JP2011022380A - ズームレンズ及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ズームレンズの小型化及び低コスト化を図る。
【解決手段】負・正・正の3群構成において、第1レンズ群G1を、負のガラス球面レンズL1aと像側の面が非球面に形成された正の樹脂レンズL1bとから成る単一の複合非球面レンズL1によって構成し、条件式(1)f11/fw<−1.8、(2)1.55<n11、(3)55<ν11、(4)G1r1<−16.5を満足する。但し、f11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズの焦点距離、fw:広角端におけるレンズ全系での焦点距離、n11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズのd線における屈折率、ν11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズのd線におけるアッベ数、G1r1:第1レンズ群におけるガラス球面レンズの物体側の面の曲率半径とする。
【選択図】図1

Description

本発明はズームレンズ及び撮像装置に関する。詳しくは、ビデオカメラやスチルカメラ等の電子カメラに好適に用いられ、小型化及び低コスト化を図るズームレンズ及び撮像装置の技術分野に関する。
近年、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を用いたデジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラ等が急速に普及している。このようなデジタルカメラ等の普及により、特に、レンズ一体型のデジタルカメラに関する低価格化(低コスト化)、小型化及び高性能化についてユーザーの要求が高くなっている。
このような要求を背景に、負・正・正の3群構成のズームレンズにおいて、第1レンズ群が非球面形状を有するガラスレンズと樹脂レンズから成る単一の複合非球面レンズによって構成されたタイプがある。
特開2008−233161号公報 特開2008−58600号公報
ところが、特許文献1及び特許文献2に記載されたズームレンズにあっては、複合非球面レンズを用いることにより小型化を図ることは可能であるが、複合非球面レンズを構成するガラスレンズに非球面を形成する必要があるため、十分な低コスト化を図ることが困難であった。
そこで、本発明ズームレンズ及び撮像装置は、上記した問題点を克服し、小型化及び低コスト化を図ることを課題とする。
ズームレンズは、上記した課題を解決するために、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが物体側より像側へ順に配置されて成り、前記第1レンズ群は、負の屈折力を有するガラス球面レンズと正の屈折力を有し像側の面が非球面に形成された樹脂レンズとから成る単一の複合非球面レンズによって構成され、以下の条件式(1)乃至条件式(4)を満足するようにされている。
(1)f11/fw<−1.8
(2)1.55<n11
(3)55<ν11
(4)G1r1<−16.5
但し、
f11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズの焦点距離
fw:広角端におけるレンズ全系での焦点距離
n11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズのd線における屈折率
ν11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズのd線におけるアッベ数
G1r1:第1レンズ群におけるガラス球面レンズの物体側の面の曲率半径
とする。
従って、ズームレンズにあっては、第1レンズ群の負の屈折力を有するガラス球面レンズと正の屈折力を有し非球面が形成された樹脂レンズとによって色収差の補正が行われる。
上記したズームレンズにおいては、以下の条件式(5)を満足するようにされていることが望ましい。
(5)0.4<d12<0.9
但し、
d12:第1レンズ群における樹脂レンズの中心厚
とする。
ズームレンズが条件式(5)を満足することにより、樹脂レンズの薄型化が可能となる。
上記したズームレンズにおいては、以下の条件式(6)を満足するようにされていることが望ましい。
(6)hn<5
但し、
hn:第1レンズ群における樹脂レンズの偏肉比
とする。
ズームレンズが条件式(6)を満足することにより、樹脂レンズの中心部と周辺部の厚みの比が大きくならない。
上記したズームレンズにおいては、以下の条件式(7)及び条件式(8)を満足するようにされていることが望ましい。
(7)d/fw<0.35
(8)f11/f12>−0.5
但し、
d:第1レンズ群の中心厚
f12:第1レンズ群における樹脂レンズの焦点距離
とする。
ズームレンズが条件式(7)及び条件式(8)を満足することにより、第1レンズ群の厚みに対する広角端における焦点距離が短かくならないと共にガラス球面レンズの屈折力に対する樹脂レンズの屈折力が強くなり過ぎない。
上記したズームレンズにおいては、前記第2レンズ群は、物体側に凸面を向け正の屈折力を有する単レンズと、正レンズと負レンズが接合され負の屈折力を有する接合レンズとが物体側より像側へ順に配置されて構成され、以下の条件式(9)を満足するようにされていることが望ましい。
(9)f21/f2<3.5
但し、
f21:第2レンズ群における正の屈折力を有する単レンズの焦点距離
f2:第2レンズ群の焦点距離
とする。
ズームレンズが上記のように構成され条件式(9)を満足することにより、第2レンズ群の屈折力に対する正の屈折力を有する単レンズの屈折力が弱くなり過ぎない。
上記したズームレンズにおいては、前記第1レンズ群におけるガラス球面レンズは物体側の面が物体側に凹面を向けた形状に形成され、以下の条件式(10)乃至条件式(12)を満足するようにされていることが望ましい。
(10)0.05<|sg(3a)/sg(3s)|
(11)n12>1.5
(12)ν12<30
但し、
sg(3a):第1レンズ群における複合非球面レンズの最も像側の面の有効径位置での非球面サグ量
sg(3s):第1レンズ群における複合非球面レンズの最も像側の面の有効径位置での球面サグ量
n12:第1レンズ群における樹脂レンズのd線における屈折率
ν12:第1レンズ群における樹脂レンズのd線におけるアッベ数
とする。
ズームレンズが上記のように構成され条件式(10)乃至条件式(12)を満足することにより、球面収差、歪曲収差、像面湾曲及び色収差の十分な補正が行われる。
撮像装置は、上記した課題を解決するために、ズームレンズと該ズームレンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、前記ズームレンズは、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが物体側より像側へ順に配置されて成り、前記第1レンズ群は、負の屈折力を有するガラス球面レンズと正の屈折力を有し像側の面が非球面に形成された樹脂レンズとから成る単一の複合非球面レンズによって構成され、以下の条件式(1)乃至条件式(4)を満足するようにされている。
