JP2006238086A - 立体写真用デジタルカメラ及び立体写真撮影方法 - Google Patents

立体写真用デジタルカメラ及び立体写真撮影方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006238086A
JP2006238086A JP2005050118A JP2005050118A JP2006238086A JP 2006238086 A JP2006238086 A JP 2006238086A JP 2005050118 A JP2005050118 A JP 2005050118A JP 2005050118 A JP2005050118 A JP 2005050118A JP 2006238086 A JP2006238086 A JP 2006238086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image data
camera
displayed
subject
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005050118A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Osako
誠 大迫
Takeshi Endo
剛 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2005050118A priority Critical patent/JP2006238086A/ja
Publication of JP2006238086A publication Critical patent/JP2006238086A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)

Abstract

【課題】 アナグリフ方式の立体写真は、右目用画像と左目用画像とを撮影するに際して2台のカメラを操作することが困難であり、1台のカメラで2度撮影するには1度目の撮影位置に対して2度目の撮影位置を1度目のカメラ位置に合わせることが困難であった。
【解決手段】 シャッター操作時の画像データを第1画像データとして記憶すると共に、この第1画像データによる半透過画像を水平方向にずらしてモニタ画面に表示し、2度目のシャッター操作時の画像データを第2画像データとして記憶し、この第2画像データと前記第1画像データとを合わせてモニタ画面に表示する立体写真用デジタルカメラとする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、デジタルカメラに関し、尚詳しくは、立体写真が撮影可能なデジタルカメラ及びその撮影方法に関するものである。
今日、立体写真としては、レンチキュラーレンズを用いた立体写真、及び、右目用画像と左目用画像とを赤色と青色とで形成するアナグリフ方式の写真又はコンピュータ画像及びコンピュータ画面の印刷が数多く使用されるようになってきた。
このレンチキュラーレンズを用いた立体写真は、同一被写体を左右に僅かにずらせた撮影位置から撮影した2枚の画像を各々レンチキュラーレンズの幅に合わせた細線に切断し、右目用画像と左目用画像とを交互に並べた縞模様の画像に合成し、この縞模様の合成画像をレンチキュラーレンズの下に配置し、レンチキュラーレンズを通して右目用画像を右目で、左目用画像を左目で見るようにしたものである(例えば特許文献1)。
また、アナグリフ方式の画像は、多くは赤色と青色とによる右目用画像と左目用画像とを合わせて印刷し、又はテレビ画面などに表示し、右目用画像が赤色で表示される場合は右目用レンズに赤色フィルタを設け、左目用レンズに青色フィルタを設けた眼鏡により表示された写真や画面の画像を見ることにより、立体的に画像を観察することができるものであり、カラーテレビなどを用いて例えば右目用画像を青色と緑色のB信号とG信号とで形成し、左目用画像を赤色であるR信号により形成するものも提案されている(例えば特許文献2)。
特開平05−072653号公報 特表平11−504167号公報
前述のように、レンチキュラーレンズを用いた立体写真は、そのままで写真像を立体的に見ることができるも、レンチキュラーレンズのピッチに合わせた縞状に像を形成すること、及び、レンチキュラーレンズ板との張り合わせなどの手数を要し、また、そのための専用装置が必要となることもあり、作成が困難であった。
また、アナグリフ方式の立体写真も、右目用画像と左目用画像とを撮影するに際して2台のカメラを用意し、この2台のカメラを適切な位置に固定する必要があり、また、1台のカメラで左右の画像を同時に撮影するにはミラーやプリズムを用いたアダプタが必要となり、1台のカメラで2度撮影するには1度目の撮影位置に対して2度目の撮影位置を1度目のカメラ位置に合わせることが困難となるため、容易に立体写真を作成することができなかった。
