JP2018077196A - 監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の距離画像カメラが物体の測位用にそれぞれ保持する三次元座標系間の較正を能率的に行うことができる監視システムを提供する。【解決手段】第1及び第2重複物体検出部25,27は、それぞれマスターカメラ3及びスレーブカメラ4からの第1及び第2検出情報に基づいて所定時刻に重複撮影範囲15の異なる位置に存在する人Pa,Pbを検出する。第1及び第2空間ベクトル算出部26,28は、それぞれマスターカメラ3及びスレーブカメラ4からの第1及び第2検出情報に基づいて人Pa−人Pb間の第1及び第2空間ベクトルVpm,Vpsをそれぞれ算出する。座標系較正部40は、VpmとVpsとの対比に基づいてスレーブカメラ4の保持絶対座標系43hを較正する。【選択図】図2

Description

本発明は、複数の距離画像カメラを使用して移動物体を監視する監視システムに関する。
監視範囲を広げるために、複数の距離画像カメラを用いて、移動物体を監視する監視システムが知られている。その場合、各距離画像カメラが、移動物体の測位用に保持している保持座標系間にずれがあると、例えば、距離画像カメラ間をまたがって移動する移動物体を同定することに支障が生じる。これに対処するためには、距離画像カメラの保持座標系(各軸の方向及び原点位置)を較正する必要がある。
特許文献1は、視野(撮影範囲)が一部重複する2つのカメラの二次元座標系間のずれを自動調整する方法を開示する。該方法によれば、四隅に等径の円が書込まれた正方形の合せ板を所定の座標軸に対して平行に移動させて、該合せ板の全体が各カメラの視野に含まれている第1及び第2撮像画像と、該合せ板が両カメラの視野に半々ずつ含まれる第3撮像画像とを取得する。そして、合せ板の4隅の円について第1〜第3撮像画像における間隔や傾きを調べて、各カメラの傾きのずれ等を較正する。
特許文献2は、基準カメラと参照カメラとの2つの距離画像カメラを使って、参照カメラの撮像画像の歪みや輝度値等を較正するカメラ・キャリブレーション装置を開示する。該装置によれば、同一の撮影平面を、正対方向から撮影する基準カメラと、傾斜方向から撮影する参照カメラとの2つのカメラで撮影する。そして、基準カメラの撮像画像を基準画像として、該基準画像を射影変換した画像と、参照カメラの撮像画像とを照合して、参照カメラの撮像画像の歪み等を較正している。
特許文献2は、別のカメラ・キャリブレーション装置も開示する。該別の装置によれば、基準カメラを廃止して、代わりに、参照カメラとしての各カメラが、幾何学形状が定義済みのパターンからなる基準画像をあらかじめ保持する。そして、カメラが、該定義済みのパターンと同一のパターンを有するパターン部材を撮影し、その時の撮影画像を、保持中の基準画像と照合して、該カメラの撮像画像の歪み等を較正する。
特許文献3は、複数の距離画像カメラを、向きを下向きに揃えて、天井の異なる複数の箇所に設置し、下方を水平方向に移動する移動物体を撮影する場合に、各カメラの撮像画像を合成することを開示する。特許文献3の開示によれば、複数の距離画像カメラが、上面が水平面となっている同一の移動物体を同時に撮影する。そして、鉛直方向を複数の距離区間に分割し、各距離区間ごとに、距離画像カメラの撮像画像の各画素において検出した鉛直方向距離が含まれている画素の総数を集計する。最後に、集計値が所定の閾値以上の極大値となっている距離区間であってかつ最も上方に存在する距離区間を調べ、該最上方の距離区間の鉛直方向距離に基づいて各移動物体の撮像画像の距離データを補正してから、各カメラの撮像画像の合成画像が生成される。
特開平8−71972号公報 特開2000−350239号公報 特開2012−247226号公報
特許文献1の方法は、各カメラ間のずれを解消するために、合せ板を使用する。また、該合せ板を所定の座標軸の方向に移動するとともに、複数の所定位置の各々で停止させて、撮影する。このため、合せ板の管理が煩雑になるとともに、較正処理が煩雑になる。
特許文献2のカメラ・キャリブレーション装置も、所定のパターン部材を必要とする。また、該カメラ・キャリブレーション装置は、距離画像カメラを個別に使用するときに関係する撮像画像の歪み等を較正するものであり、複数の距離画像カメラ間の不整合を較正するものではない。
特許文献3の合成画像装置は、上面が水平面となっている移動物を利用して、複数の距離画像カメラ間の鉛直方向のみの、すなわち1軸方向のみの測定値のずれを較正するものである。絶対座標系の3軸方向の較正を行う場合には、水平方向だけでなく、鉛直方向の較正も行う必要があり、その場合、特許文献3の装置では、移動物体を鉛直方向に移動する工程が追加され、較正作業が煩雑化する。
本発明の目的は、複数の距離画像カメラが物体の測位用にそれぞれ保持する三次元座標系間の較正を能率的に行うことができる監視システムを提供することである。
本発明の監視システムは、
第1撮影範囲に存在する物体の第1三次元座標系に基づく位置を検出し、該検出した位置と該位置を検出した検出時刻とを含む第1検出情報を出力する第1距離画像カメラと、
前記第1撮影範囲とは所定の重複撮影範囲で部分的に重複する第2撮影範囲に存在する物体の第2三次元座標系に基づく位置を検出し、該検出した位置と該位置を検出した検出時刻とを含む第2検出情報を出力する第2距離画像カメラと、