(1)f11/fw<−1.8
(2)1.55<n11
(3)55<ν11
(4)G1r1<−16.5
但し、
f11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズの焦点距離
fw:広角端におけるレンズ全系での焦点距離
n11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズのd線における屈折率
ν11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズのd線におけるアッベ数
G1r1:第1レンズ群におけるガラス球面レンズの物体側の面の曲率半径
とする。
従って、撮像装置にあっては、第1レンズ群の負の屈折力を有するガラス球面レンズと正の屈折力を有し非球面が形成された樹脂レンズとによって色収差の補正が行われる。
本発明ズームレンズは、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが物体側より像側へ順に配置されて成り、前記第1レンズ群は、負の屈折力を有するガラス球面レンズと正の屈折力を有し像側の面が非球面に形成された樹脂レンズとから成る単一の複合非球面レンズによって構成され、以下の条件式(1)乃至条件式(4)を満足するようにされている。
(1)f11/fw<−1.8
(2)1.55<n11
(3)55<ν11
(4)G1r1<−16.5
但し、
f11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズの焦点距離
fw:広角端におけるレンズ全系での焦点距離
n11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズのd線における屈折率
ν11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズのd線におけるアッベ数
G1r1:第1レンズ群におけるガラス球面レンズの物体側の面の曲率半径
とする。
従って、小型化及び低コスト化を図ることができる。
請求項2に記載した発明にあっては、以下の条件式(5)を満足するようにされている。
(5)0.4<d12<0.9
但し、
d12:第1レンズ群における樹脂レンズの中心厚
とする。
従って、樹脂レンズの成形時間の短縮化及び成形難易度の低下を図ることができる。
請求項3に記載した発明にあっては、以下の条件式(6)を満足するようにされている。
(6)hn<5
但し、
hn:第1レンズ群における樹脂レンズの偏肉比
とする。
従って、樹脂レンズの成形難易度の低下を図ることができる。
請求項4に記載した発明にあっては、以下の条件式(7)及び条件式(8)を満足するようにされている。
(7)d/fw<0.35
(8)f11/f12>−0.5
但し、
d:第1レンズ群の中心厚
f12:第1レンズ群における樹脂レンズの焦点距離
とする。
従って、広角端における周辺性能の向上を図ることができると共に画質の向上を図ることができる。
請求項5に記載した発明にあっては、前記第2レンズ群は、物体側に凸面を向け正の屈折力を有する単レンズと、正レンズと負レンズが接合され負の屈折力を有する接合レンズとが物体側より像側へ順に配置されて構成され、以下の条件式(9)を満足するようにされている。
(9)f21/f2<3.5
但し、
f21:第2レンズ群における正の屈折力を有する単レンズの焦点距離
f2:第2レンズ群の焦点距離
とする。
従って、製造コストの低減を図ることができると共に良好な色収差の補正を行うことができる。
請求項6に記載した発明にあっては、前記第1レンズ群におけるガラス球面レンズは物体側の面が物体側に凹面を向けた形状に形成され、以下の条件式(10)乃至条件式(12)を満足するようにされている。
(10)0.05<|sg(3a)/sg(3s)|
(11)n12>1.5
(12)ν12<30
但し、
sg(3a):第1レンズ群における複合非球面レンズの最も像側の面の有効径位置での非球面サグ量
sg(3s):第1レンズ群における複合非球面レンズの最も像側の面の有効径位置での球面サグ量
n12:第1レンズ群における樹脂レンズのd線における屈折率
ν12:第1レンズ群における樹脂レンズのd線におけるアッベ数
とする。
従って、性能の向上及び画質の向上を図ることができる。
本発明撮像装置は、ズームレンズと該ズームレンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、前記ズームレンズは、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが物体側より像側へ順に配置されて成り、前記第1レンズ群は、負の屈折力を有するガラス球面レンズと正の屈折力を有し像側の面が非球面に形成された樹脂レンズとから成る単一の複合非球面レンズによって構成され、以下の条件式(1)乃至条件式(4)を満足するようにされている。
(1)f11/fw<−1.8
(2)1.55<n11
(3)55<ν11
(4)G1r1<−16.5
但し、
f11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズの焦点距離
fw:広角端におけるレンズ全系での焦点距離
n11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズのd線における屈折率
ν11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズのd線におけるアッベ数
G1r1:第1レンズ群におけるガラス球面レンズの物体側の面の曲率半径
とする。
従って、小型化及び低コスト化を図ることができる。
以下に、本発明ズームレンズ及び撮像装置を実施するための最良の形態について説明する。
[ズームレンズの構成]
本発明ズームレンズは、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが物体側より像側へ順に配置されて成る。
本発明ズームレンズは、第1レンズ群が、負の屈折力を有するガラス球面レンズと正の屈折力を有し像側の面が非球面に形成された樹脂レンズとから成る単一の複合非球面レンズによって構成されている。
本発明ズームレンズにあっては、上記のように、第1レンズ群を、負の屈折力を有するガラス球面レンズと正の屈折力を有し像側の面が非球面に形成された樹脂レンズとから成る単一の複合非球面レンズによって構成することにより、以下のような効果を得ることができる。
第1レンズ群を複数枚のレンズ構成ではなく、単一のレンズによって構成することにより、第1レンズ群において各レンズ間の偏芯による性能劣化が発生しないため、組立時において第1レンズ群の各レンズ同士の調芯が不要であり、製造時間の短縮化を図ることができる。即ち、第1レンズ群を複数枚のレンズ構成とする場合に比し、高性能化、低コスト化及び薄型化(小型化)を図ることが可能となる。
