JP2011023987A - 撮像装置及び揺れ補正方法 - Google Patents

撮像装置及び揺れ補正方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011023987A
JP2011023987A JP2009167271A JP2009167271A JP2011023987A JP 2011023987 A JP2011023987 A JP 2011023987A JP 2009167271 A JP2009167271 A JP 2009167271A JP 2009167271 A JP2009167271 A JP 2009167271A JP 2011023987 A JP2011023987 A JP 2011023987A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correction
correction amount
frequency
directions
pass filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009167271A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011023987A5 (ja
JP5315151B2 (ja
Inventor
Hideo Kawahara
英夫 河原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2009167271A priority Critical patent/JP5315151B2/ja
Priority to US12/828,605 priority patent/US8078044B2/en
Publication of JP2011023987A publication Critical patent/JP2011023987A/ja
Priority to US13/294,619 priority patent/US8417103B2/en
Publication of JP2011023987A5 publication Critical patent/JP2011023987A5/ja
Priority to US13/792,999 priority patent/US8929726B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5315151B2 publication Critical patent/JP5315151B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B5/00Adjustment of optical system relative to image or object surface other than for focusing
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/64Imaging systems using optical elements for stabilisation of the lateral and angular position of the image
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • H04N23/681Motion detection
    • H04N23/6812Motion detection based on additional sensors, e.g. acceleration sensors
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • H04N23/681Motion detection
    • H04N23/6815Motion detection by distinguishing pan or tilt from motion
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2205/00Adjustment of optical system relative to image or object surface other than for focusing
    • G03B2205/0007Movement of one or more optical elements for control of motion blur
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/005Blur detection

Abstract

【課題】 撮像装置において画像の揺れ補正の安定性を向上させること。
【解決手段】 互いに直交するヨー及びピッチ方向の揺れをそれぞれ検出する角速度センサ(11,12)とカットオフ周波数が可変であり、角速度センサの出力のうち低周波数成分を遮断するハイパスフィルタ(24、25)と、ハイパスフィルタからの出力に基づいて、ヨー及びピッチ方向それぞれについて揺れを補正するための補正量を演算する補正量演算回路(28、29)と、補正量演算回路により演算された補正量に基づいて、ハイパスフィルタのカットオフ周波数を制御するパン・チルト判定回路(28)と、補正量演算回路により演算された補正量に基づいて、揺れを補正する補正手段(2、31、32)とを有し、パン・チルト判定回路は、補正量が大きいほど、カットオフ周波数を高くすることを特徴とする撮像装置。
【選択図】 図2

