JP2011027184A - 組立式スチール棚用コーナー金具、及びコーナー金具の取付け方法 - Google Patents
組立式スチール棚用コーナー金具、及びコーナー金具の取付け方法 Download PDFInfo
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Abstract
支柱に対する棚板コーナー部の組立作業を単純化して組立工数を削減し、組立て後に剛性を備えることができる組立式スチール棚のコーナー金具、及びその取付け方法を提供する。
【解決手段】
コーナー金具2は、互いに直交する縦長側壁3cの一方の側壁3aの延設する側端部に舌片18が突設されると共に、他方の側壁3bに係止具用係止孔20が形成され、棚板スカート部6aの横長孔8bに挿通係止した舌片18を中心としてコーナー金具2を水平回動した際、他方側壁3bの係止具用係止孔20がスカート部6bの係止具用係止孔と対応するように構成される。
【選択図】図1
Description
(組立式スチール棚の構成)
図1〜図3に示すように、組立式スチール棚1は、全てスチール鋼板を加工したものから構成されており、矩形状に形成された棚板4と、この棚板4の四隅(コーナー部)に取付けられる4つのコーナー金具2(図1では1つのみ表示)と、これらコーナー金具2の係止部(後述する)に係止されて棚板4を水平に保持する4本の支柱25とが主要な構成要素となっている。
棚板4は、図4に示すように平坦な天板5の外周縁から下方に折り曲げられた所定幅の側壁(スカート部6a,6b)が形成されている。棚板2のスカート部6a,6bは、後述するコーナー金具が取り付けられるコーナー部の両側にコーナー部を中心として互いに直交するよう構成されており、コーナー部から離れる方向には係止孔となる一対の横長孔8a,8bないし10a,10bが夫々同じ高さ位置に形成されている。
コーナー金具2は、互いに直交するコーナー部が下方に突出した縦長側壁3cとして形成され、縦長側壁3cの左右両側には側壁3a,3bが延設している。縦長側壁3cの直交する上端縁には左右一対の第1係止片12a,12aと、これら第1係止片12a,12aから延出方向に離間した左右一対の第2係止片12b,12bとが内側に向けて水平に折曲形成されている。
支柱25は、棚板4のコーナー部をコーナー金具2により支持するもので、直交する両側面の縦方向に沿ってホームベース形の複数の係止孔26、28がそれぞれ一定間隔で配設されている。詳しくは、支柱25の縦方向に形成された複数の係止孔26、28は、コーナー金具2の両側壁から突設した下方に向く係止爪22a,22b,22c及び24a,24b,24cの横幅と同じ幅狭な下端辺として形成され、この下端辺には拡大開口部の一方から連続する傾斜部が形成されている。
コーナー金具2の組立に際し、図5に示すように、先ずコーナー金具2の互いに直交する縦長側壁3cから延設する一方の側壁3a端部に突設した舌片18を、棚板4一方のスカート部6aに形成した係止孔となる1つの横長孔8bに挿通係止する。
2…コーナー金具
4…棚板
5…天板
6a,6b…スカート部
8a,8b…横長孔(係止孔)
10a…横長孔(係止孔)
10b…横長孔(係止具用係止孔)
12a…第1係止片
12b…第2係止片
15a…第1係止突起
15b…第2係止突起
16a…第3係止突起
16b…第4係止突起
18…舌片
20…係止具用係止孔
25…支柱
B…ボルト(係止具)
Claims (7)
- コーナー部を中心として直交する天板外周縁から下方に折り曲げられたスカート部に複数の係止孔を形成した棚板と、直交する両側面の縦方向に沿って複数の係止孔を形成した支柱と、前記棚板の両スカート部及び前記支柱の両側面に接合可能に直交する側壁を有すると共に、これら両側壁に前記スカート部の係止孔、並びに前記支柱両側面の係止孔に夫々係止する係止部を備えたコーナー金具と、を有して構成される組立式スチール棚に用いるコーナー金具であって、