また、一般に、非球面レンズの非球面効果は、光線の通過位置が光軸から離れれる程、高くなることが知られており、負正正の3群構成のズームレンズにおいては、第1レンズ群の光線の通過位置が、特に、広角端において他のレンズ群に比し、光軸から大きく離れる。
従って、第1レンズ群に非球面を形成することにより、特に、広角端において画面周辺部の性能を効果的に向上させることができる。また、特に、樹脂レンズに非球面を形成することにより、ガラスレンズが球面であっても十分な性能の向上が図られ、製造コストの低減を図ることが可能となる。
さらに、負の屈折力を有する第1レンズ群においては、正レンズの屈折力が負レンズの屈折力よりも小さい。また、一般に、樹脂レンズは温度や湿度の変化時における性能変化がガラスレンズよりも大きいため、温度や湿度の変化時における性能の劣化を抑制するためには樹脂レンズの屈折力を大きくすることができない。
従って、本発明ズームレンズのように、ガラス球面レンズが負の屈折力を有し樹脂レンズが正の屈折力を有するように構成することにより、非球面効果による高性能化と温度や湿度の変化時における性能の劣化の抑制を同時に達成することが可能となる。
加えて、本発明ズームレンズにおいて、第1レンズ群の負レンズ(ガラス球面レンズ)と正レンズ(樹脂レンズ)の屈折力とアッベ数を以下の条件式(1)乃至条件式(4)のように適切に設定することにより、望遠端における軸上色収差を効果的に補正することができる。
また、本発明ズームレンズは、広角端が28mm〜38mm程度(35mmフィルム換算)で、変倍比が2.4倍乃至3.7倍程度の撮像光学系を実現することができる。
本発明ズームレンズは、以下の条件式(1)乃至条件式(4)を満足するようにされている。
(1)f11/fw<−1.8
(2)1.55<n11
(3)55<ν11
(4)G1r1<−16.5
但し、
f11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズの焦点距離
fw:広角端におけるレンズ全系での焦点距離
n11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズのd線における屈折率
ν11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズのd線におけるアッベ数
G1r1:第1レンズ群におけるガラス球面レンズの物体側の面の曲率半径
とする。
本発明ズームレンズにあっては、上記のように構成し、かつ、上記した条件式(1)乃至条件式(4)を満足することにより、小型化、高性能化及び低コスト化を図ることができる。
条件式(1)は、第1レンズ群におけるガラス球面レンズの焦点距離と広角端におけるレンズ全系での焦点距離との比を規定する式である。
条件式(1)の上限値を上回ると、小型化には有利であるが、広角端における焦点距離に対して第1レンズ群の焦点距離が短くなり過ぎる(第1レンズ群の屈折力が強くなり過ぎる)ため、レンズ単品の誤差敏感度が高くなってしまう。また、球面収差や軸上色収差等の発生により性能の劣化が生じてしまう。
従って、ズームレンズが条件式(1)を満足することにより、レンズ単品の誤差敏感度の低下及び性能の向上を図ることができる。
条件式(2)は、第1レンズ群におけるガラス球面レンズの屈折率を規定する式である。
条件式(2)の下限値を下回ると、ガラス球面レンズの屈折率が小さくなり過ぎ、ガラス球面レンズに必要な屈折力を付与しようとすると曲率が小さくなり過ぎ、球面収差、像面湾曲、歪曲収差等の発生により性能の劣化が生じてしまう。
従って、ズームレンズが条件式(2)を満足することにより、性能の劣化を来たすことなくガラス球面レンズに必要な屈折力を付与することができる。
条件式(3)は、第1レンズ群におけるガラス球面レンズのアッベ数を規定する式である。
条件式(3)の下限値を下回ると、第1レンズ群のガラス球面レンズで発生する軸上色収差を樹脂レンズによって十分に補正することができず、特に、望遠端における性能の劣化が生じてしまう。
従って、ズームレンズが条件式(3)を満足することにより、第1レンズ群のガラス球面レンズで発生する軸上色収差を樹脂レンズによって良好に補正することができる。
条件式(4)は、第1レンズ群におけるガラス球面レンズの物体側の面の曲率半径を規定する式である。
条件式(4)の上限値を上回ると、第1レンズ群のガラス球面レンズの特に物体側の面で発生する歪曲収差を十分に補正することができず、特に、広角端において画面周辺部の性能の劣化が生じてしまう。
従って、ズームレンズが条件式(4)を満足することにより、第1レンズ群のガラス球面レンズで発生する歪曲収差を良好に補正することができる。
本発明ズームレンズにあっては、第1レンズ群、第2レンズ群及び第3レンズ群の全てのレンズ群を光軸方向へ移動可能としている。
広角側(短焦点)においては、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔を広げ、第2レンズ群と像面の間隔を縮めることにより主点を像面に近付けて短焦点を実現している。
望遠側(長焦点)においては、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔を縮め、第2レンズ群と像面の間隔を広げることにより主点を像面から遠去けて長焦点を実現している。
また、第3レンズ群を光軸方向へ移動可能とすることにより、第3レンズ群に各画角における焦点位置の変動を吸収させ、小型化を確保した上で高性能化を確保している。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
(5)0.4<d12<0.9
但し、
d12:第1レンズ群における樹脂レンズの中心厚
とする。
条件式(5)は、第1レンズ群における樹脂レンズの中心厚(光軸上の厚み)の範囲を規定する式である。
条件式(5)の上限値を上回ると、樹脂レンズの成形時間が長くなると共に成形難易度が高くなり、製造コストの高騰を来たしてしまう。
逆に、条件式(5)の下限値を下回ると、適切な屈折力を確保しようとしたときの樹脂レンズにおける周辺部での十分な厚みを確保することができず、樹脂レンズの成形難易度が高くなってしまう。
従って、ズームレンズが条件式(5)を満足することにより、樹脂レンズの成形時間の短縮化及び成形難易度の低下を図ることができる。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
(6)hn<5
但し、
hn:第1レンズ群における樹脂レンズの偏肉比
とする。
条件式(6)は、第1レンズ群における樹脂レンズの偏肉比を規定する式である。偏肉比はレンズの中心部の厚みと周辺部の厚みとの比であり、周辺部とは、レンズの最外周の光線が通る位置であり、厚みは光軸方向における肉厚である。