前記第1距離画像カメラからの前記第1検出情報と前記第2距離画像カメラからの前記第2検出情報とを継続的に受信して、前記第1及び前記第2撮影範囲に存在する物体を監視する検出情報処理装置とを備えた監視システムであって、
前記検出情報処理装置は、
所定時刻において前記重複撮影範囲の異なる位置に存在する第1及び第2物体を前記第1検出情報に基づいて検出する第1重複物体検出部と、
前記所定時刻において前記重複撮影範囲に存在する前記第1及び前記第2物体を前記第2検出情報に基づいて検出する第2重複物体検出部と、
前記第1重複物体検出部が検出した前記第1物体についての前記第1検出情報に基づく位置を始点とし、前記第1重複物体検出部が検出した前記第2物体についての前記第1検出情報に基づく位置を終点とする第1空間ベクトルを算出する第1空間ベクトル算出部と、
前記第2重複物体検出部が検出した前記第1物体についての前記第2検出情報に基づく位置を始点とし、前記第2重複物体検出部が検出した前記第2物体についての前記第2検出情報に基づく位置を終点とする第2空間ベクトルを算出する第2空間ベクトル算出部と、
前記第1空間ベクトルと前記第2空間ベクトルとの対比に基づいて、前記第2三次元座標系の各軸が前記第1三次元座標系の対応軸と平行になるように、前記第2三次元座標系を較正する座標系較正部とを備えることを特徴とする。
本発明の監視システムによれば、第1及び第2距離画像カメラの撮影範囲の重複撮影範囲の異なる位置に同一時刻に存在する2つの物体について、第1及び第2検出情報に基づく第1及び第2空間ベクトルを対比することにより、複数の距離画像カメラが物体の測位用にそれぞれ保持する三次元座標系間の較正を能率的に行うことができる。
本発明の別の監視システムは、
第1撮影範囲に存在する物体の第1三次元座標系に基づく位置を検出し、該検出した位置と該位置を検出した検出時刻とを含む第1検出情報を出力する第1距離画像カメラと、
前記第1撮影範囲と所定の重複撮影範囲で部分的に重複する第2撮影範囲に存在する物体の第2三次元座標系に基づく位置を検出し、該検出した位置と該位置を検出した検出時刻とを含む第2検出情報を出力する第2距離画像カメラと、
前記第1距離画像カメラからの前記第1検出情報と前記第2距離画像カメラからの前記第2検出情報とを継続的に受信して、前記第1及び前記第2撮影範囲に存在する物体を監視する検出情報処理装置とを備えた監視システムであって、
前記検出情報処理装置は、
異なる第1及び第2時刻において前記重複撮影範囲の異なる位置に存在する同一物体を前記第1検出情報に基づいて検出する第1同一物体検出部と、
前記第1及び前記第2時刻において前記重複撮影範囲に存在する前記同一物体を前記第2検出情報に基づいて検出する第2同一物体検出部と、
前記第1同一物体検出部が検出した前記第1時刻における前記同一物体についての前記第1検出情報に基づく位置を始点とし、前記第1同一物体検出部が検出した前記第2時刻における前記同一物体についての前記第1検出情報に基づく位置を終点とする第1移動ベクトルを算出する第1移動ベクトル算出部と、
前記第2同一物体検出部が検出した前記第1時刻における前記同一物体についての前記第2検出情報に基づく位置を始点とし、前記第2同一物体検出部が検出した前記第2時刻における前記同一物体についての前記第2検出情報に基づく位置を終点とする第2移動ベクトルを算出する第2移動ベクトル算出部と、
前記第1移動ベクトルと前記第2移動ベクトルとの対比に基づいて、前記第2三次元座標系の各軸が前記第1三次元座標系の対応軸と平行になるように、前記第2三次元座標系を較正する座標系較正部とを備えることを特徴とする。
本発明の別の監視システムによれば、異なる第1及び第2時刻に第1及び第2距離画像カメラの撮影範囲の重複撮影範囲の異なる第1及び第2位置に存在する同一物体について、第1及び第2検出情報に基づく第1及び第2移動ベクトルを対比することにより、複数の距離画像カメラが物体の測位用にそれぞれ保持する三次元座標系間の較正を能率的に行うことができる。
本発明において、前記座標系較正部は、前記第2三次元座標系の各軸を前記第1三次元座標系の対応軸と平行にする較正の終了後、前記重複撮影範囲に同一時刻に存在する所定物体についての前記第1検出情報に基づく第1位置と前記第2検出情報に基づく第2位置との対比に基づいて、前記第2三次元座標系の原点が前記第1三次元座標系の原点に一致するように、前記第2三次元座標系を較正することが好ましい。
この構成によれば、第2三次元座標系の各軸の較正後、重複撮影範囲に同一時刻に存在する所定物体についての第1及び第2検出情報に基づく第1及び第2位置を対比することにより、複数の距離画像カメラが物体の測位用にそれぞれ保持する三次元座標系間の原点位置の較正を能率的に行うことができる。
監視システムの監視範囲を示し、図1Aは監視範囲を上方から示す図、図1Bは監視範囲を側方から示す図。 監視システムのブロック図。 距離画像カメラが移動物体の絶対座標位置を測定するときの説明図。 座標軸の較正方法のフローチャート。 図4の較正方法の説明図。 座標軸の別の較正方法のフローチャート。 図6の較正方法の説明図。 原点位置の較正方法のフローチャート。