Description

本発明は撮像装置及び揺れ補正方法に関し、特に光学的にカメラ等の撮像装置の揺れを補正する揺れ補正機能を有する撮像装置において、円滑な揺れ補正制御を実現させる技術に関するものである。
従来の光学的揺れ補正機構を備えた撮像装置の光学補正アルゴリズムにおいて、2つの補正軸を関連づけて制御する方法がある。2つの直交した補正軸のそれぞれが補正最大値を取り得ることを許すと、鏡筒の無駄な大型化や光学的な収差の発生を生じてしまう。これらの課題を解決すべく、光学的揺れ補正最大許容駆動範囲が制限されるよう制御部を設け、揺れ補正光学系の可動範囲を制御する提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3162126号公報
しかしながら、上記従来例では光学的揺れ補正の補正最大許容駆動範囲内の可動範囲においては、揺れ補正光学系の2つの補正軸について可動が制限されることなく自在に可動するが、補正最大許容駆動範囲に至ると揺れ補正光学系の動作が停止する。そのため以下のような問題点があった。
補正最大許容駆動範囲内か範囲外かによって、揺れ補正光学系が自在に可動する領域と、停止させる領域とが分かれている。そのため、補正最大許容駆動範囲までの可動範囲内にとどまる揺れ量が加わっている場合には十分な抑振効果が得られるが、補正最大許容駆動範囲を超える揺れ量が加わると補正最大許容駆動範囲となった時点で揺れ補正が停止してしまう。これにより、揺れ補正の連続性が突然損なわれ、揺れが補正された状態(画像)と揺れが補正されない状態(画像)とが生じることとなる。
特に連続した画像を撮影するビデオカメラにおいては、画像の安定性の観点から上記の補正連続性が保てないと視聴者に違和感や嫌悪感を与えかねない。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、撮像装置における画像の揺れ補正の安定性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、互いに直交する第1及び第2の方向の揺れをそれぞれ検出する検出手段と、カットオフ周波数が可変であり、前記検出手段の出力のうち低周波数成分を遮断するハイパスフィルタと、前記ハイパスフィルタからの出力に基づいて、前記第1及び第2の方向それぞれについて揺れを補正するための補正量を演算する演算手段と、前記演算手段により演算された前記第1及び第2の方向それぞれの補正量に基づいて、前記ハイパスフィルタのカットオフ周波数を制御する制御手段と、前記演算手段により演算された前記第1及び第2の方向それぞれの補正量に基づいて、揺れを補正する補正手段とを有し、前記制御手段は、前記補正量が大きいほど、前記カットオフ周波数を高くする。
本発明によれば、撮像装置において画像の揺れ補正の安定性を向上させることができる。
本発明の実施の形態における撮像装置の概略構成を示すブロック図。 制御目標値生成回路の構成を示すブロック図。 補正光学系の可動範囲を示す図である。 本実施の形態における補正量とカットオフ周波数との関係を示すグラフ。 本実施の形態におけるパン・チルト判定回路の動作を説明するフローチャート。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。同図において、1は撮像光学系であるレンズ群である。2は像のブレを補正する揺れ補正光学系(光学部材)であり、本実施例においては光軸に対して直交する方向に可動する補正レンズである。3はレンズ群1により結像された画像を光電変換する撮像素子である。なお、本実施例においては、像のブレを補正する揺れ補正光学系2として補正レンズを用いて説明するが、撮像素子3が光軸に対して直交する方向に可動することで揺れ補正光学系としても良い。4は撮像素子3により光電変換された撮像信号を、例えば標準ビデオ信号などの標準信号に変換処理するカメラ信号処理回路である。5はカメラ信号処理回路4にて得られた標準信号を出力する出力端子である。
また、本実施の形態の撮像装置は、ブレ補正機構の構成として以下の構成を有する。11及び12はそれぞれ異なる検出軸を持ち、カメラに加わる揺れを検出するための、例えば振動ジャイロ等の角速度センサ(検出手段)である。角速度センサ11及び12の検出軸として、光軸に直交する平面上において互いに直交する回転軸を検出軸とするように配置することで、カメラの左右方向の回転ブレ(Yaw)およびカメラの上下方向の回転ブレ(Pitch)を検出することができる。以下、ヨー方向(第1の方向)の揺れを検出する角速度センサをジャイロY11、ピッチ方向(第2の方向)の揺れを検知する角速度センサをジャイロP12と呼ぶ。21はジャイロY11及びジャイロP12の検出出力に基づいて、揺れ補正光学系2の駆動量である揺れ補正量を求める制御目標値生成回路である。
31及び32は、制御目標値生成回路21により得られた揺れ補正量に基づいて、揺れ補正光学系2を駆動するための駆動回路である。以下、ヨー方向(左右方向)の揺れを補正するための駆動を行う駆動回路を駆動回路Y31、ピッチ方向(上下方向)の揺れを補正するための駆動を行う駆動回路を駆動回路P32と呼ぶ。これにより、同検出軸の揺れ補正が行われる。
次に、制御目標値生成回路21の構成及び動作について図2を用いて説明する。なお、図1と同様の構成には同じ参照番号を付して、説明を省略する。同図において、22及び23は増幅器(アンプ)であり、ジャイロY11及びジャイロP12から出力された角速度信号を増幅して出力する。24及び25はハイパスフィルタ(HPF)で、その周波数特性はカットオフ周波数を変更することで可変であり、アンプ22及び23により増幅された角速度信号に含まれる低周波数成分を遮断し、残りの周波数成分を透過する。以下、ジャイロY11の出力に基づいた信号が入力されるHPFを以下、「HPF_Y24」と呼び、ジャイロP12の出力に基づいた信号が入力されるHPFを以下、「HPF_P25」と呼ぶ。
