JPH05244481A - 動き補正量制御方法およびその装置 - Google Patents
動き補正量制御方法およびその装置Info
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- JPH05244481A JPH05244481A JP4078981A JP7898192A JPH05244481A JP H05244481 A JPH05244481 A JP H05244481A JP 4078981 A JP4078981 A JP 4078981A JP 7898192 A JP7898192 A JP 7898192A JP H05244481 A JPH05244481 A JP H05244481A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 手ぶれ等による撮像に対する動きを所定位置
へ100%補正する方式の動き補正技術において、各固
定画像間の画像の移動をなめらかにする。 【構成】 例えば、ビデオカメラの手ぶれ補正装置にお
いて、動きベクトルに応じて、補正限界に到達する予測
値yが算出され、この予測値yに基づき補正残りを発生
するか否か判別回路15で判別し、この判別結果に基づ
き、補正量算出回路16が100%補正値又は補正残り
を有する補正値を出力することにより、手ぶれ補正量が
補正限界に到達しない場合は、手ぶれ量を100%補正
して、画像を固定状態に保ち、一方、手ぶれ補正量が補
正限界に到達しそうな場合は、その時点から徐々に手ぶ
れ量に補正残りを発生させ、手ぶれ補正量が補正限界に
到達した時の急激な動きを緩和して、画像のなめらかな
移動を確保する。
へ100%補正する方式の動き補正技術において、各固
定画像間の画像の移動をなめらかにする。 【構成】 例えば、ビデオカメラの手ぶれ補正装置にお
いて、動きベクトルに応じて、補正限界に到達する予測
値yが算出され、この予測値yに基づき補正残りを発生
するか否か判別回路15で判別し、この判別結果に基づ
き、補正量算出回路16が100%補正値又は補正残り
を有する補正値を出力することにより、手ぶれ補正量が
補正限界に到達しない場合は、手ぶれ量を100%補正
して、画像を固定状態に保ち、一方、手ぶれ補正量が補
正限界に到達しそうな場合は、その時点から徐々に手ぶ
れ量に補正残りを発生させ、手ぶれ補正量が補正限界に
到達した時の急激な動きを緩和して、画像のなめらかな
移動を確保する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオカメラの手ぶれ補
正装置等に用いて好適な動き補正量制御方法およびその
装置に関する。
正装置等に用いて好適な動き補正量制御方法およびその
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラにおいて、手ぶれ補正を行
う方法としては、その手ぶれによるビデオカメラの動き
(手ぶれ量)を100%補正するのではなく、下式によ
り一定割合で減衰させて補正する方法がある(National
Techical Report Vol.37 No.3Jun.1991,p48 〜54参
照)。
う方法としては、その手ぶれによるビデオカメラの動き
(手ぶれ量)を100%補正するのではなく、下式によ
り一定割合で減衰させて補正する方法がある(National
Techical Report Vol.37 No.3Jun.1991,p48 〜54参
照)。
【0003】現フィールドの補正ベクトル=前フィール
ドの補正ベクトル×k+現フィールドの動ベクトル (ただし、k:減衰率、k≦1)この方法では、画像の
揺れが一定範囲を越えた場合、減衰率kを徐々に大きく
して、次の揺れに対する補正可能範囲を確保するととも
に、急激な減衰率kの増加により画像が振動状態となら
ないようにしている。つまり、この方法においては、そ
の補正範囲内でも手ぶれが残ることになる。
ドの補正ベクトル×k+現フィールドの動ベクトル (ただし、k:減衰率、k≦1)この方法では、画像の
揺れが一定範囲を越えた場合、減衰率kを徐々に大きく
して、次の揺れに対する補正可能範囲を確保するととも
に、急激な減衰率kの増加により画像が振動状態となら
ないようにしている。つまり、この方法においては、そ
の補正範囲内でも手ぶれが残ることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この点に関して、この
手ぶれ量を100%補正して、その補正範囲内における
手ぶれを完全に消去する方法が考えられている。しか
し、この方法においてもその補正範囲には必ず限界があ
るため、その限界補正範囲を越える手ぶれ量がある場合
は補正残りが生じ、以下に述べるように、人間の目に不
自然で見づらい画像となる問題があった。
手ぶれ量を100%補正して、その補正範囲内における
手ぶれを完全に消去する方法が考えられている。しか
し、この方法においてもその補正範囲には必ず限界があ
るため、その限界補正範囲を越える手ぶれ量がある場合
は補正残りが生じ、以下に述べるように、人間の目に不
自然で見づらい画像となる問題があった。
【0005】例えば、図23に示すように、フィールド
数の増加(時間の経過)とともに、手ぶれによりビデオ
カメラの動き(中心値からの相対位置)が生じる場合を
考える。図23(a) は実際のビデオカメラの動きを示
し、ここにおいて、手ぶれによる動きの補正限界を±S
とし、この補正範囲内の動きを100%補正するとする
と、補正後の画像の動きは図23(b) に示すようにな
る。
数の増加(時間の経過)とともに、手ぶれによりビデオ
カメラの動き(中心値からの相対位置)が生じる場合を
考える。図23(a) は実際のビデオカメラの動きを示
し、ここにおいて、手ぶれによる動きの補正限界を±S
とし、この補正範囲内の動きを100%補正するとする
と、補正後の画像の動きは図23(b) に示すようにな
る。
【0006】すなわち、図23(a) において、補正限界
±S内にある手ぶれ量(範囲A)は100%完全に補正
されて、画像の固定された状態が保たれる。一方、この
補正限界±Sを越えた手ぶれ量(範囲B)は補正でき
ず、その手ぶれ量がそのまま画像の動きとなって現れ、
次の補正範囲A内でまた画像が固定されることとなる。
以後このような動作が順次繰り返される。
±S内にある手ぶれ量(範囲A)は100%完全に補正
されて、画像の固定された状態が保たれる。一方、この
補正限界±Sを越えた手ぶれ量(範囲B)は補正でき
ず、その手ぶれ量がそのまま画像の動きとなって現れ、
次の補正範囲A内でまた画像が固定されることとなる。
以後このような動作が順次繰り返される。
【0007】しかしながら、このように手ぶれ量を10
0%補正する方法では、図23(b)から明らかなよう
に、100%補正された固定画像(範囲A)が断続的に
現れるとともに、これら固定画像間においては急激な画
像の移動(範囲B)が生じており、これが人間の目には
画像が急に飛んだように見え、きわめて不自然で見づら
い画像を呈することになる。
0%補正する方法では、図23(b)から明らかなよう
に、100%補正された固定画像(範囲A)が断続的に
現れるとともに、これら固定画像間においては急激な画
像の移動(範囲B)が生じており、これが人間の目には
画像が急に飛んだように見え、きわめて不自然で見づら
い画像を呈することになる。
【0008】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、手ぶれ等による撮像に対する動き
を所定位置へ100%補正する方式の動き補正技術にお
いて、各固定画像間の画像の移動をなめらかにする動き
補正量制御方法およびその装置の提供を目的とする。
されたものであって、手ぶれ等による撮像に対する動き
を所定位置へ100%補正する方式の動き補正技術にお
いて、各固定画像間の画像の移動をなめらかにする動き
補正量制御方法およびその装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の動き補正量制御方法は、動き補正量が補正
限界に到達するかどうかを予測して、100%補正する
か補正残りを出すかを判別し、動き補正量が補正限界に
到達しない時は動き量を100%補正し、一方、動き補
正量が補正限界に到達すると予測した時はその時点から
補正残りを意図的にだすようにすることを特徴する。
