JP2007243333A - 手ブレ補正方法、手ブレ補正装置、および撮像装置 - Google Patents

手ブレ補正方法、手ブレ補正装置、および撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】補正範囲が有限であることに起因して発生する画像の不連続な動きを簡易な構成で低減する。
【解決手段】時刻t(nは自然数)で撮像素子1bから得られる画像データと、時刻tn+1で撮像素子1bから得られる画像データとの間の移動ベクトルを求めるステップと、移動ベクトルに基づく動きを相殺するために時刻tn+1で撮像素子1bから得られる画像データから切り出すべき記録用画像データの第2の切り出し位置を求めるステップと、時刻tで撮像素子1bから得られる画像データから切り出すべき記録用画像データの第3の切り出し位置と第2の切り出し位置とのずれ量を求めるステップと、ずれ量に応じて第2の切り出し位置を補正して、時刻tn+1で撮像素子1bから得られる画像データから実際に切り出すべき記録用画像データの第1の切り出し位置を設定するステップとを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、所定のフレームレートで撮像素子から順次得られる画像データに発生している手ブレを補正する手振れ補正方法、手振れ補正装置および撮像装置に関する。
例えば、動画撮影機能を有するデジタルスチルカメラやビデオカメラ等を手に持ち動画を撮影する場合、カメラを持つ手が振れると、あるフレームの画像中に映っている静止物画像の位置が次フレームの画面では移動してしまい、見づらい動画になってしまう。そこで、あるフレームの画像に対して次フレームの画像の移動ベクトルを検出し、画像が揺れない様に手ブレ補正を行うことが行われている。
図4は、手ブレ補正を行うときの移動ベクトルを検出する原理を示す説明図である。
デジタルカメラでは、動画撮影時、撮像素子から得られた最大解像度の画像データ(以下、最大画像データという)が所定のフレームレートで順次手ブレ補正装置に入力される。手ブレ補正装置では、図4(a)に示すように、撮像素子から得られたnフレーム目の最大画像データ61において、実際に動画の1フレームとして記録するために切り出す所定サイズの画像データ(以下、記録用画像データという)の切り出し位置を決定し、この切り出し位置にある画像データ66を切り出して、記録媒体等に記録する。この場合、図4(a)に示すnフレーム目の全体画像データ61中の所定アドレスで示されるブロック62内の画像データを基準画像データとすると、図6(b)に示すn+1フレーム目の全体画像データ63中のブロック62と同一所定アドレスで示されるブロック64によって切り出された比較画像データが基準画像データと同一であれば、全体画像データ61に対して全体画像データ63は振れていないことになる。
しかし、手ブレが発生していれば、ブロック62内の基準画像データとブロック64で切り出された比較画像データは一致しない。そこで、手ブレ補正装置では、全体画像データ63中のブロック64を、全体画像データ63内においてブロック64a,64b,64c,・・・のように、X方向(水平方向)、Y方向(垂直方向)に1画素づつずらしながら、各ブロック64a,64b,64c,・・・内の夫々の比較画像データを基準画像データと比較し、基準画像データと最も相関性が高い比較画像データを切り出したブロック位置を求める。
図4(b)に示す例で、ブロック62の基準画像データに対し最も相関性の高い比較画像データがブロック64cで切り出されたとすると、全体画像データ61に対する全体画像データ63の差は「k」となり、このkが全体画像データ61と全体画像データ63との間の移動ベクトルとなる。従って、手ブレ補正装置では、図4(c)に示すように、全体画像データ63に設定する記録用画像データの切り出し位置を、画像データ66を切り出した位置から移動ベクトルkだけ移動させた位置とし、この切り出し位置から画像データ67を切り出して記録媒体等に記録すれば、手振れの補正された画像データを得ることができる。最初のフレームの画像データから切り出される記録用画像データの端部と全体画像データの端部との間の範囲内で、切り出し位置をずらすことが可能であるため、この範囲が手ブレ補正を行うことができる手ブレ補正範囲となる。