26、27は積分器であり、HPF_Y24、HPF_P25から出力された角速度信号をそれぞれ時間積分することにより角変位量を得る。以下、HPF_Y24の出力信号が入力される積分器を「積分器Y26」、HPF_P25の出力信号が入力される積分器を「積分器P27」と呼ぶ。28及び29は補正量演算回路であり、撮像画像の揺れがキャンセルされるように、積分器Y26及び積分器P27より出力された角変位量を、揺れ補正光学系2を駆動するための揺れ補正量に変換して出力する。以下、積分器Y26の出力信号が入力される補正量演算回路を「補正量演算回路Y28」、積分器P27の出力信号が入力される補正量演算回路を「補正量演算回路P29」と呼ぶ。
補正量演算回路Y28および補正量演算回路P29は、揺れ補正光学系2の補正移動量に対する光学的な揺れ補正角(光軸変化量)の関係を補正する回路であり、例えば揺れ補正光学系2の補正移動量に対する光学的な揺れ補正角を除算する除算回路で良い。また、補正量演算回路Y28および補正量演算回路P29は、ジャイロY11及びジャイロP12より本実施例で説明している積分器Y26及び、積分器P27の後の何れかに設けられていれば良い。更に、アンプ22及びアンプ23の増幅率を考慮(変える)することにより、アンプ22及びアンプ23が補正量演算回路Y28および補正量演算回路P29を兼ねることもできる。
30はパン・チルト判定回路であり、補正量演算回路Y28及び補正量演算回路P29により得られた揺れ補正量(以下、単に「補正量」と呼ぶ。)に基づいて撮像装置がパンニング若しくはチルティング状態にあるか否かの判定を行い、HPF_Y24及びHPF_P25の周波数特性を変更する。パンニング及びチルティングは、撮影者が意図的に構図を変えて撮影を行う。このため、パンニング及びチルティング時のカメラの動きを揺れとして補正すると、逆に撮影者が意図する構図での撮影が行われなくなってしまう。よって、パンニング及びチルティング時の揺れ補正では、パンニング及びチルティングに対応するカメラの動きについては補正を行わないように制御するのが一般的である。パンニング及びチルティング時は、撮像装置は一方向に所定時間連続して動くため、本実施の形態ではHPF_Y24及びHPF_P25により低周波の揺れを遮断して、パンニング及びチルティングの揺れ補正されないようにすることで、パン・チルト制御を行う。なお、この周波数特性の変更制御については、詳細に後述する。
以上の動作により補正量が生成され、上記のように駆動回路Y31、駆動回路P32を介して補正光学系2による光学的な揺れ補正が可能となる。
次にパン・チルト判定回路30によるパン・チルト制御、即ちHPFの周波数特性の変更を含めた、補正光学系2の駆動範囲について図3及び図4を用いて説明する。図3において、P軸はジャイロP12の検出方向(上下方向)の揺れを補正する補正軸であり、Y軸はジャイロY11の検出方向(左右方向)のブレを補正するに補正軸とする。図3(A)及び(B)は、補正光学系2の中心が可動な範囲を、P座標及びY座標からなる一平面として示したものである。また、図4は、パン・チルト判定回路30によって変更制御される、角変位量(横軸)に対するHPF_Y24及びHPF_P25のカットオフ周波数(縦軸)を示すグラフである。
図3(A)及び(B)において、210は補正光学系2の可動中心で、レンズ群1の光軸と一致している。202は補正光学系2の中心が駆動可能な最大範囲(最大補正範囲)で、不図示の補正光学系2を可動保持する保持機構や、光学的な有効光路によって移動が制約される最大範囲となる。この最大範囲202を超えて補正光学系2の中心を変位すると、機械的な制約による補正制御の不連続性を生じたり、光学的な性能の破綻をきたす原因に繋がるため、補正光学系2の中心を最大範囲202内で制御する必要がある。補正光学系2の中心が可動中心210にある場合に補正光学系2の光学的な補正量は0となり、補正光学系2の中心が最大範囲202にある場合に光学系的な補正量は最大となる。
201は本実施例における補正光学系2の中心が取り得る補正制御範囲で、パン・チルト判定回路30のパン・チルト制御によって形成され、最大範囲202内に設けられる。本発明では図示の通り八角形で示される範囲となる。
補正光学系2は、先に説明した揺れ補正動作に伴いP座標及びY座標からなる一平面上の範囲で可動である。図3(A)に示すP軸の補正量がa以下、Y軸の補正量画a以下で示される補正光学系2の可動範囲211(P=0〜a,Y=0〜a)では、パン・チルト判定回路30の制御によりHPF_Y24、HPF_P25のカットオフ周波数を一番低く設定する。このように設定することで、ジャイロY11、ジャイロP12により検出された角速度信号のほとんどがHPF_Y24及びHPF_P25を通過する。そして、積分器Y26及び積分器P27によりそれぞれ積分して得られた角変位量に基づいてY軸及びP軸方向の補正量が生成される。これによって、図3(A)に示すP軸の補正量がa以下、Y軸の補正量画a以下で示される補正光学系2の可動範囲211(P=0〜a,Y=0〜a)では、パンニング制御を働かすことなく、揺れを補正することができる。