図1は、監視システム1の監視範囲2を示し、図1Aは監視範囲2を上方から示す図、図1Bは監視範囲2を側方から示す図である。監視システム1は、主要構成要素として、マスターカメラ3、スレーブカメラ4、ルータ5、及び監視サーバ6を備えている。
マスターカメラ3(本発明の「第1距離画像カメラ」に相当する)及びスレーブカメラ4(本発明の「第2距離画像カメラ」に相当する)は、共に距離画像カメラである。距離画像カメラは、撮影範囲に存在する対象物までの距離を例えばTOF(Time Of Flight)方式で画素ごとに検出する。TOF方式の距離画像カメラ自体は、公知であり、例えば本出願人が特許出願人になっている特開2016−118963号公報を参照されたい。
距離画像カメラにおける各画素への入射光の方向は1つに決まるので、各画素ごとに、距離画像カメラから見た対象物の方向(例:方角)と距離画像カメラからの距離とが検出される。
なお、各画素ごとの物体までの方向と距離とにより、距離画像カメラ(厳密には距離画像カメラの撮像センサ)を3軸方向の座標系の原点としたときの物体の位置ベクトルが画素ごとに決定される。該位置ベクトルは、三次元空間のベクトルであるので、空間ベクトルでもある。
ルータ5と監視サーバ6とは、インターネット7を介してデータを相互に授受自在になっている。ルータ5は、マスターカメラ3及びスレーブカメラ4に接続されており、マスターカメラ3及びスレーブカメラ4とインターネット7との間のデータの授受を中継する。
監視範囲2は、移動物体としての人11a〜11cが移動する領域に設定される。監視範囲2が設定される例として、商業施設、公共施設及び交通施設において人が移動する屋内空間がある。監視範囲は、商店通りや野外施設等の屋外空間に設定されてもよい。図1の監視範囲2には、人11a〜11cの3人しか存在しないが、人数及び位置は単なる例示である。以降、人11a〜11cを区別しないときは、「人11」と総称する。
マスターカメラ3及びスレーブカメラ4は、監視範囲2を見下ろす天井13の別々の位置に所定距離離れて取付けられている。監視範囲2は、中心線17により二分される。マスターカメラ3の撮影範囲14mとスレーブカメラ4の撮影範囲14sとは、中心線17を所定量、隣の撮影範囲の方に越えて、監視範囲2の一方側及び他方側を撮影範囲として設定されている。この結果、中心線17に対して両側には、撮影範囲14m,14sの重複撮影範囲15が形成される。重複撮影範囲15により、人11が複数の撮影範囲をまたがって移動するとき、各人11を連続的に追跡することが可能になる。
図示の例では、人11aの位置はマスターカメラ3の撮影範囲14mに属し、人11cの位置はスレーブカメラ4の撮影範囲14sに属する。人11bの位置は、重複撮影範囲15にあり、撮影範囲14m,14sの両方に属する。
図2は、監視システム1のブロック図である。監視システム1では、監視範囲2を監視するマスターカメラ3及びスレーブカメラ4と、監視データを処理する監視サーバ6とは、インターネット7を介してデータを授受自在になっている。
マスターカメラ3及びスレーブカメラ4は、それらの撮影範囲14m,14sに存在する人11についての検出情報を、一定時間間隔で出力して、監視サーバ6へ送信する。検出情報には、人11の絶対座標位置、該位置を検出した検出時刻、及び距離画像カメラのIDが含まれる。監視サーバ6は、距離画像カメラのIDから、受信検出情報がどの距離画像カメラが送信したものかを認識することができる。
マスターカメラ3及びスレーブカメラ4が、それらの撮影範囲の人11の位置としての絶対座標位置を決定するときに用いる保持絶対座標系43hについては、図3において後述する。なお、マスターカメラ3及びスレーブカメラ4から監視サーバ6への検出情報の送信は、人11の監視中、一定時間間隔でなくても、所定時間以上中断することなく継続的に行われていればよい。
監視サーバ6は、第1重複物体検出部25、第1空間ベクトル算出部26、第2重複物体検出部27、第2空間ベクトル算出部28、第1同一物体検出部31、第1移動ベクトル算出部32、第2同一物体検出部33、第2移動ベクトル算出部34及び座標系較正部40を備えている。監視サーバ6が備えるこれらの構成要素の詳細は、図4以降のフローチャートで説明する。
図3は、距離画像カメラ41が移動物体42の絶対座標位置を測定するときの説明図である。距離画像カメラ41は、撮影範囲44に存在する移動物体42の絶対座標位置を検出する。なお、距離画像カメラ41の具体例はマスターカメラ3及びスレーブカメラ4(図1)であり、移動物体42の具体例は人11a〜11c(図1)である。
各距離画像カメラ41は、個々に測位用の保持絶対座標系43hを保持し、個々に保持した保持絶対座標系43hに基づいて移動物体42の絶対座標位置を検出している。一方、監視範囲2(図1)の全体に対して、共通の基準絶対座標系43rが設定される。各距離画像カメラ41が個々に保持している保持絶対座標系43h間には、ずれが生じる。このため、各距離画像カメラ41が個々に保持している保持絶対座標系43hを基準絶対座標系43rに揃える較正が必要となる。
基準絶対座標系43rに対する保持絶対座標系43hのずれには、基準絶対座標系43rの原点位置に対する保持絶対座標系43hの原点位置のずれと、基準絶対座標系43rの3軸としてのX軸、Y軸及びZ軸に対する保持絶対座標系43hの3軸としてのX軸、Y軸及びZ軸の3軸傾斜角のずれ(各軸の方向(例:方角))との2種類がある。なお、X軸の周りの回転をヨーイング、Y軸の周りの回転をローリング、Z軸の周りの回転をピッチングと定義する。