しかしながら、画像データ67の切り出し位置が全体画像データ63の中心から大きくずれていき、画像データ67の切り出し位置が全体画像データ63の隅まできてしまうと、それ以上切り出し位置を動かすことができず手振れ補正ができなくなる。また、全体画像データ63の隅はレンズの周辺による像であり、レンズが小さいときは周辺の像が歪むため、全体画像データ63の隅の部分を切り出すことは好ましくない。
従来、補正角度に応じて手振れ補正装置の応答特性を変化させ手振れ補正の働きを制限し、手ブレ補正範囲が有限であることに起因して発生する画像データの不連続な動きを低減する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−42376号公報
しかしながら、上記従来の装置にあっては、手ブレ補正手段を構成するレンズ群を光軸に直交する方向に移動させ、光軸を偏心して画像データの動きを補正するため、コンパクト・デジタルカメラに低価格で搭載することが難しいという事情がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、手ブレ補正範囲が有限であることに起因して発生する画像データの不連続な動きを簡易な構成で低減することができる手振れ補正方法、手振れ補正装置および撮像装置を提供することを目的としている。
本発明の手ブレ補正方法は、所定のフレームレートで撮像素子から順次得られる画像データから切り出す記録用画像データの第1の切り出し位置を制御することで、前記画像データに発生した手ブレを補正する手ブレ補正方法であって、時刻t(nは自然数)で前記撮像素子から得られる画像データと、時刻tn+1で前記撮像素子から得られる画像データとの間の移動ベクトルを求める移動ベクトル算出ステップと、前記移動ベクトルに基づく動きを相殺するために前記時刻tn+1で前記撮像素子から得られる画像データから切り出すべき記録用画像データの第2の切り出し位置を求める第2の切り出し位置算出ステップと、前記時刻tで前記撮像素子から得られる画像データから切り出す記録用画像データの第3の切り出し位置と、前記第2の切り出し位置とのずれ量を求めるずれ量算出ステップと、前記ずれ量に応じて前記第2の切り出し位置を補正して、前記時刻tn+1で前記撮像素子から得られる画像データから切り出す記録用画像データの前記第1の切り出し位置を設定する第1の切り出し位置設定ステップとを含む。
本発明の手ブレ補正方法は、前記第1の切り出し位置設定ステップでは、前記ずれ量と前記ずれ量に対する前記第2の切り出し位置の補正値との関数にしたがって、前記第2の切り出し位置の補正を行う。
本発明の手ブレ補正方法は、前記関数が、前記ずれ量が閾値よりも小さいときに前記補正値が零となる不感帯を有する。
本発明の手ブレ補正装置は、所定のフレームレートで撮像素子から順次得られる画像データから切り出す記録用画像データの第1の切り出し位置を制御することで、前記画像データに発生した手ブレを補正する手ブレ補正装置であって、時刻t(nは自然数)で前記撮像素子から得られる画像データと、時刻tn+1で前記撮像素子から得られる画像データとの間の移動ベクトルを求める移動ベクトル算出手段と、前記移動ベクトルに基づく動きを相殺するために前記時刻tn+1で前記撮像素子から得られる画像データから切り出すべき記録用画像データの第2の切り出し位置を求める第2の切り出し位置算出手段と、前記時刻tで前記撮像素子から得られる画像データから切り出す記録用画像データの第3の切り出し位置と、前記第2の切り出し位置とのずれ量を求めるずれ量算出手段と、前記ずれ量に応じて前記第2の切り出し位置を補正して、前記時刻tn+1で前記撮像素子から得られる画像データから切り出す記録用画像データの前記第1の切り出し位置を設定する第1の切り出し位置設定手段とを含む。
