JP2011028124A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】収納時には小型化することができ、運搬時にはレンズカバーでレンズを確実に保護することができるプロジェクタを提供する。
【解決手段】開いていたレンズカバー31が、筐体4から右方向へ引き出される把持部5に連動して右方向へ摺動することによって、自動的に閉じる。その後、使用者は、把持部5を把持することによってプロジェクタ1を運搬する。即ち、運搬時にはレンズを確実に保護することができる。また、把持部5が筐体4に収容されている状態では、摘持部30を摘持した使用者がレンズカバー31を左右に摺動させることによって、手動で開閉させることができる。このため、把持部5を筐体4に収容することによって把持部5を筐体4から引き出した状態よりもプロジェクタ1を小型化させた上で、レンズカバー31を閉じ、そして、プロジェクタ1を収納することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、使用者が把持部を把持して運搬するプロジェクタに関する。
壁面又はスクリーン等に映像を投影するプロジェクタは、その正面に一体的にレンズが配設されている筐体を備える。筐体は、プロジェクタを運搬するときに使用者が把持すべき把持部(ハンドル)を有する。
プロジェクタの収納時又は運搬時等には、レンズカバーでレンズを被覆することによって、レンズを保護することがなされる。
レンズカバーには、筐体及び把持部等のプロジェクタ本体とは別体に設けられているものと、プロジェクタ本体に一体的に配設されているものとがある。
プロジェクタ本体とは別体に設けられているレンズカバー(レンズキャップ)としては、有底筒状になしてあるものが挙げられる(特許文献1参照)。この場合、プロジェクタの使用者は、プロジェクタの使用終了時(又は使用開始時)にレンズカバーを取り付ける(又は取り外す)ことによって、レンズを被覆する(又は露出させる)。
プロジェクタ本体に一体的に配設されているレンズカバーの一例としては、筐体の正面に対して摺動可能に取り付けられているものが挙げられる(特許文献1〜7参照)。この場合、使用者がレンズカバーをスライドさせることによってレンズカバーを開けると、レンズが露出する。また、使用者がレンズカバーを閉めると、レンズカバーによってレンズが被覆される。
プロジェクタ本体に一体的に配設されているレンズカバーの他の一例としては、把持部と一体に設けられているものが挙げられる(特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクタが備える把持部は、使用者が把持部を把持する場合に配置されるべき第1位置と、プロジェクタを使用する場合に配置されるべき第2位置との間を往復可能に構成されている。把持部が第1位置(又は第2位置)に配置される場合、把持部のレンズカバー部分がレンズに接近する(又はレンズから離隔する)ことによって、レンズが被覆される(又は露出する)。
この結果、使用者が把持部を第2位置に移動させると、レンズが自動的に露出する。また、使用者が把持部を第1位置に移動させると、レンズが自動的に被覆される。
特開平11−14958号公報 特開平11−316416号公報 特開2006−201646号公報 特開2007−41617号公報 特開2007−206203号公報 特開2007−240551号公報 特開2008−216757号公報
しかしながら、プロジェクタ本体とは別体に設けられているレンズカバーは、使用者が着脱させる必要がある。このため、プロジェクタの運搬時に、使用者がレンズカバーの取り付けを忘れる虞がある。この結果、レンズを汚損、損傷又は破損等から保護することができなくなる。
また、取り外したレンズカバーは紛失し易く、筐体とは別途管理する必要があるため、不便である。
仮に、レンズカバーと筐体とをストラップで連結する構成であれば、取り外したレンズカバーの管理は容易になる。
ところが、このようなレンズカバーは、筐体を床面又は机上等に筐体を載置した状態でプロジェクタを使用する際に、レンズカバーが誤って筐体の下側に載置されてしまうことがある。このため、筐体が不安定になったり傾いたりする虞がある。或いは、筐体又は筐体周辺の物品等にストラップが引っ掛かる虞がある。以上の結果、プロジェクタ又は他の物品の使用性に悪影響が及ぼされる。
プロジェクタ本体に一体的に配設されているレンズカバーは、紛失の可能性も、筐体とは別に管理する必要もない。しかも、レンズカバーが誤って筐体の下側に載置されたり、ストラップが筐体又は筐体周辺の物品等に引っ掛かったりする虞もない。
しかしながら、筐体に対して摺動可能に取り付けられているレンズカバーは、使用者が開閉させる必要がある。このため、プロジェクタの運搬時に、使用者がレンズカバーを閉め忘れる虞がある。この結果、レンズを汚損、損傷又は破損等から保護することができなくなる。
一方、把持部と一体に設けられているレンズカバーは、プロジェクタの運搬時には、必ずレンズを保護することができる。何故ならば、把持部を把持すべく、使用者が把持部を第1位置へ移動させるからであり、把持部が第1位置へ移動すれば、把持部のレンズカバー部分が自動的にレンズに覆い被さるからである。
ところが、このようなプロジェクタにおいては、把持部が第2位置へ移動すると、レンズは必ず露出してしまう。このため、プロジェクタを使用しない(例えば収納場所に収納する)場合には、把持部を常に第1位置に配しておかなければならない。
ところで、使用者が把持部を把持するためには、把持部と筐体との間に、使用者の手を配置することが可能な適宜の空間を要する。このため、把持部が第1位置に配されている状態では、プロジェクタのサイズが一時的に大型化することがある。