この状態から、補正光学系2の可動範囲213(P=0〜a,Y=a〜b)までY軸側の揺れが補正量aを超えて増加する場合の、HPF_Y24のカットオフ周波数の変化について説明する。この場合、グラフ41に示すようにカットオフ周波数を変化させるのであるが、補正光学系2の補正量がY軸及びP軸共にa以下の可動範囲211ではHPF_Y24及びHPF_P25のカットオフ周波数は最低値fc_minを取る。補正光学系2の補正量がaを超えて増加すると、図4のグラフ41に示すように補正量に応じてHPF_Y24のカットオフ周波数が高くなるように変更することで、Y軸側の通過周波数に制限を設ける。このようにして、制御目標値生成回路21から得られるY軸側の揺れ補正量の増加を抑制することで、パンニング時の制御となる。ここで、揺れが大きくなり、補正光学系が可動範囲211を超えて可動範囲213まで移動した場合を想定しているので、当初の補正量の最大値は(a,a)である。ここから、Y軸方向に補正量が大きくなった場合、(a,b)で最大範囲202に到達する。そのため、補正量の最大値をbとしている。そして、Y軸側の補正量の最大値であるbにおいては、カットオフ周波数を、カメラに加わる揺れ周波数の全てを通過させない最大値fc_maxとすることにより、補正量bを超えることのなように制御することができる。
次に、カメラに加わる揺れを補正すべくP軸側に補正光学系2の補正量が増加した場合を図3(B)に示す。P軸側の補正量がaを超え、Y軸の補正量がa以下で示される補正光学系2の可動範囲212(P=a〜b,Y=0〜a)では、P軸の補正量に基づいて、HPF_P25のカットオフ周波数を上げる。このように制御することにより、P軸側の通過周波数に制限が設けられるので、制御目標値生成回路21から得られるP軸側の補正量の増加が抑制されて、パンニング制御が稼動することとなる。
更に、P軸側の補正量cから、矢印221に示すようなブレに伴うY軸側の補正量の増加が起こると、図4のグラフ42に示すようにY軸側の補正量がaに至る前にHPF_Y24のカットオフ周波数を上げ始める。このようにY軸側の通過周波数を制限することで、制御目標値生成回路21から得られるY軸側の補正量の増加を抑制することによりパンニング時の制御となる。そして、Y軸側の補正量c’においてはHPF_Y24のカットオフ周波数としてカメラに加わる揺れ周波数の全てを通過させない最大値fc_maxの値を取ることにより、補正量c’を超えることのない制御ができる。
また、例えば図3(B)に示すP軸側の補正量がbの状態から、ブレ補正に伴うY軸側の補正量の増加が生じた場合には、カットオフ周波数を図4のグラフ43に示すように変化させる。このように、P軸側の補正量が増えるにつれて、Y軸側の補正量がより少ない段階から、カットオフ周波数を上げ始めるとともに、変化割合をさらに急峻な特性変化とする。そして、図3(B)から分かるように、Y軸側の補正量がaになると、(b,a)で最大範囲202に到達するので、HPF_Y24のカットオフ周波数は最大値fc_maxの値を取る。
以上のように補正量に応じて、ハイパスフィルタのカットオフ周波数を図4のグラフ41〜43に示すように連続的に変化させる。これにより、揺れ補正量を低周波側から緩やかに減衰させ、補正制御範囲201に至ってはその値を超えること無く、ブレ補正を停止させることができる。
なお、図3においては説明の便宜上、補正軸Yおよび補正軸Pで構成される可動範囲の第一象限(Y、Pの補正量共に正)で説明したが、他の象限でも同様の動作がされるものである。
また、上述した図3に示す例では、a、bがY軸側及びP軸側で共通の値であるように説明したが、これらの値をY軸側とP軸側とで異なる値にしても良い。
次に、上述したパン・チルト判定回路30の制御について、図5のフローチャートを参照して説明する。図5に示す処理は、カメラのブレ周波数よりも高い繰り返し周波数にて繰り返し行われる制御であって、例えば100Hz周期で繰り返し実行される。
制御が開始されると、先ず、補正光学系2のP軸側の補正量(あるいは変位)Pxの絶対値Pを算出し(S11)、この絶対値Pの値が先に説明したaにより示される閾値以下であることかどうかを判定する(S12)。絶対値Pが閾値a以下であればS13へ、超えていればS14へ進む。
S13では、絶対値Pが閾値a以下に対応するHPF_Y24のカットオフ周波数Y_fcを算出する。絶対値Pが閾値a以下である場合には、図4を用いて説明したように、カットオフ周波数変化はグラフ41で示されるY軸側の補正量の関数であり、下記の式により示される。
Y_fc=Ydef(Y)
一方、S14では、絶対値Pが閾値aを超えた場合のHPF_Y24のカットオフ周波数Y_fcを算出する。絶対値Pが閾値aを超えている場合のカットオフ周波数の変化は、図4のグラフ42、43を含むa〜bの領域内44で示されるY軸及びP軸側の補正量の関数となり、下記の式により示される。
Y_fc=Ydef(Y,P)
続いてY軸側の処理を行う。補正光学系2のY軸補正量(あるいは変位)Yxの絶対値Yを算出し(S15)、この絶対値Yの値が先に説明したaにより示される閾値以下であるかどうかを判定する(S16)。絶対値Yが閾値a以下であればS17へ、超えていればS18へ進む。
S17では、絶対値Yが所定量a以下のHPF_P25のカットオフ周波数P_fcを算出する。絶対値Yが所定量a以下である場合には、上記と同様に下記の式で示される。
P_fc=Pdef(P)
一方、S18では、絶対値Yが閾値aを超えた場合のHPF_Y24のカットオフ周波数P_fcを算出する。絶対値Yが所定量aを超えている場合のカットオフ周波数の変化は、P,Yの補正量の関数となり下記の式で示される。
P_fc=Ydef(P,Y)
以上のようにしてパン・チルト判定フローに伴うHPF_Y24、HPF_P25のカットオフ周波数を算出すると、処理を終了する。
以上のようにパン・チルト判定回路30によるカットオフ周波数の制御を行うことで、揺れ補正された画像の安定性を向上させることができる。
なお、上記説明ではY_fc、P_fcを求めるのに関数式を用いるとしているが、Y、Pの値を引数としたルックアップテーブルを用いても良い。
<他の実施形態>
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (3)