め、本発明の動き補正量制御方法は、動き補正量が補正
限界に到達するかどうかを予測して、100%補正する
か補正残りを出すかを判別し、動き補正量が補正限界に
到達しない時は動き量を100%補正し、一方、動き補
正量が補正限界に到達すると予測した時はその時点から
補正残りを意図的にだすようにすることを特徴する。
【0010】また、本発明の動き補正量制御装置は、動
き補正量が補正限界に到達するかどうかを予測して、1
00%補正するか補正残りを出すかを判別する判別手段
と、この制御判別手段による判別結果に基づき、補正量
の算出方法を変えて、動き補正量が補正限界に到達しな
い時は動き量を100%補正する一方、動き補正量が補
正限界に到達すると予測された時はその時点から補正残
りを意図的にだす補正量制御手段とを備えることを特徴
する。
き補正量が補正限界に到達するかどうかを予測して、1
00%補正するか補正残りを出すかを判別する判別手段
と、この制御判別手段による判別結果に基づき、補正量
の算出方法を変えて、動き補正量が補正限界に到達しな
い時は動き量を100%補正する一方、動き補正量が補
正限界に到達すると予測された時はその時点から補正残
りを意図的にだす補正量制御手段とを備えることを特徴
する。
【0011】さらに、この発明の動き補正量制御装置
は、動きベクトル量を算出する動きベクトル判定手段
と、この動きベクトル判定手段からの動きベクトルに応
じて、補正限界に到達する予測値を算出する予測値算出
手段、この予測値算出手段からの値に基づき補正残りを
発生するか否か判別する判別手段、この判別手段からの
判別結果に基づき、100%補正値又は補正残りを有す
る補正値を出力する補正量算出手段と、を備えることを
特徴とする。
は、動きベクトル量を算出する動きベクトル判定手段
と、この動きベクトル判定手段からの動きベクトルに応
じて、補正限界に到達する予測値を算出する予測値算出
手段、この予測値算出手段からの値に基づき補正残りを
発生するか否か判別する判別手段、この判別手段からの
判別結果に基づき、100%補正値又は補正残りを有す
る補正値を出力する補正量算出手段と、を備えることを
特徴とする。
【0012】また、前記補正量算出手段は、前回の補正
量を格納する補正量記憶手段、この補正量記憶手段から
の補正量に、前記判別手段の結果に応じて1又は1より
小さい減衰率を動きベクトル量に積算した値を加算する
補正演算手段、を備えてなる。
量を格納する補正量記憶手段、この補正量記憶手段から
の補正量に、前記判別手段の結果に応じて1又は1より
小さい減衰率を動きベクトル量に積算した値を加算する
補正演算手段、を備えてなる。
【0013】
【作用】例えば、ビデオカメラの手ぶれ補正装置に本発
明を適用した場合、手ぶれ補正量が補正限界に到達しな
い場合は、手ぶれ量を100%補正して、画像を固定状
態に保ち、一方、手ぶれ補正量が補正限界にあたりそう
な場合は、その時点から徐々に手ぶれ量に補正残りを発
生させて、手ぶれ補正量が補正限界にあたった時の急激
な動きを緩和して、画像のなめらかな移動を確保する。
明を適用した場合、手ぶれ補正量が補正限界に到達しな
い場合は、手ぶれ量を100%補正して、画像を固定状
態に保ち、一方、手ぶれ補正量が補正限界にあたりそう
な場合は、その時点から徐々に手ぶれ量に補正残りを発
生させて、手ぶれ補正量が補正限界にあたった時の急激
な動きを緩和して、画像のなめらかな移動を確保する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 実施例1 本発明に係る動き補正量制御装置を備えたビデオカメラ
の手ぶれ補正装置の全体構成を図1に示す。この手ぶれ
補正装置は、動きベクトル検出回路1、動きベクトル判
定回路2、動き補正量制御回路3、画像出力制御回路
4、フィールド毎に画像信号が格納されるメモリ5およ
び拡大補間回路6を主要部として備えてなる。
する。 実施例1 本発明に係る動き補正量制御装置を備えたビデオカメラ
の手ぶれ補正装置の全体構成を図1に示す。この手ぶれ
補正装置は、動きベクトル検出回路1、動きベクトル判
定回路2、動き補正量制御回路3、画像出力制御回路
4、フィールド毎に画像信号が格納されるメモリ5およ
び拡大補間回路6を主要部として備えてなる。
【0015】動きベクトル検出回路1は、CCDにて撮
像され、カメラ回路等にて2値化された画像信号を受け
取って、撮像エリア内の各検出ブロックの動きベクトル
および最小値、平均値等の判定用データを出力する。動
きベクトル判定回路2は、これら判定用データを動きベ
クトル検出回路1から受け取って、画像全体の動きベク
トルV0 を算出する。
像され、カメラ回路等にて2値化された画像信号を受け
取って、撮像エリア内の各検出ブロックの動きベクトル
および最小値、平均値等の判定用データを出力する。動
きベクトル判定回路2は、これら判定用データを動きベ
クトル検出回路1から受け取って、画像全体の動きベク
トルV0 を算出する。
【0016】動き補正量制御回路3は本発明に係る動き
補正量制御装置であって、後述するように、前記動きベ
クトルV0 を受け取って、これから画像全体の手ぶれ補
正量を算出する。画像出力制御回路4は、メモリ5の書
込み、読出しタイミングの制御信号と、メモリ読出にと
もなう拡大補間処理の制御信号を作成する。
補正量制御装置であって、後述するように、前記動きベ
クトルV0 を受け取って、これから画像全体の手ぶれ補
正量を算出する。画像出力制御回路4は、メモリ5の書
込み、読出しタイミングの制御信号と、メモリ読出にと
もなう拡大補間処理の制御信号を作成する。
【0017】拡大補間回路6は、画像出力制御回路4か
らの制御信号に従って、メモリ5に格納された画像信号
を補間拡大し、これを画像信号として、画像表示画面に
出力する。
らの制御信号に従って、メモリ5に格納された画像信号
を補間拡大し、これを画像信号として、画像表示画面に
出力する。
【0018】前記動き補正量制御回路3は、図2に示す
ように、制御判別回路7および補正量制御回路8を備え
てなる。
ように、制御判別回路7および補正量制御回路8を備え
てなる。
【0019】制御判別回路7は、動きベクトル判定回路
2からの動きベクトルV0 を受け取って、手ぶれ補正量
が補正限界に到達するかどうかを予測し、100%補正
をするか補正残りhを出すかを判別する。この制御判別
回路7は、具体的には、図3に示すように、動きベクト
ル判別回路10、動きベクトル制限判別回路11、予想
フィールド数算出回路12および補正限界フラグ判別回
路13を備えてなる。
2からの動きベクトルV0 を受け取って、手ぶれ補正量
が補正限界に到達するかどうかを予測し、100%補正
をするか補正残りhを出すかを判別する。この制御判別
回路7は、具体的には、図3に示すように、動きベクト
ル判別回路10、動きベクトル制限判別回路11、予想
フィールド数算出回路12および補正限界フラグ判別回
路13を備えてなる。
【0020】動きベクトル判別回路10は、動きベクト
ル判定回路2からの動きベクトルV0 を受け取るととも
に、補正限界フラグ判別回路13からのフラグ情報を受
け取り、動きベクトルV0 の正,負または0を判別す
る。動きベクトル制限判別回路11は、動きベクトル判
別回路10の判別結果に基づいて、動きベクトルV0が
所定量以上に大きい場合にその動きベクトルV0の大き
さを制限するもので、後述する実施例3において機能す
る。
ル判定回路2からの動きベクトルV0 を受け取るととも
に、補正限界フラグ判別回路13からのフラグ情報を受
け取り、動きベクトルV0 の正,負または0を判別す
る。動きベクトル制限判別回路11は、動きベクトル判
別回路10の判別結果に基づいて、動きベクトルV0が
所定量以上に大きい場合にその動きベクトルV0の大き
さを制限するもので、後述する実施例3において機能す
る。
【0021】予想フィールド数算出回路12は、補正量
制御回路8から前フィールドの補正量x0 を受け取ると
ともに、動きベクトル制限判別回路11からの信号を受
け取って、前フィールドの補正量x0 、補正限界Sおよ
び動きベクトルV0 から補正限界に到達する予想フィー
ルド数yを算出する。補正限界フラグ判別回路13は、
予想フィールド数算出回路12で算出された予想フィー
ルド数yが1になると、フラグをたてるもので、後述す
る実施例2おいて機能する。