以降、基準絶対座標系43rによる絶対座標位置をΛr(X,Y,Z)で表わす。マスターカメラ3が保持する保持絶対座標系43hによる絶対座標位置をΛm(X,Y,Z)で表わす。スレーブカメラ4が保持する保持絶対座標系43hによる絶対座標位置をΛs(X,Y,Z)で表わす。Λm(X,Y,Z)及びΛs(X,Y,Z)を総称するときは、Λh(X,Y,Z)(図3)で表わす。
さらに、基準絶対座標系43rの各軸に対するマスターカメラ3が保持する保持絶対座標系43hの対応軸の傾斜角をΘm(X,Y,Z)で表わす。基準絶対座標系43rの各軸に対するスレーブカメラ4が保持する保持絶対座標系43hの対応軸の傾斜角をΘs(X,Y,Z)で表わす。Θm(X,Y,Z)及びΘs(X,Y,Z)を総称するときは、Θh(X,Y,Z)(図3)で表わす。
監視システム1では、マスターカメラ3の保持絶対座標系43hが基準絶対座標系43rに設定される。したがって、基準絶対座標系43rにおけるマスターカメラ3の絶対座標位置Λは、Λr(0,0,0)であり、Λm(0,0,0)=Λr(0,0,0)である。また、基準絶対座標系43rにおけるマスターカメラ3の43の3軸傾斜角Θm(X,Y,Z)は、Θm(0,0,0)ある。そして、スレーブカメラ4が保持する保持絶対座標系43hの較正前では、Λm(0,0,0)≠Λs(0,0,0)であり、基準絶対座標系43rにおけるスレーブカメラ4の3軸傾斜角Θs(X,Y,Z)について、Θs(X,Y,Z)≠Θs(0,0,0)の関係にある。これに対し、スレーブカメラ4が保持する保持絶対座標系43hの較正後は、Λm(0,0,0)=Λs(0,0,0)であり、基準絶対座標系43rにおけるスレーブカメラ4の3軸傾斜角Θs(X,Y,Z)について、Θs(X,Y,Z)=Θs(0,0,0)である。
図3において、Vgは、距離画像カメラ41の絶対座標位置Λh(Xc,Yc,Zc)から移動物体42の絶対座標位置Λh(Xg,Yg,Zg)に引いたベクトルである。図では、ベクトルについてVの上側にベクトルの印である「→」を付けているが、明細書では、省略している。Vgは、三次元ベクトルである点において空間ベクトルであり、保持絶対座標系43hの原点を始点とする点において位置ベクトルである。
距離画像カメラ41は、撮影範囲44の各移動物体42の絶対座標位置Λhを次の(式1)から算出する。
移動物体42の絶対座標位置Λh(Xg,Yg,Zg)=空間ベクトルVg+絶対座標位置Λh(Xc,Yc,Zc)・・・(式1)
ただし、マスターカメラ3では、Λh(Xg,Yg,Zg)=空間ベクトルVgとなる。
監視サーバ6は、距離画像カメラ41から受信した検出情報に含まれる移動物体42の絶対座標位置Λhを抽出することにより、距離画像カメラ41の撮影範囲44内の2つの移動物体42間の空間ベクトルVpを、次の(式2)から算出する。
空間ベクトルVp=(他方の移動物体42の絶対座標位置Λh)−(一方の移動物体42の絶対座標位置Λh)・・・(式2)
上記(式2)では、一方の移動物体42の絶対座標位置Λh及び他方の移動物体42の絶対座標位置Λhはそれぞれ空間ベクトルVpの始点及び終点となる。
すべての距離画像カメラ41において保持絶対座標系43h=基準絶対座標系43rが理想であるが、スレーブカメラ4では、保持絶対座標系43h及び基準絶対座標系43rとの間に誤差がある。したがって、マスターカメラ3の保持絶対座標系43hによる絶対座標位置に基づく2つの移動物体42間の空間ベクトルVpとしてのベクトルVpmと、スレーブカメラ4の保持絶対座標系43hによる絶対座標位置に基づく2つの移動物体42間の空間ベクトルVpとしてのベクトルVpsとは、較正前では、ベクトルVpm≠ベクトルVpsとなる。
前述したように、監視システム1は、マスターカメラ3の保持絶対座標系43hを監視範囲2全体に対して設定した基準絶対座標系43rに設定している。したがって、マスターカメラ3の保持絶対座標系43hの較正は必要がなく、スレーブカメラ4の保持絶対座標系43hだけが較正される。
図4は、座標軸の較正方法(その1)のフローチャートである。マスターカメラ3の保持絶対座標系43hは、監視範囲2の全体に対して共通の基準絶対座標系43rに設定されているので、座標軸の較正(その1)で較正される絶対座標系及び後述の図6の座標軸の較正(その2)で較正される絶対座標系は、スレーブカメラ4の保持絶対座標系43hである。
STEP101では、第1重複物体検出部25及び第2重複物体検出部27は所定時刻に重複撮影範囲15に存在する2つの重複移動物体を検出する。具体的には、第1重複物体検出部25は、該所定時刻に重複撮影範囲15の異なる位置に存在する第1及び第2重複移動物体(それぞれ本発明の「第1物体」及び「第2物体」に相当する)をマスターカメラ3からの検出情報(本発明の「第1検出情報」に相当する)に基づいて検出する。第2重複物体検出部27は、該所定時刻に重複撮影範囲15に存在する該第1及び該第2重複移動物体をスレーブカメラ4からの検出情報(本発明の「第2検出情報」に相当する)に基づいて検出する。
STEP101の処理内容を図5を参照してさらに具体的に説明する。図5において、人Pa,Pbは、それぞれ第1及び第2重複移動物体に対応する。撮影範囲14m,14sは、図1で前述したように、それぞれマスターカメラ3及びスレーブカメラ4の撮影範囲である。重複撮影範囲15は、撮影範囲14m,14sの重複撮影範囲である。