  1. 互いに直交する第1及び第2の方向の揺れをそれぞれ検出する検出手段と、
    カットオフ周波数が可変であり、前記検出手段の出力のうち低周波数成分を遮断するハイパスフィルタと、
    前記ハイパスフィルタからの出力に基づいて、前記第1及び第2の方向それぞれについて揺れを補正するための補正量を演算する演算手段と、
    前記演算手段により演算された前記第1及び第2の方向それぞれの補正量に基づいて、前記ハイパスフィルタのカットオフ周波数を制御する制御手段と、
    前記演算手段により演算された前記第1及び第2の方向それぞれの補正量に基づいて、揺れを補正する補正手段とを有し、
    前記制御手段は、前記補正量が大きいほど、前記カットオフ周波数を高くすることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記補正手段は、光軸に対して直交する方向に光学部材を駆動することで撮像画像の揺れを補正する手段であって、
    前記制御手段は、前記第1及び第2の方向それぞれの補正量の最大値が、前記光学部材を駆動可能な範囲に収まるように、前記ハイパスフィルタのカットオフ周波数を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 検出手段が、互いに直交する第1及び第2の方向の揺れをそれぞれ検出して出力する検出工程と、
    カットオフ周波数が可変なハイパスフィルタにより、前記検出工程での出力のうち、低周波数成分を遮断する遮断工程と、
    演算手段が、前記ハイパスフィルタからの出力に基づいて、前記第1及び第2の方向それぞれについて揺れを補正するための補正量を演算する演算工程と、
    制御手段が、前記演算工程で演算された前記第1及び第2の方向それぞれの補正量に基づいて、前記ハイパスフィルタのカットオフ周波数を制御する制御工程と、
    補正手段が、前記演算工程で演算された前記第1及び第2の方向それぞれの補正量に基づいて、揺れを補正する補正工程とを有し、
    前記制御工程では、前記補正量が大きいほど、前記カットオフ周波数を高くすることを特徴とする揺れ補正方法。
JP2009167271A 2009-07-15 2009-07-15 光学機器およびそれを備えた撮像装置及び揺れ補正方法 Active JP5315151B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009167271A JP5315151B2 (ja) 2009-07-15 2009-07-15 光学機器およびそれを備えた撮像装置及び揺れ補正方法
US12/828,605 US8078044B2 (en) 2009-07-15 2010-07-01 Image stabilization apparatus, image sensing apparatus and image stabilization method
US13/294,619 US8417103B2 (en) 2009-07-15 2011-11-11 Image stabilization apparatus, image sensing apparatus and image stabilization method
US13/792,999 US8929726B2 (en) 2009-07-15 2013-03-11 Image stabilization apparatus, image sensing apparatus and image stabilization method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009167271A JP5315151B2 (ja) 2009-07-15 2009-07-15 光学機器およびそれを備えた撮像装置及び揺れ補正方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011023987A true JP2011023987A (ja) 2011-02-03
JP2011023987A5 JP2011023987A5 (ja) 2012-08-30
JP5315151B2 JP5315151B2 (ja) 2013-10-16