本発明は、上述の欠点を排除し、大掛かりな専用装置を用いたり、難しい作業を行うことなく、容易に立体写真を作製することのできるカメラ及び撮影方法を提供するものである。
本発明は、レンズを通して逐次撮像される被写体の画像をモニタ画面(130)に逐次更新しながら表示し、シャッターボタン(110)を操作した時の画像データを第1画像データとして記憶すると共に、この第1画像データによる画像をずらしてモニタ画面(130)に表示し、2度目のシャッターボタン(110)操作時の画像データを第2画像データとして記憶し、この第2画像データと前記第1画像データとを合成した第3画像データとしてモニタ画面(130)に表示し、又はメモリ(210)や記憶媒体(220)に記憶することにより、立体写真を形成することができるようにしたデジタルカメラ(100)とするものである。
また、前記第1画像データによるずらした画像をモニタ画面(130)に表示するに際しては、ずらし量を画面中央の被写体など、モニタ画面(130)上の複数の被写体までの距離に基づいて、ずらし量を移動量テーブルにより算出する立体写真用デジタルカメラ(100)とする場合、又は、複数の被写体までの距離に基づいて計算により算出するデジタルカメラ(100)とする場合がある。
なお、移動量テーブルは、予め設定された基本テーブルとこの基本テーブルのずらし量に一定係数を掛けた修正テーブルを形成して立体写真用デジタルカメラ(100)に記憶させておく場合がある。
さらに、第1画像データによる画像をモニタ画面(130)に表示するに際しては、半透過画像として表示するデジタルカメラ(100)とすることが好ましい。
また、本発明は、デジタルカメラ(100)により被写体を撮影したとき、この撮影した画像を所定量ずらせた画像をモニタ画面(130)に表示した状態での2度目の撮影を行った画像を前回の画像と合成してカメラ(100)に記憶させる立体写真の撮影方法とするものである。
なお、2度目の撮影を行うに際し、1度目の撮影画像を僅かにずらせた画像を表示して撮影者に2度目の撮影を案内する場合と、カメラ(100)からの距離の異なる被写体毎にずらせた画像を表示してカメラ(100)の位置と向きとを僅かにずらせて2度目の撮影を案内する場合などがある。
本発明は、シャッター操作による第1画像データと第2画像データとを記憶して合成する立体写真用デジタルカメラであるから、立体写真を容易に合成することができ、第2画像データを形成するに際し、第1画像データによる画像をずらせた画像をモニタ画面130に表示し、この画像に合わせて第2画像データを記録するためのカメラ位置を案内してシャッター操作をすることができるカメラであるから、立体写真を容易に作成することができる。
また、第1画像データによる画像表示に際し、ずらし量をテーブルにより算出して画像表示を行うカメラは、第2画像データを記憶するカメラ位置の案内を迅速に行うことができ、計算により被写体の距離によるずらし量を算出するカメラは、立体感の強い立体写真を作成することができる。
そして、第1画像データにより半透過画像を表示するカメラは、2度目のシャッター操作を行うカメラ位置の位置あわせを容易に行うことができるものである。
さらに、デジタルカメラによりカメラ位置を水平方向にずらせて2回撮影を行うに際し、最初の撮影画像をずらせた画像をモニタ画面に表示する方法は、カメラのずらし位置を容易に決定することができ、立体写真の作成を容易とすることができる方法である。
本発明の最良の形態は、レンズ151、155を通して撮像素子170に逐次撮像される被写体の画像をモニタ画面130に逐次更新しながら表示し、シャッターボタン110を操作した時の画像データを第1画像データとして記憶すると共に、画面中央の被写体とこの被写体と異なる被写体までの距離に基づいて被写体のずらし量を算出することにより被写体の位置をずらせた第1画像データによる半透過画像をモニタ画面130に表示し、この半透過画像と重ねるようにレンズを通して逐次撮像される被写体の画像をモニタ画面130に逐次更新しながら表示し、この状態で2度目のシャッターボタン110が操作された時の撮像素子170に撮像されている画像データを第2画像データとして記憶し、この第2画像データと前記第1画像データとに、各々赤色フィルタ処理と青色及び緑色フィルタ処理を施して画像を合成した第3画像データを形成することによってモニタ画面130に表示し、この第3画像データをメモリ210や記憶媒体220に記録することを可能とする立体写真用デジタルカメラ100とするものである。
なお、第1画像データによる画像をモニタ画面130に表示するに際しては、予め被写体との距離によるずらし量を記録した移動量テーブルを対照することにより、ずらし量を算出して第1画像データによる半透過画像をモニタ画面130に表示する場合がある。