なお、重複範囲15の具体的な決定の仕方は、例えば、マスターカメラ3からの検出情報に含まれる絶対座標位置Λmとスレーブカメラ4からの検出情報に含まれる絶対座標位置Λsとを対比し、同一の絶対座標位置Λが含まれる範囲を重複範囲15に決定する。スレーブカメラ4の保持絶対座標系43hの較正前であっても、同一の移動物体についてマスターカメラ3が検出する絶対座標位置Λmとスレーブカメラ4が検出する絶対座標位置Λsとの差分は、所定範囲に収まっている。したがって、重複範囲15の厳密な決定は困難であるものの、絶対座標位置Λmと絶対座標位置Λsとの成分値の重複部分から所定幅の周辺部を除去して残る中心部分を重複範囲15に決定することができる。
また、スレーブカメラ4は、移動物体の測位用に自己が保持している保持絶対座標系43hのΛs(0,0,0)及びΘs(0,0,0)の初期値(較正前の暫定的な値)を、監視サーバ6を介さずに行うマスターカメラ3との近距離無線通信でおおよその値に設定する。なお、スレーブカメラ4は、この概略的な初期値設定において、例えば、周知のTOA(Time of Arrival)及びAOA(Angle of Arrival)を利用する。スレーブカメラ4は、重力センサを備えて、重力センサを用いて検出した鉛直方向を保持絶対座標系43sのおおよそのZ軸方向に設定することもできる。
図5Aは、スレーブカメラ4の保持絶対座標系43hが較正されている場合に、監視サーバ6がマスターカメラ3及びスレーブカメラ4の検出情報から把握する撮影範囲14m,14sの位置関係を示す。図5Bは、スレーブカメラ4の保持絶対座標系43hが較正されていない場合に、監視サーバ6がマスターカメラ3及びスレーブカメラ4の検出情報から把握する撮影範囲14m,14sの位置関係を示す。
図5Aでは、スレーブカメラ4からの検出情報内の絶対座標位置Λsに基づく重複撮影範囲15は、マスターカメラ3からの検出情報内の絶対座標位置Λmに基づく重複撮影範囲15に一致している。これに対し、図5Bでは、スレーブカメラ4からの検出情報内の絶対座標位置Λsに基づく重複撮影範囲15は、マスターカメラ3からの検出情報内の絶対座標位置Λmに基づく重複撮影範囲15からずれている。
図5において、人Pa,Pbは、重複撮影範囲15に同一時刻に離れて存在する2つの移動物体として例示されている。この時、マスターカメラ3が、(式1)を用いて算出した人Pa,Pbの絶対座標位置ΛmをそれぞれΛm(Xa,Ya,Za),Λm(Xb,Yb,Zb)とする。また、スレーブカメラ4が、(式1)を用いて算出した人Pa,Pbの絶対座標位置ΛをそれぞれΛs(Xa,Ya,Za),Λs(Xb,Yb,Zb)とする。
Λm(Xa,Ya,Za)と該位置を検出した検出時刻とを含む検出情報と、Λm(Xb,Yb,Zb)と該位置を検出した検出時刻とを含む検出情報とがマスターカメラ3から監視サーバ6へ送信され、Λs(Xa,Ya,Za)と該位置を検出した検出時刻とを含む検出情報と、Λs(Xb,Yb,Zb)と該位置を検出した検出時刻とを含む検出情報とがスレーブカメラ4から監視サーバ6に送信される。
STEP102では、第1空間ベクトル算出部26は、第1空間ベクトルVを算出する。第1空間ベクトルVとは、具体的には、図5BのベクトルVpmである。
具体的には、第1空間ベクトル算出部26は、マスターカメラ3からの検出情報から抽出したΛm(Xa,Ya,Za),Λm(Xb,Yb,Zb)を上述の(式2)の右辺のそれぞれ第2項及び第1項に代入して、ベクトルVpmを算出する。
STEP103では、第2空間ベクトル算出部28は、第2空間ベクトルVを算出する。第2空間ベクトルVとは、具体的には、図5BのベクトルVpsである。
具体的には、第2空間ベクトル算出部28は、スレーブカメラ4からの検出情報から抽出したΛs(Xa,Ya,Za),Λs(Xb,Yb,Zb)を上述の(式2)の右辺のそれぞれ第2項及び第1項に代入して、ベクトルVpsを算出する。
図5Aでは、空間ベクトルVpm=空間ベクトルVpsとなる。これに対し、図5Bでは、空間ベクトルVpm≠空間ベクトルVpsとなる。なぜなら、スレーブカメラ4の保持絶対座標系43hの3軸傾斜角Θs(X,Y,Z)について、Θs(X,Y,Z)≠Θs(0,0,0)であって、未較正であるからである。また、この段階で、スレーブカメラ4の保持絶対座標系43hの原点の絶対座標位置Λs(0,0,0)は、Λs(0,0,0)≠Λm(0,0,0)てある。
STEP104では、座標系較正部40は、第1空間ベクトルVpmと第2空間ベクトルVpsとの対比に基づいてスレーブカメラ4の保持絶対座標系43hのX軸、Y軸及びZ軸がマスターカメラ3の保持絶対座標系43hの対応軸としてのX軸、Y軸及びZ軸にそれぞれ平行になるように、スレーブカメラ4の保持絶対座標系43hを較正する。具体的には、座標系較正部40からスレーブカメラ4に較正指示(較正するために必要な情報としての較正情報も含む)の信号が送られ、スレーブカメラ4は、該較正指示の信号内の較正情報に基づいて自己の保持絶対座標系43hの各軸の方向を変更する。