Family

ID=43465378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009167271A Active JP5315151B2 (ja) 2009-07-15 2009-07-15 光学機器およびそれを備えた撮像装置及び揺れ補正方法

Country Status (2)

Country Link
US (3) US8078044B2 (ja)
JP (1) JP5315151B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015219401A (ja) * 2014-05-19 2015-12-07 日本電産サンキョー株式会社 撮影用光学装置および撮影用光学装置の制御方法

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5315151B2 (ja) * 2009-07-15 2013-10-16 キヤノン株式会社 光学機器およびそれを備えた撮像装置及び揺れ補正方法
JP5612917B2 (ja) * 2010-06-22 2014-10-22 キヤノン株式会社 光学機器及びその制御方法
JP5869812B2 (ja) * 2011-09-13 2016-02-24 キヤノン株式会社 像ぶれ補正装置及びそれを備えた撮像装置、像ぶれ補正装置の制御方法
CN108014002A (zh) 2011-11-04 2018-05-11 马萨诸塞眼科耳科诊所 自适应视觉辅助装置
JP6071545B2 (ja) * 2012-12-27 2017-02-01 キヤノン株式会社 撮像装置、画像処理装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP2014126861A (ja) 2012-12-27 2014-07-07 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP6173134B2 (ja) * 2013-09-02 2017-08-02 キヤノン株式会社 像振れ補正装置及びその制御方法
JP6242145B2 (ja) * 2013-10-10 2017-12-06 キヤノン株式会社 像振れ補正装置、その制御方法および撮像装置
KR20160085300A (ko) * 2013-12-11 2016-07-15 아사히 가세이 일렉트로닉스 가부시끼가이샤 손떨림 보정 장치 및 그 조정 방법, 손떨림 보정 회로 및 손떨림 보정 방법과, 카메라 모듈 및 그 광학 요소의 위치 제어 방법
KR102620533B1 (ko) * 2018-10-12 2024-01-03 삼성전기주식회사 카메라 모듈
CN114205515B (zh) 2020-09-18 2023-04-07 荣耀终端有限公司 一种视频的防抖处理方法及电子设备