特にプロジェクタを収納する場合には、プロジェクタは小型であることが望ましい。しかしながら、プロジェクタの未使用時には、把持部を第1位置に配しておかなければならない。このため、収納されているプロジェクタの把持部と筐体との間にデッドスペースが生じ兼ねない。また、大型のプロジェクタは、収納場所が限定されるという問題を有する。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、把持部が筐体に収容されている状態ではレンズカバーが開閉可能であり、把持部が筐体から引き出される場合には、レンズカバーが自動的に閉じられる構成とすることにより、収納時には小型化することができ、運搬時にはレンズを確実に保護することができるプロジェクタを提供することにある。
本発明に係るプロジェクタは、映像を投影するためのレンズと、該レンズの露出/被覆のために開/閉されるレンズカバーと、該レンズカバー及び前記レンズを内蔵する筐体と、該筐体に出没可能に収容される把持部とを備えるプロジェクタにおいて、前記筐体に収容されていた前記把持部が前記筐体から引き出される場合に、開かれていた前記レンズカバーが閉じられるよう前記把持部と前記レンズカバーとを連動させる連動機構と、前記把持部が前記筐体に収容されている状態で、前記レンズカバーを開閉させるための開閉部とを備えることを特徴とする。
本発明に係るプロジェクタは、操作部と、前記レンズカバーの開/閉に伴って、前記操作部の少なくとも一部の露出/被覆のために開/閉される操作部カバーとを更に備えることを特徴とする。
本発明に係るプロジェクタは、前記レンズカバーの開/閉方向と、前記把持部の収容/引き出し方向とが同じ向きになるようにしてあり、前記把持部は、前記収容/引き出し方向に交差する方向に沿って配される杆状の取っ手と、該取っ手に、前記収容/引き出し方向に突設されている取手支持部とを有し、前記連動機構は、前記収容/引き出し方向に沿って前記取手支持部(又は前記レンズカバー)に形成されている案内溝と、その一側が、前記収容/引き出し方向に摺動可能に前記案内溝に係合しており、且つ、その他側が、前記レンズカバー(又は前記取手支持部)に固定してあることによって、前記把持部及び前記レンズカバーを連結する連結部材と、前記把持部が前記筐体から引き出される場合に、前記連結部材に当接することによって前記レンズカバーが開かれることを禁止すべく前記把持部の引き出し方向へ移動(又は前記把持部の収容方向へ前記連結部材に対して相対移動)し、前記把持部が前記筐体に収容される場合に、前記連結部材から離隔すべく前記把持部の収容方向へ移動(又は前記引き出し方向へ前記連結部材に対して相対移動)することによって前記レンズカバーの開閉を許可する当接部とを有することを特徴とする。
本発明に係るプロジェクタは、前記当接部は、前記案内溝の前記引き出し方向(又は前記引き出し方向)の端部に設けてあり、該端部と、前記連結部材の前記一側とが接離するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、プロジェクタが、レンズ、レンズカバー、筐体、把持部、連動機構、及び開閉部を備える。
レンズカバーは、レンズを露出させるために開かれ、レンズを被覆するために閉じられる。プロジェクタは、露出したレンズを介して、壁面又はスクリーン等に映像を投影する。また、レンズカバーに被覆されることによって、レンズは保護される。このため、プロジェクタの使用時にはレンズカバーが開けられている必要があり、プロジェクタの未使用時、即ちプロジェクタの運搬時及び収納時等には、レンズカバーが閉じられている必要がある。
把持部は、筐体に出没可能に収容されている。把持部が筐体に収容されている場合、把持部が筐体から引き出されている場合に比べて、プロジェクタは小型化する。
把持部が筐体に収容されている状態では、開閉部は、レンズカバーを開閉させるために用いられる。即ち、開閉部を用いてレンズカバーの被覆と露出とを切り替えることができるため、レンズカバーを着脱させる必要はない。このような開閉部は、例えば使用者がレンズカバーを手動で開閉させるための摘持部である。又は、開閉部は、モータ又はシリンダ等のアクチュエータを用いてレンズカバーを自動的に開閉させるための開閉機構である。
連動機構は、筐体に収容されていた把持部が筐体から引き出される場合に、把持部とレンズカバーとを連動させる。この結果、開かれていたレンズカバーが閉じられる。
筐体に収容されていた把持部が筐体から引き出される場合とは、使用者によってプロジェクタが運搬される場合である。つまり、プロジェクタの運搬時には、開いていたレンズカバーは自動的に閉じる。
ところで、連動機構は、閉じられていたレンズカバーが開くよう把持部とレンズカバーとを連動させるものではない。従って、閉じられていたレンズカバーが連動機構の作用によって無用に開くことはない。
本発明にあっては、プロジェクタが、操作部と操作部カバーとを更に備える。
ここで、操作部とは、使用者が操作することによって、例えばレンズのズーム及び/又はフォーカスを調節するためのもの、或いは、プロジェクタの主電源のオン/オフを切り替えるためのもの等である。
操作部カバーは、レンズカバーの開/閉に伴って開/閉される。このとき、操作部の少なくとも一部が露出する/被覆される。
レンズカバーが閉じられる場合とは、プロジェクタを使用しない場合である。従って、レンズカバーと共に操作部カバーが閉じられることによって、操作部を汚損、損傷又は破損等から保護することができ、また、操作部が誤って操作されてしまうことを防止することができる。逆に、操作部カバーが閉じられている場合には、レンズカバーも閉じられている、とわかるため、レンズカバーが閉じられたまま使用者がプロジェクタを使用してしまうことが防止される。
レンズカバーが開かれる場合とは、プロジェクタを使用する場合である。従って、レンズカバーと共に操作部カバーが開かれることによって、使用者が操作部を操作することができる。
このように、レンズカバーと操作部カバーとが連動するため、使用者は、レンズカバーと操作部カバーとを個別に開閉する必要がない。従って、使用者の利便性を向上させることができる。
本発明にあっては、連動機構が、案内溝、連結部材、及び当接部を有する。以下では、案内溝が取手支持部に形成されており、連結部材がレンズカバーに固定されている場合を説明する。
