JP2011027163A - 液圧シリンダ - Google Patents

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Abstract

【課題】シリンダヘッドのシリンダチューブに対する締結状態が確実に維持される液圧シリンダを提供する。
【解決手段】作動液圧によって伸縮作動する液圧シリンダ1であって、シリンダヘッド30から環状に突出するフランジ部33と、このフランジ部33を着座させるシリンダチューブ10の開口端面13と、フランジ部33の外周部に開口するフランジ外周凹部34と、このフランジ外周凹部34に面してシリンダチューブ10の開口端面13に開口するセットスクリュ螺合ネジ穴と、このセットスクリュ螺合ネジ穴に螺合して取り付けられるセットスクリュ70と、を備え、このセットスクリュ70がフランジ外周凹部34に係合してシリンダチューブ10に対するシリンダヘッド30の回り止めを行う構成とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、作動液圧によって伸縮作動する液圧シリンダに関するものである。
例えばパワーショベル等の作業車両のサスペンション装置に用いられる液圧シリンダ(油圧シリンダ)は、作動液の流れを止めてその伸縮作動を停止する機構を有している。パワーショベルが車両を停止して掘削作業を行う時、液圧シリンダの伸縮作動が停止され、車体の揺れが抑えられる。
この種の液圧シリンダは、筒状をしたシリンダチューブと、そのシリンダチューブの開口部に螺合して取り付けられる筒状をしたシリンダヘッドとを備え、このシリンダヘッドにピストンロッドが摺動可能に支持される構造のものがあった。
特開2000−33811号公報
しかしながら、このような従来の液圧シリンダにあっては、パワーショベルの掘削作業時、ショベルのアームが車体に対して左右斜め方向に回動した旋回位置で掘削が行われる場合に、車体を支持する液圧シリンダのピストンロッドは、曲げ荷重を受ける同時に、ピストンロッドの中心軸を中心に回転することにより、ピストンロッドがシリンダヘッドに付与するトルクによってシリンダヘッドが回動し、シリンダヘッドの締結状態が緩む可能性があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、シリンダヘッドのシリンダチューブに対する締結状態が確実に維持される液圧シリンダを提供することを目的とする。
本発明は、作動液圧によって伸縮作動する液圧シリンダであって、筒状をしたシリンダチューブと、そのシリンダチューブの開口部に螺合して取り付けられる筒状をしたシリンダヘッドと、このシリンダヘッドに摺動可能に支持されるピストンロッドと、シリンダヘッドから環状に突出するフランジ部と、このフランジ部を着座させるシリンダチューブの開口端面と、フランジ部の外周部に開口するフランジ外周凹部と、このフランジ外周凹部に面してシリンダチューブの開口端面に開口するセットスクリュ螺合ネジ穴と、このセットスクリュ螺合ネジ穴に螺合して取り付けられるセットスクリュと、を備え、このセットスクリュがフランジ外周凹部に係合してシリンダチューブに対するシリンダヘッドの回り止めを行う構成としたことを特徴とするものとした。
本発明によると、ピストンロッドからシリンダヘッドに緩み方向のトルクがかかってシリンダヘッドが緩み方向に回動しようとする場合、セットスクリュがシリンダヘッドのフランジ外周凹部に面する部位に当接すると、それ以上にシリンダヘッドが回動することが止められ、シリンダヘッドのシリンダチューブに対する締結状態が確実に維持される。
本発明の実施の形態を示す液圧シリンダの縦断面図。 同じく液圧シリンダの斜視図。 同じく液圧シリンダの平面図。 同じく液圧シリンダの一部を拡大した平面図。 他の実施の形態を示す液圧シリンダの一部を拡大した平面図。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は液圧シリンダ(油圧シリンダ)1の一部を示す縦断面図である。図2は同じく液圧シリンダ1の全体を示す斜視図である。液圧シリンダ1は、例えばパワーショベル等の作業車両のサスペンション装置を構成し、図示しない車軸に対して車体を支持する。