詳細には、座標系較正部40は、空間ベクトルVpm,Vpsの差分ベクトルを算出し、該差分ベクトルが解消されるように、具体的には、差分ベクトル=0となるように、又は空間ベクトルVpm,Vpsが平行になるように、スレーブカメラ4の保持絶対座標系43hをその原点の周りに回転させる。
STEP104の終了後は、マスターカメラ3及びスレーブカメラ4が、重複撮影範囲15に同時刻に離れて存在する人Pa,Pbを検出して、監視サーバ6に送信する検出情報に基づいて、第1空間ベクトル算出部26及び第2空間ベクトル算出部28がそれぞれ第1空間ベクトルVpm及び第2空間ベクトルVpsを算出する。この第1空間ベクトルVpm及び第2空間ベクトルVpsについては、第2空間ベクトルVps=第1空間ベクトルVpmが成り立つ。ただし、スレーブカメラ4の保持絶対座標系43hの原点位置の較正(Λs(0,0,0)=Λm(0,0,0))は終了していないので、第1空間ベクトルVpmの始点及び終点と第2空間ベクトルVpsの始点及び終点とは一致しない。
図6は、座標軸の較正方法(その2)のフローチャートである。STEP111では、第1同一物体検出部31及び第2同一物体検出部33は、重複撮影範囲15に異なる時刻t1,t2に存在する同一移動物体を検出する。具体的には、第1同一物体検出部31は、時刻t1,t2(本発明の「第1時刻」及び「第2時刻」それぞれ対応する)において重複撮影範囲15内の異なる位置に存在する同一移動物体(本発明の「同一物体」に相当する)を第1検出情報に基づいて検出する。第2重複物体検出部27は、時刻t1,t2において重複撮影範囲15内に存在する該同一移動物体を検出を第2検出情報に基づいて検出する。
STEP111の処理内容を図7を参照してさらに具体的に説明する。図7において、人P1,P2は、同一人であり、人P1は、時刻t1における該同一人を示し、人P2は時刻t2における該同一人を示している。前述したように、時刻t1,t2は、異なる時刻であり、人P1,P2は、同一人であるものの、重複撮影範囲15において異なる位置に存在する。
図7Aは、スレーブカメラ4の保持絶対座標系43hが較正されている場合に監視サーバ6がマスターカメラ3及びスレーブカメラ4の検出情報から把握する撮影範囲14m,14sの位置関係を示す。図7Bは、スレーブカメラ4の保持絶対座標系43hが較正されていない場合に監視サーバ6がマスターカメラ3及びスレーブカメラ4の検出情報から把握する撮影範囲14m,14sの位置関係を示している。
マスターカメラ3が、自己の保持絶対座標系43hに基づいて(式1)を用いて算出した人P1,P2の絶対座標位置ΛをそれぞれΛm(X1,Y1,Z1),Λm(X2,Y2,Z2)とする。また、スレーブカメラ4が、自己の保持絶対座標系43hに基づいて(式1)を用いて算出した人P1,P2の絶対座標位置ΛをそれぞれΛs(X1,Y1,Z1),Λs(X2,Y2,Z2)とする。
第1同一物体検出部31及び第2同一物体検出部33は、時刻t1−t2の時間間隔より十分に短い時間間隔でそれぞれマスターカメラ3及びスレーブカメラ4からの検出情報を抽出しているので、同一人が重複撮影範囲15内を移動していることを追跡することができる。時刻t1からt2までの時間は、該同一人が重複撮影範囲15内で適当な距離移動したことを想定して設定された時間になっている。
Λm(X1,Y1,Z1)と該位置を検出した検出時刻とを含む検出情報と、Λm(X2,Y2,Z2)と該位置を検出した検出時刻とを含む検出情報とがマスターカメラ3から監視サーバ6へ送信され、Λs(X1,Y1,Z1)と該位置を検出した検出時刻とを含む検出情報と、Λs(X2,Y2,Z2)と該位置を検出した検出時刻とを含む検出情報とがスレーブカメラ4から監視サーバ6に送信される。
STEP112では、第1移動ベクトル算出部32は、第1移動ベクトルVqm(図7B)を算出する。
具体的には、第1移動ベクトル算出部32は、Λm(X1,Y1,Z1),Λm(X2,Y2,Z2)を上述の(式2)を変形した次の(式3)に代入して、第1移動ベクトルVqmを算出する。なお、(式3)は、移動ベクトルの算出に共通に使用されため、移動ベクトルを総称するVqを用いている。
移動ベクトルVq=(時刻t2の移動物体42の絶対座標位置Λh)−(時刻t1の移動物体42の絶対座標位置Λh)・・・(式3)
上記(式3)では、時刻t1の移動物体42の絶対座標位置Λ及び時刻t2の移動物体42の絶対座標位置Λはそれぞれ移動ベクトルVqの始点及び終点となる。
STEP113では、第2移動ベクトル算出部34は、第2移動ベクトルVqs(図7B)を算出する。具体的には、第2移動ベクトル算出部34は、Λs(X1,Y1,Z1),Λs(X2,Y2,Z2)を(式3)に代入して、第2移動ベクトルVqsを算出する。
STEP114では、座標系較正部40は、第1移動ベクトルVqmと第2移動ベクトルVqsとの対比に基づいてスレーブカメラ4の保持絶対座標系43hのX軸、Y軸及びZ軸がマスターカメラ3の保持絶対座標系43hの対応軸としてのX軸、Y軸及びZ軸にそれぞれ平行になるように、スレーブカメラ4の保持絶対座標系43hを較正する。具体的には、座標系較正部40からスレーブカメラ4に較正指示(較正情報も含む)の信号が送られ、スレーブカメラ4は、該較正指示の信号内の較正情報に基づいて自己の保持絶対座標系43hの各軸の方向を変更する。