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05244481A (ja) * 1992-02-28 1993-09-21 Sanyo Electric Co Ltd 動き補正量制御方法およびその装置
JPH05254239A (ja) * 1992-03-11 1993-10-05 Fuji Xerox Co Ltd インクジェット用記録紙及び記録方法
JPH11266389A (ja) * 1998-03-17 1999-09-28 Canon Inc 撮像装置
JP2004194157A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Canon Inc 撮像装置
JP2007072312A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Samsung Electronics Co Ltd 像ぶれ補正装置および撮像装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03162126A (ja) 1989-11-21 1991-07-12 Fujitsu Ltd 半導体論理回路
US5845156A (en) * 1991-09-06 1998-12-01 Canon Kabushiki Kaisha Image stabilizing device
JP4401949B2 (ja) * 2004-11-26 2010-01-20 キヤノン株式会社 動画撮像装置及び動画撮像方法
US7929848B2 (en) * 2006-02-14 2011-04-19 Nikon Corporation Vibration detection device, optical device, and method of operation of vibration detection device
JP5315151B2 (ja) * 2009-07-15 2013-10-16 キヤノン株式会社 光学機器およびそれを備えた撮像装置及び揺れ補正方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05244481A (ja) * 1992-02-28 1993-09-21 Sanyo Electric Co Ltd 動き補正量制御方法およびその装置
JPH05254239A (ja) * 1992-03-11 1993-10-05 Fuji Xerox Co Ltd インクジェット用記録紙及び記録方法
JPH11266389A (ja) * 1998-03-17 1999-09-28 Canon Inc 撮像装置
JP2004194157A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Canon Inc 撮像装置
JP2007072312A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Samsung Electronics Co Ltd 像ぶれ補正装置および撮像装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015219401A (ja) * 2014-05-19 2015-12-07 日本電産サンキョー株式会社 撮影用光学装置および撮影用光学装置の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US8929726B2 (en) 2015-01-06
US20110013896A1 (en) 2011-01-20
US20130223830A1 (en) 2013-08-29
JP5315151B2 (ja) 2013-10-16
US8417103B2 (en) 2013-04-09
US20120076478A1 (en) 2012-03-29
US8078044B2 (en) 2011-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5315151B2 (ja) 光学機器およびそれを備えた撮像装置及び揺れ補正方法
US8150250B2 (en) Camera body and camera system including the same
JP5409342B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP5520071B2 (ja) 像振れ補正装置および像振れ補正装置を備えた光学機器、撮像装置、像振れ補正装置の制御方法
JP6581352B2 (ja) 像振れ補正装置及びその制御方法、撮像装置、レンズ装置、プログラム、記憶媒体
JP2007189478A (ja) 振れ補正装置および光学機器
JP2006285040A (ja) 像振れ補正装置
JP6108940B2 (ja) 像振れ補正装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP2015075617A (ja) 像ブレ補正装置、レンズ装置、撮像装置、像ブレ補正装置の制御方法、プログラム、および、記憶媒体
JP2011023987A5 (ja) 光学機器およびそれを備えた撮像装置及び揺れ補正方法
JP2006215392A (ja) 像振れ補正装置
JP5612917B2 (ja) 光学機器及びその制御方法
JP2006292969A (ja) 像振れ補正装置
JP2011022355A (ja) 振れ補正装置、撮像装置、及び振れ補正装置の制御方法
JP2006259568A (ja) 像振れ補正装置
JP2011023988A (ja) 撮像装置
JP2011118073A (ja) 画像振れ補正装置
JP2002207232A (ja) 撮像装置の像ぶれ補正方法および装置
JP5505094B2 (ja) 撮影装置
JP2012163852A (ja) ブレ補正装置及び光学機器
JP7324284B2 (ja) 撮像デバイス、手ぶれ補正デバイス、撮像方法及び手ぶれ補正方法
JP2004219548A (ja) 像振れ補正装置
JP2020020830A (ja) レンズ装置
JP2020020837A (ja) 撮影システム
JP2013057740A (ja) 立体映像撮影システム及びレンズ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120713

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130607

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130708

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5315151

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151