液圧シリンダ1は、車軸に支持されるシリンダチューブ10と、車体に支持されるピストンロッド20と、シリンダチューブ10に対してピストンロッド20を支持するシリンダヘッド30と、ピストンロッド20の基端部に設けられるピストン40等を備える。
液圧シリンダ1は、そのシリンダ中心軸O1が上下方向に延びるように車体に搭載される。シリンダチューブ10、ピストンロッド20、シリンダヘッド30、ピストン40等は、シリンダ中心軸O1について同軸上に配置される。
シリンダチューブ10は、その中程から突出する一対の軸部19が設けられ、この軸部19が図示しない車軸にもうけられる軸受に回動可能に連結される。一対の軸部19は車体の左右方向に延びるように配置される。
ピストンロッド20の先端部(上端部)にアイ部29が設けられ、このアイ部29がこれに嵌合する図示しないピンを介して車体に回動可能に連結される。
シリンダチューブ10の内側は、ピストン40によってロッド側液圧室5とエンド側液圧室6とが画成される。
図3に示すように、シリンダチューブ10の側部にはバルブブロック50、51が設けられ、このバルブブロック50、51に図示しないオペーレートチェック弁が介装される。オペーレートチェック弁の開閉作動は、図示しない液圧ユニットから供給されるパイロット液圧によって制御される。
車両の走行時に、液圧ユニットから供給されるパイロット液圧によってオペーレートチェック弁が開弁状態に保持され、ロッド側液圧室5とエンド側液圧室6とが連通される。これにより、液圧シリンダ1が伸縮作動し、車軸に受ける衝撃や振動が車体に伝えられることが抑えられる。
パワーショベル等の掘削作業時、液圧ユニットから供給されるパイロット液圧が低下し、ロッド側液圧室5とエンド側液圧室6がオペーレートチェック弁によって閉塞される状態に切り換えられる。これにより、液圧シリンダ1の伸縮作動が停止され、車体の揺れが抑えられる。
液圧シリンダ1は、作動液として、オイルが用いられるが、オイルの代わりに例えば水溶性代替液等の作動液を用いても良い。
図1に示すように、シリンダチューブ10は、有底円筒状をしており、その先端開口部に円筒状のシリンダヘッド30が螺合して取り付けられる。
シリンダヘッド30の内周には、円筒状のベアリング61が介装され、このベアリング61を介してピストンロッド20が摺動可能に嵌合する。
シリンダヘッド30の内周には、ピストンロッド20の外周面28に摺接するメインシール62とダストシール63が介装される。メインシール62によってロッド側液圧室5が密封される。ダストシール63によってダスト等の侵入が防止される。
シリンダチューブ10は、その内周部に雌ネジ部12が形成される。一方、シリンダヘッド30は、その外周部に雄ネジ部32が形成される。シリンダヘッド30は、雄ネジ部32がシリンダチューブ10の雌ネジ部12に螺合することによって締結される。
シリンダヘッド30は、その外周部から環状に突出するフランジ部33を有し、このフランジ部33がシリンダチューブ10の開口端面13に着座する。
シリンダチューブ10に対するシリンダヘッド30の緩み止めをする手段として、フランジ部33の外周部に開口するフランジ外周凹部34と、このフランジ外周凹部34に係合するロックワッシャ80(図1参照)と、同じくフランジ外周凹部34に係合するセットスクリュ70(図2、3参照)とを備える。
図2、3は、シリンダヘッド30の緩み止めをする手段として、ロックワッシャ80が介装されず、セットスクリュ70のみが介装された例を示している。
図2に示すように、シリンダチューブ10の開口端面13にはチューブ端凹部14が開口している。