条件式(6)の上限値を上回ると、樹脂レンズの中心部と周辺部の厚みの比が大きくなり過ぎて成形難易度が高くなり、製造コストの高騰を来たしてしまう。 従って、ズームレンズが条件式(6)を満足することにより、樹脂レンズの成形難易度の低下を図ることができる。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、以下の条件式(7)及び条件式(8)を満足することが望ましい。
(7)d/fw<0.35
(8)f11/f12>−0.5
但し、
d:第1レンズ群の中心厚
f12:第1レンズ群における樹脂レンズの焦点距離
とする。
条件式(7)は、第1レンズ群の中心厚(光軸上の厚み)と広角端におけるズーム全系の焦点距離との比を規定する式である。
条件式(7)の上限値を上回ると、第1レンズ群の厚みに対して広角端における焦点距離が短か過ぎるため、広角端において周辺性能の劣化が生じてしまう。
条件式(8)は、第1レンズ群におけるガラス球面レンズの焦点距離と樹脂レンズの焦点距離との比を規定する式である。
条件式(8)の下限値を下回ると、ガラス球面レンズに対して樹脂レンズの屈折力が強過ぎてしまい、色収差の補正、特に、望遠端における色収差の補正が困難となり画質の劣化を生じてしまう。
従って、ズームレンズが条件式(7)及び条件式(8)を満足することにより、広角端における周辺性能の向上を図ることができると共に画質の向上を図ることができる。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、第2レンズ群が、物体側に凸面を向け正の屈折力を有する単レンズと、正レンズと負レンズが接合され負の屈折力を有する接合レンズとが物体側より像側へ順に配置されて構成され、以下の条件式(9)を満足することが望ましい。
(9)f21/f2<3.5
但し、
f21:第2レンズ群における正の屈折力を有する単レンズの焦点距離
f2:第2レンズ群の焦点距離
とする。
条件式(9)は、第2レンズ群における正の屈折力を有する単レンズの焦点距離と第2レンズ群の焦点距離との比を規定する式である。
条件式(9)の上限値を上回ると、第2レンズ群の屈折力に対して正の屈折力を有する単レンズの屈折力が弱くなり過ぎるため、第2レンズ群の接合レンズの屈折力が強くなり過ぎて接合レンズの製造難易度が高くなり製造コストの高騰を来たしてしまう。また、第2レンズ群で発生する色収差の補正が困難になる。
従って、ズームレンズが条件式(9)を満足することにより、製造コストの低減を図ることができると共に良好な色収差の補正を行うことができる。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、第1レンズ群におけるガラス球面レンズが、物体側の面が物体側に凹面を向けた形状に形成され、以下の条件式(10)乃至条件式(12)を満足することが望ましい。
(10)0.05<|sg(3a)/sg(3s)|
(11)n12>1.5
(12)ν12<30
但し、
sg(3a):第1レンズ群における複合非球面レンズの最も像側の面の有効径位置での非球面サグ量
sg(3s):第1レンズ群における複合非球面レンズの最も像側の面の有効径位置での球面サグ量
n12:第1レンズ群における樹脂レンズのd線における屈折率
ν12:第1レンズ群における樹脂レンズのd線におけるアッベ数
とする。
条件式(10)は、第1レンズ群における複合非球面レンズの最も像側の面の有効径位置での非球面サグ量と球面サグ量との比を規定する式である。
条件式(10)の下限値を下回ると、球面収差、歪曲収差等を十分に補正することができず、偏芯敏感度が大きくなり、性能の劣化が生じてしまう。
条件式(11)は、第1レンズ群における樹脂レンズの屈折率を規定する式である。
条件式(11)の下限値を下回ると、樹脂レンズの屈折率が小さくなり過ぎるため、球面収差や像面湾曲等の補正が困難となり、画質の低下を生じてしまう。
条件式(11)は、第1レンズ群における樹脂レンズのアッベ数を規定する式である。
条件式(12)の上限値を上回ると、ガラス球面レンズで発生する色収差の十分な補正を行うことができず、軸上色収差により望遠端における画質の劣化が生じてしまう。
従って、ズームレンズが条件式(10)乃至条件式(12)を満足することにより、性能の向上及び画質の向上を図ることができる。
[ズームレンズの数値実施例]
以下に、本発明ズームレンズの具体的な実施の形態及び該実施の形態に具体的な数値を適用した数値実施例について、図面及び表を参照して説明する。
尚、以下の各表や説明において示した記号の意味等については、下記に示す通りである。
「i」は面番号、「ri」は曲率半径、「di」は第i番目の面と第i+1番目の面との間の軸上面間隔、「ni」は屈折率、「νi」はアッベ数、「f」は焦点距離、「Fno」はFナンバー、「ω」は半画角を示す。面番号に関し「ASP」は当該面が非球面であることを示し、曲率半径に関し「∞」は当該面が平面であることを示し、軸上面間隔に関し「可変」は可変間隔であることを示す。「K」は円錐定数(コーニック定数)、「A」、「B」、「C」、「D」はそれぞれ4次、6次、8次及び10次の非球面係数を示す。
また、屈折率及びアッベ数はd線(λ=587.6nm)における値である。
各数値実施例において用いられたレンズには、レンズ面が非球面に形成されたものがある。非球面形状は、「x」をレンズ面の頂点からの光軸方向における距離(サグ量)、「y」を光軸方向に垂直な方向における高さ(像高)、「c」をレンズの頂点における近軸曲率(曲率半径の逆数)、「K」を円錐定数(コーニック定数)、「A」、「B」、「C」、「D」をそれぞれ4次、6次、8次、10次の非球面係数とすると、以下の数式1によって定義される。
Figure 2011022380
本発明の各実施の形態におけるズームレンズは、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが物体側より像側へ順に配置されて成る。
各実施の形態において、第1レンズ群は、負の屈折力を有するガラス球面レンズと正の屈折力を有し像側の面が非球面に形成された樹脂レンズとから成る単一の複合非球面レンズによって構成されている。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるズームレンズ1のレンズ構成を示している。
ズームレンズ1は、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とが物体側より像側へ順に配置されて成る。
ズームレンズ1はズーム倍率(変倍比)が2.8倍とされている。
第1レンズ群G1は、両凹形状の負の屈折力を有するガラス球面レンズL1aと該ガラス球面レンズL1aの像側の面に設けられた正の屈折力を有する樹脂レンズL1bとの複合非球面レンズL1によって構成されている。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の単レンズである正レンズL2と、両凸形状の正レンズL3と該正レンズL3の像側に位置する両凹形状の負レンズL4との接合レンズとが物体側から像側へ順に配置されて成る。