前記コーナー金具は、互いに直交する側壁の一方に延設する側端部に舌片が突設されると共に他方の側壁に係止具用係止孔が形成され、前記棚板スカート部の係止孔に挿通係止した舌片を中心としてコーナー金具を水平回動した際、他方側壁の係止具用係止孔がスカート部の係止具用係止孔と対応するように構成されている
ことを特徴とするコーナー金具。 - 請求項1において、
前記舌片が、コーナー金具の内壁側に向けて段差部を有するカギ形に折曲形成され、前記段差部は、棚板スカート部の肉厚に対応する段差を形成することによって、係止孔に挿通した舌片を中心としてコーナー金具を水平回動させる際、舌片の段差部が係止孔の周縁に当接保持されてコーナー金具の移動が拘束される
ことを特徴とするコーナー金具。 - 請求項1または2において、
コーナー金具の両側壁に備えた係止部は、直交する両内側壁からそれぞれ突設する第1、第2係止突起として構成され、前記舌片を中心として前記コーナー金具を水平回動した際、前記第1、第2係止突起が、直交する両スカート部の係止孔に夫々対応するように配置されることによって、舌片を中心としてコーナー金具を水平回動させた際に、第1、第2係止突起が両スカート部の係止孔に夫々係止される
ことを特徴とするコーナー金具。 - 請求項1〜3のいずれかにおいて、
コーナー金具の両側壁に備えた係止部は、前記第1、第2係止突起の下方に直交する両内側壁からそれぞれ突設する第3、第4係止突起として構成され、前記舌片を中心として前記コーナー金具を水平回動した際、前記第3、第4係止突起が、両スカート部の下端縁に夫々対応するように配置される
ことを特徴とするコーナー金具。 - 請求項1〜4のいずれかにおいて、
前記コーナー金具の直交する両側壁上端縁には、前記棚板の天板に対応する位置に係止片が内側に向けてそれぞれ折曲形成され、前記係止片は、コーナー部の両側壁上端縁に形成された一対の第1係止片と、前記第1係止片からそれぞれ延設する方向に離間した両側壁の上端縁に形成された一対の第2係止片とから構成される
ことを特徴とするコーナー金具。 - 請求項1〜5のいずれかにおいて、
コーナー金具の両側壁に備えた係止部は、前記支柱両側面の係止孔に対応するよう直交する側壁から外方に向けて縦方向に突設した複数の係止爪から成り、これら係止爪は、コーナー金具の同一高さに配置される一方側端部の舌片ないし他方側壁の係止孔に対し、上下に離間した位置に配置される
ことを特徴とするコーナー金具。 - コーナー金具の直交する両側壁に形成される複数の係止部を、棚板のコーナー部を中心として直交する天板外周縁から下方に折り曲げられた両スカート部の複数の係止孔に夫々係止すると共に、前記コーナー金具の両側壁に形成された他の複数の係止部を、支柱の直交する両側面の縦方向に形成した複数の係止孔に係止して組立式スチール棚を組立てるコーナー金具の取付け方法に於いて、
前記コーナー金具の互いに直交する側壁の一方に延設する側端部に突設した舌片を、前記棚板のスカート部に形成した係止孔に挿通係止した状態で、前記舌片を中心としてコーナー金具を水平回動した際、前記スカート部の他方側壁に形成された係止具用係止孔が、スカート部の係止具用係止孔に対応すると共に、前記コーナー金具の直交する両側壁に形成された複数の係止部が、直交する両スカート部に形成された他の複数の係止孔、並びに両スカート部の下端縁に対応し、次いで前記コーナー金具の直交する両側壁に形成された複数の係止部を縦方向に突設した複数の係止爪として形成し、これら複数の係止爪を前記支柱両側面の係止孔に係止する
ことを特徴とするコーナー金具の取付け方法。
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