制御回路8から前フィールドの補正量x0 を受け取ると
ともに、動きベクトル制限判別回路11からの信号を受
け取って、前フィールドの補正量x0 、補正限界Sおよ
び動きベクトルV0 から補正限界に到達する予想フィー
ルド数yを算出する。補正限界フラグ判別回路13は、
予想フィールド数算出回路12で算出された予想フィー
ルド数yが1になると、フラグをたてるもので、後述す
る実施例2おいて機能する。
【0022】補正量制御回路8は、動きベクトル判定回
路2からの動きベクトルV0 を受け取るとともに、制御
判別回路7からの信号により、補正量の算出方法を変え
て、補正量x1 を算出する。また、この算出結果は、次
段階の補正量制御のための前フィールドの補正量x0 と
して、制御判別回路7へフィードバックされる。この補
正量制御回路8は、具体的には、図4に示すように、予
想フィールド数判別回路15、補正量算出回路16およ
び補正量メモリ17を備えてなる。
路2からの動きベクトルV0 を受け取るとともに、制御
判別回路7からの信号により、補正量の算出方法を変え
て、補正量x1 を算出する。また、この算出結果は、次
段階の補正量制御のための前フィールドの補正量x0 と
して、制御判別回路7へフィードバックされる。この補
正量制御回路8は、具体的には、図4に示すように、予
想フィールド数判別回路15、補正量算出回路16およ
び補正量メモリ17を備えてなる。
【0023】予想フィールド数判別回路15は、予想フ
ィールド数算出回路12から予想フィールド数yを受け
取り、この予想フィールド数yの値に基づき、補正残り
hを出すか、出さないかを判別する。補正量算出回路1
6は、動きベクトル判定回路2からの動きベクトル
V0 、補正量メモリ17からの前フィールドの補正量x
0 を受け取り、予想フィールド数判別回路15からの判
別信号に従って、現フィールドの補正量x1 を算出す
る。
ィールド数算出回路12から予想フィールド数yを受け
取り、この予想フィールド数yの値に基づき、補正残り
hを出すか、出さないかを判別する。補正量算出回路1
6は、動きベクトル判定回路2からの動きベクトル
V0 、補正量メモリ17からの前フィールドの補正量x
0 を受け取り、予想フィールド数判別回路15からの判
別信号に従って、現フィールドの補正量x1 を算出す
る。
【0024】次に、以上のように構成された動き補正量
制御回路3による制御方法を、図5に示す基本フローチ
ャートに従って説明する。
制御回路3による制御方法を、図5に示す基本フローチ
ャートに従って説明する。
【0025】いま図6に示すように、前フィールドの補
正ベクトル(補正量)x0 から現フィールドの動きベク
トル(手ぶれ量)V0 が発生しているとする。まず、こ
の動きベクトルV0 がそのまま点線のように続くと仮定
して、何フィールド目に補正限界±Sに達するかを予測
フィールド数yで表す。動きベクトルV0の値を求め、
この予測フィールド数yを、現フィールドの動きベクト
ルV0の状態により、以下のいずれかの数式〜によ
り求める。
正ベクトル(補正量)x0 から現フィールドの動きベク
トル(手ぶれ量)V0 が発生しているとする。まず、こ
の動きベクトルV0 がそのまま点線のように続くと仮定
して、何フィールド目に補正限界±Sに達するかを予測
フィールド数yで表す。動きベクトルV0の値を求め、
この予測フィールド数yを、現フィールドの動きベクト
ルV0の状態により、以下のいずれかの数式〜によ
り求める。
【0026】即ち、ステップS1にて、動きベクトルV
0の値を求め、V0 >0の場合には、ステップS2から
ステップS5に進み、式の演算により予測フィールド
数yを算出し、V0 <0の場合には、ステップS3から
ステップS6に進み、式の演算により予測フィールド
数yを算出する。V0 =0の場合には、ステップS4か
らステップS7に進み、予測フィールド数yを100に
設定する。上記をまとめると、以下に示すようになる。
0の値を求め、V0 >0の場合には、ステップS2から
ステップS5に進み、式の演算により予測フィールド
数yを算出し、V0 <0の場合には、ステップS3から
ステップS6に進み、式の演算により予測フィールド
数yを算出する。V0 =0の場合には、ステップS4か
らステップS7に進み、予測フィールド数yを100に
設定する。上記をまとめると、以下に示すようになる。
【0027】 V0 >0の場合 y=(+S−x0 )/V0 +1 …… V0 <0の場合 y=(−S−x0 )/V0 +1 …… V0 =0の場合 y=100 ……
【0028】すなわち、予測フィールド数yは、動きベ
クトルV0 が正方向(>0)の場合は、式により、動
きベクトルV0 が負方向(<0)の場合は式により求
め、また、動きベクトルV0 が0の場合は、予想フィー
ルド数yを100とする。なお、この100という数値
は、補正残りhを出す基準値(本実施例の場合は10)
より大きな値であればよく、これに限定されない。
クトルV0 が正方向(>0)の場合は、式により、動
きベクトルV0 が負方向(<0)の場合は式により求
め、また、動きベクトルV0 が0の場合は、予想フィー
ルド数yを100とする。なお、この100という数値
は、補正残りhを出す基準値(本実施例の場合は10)
より大きな値であればよく、これに限定されない。
【0029】次に、ステップS8〜S12に示すよう
に、このようにして算出した予想フィールド数yが基準
値10より大きいか小さいかによって、下式または
により現フィールドの補正ベクトル(手ぶれ補正量)x
1 を算出する。
に、このようにして算出した予想フィールド数yが基準
値10より大きいか小さいかによって、下式または
により現フィールドの補正ベクトル(手ぶれ補正量)x
1 を算出する。
【0030】 y≦10の場合 x1 =x0 +V0 ×(y−1)/y …… y>10の場合 x1 =x0 +V0 (100%補正) ……
【0031】すなわち、ステップ8にて算出したを判断
し、予測値yの値に応じて、夫々所定の動作を行う。予
想フィールド数yが基準値10と等しいかあるいはこれ
より小さい場合、ステップS9からステップS11へ進
み、動き補正量が補正限界±Sに到達すると予測し、よ
って、式により徐々に補正残りhをだすようにする。
例えば、予想フィールド数yが5であれば、式によ
り、補正残りhが1/5V0 (h=(x0 +V0 )−x
1 =V0 −V0 ×(5−1)/5=1/5V0 )となる
ように制御する(図7参照)。
し、予測値yの値に応じて、夫々所定の動作を行う。予
想フィールド数yが基準値10と等しいかあるいはこれ
より小さい場合、ステップS9からステップS11へ進
み、動き補正量が補正限界±Sに到達すると予測し、よ
って、式により徐々に補正残りhをだすようにする。
例えば、予想フィールド数yが5であれば、式によ
り、補正残りhが1/5V0 (h=(x0 +V0 )−x
1 =V0 −V0 ×(5−1)/5=1/5V0 )となる
ように制御する(図7参照)。
【0032】一方、予想フィールド数yが基準値10よ
り大きい場合、ステップS10からステップS12に進
み、手ぶれ補正量が補正限界±Sに到達しないと予測
し、よって、式により手ぶれ量を100%補正する。
り大きい場合、ステップS10からステップS12に進
み、手ぶれ補正量が補正限界±Sに到達しないと予測
し、よって、式により手ぶれ量を100%補正する。
【0033】続いて、この補正が終了するまで再び最初
のステップS1へ戻り、前述の制御動作を繰り返す。補
正が終了であれば制御動作を終了する。
のステップS1へ戻り、前述の制御動作を繰り返す。補
正が終了であれば制御動作を終了する。
【0034】実施例2 実施例1の場合は、予測フィールドyが1の時には補正
がないことになるが、このようにy=1になった場合
は、動きベクトルV0 が逆の符号になるまで、つまり逆
向きに動きだすまで、y=1で保持して、補正を止めて
おく方が良い。この理由は、次のような場合に補正後の
動きに不自然さが生じるからである。
がないことになるが、このようにy=1になった場合
は、動きベクトルV0 が逆の符号になるまで、つまり逆
向きに動きだすまで、y=1で保持して、補正を止めて
おく方が良い。この理由は、次のような場合に補正後の
動きに不自然さが生じるからである。
【0035】例えば、動きベクトルV0 が10、補正限
界Sが60、前フィールドの補正量x0 が55の場合、