レンズカバーが開かれる開方向と、把持部が収容される収容方向とは同じ向きであり、レンズカバーが閉じられる閉方向と、把持部が引き出される引き出し方向とは同じ向きである。
把持部は、杆状の取っ手と、取っ手に突設されている取手支持部とを有する。取っ手は、収容/引き出し方向に交差する方向に沿って配され、取手支持部は、収容/引き出し方向に沿って配されている。
案内溝は、収容/引き出し方向に沿って、把持部の取手支持部に形成されている。
連結部材は、把持部とレンズカバーとを連結する。このために、連結部材の一側は、案内溝に係合している。ただし、連結部材の案内溝に係合している一側は、案内溝に案内されて収容/引き出し方向に摺動可能である。一方、連結部材の他側は、レンズカバーに固定してある。つまり、連結部材及びレンズカバーは一体的に設けられており、連結部材及びレンズカバーは、案内溝に案内されて、収容方向及び引き出し方向夫々(即ち開方向及び閉方向夫々)に摺動可能である。
把持部が筐体から引き出される場合、当接部は引き出し方向へ移動する。このとき、当接部は連結部材に当接することによって、レンズカバーが開かれることを禁止する。
従って、把持部が筐体に収容されている状態で、レンズカバーが開かれていても、連結部材に当接した当接部が、把持部の引き出しに伴って、連結部材を引き出し方向へ移動させる。連結部材はレンズカバーに固定されているため、引き出し方向へ移動する連結部材は、レンズカバーを閉方向へ移動させる。この結果、レンズカバーが閉じられる。また、当接部が連結部材の収容方向への摺動、延いてはレンズカバーの開方向への移動を阻害するため、レンズカバーが開かなくなる。
また、把持部が筐体に収容される場合に、当接部は収容方向へ移動することによって、連結部材から離隔する。このとき、レンズカバーの開閉が許可される。
従って、把持部が筐体に収容されている状態では、使用者が開閉部を用いてレンズカバーを開ける(又は閉じる)ことによって、連結部材は、開方向(又は閉方向)に摺動する。このとき、摺動する連結部材は、案内溝に案内されて収容方向(又は引き出し方向)に摺動するが、当接部が連結部材の収容方向/引き出し方向への摺動、延いてはレンズカバーの開方向/閉方向への移動を阻害することはない。この結果、把持部が筐体に収容されている場合には、レンズカバーの開閉は自由になる。
ここで、把持部が筐体から引き出されている場合とは、使用者によってプロジェクタが運搬される場合である。つまり、プロジェクタの運搬時には、レンズカバーが無用に開くことはない。
また、把持部が筐体から引き出されている状態では、使用者が開閉部を用いることによってもレンズカバーを開くことはできない。このため、使用者が誤ってレンズカバーを開けてしまう虞がなく、レンズカバーが開いていることに気付かずプロジェクタを運搬してしまう虞もない。
一方、プロジェクタを使用する場合には、把持部を筐体に収容すれば、レンズカバーの開閉が自在になる。つまり、連動機構が設けられていることによって、プロジェクタの使用性が悪化する不都合は生じない。
以上のような作用及び効果は、案内溝がレンズカバーに形成されており、連結部材が取手支持部に固定されている場合でも略同様である。
ただし、この場合には、連結部材及び取手支持部が一体的に設けられている。
連結部材は取手支持部に固定されているため、把持部の引き出しに伴って、引き出し方向へ移動する。把持部が筐体に収容されている状態で、レンズカバーが開かれていても、連結部材が引き出し方向へ移動することによって、当接部は連結部材に対して収容方向へ相対移動するため、連結部材に当接した当接部が、レンズカバーを閉方向へ移動させる。この結果、レンズカバーが閉じられる。また、当接部がレンズカバーの開方向への移動を阻害するため、レンズカバーが開かなくなる。
また、把持部が筐体に収容される場合に、連結部材が収容方向へ移動することによって、当接部は連結部材に対して引き出し方向へ相対移動するため、連結部材から離隔する。このとき、レンズカバーの開閉が許可される。
本発明にあっては、案内溝が取手支持部に形成されており、連結部材がレンズカバーに固定されている場合には、案内溝の収容方向の端部に当接部が設けてある。一方、案内溝がレンズカバーに形成されており、連結部材が取手支持部に固定されている場合には、当接部は、案内溝の引き出し方向の端部に設けてある。
案内溝には連結部材の一側が係合しているため、連結部材の一側と当接部とが、把持部の出没又はレンズカバーの開閉に伴って、接離する。
このような場合、例えば案内溝の収容方向(又は引き出し方向)の内端面が当接部として機能する。また、把持部の出没に伴って、当接部も自然と収容/引き出し方向に移動(又は連結部材に対して相対移動)するため、当接部を移動させるための移動機構を別途配設する必要はない。即ち、案内溝の収容方向(又は引き出し方向)の端部以外に当接部を設ける場合よりも、連動機構をコンパクト且つ簡単に構成することができる。
本発明のプロジェクタによる場合、把持部が筐体に収容されているときに、使用者が開閉部を用いてレンズカバーを開閉することができる。
従って、使用者がレンズカバーを着脱させる必要はない。この結果、レンズカバーの管理が容易であるため、使用者の利便性が向上されている。また、取り外されたレンズカバー、若しくはレンズカバーと筐体とを連結するストラップ等が、プロジェクタ又はプロジェクタ周辺の物品の使用性に悪影響を及ぼすことはない。
しかも、把持部が筐体に収容されたコンパクトな状態で、使用者は、レンズカバーを閉じてプロジェクタを収納場所に収納することができる。この結果、プロジェクタの収納時に、レンズを汚損、損傷又は破損等から保護することができる。また、大型のプロジェクタに比べて、収納場所が制限されない。
また、把持部が筐体に収容されたコンパクトな状態で、使用者は、レンズカバーを開けてプロジェクタを使用することができる。この結果、使用中であれ未使用中であれ、プロジェクタの把持部と筐体との間にデッドスペースが生じることはない。