詳細には、座標系較正部40は、第1移動ベクトルVqmと第2移動ベクトルVqsとの差分ベクトルを算出し、該差分ベクトルが解消されるように、具体的には、差分ベクトル=0となるように、又は空間ベクトルVqm,Vqsが平行になるように、スレーブカメラ4の保持絶対座標系43hをその原点の周りに回転させる。
STEP114の終了後は、マスターカメラ3及びスレーブカメラ4が、重複撮影範囲15の異なる位置に異なる時刻t1,t2に存在する人P1,P2(同一人)を検出して、監視サーバ6に送信する検出情報に基づいて、第1同一物体検出部31及び第2同一物体検出部33がそれぞれ算出する第1移動ベクトルVqmと第2移動ベクトルVqsについて、第2移動ベクトルVqs=第1移動ベクトルVqmが成り立つ。ただし、スレーブカメラ4の保持絶対座標系43hの原点位置の較正(Λs(0,0,0)=Λm(0,0,0))は終了していないので、第1移動ベクトルVqmの始点及び終点と空間ベクトルVpsの始点及び終点とは一致しない。
図8は、原点位置の較正方法のフローチャートである。監視サーバ6は、図4又は図6の絶対座標軸の較正の終了後に、スレーブカメラ4の保持絶対座標系43hの原点位置をマスターカメラ3の原点位置に一致させる較正(Λs(0,0,0)=Λm(0,0,0))を行う。
STEP121では、絶対座標位置検出部39は、第1絶対座標位置及び第2絶対座標位置(それぞれ本発明の「第1位置」及び「第2位置」に相当する)を検出する。第1及び第2絶対座標位置は、重複撮影範囲15に存在する所定移動物体U(図示せず/本発明の「所定物体」に相当する)についてマスターカメラ3及びスレーブカメラ4から受信した検出情報に基づいて同一時刻における所定移動物体についての絶対座標位置Λm(Xu,Yu,Zu),Λs(Xu,Yu,Zu)である。絶対座標位置Λm(Xu,Yu,Zu),Λs(Xu,Yu,Zu)は、それぞれマスターカメラ3からの検出情報(第1検出情報)及びスレーブカメラ4からの検出情報(第2検出情報)に基づいて検出され、本発明の「第1位置」及び「第2位置」に相当する。
STEP122では、座標系較正部40は、スレーブカメラ4の保持絶対座標系43hの原点位置Λs(0,0,0)を較正する。具体的には、座標系較正部40からスレーブカメラ4に較正指示(較正情報も含む)の信号が送られ、スレーブカメラ4は、該較正指示の信号内の較正情報に基づいて自己の保持絶対座標系43hの原点位置Λs(0,0,0)を原点位置Λm(0,0,0)に一致させる。詳細には、スレーブカメラ4は、スレーブカメラ4の保持絶対座標系43hの3軸の向きを保持しつつ、較正情報としてのΛs(Xu,Yu,Zu)及びΛm(Xu,Yu,Zu)について、Λs(Xu,Yu,Zu)がΛm(Xu,Yu,Zu)の位置に来るように、スレーブカメラ4の保持絶対座標系43hを移動させる。
STEP122の終了後は、スレーブカメラ4の保持絶対座標系43hは基準絶対座標系43r、すなわちマスターカメラ3の保持絶対座標系43hに一致する(Λs(0,0,0)=Λm(0,0,0)かつΘs(X,Y,Z)=Θs(0,0,0))。こうして、スレーブカメラ4の保持絶対座標系43hの全部の較正が終了する。
本発明を図示の実施形態について説明したが、本発明は次の変形例を備える。
実施形態では、TOF方式のマスターカメラ3及びスレーブカメラ4が本発明の距離画像カメラとして用いられている。本発明の各距離画像カメラは、周知のステレオカメラであってもよい。1つのステレオカメラは、2つのカメラから構成され、視差を利用して、物体を測位する。
実施形態では、監視サーバ6が、各距離画像カメラから検出情報を継続して受信して、該検出情報に基づいて各移動物体を監視する検出情報処理装置として用いられている。本発明の検出情報処理装置は、インターネット7を介して各距離画像カメラから検出情報を受信する監視サーバ6に限定されない。本発明の検出情報処理装置は、例えば、イントラネットを介して各距離画像カメラから検出情報を受信するサーバであってもよい。
マスターカメラ3の保持絶対座標系43h及びスレーブカメラ4の保持絶対座標系43hは、三次元座標系であり、それぞれ本発明の「第1三次元座標系」及び「第2三次元座標系」に相当する。実施形態の撮影範囲14m,14sは、それぞれ本発明の「第1撮影範囲」及び「第2撮影範囲」に相当する。
実施形態の監視システム1は、距離画像カメラ(マスターカメラ3及びスレーブカメラ4)を2つしか備えていない。本発明の監視システムは、3つ以上の距離画像カメラを備えることもできる。その場合、1つの距離画像カメラ(実施形態のマスターカメラ3に相当する)の保持絶対座標系が監視範囲全体の基準絶対座標系となる。他の2以上の距離画像カメラ(実施形態のスレーブカメラ4に相当する)は、それらの撮影範囲14sが、隣関係の撮影範囲14s同士が部分的に重複する重複撮影範囲15を有するように、設定される。そして、距離画像カメラの保持絶対座標系の較正では、マスターカメラ3に隣接するスレーブカメラ4から較正を開始し、較正済みのスレーブカメラ4をマスターカメラ3と看做し、マスターカメラ3と看做された較正済みのスレーブカメラ4と未較正のスレーブカメラ4との間で図4(又は図6)及び図8の処理を実施して、該未較正のスレーブカメラ4を較正する。こうして、順々に較正済みのスレーブカメラ4を増大していき、全部のスレーブカメラ4の較正を終了する。