予測フィールド数yは、式より(y=(60−55)
/10+1=1)となり、この結果、補正しないで、動
きベクトルV0 =10の分だけ動くことになる。ところ
が、この状態からその後動きベクトルV0 が5になった
とすると、予測フィールド数yは2(y=(60−5
5)/5+1=2)となって、補正を再びすることにな
り、ここで補正前後の動きに不自然さが生じてしまうこ
ととなる。
界Sが60、前フィールドの補正量x0 が55の場合、
予測フィールド数yは、式より(y=(60−55)
/10+1=1)となり、この結果、補正しないで、動
きベクトルV0 =10の分だけ動くことになる。ところ
が、この状態からその後動きベクトルV0 が5になった
とすると、予測フィールド数yは2(y=(60−5
5)/5+1=2)となって、補正を再びすることにな
り、ここで補正前後の動きに不自然さが生じてしまうこ
ととなる。
【0036】この制御は図3における補正判別回路13
により行われる。次に、この予測フィールド数yが1に
なった場合の制御方法を、図8に示すフローチャートに
従って説明する。
により行われる。次に、この予測フィールド数yが1に
なった場合の制御方法を、図8に示すフローチャートに
従って説明する。
【0037】図8において、フラグ1は、予測フィール
ド数y=1でかつ動きベクトルV0が正の時、フラグ−
1は、予測フィールド数y=1でかつ動きベクトルV0
が負の時に夫々立てる。また、フラグ0は、予測フィー
ルド数がy=1になっていない場合に立てられ、図5の
基本フローチャートに従った制御を行う。
ド数y=1でかつ動きベクトルV0が正の時、フラグ−
1は、予測フィールド数y=1でかつ動きベクトルV0
が負の時に夫々立てる。また、フラグ0は、予測フィー
ルド数がy=1になっていない場合に立てられ、図5の
基本フローチャートに従った制御を行う。
【0038】まず、どのフラグが立っているかどうか判
断し(ステップS21)、フラグ1が立っている場合に
は、ステップS22に進む。フラグ1、即ち予測フィー
ルド数y=1で且つ動きベクトルV0が正の時(ステッ
プS22)には、ステップS23へ進み、ステップS2
3にて、動きベクトルV0の値を判断する。動きベクト
ルV0が0より等しいか若しくは0より大きい場合に
は、ステップS24からステップS26に進む。ステッ
プS26では、y=1に固定すると共にフラグ1を立て
たまま処理を続行し、ステップS28へ進む。
断し(ステップS21)、フラグ1が立っている場合に
は、ステップS22に進む。フラグ1、即ち予測フィー
ルド数y=1で且つ動きベクトルV0が正の時(ステッ
プS22)には、ステップS23へ進み、ステップS2
3にて、動きベクトルV0の値を判断する。動きベクト
ルV0が0より等しいか若しくは0より大きい場合に
は、ステップS24からステップS26に進む。ステッ
プS26では、y=1に固定すると共にフラグ1を立て
たまま処理を続行し、ステップS28へ進む。
【0039】一方、ステップS23にて、動きベクトル
V0の値が0より小さい場合にはステップS25からス
テップS27に進む。動きベクトルV0の値が0より小
さい場合には補正を開始しても良いのでステップS27
で、y=100と設定し直し、フラグを0に変更する。
そしてステップS28に進む。
V0の値が0より小さい場合にはステップS25からス
テップS27に進む。動きベクトルV0の値が0より小
さい場合には補正を開始しても良いのでステップS27
で、y=100と設定し直し、フラグを0に変更する。
そしてステップS28に進む。
【0040】ステップS28においては、予測値yの値
がどの値であるか判断する。ステップS26にて、y=
1、フラグ=1となっている場合には、yの値が10以
下(y≦10)、即ちステップS29へ進み、x=X0
+V0×y−1/yの演算式において(y−1)が0に
なるので補正は行われない。そして、ステップS31に
て、動作が終了したか否か判断され、動作を終了しない
場合にはステップS21へ戻り動作を繰り返す。
がどの値であるか判断する。ステップS26にて、y=
1、フラグ=1となっている場合には、yの値が10以
下(y≦10)、即ちステップS29へ進み、x=X0
+V0×y−1/yの演算式において(y−1)が0に
なるので補正は行われない。そして、ステップS31に
て、動作が終了したか否か判断され、動作を終了しない
場合にはステップS21へ戻り動作を繰り返す。
【0041】また、ステップS27にてy=100と設
定された場合には、ステップS28にて、yは100で
あると判断され、ステップS30へ進む。ステップS3
0では、yが10より大きい(y<10)場合の補正動
作を行う。この場合100%の補正を行う。
定された場合には、ステップS28にて、yは100で
あると判断され、ステップS30へ進む。ステップS3
0では、yが10より大きい(y<10)場合の補正動
作を行う。この場合100%の補正を行う。
【0042】ステップS21にて、フラグが−1である
即ち予測フィールド数がy=1で且つベクトルV0が負
の場合であると判断されると、ステップS32からステ
ップS33に進む。ステップS33では、V0の値がい
くらであるか判断される。そしてV0の値が0より小さ
いか若しくは0に等しい場合には、ステップS34から
ステップS36に進み、ステップS36にて、yを1に
固定すると共にフラグを−1にする。
即ち予測フィールド数がy=1で且つベクトルV0が負
の場合であると判断されると、ステップS32からステ
ップS33に進む。ステップS33では、V0の値がい
くらであるか判断される。そしてV0の値が0より小さ
いか若しくは0に等しい場合には、ステップS34から
ステップS36に進み、ステップS36にて、yを1に
固定すると共にフラグを−1にする。
【0043】そして、ステップS28に進み、前述べる
と同様に、ステップS28からステップS29で動きベ
クトルの補正はされず、補正が終了していない場合には
ステップS21に戻り前述の動作を繰り返す。
と同様に、ステップS28からステップS29で動きベ
クトルの補正はされず、補正が終了していない場合には
ステップS21に戻り前述の動作を繰り返す。
【0044】また、V0の値が0より大きいの場合に
は、ステップS35からステップS37に進み、yを1
00に固定しフラグを0にセットし直す。そしてステッ
プS28からステップS30に進み100%補正を行う
と共に補正が終了していない場合にはステップS21に
戻り前述の動作を繰り返す。
は、ステップS35からステップS37に進み、yを1
00に固定しフラグを0にセットし直す。そしてステッ
プS28からステップS30に進み100%補正を行う
と共に補正が終了していない場合にはステップS21に
戻り前述の動作を繰り返す。
【0045】そしてフラグが0である、即ちステップS
38の場合には、予測フィールド数がy=1になってい
ない場合であり、前述の図5の基本フローチャートに従
った動作と同じ動作を行う。即ちステップ38からステ
ップS39へ進み、V0の値に応じて制御を行う。V0の
値が0より大きい場合にはステップS40へ進み、前述
の数式に従って予測値yを求め、ステップ43へ進
む。ステップS43では、予測フィールド数がy=1に
なったか否か判断し、y=1になった場合には、ステッ
プS44へ進み、y=1に値を固定すると共に、フラグ
を1に設定し、ステップS28へ進む。また、ステップ
S43にて、y≠1と判断された場合にはステップS4
5にて、フラグを0のまま保持しステップS28に進
む。ステップS28にてyの値が判断される。yの値が
10以下(y≦10)の場合は、ステップS29へ進
む。ここで、x=X0+V0×y−1/yの演算式におい
て、補正残りを残す補正が行われるが、ステップS44
でy=1、フラグ=1となっている場合には、演算式に
おいて(y−1)が0になるので補正は行われない。そ
して、ステップS31にて、動作が終了したか否か判断
され、動作を終了しない場合にはステップS21へ戻り
動作を繰り返す。
38の場合には、予測フィールド数がy=1になってい
ない場合であり、前述の図5の基本フローチャートに従
った動作と同じ動作を行う。即ちステップ38からステ
ップS39へ進み、V0の値に応じて制御を行う。V0の
値が0より大きい場合にはステップS40へ進み、前述
の数式に従って予測値yを求め、ステップ43へ進
む。ステップS43では、予測フィールド数がy=1に