図1に示すように、金属製ロックワッシャ80は、円盤状をしており、シリンダチューブ10の開口端面13とシリンダヘッド30のフランジ部33の間に介装される。ロックワッシャ80は、シリンダチューブ10のチューブ端凹部14に係合するカシメ凸部(図示せず)を有するとともに、フランジ部33のフランジ外周凹部34に係合するカシメ凸部81を有する。ロックワッシャ80が、シリンダチューブ10のチューブ端凹部14とシリンダヘッド30のフランジ外周凹部34とにそれぞれ係合することにより、シリンダチューブ10に対するシリンダヘッド30の回り止めが行われる。
しかし、シリンダヘッド30にシリンダ中心軸O1まわりに働くトルクが所定値を超えて増大すると、ロックワッシャ80は、フランジ部33のフランジ外周凹部34に係合するカシメ凸部81等が変形し、シリンダチューブ10に対してシリンダヘッド30が回ってその締結状態が緩む可能性がある。
これについて詳述すると、例えばパワーショベルの掘削作業時、ショベルのアームが車体に対して左右斜め方向に回動した旋回位置で掘削が行われる場合に、車体を支持する液圧シリンダ1のピストンロッド20は、曲げ荷重を受ける同時に、シリンダ中心軸O1まわりに回転することにより、ピストンロッド20がシリンダヘッド30に付与するシリンダ中心軸O1まわりのトルクが増大する。このトルクによってシリンダヘッド30がシリンダ中心軸O1まわりに回動しようとすると、フランジ部33のフランジ外周凹部34に係合するロックワッシャ80のカシメ凸部81等が変形し、シリンダチューブ10に対するシリンダヘッド30が回動を止めることができなくなり、シリンダヘッド30の締結状態が緩む可能性がある。
上記のシリンダヘッド30に付与されるトルクに対抗して、シリンダチューブ10に対するシリンダヘッド30の緩み止めをする手段として、図2、3に示すように、シリンダチューブ10に螺合するセットスクリュ70を備える。
上記のシリンダ中心軸O1及びセットスクリュ中心軸O70に対して直交する平面(図4の紙面)上において、セットスクリュ70がフランジ外周凹部34に係合することにより、シリンダヘッド30の回動が止められる。
シリンダチューブ10にはセットスクリュ70が螺合するセットスクリュ螺合ネジ穴(図示せず)が形成される。このセットスクリュ螺合ネジ穴はフランジ外周凹部34に面するシリンダチューブ10の開口端面13に開口する。セットスクリュ螺合ネジ穴の中心軸をセットスクリュ中心軸O70とすると、このセットスクリュ中心軸O70は、シリンダ中心軸O1と平行に延びるように配置される。
セットスクリュ70は、シリンダチューブ10の開口端面13上に突出する円柱状のセットスクリュ頭部71を有し、このセットスクリュ頭部71がフランジ外周凹部34に係合する。
3個のフランジ外周凹部34がフランジ部33の外周部に開口している。シリンダヘッド30がシリンダチューブ10に螺合する作業時に、図示しない工具がフランジ外周凹部34に係合し、シリンダヘッド30に締め付けトルクが与えられる。フランジ外周凹部34の個数は、この作業が支障なく行えるように任意に設定される。
シリンダヘッド30がシリンダチューブ10に所定の締め付けトルクで締結された後に、フランジ外周凹部34の位置に応じてセットスクリュ螺合ネジ穴の位置が決められ、シリンダチューブ10にセットスクリュ螺合ネジ穴が形成される。
製品毎にフランジ外周凹部34の位置が若干変わるが、これに応じてセットスクリュ螺合ネジ穴の位置が決められることにより、フランジ外周凹部34やセットスクリュ螺合ネジ穴の数を増やす必要がなく、構造の簡素化がはかられる。
図2、3は、シリンダヘッド30の緩み止めをする手段として、ロックワッシャ80が介装されず、セットスクリュ70のみが介装された例を示しているが、これに限らず、シリンダヘッド30の緩み止めをする手段として、ロックワッシャ80とセットスクリュ70の両方を介装してもよい。その場合、次の手順で液圧シリンダ1は組み立てられる。
・シリンダヘッド30がロックワッシャ80を介してシリンダチューブ10に螺合し、所定の締め付けトルクで締結される。
・ロックワッシャ80をカシメ加工してフランジ外周凹部34に係合するカシメ凸部81を形成する。