本発明に係る立体写真用カメラの実施の形態は、図1に示すようなデジタルカメラ100であり、外観は従来のデジタルカメラ100と同様に、カメラ100の正面に沈胴式のレンズ鏡筒102、ストロボ発光窓106、及び、ファインダ前窓104などを有すると共に、ボディの上面に電源スイッチ108及びシャッターボタン110などを有し、さらに、ボディの背面にファインダ後窓112、撮影ボタン116、再生ボタン118、ズームボタン114、メニューボタン120、方向移動ボタン122、SETボタン124、DISPボタン126、及び、表示画面とする液晶モニタのモニタ画面130などを有している。
そして、図3に示すように、ボディの底面にはUSB端子225と記憶媒体収納部のカバー132を有し、このカバー132を開くことによってボディの内部に実装されたバッテリー201や大容量の記憶媒体220(たとえば、カード型フラッシュメモリやカード型ハードディスクなど)を着脱できるようにしている。
なお、SETボタン124は、メニュー画面などでカーソル枠の表示がされたとき、方向移動ボタン122によりカーソル枠の移動を操作してメニュー画面に表示されたメニューを選択する場合に用いるものであり、メニューボタン120は各種メニューを表示させるためのものであって、撮影モード時に操作すると撮影画素数の設定、撮影画質として圧縮率の異なるファインモード、ノーマルモード、エコノミーモードの設定、静止画と動画や音声録音の切り換え、セルフタイマー、ストロボ、ホワイトバランスなどの各種撮影条件の設定を行うことができ、再生モード時に操作すると、画面の自動送り、プロテクトの設定、印刷枚数の設定、画像の回転、トリミング、リサイズなどの設定を行うことができる。
そして、DISPボタン126は、モニタ画面130上に各種情報を表示するためのボタンであり、画素数、画質、静止画か動画又は音声の区別、日付、時間、バッテリー残量、メモリ残量などを表示し、又は表示を消去して画像だけの表示を行うように切り換えるものである。
そして、このデジタルカメラ100の内部構造は、図4に示すように、マイクロコンピュータが組み込まれた主制御回路180により撮像系や画像表示の制御を行っているものである。
このデジタルカメラ100のレンズ鏡筒102に組み込まれるフォーカスレンズ151やズームレンズ155、開口絞り168やメカシャッター167は撮像系制御回路160で制御するものであり、赤外線などを用いた距離速度検出部165や焦点検出センサ161からインターフェースを介して距離速度検出部165に入力される信号に基づき、視野中央の物体までの距離などを検出して撮像系制御回路160はドライバーを介してフォーカスモータ152を駆動し、オートフォーカス機能により撮像素子170に対象を鮮明に結像させ、また、ズームボタン114の操作に合わせてドライバーを介してズームモータ156を駆動して画像の倍率を変更するものである。
また、駆動制御部171により駆動される撮像素子170から出力された画像データ信号は、サンプルホールド回路173、オートゲインコントロール回路175によりレベル調整され、アナログデジタル変換回路177でデジタル画像データに変更される。
そして、画像処理部182で輝度信号と色差信号されて記憶媒体220や内部のメモリ210に記憶され、また、RGB信号とされて表示制御部185のフレームメモリ187や記憶媒体220又は内部のメモリ210に書き込まれ、表示制御部185のフレームメモリ187に書き込まれたときは表示部189であるモニタ画面130に表示されるものである。
なお、電源スイッチ108が操作されたとき、カメラ100内に収納されているバッテリー201から電源制御部203を介して各部に電力が供給され、視野が暗いときはフラッシュ駆動部205に充電を行ってストロボランプ207の点灯準備を行い、また、ズームボタン114、方向移動ボタン122、SETボタン124、などの操作部190におけるボタンやスイッチが操作されたときは入力回路192を介して操作信号が主制御回路180に入力され、操作されたボタンなどに応じてズーム処理や画像処理が行われるものである。
この画像処理では、電源スイッチ108がオン状態とされ、撮影ボタン116が操作されて撮影モードが設定されたときは、メカシャッター167を開き、レンズ151、155を通して撮像素子170に逐次撮像される被写体の画像をモニタ画面130に逐次更新しながら表示するものであって、撮像素子170で撮像している画像をそのままスルー画像としてモニタ画面130に表示し、ズームボタン114が操作されるとズームモータ156を駆動して倍率を変更し、光学ズームが最大になると画像処理による電子ズーム処理により倍率の変更を行いつつスルー画像をモニタ画面130に表示し、シャッターボタン110が操作されたときの画像データをメモリ210に記録するものである。
また、再生ボタン118が操作されると再生モードの画像処理を行い、メモリ210に記録している画像データによりRGB信号を表示制御部185のフレームメモリ187に書き込み、この画像データに基づく画像をモニタ画面130に表示する。