なったか否か判断し、y=1になった場合には、ステッ
プS44へ進み、y=1に値を固定すると共に、フラグ
を1に設定し、ステップS28へ進む。また、ステップ
S43にて、y≠1と判断された場合にはステップS4
5にて、フラグを0のまま保持しステップS28に進
む。ステップS28にてyの値が判断される。yの値が
10以下(y≦10)の場合は、ステップS29へ進
む。ここで、x=X0+V0×y−1/yの演算式におい
て、補正残りを残す補正が行われるが、ステップS44
でy=1、フラグ=1となっている場合には、演算式に
おいて(y−1)が0になるので補正は行われない。そ
して、ステップS31にて、動作が終了したか否か判断
され、動作を終了しない場合にはステップS21へ戻り
動作を繰り返す。
【0046】yの値が10より大きい場合は、ステップ
S30にて100%補正を行う。また、V0が0より小
さい場合には、y=(−S−X0)V0+1に従って予測
フィールド数yを算出する。そして、ステップS46に
て、yが1であるか否かを判断し、yが1の場合にはス
テップS47でy=1に固定すると共にフラグを−1に
する。y=1、フラグ=1となっている場合には、Yの
値が10以下、即ちステップS29へ進み、x=X0+
V0×y−1/yの演算式において(y−1)が0にな
るので補正は行われない。そして、ステップS31に
て、動作が終了したか否か判断され、動作を終了しない
場合にはステップS21へ戻り動作を繰り返す。
S30にて100%補正を行う。また、V0が0より小
さい場合には、y=(−S−X0)V0+1に従って予測
フィールド数yを算出する。そして、ステップS46に
て、yが1であるか否かを判断し、yが1の場合にはス
テップS47でy=1に固定すると共にフラグを−1に
する。y=1、フラグ=1となっている場合には、Yの
値が10以下、即ちステップS29へ進み、x=X0+
V0×y−1/yの演算式において(y−1)が0にな
るので補正は行われない。そして、ステップS31に
て、動作が終了したか否か判断され、動作を終了しない
場合にはステップS21へ戻り動作を繰り返す。
【0047】またyが1でない場合には、フラグを0に
する。そして、ステップS28へ進み、前述と同様の補
正動作が行われる。更に、V0が0の場合には、予測フ
ィールドyを100に設定し(ステップS42)ステッ
プS49でフラグを0に保持したままステップS28か
らステップS30に進み、100%補正を行う。
する。そして、ステップS28へ進み、前述と同様の補
正動作が行われる。更に、V0が0の場合には、予測フ
ィールドyを100に設定し(ステップS42)ステッ
プS49でフラグを0に保持したままステップS28か
らステップS30に進み、100%補正を行う。
【0048】以上のような図5の基本フローチャートと
図8のフローチャートにそれぞれ従った制御方法につい
て、従来の100%補正の制御方法と比較して試験を行
い、その試験結果を表1、図9および図10に示す(補
正限界Sを60とした)。
図8のフローチャートにそれぞれ従った制御方法につい
て、従来の100%補正の制御方法と比較して試験を行
い、その試験結果を表1、図9および図10に示す(補
正限界Sを60とした)。
【0049】
【表1】
【0050】この試験結果から明らかなように、実施例
1の基本フローチャート(図5)に従った制御では、
7,8フィールドにおいて、y=1の後再びy=2とな
って補正を行うため、不自然でなめからでない動きとな
るところ、本実施例のフローチャート(図8)に従った
制御では、y=1に固定したままであるため、自然でな
めからな動きとなる。
1の基本フローチャート(図5)に従った制御では、
7,8フィールドにおいて、y=1の後再びy=2とな
って補正を行うため、不自然でなめからでない動きとな
るところ、本実施例のフローチャート(図8)に従った
制御では、y=1に固定したままであるため、自然でな
めからな動きとなる。
【0051】実施例3 さらに、現フィールドの動きベクトルV0 が大きすぎる
ときは、図11に示すように、その大きさにある程度の
限度をかけた方が良い。この理由は、あまり大きな動き
ベクトルV0 がくると、前フィールドの補正ベクトルx
0 が補正範囲内のどこにあろうと、前述した式または
式による計算により予測フィールド数yの値が小さく
なり、補正残りhを発生させてしまうからである。
ときは、図11に示すように、その大きさにある程度の
限度をかけた方が良い。この理由は、あまり大きな動き
ベクトルV0 がくると、前フィールドの補正ベクトルx
0 が補正範囲内のどこにあろうと、前述した式または
式による計算により予測フィールド数yの値が小さく
なり、補正残りhを発生させてしまうからである。
【0052】この制御は、図3における動きベクトル制
限判別回路11により行われる。次に、この動きベクト
ルV0 が大きすぎる場合の制御方法を、図11に示すフ
ローチャートに従って説明する。本実施例では現フィー
ルドの動きベクトルV0 の大きさの限界を±S/10に
設定している。
限判別回路11により行われる。次に、この動きベクト
ルV0 が大きすぎる場合の制御方法を、図11に示すフ
ローチャートに従って説明する。本実施例では現フィー
ルドの動きベクトルV0 の大きさの限界を±S/10に
設定している。
【0053】図11において、動きベクトルV0 の正,
負または0を判定し(ステップS50)、V0 >0の場
合にはステップS51からステップS54へ進み、ステ
ップS54にて、これがS/10と比較して大きいか否
かを判断する。そして、ステップS55にて、V0 ≧S
/10のときは、すなわち、現フィールドの動きベクト
ルV0が多きすぎるときは、V0 =S/10とし、ステ
ップS56へ進みステップ56にて、前述の式に従っ
て予測フィールド数yを算出する。また、V0<S/1
0のときは、そのままステップS56に進み式により
予測フィールド数yが算出される。
負または0を判定し(ステップS50)、V0 >0の場
合にはステップS51からステップS54へ進み、ステ
ップS54にて、これがS/10と比較して大きいか否
かを判断する。そして、ステップS55にて、V0 ≧S
/10のときは、すなわち、現フィールドの動きベクト
ルV0が多きすぎるときは、V0 =S/10とし、ステ
ップS56へ進みステップ56にて、前述の式に従っ
て予測フィールド数yを算出する。また、V0<S/1
0のときは、そのままステップS56に進み式により
予測フィールド数yが算出される。
【0054】一方、V0 <0の場合(ステップS52)
は、ステップ60へ進み、これが−S/10と比較して
大きいか否かを判断する。そして、V0 ≦−S/10の
ときは、ステップS61に進み、V0 =−S/10と
し、ステップS62にて前述の式により予測フィール
ド数yを算出する。また、V0 >−S/10のときは、
そのままステップS62に進み式により予測フィール
ド数yを算出する。V0 =0の場合(ステップS53)
はステップS63に進み、y=100とする。
は、ステップ60へ進み、これが−S/10と比較して
大きいか否かを判断する。そして、V0 ≦−S/10の
ときは、ステップS61に進み、V0 =−S/10と
し、ステップS62にて前述の式により予測フィール
ド数yを算出する。また、V0 >−S/10のときは、
そのままステップS62に進み式により予測フィール
ド数yを算出する。V0 =0の場合(ステップS53)
はステップS63に進み、y=100とする。
【0055】このようにして算出した予想フィールド数
yが判断され(ステップS57)、基準値10より大き
いか小さいかによって、小さい場合にはステップS57
で前述の式で、また大きい場合にはステップS59で
前述のにより現フィールドの補正ベクトルx1 を算出
し補正動作が終了するまで、ステップS50へ戻り、前
述の各動作を繰り返す。
yが判断され(ステップS57)、基準値10より大き
いか小さいかによって、小さい場合にはステップS57
で前述の式で、また大きい場合にはステップS59で
前述のにより現フィールドの補正ベクトルx1 を算出
し補正動作が終了するまで、ステップS50へ戻り、前
述の各動作を繰り返す。
【0056】実施例4 図12は、図11の実施例3の更に改良した実施例のフ
ローチャートを示す。これは、実施例3において、ステ