プロジェクタを運搬する際には、使用者は筐体から把持部を引き出す。このとき、プロジェクタは一時的に大型化するが、これは、把持部を把持する使用者の手が配置される空間を確保するために必要な大型化である。また、運搬終了後に把持部を筐体に収容させることによって再び小型化させることができるため、格別の問題はない。
また、把持部が筐体から引き出されることによって、レンズカバーは自動的に閉じられる。従って、使用者がプロジェクタを運搬する際に、レンズカバーを取り付け忘れたり閉じ忘れたりする虞がない。この結果、プロジェクタの運搬時にも、レンズを汚損、損傷又は破損等から確実に保護することができる。
本発明の実施の形態に係るプロジェクタの把持部が筐体に収容されている場合にレンズカバー及び操作部カバーが開かれているときの外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るプロジェクタの把持部が筐体に収容されている場合にレンズカバー及び操作部カバーが閉められているときの外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るプロジェクタの把持部が筐体から引き出されている場合の外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るプロジェクタの構成を示す第1の分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係るプロジェクタの構成を示す第2の分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係るプロジェクタの把持部が筐体に収容されている場合にレンズカバー及び操作部カバーが開かれているときの連動機構の状態を示す平面側斜視図である。 本発明の実施の形態に係るプロジェクタの把持部が筐体に収容されている場合にレンズカバー及び操作部カバーが開かれているときの連動機構の状態を示す底面側斜視図である。 本発明の実施の形態に係るプロジェクタの把持部が筐体に収容されている場合にレンズカバー及び操作部カバーが閉められているときの連動機構の状態を示す平面側斜視図である。 本発明の実施の形態に係るプロジェクタの把持部が筐体に収容されている場合にレンズカバー及び操作部カバーが閉められているときの連動機構の状態を示す底面側斜視図である。 本発明の実施の形態に係るプロジェクタの把持部が筐体から引き出されている場合の連動機構の状態を示す平面側斜視図である。 本発明の実施の形態に係るプロジェクタの把持部が筐体から引き出されている場合の連動機構の状態を示す底面側斜視図である。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1〜図3夫々は、本発明の実施の形態に係るプロジェクタ1の外観を示す斜視図である。
更に詳細には、図1は、プロジェクタ1の把持部5が筐体4に収容されている場合にレンズカバー31及び操作部カバー32が開かれているときの外観を示しており、図2は、把持部5が筐体4に収容されている場合にレンズカバー31及び操作部カバー32が閉められているときの外観を示している。図3は、把持部5が筐体4から引き出されている場合の外観を示している。
図4及び図5は、プロジェクタ1の構成を示す第1及び第2の分解斜視図である。
筐体4は、蓋41と容器42とを組み合わせることによって構成されている。図4には、蓋41と、筐体4に内蔵されるものの一部とが示されており、図5には、容器42と、筐体4に内蔵されるものの残部とが示されている。
図6、図8、及び図10は、夫々プロジェクタ1の連動機構6の構成を示す平面側斜視図であり、図7、図9、及び図11は、夫々連動機構6の構成を示す底面側斜視図である。
図6及び図7は夫々図1に対応し、把持部5が筐体4に収容されている場合にレンズカバー31及び操作部カバー32が開かれているときの連動機構6の状態を示している。図8及び図9は夫々図2に対応し、把持部5が筐体4に収容されている場合にレンズカバー31及び操作部カバー32が閉められているときの連動機構6の状態を示している。図10及び図11は夫々図3に対応し、把持部5が筐体4から引き出されている場合の連動機構6の状態を示している。
図6及び図8には、後述する把持部ホルダ651,652が取り付けられている状態が図示されているが、図10には、把持部ホルダ651,652が取り外されている状態が図示されている。
プロジェクタ1においては、図1、図6、及び図7に示すように、把持部5が筐体4に収容されている場合にレンズカバー31及び操作部カバー32が開かれているときとは、使用者がプロジェクタ1を使用する場合である。また、図2、図8、及び図9に示すように、把持部5が筐体4に収容されている場合にレンズカバー31及び操作部カバー32が閉められているときとは、使用者がプロジェクタ1を使用しない場合、特に、プロジェクタ1を収納場所に収納する場合である。更に、図3、図10、及び図11に示すように、把持部5が筐体4から引き出されている場合とは、使用者がプロジェクタ1を運搬する場合である。
以下では、プロジェクタ1の正面に向かって左側(又は右側)を、プロジェクタ1の左側(又は右側)という。従って、図1〜図3は、プロジェクタ1の正面、天面、及び右側面を示す斜視図である。
また、プロジェクタ1の正面側(又は背面側)を前側(又は後側)という。
更に、プロジェクタ1の天面側(又は底面側)を上側(又は下側)という。
本実施の形態では、プロジェクタ1として、液晶プロジェクタを例示する。
プロジェクタ1は、図1〜図3に示すような筐体4を備えている。筐体4には、図4〜図11に示すような投射ユニット11、電源ユニット12、回路基板13、排気ダクト14、カバーユニット3、及び把持部5が内蔵されている。更に筐体4には、図6〜図11に示すような連動機構6が内蔵されている。
投射ユニット11は直方体状になしてある。また、投射ユニット11は、夫々図示はしないが、ランプと、映像を表示する液晶パネルとを内蔵している。