そして、画像データに基づく画像表示に際しては、全画素を制御する通常表示のほか、縦及び横の数画素毎の画素データによる画像表示を行うことにより半透過画像として表示するなどの特殊画像表示も可能としているものである。
なお、半透過画像を表示する方法として、画像データを縦及び横の数画素毎に間引いてフレームメモリ187に書き込む方法を用いる他、背景画像の画素の色と半透過画像における同じ画素の色とを平均化するなどの画素演算を行ってフレームメモリ187上の画素データを書き換える方法などを利用することもできる。
さらに、このカメラ100では、立体写真モードで使用する距離と移動量との関数テーブルをメモリ210に有するものであり、メニューボタン120操作により立体写真モードが選択されると、シャッターボタン110の操作による1回目の撮影を行ったとき、撮影した画像に基づいて2回目の撮影位置の指示画像の表示をモニタ画面130に表示するものである。
この立体写真モードでは、図5に示すように、主制御回路180は、先ず、シャッターボタン110の操作が行われたか否かの判断である第1シャッター操作判断(S101)を行い、シャッターボタン110の操作が行われたとき、画像データをメモリに記憶する第1画像データ記録(S103)を行うと共に、このときの視野中央の対象物までの距離データを距離速度検出部165から読み出す焦点距離読込み(S105)を行い、この読み込んだ焦点距離に基づき、移動量テーブルを対照する移動量テーブル対比(S110)を行うものである。
この距離と移動量との関数テーブルである移動量テーブルを対照する移動量テーブル対比(S110)は、カメラ100の視野角やモニタ画面130の画素数に合わせてカメラ100から所要距離に置かれた長さ10センチメートルの物体がズーム倍率1倍の状態においてモニタ画面130上の何画素で表示されるかを示すカメラ100からの距離と画素数との関係を記録した基本テーブルをコピーした修正テーブルを参照し、焦点距離読込み(S105)で読み込んだ距離に対応する画素数を修正テーブルから読み出すものである。
そして、メモリに記憶した第1画像データを読み出す画像データ読出し(S112)を行い、この画像データの所要画素を間引いてフレームメモリ187に書き込む等の半透過画像書込み(S114)を行うものであり、この半透過画像書込みに際しては、移動量テーブル対比(S110)で読み出した画素数だけ水平方向に画素をずらせてフレームメモリ187に書き込むものである。
従って、モニタ画面130では、シャッターボタン110を押した状態でカメラ100を固定していると、図6に示すように、シャッターを押して撮影した状態の画像であるスルー画像とこの画像を水平方向に移動させるようにずらした状態の半透過画像とがモニタ画面130に表示される。
そして、このモニタ画面130を見ながらカメラ100を水平に平行移動させ、半透過画像とスルー画像とが重なる位置にカメラ100を合わせてシャッターボタン110を押すと、主制御回路180は、シャッター操作が行われたか否かの判断である第2シャッター操作判断(S121)によりこの画像データをメモリ210に記憶する第2画像データ記録(S123)を行う。
なお、第2画像データ記録(S123)を行うための半透過画像によるカメラ位置の案内は、略水平方向に右目と左目との位置差である10センチメートル程度の移動量を基準とし、カメラ100を基準の移動量だけ移動させたときのモニタ画面130上のずれ量を基準の所定量とするようにしてずらした画像を表示するものである。
また、この第2画像データ記録(S123)に際しては、第1画像データとの結合情報及び移動量情報も画像データと合わせて記録し、第1画像データの記録ファイルにもこの第2画像データとの結合情報及び移動量情報も画像データを書き込むものである。
そして、この第2画像データ記録(S123)を行った後は、メニュー操作により立体画像表示が選択されるか否かの判断である立体像表示判断(S125)及びモード切り換えの操作が行われたか否かの判断であるモード切換え判断(S150)を行って立体表示の選択及びモード切り換えの操作が行われなければ第1シャッター操作判断(S101)に戻るものである。
また、立体像表示が選択されたときは、メモリ210に記憶されている第1画像データを読み出す第1画像データ読出し(S130)を行ってこの画像データからR信号データのみを抜き出す第1フィルタ処理(S132)を行い、第2画像とのズレである移動量の2分の1だけ画素をずらしてフレームメモリ187に書き込むフレームメモリ187書込み(S134)を行う。
更に、メモリ210から第2画像データを読み出す第2画像データ読出し(S140)、及びこの第2画像データからG信号データ及びB信号データを抜き出す第2フィルタ処理(S142)を行って移動量の2分の1だけ画素を第1画像データとは逆方向にずらせるようにして、既に書き込まれている第1画像データと合成した第3画像データとしてフレームメモリ187に書き込むフレームメモリ書込み(S144)を行う。