第3レンズ群G3は、両凸形状の正レンズL5によって構成されている。
第2レンズ群G2の物体側には開口絞りSTOが配置されている。
第3レンズ群G3と像面IMGの間には、カバーガラスCGが配置されている。
表1に、第1の実施の形態におけるズームレンズ1に具体的数値を適用した数値実施例1のレンズデーターを示す。
Figure 2011022380
ズームレンズ1において、第1レンズ群G1の樹脂レンズL1bの像側の面(第3面)、第2レンズ群G2の正レンズL2の両面(第5面、第6面)及び第3レンズ群G3の正レンズL5の両面(第10面、第11面)は非球面に形成されている。数値実施例1における非球面の4次、6次、8次、10次の非球面係数A、B、C、Dを円錐定数Kと共に表2に示す。
尚、表2及び後述する非球面係数を示す各表において、「E−i」は10を底とする指数表現、即ち、「10−i」を表しており、例えば、「0.12345E−05」は「0.12345×10−5」を表している。
Figure 2011022380
数値実施例1の広角端状態(f=6.50)、中間焦点距離状態(f=12.30)及び望遠端状態(f=18.23)におけるFナンバーFno及び半画角ωを表3に示す。
Figure 2011022380
ズームレンズ1において、広角端状態と望遠端状態の間の変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2(開口絞りSTO)の間の面間隔d3、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間の面間隔d9、第3レンズ群G3とカバーガラスCGの間の面間隔d11が変化する。数値実施例1における各面間隔の広角端状態(f=6.50)、中間焦点距離状態(f=12.30)及び望遠端状態(f=18.23)における可変間隔を表4に示す。
Figure 2011022380
図2乃至図4は数値実施例1の無限遠合焦状態での諸収差図を示し、図2は広角端状態(f=6.50)、図3は中間焦点距離状態(f=12.30)、図4は望遠端状態(f=18.23)における諸収差図を示す。
図2乃至図4には、球面収差図において、実線でd線(波長587.6nm)、一点鎖線でg線(波長435.8nm)、点線でC線(波長656.3nm)における値をそれぞれ示す。像面湾曲図において、実線でサジタル像面における値を示し、破線でメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例1は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
<第2の実施の形態>
図5は、本発明の第2の実施の形態におけるズームレンズ2のレンズ構成を示している。
ズームレンズ2は、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とが物体側より像側へ順に配置されて成る。
ズームレンズ2はズーム倍率(変倍比)が2.8倍とされている。
第1レンズ群G1は、両凹形状の負の屈折力を有するガラス球面レンズL1aと該ガラス球面レンズL1aの像側の面に設けられた正の屈折力を有する樹脂レンズL1bとの複合非球面レンズL1によって構成されている。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の単レンズである正レンズL2と、両凸形状の正レンズL3と該正レンズL3の像側に位置する両凹形状の負レンズL4との接合レンズとが物体側から像側へ順に配置されて成る。
第3レンズ群G3は、両凸形状の正レンズL5によって構成されている。
第2レンズ群G2の物体側には開口絞りSTOが配置されている。
第3レンズ群G3と像面IMGの間には、カバーガラスCGが配置されている。
表5に、第2の実施の形態におけるズームレンズ2に具体的数値を適用した数値実施例2のレンズデーターを示す。
Figure 2011022380
ズームレンズ2において、第1レンズ群G1の樹脂レンズL1bの像側の面(第3面)、第2レンズ群G2の正レンズL2の両面(第5面、第6面)及び第3レンズ群G3の正レンズL5の両面(第10面、第11面)は非球面に形成されている。数値実施例2における非球面の4次、6次、8次、10次の非球面係数A、B、C、Dを円錐定数Kと共に表6に示す。
Figure 2011022380
数値実施例2の広角端状態(f=5.80)、中間焦点距離状態(f=10.77)及び望遠端状態(f=16.28)におけるFナンバーFno及び半画角ωを表7に示す。
Figure 2011022380
ズームレンズ2において、広角端状態と望遠端状態の間の変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2(開口絞りSTO)の間の面間隔d3、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間の面間隔d9、第3レンズ群G3とカバーガラスCGの間の面間隔d11が変化する。数値実施例2における各面間隔の広角端状態(f=5.80)、中間焦点距離状態(f=10.77)及び望遠端状態(f=16.28)における可変間隔を表8に示す。
Figure 2011022380
図6乃至図8は数値実施例2の無限遠合焦状態での諸収差図を示し、図6は広角端状態(f=5.80)、図7は中間焦点距離状態(f=10.77)、図8は望遠端状態(f=16.28)における諸収差図を示す。
図6乃至図8には、球面収差図において、実線でd線(波長587.6nm)、一点鎖線でg線(波長435.8nm)、点線でC線(波長656.3nm)における値をそれぞれ示す。像面湾曲図において、実線でサジタル像面における値を示し、破線でメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例2は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
<第3の実施の形態>
図9は、本発明の第3の実施の形態におけるズームレンズ3のレンズ構成を示している。
ズームレンズ3は、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とが物体側より像側へ順に配置されて成る。
ズームレンズ3はズーム倍率(変倍比)が3.7倍とされている。
第1レンズ群G1は、両凹形状の負の屈折力を有するガラス球面レンズL1aと該ガラス球面レンズL1aの像側の面に設けられた正の屈折力を有する樹脂レンズL1bとの複合非球面レンズL1によって構成されている。
第2レンズ群G2は、両凸形状の単レンズである正レンズL2と、両凸形状の正レンズL3と該正レンズL3の像側に位置する両凹形状の負レンズL4との接合レンズとが物体側から像側へ順に配置されて成る。
第3レンズ群G3は、両凸形状の正レンズL5によって構成されている。
第2レンズ群G2の物体側には開口絞りSTOが配置されている。
