来手法にはない利便性を確保することができる。さらには、その共通座標系に不都合が生じた場合に他の座標系を共通座標系として指定しなおすことができるので、目的に合わせて共通座標系を使い分けることで目的を達成しやすくなる。
上記ステレオカメラ1は、ユーザにとっての使い勝手が良い反面、使用前に行なう初期設定の作業は従来のカメラよりも多少複雑になる。従来のカメラは、使用を始める前に、固有座標系の原点のキャリブレーションを行なうだけでよいが、ステレオカメラ1は、さらに共通座標系の設定、すなわち変位情報記憶部24への変位情報の記録を行なう必要があるからである。以下、図面を参照して、共通座標系の設定に使用する機器と、設定の手順を説明する。
図20は、共通座標系の設定に使用する機器と、それらの機器の配置を示す図である。図に示すように、共通座標系の設定には、キャリブレーションチャート92、補助カメラ94および設定装置91を使用する。
キャリブレーションチャート92は、ステレオカメラ1(第1測距装置)により識別可能なターゲットマーク93(第1マーク)が付されたチャートである。ステレオカメラ1のメモリには、ターゲットマーク93の色や形状が記憶されており、ステレオカメラ1は、キャリブレーションモードへの移行操作が行なわれると自動的にターゲットマーク93を探索し、識別する。本実施形態では、キャリブレーションチャート92のターゲットマーク93がステレオカメラ1の一方のレンズの光軸上に配置されるように、ステレオカメラ1を設置する。ステレオカメラ1のモニタの中心にターゲットマーク93が表示されるように、ステレオカメラ1もしくはキャリブレーションチャート92の位置を調整すれば、ターゲットマーク93はレンズの光軸上に配置される。その後、ステレオカメラ1の背面のモニタに、基点マーク43(第2マーク)を表示させる。
補助カメラ94(第2測距装置)は、撮影対象の位置を所定の座標系の座標値として出力する機能を備えたステレオカメラである。ステレオカメラ1と同じタイプのカメラでもよいが、複数の座標系は必要とされないので、既存のタイプのステレオカメラ、あるいはその他の測距装置でもよい。補助カメラ94は、図に例示するように、ステレオカメラ1の背面の基点マーク43と、キャリブレーションチャート92のターゲットマーク93とを撮影できる位置に、ステレオカメラ1の光軸と補助カメラ94の光軸とが平行になるように配置する。
設定装置91は、パソコン、ワークステーションなどの汎用コンピュータに、共通座標系の設定に必要なプログラムおよびデータを記憶せしめた装置である。設定装置91は、図21に示すように、少なくともメモリ97、CPU95および外部の機器との接続インタフェース96を備えている。メモリ97には、較正指示プログラム、座標取得プログラム、算出プログラムおよび座標系設定プログラムが記憶されている。各プログラムは、CPU95により実行され、それぞれ、較正指示手段、座標取得手段、算出手段、座標系設定手段として機能する。メモリ97には、この他、ステレオカメラ1の所定の部材の中心点、端点など(特徴点)の位置が、基点マーク43の位置を基点とする相対位置座標として記憶されている。以下、このデータを特徴点データと称する。本実施形態では、特徴点データとして、撮像レンズ2aと2bの中心点、撮像レンズ2aの中心点、撮像レンズ2bの中心点、CCD11aと11bの中心点、CCD11aの中心点、CCD11bの中心点の相対位置座標(位置情報)が記憶されている。
また、設定装置91は、接続インタフェース96を介して、ステレオカメラ1および補助カメラ94の外部接続インタフェースと接続される。本実施形態では、接続インタフェースはUSBインタフェースであり、設定装置91とステレオカメラ1、設定装置91と補助カメラ94は、それぞれ、USBケーブルで接続される。但し、各機器が接続インタフェースとして無線LANインタフェースを備えている場合には、無線LANによる接続でもよい。
図22は、ステレオカメラ1、キャリブレーションチャート92、ターゲットマーク93、点Onを原点とする固有座標系、および基点マークの位置Ouを原点とする共通座標系の関係を示した図である。図23は、固有座標系と共通座標系を設定する手順を示すフローチャートである。
はじめに、設定装置91の較正指示手段が、ステレオカメラ1に対してキャリブレーションの開始を指示する(S101)。ステレオカメラ1は、この指示を受けて、キャリブレーションモードへと移行する(S301)。続いて、設定装置91の較正指示手段は、ステレオカメラ1に対し較正値Lを送信する(S102)。ステレオカメラ1の較正部90は、入力された値Lを較正値として、固有座標系の自動キャリブレーションを実行する(S302)。本実施形態では、図22に示すように、ターゲットマーク93の固有座標系におけるZ座標値がLとなるように、固有座標系が設定されるものとする。
次に、設定装置91の座標取得手段が、補助カメラ94に対しマークの測距を指示する(S103)。補助カメラ94は、この指示を受けて、キャリブレーションチャート92のターゲットマーク93と、ステレオカメラ1の基点マーク43とを、それぞれ探索し、識別する(S201)。そして、ターゲットマーク93の位置座標(xt、yt、zt)と、基点マーク43の位置座標(xk、yk、zk)とを算出し(S202)、算出した座標値を設定装置91に対し送信する(S203)。