ップS55及びステップS61で、現フィールドの動き
ベクトルV0 をS/10または−S/10に制限してし
まうと、ステップS58及びS59で、現フィールドの
補正(手ぶれ補正量)x1 を求める時にも、その制限さ
れたV0 (S/10または−S/10)で計算するた
め、100%の補正ができないので補正100%行う場
合の実施例である。
ローチャートを示す。これは、実施例3において、ステ
ップS55及びステップS61で、現フィールドの動き
ベクトルV0 をS/10または−S/10に制限してし
まうと、ステップS58及びS59で、現フィールドの
補正(手ぶれ補正量)x1 を求める時にも、その制限さ
れたV0 (S/10または−S/10)で計算するた
め、100%の補正ができないので補正100%行う場
合の実施例である。
【0057】この図12に示す実施例では、動きベクト
ルV0 を変更せず、前述の式〜ならびに下式およ
びにより予測フィールド数yの値を計算する(ステッ
プS94からS97、ステップS95からS102、ス
テップS93からS103参照)。 V0 ≧S/10の場合 y=(+S−x0 )×10/S+1 …… V0 ≦−S/10の場合 y=(−S−x0 )×10/S+1 ……
ルV0 を変更せず、前述の式〜ならびに下式およ
びにより予測フィールド数yの値を計算する(ステッ
プS94からS97、ステップS95からS102、ス
テップS93からS103参照)。 V0 ≧S/10の場合 y=(+S−x0 )×10/S+1 …… V0 ≦−S/10の場合 y=(−S−x0 )×10/S+1 ……
【0058】すなわち、予測フィールド数yは、動きベ
クトルV0 が正方向(>0)でかつS/10以上の場合
は式により、S/10より小さい場合は式により、
一方、動きベクトルV0 が負方向(<0)でかつ−S/
10以下の場合は式により、−S/10より大きい場
合は式により求め、また、動きベクトルV0 が0の場
合は、予想フィールド数yを100とする。
クトルV0 が正方向(>0)でかつS/10以上の場合
は式により、S/10より小さい場合は式により、
一方、動きベクトルV0 が負方向(<0)でかつ−S/
10以下の場合は式により、−S/10より大きい場
合は式により求め、また、動きベクトルV0 が0の場
合は、予想フィールド数yを100とする。
【0059】そして、このようにして算出した予想フィ
ールド数yが基準値10より大きいか小さいかによっ
て、ステップS98からステップS100で、前述の式
またはにより現フィールドの補正ベクトルx1 を算
出する。
ールド数yが基準値10より大きいか小さいかによっ
て、ステップS98からステップS100で、前述の式
またはにより現フィールドの補正ベクトルx1 を算
出する。
【0060】以上のような図5の基本フローチャートと
図12のフローチャートにそれぞれ従った制御方法につ
いて、従来の100%補正の制御方法と比較して試験を
行い、その試験結果を表2、図13および図14に示す
(補正限界Sを60とした)。
図12のフローチャートにそれぞれ従った制御方法につ
いて、従来の100%補正の制御方法と比較して試験を
行い、その試験結果を表2、図13および図14に示す
(補正限界Sを60とした)。
【0061】
【表2】
【0062】この試験結果から明らかなように、実施例
1の基本フローチャート(図5)にしたがった制御で
は、3、4フィールドにおいて補正残りhを出すという
場合が発生するが、本実施例のフローチャート(図1
2)従った制御では、このような補正残りhを出すとい
う動作が生じない。
1の基本フローチャート(図5)にしたがった制御で
は、3、4フィールドにおいて補正残りhを出すという
場合が発生するが、本実施例のフローチャート(図1
2)従った制御では、このような補正残りhを出すとい
う動作が生じない。
【0063】実施例5 上記に加え、補正ベクトルx0 が補正限界±Sにある程
度近い場合、図15に示すように、補正残りhを出す制
御方法もある。
度近い場合、図15に示すように、補正残りhを出す制
御方法もある。
【0064】すなわち、前述の方法では、例えば補正ベ
クトルx0 が正の場合、補正限度Sにどんなに近くて
も、動きベクトルV0 が負のときは補正残りhは発生せ
ず、手ぶれを100%補正してしまう。この場合、動き
ベクトルV0 が負方向に大きな場合はそれでもよいが、
小さい場合はすぐに正方向に転換しやすいと考えられる
ため、補正残りhを発生させた方が良いのである。
クトルx0 が正の場合、補正限度Sにどんなに近くて
も、動きベクトルV0 が負のときは補正残りhは発生せ
ず、手ぶれを100%補正してしまう。この場合、動き
ベクトルV0 が負方向に大きな場合はそれでもよいが、
小さい場合はすぐに正方向に転換しやすいと考えられる
ため、補正残りhを発生させた方が良いのである。
【0065】図15は、第5実施例を示すフローチャー
ト、図18および図19は、この実施例を実行する機能
ブロックを示している。
ト、図18および図19は、この実施例を実行する機能
ブロックを示している。
【0066】図18には、制御判別回路7の具体的構成
が示されており、加算器20、絶対値演算回路21およ
び比較回路22を備えている。加算器20は、補正量制
御回路8から前フィールドの補正量x0 を受け取るとと
もに、動きベクトル判定回路2から動きベクトルV0 を
受け取り、100%補正量x1 =x0 +V0 を算出す
る。
が示されており、加算器20、絶対値演算回路21およ
び比較回路22を備えている。加算器20は、補正量制
御回路8から前フィールドの補正量x0 を受け取るとと
もに、動きベクトル判定回路2から動きベクトルV0 を
受け取り、100%補正量x1 =x0 +V0 を算出す
る。
【0067】絶対値演算回路21は、加算器20から算
出結果を受け取り、その絶対値|x0 +V0 |を比較回
路22へ送る。比較回路22は、この100%補正量x
1 の絶対値|x0 +V0 |を、補正残り発生位置定数l
と比較して、その判別信号を出力する。
出結果を受け取り、その絶対値|x0 +V0 |を比較回
路22へ送る。比較回路22は、この100%補正量x
1 の絶対値|x0 +V0 |を、補正残り発生位置定数l
と比較して、その判別信号を出力する。
【0068】図19には、補正量制御回路8の具体的構
成が示されており、補正残り演算回路25、補正量算出
回路26および補正量メモリ27を備えている。補正残
り演算回路25は、比較回路23からの判別信号に従
い、補正量メモリ27からの前フィールドの補正量x0
と、動きベクトル判定回路2からの動きベクトルV0 と
を受け取り、補正残りhを算出する。
成が示されており、補正残り演算回路25、補正量算出
回路26および補正量メモリ27を備えている。補正残
り演算回路25は、比較回路23からの判別信号に従
い、補正量メモリ27からの前フィールドの補正量x0
と、動きベクトル判定回路2からの動きベクトルV0 と
を受け取り、補正残りhを算出する。
【0069】補正量算出回路26は、動きベクトル判定
回路2からの動きベクトルV0 、補正残り演算回路25
から補正残りhの算出結果、および補正量メモリ27か
らの前フィールドの補正量x0 を受け取り、現フィール
ドの補正量x1 を算出する。補正量メモリ27は、補正
量算出回路26から補正量x1 を受け取り、これを記録
しておいて次の演算に使用する。
回路2からの動きベクトルV0 、補正残り演算回路25
から補正残りhの算出結果、および補正量メモリ27か
らの前フィールドの補正量x0 を受け取り、現フィール
ドの補正量x1 を算出する。補正量メモリ27は、補正
量算出回路26から補正量x1 を受け取り、これを記録
しておいて次の演算に使用する。
【0070】次に、以上のように構成された動き補正量
制御回路3による制御方法を、図15に示すフローチャ
ートに従って説明する。このフローチャートでは、ま
ず、現フィールドにおける100%補正(x1 =|x0
+V0 |)が、図16において、補正限界Sにある程度
近い領域内(ハッチング部内)、つまりlより大きいか
否かを判断する(ステップS110)。
制御回路3による制御方法を、図15に示すフローチャ
ートに従って説明する。このフローチャートでは、ま
ず、現フィールドにおける100%補正(x1 =|x0
+V0 |)が、図16において、補正限界Sにある程度
近い領域内(ハッチング部内)、つまりlより大きいか