第3レンズ群G3と像面IMGの間には、カバーガラスCGが配置されている。
表9に、第3の実施の形態におけるズームレンズ3に具体的数値を適用した数値実施例3のレンズデーターを示す。
Figure 2011022380
ズームレンズ3において、第1レンズ群G1の樹脂レンズL1bの像側の面(第3面)、第2レンズ群G2の正レンズL2の両面(第5面、第6面)及び第3レンズ群G3の正レンズL5の両面(第10面、第11面)は非球面に形成されている。数値実施例3における非球面の4次、6次、8次、10次の非球面係数A、B、C、Dを円錐定数Kと共に表10に示す。
Figure 2011022380
数値実施例3の広角端状態(f=6.20)、中間焦点距離状態(f=11.60)及び望遠端状態(f=23.19)におけるFナンバーFno及び半画角ωを表11に示す。
Figure 2011022380
ズームレンズ3において、広角端状態と望遠端状態の間の変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2(開口絞りSTO)の間の面間隔d3、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間の面間隔d9、第3レンズ群G3とカバーガラスCGの間の面間隔d11が変化する。数値実施例3における各面間隔の広角端状態(f=6.20)、中間焦点距離状態(f=11.60)及び望遠端状態(f=23.19)における可変間隔を表12に示す。
Figure 2011022380
図10乃至図12は数値実施例3の無限遠合焦状態での諸収差図を示し、図10は広角端状態(f=6.20)、図11は中間焦点距離状態(f=11.60)、図12は望遠端状態(f=23.19)における諸収差図を示す。
図10乃至図12には、球面収差図において、実線でd線(波長587.6nm)、一点鎖線でg線(波長435.8nm)、点線でC線(波長656.3nm)における値をそれぞれ示す。像面湾曲図において、実線でサジタル像面における値を示し、破線でメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例3は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
[ズームレンズの条件式の各値]
以下に、本発明ズームレンズの条件式の各値について説明する。
表13にズームレンズ1乃至ズームレンズ3における上記条件式(1)乃至条件式(12)の各値を示す。
Figure 2011022380
表13から明らかなように、ズームレンズ1乃至ズームレンズ3は条件式(1)乃至条件式(12)を満足するようにされている。
[撮像装置の構成]
以下に、本発明撮像装置について説明する。
本発明撮像装置は、ズームレンズと該ズームレンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備えた装置である。
本発明撮像装置は、ズームレンズが、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが物体側より像側へ順に配置されて成る。
本発明撮像装置は、ズームレンズが、第1レンズ群が、負の屈折力を有するガラス球面レンズと正の屈折力を有し像側の面が非球面に形成された樹脂レンズとから成る単一の複合非球面レンズによって構成されている。
本発明撮像装置にあっては、上記のように、第1レンズ群を、負の屈折力を有するガラス球面レンズと正の屈折力を有し像側の面が非球面に形成された樹脂レンズとから成る単一の複合非球面レンズによって構成することにより、以下のような効果を得ることができる。
第1レンズ群を複数枚のレンズ構成ではなく、単一のレンズによって構成することにより、第1レンズ群において各レンズ間の偏芯による性能劣化が発生しないため、組立時において第1レンズ群の各レンズ同士の調芯が不要であり、製造時間の短縮化を図ることができる。即ち、第1レンズ群を複数枚のレンズ構成とする場合に比し、高性能化、低コスト化及び薄型化(小型化)を図ることが可能となる。
また、一般に、非球面レンズの非球面効果は、光線の通過位置が光軸から離れれる程、高くなることが知られており、負正正の3群構成のズームレンズにおいては、第1レンズ群の光線の通過位置が、特に、広角端において他のレンズ群に比し、光軸から大きく離れる。
従って、第1レンズ群に非球面を形成することにより、特に、広角端において画面周辺部の性能を効果的に向上させることができる。また、特に、樹脂レンズに非球面を形成することにより、ガラスレンズが球面であっても十分な性能の向上が図られ、製造コストの低減を図ることが可能となる。
さらに、負の屈折力を有する第1レンズ群においては、正レンズの屈折力が負レンズの屈折力よりも小さい。また、一般に、樹脂レンズは温度や湿度の変化時における性能変化がガラスレンズよりも大きいため、温度や湿度の変化時における性能の劣化を抑制するためには樹脂レンズの屈折力を大きくすることができない。
従って、本発明撮像装置のように、ガラス球面レンズが負の屈折力を有し樹脂レンズが正の屈折力を有するように構成することにより、非球面効果による高性能化と温度や湿度の変化時における性能の劣化の抑制を同時に達成することが可能となる。
加えて、本発明撮像装置において、第1レンズ群の負レンズ(ガラス球面レンズ)と正レンズ(樹脂レンズ)の屈折力とアッベ数を以下の条件式(1)乃至条件式(4)のように適切に設定することにより、望遠端における軸上色収差を効果的に補正することができる。
また、本発明撮像装置は、ズームレンズが、広角端が28mm〜38mm程度(35mmフィルム換算)で、変倍比が2.4倍乃至3.7倍程度の撮像光学系を実現することができる。
本発明撮像装置は、ズームレンズが、以下の条件式(1)乃至条件式(4)を満足するようにされている。
(1)f11/fw<−1.8
(2)1.55<n11
(3)55<ν11
(4)G1r1<−16.5
但し、
f11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズの焦点距離
fw:広角端におけるレンズ全系での焦点距離
n11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズのd線における屈折率
ν11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズのd線におけるアッベ数
G1r1:第1レンズ群におけるガラス球面レンズの物体側の面の曲率半径
とする。
本発明撮像装置にあっては、上記のように構成し、かつ、上記した条件式(1)乃至条件式(4)を満足することにより、小型化、高性能化及び低コスト化を図ることができる。
条件式(1)は、第1レンズ群におけるガラス球面レンズの焦点距離と広角端におけるレンズ全系での焦点距離との比を規定する式である。
条件式(1)の上限値を上回ると、小型化には有利であるが、広角端における焦点距離に対して第1レンズ群の焦点距離が短くなり過ぎる(第1レンズ群の屈折力が強くなり過ぎる)ため、レンズ単品の誤差敏感度が高くなってしまう。また、球面収差や軸上色収差等の発生により性能の劣化が生じてしまう。