本発明の手ブレ補正装置は、前記第1の切り出し位置設定手段が、前記ずれ量と前記ずれ量に対する前記第2の切り出し位置の補正値との関数にしたがって、前記第2の切り出し位置の補正を行う。
本発明の手ブレ補正装置は、前記関数が、前記ずれ量が閾値よりも小さいときに前記補正値が零となる不感帯を有する。
本発明の撮像装置は、動画撮影機能を有する撮像装置であって、前記手ブレ補正装置を備える。
本発明によれば、手ブレ補正範囲が有限であることに起因して発生する画像データの不連続な動きを簡易な構成で低減することができる手振れ補正方法、手振れ補正装置および撮像装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態を説明するための撮像装置の一例としてのデジタルカメラの概略構成を示すブロック図である。
同図に示すデジタルカメラ100は、撮影レンズ1aおよび撮像素子1bを含む撮像部1と、アナログ信号処理部2と、A/D変換部3と、駆動部4と、デジタル信号処理部6と、圧縮/伸張処理部7と、表示部8と、システム制御部(CPU)9と、内部メモリ10と、メディアインタフェース11と、記録メディア12と、操作部13と、手振れ補正装置15とを備える。デジタル信号処理部6、圧縮/伸張処理部7、表示部8、システム制御部9、内部メモリ10、メディアインタフェース11、及び手振れ補正装置15は、システムバス14に接続されている。
撮像部1は、撮影レンズ1aを含む光学系と、CCD型やCMOS型の固体撮像素子等の撮像素子1bとによって被写体を撮像するものであり、アナログの撮像信号を出力する。アナログ信号処理部2は、撮像部1で得られた撮像信号に所定のアナログ信号処理を施す。A/D変換部3は、アナログ信号処理部2で処理後のアナログ信号をデジタル信号に変換する。
駆動部4は、デジタルカメラ100が撮影モード(被写体を撮影して撮影画像データの記録が可能なモード)に設定されると、システム制御部9から供給される駆動パルスによって、固体撮像素子1b、アナログ信号処理部2、及びA/D変換部3を駆動する。デジタルカメラ100は動画撮影モードと静止画撮影モードが設定可能である。
デジタル信号処理部6は、A/D変換部3からのデジタル信号に対して、操作部13によって設定された動作モードに応じたデジタル信号処理を行って撮影画像データを生成する。デジタル信号処理部6が行う処理には、黒レベル補正処理(OB処理)、リニアマトリクス補正処理、ホワイトバランス調整処理、ガンマ補正処理、同時化処理等が含まれる。デジタル信号処理部6は、例えばDSPで構成される。動画撮影モードに設定された場合、デジタル信号処理部6からは、所定のフレームレートで例えば最大解像度の画像データが順次出力されて、これらが内部メモリ10に記憶される。
圧縮/伸張処理部7は、デジタル信号処理部6で生成された撮影画像データに対して圧縮処理を施すとともに、記録メディア12から得られた圧縮画像データに対して伸張処理を施す。
表示部8は、例えばLCD表示装置を含んで構成され、撮影されてデジタル信号処理を経た撮影画像データに基づく画像を表示する。記録メディア12に記録された圧縮画像データを伸張処理して得た画像データに基づく画像の表示も行う。また、撮影モード時のスルー画像、デジタルカメラの各種状態、操作に関する情報の表示等も可能である。
システム制御部9は、所定のプログラムによって動作するプロセッサを主体に構成され、撮影動作を含むデジタルカメラ100全体の統括制御を行う。
内部メモリ10は、例えばDRAMであり、手ブレ補正装置15、デジタル信号処理部6、及びシステム制御部9のワークメモリとして利用される他、記録メディア12に記録される撮影画像データを一時的に記憶するバッファメモリや表示部8への表示用画像データのバッファメモリとしても利用される。メディアインタフェース11は、メモリカード等の記録メディア12との間のデータの入出力を行うものである。
操作部13は、デジタルカメラ使用時の各種操作を行うものであり、撮影指示を行うためのレリーズボタン(図示せず)を含む。