従って、モニタ画面130には、赤色の第1画像が表示されると共に、この画像と撮影位置を僅かにずらせた第2画像が青色及び緑色で所要の画素数だけずらして合成表示することにより、アナグリフ画像を形成して表示することができるものである。
そして、主制御回路180では、このアナグリフ画像をメモリ210や外部メモリである記憶媒体220に記録するか否かのメモリ記録判断(S146)を行い、メモリ記録の操作がされるとメモリ210や記憶媒体220への書込み処理であるメモリ書込み(S148)を行ってモード切り換えの操作が行われたか否かの判断であるモード切換え判断(S150)を行い、モード切り換えの操作が行われたときは立体写真モードを終了し、選択されたモードに移行するものである。
従って、メモリ書込み(S148)により記録された画像データは、いつでもモニタ画面130に表示させて立体写真として鑑賞できる他、この記録された画像データを印刷することにより、立体写真を作成して持ち歩くことなども可能とすることができる。
なお、立体写真モードで1度シャッターボタン110が操作されて第1画像データをメモリ210に記憶した後、2度目のシャッターボタン110の操作が行われることなくモード切換えが行われた場合も、モード切換え判断(S129)により第2画像データを記録することなく終了する。
このように、本実施例のデジタルカメラ100では、立体写真モードとすることにより、撮影した画像に対してカメラ100を平行移動させて再度第2画像の撮影する際の第2画像を半透過画像でモニタ画面130に表示するため、この半透過画像とスルー画像とを合わせるようにカメラ100を案内することができ、第1画像に合わせた第2画像の撮影が極めて容易に行えるものであり、被写体との距離に応じて移動量テーブルによりカメラ100の移動距離の指示を変化させるため、立体感の高いアナグリフ画像を形成することができる。
なお、移動量テーブルとして、カメラ100に設けられているモニタ画面130の大きさや画素数及び光学レンズなどによる視野角に合わせて予めメモリに設定記憶されている基本テーブルと、この基本テーブルのデータをコピーする修正テーブルを設けているゆえ、撮影者の感覚に合わせ、基本テーブルに記憶されている移動画素数に一定係数を掛けた修正テーブルを作成しておくことにより、撮影者の感覚に合わせたカメラ100の移動量とすることもできる。
また、この立体写真モードは、視野中央の被写体とカメラ100との距離に合わせてカメラ100を平行移動させる場合に限ることなく、視野内の複数の対象物までの距離を演算してカメラ100の位置及び向きを変えて2枚の写真を撮影することを案内するデジタルカメラ100とすることもある。
この第2実施例のデジタルカメラ100は、シャッターボタン110が操作されたとき、視野内の複数点で被写体までの距離を距離速度検出部165で測定することにより、カメラ100からの距離の異なる被写体までの各距離データを画像データと合わせてメモリに記録すると共に、この撮影時のズーム率もメモリに記録するものである。
そして、主制御回路180は、記録した距離データにより画面中央の被写体と異なる距離の被写体を選択し、画像中央の被写体までの距離をAメートル、他の被写体までの距離をBメートルとしたとき、右目と左目とによる視差角θを式(1)により算出する。
Figure 2006238086
更に、被写体のずらし量をLとしてズーム率をYとするとき、式(2)によりずらし量を算出する。
Figure 2006238086
但し、Tはズーム率が1倍のとき1メートル先の10センチメートルの物体がモニタ画面130上の何画素で表示されるかに基づいて定められる定数である。
このようにして、前記実施例の移動量テーブルとの対比に換えて画面中央の対象物と距離の異なる被写体のずらし量を計算により算出し、第1画像データを読み出したとき、画像中央の被写体とこの被写体と異なる距離の被写体との各被写体に対応する部分画像を切り出し、式(2)で算出したずらし量Lに基づいて画面中央の被写体と異なる被写体を移動させた修正画像を作成し、この修正画像の半透過画像データをフレームメモリ187に書き込むものである。
従って、第1画像とは被写体の位置がずれた修正画像の半透過画像をモニタ画面130に表示することができ、この半透過画像を案内として利用することにより、撮影者は、この半透過画像とスルー画像とを重ねるようにカメラ100の位置及び方向を変えてシャッターボタン110を押すことで、容易に立体画像用の第2画像データを記録することができる。
この第2画像及び第1画像を前記実施例と同様に読み出してR信号を抜き出すフィルタ処理やG信号及びB信号を抜き出すフィルタ処理を施してフレームメモリ187に書き込めば、アナグリフ画像をモニタ画面130に表示することができ、メモリ210に記録しておけば、プリントや他のコンピュータで立体画像として表示することができる。