・ロックワッシャ80を貫通する貫通穴(図示せず)を形成するとともに、シリンダチューブ10にセットスクリュ螺合ネジ穴を貫通穴と同軸上に形成する。
・セットスクリュ70をロックワッシャ80の貫通穴を通してシリンダチューブ10のセットスクリュ螺合ネジ穴に螺合して締結する。
これにより、セットスクリュ70は、そのセットスクリュ頭部71がフランジ外周凹部34に係合する位置に固定されるとともに、ロックワッシャ80をシリンダチューブ10に締結する。
図4の(a)、(b)は、図3におけるフランジ外周凹部34の近傍部位を拡大した平面図である。セットスクリュ70は、そのセットスクリュ中心軸O70がシリンダヘッド30のフランジ部33の外周線S30上に位置するように設けられる。
液圧シリンダ1の組み付け状態では、図4の(a)に示すように、シリンダヘッド30のフランジエッジ部35がセットスクリュ頭部71から離れている。
ピストンロッド20からシリンダヘッド30に付与されるトルクによってシリンダヘッド30が若干の緩み方向に回動した状態では、図4の(b)に示すように、シリンダヘッド30のフランジエッジ部35がセットスクリュ頭部71に当接し、シリンダヘッド30がそれ以上に回動することが係止される。
シリンダ中心軸O1及びセットスクリュ中心軸O70に対して直交する平面(図4の紙面)上において、シリンダヘッド中心線Cは、シリンダ中心軸O1とセットスクリュ中心軸O70をそれぞれ通るシリンダヘッド30の中心線である。セットスクリュ中心線Dは、セットスクリュ中心軸O70を通り、かつシリンダヘッド中心線Cに直交するセットスクリュ中心線Dである。シリンダヘッド当接部Pは、シリンダヘッド30の回動時にシリンダヘッド30のフランジエッジ部35がセットスクリュ70の外周面に当接する点である。
シリンダヘッド当接部Pは、シリンダヘッド30が矢印Aで示すように緩み方向に回動するときに、フランジエッジ部35がセットスクリュ70のシリンダヘッド当接部Pに当接すると、セットスクリュ70に矢印Bで示すように締め付ける方向のトルクを付与するように配置される。
具体的には、シリンダヘッド当接部Pは、セットスクリュ中心線Dよりシリンダ中心軸O1に近い領域に配置される。
これにより、シリンダヘッド30が矢印Aで示すように緩み方向に回動するときに、フランジエッジ部35がセットスクリュ70のシリンダヘッド当接部Pに当接してセットスクリュ70に与える荷重の分力が、矢印Bで示すようにセットスクリュ70を締め付ける方向に作用し、セットスクリュ70が緩み方向に回動して脱落することを防止できる。
なお、図5に示すように、セットスクリュ70は、そのセットスクリュ中心軸O70がシリンダヘッド30のフランジ部33の外周線S30より外側にオフセットされるように設けてもよい。この場合、シリンダヘッド30が緩み方向に回動するときに、フランジエッジ部35がセットスクリュ70のシリンダヘッド当接部Pに当接してセットスクリュ70を締め付ける方向に作用する荷重の分力が、図4に示す例に比べて大きくなる。
以上のように本実施形態では、作動液圧によって伸縮作動する液圧シリンダ1であって、筒状をしたシリンダチューブ10と、そのシリンダチューブ10の開口部に螺合して取り付けられる筒状をしたシリンダヘッド30と、このシリンダヘッド30に摺動可能に支持されるピストンロッド20と、シリンダヘッド30から環状に突出するフランジ部33と、このフランジ部33を着座させるシリンダチューブ10の開口端面13と、フランジ部33の外周部に開口するフランジ外周凹部34と、このフランジ外周凹部34に面してシリンダチューブ10の開口端面13に開口するセットスクリュ螺合ネジ穴と、このセットスクリュ螺合ネジ穴に螺合して取り付けられるセットスクリュ70と、を備え、このセットスクリュ70がフランジ外周凹部34に係合してシリンダチューブ10に対するシリンダヘッド30の回り止めを行う構成とした。