更に、投射ユニット11は、正面にレンズ部2を備えている。レンズ部2は、光を発散させる円盤状のレンズ21と、レンズ21のズーム及びフォーカス夫々を調節するためのレンズ操作部22とを有する。レンズ21の周縁部は、投射ユニット11の正面に突設されている円筒部分の内側で支持されており、この円筒部分の外周面に、レンズ操作部22が配設されている。
ランプが発生させた光は、液晶パネル及びレンズ21をこの順に透過し、更に、筐体4の後述する開口4aを通過してから、プロジェクタ1の外部へ投射される。この結果、プロジェクタ1の正面に対面している壁面又はスクリーン等に、映像が拡大投影される。
電源ユニット12は直方体状になしてあり、投射ユニット11の後側に配置されている。また、電源ユニット12は、プロジェクタ1の外部から供給された電力を、投射ユニット11及び回路基板13等、筐体4に内蔵されている各種の電気機器に供給する。電源ユニット12の背面には、給電線を接続すべき図示しない接続部が配設されている。
回路基板13は、投射ユニット11の上側に配置されている。回路基板13には、図示はしないが、プロジェクタ1の各部を制御する制御回路、及び液晶パネルが表示すべき映像を処理する映像処理回路等が実装されている。回路基板13の後側端部には、例えば映像データを通信するための通信線を接続すべき接続部が配設されている。
排気ダクト14は、投射ユニット11の左側に配置されている。また、排気ダクト14は、図示しない送風機を内蔵している。筐体4の内部で発生した熱は、送風機が送風することによって、空気と共に排気ダクト14を通過して、プロジェクタ1の外部へ強制的に排出される。
カバーユニット3は、夫々が矩形平板状になしてあるレンズカバー31と操作部カバー32と連結板部33とを一体に備えている。操作部カバー32(又は連結板部33)は、レンズカバー31の上端部(又は下端部)から後側へ突出するように、レンズカバー31に対して直交配置されている。即ち、カバーユニット3は、コ字状に屈曲している板部材からなる。
このようなカバーユニット3のレンズカバー31は、プロジェクタ1を使用する場合に開かれることによって筐体4の開口4aを開放し、この結果、レンズ21を露出させるものである。また、レンズカバー31は、プロジェクタ1を使用しない場合に閉じられることによって開口4aを閉塞し、この結果、レンズ21に覆い被さるものである。
このために、レンズカバー31は、自身の正面が筐体4の正面400に対して左右方向に摺動可能に対面配置されている。ここで、左方向(又は右方向)はレンズカバー31の開方向(又は閉方向)である。
また、レンズカバー31の正面右端部には、レンズカバー31を開閉する場合に使用者が摘持するための摘持部30が突設されている。摘持部30は、本発明の実施の形態における開閉部として機能する。
摘持部30は、筐体4の開口4aに後側から挿通してあり、レンズカバー31の開閉に伴って、開口4aの左右両端部間を往復移動する。ところで、開口4aの周縁部の内、左端部及び右端部には、レンズカバー31が開かれたとき及び閉じられたときに摘持部30が嵌合する凹部が形成されている。このため、開口4aの周縁部と接触した摘持部30が、開口4aの完全な開放又は閉塞を阻害することが防止されている。
更に、レンズカバー31は、自身の背面が投射ユニット11の正面に対面し、且つ、レンズ部2から適長離隔して配置されている。従って、レンズカバー31がレンズ部2に接触することはない。
操作部カバー32は、レンズカバー31の開/閉に伴って開/閉される。また、操作部カバー32は、筐体4の天面411に対して左右方向に摺動可能に対面配置されている。
操作部カバー32の前後方向基端部分(即ちレンズカバー31に近い部分)は、レンズ部カバー321として機能する。一方、操作部カバー32の前後方向先端部分(即ちレンズカバー31から遠い部分)は、ボタンカバー322として機能する。ボタンカバー322の右端部には、後述する電源ボタン101を露出させるための円形状の露出孔32aが形成されている。
レンズ部カバー321はレンズ操作部22の露出/被覆のために開/閉されるものであり、ボタンカバー322は電源ボタン101の露出/被覆のために開/閉されるものである。
操作部カバー32とレンズ部2及び電源ボタン101夫々とは適長離隔されている。このため、操作部カバー32がレンズ部2及び/又は電源ボタン101に接触することはない。
把持部5はコ字状部材からなる。また、把持部5は、筐体4に出没可能に収容される。プロジェクタ1を運搬する場合、使用者は、把持部5を筐体4から手動で引き出して把持する。
このために、把持部5は、使用者が握持し易い矩形杆状になしてある取っ手50と、取っ手50の両端部に直角に突設されている矩形板状の取手支持部51,52とを一体に備えている。取っ手50は、筐体4の右側面に平行に配置され、取手支持部51,52は、夫々の下面が筐体4の底面421に対面し、且つ、取手支持部51が前側、取手支持部52が後側に配置された状態で、左右方向に摺動可能に配置されている。取手支持部51は、取手支持部52よりも長い。ここで、左方向(又は右方向)は把持部5の収容方向(又は引き出し方向)である。
筐体4は、天面411、正面400、背面、左右両側面、及び底面421からなる直方体状のものである。蓋41は、天面411と、筐体4の正面400、背面、及び左右両側面夫々の上半分とを一体に有している。容器42は、底面421と、筐体4の正面400、背面、及び左右両側面夫々の下半分とを一体に有している。
筐体4の正面400には、円形状の開口4aが形成されている。レンズカバー31が開かれている場合には、開口4aを介して、レンズ21が露出する。
筐体4の両側面夫々には、筐体4の内部で発生した熱を排出するための排熱口が形成されている。左側面に形成されている排熱口からは、排気ダクト14から排出された空気が吹き出す。
筐体4の背面には、電源ユニット12及び制御回路基板13夫々に設けられている接続部を露出させるための開口が形成されている。