なお、図の例では、ステレオカメラ1が自動キャリブレーションを実行した後に、補助カメラが各マークの位置座標を取得しているが、設定装置91の較正指示手段と座標取得手段とを並列に動作させることにより、ステレオカメラ1の自動キャリブレーション(S301〜S302)と、補助カメラ94による位置座標の取得処理(S201〜S203)とが並行して行なわれるようにしてもよい。
設定装置91の算出手段は、各マークの座標値を取得すると、次式
zc=zt−L−zk
xc=xt−xk
yc=yt−yk
に基づき、共通座標系の原点Ou1の変位情報を生成する(S104)。
続いて、算出手段は、メモリ97から特徴点データ(相対位置座標)を読み込み、特徴点ごとに相対位置座標のz値にzcを、x値にxcを加算する。これにより、各特徴点の固有座標系における位置座標、すなわち他の共通座標系の原点Ou2〜Ou7の変位情報が生成される(S105)。
設定装置91の座標系設定手段は、生成された変位情報をステレオカメラ1に送信するとともに、メモリへの書き込みを指示する(S106)。ステレオカメラ1は、この指示を受けて、メモリの1つである変位情報記憶部24に共通座標系の原点Ou1〜Ou7の変位情報を書き込む(S303)。書き込みが完了すると、ステレオカメラ1から設定装置91に対し、設定の完了を報告するメッセージあるいは信号が送信される(S304)。これにより、固有座標系のキャリブレーションおよび共通座標系の設定が完了する。
以上に説明した手順は、ステレオカメラ1の光軸と補助カメラ94の光軸とが平行な場合の手順であるが、ステレオカメラ1の光軸と補助カメラ94の光軸とが平行でないときも、補助カメラ94から送信された座標値に対し座標変換を施せば、同様の手順による設定が可能となる。例えば、基点マーク43とターゲットマーク93とを結ぶ直線をZ軸とし、X軸とY軸を、互いに直行し、且つそれぞれZ軸と直行するように設定した座標系を定義して、座標変換を行えばよい。
このように、ステレオカメラ1のセルフキャリブレーション処理と、補助カメラ94による測距処理とを、1台の設定装置91によって統括制御することで、較正値Lを利用した位置座標の算出が可能になる。これにより、設定すべき共通座標系の数が多い場合でも、比較的短時間で、簡単に、各座標系の原点の変位情報を設定することができる。また、共通座標系を設定する直前に、固有座標系の原点のキャリブレーションを実行するので、すべての座標系を高い精度で設定することができる。
[ 変形例 ]
上記例では、ターゲットマーク93の固有座標系におけるZ座標値を較正値Lとして入力しているが、何に対する較正値を入力するかは、カメラが備えるキャリブレーション機能に応じて決まるものであり、上記例に限定されるものではない。また、上記例では、ステレオカメラ1の背面に付された基点マーク43を第2マークとみなした例であるが、ステレオカメラの他の特徴点(但し外観上識別可能な点とする)を第2マークとみなして同様の処理を行う形態も考えられる。その他、本発明の実施形態としては種々の形態が考えられ、上記形態はあくまでも一例に過ぎない。
また、上記例では、測距装置として、撮影空間内の各点の位置座標を取得して距離画像を生成するステレオカメラを例示したが、本発明の方法および装置は、距離画像を生成する装置に限らず、被測定点までの距離を測定して測定結果を座標値もしくは距離値として出力する、あらゆる装置について適用可能である。
ステレオカメラの外観図(正面側) ステレオカメラの外観図(背面側) ステレオカメラの内部構成を示すブロック図 撮影空間を例示した図 視差画像(RGBデータ)を例示した図 固有座標系を例示した図 カメラの他の構成を例示した図 他の構成を有するカメラの外観を例示した図 画像ファイルのフォーマットを示す図 画像ファイルのファイルヘッダの一部領域を示す図 固有座標系の問題点について説明するための図 固有座標系の問題点について説明するための図 固有座標系の問題点について説明するための図 固有座標系の問題点について説明するための図 固有座標系の問題点について説明するための図 共通座標系を例示した図 外観上認識し得る原点の一例を示す図 外観上認識し得る原点の他の例を示す図 共通座標系の原点の他の候補を示す図 変位情報を設定する領域h8の詳細フォーマットを示す図 共通座標系の設定に使用する機器と、それらの機器の配置を示す図 設定装置の較正を示す図 点Onを原点とする固有座標系、および基点マークの位置Ouを原点とする共通座標系の関係を示した図 固有座標系と共通座標系を設定する手順を示すフローチャート
符号の説明
1 ステレオカメラ、 2a,2b,2c 撮像レンズ、
3 シャッタレリーズボタン、 4 ファインダ、 5 操作ボタン、
7 モニタ、 8 カードスロット、 9 メモリカード、 10 外部接続I/F、
11a,11b,11c CCD、 14 システムバス、