上記構成に基づき、ピストンロッド20からシリンダヘッド30に緩み方向のトルクがかかってシリンダヘッド30が緩み方向に回動しようとする場合、セットスクリュ70がシリンダヘッド30のフランジ外周凹部34に面する部位(フランジエッジ部35)に当接すると、それ以上にシリンダヘッド30が回動することが止められ、シリンダヘッド30のシリンダチューブ10に対する締結状態が確実に維持される。
セットスクリュ螺合ネジ穴がシリンダチューブ10の開口端面13に開口する構成により、セットスクリュ70をフランジ外周凹部34に係合する位置に取り付けられる。
本実施の形態では、シリンダチューブ10の中心軸をシリンダ中心軸O1とし、セットスクリュ70の中心軸をセットスクリュ中心軸O70とし、シリンダ中心軸O1及びセットスクリュ中心軸O70に対して直交する平面(図4の紙面)上において、シリンダ中心軸O1を通るシリンダヘッド30の中心線をシリンダヘッド中心線Cとし、このシリンダヘッド中心線Cに対して直交しセットスクリュ中心軸O70を通るセットスクリュ70の中心線をセットスクリュ中心線Dとすると、シリンダヘッド30がセットスクリュ70の外周面に当接するシリンダヘッド当接部Pは、セットスクリュ中心線Dよりシリンダ中心軸O1に近い領域に配置され、シリンダヘッド30が緩み方向に回動するのに伴ってシリンダヘッド当接部Pからセットスクリュ70に締め付け方向のトルクを付与する配置とした。
上記構成に基づき、セットスクリュ70がシリンダヘッド30に当接してシリンダヘッド30の緩み止めを行うときに、シリンダヘッド30からセットスクリュ70に締め付け方向のトルクが付与され、セットスクリュ70が緩み方向に回動して脱落することを防止できる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
1 液圧シリンダ(油圧シリンダ)
10 シリンダチューブ
12 雌ネジ部
13 開口端面
14 チューブ端凹部
20 ピストンロッド
30 シリンダヘッド
32 雄ネジ部
33 フランジ部
34 フランジ外周凹部
35 フランジエッジ部
40 ピストン
61 ベアリング
70 セットスクリュ
71 セットスクリュ頭部
80 ロックワッシャ
C シリンダヘッド中心線
D セットスクリュ中心線
O1 シリンダ中心軸
O70 セットスクリュ中心軸
P シリンダヘッド当接部

Claims (2)

  1. 作動液圧によって伸縮作動する液圧シリンダであって、
    筒状をしたシリンダチューブと、
    このシリンダチューブの開口部に螺合して取り付けられる筒状をしたシリンダヘッドと、
    このシリンダヘッドに摺動可能に支持されるピストンロッドと、
    前記シリンダヘッドから環状に突出するフランジ部と、
    このフランジ部を着座させる前記シリンダチューブの開口端面と、
    前記フランジ部の外周部に開口するフランジ外周凹部と、
    このフランジ外周凹部に面して前記シリンダチューブの開口端面に開口するセットスクリュ螺合ネジ穴と、
    このセットスクリュ螺合ネジ穴に螺合して取り付けられるセットスクリュと、を備え、
    このセットスクリュが前記フランジ外周凹部に係合して前記シリンダチューブに対する前記シリンダヘッドの回り止めを行う構成としたことを特徴とする液圧シリンダ。
  2. 前記シリンダチューブの開口端面上において、
    前記シリンダ中心軸を通る前記シリンダヘッドの中心線をシリンダヘッド中心線とし、
    このシリンダヘッド中心線に対して直交し前記セットスクリュ中心軸を通る前記セットスクリュの中心線をセットスクリュ中心線とすると、
    前記シリンダヘッドが前記セットスクリュの外周面に当接するシリンダヘッド当接部は前記セットスクリュ中心線より前記シリンダ中心軸に近い領域に配置され、前記シリンダヘッドが緩み方向に回動するのに伴って前記シリンダヘッド当接部から前記セットスクリュに締め付け方向のトルクを付与する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の液圧シリンダ。
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