否かを判断する(ステップS110)。
【0071】動きベクトルV0 がこの領域内にあるとき
は、下式により補正残りhを算出し、動きベクトルV
0 がこの領域内にないときは、補正残りh=0とする
(ステップS111、ステップS112)。 h=(|x0 +V0 |−l)/(S−l)×V0 ……
は、下式により補正残りhを算出し、動きベクトルV
0 がこの領域内にないときは、補正残りh=0とする
(ステップS111、ステップS112)。 h=(|x0 +V0 |−l)/(S−l)×V0 ……
【0072】そして、この補正残りhを用いて、下式
により現フィールドの補正ベクトルx1 を求めて(ステ
ップS113)、手ぶれ量を補正する(図17参照)。 x1 =x0 +V0 −h ……
により現フィールドの補正ベクトルx1 を求めて(ステ
ップS113)、手ぶれ量を補正する(図17参照)。 x1 =x0 +V0 −h ……
【0073】続いて、この補正の結果、処理を続行すべ
きか否かを判断し、続行する場合は再び最初のステップ
へフィードバックして、同様な制御動作を繰り返し、一
方、続行不要であれば制御動作を終了する。
きか否かを判断し、続行する場合は再び最初のステップ
へフィードバックして、同様な制御動作を繰り返し、一
方、続行不要であれば制御動作を終了する。
【0074】以上のような図15のフローチャートに従
った制御方法について、従来の100%補正の制御方法
と比較して試験を行い、その試験結果を表3、図20お
よび図21に示す(補正限界Sを60、lを40にした
場合)。
った制御方法について、従来の100%補正の制御方法
と比較して試験を行い、その試験結果を表3、図20お
よび図21に示す(補正限界Sを60、lを40にした
場合)。
【0075】
【表3】
【0076】実施例6
【0077】この補正ベクトルx0 が補正限界±Sにあ
る程度近い場合に補正残りhを出す他の制御方法を、即
ち実施例6につき図22に示すフローチャートに従って
説明する。
る程度近い場合に補正残りhを出す他の制御方法を、即
ち実施例6につき図22に示すフローチャートに従って
説明する。
【0078】図22において、現フィールドの動きベク
トルV0 の状態(正,負または0)に応じて、前述の式
〜により予測フィールド数yを算出する(ステップ
S70からステップS73)。ここで算出されたyの値
を基準値10と比較し(ステップS74)、基準値10
と等しいか小さいときは、補正残りhをV0 /yとする
(ステップS75)。一方、基準値10より大きいとき
は、補正残りを出さない(ステップS76)。
トルV0 の状態(正,負または0)に応じて、前述の式
〜により予測フィールド数yを算出する(ステップ
S70からステップS73)。ここで算出されたyの値
を基準値10と比較し(ステップS74)、基準値10
と等しいか小さいときは、補正残りhをV0 /yとする
(ステップS75)。一方、基準値10より大きいとき
は、補正残りを出さない(ステップS76)。
【0079】続いて、前フィールドの補正ベクトルx0
が補正限界Sにある程度近い場合(ここでは10以内の
とき)で、なおかつ動きベクトルV0 が小さい場合(こ
こでは2以内)の場合は、一定の補正残りh(ここでは
0.5)を発生させる。ただし、前述の制御方法による
補正残りの方が、ここで発生させた補正残りhより大き
な場合いは、この大きい方に従うようにする(ステップ
S77からステップS80)。
が補正限界Sにある程度近い場合(ここでは10以内の
とき)で、なおかつ動きベクトルV0 が小さい場合(こ
こでは2以内)の場合は、一定の補正残りh(ここでは
0.5)を発生させる。ただし、前述の制御方法による
補正残りの方が、ここで発生させた補正残りhより大き
な場合いは、この大きい方に従うようにする(ステップ
S77からステップS80)。
【0080】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
手ぶれ等による撮像に対する動きを所定位置へ100%
補正する方式の動き補正技術において、動き補正量が補
正限界にあたりそうにない場合は、動き量を100%補
正して、画像を固定状態に保ち、一方、動き補正量が補
正限界にあたりそうな場合は、その時点から徐々に動き
量に補正残りを発生させて、動き補正量が補正限界にあ
たった時の急激な動きを緩和して、画像のなめらかな移
動を確保するから、人間の目には自然に近い状態の画像
を映すことができる。
手ぶれ等による撮像に対する動きを所定位置へ100%
補正する方式の動き補正技術において、動き補正量が補
正限界にあたりそうにない場合は、動き量を100%補
正して、画像を固定状態に保ち、一方、動き補正量が補
正限界にあたりそうな場合は、その時点から徐々に動き
量に補正残りを発生させて、動き補正量が補正限界にあ
たった時の急激な動きを緩和して、画像のなめらかな移
動を確保するから、人間の目には自然に近い状態の画像
を映すことができる。
【図1】本発明に係るビデオカメラの手ぶれ補正装置の
全体構成を示すブロック図である。
全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る実施例1の動き補正量制御回路の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図3】同動き補正量制御回路の制御判別回路の具体的
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図4】同動き補正量制御回路の補正量制御回路の具体
的構成を示すブロック図である。
的構成を示すブロック図である。
【図5】本発明に係る実施例1の基本フローチャートで
ある。
ある。
【図6】同基本フローチャートにおける各制御動作を説
明するための線図である。
明するための線図である。
【図7】同基本フローチャートにおける制御動作の一例
を示す線図である。
を示す線図である。
【図8】本発明に係る実施例2のフローチャートであ
る。
る。
【図9】実施例1および実施例2のフローチャートにお
ける制御動作の具体的結果を、従来例と比較して示す線
図で、時間の経過に伴う補正残りの推移を示している。
ける制御動作の具体的結果を、従来例と比較して示す線
図で、時間の経過に伴う補正残りの推移を示している。
【図10】実施例1および実施例2のフローチャートに
おける制御動作の具体的結果を、従来例と比較して示す
線図で、時間の経過に伴う実際の偏移位置と補正位置の
推移を示している。
おける制御動作の具体的結果を、従来例と比較して示す
線図で、時間の経過に伴う実際の偏移位置と補正位置の
推移を示している。
【図11】本発明に係る実施例3のフローチャートであ
る。
る。
【図12】本発明に係る実施例4のフローチャートであ
る。
る。
【図13】実施例1および実施例4のフローチャートに
おける制御動作の具体的結果を、従来例と比較して示す
線図で、時間の経過に伴う補正残りの推移を示してい
る。
おける制御動作の具体的結果を、従来例と比較して示す
線図で、時間の経過に伴う補正残りの推移を示してい
る。
【図14】実施例1および実施例4のフローチャートに
おける制御動作の具体的結果を、従来例と比較して示す
線図で、時間の経過に伴う実際の偏移位置と補正位置の
推移を示している。
おける制御動作の具体的結果を、従来例と比較して示す
線図で、時間の経過に伴う実際の偏移位置と補正位置の
推移を示している。
【図15】本発明に係る実施例5のフローチャートであ
る。
る。
【図16】同実施例5のフローチャートにおける各制御
動作を説明するための線図である。
動作を説明するための線図である。
【図17】同実施例6のフローチャートにおける制御動
作の一例を示す線図である。
作の一例を示す線図である。
【図18】同実施例6の動き補正量制御回路の制御判別
回路の具体的構成を示すブロック図である。
回路の具体的構成を示すブロック図である。
【図19】同実施例6の動き補正量制御回路の補正量制
御回路の具体的構成を示すブロック図である。
御回路の具体的構成を示すブロック図である。
【図20】実施例5のフローチャートにおける制御動作
の具体的結果を、従来例と比較して示す線図で、時間の
経過に伴う補正残りの推移を示している。
の具体的結果を、従来例と比較して示す線図で、時間の
経過に伴う補正残りの推移を示している。
【図21】実施例5のフローチャートにおける制御動作