従って、第1実施例のアナグリフ画像は、右目用画像全体が左目用画像全体と略同一にして全体として左右にずれた画像であったのに対し、第2の実施例では、画面中央の被写体を重ねるようにし、この被写体よりも近い被写体を右目用画像では左にずらし、この被写体よりも遠い被写体が右目用画像では右にずらしたアナグリフ画像を形成することができる。
なお、第2実施例では、画面中央の被写体を基準にずらし量の算出を行っているも、第1画像データを記録する際、この第1画像の各被写体の距離測定を行ったとき、複数の測定点の内、図7に示すように、最もカメラ100に近い被写体の近点ZPまでの距離をAとし、最もカメラ100からの距離が遠い被写体の近点XPまでの距離をBとし、図7の左側位置(X)で第1画像を記録すると共に式(1)及び式(2)によりずらし量Lを算出し、遠点の被写体を2分のLだけ左にずらし、且つ、近点の被写体を2分のLだけ右にずらした修正画像を左目用の第2画像として形成し、この修正画像を半透過画像としてモニタ画面130に表示することもある。
従って、距離の異なる複数の被写体がカメラ100の視野内に存在するとき、図8の(X)に示すような右目用の第1画像の画像データに基づいて左目用の半透過画像を形成して2度目のシャッター位置を案内することにより第2画像データの記録を行って図8の(Y)に示す如き第2画像を形成することができ、この第1画像データによる赤色画像と第2画像データによる青色及び緑色画像を合わせることにより、図9に示すような立体画像用のアナグリフ画像を形成することができる。
なお、上記実施例は、左右の画像データに赤及び青のフィルタ処理を行って互いに重ね合わせることによりアナグリフ画像として合成して立体写真を作成し、鑑賞時には、色セロファンを貼り付けた眼鏡等の安価な緩衝装置を用いることができるようにしているも、これに限らず、フィルタ処理を行った左右の画像を互いに重ならない位置に合成した右目用画像と左目用画像とを有する立体写真とし、鑑賞時には、ミラーやプリズムを用いて左右の画像を左右別々の目で見れるようにした鑑賞装置を用いることもある。
本発明は、シャッターボタンを操作したとき、このときの視野像を記録すると共に、この視野像をずらせた画像をモニタ画面に表示して2度目の視野を示し、この視野に合わせてカメラを僅かに移動させることにより立体写真用の右目用画像と左目用画像とを記録することのできるデジタルカメラであるから、立体写真を極めて容易に作成することができるカメラである。
本発明に係るデジタルカメラの外観の一例を示す正面斜視図。 本発明に係るデジタルカメラの外観の一例を示す背面斜視図。 本発明に係るデジタルカメラの外観の一例を示す底面斜視図。 本発明に係るデジタルカメラの内部機構の一例を示す図。 本発明に係るデジタルカメラの立体写真モードの処理手順を示すフローチャート図。 本発明に係るデジタルカメラの第1実施例における画面表示例を示す図。 本発明に係るデジタルカメラの第2実施例における立体写真作成の概要を示す図。 本発明に係るデジタルカメラの第2実施例における第1画像データによる画像と第2画像データによる画像の一例を示す図。 本発明に係るデジタルカメラの第2実施例における第1画像データと第2画像データとによる合成画像の例を示す図。
符号の説明
100 デジタルカメラ
102 レンズ鏡筒 104 ファインダ前窓
106 ストロボ発光窓 108 電源スイッチ
110 シャッターボタン 112 ファインダ後窓
114 ズームボタン 116 撮影ボタン
118 再生ボタン 120 メニューボタン
122 方向移動ボタン 124 SETボタン
126 DISPボタン 130 モニタ画面
132 カバー
151 フォーカスレンズ 152 フォーカスモータ
153 ドライバー 155 ズームレンズ
156 ズームモータ 157 ドライバー
160 撮像系制御回路 161 焦点距離センサ
163 インターフェース 165 距離速度検出部
167 メカシャッター 168 開口絞り
170 撮像素子 171 駆動制御部
173 サンプルホールド回路
175 オートゲインコントロール回路
177 アナログデジタル変換回路
180 主制御回路 182 画像処理部
185 表示制御部 187 フレームメモリ
189 表示部 190 操作部
192 入力回路
201 バッテリー 203 電源制御部
205 フラッシュ駆動部 207 ストロボランプ
210 メモリ 220 記憶媒体
223 インターフェース 225 USB端子
227 インターフェース

Claims (13)

  1. レンズを通して逐次撮像される被写体の画像をモニタ画面上に逐次更新しながら表示し、シャッター操作時に撮影された画像データを第1画像データとして記憶すると共に、この第1画像データによる画像を所定量ずらして前記モニタ画面上に重ね合わせて表示し、この表示状態におけるシャッター操作時に撮影された画像データを第2画像データとして記憶し、この第2画像データと前記第1画像データとを合成して立体写真として鑑賞可能な第3画像データを作成することを特徴とする立体写真用デジタルカメラ。