実施形態の監視システム1は、例えば人流解析に使用される。本発明の監視システムでは、移動物体は、動物園等の動物や駐車場等の自動車等であってもよい。
1・・・監視システム、2・・・監視範囲、3・・・マスターカメラ(第1距離画像カメラ)、4・・・スレーブカメラ(第2距離画像カメラ)、6・・・監視サーバ(検出情報処理装置)、11・・・人(移動物体)、14m・・・撮影範囲(第1撮影範囲)、14s・・・撮影範囲(第2撮影範囲)、15・・・重複撮影範囲、25・・・第1重複物体検出部、26・・・第1空間ベクトル算出部、27・・・第2重複物体検出部、28・・・第2空間ベクトル算出部、31・・・第1同一物体検出部、32・・・第1移動ベクトル算出部、33・・・第2同一物体検出部、34・・・第2移動ベクトル算出部、40・・・座標系較正部、43h・・・保持絶対座標系、43r・・・基準絶対座標系。

Claims (3)

  1. 第1撮影範囲に存在する物体の第1三次元座標系に基づく位置を検出し、該検出した位置と該位置を検出した検出時刻とを含む第1検出情報を出力する第1距離画像カメラと、
    前記第1撮影範囲とは所定の重複撮影範囲で部分的に重複する第2撮影範囲に存在する物体の第2三次元座標系に基づく位置を検出し、該検出した位置と該位置を検出した検出時刻とを含む第2検出情報を出力する第2距離画像カメラと、
    前記第1距離画像カメラからの前記第1検出情報と前記第2距離画像カメラからの前記第2検出情報とを継続的に受信して、前記第1及び前記第2撮影範囲に存在する物体を監視する検出情報処理装置とを備えた監視システムであって、
    前記検出情報処理装置は、
    所定時刻において前記重複撮影範囲の異なる位置に存在する第1及び第2物体を前記第1検出情報に基づいて検出する第1重複物体検出部と、
    前記所定時刻において前記重複撮影範囲に存在する前記第1及び前記第2物体を前記第2検出情報に基づいて検出する第2重複物体検出部と、
    前記第1重複物体検出部が検出した前記第1物体についての前記第1検出情報に基づく位置を始点とし、前記第1重複物体検出部が検出した前記第2物体についての前記第1検出情報に基づく位置を終点とする第1空間ベクトルを算出する第1空間ベクトル算出部と、
    前記第2重複物体検出部が検出した前記第1物体についての前記第2検出情報に基づく位置を始点とし、前記第2重複物体検出部が検出した前記第2物体についての前記第2検出情報に基づく位置を終点とする第2空間ベクトルを算出する第2空間ベクトル算出部と、
    前記第1空間ベクトルと前記第2空間ベクトルとの対比に基づいて、前記第2三次元座標系の各軸が前記第1三次元座標系の対応軸と平行になるように、前記第2三次元座標系を較正する座標系較正部とを備えることを特徴とする監視システム。
  2. 第1撮影範囲に存在する物体の第1三次元座標系に基づく位置を検出し、該検出した位置と該位置を検出した検出時刻とを含む第1検出情報を出力する第1距離画像カメラと、
    前記第1撮影範囲と所定の重複撮影範囲で部分的に重複する第2撮影範囲に存在する物体の第2三次元座標系に基づく位置を検出し、該検出した位置と該位置を検出した検出時刻とを含む第2検出情報を出力する第2距離画像カメラと、
    前記第1距離画像カメラからの前記第1検出情報と前記第2距離画像カメラからの前記第2検出情報とを継続的に受信して、前記第1及び前記第2撮影範囲に存在する物体を監視する検出情報処理装置とを備えた監視システムであって、
    前記検出情報処理装置は、
    異なる第1及び第2時刻において前記重複撮影範囲の異なる位置に存在する同一物体を前記第1検出情報に基づいて検出する第1同一物体検出部と、
    前記第1及び前記第2時刻において前記重複撮影範囲に存在する前記同一物体を前記第2検出情報に基づいて検出する第2同一物体検出部と、
    前記第1同一物体検出部が検出した前記第1時刻における前記同一物体についての前記第1検出情報に基づく位置を始点とし、前記第1同一物体検出部が検出した前記第2時刻における前記同一物体についての前記第1検出情報に基づく位置を終点とする第1移動ベクトルを算出する第1移動ベクトル算出部と、
    前記第2同一物体検出部が検出した前記第1時刻における前記同一物体についての前記第2検出情報に基づく位置を始点とし、前記第2同一物体検出部が検出した前記第2時刻における前記同一物体についての前記第2検出情報に基づく位置を終点とする第2移動ベクトルを算出する第2移動ベクトル算出部と、
    前記第1移動ベクトルと前記第2移動ベクトルとの対比に基づいて、前記第2三次元座標系の各軸が前記第1三次元座標系の対応軸と平行になるように、前記第2三次元座標系を較正する座標系較正部とを備えることを特徴とする監視システム。
  3. 請求項1又は2記載の監視システムにおいて、
    前記座標系較正部は、前記第2三次元座標系の各軸を前記第1三次元座標系の対応軸と平行にする較正の終了後、前記重複撮影範囲に同一時刻に存在する所定物体についての前記第1検出情報に基づく第1位置と前記第2検出情報に基づく第2位置との対比に基づいて、前記第2三次元座標系の原点が前記第1三次元座標系の原点に一致するように、前記第2三次元座標系を較正することを特徴とする監視システム。
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