筐体4の天面411には、矩形状の開口4bが形成されている。開口4bは、開口4aの近傍に配置されており、開/閉されるレンズ部カバー321によって、開放/閉塞される。開口4bが開放されている場合、開口4bを介して、レンズ操作部22が露出する。
更にまた、天面411には、プロジェクタ操作部10が凹設されている。具体的には、天面411の開口4bの近傍に、凹部412が形成されている。凹部412は、第1底面と、第1底面よりも深い位置に配されている第2底面とを有する。凹部412の第1底面には、プロジェクタ1の電源がオンである場合に使用者がプロジェクタ1を操作するための複数個の操作ボタンが配設されている。凹部412の第2底面には、電源ボタン101が配設されている。使用者によって電源ボタン101が押圧操作される都度、プロジェクタ1の主電源のオン/オフが切り替えられる。
凹部412の第2底面に対応する左右両側面及び正面に連続して、スリットが形成されており、このスリットに、ボタンカバー322が挿通されている。このため、電源ボタン101は、ボタンカバー322によって被覆されており、露出孔32aを介してのみ露出する。
筐体4の底面421には、図示しない3本の脚部を筐体4に取り付けるための3個の丸孔が形成されている。
また、把持部5の取っ手50が遊嵌した状態で収容される収容孔422が、底面421と容器42の右側面との角部を切り欠くようにして、形成されている。
更に、底面421には、カバー案内レール430と、把持部案内レール431,431,432,432とが突設されている。各レール430〜432は、長手方向が容器42の正面400に沿うように形成されている。
カバー案内レール430は、カバーユニット3の左右方向の摺動を案内するためのものである。このために、カバー案内レール430は、レンズカバー31が開口4aを完全に閉塞するときのレンズカバー31の右端位置に対応する位置から、レンズカバー31が開口4aを完全に開放するときのレンズカバー31の左端位置に対応するまで形成されている。
カバー案内レール430と容器42の正面400との間には、カバーユニット3の連結板部33が、左右方向に摺動可能に嵌合している。
連結板部33が右方向へ摺動した場合、レンズカバー31及び操作部カバー32は右方向へ同時に摺動する。この結果、レンズカバー31及び操作部カバー32は夫々閉じられる。逆に、使用者が摘持部30を摘持してレンズカバー31(及び操作部カバー32)を開/閉した場合、連結板部33は左方向/右方向へ摺動する。
各2本の把持部案内レール431,432は、筐体4に対する把持部5の収容及び引き出しを案内するためのものである。このために、把持部案内レール431,431,432,432夫々は、把持部5が筐体4に完全に収容された場合の取手支持部51,52の先端位置(即ち取っ手50に連結されていない側の端部の位置)に対応する位置よりも左側の位置から、収容孔422の開口縁部まで形成されている。
連動機構6は、把持部5とレンズカバー31とを連動させるように構成されている。このために、連動機構6は、案内溝61,62、連結部材63、当接部64、把持部ホルダ651,652、固定突起661,662、及びビス670,671,672を備える。
案内溝61(又は案内溝62)は、取手支持部51(又は取手支持部52)の上面及び下面を貫通する孔状になしてあり、左右方向に沿って形成されている。つまり、案内溝61は、把持部5の収容/引き出し方向に沿って、取手支持部51に形成されている。
案内溝61,62の右端位置同士は対応しているが、案内溝61の左端位置は、案内溝62の左端位置よりも、後述する係合摺動部631の左右方向の長さの分だけ左側に配置されている。
連結部材63は、L字状に屈曲された板状部材を用いてなる。
連結部材63のL字の一側は係合摺動部631として機能する。係合摺動部631は、案内溝61に上側から挿入されることによって案内溝61に係合しており、案内溝61に係合した状態で、案内溝61に案内されて左右方向に摺動する。
連結部材63の他側は連結固定部632として機能する。連結固定部632の先端部分は、カバーユニット3の連結板部33に、ビス670で下側からビス留めされている。このために、連結板部33にはビス670の軸部が挿通されている図示しないビス孔が形成されており、連結固定部632の下面には、その先端にビス670の軸部が螺合している図示しないビス穴が形成されている突起が突設されている。
以上の結果、連結部材63は、把持部5とレンズカバー31とを連結する。ただし、連結固定部632が連結板部33にビス留め固定されているため、連結板部33とカバーユニット3とは、案内溝61とカバー案内レール430とに案内されて、左右方向に一体的に摺動可能である。
案内溝61の左端内面は、当接部64として機能する。即ち、当接部64は、案内溝61の左方向の端部に設けてあり、係合摺動部631と当接部64とが、把持部5の出没、又はレンズカバー31及び操作部カバー32の開閉に伴って、接離する。
具体的には、把持部5が筐体4に収容されている場合、レンズカバー31及び操作部カバー32の開/閉に伴って、係合摺動部631が当接部64に対して接/離する。一方、把持部5が筐体4に収容されており、レンズカバー31及び操作部カバー32が閉じられている場合、把持部5の筐体4からの引き出しに伴って、当接部64が右方向へ移動することによって係合摺動部631に接近し、そして、係合摺動部631の左側部に当接する。この後、把持部5が筐体4に収容される場合には、当接部64が左方向へ移動することによって係合摺動部631から離隔する。
把持部ホルダ651,652夫々は、ビス671,672の軸部が挿通されているビス孔が形成されている矩形平板と、この矩形平板の前後端部から下側へ突出するように直交配置されている2枚の矩形平板とが一体に設けられてなる。即ち、把持部ホルダ651,652夫々は、コ字状に屈曲した板状部材を用いてなる。把持部ホルダ651の前後方向の長さは、把持部案内レール431,431間の距離に等しい。同様に、把持部ホルダ652の場合は、把持部案内レール432,432間の距離に等しい。