  2. 前記第2画像データと前記第1画像データとを合成した画像データを保存用メモリに記憶し、及び又は前記モニタ画面に表示することを特徴とする請求項1に記載した立体写真用デジタルカメラ。
  3. 前記第1の画像データによるずらした画像を前記モニタ画面上に重ね合わせて表示するに際し、ずらし量を被写体までの距離に応じて決定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した立体写真用デジタルカメラ。
  4. 前記第1画像データによるずらした画像をモニタ画面に表示するに際し、ずらし量を移動量テーブルにより算出することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載した立体写真用デジタルカメラ。
  5. 前記移動量テーブルは、予め設定された基本テーブルと、この基本テーブルのずらし量に一定係数を掛けた修正テーブルとにより形成されていることを特徴とする請求項4に記載した立体写真用デジタルカメラ。
  6. 前記第1画像データによるずらした画像をモニタ画面に表示するに際し、ずらし量を画面中央の被写体までの距離と、この被写体と異なる被写体までの距離とにより算出して被写体の位置をずらした画像を表示することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載した立体写真用デジタルカメラ。
  7. 前記第1画像データによるずらした画像をモニタ画面に表示するに際し、ずらし量をカメラに最も近い被写体とカメラから最も遠い被写体までの距離とにより算出して被写体の位置をずらした画像を表示することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかにに記載した立体写真用デジタルカメラ。
  8. 前記第1画像データによるずらした画像をモニタ画面に表示するに際し、ずらし量を画面内に存在する複数の被写体の各々までの距離により算出して各被写体の位置をずらした画像を表示することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかにに記載した立体写真用デジタルカメラ。
  9. 前記第1画像データによるずらした画像をモニタ画面に表示するに際し、半透過画像として表示することを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載した立体写真用デジタルカメラ。
  10. デジタルカメラにより被写体を撮影したとき、この撮影した画像を所定量ずらせた画像をモニタ画面に表示した状態での2度目の撮影による画像と前回の画像とを合成してカメラに記憶させることを特徴とする立体写真の撮影方法。
  11. 撮影者がカメラ移動させて2度目の撮影を行うために待機している間、前記所定量ずらせた画像をモニタ画面に表示し、この画像に一致させる画像のカメラ位置で撮影者が2度目の撮影を行うのを案内することを特徴とする請求項10に記載した立体写真の撮影方法。
  12. 前記所定量ずらせた画像は、撮影した画像を略水平方向に所定量だけずらせた画像であることを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の立体写真の撮影方法。
  13. 撮影者がカメラを移動させて2度目の撮影を行うために待機している間、カメラから距離の異なる被写体によりずらし量を変化させた画像を表示し、この画像に合わせてカメラの位置及び方向を僅かに変えて撮影者が2度目の撮影を行うのを案内することを特徴とする請求項10乃至請求項12の何れかに記載した立体写真の撮影方法。
JP2005050118A 2005-02-25 2005-02-25 立体写真用デジタルカメラ及び立体写真撮影方法 Pending JP2006238086A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005050118A JP2006238086A (ja) 2005-02-25 2005-02-25 立体写真用デジタルカメラ及び立体写真撮影方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005050118A JP2006238086A (ja) 2005-02-25 2005-02-25 立体写真用デジタルカメラ及び立体写真撮影方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006238086A true JP2006238086A (ja) 2006-09-07

Family