図2は、図1に示す手振れ補正装置15の概略構成を示すブロック図である。
手振れ補正装置15は、時刻tn+1(nは自然数)において、時刻tで撮像素子1bから得られる最大画像データと、時刻tn+1で撮像素子1bから得られる最大画像データとの間の移動ベクトルBn+1を求める移動ベクトル算出部21と、移動ベクトルBn+1に基づく動きを相殺するために時刻tn+1で撮像素子1bから得られる最大画像データから切り出すべき記録用画像データの切り出し位置Kn+1を求める切り出し位置算出部22と、時刻tで撮像素子1bから得られる最大画像データから切り出す記録用画像データの切り出し位置K1と切り出し位置Kn+1とのずれ量Lを求めるずれ量算出部23と、ずれ量算出部22で求められたずれ量に応じて切り出し位置Kn+1を補正して、時刻tn+1で撮像素子1bから得られる最大画像データから実際に切り出す記録用画像データの切り出し位置K’n+1を設定して、記録用画像データの切出位置信号を内部メモリ10に出力する切り出し位置設定部24とを備える。
切り出し位置K1は、特許請求の第3の切り出し位置に相当し、切り出し位置Kn+1は、特許請求の第2の切り出し位置に相当し、切り出し位置K’n+1は、特許請求の第1の切り出し位置に相当する。
移動ベクトル算出部21は、公知の手法によって移動ベクトルBn+1を算出する。
切り出し位置算出部22は、移動ベクトルBn+1と、切り出し位置K又は切り出し位置K’n+1とに基づいて、切り出し位置Kn+1を求める。
ずれ量算出部23は、切り出し位置K1の中心と切り出し位置Kn+1の中心とを比較してずれ量Lを求める。ずれ量Lは、水平方向に何画素、垂直方向に何画素ずれているかを示す数値で表される。
切り出し位置設定部24は、ずれ量Lと、ずれ量Lに対する切り出し位置Kn+1の補正値との関数にしたがって、切り出し位置Kn+1の補正を行い、補正後の切り出し位置K’n+1を、時刻tn+1で撮像素子1bから得られる最大画像データから実際に切り出す記録用画像データの切り出し位置として設定する。ここで設定された切り出し位置により、時刻tn+1で撮像素子1bから得られる最大画像データから記録用画像データが切り出され、これが記録メディア12に記録される。尚、記録用画像データの切り出し及び記録は、切り出し位置設定部24やシステム制御部9等が行えば良い。
この関数は、ずれ量Lが閾値以下のときに補正値が零となる不感帯を有するものであり、例えば、図3に示すような関数を用いる。図3は、ずれ量の水平方向成分Lxと補正値との関数を示す図である。図3において横軸は、ずれ量の水平方向成分であり、縦軸は切り出し位置Kn+1の補正値である。ずれ量の水平方向成分Lxの正負の符号は、切り出し位置K1を基準としたときに、切り出し位置Kn+1が水平方向の右と左のどちらにずれているかを区別するために付けられている。つまり、切り出し位置K1を基準としたときに、切り出し位置Kn+1が水平方向右にずれていれば、ずれ量Lxはプラスとなり、切り出し位置Kn+1が水平方向左にずれていれば、ずれ量Lxはマイナスとなる。切り出し位置設定部24は、切り出し位置Kn+1に、ずれ量Lに対応する補正値を加算して切り出し位置Kn+1をずらすことで、切り出し位置Kn+1の補正を行う。
図3(a)に示す関数では、ずれ量Lxの絶対値が2よりも小さいときの補正値が0(不感帯)であり、ずれ量Lxが2以上のときの補正値が−1であり、ずれ量Lxが−2以下のときの補正値が+1となっている。図3(b)に示す関数では、ずれ量Lxの絶対値が2よりも小さいときの補正値が0(不感帯)であり、ずれ量Lxが2以上のときの補正値が0から単調に減少し、ずれ量Lxが−2以下のときの補正値が単調に増加するものとなっている。尚、切り出し位置設定部24は、切り出し位置Kn+1の垂直方向についても、図3に示すような関数を用いることで、その補正を行う。
尚、切り出し位置設定部24は、時刻tで撮像素子1bから得られた最大画像データについては、上記処理とは関係なく、予め定められた切り出し位置K1を設定する。この切り出し位置K1は、通常、時刻tで撮像素子1bから得られた最大画像データの中心部分に設定される。