把持部ホルダ651は、把持部案内レール431,431間からの取手支持部51の脱離を抑制するためのものである。同様に、把持部ホルダ652は、把持部案内レール432,432間からの取手支持部52の脱離を抑制するためのものである。
把持部案内レール431,431間の収容孔422近傍には、把持部ホルダ651をビス671で固定するための固定突起661が突設されている。固定突起661の先端部には、ビス671の軸部が螺合するビス穴が形成されている。また、固定突起661の左端位置は、把持部ホルダ651の左端位置に対応している。
同様に、把持部案内レール432,432間の収容孔422近傍には、把持部ホルダ652をビス672で固定するための固定突起662が突設されている。固定突起662の先端部には、ビス672の軸部が螺合するビス穴が形成されている。また、固定突起662の左端位置は、把持部ホルダ652の左端位置に対応している。
把持部案内レール431,431間には、把持部5の取手支持部51が、案内溝61に下側から固定突起661が挿入された状態で嵌合している。更に、把持部ホルダ651が取手支持部51を上側から被覆し、ビス671で固定突起661に上側からビス留めされている。以上のような状態で、取手支持部51は、左右方向に摺動可能にしてある。同様に、把持部案内レール432,432間には、把持部5の取手支持部52が、案内溝62に下側から固定突起662が挿入された状態で嵌合している。更に、把持部ホルダ652が取手支持部52を上側から被覆し、ビス672で固定突起662に上側からビス留めされている。以上のような状態で、取手支持部52は、左右方向に摺動可能にしてある。
固定突起661,662は、案内溝61,62に案内されて、取手支持部51に対して左右方向に相対摺動する。この結果、固定突起661,662及び案内溝61,62は、把持部5の出没を案内する機能を有する。
図3、図10、及び図11に示すように、把持部5が筐体4から完全に引き出されている場合、連結部材63の係合摺動部631は、当接部64と固定突起661とに左右から挟持される。また、固定突起662の左側部と案内溝62の左端内面とが当接する。このとき、レンズカバー31及び操作部カバー32は閉じられている。
この状態で、使用者が把持部5を把持し、筐体4の左側面が下向きにされた姿勢でプロジェクタ1を運搬したとしても、把持部5が筐体4から脱離することはない。また、この状態で、カバーユニット3に対して、レンズカバー31及び操作部カバー32が開かれる方向に外力が印加されたとしても、係合摺動部631が当接部64に当接するため、連結部材63の左方向への摺動、延いてはレンズカバー31及び操作部カバー32の左方向への摺動が阻害される。即ち、レンズカバー31及び操作部カバー32が開かれることが禁止される。
筐体4から引き出されている把持部5に対し、使用者が左方向の外力を印加することによって、把持部5は筐体4に押し込まれる。この結果、取っ手50が収容孔422に遊嵌された状態で、把持部5は筐体4に収容される。
このとき、プロジェクタ1は、図3、図10、及び図11に示す状態から、図2、図8、及び図9に示す状態に移行する。ここで、把持部5を再び引き出せば、プロジェクタ1は、図2、図8、及び図9に示す状態から、図3、図10、及び図11に示す状態に移行する。このとき、レンズカバー31及び操作部カバー32は閉じられたままである。
図2、図8、及び図9に示すように、把持部5が筐体4に完全に収容されており、且つ、レンズカバー31が閉められているとき、使用者は摘持部30を摘持して、左方向へ外力を印加する。
このとき、カバーユニット3が左方向へ摺動する。また、カバーユニット3の左方向への摺動に伴い、連結部材63が左方向へ摺動する。この結果、レンズカバー31及び操作部カバー32は開かれ、レンズ21、レンズ操作部22、及び電源ボタン101が露出する。
即ち、プロジェクタ1は、図2、図8、及び図9に示す状態から、図1、図6、及び図7に示す状態に移行する。ここで、使用者が摘持部30を摘持して、右方向へ外力を印加すると、カバーユニット3が右方向へ摺動する。また、カバーユニット3の右方向への摺動に伴い、連結部材63が右方向へ摺動する。この結果、レンズカバー31及び操作部カバー32は閉じられ、レンズ21、レンズ操作部22、及び電源ボタン101が被覆される。即ち、プロジェクタ1は、図1、図6、及び図7に示す状態から、図2、図8、及び図9に示す状態に移行する。このとき、把持部5は筐体4に収容されたままである。
以上のように、把持部5が筐体4に収容されている状態とは、レンズカバー31及び操作部カバー32の開閉が許可されている状態である。
図1、図6、及び図7に示すように、把持部5が筐体4に完全に収容されており、且つ、レンズカバー31が開かれているとき、取っ手50を把持した使用者が把持部5に対して右方向へ外力を印加することによって、把持部5を筐体4から引き出す。
このとき、当接部64は右方向へ移動する。更に、当接部64は連結部材63の係合摺動部631に当接し、連結部材63を右方向へ摺動させる。右方向へ摺動する連結部材63は、カバーユニット3を右方向へ摺動させる。この結果、レンズカバー31及び操作部カバー32が閉じられる。
即ち、プロジェクタ1は、図1、図6、及び図7に示す状態から、図3、図10、及び図11に示す状態に移行する。このように、レンズカバー31及び操作部カバー32が開かれている場合であっても、使用者が把持部5を筐体4から引き出すことによって、レンズカバー31及び操作部カバー32が自動的に閉じられる。このため、使用者が摘持部30を摘持してレンズカバー31及び操作部カバー32を手動で閉じる必要はない。
以上のようなプロジェクタ1は、レンズカバー31でレンズ21を被覆し、同時に、レンズ部カバー321でレンズ操作部22を被覆することによって、プロジェクタ1の運搬時及び収納時等に、レンズ部2を汚損、損傷又は破損等から保護することができる。
