JP2012042811A - ズームレンズ及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストの低減を図った上で小型化、高画質化及び高倍率化を図る。
【解決手段】負正正の3群構成において、第1レンズ群G1は負の屈折力を有するガラスレンズL1と正の屈折力を有するプラスチックレンズL2とが物体側から像側へ順に配置されて成り、第2レンズ群G2は、正の屈折力を有するガラスレンズL3と負の屈折力を有するガラスレンズL4とによって構成された接合レンズと、負の屈折力を有するプラスチックレンズL5とが物体側から像側へ順に配置されて成り、第3レンズ群G3が正の屈折力を有するプラスチックレンズL5から成り、以下の条件式(1)〜(3)を満足する。(1)Lw/(fw・tanωw)<9.0(2)|f2/(fw・ft)1/2|<1.0(3)1.2<|f1/(fw・ft)1/2|<1.4
【選択図】図1

Description

本発明はズームレンズ及び撮像装置に関する。詳しくは、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ等に用いられ、小型化、高画質化及び高倍率化を実現するズームレンズ及びこれを備えた撮像装置の技術分野に関する。
近年、銀塩フィルムの代わりにCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を用いたデジタルカメラが急速に普及している。
このようにデジタルカメラの普及に伴って、特に、レンズ一体型のデジタルカメラの低コスト化・小型化・高倍率化へのユーザーのニーズが高くなってきている。また、撮像素子の画素数は年々増加傾向にあり、高画質化のユーザーのニーズも高くなっている。
上記した低コスト化と高画質化を目的として、負正正の3群構成とされ各群にそれぞれプラスチックレンズが配置された光学系が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3参照)。
特開2000−267009号公報 特開2008−233871号公報 特開2009−251568号公報
ところが、特許文献1及び特許文献2に記載された光学系においては、撮像素子の大きさと変倍比に対して広角側の光学全長が長く、十分な高倍率化と小型化が図られていない。
また、特許文献3に記載された光学系においては、温度変化や湿度変化による性能劣化の大きいプラスチックレンズが強い屈折力を有する構成とされており、高画質化及び小型化を維持した上での高倍率化が困難な屈折力の配置とされている。
そこで、本発明ズームレンズ及び撮像装置は、上記した問題点を克服し、製造コストの低減を図った上で小型化、高画質化及び高倍率化を図ることを課題とする。
ズームレンズは、上記した課題を解決するために、負の屈折力を有する第1レンズ群と正の屈折力を有する第2レンズ群と正の屈折力を有する第3レンズ群とが物体側から像側へ順に配置されて構成され、広角端状態から望遠端状態まで変化する際に少なくとも前記第1レンズ群と前記第2レンズ群が可動であり、前記第1レンズ群は負の屈折力を有するガラスレンズと正の屈折力を有するプラスチックレンズとが物体側から像側へ順に配置されて成り、前記第2レンズ群は、物体側に位置する正の屈折力を有するガラスレンズと像側に位置する負の屈折力を有するガラスレンズとによって構成された接合レンズと、負の屈折力を有するプラスチックレンズとが物体側から像側へ順に配置されて成り、前記第3レンズ群が少なくとも1つの正の屈折力を有するプラスチックレンズを有し、以下の条件式(1)、条件式(2)及び条件式(3)を満足する。
(1)Lw/(fw・tanωw)<9.0
(2)|f2/(fw・ft)1/2|<1.0
(3)1.2<|f1/(fw・ft)1/2|<1.4
但し、
Lw:広角端における光学全長
fw:広角端におけるレンズ全系の焦点距離
ωw:広角端における半画角
f2:第2レンズ群の焦点距離
ft:望遠端におけるレンズ全系の焦点距離
f1:第1レンズ群の焦点距離
とする。
従って、ズームレンズにあっては、全長が短縮化されると共に屈折力の適正化により光学性能が向上する。
上記したズームレンズにおいては、以下の条件式(4)及び条件式(5)を満足することが望ましい。
(4)|fP1/f1|>2.1
(5)|fP2/f2|>4.0
但し、
fP1:第1レンズ群の正の屈折力を有するプラスチックレンズの焦点距離