次に、手ブレ補正装置15の動作を説明する。以下では、切り出し位置設定部24が、図3(a)に示す関数を用いて切り出し位置の補正を行う場合を例にして説明する。
時刻tで撮像素子1bから得られた第1の最大画像データが入力されると、まず、切り出し位置設定部24が切り出し位置K1を設定する。これにより、第1の最大画像データに設定された切り出し位置K1から記録用画像データが切り出され、切り出された記録用画像データが記録メディア12に記録される。
次に、時刻tで撮像素子1bから得られた第2の最大画像データが入力されると、移動ベクトル算出部21が、第1の最大画像データと第2の最大画像データとの間の移動ベクトルBを求める。
次に、切り出し位置算出部22が、移動ベクトルBと切り出し位置K1とに基づいて、移動ベクトルBに基づく動きを相殺するために第2の最大画像データから切り出すべき記録用画像データの切り出し位置Kを算出する。
次に、ずれ量算出部23が、切り出し位置K1の中心と切り出し位置Kの中心とのずれ量L1を求める。
次に、切り出し位置設定部24が、ずれ量L1に応じて切り出し位置Kを補正して、時刻tで撮像素子1bから得られる最大画像データから実際に切り出す記録用画像データの切り出し位置K’を設定する。
例えば、ずれ量L1の水平方向成分及び垂直方向成分がそれぞれ3であった場合は、切り出し位置Kの水平方向及び垂直方向に補正値−1を加算した位置を補正後の切り出し位置K’とし、ずれ量L1の水平方向成分及び垂直方向成分がそれぞれ1であった場合は、切り出し位置Kの水平方向及び垂直方向に補正値0を加算した値を補正後の切り出し位置K’とする。これにより、第2の最大画像データに設定された切り出し位置K’から記録用画像データが切り出され、切り出された記録用画像データが記録メディア12に記録される。
次に、時刻tで撮像素子1bから得られた第3の最大画像データが入力されると、移動ベクトル算出部21が、第2の最大画像データと第3の最大画像データとの間の移動ベクトルBを求める。
次に、切り出し位置算出部22が、移動ベクトルBと切り出し位置K’とに基づいて、移動ベクトルBに基づく動きを相殺するために第3の最大画像データから切り出すべき記録用画像データの切り出し位置Kを算出する。
次に、ずれ量算出部23が、切り出し位置K1の中心と切り出し位置Kの中心とのずれ量L2を求める。
次に、切り出し位置設定部24が、ずれ量L2に応じて切り出し位置Kを補正して、時刻tで撮像素子1bから得られる最大画像データから実際に切り出す記録用画像データの切り出し位置K’を設定する。これにより、第3の最大画像データに設定された切り出し位置K’から記録用画像データが切り出され、切り出された記録用画像データが記録メディア12に記録される。
時刻t以降に最大画像データが入力されたときも、このような処理を繰り返す。
このように、第1の最大画像データに設定する切り出し位置K1が決まると、その後、切り出し位置Kn+1は順次移動する。この切り出し位置Kn+1が、切り出し位置K1からどれだけ離れているかを示す値が、上記ずれ量Lであり、ずれ量Lが0のときは、切り出し位置Kn+1が切り出し位置K1と一致することを意味する。
このずれ量Lが例えば水平方向に10、垂直方向に10であった場合には、切り出し位置Kn+1が全体画像データの周辺にあることを意味する。従来は、この切り出し位置Kn+1から記録用画像データを切り出しているため、切り出し位置Kn+1が全体画像データの端部に張り付く可能性が高い。一方、本実施形態によれば、切り出し位置Kn+1が中心から離れている場合は、これを補正して中心に近づくようにしているため、記録用画像データの切り出し位置が全体画像データの端部に向かうのを従来に比べて抑制することができる。したがって、補正範囲が有限であることに起因して発生する画像の不連続な動きを簡易な構成で低減することができる。