把持部5が筐体4から引き出されている間は、取っ手50と筐体4の右側面との間に空間が生じるが、この空間は、取っ手50を把持する使用者の手が配置される空間である。また、この空間は、把持部5が筐体4に収容されることによって、存在しなくなる。即ち、プロジェクタ1は、運搬時に一時的に大型化するが、プロジェクタ1の使用時及び収納時等には小型化することができる。
なお、ボタンカバー322は、プロジェクタ操作部10全体の露出/被覆のために開/閉されるものであってもよい。この場合、ボタンカバー322は、凹部412全体を開放/閉塞するように構成される。このとき、ボタンカバー322に露出孔32aを形成する必要はない。
また、カバーユニット3がボタンカバー322を備えていない構成でもよい。この場合、プロジェクタ操作部10はプロジェクタ1の未使用時であっても常に露出する。このようなプロジェクタ1は構成が簡易であるが、レンズカバー31が閉じられていることに使用者が気付かずにプロジェクタ操作部10を操作してしまう虞がある。
ところで、本実施の形態においては、カバーユニット3がレンズ部カバー321を備えていない構成は望ましくない。何故ならば、レンズ部カバー321を備えていない場合には、開口4bが常に開放されるため、開口4bを通過した埃又は水滴等が、レンズ操作部22に付着したり、レンズ21とレンズカバー31との間隙を通過してレンズ21に付着したりする虞があるからである。つまり、レンズ部カバー321は、本発明の実施の形態における操作部カバーの機能とレンズカバーの機能とを有している。
ただし、プロジェクタ1が、レンズカバー31が閉められた場合にはレンズ21が密閉される構成であれば、カバーユニット3にレンズ部カバー321が備えられていなくとも、レンズ21は保護される。
なお、プロジェクタ1は、使用者が摘持部30を摘持してレンズカバー31及び操作部カバー32を手動で開閉する構成に限定されるものではない。例えば、プロジェクタ1は、電動モータの正転/反転に連動してレンズカバー31及び操作部カバー32が開/閉する構成であってもよい。この場合、使用者による手動開閉の手間を省くことができる。
更にまた、プロジェクタ1は、連結板部33に左右方向の案内溝が形成されており、取手支持部51に連結固定部632の先端部分が固定され、連結板部33の案内溝に、係合摺動部631が係合する構成でもよい。この場合、連結板部33に形成されている案内溝の右端内面が、当接部として機能する。また、この場合、取手支持部51には、案内溝62と同様の案内溝が形成されていればよい。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。例えば、本実施の形態の把持部5はコ字状であるが、T字状、L字状、又はE字状等であってもよい。
また、本発明の効果がある限りにおいて、プロジェクタ1に、実施の形態に開示されていない構成要素が含まれていてもよい。
1 プロジェクタ
10 プロジェクタ操作部(操作部)
21 レンズ
22 レンズ操作部(操作部)
30 摘持部(開閉部)
31 レンズカバー
32 操作部カバー
4 筐体
5 把持部
50 取っ手
51 取手支持部
6 連動機構
61 案内溝
63 連結部材
64 当接部

Claims (4)

  1. 映像を投影するためのレンズと、
    該レンズの露出/被覆のために開/閉されるレンズカバーと、
    該レンズカバー及び前記レンズを内蔵する筐体と、
    該筐体に出没可能に収容される把持部と
    を備えるプロジェクタにおいて、
    前記筐体に収容されていた前記把持部が前記筐体から引き出される場合に、開かれていた前記レンズカバーが閉じられるよう前記把持部と前記レンズカバーとを連動させる連動機構と、
    前記把持部が前記筐体に収容されている状態で、前記レンズカバーを開閉させるための開閉部と
    を備えることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 操作部と、
    前記レンズカバーの開/閉に伴って、前記操作部の少なくとも一部の露出/被覆のために開/閉される操作部カバーと
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 前記レンズカバーの開/閉方向と、前記把持部の収容/引き出し方向とが同じ向きになるようにしてあり、
    前記把持部は、前記収容/引き出し方向に交差する方向に沿って配される杆状の取っ手と、該取っ手に、前記収容/引き出し方向に突設されている取手支持部とを有し、
    前記連動機構は、
    前記収容/引き出し方向に沿って前記取手支持部(又は前記レンズカバー)に形成されている案内溝と、
    その一側が、前記収容/引き出し方向に摺動可能に前記案内溝に係合しており、且つ、その他側が、前記レンズカバー(又は前記取手支持部)に固定してあることによって、前記把持部及び前記レンズカバーを連結する連結部材と、
    前記把持部が前記筐体から引き出される場合に、前記連結部材に当接することによって前記レンズカバーが開かれることを禁止すべく前記把持部の引き出し方向へ移動(又は前記把持部の収容方向へ前記連結部材に対して相対移動)し、前記把持部が前記筐体に収容される場合に、前記連結部材から離隔すべく前記収容方向へ移動(又は前記引き出し方向へ前記連結部材に対して相対移動)することによって前記レンズカバーの開閉を許可する当接部と
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のプロジェクタ。
  4. 前記当接部は、前記案内溝の前記収容方向(又は前記引き出し方向)の端部に設けてあり、該端部と、前記連結部材の前記一側とが接離するようにしてあることを特徴とする請求項3に記載のプロジェクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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