従って、撮像装置が条件式(1)を満足することにより、レンズ単品の誤差敏感度の低下及び性能の向上を図ることができる。
条件式(2)は、第1レンズ群におけるガラス球面レンズの屈折率を規定する式である。
条件式(2)の下限値を下回ると、ガラス球面レンズの屈折率が小さくなり過ぎ、ガラス球面レンズに必要な屈折力を付与しようとすると曲率が小さくなり過ぎ、球面収差、像面湾曲、歪曲収差等の発生により性能の劣化が生じてしまう。
従って、撮像装置が条件式(2)を満足することにより、性能の劣化を来たすことなくガラス球面レンズに必要な屈折力を付与することができる。
条件式(3)は、第1レンズ群におけるガラス球面レンズのアッベ数を規定する式である。
条件式(3)の下限値を下回ると、第1レンズ群のガラス球面レンズで発生する軸上色収差を樹脂レンズによって十分に補正することができず、特に、望遠端における性能の劣化が生じてしまう。
従って、撮像装置が条件式(3)を満足することにより、第1レンズ群のガラス球面レンズで発生する軸上色収差を樹脂レンズによって良好に補正することができる。
条件式(4)は、第1レンズ群におけるガラス球面レンズの物体側の面の曲率半径を規定する式である。
条件式(4)の上限値を上回ると、第1レンズ群のガラス球面レンズの物体側の面で発生する歪曲収差を十分に補正することができず、特に、広角端において画面周辺部の性能の劣化が生じてしまう。
従って、撮像装置が条件式(4)を満足することにより、第1レンズ群のガラス球面レンズで発生する歪曲収差を良好に補正することができる。
本発明撮像装置にあっては、第1レンズ群、第2レンズ群及び第3レンズ群の全てのレンズ群を光軸方向へ移動可能としている。
広角側(短焦点)においては、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔を広げ、第2レンズ群と像面の間隔を縮めることにより主点を像面に近付けて短焦点を実現している。
望遠側(長焦点)においては、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔を縮め、第2レンズ群と像面の間隔を広げることにより主点を像面から遠去けて長焦点を実現している。
また、第3レンズ群を光軸方向へ移動可能とすることにより、第3レンズ群に各画角における焦点位置の変動を吸収させ、小型化を確保した上で高性能化を確保している。
[撮像装置の一実施形態]
図13に、本発明撮像装置の一実施形態によるデジタルスチルカメラのブロック図を示す。
撮像装置(デジタルスチルカメラ)100は、撮像機能を担うカメラブロック10と、撮影された画像信号のアナログ−デジタル変換等の信号処理を行うカメラ信号処理部20と、画像信号の記録再生処理を行う画像処理部30と、撮影された画像等を表示するLCD(Liquid Crystal Display)40と、メモリーカード1000への画像信号の書込及び読出を行うR/W(リーダ/ライタ)50と、撮像装置の全体を制御するCPU(Central Processing Unit)60と、ユーザーによって所要の操作が行われる各種のスイッチ等から成る入力部70と、カメラブロック10に配置されたレンズの駆動を制御するレンズ駆動制御部80とを備えている。
カメラブロック10は、ズームレンズ11(本発明が適用されるズームレンズ1、2、3)を含む光学系や、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子12等とによって構成されている。
カメラ信号処理部20は、撮像素子12からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の各種の信号処理を行う。
画像処理部30は、所定の画像データフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデータ仕様の変換処理等を行う。
LCD40はユーザーの入力部70に対する操作状態や撮影した画像等の各種のデータを表示する機能を有している。
R/W50は、画像処理部30によって符号化された画像データのメモリーカード1000への書込及びメモリーカード1000に記録された画像データの読出を行う。
CPU60は、撮像装置100に設けられた各回路ブロックを制御する制御処理部として機能し、入力部70からの指示入力信号等に基づいて各回路ブロックを制御する。
入力部70は、例えば、シャッター操作を行うためのシャッターレリーズボタンや、動作モードを選択するための選択スイッチ等によって構成され、ユーザーによる操作に応じた指示入力信号をCPU60に対して出力する。
レンズ駆動制御部80は、CPU60からの制御信号に基づいてズームレンズ11の各レンズを駆動する図示しないモータ等を制御する。
メモリーカード1000は、例えば、R/W50に接続されたスロットに対して着脱可能な半導体メモリーである。
以下に、撮像装置100における動作を説明する。
撮影の待機状態では、CPU60による制御の下で、カメラブロック10において撮影された画像信号が、カメラ信号処理部20を介してLCD40に出力され、カメラスルー画像として表示される。また、入力部70からのズーミングのための指示入力信号が入力されると、CPU60がレンズ駆動制御部80に制御信号を出力し、レンズ駆動制御部80の制御に基づいてズームレンズ11の所定のレンズが移動される。
入力部70からの指示入力信号によりカメラブロック10の図示しないシャッターが動作されると、撮影された画像信号がカメラ信号処理部20から画像処理部30に出力されて圧縮符号化処理され、所定のデータフォーマットのデジタルデータに変換される。変換されたデータはR/W50に出力され、メモリーカード1000に書き込まれる。
尚、フォーカシングは、例えば、入力部50のシャッターレリーズボタンが半押しされた場合や記録(撮影)のために全押しされた場合等に、CPU60からの制御信号に基づいてレンズ駆動制御部80がズームレンズ11の所定のレンズを移動させることにより行われる。
メモリーカード1000に記録された画像データを再生する場合には、入力部70に対する操作に応じて、R/W50によってメモリーカード1000から所定の画像データが読み出され、画像処理部30によって伸張復号化処理が行われた後、再生画像信号がLCD40に出力されて再生画像が表示される。
尚、上記した実施の形態においては、撮像装置をデジタルスチルカメラに適用した例を示したが、撮像装置の適用範囲はデジタルスチルカメラに限られることはなく、デジタルビデオカメラ、カメラが組み込まれた携帯電話、カメラが組み込まれたPDA(Personal Digital Assistant)等のデジタル入出力機器のカメラ部等として広く適用することができる。
上記した各実施の形態において示した各部の形状及び数値は、何れも本発明を実施するための具体化のほんの一例に過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