の具体的結果を、従来例と比較して示す線図で、時間の
経過に伴う実際の偏移位置と補正位置の推移を示してい
る。
の具体的結果を、従来例と比較して示す線図で、時間の
経過に伴う実際の偏移位置と補正位置の推移を示してい
る。
【図22】本発明に係る実施例6のフローチャートであ
る。
る。
【図23】フィールド数の増加とともに、手ぶれにより
ビデオカメラの動き(中心値からの相対位置)が生じる
場合を示し、図23(a) は実際のビデオカメラの動きを
示し、図23(b) はすとともに、図23(b) は補正範囲
内の動きを100%補正するとすると、補正後の画像の
動きを示している。
ビデオカメラの動き(中心値からの相対位置)が生じる
場合を示し、図23(a) は実際のビデオカメラの動きを
示し、図23(b) はすとともに、図23(b) は補正範囲
内の動きを100%補正するとすると、補正後の画像の
動きを示している。
1 動きベクトル検出回路 2 動きベクトル判定回路 3 動き補正量制御回路 4 画像出力制御回路 5 メモリ 6 拡大補間回路 7 制御判別回路 8 補正量制御回路 10 動きベクトル判別回路 11 動きベクトル制限判別回路 12 予想フィールド数算出回路 13 補正限界フラグ判別回路 15 予想フィールド数判別回路 16 補正量算出回路 17 補正量メモリ 20 加算器 21 絶対値演算回路 22 比較回路 25 補正残り演算回路 26 補正量算出回路 27 補正量メモリ x0 前フィールドの補正ベクトル(手ぶれ補正
量) x1 現フィールドの補正ベクトル(手ぶれ補正
量) V0 現フィールドの動きベクトル(手ぶれ量) ±S 補正限界 y 予測フィールド数 h 補正残り
量) x1 現フィールドの補正ベクトル(手ぶれ補正
量) V0 現フィールドの動きベクトル(手ぶれ量) ±S 補正限界 y 予測フィールド数 h 補正残り
Claims (7)
- 【請求項1】動き補正量が補正限界に到達するかどうか
を予測して、100%補正するか補正残りを出すかを判
別し、動き補正量が補正限界に到達しないと予測した時
は動き量を100%補正し、一方、動き補正量が補正限
界に到達すると予測した時はその時点から補正残りを意
図的に発生して動き量を補正することを特徴する動き補
正量制御方法。 - 【請求項2】 動き補正量が補正限界に到達するかどう
かを予測して、100%補正するか補正残りを出すかを
判別する判別手段と、この判別手段による判別結果に基
づき、補正量の算出方法を変えて、動き補正量が補正限
界に到達しないと予測した時は動き量を100%補正す
る一方、動き補正量が補正限界に到達すると予測された
時はその時点から補正残りを意図的に発生する補正量制
御手段とを備えることを特徴する動き補正量制御装置。 - 【請求項3】 動きベクトル量を算出する動きベクトル
判定手段と、この動きベクトル判定手段からの動きベク
トルに応じて、補正限界に到達する予測値を算出する予
測値算出手段、この予測値算出手段からの値に基づき補
正残りを発生するか否か判別する判別手段、この判別手
段からの判別結果に基づき、100%補正値又は補正残
りを有する補正値を出力する補正量算出手段と、を備え
ることを特徴とする動き補正量制御装置。 - 【請求項4】 前記補正量算出手段は、前回の補正量を
格納する補正量記憶手段、この補正量記憶手段からの補
正量に、前記判別手段の結果に応じて1又は1より小さ
い減衰率を動きベクトル量に積算した値を加算する補正
演算手段、を備えることを特徴とする請求項3に記載の
動き補正量制御装置。 - 【請求項5】 前記予測値算出手段からの値が所定値以
下か否か判断する手段と、予測値が所定値以下になると
動きベクトル量の正負が逆転するまで補正を停止する手
段と、を備えることを特徴とする請求項3に記載の動き
補正量制御装置。 - 【請求項6】 動きベクトル量を算出する動きベクトル
判定手段からの動きベクトルの大きさを判断し、動きベ
クトルの大きさを所定量以下に制限する動きベクトル制
限手段を備え、この制限手段からの値に基づき前記予測
値算出手段にて補正限界に到達する予測値を算出するこ
とを特徴とする請求項3に記載の動き補正量制御装置。 - 【請求項7】動き補正量が補正限界の近傍に到達するか
どうか判断し、到達しないと判断した時は動き量を10
0%補正し、動き補正量が補正限界の近傍に到達すると
その時点から一定の補正量のみ補正することを特徴する
動き補正量制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07898192A JP3192739B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 動き補正量制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07898192A JP3192739B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 動き補正量制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05244481A true JPH05244481A (ja) | 1993-09-21 |
JP3192739B2 JP3192739B2 (ja) | 2001-07-30 |
Family
ID=13677073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07898192A Expired - Fee Related JP3192739B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 動き補正量制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3192739B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007243333A (ja) * | 2006-03-06 | 2007-09-20 | Fujifilm Corp | 手ブレ補正方法、手ブレ補正装置、および撮像装置 |
JP2007300581A (ja) * | 2006-05-08 | 2007-11-15 | Casio Comput Co Ltd | 動画撮影装置および動画撮影プログラム |
JP2011023987A (ja) * | 2009-07-15 | 2011-02-03 | Canon Inc | 撮像装置及び揺れ補正方法 |
JP2011135508A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Canon Inc | 撮像装置及び撮像装置の制御方法 |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP07898192A patent/JP3192739B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007243333A (ja) * | 2006-03-06 | 2007-09-20 | Fujifilm Corp | 手ブレ補正方法、手ブレ補正装置、および撮像装置 |
JP4597073B2 (ja) * | 2006-03-06 | 2010-12-15 | 富士フイルム株式会社 | 手ブレ補正方法、手ブレ補正装置、および撮像装置 |
JP2007300581A (ja) * | 2006-05-08 | 2007-11-15 | Casio Comput Co Ltd | 動画撮影装置および動画撮影プログラム |
JP2011023987A (ja) * | 2009-07-15 | 2011-02-03 | Canon Inc | 撮像装置及び揺れ補正方法 |
JP2011135508A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Canon Inc | 撮像装置及び撮像装置の制御方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3192739B2 (ja) | 2001-07-30 |
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