ID=37045248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005050118A Pending JP2006238086A (ja) 2005-02-25 2005-02-25 立体写真用デジタルカメラ及び立体写真撮影方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006238086A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110018971A1 (en) * 2009-07-21 2011-01-27 Yuji Hasegawa Compound-eye imaging apparatus
WO2011086898A1 (ja) * 2010-01-14 2011-07-21 パナソニック株式会社 3d画像撮影装置及びその制御方法
JP2011182122A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Fujitsu Ltd 立体画像撮影装置、立体画像撮影方法および立体画像撮影プログラム
JP2013020100A (ja) * 2011-07-12 2013-01-31 Canon Inc 撮像装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110018971A1 (en) * 2009-07-21 2011-01-27 Yuji Hasegawa Compound-eye imaging apparatus
JP2011029699A (ja) * 2009-07-21 2011-02-10 Fujifilm Corp 複眼撮像装置
US8687047B2 (en) 2009-07-21 2014-04-01 Fujifilm Corporation Compound-eye imaging apparatus
WO2011086898A1 (ja) * 2010-01-14 2011-07-21 パナソニック株式会社 3d画像撮影装置及びその制御方法
JP2011182122A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Fujitsu Ltd 立体画像撮影装置、立体画像撮影方法および立体画像撮影プログラム
JP2013020100A (ja) * 2011-07-12 2013-01-31 Canon Inc 撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8982181B2 (en) Digital stereo photographic system
JP4463792B2 (ja) 撮影装置
NL1029968C2 (nl) Digitale stereocamera/digitale stereo videocamera, 3-dimensionele display, 3-dimensionele projector, en printer en stereoviewer.
JP4376194B2 (ja) ディジタルステレオカメラ又はディジタルステレオビデオカメラ並びに3dディスプレイ又は3dプロジェクタ並びにプリンタ
EP2590421B1 (en) Single-lens stereoscopic image capture device
US20160241842A1 (en) Digital Stereo Photographic System
CN102959467A (zh) 单眼立体成像装置
CN103004178B (zh) 拍摄装置、程序及拍摄方法
WO2005112475A1 (ja) 画像処理装置
US20110025824A1 (en) Multiple eye photography method and apparatus, and program
JP4914688B2 (ja) 撮影装置
JP2006238086A (ja) 立体写真用デジタルカメラ及び立体写真撮影方法
JP2002218506A (ja) 撮像装置
JP5822700B2 (ja) 画像撮影方法および画像撮影装置、プログラム
JP3700530B2 (ja) 画像変換装置、画像変換表示装置、立体画像表示システム及び画像変換プログラムが記録された可読記録媒体
JP3939127B2 (ja) 撮像装置
JP4957435B2 (ja) 撮像装置
CN104054333A (zh) 图像处理装置、方法以及程序及其记录介质
JP4552131B2 (ja) デジタルカメラ、デジタルカメラの制御方法及びプログラム
CN104041026A (zh) 图像输出装置、方法以及程序及其记录介质
JP2002218501A (ja) 撮像装置
JP2000102035A (ja) 立体写真システム
JP2002218507A (ja) 撮像装置
JP2000047315A (ja) カメラ
KR100209892B1 (ko) 스틸카메라일체형 비데오카메라