本発明ズームレンズの第1の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 図3及び図4と共に第1の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例の収差図を示し、本図は、広角端状態における球面収差、像面湾曲及び歪曲収差を示す図である。 中間焦点距離状態における球面収差、像面湾曲及び歪曲収差を示す図である。 望遠端状態における球面収差、像面湾曲及び歪曲収差を示す図である。 本発明ズームレンズの第2の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 図7及び図8と共に第2の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例の収差図を示し、本図は、広角端状態における球面収差、像面湾曲及び歪曲収差を示す図である。 中間焦点距離状態における球面収差、像面湾曲及び歪曲収差を示す図である。 望遠端状態における球面収差、像面湾曲及び歪曲収差を示す図である。 本発明ズームレンズの第3の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 図11及び図12と共に第3の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例の収差図を示し、本図は、広角端状態における球面収差、像面湾曲及び歪曲収差を示す図である。 中間焦点距離状態における球面収差、像面湾曲及び歪曲収差を示す図である。 望遠端状態における球面収差、像面湾曲及び歪曲収差を示す図である。 本発明撮像装置の一実施形態を示すブロック図である。
1…ズームレンズ、2…ズームレンズ、3…ズームレンズ、G1…第1レンズ群、G2…第2レンズ群、G3…第3レンズ群、L1a…ガラス球面レンズ、L1b…樹脂レンズ、L…複合非球面レンズ、100…撮像装置、11…ズームレンズ、12…撮像素子

Claims (7)

  1. 負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが物体側より像側へ順に配置されて成り、
    前記第1レンズ群は、負の屈折力を有するガラス球面レンズと正の屈折力を有し像側の面が非球面に形成された樹脂レンズとから成る単一の複合非球面レンズによって構成され、
    以下の条件式(1)乃至条件式(4)を満足するようにされた
    ズームレンズ。
    (1)f11/fw<−1.8
    (2)1.55<n11
    (3)55<ν11
    (4)G1r1<−16.5
    但し、
    f11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズの焦点距離
    fw:広角端におけるレンズ全系での焦点距離
    n11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズのd線における屈折率
    ν11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズのd線におけるアッベ数
    G1r1:第1レンズ群におけるガラス球面レンズの物体側の面の曲率半径
    とする。
  2. 以下の条件式(5)を満足するようにされた
    請求項1に記載のズームレンズ。
    (5)0.4<d12<0.9
    但し、
    d12:第1レンズ群における樹脂レンズの中心厚
    とする。
  3. 以下の条件式(6)を満足するようにされた
    請求項1に記載のズームレンズ。
    (6)hn<5
    但し、
    hn:第1レンズ群における樹脂レンズの偏肉比
    とする。
  4. 以下の条件式(7)及び条件式(8)を満足するようにされた
    請求項1に記載のズームレンズ。
    (7)d/fw<0.35
    (8)f11/f12>−0.5
    但し、
    d:第1レンズ群の中心厚
    f12:第1レンズ群における樹脂レンズの焦点距離
    とする。
  5. 前記第2レンズ群は、物体側に凸面を向け正の屈折力を有する単レンズと、正レンズと負レンズが接合され負の屈折力を有する接合レンズとが物体側より像側へ順に配置されて構成され、
    以下の条件式(9)を満足するようにされた
    請求項1に記載のズームレンズ。
    (9)f21/f2<3.5
    但し、
    f21:第2レンズ群における正の屈折力を有する単レンズの焦点距離
    f2:第2レンズ群の焦点距離
    とする。
  6. 前記第1レンズ群におけるガラス球面レンズは物体側の面が物体側に凹面を向けた形状に形成され、
    以下の条件式(10)乃至条件式(12)を満足するようにされた
    請求項1に記載のズームレンズ。
    (10)0.05<|sg(3a)/sg(3s)|
    (11)n12>1.5
    (12)ν12<30
    但し、
    sg(3a):第1レンズ群における複合非球面レンズの最も像側の面の有効径位置での非球面サグ量
    sg(3s):第1レンズ群における複合非球面レンズの最も像側の面の有効径位置での球面サグ量
    n12:第1レンズ群における樹脂レンズのd線における屈折率
    ν12:第1レンズ群における樹脂レンズのd線におけるアッベ数
    とする。
  7. ズームレンズと該ズームレンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、
    前記ズームレンズは、
    負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが物体側より像側へ順に配置されて成り、
    前記第1レンズ群は、負の屈折力を有するガラス球面レンズと正の屈折力を有し像側の面が非球面に形成された樹脂レンズとから成る単一の複合非球面レンズによって構成され、
    以下の条件式(1)乃至条件式(4)を満足するようにされた
    撮像装置。
    (1)f11/fw<−1.8
    (2)1.55<n11
    (3)55<ν11
    (4)G1r1<−16.5
    但し、
    f11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズの焦点距離
    fw:広角端におけるレンズ全系での焦点距離
    n11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズのd線における屈折率
    ν11:第1レンズ群におけるガラス球面レンズのd線におけるアッベ数
    G1r1:第1レンズ群におけるガラス球面レンズの物体側の面の曲率半径
    とする。
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