本発明の実施形態を説明するための撮像装置の一例としてのデジタルカメラの概略構成を示すブロック図 図1に示す手ブレ補正装置の概略構成を示すブロック図 切り出し位置を補正するための関数を示す図 手ブレ補正を行うときの移動ベクトルを検出する原理を示す説明図
符号の説明
1 撮像部
1a 撮影レンズ
1b 撮像素子
2 アナログ信号処理部
3 A/D変換部
4 駆動部
6 デジタル信号処理部
7 圧縮/伸張処理部
8 表示部
9 システム制御部
10 内部メモリ
11 メディアインタフェース
12 記録メディア
13 操作部
14 システムバス
15 手ブレ補正装置
21 移動ベクトル算出部
22 切り出し位置算出部
23 ずれ量算出部
24 切り出し位置設定部

Claims (7)

  1. 所定のフレームレートで撮像素子から順次得られる画像データから切り出す記録用画像データの第1の切り出し位置を制御することで、前記画像データに発生した手ブレを補正する手ブレ補正方法であって、
    時刻t(nは自然数)で前記撮像素子から得られる画像データと、時刻tn+1で前記撮像素子から得られる画像データとの間の移動ベクトルを求める移動ベクトル算出ステップと、
    前記移動ベクトルに基づく動きを相殺するために前記時刻tn+1で前記撮像素子から得られる画像データから切り出すべき記録用画像データの第2の切り出し位置を求める第2の切り出し位置算出ステップと、
    前記時刻tで前記撮像素子から得られる画像データから切り出す記録用画像データの第3の切り出し位置と、前記第2の切り出し位置とのずれ量を求めるずれ量算出ステップと、
    前記ずれ量に応じて前記第2の切り出し位置を補正して、前記時刻tn+1で前記撮像素子から得られる画像データから切り出す記録用画像データの前記第1の切り出し位置を設定する第1の切り出し位置設定ステップとを含む手ブレ補正方法。
  2. 請求項1記載の手ブレ補正方法であって、
    前記第1の切り出し位置設定ステップでは、前記ずれ量と前記ずれ量に対する前記第2の切り出し位置の補正値との関数にしたがって、前記第2の切り出し位置の補正を行う手ブレ補正方法。
  3. 請求項2記載の手ブレ補正方法であって、
    前記関数が、前記ずれ量が閾値よりも小さいときに前記補正値が零となる不感帯を有する手ブレ補正方法。
  4. 所定のフレームレートで撮像素子から順次得られる画像データから切り出す記録用画像データの第1の切り出し位置を制御することで、前記画像データに発生した手ブレを補正する手ブレ補正装置であって、
    時刻t(nは自然数)で前記撮像素子から得られる画像データと、時刻tn+1で前記撮像素子から得られる画像データとの間の移動ベクトルを求める移動ベクトル算出手段と、
    前記移動ベクトルに基づく動きを相殺するために前記時刻tn+1で前記撮像素子から得られる画像データから切り出すべき記録用画像データの第2の切り出し位置を求める第2の切り出し位置算出手段と、
    前記時刻tで前記撮像素子から得られる画像データから切り出す記録用画像データの第3の切り出し位置と、前記第2の切り出し位置とのずれ量を求めるずれ量算出手段と、
    前記ずれ量に応じて前記第2の切り出し位置を補正して、前記時刻tn+1で前記撮像素子から得られる画像データから切り出す記録用画像データの前記第1の切り出し位置を設定する第1の切り出し位置設定手段とを含む手ブレ補正装置。
  5. 請求項1記載の手ブレ補正装置であって、
    前記第1の切り出し位置設定手段が、前記ずれ量と前記ずれ量に対する前記第2の切り出し位置の補正値との関数にしたがって、前記第2の切り出し位置の補正を行う手ブレ補正装置。
  6. 請求項5記載の手ブレ補正装置であって、
    前記関数が、前記ずれ量が閾値よりも小さいときに前記補正値が零となる不感帯を有する手ブレ補正装置。
  7. 動画撮影機能を有する撮像装置であって、
    請求項4〜6のいずれか記載の手ブレ補正装置を備える撮像装置。
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