27,33,37 撮影空間に配置された物体
28a,28b RGBデータ、 29 赤外線照射部、
31 画像ファイル、 H,H´ ヘッダ、 32,36 従来のステレオカメラ、
34,38 固有座標系、 40 立体表示モニタ、
43,44a,44b 基点マーク、

Claims (5)

  1. 被測定点の位置を測定する装置に対し、前記位置を表すための三次元座標系を設定する方法であって、
    所定の空間に、第1マークを備えた較正チャートを配置し、
    装置固有の固有座標系の原点を記憶する記憶部、被測定点の前記固有座標系における位置座標を取得する座標取得部、入力された較正値と前記座標取得部により取得された前記第1マークの位置座標とに基づいて前記固有座標系の原点を自動的に較正する較正部、および外観上識別可能な第2マークを備えた第1測距装置を、前記空間内の前記第1マークの位置を測定し得る位置に配置し、
    前記第1測距装置に設定装置を接続し、
    前記設定装置から前記第1測距装置の前記較正部に所定の較正値を送信して、前記記憶部に記憶された固有座標系の原点を較正せしめ、
    前記設定装置が、前記較正値、前記第1マークの位置座標および前記第2マークの位置座標に基づいて、前記固有座標系における前記第2マークの位置座標を算出し、
    前記第2マークの位置座標を、一の三次元座標系の原点の位置座標として、前記第1測距装置の前記記憶部に記憶せしめることにより、該第1測距装置に対し三次元座標系を設定する設定方法。
  2. 請求項1記載の方法において、
    被測定点の所定座標系における位置座標を取得する第2測距装置を、前記空間内の前記第1マークおよび第2マークの位置座標を取得し得る位置に配置し、
    前記設定装置から前記第2測距装置に対し、前記第1マークおよび前記第2マークの位置座標の取得を指示し、
    前記設定装置が、前記第2測距装置により取得された位置座標を利用して、前記第2マークの位置座標を算出することを特徴とする設定方法。
  3. 請求項1または2記載の方法において、
    前記設定装置に、前記第1測距装置の一または複数の特徴点と前記第2マークとの位置関係を表す情報を予め記憶せしめ、
    前記位置関係の情報と前記第2のマークの位置座標とに基づいて、前記各特徴点の前記固有座標系における位置座標を算出し、
    前記各特徴点の前記固有座標系における位置座標を、前記一の三次元座標系とは異なる三次元座標系の原点の位置座標として、それぞれ、前記第1測距装置の前記記憶部に記憶せしめることにより、該第1測距装置に対し複数の三次元座標系を設定する設定方法。
  4. 被測定点の位置を測定する測距装置に接続され、該測距装置に対し前記位置を表すための三次元座標系を設定する設定装置であって、
    当該設定装置に、
    (i) 装置固有の固有座標系の原点を記憶する記憶部、被測定点の前記固有座標系における位置座標を取得する座標取得部、入力された較正値と前記座標取得部により取得された前記第1マークの位置座標とに基づいて前記固有座標系の原点を自動的に較正する較正部、および外観上識別可能な第2マークを備えた第1測距装置、および、
    (ii) 被測定点の所定座標系における位置座標を取得する第2測距装置
    を、それぞれ接続するための接続手段と、
    前記第1測距装置の前記較正部に所定の較正値を送信して、前記記憶部に記憶された固有座標系の原点を較正せしめる較正指示手段と、
    前記第2測距装置に対し、前記第1マークおよび前記第2マークの位置座標の取得を指示して、該第2測距装置から前記第1マークおよび前記第2マークの前記所定座標系における位置座標を取得する座標取得手段と、
    前記較正値、前記第1マークの位置座標および前記第2マークの位置座標に基づいて、前記固有座標系における前記第2マークの位置座標を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された第2マークの位置座標を、一の三次元座標系の原点の位置座標として、前記第1測距装置の前記記憶部に記憶せしめることにより、該第1測距装置に対し三次元座標系を設定する座標系設定手段とを備えた設定装置。
  5. 前記第1測距装置の一または複数の特徴点と前記第2マークとの位置関係を表す情報を記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記算出手段が、前記記憶手段が記憶する位置関係の情報と前記座標取得手段が取得した第2マークの位置座標とに基づいて、前記各特徴点の前記固有座標系における位置座標を算出し、
    前記座標系設定手段が、前記各特徴点の前記固有座標系における位置座標を、前記一の三次元座標系とは異なる三次元座標系の原点の位置座標として、それぞれ、前記第1測距装置の前記記憶部に記憶せしめることにより、該第1測距装置に対し複数の座標系を設定することを特徴とする請求項4記載の設定装置。
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