fP2:第2レンズ群の負の屈折力を有するプラスチックレンズの焦点距離
とする。
ズームレンズが条件式(4)及び条件式(5)を満足することにより、第1レンズ群と第2レンズ群のプラスチックレンズの屈折力が適正化される。
上記したズームレンズにおいては、以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
(6)0.9≦Lw/Lt≦1.05
但し、
Lt:望遠端における光学全長
とする。
ズームレンズが条件式(6)を満足することにより、光学全長が短縮化される。
上記したズームレンズにおいては、以下の条件式(7)及び条件式(8)を満足することが望ましい。
(7)1.55≦n1≦1.7
(8)ν1>60
但し、
n1:第1レンズ群の負の屈折力を有するガラスレンズの屈折率
ν1:第1レンズ群の負の屈折力を有するガラスレンズのアッベ数
とする。
ズームレンズが条件式(7)及び条件式(8)を満足することにより、第1レンズ群のガラスレンズにおける屈折率が適正化されると共に色収差の発生が抑制される。
撮像装置は、上記した課題を解決するために、ズームレンズと前記ズームレンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、前記ズームレンズは、負の屈折力を有する第1レンズ群と正の屈折力を有する第2レンズ群と正の屈折力を有する第3レンズ群とが物体側から像側へ順に配置されて構成され、広角端状態から望遠端状態まで変化する際に少なくとも前記第1レンズ群と前記第2レンズ群が可動であり、前記第1レンズ群は負の屈折力を有するガラスレンズと正の屈折力を有するプラスチックレンズとが物体側から像側へ順に配置されて成り、前記第2レンズ群は、物体側に位置する正の屈折力を有するガラスレンズと像側に位置する負の屈折力を有するガラスレンズとによって構成された接合レンズと、負の屈折力を有するプラスチックレンズとが物体側から像側へ順に配置されて成り、前記第3レンズ群が少なくとも1つの正の屈折力を有するプラスチックレンズを有し、以下の条件式(1)、条件式(2)及び条件式(3)を満足する。
(1)Lw/(fw・tanωw)<9.0
(2)|f2/(fw・ft)1/2|<1.0
(3)1.2<|f1/(fw・ft)1/2|<1.4
但し、
Lw:広角端における光学全長
fw:広角端におけるレンズ全系の焦点距離
ωw:広角端における半画角
f2:第2レンズ群の焦点距離
ft:望遠端におけるレンズ全系の焦点距離
f1:第1レンズ群の焦点距離
とする。
従って、撮像装置にあっては、ズームレンズにおける全長が短縮化されると共に屈折力の適正化により光学性能が向上する。
本発明ズームレンズ及び撮像装置は、製造コストの低減を図った上で小型化、高画質化及び高倍率化を図ることができる。
以下に、本発明ズームレンズ及び撮像装置を実施するための最良の形態について説明する。
[ズームレンズの構成]
本発明ズームレンズは、負の屈折力を有する第1レンズ群と正の屈折力を有する第2レンズ群と正の屈折力を有する第3レンズ群とが物体側から像側へ順に配置されて構成され、広角端状態から望遠端状態まで変化する際に少なくとも第1レンズ群と第2レンズ群が可動である。
また、本発明ズームレンズは、第1レンズ群は負の屈折力を有するガラスレンズと正の屈折力を有するプラスチックレンズとが物体側から像側へ順に配置されて成る。第2レンズ群は、物体側に位置する正の屈折力を有するガラスレンズと像側に位置する負の屈折力を有するガラスレンズとによって構成された接合レンズと、負の屈折力を有するプラスチックレンズとが物体側から像側へ順に配置されて成る。第3レンズ群は少なくとも1つの正の屈折力を有するプラスチックレンズを有している。
さらに、本発明ズームレンズは、以下の条件式(1)、条件式(2)及び条件式(3)を満足する。
(1)Lw/(fw・tanωw)<9.0
(2)|f2/(fw・ft)1/2|<1.0
(3)1.2<|f1/(fw・ft)1/2|<1.4
但し、
Lw:広角端における光学全長
fw:広角端におけるレンズ全系の焦点距離
ωw:広角端における半画角
f2:第2レンズ群の焦点距離
ft:望遠端におけるレンズ全系の焦点距離
f1:第1レンズ群の焦点距離
とする。
上記したように、本発明ズームレンズにあっては、負正正の3群構成において、三つの各レンズ群にそれぞれプラスチックレンズを用いることにより、製造コストの低減を図ることができる。
また、第1レンズ群を2枚のレンズによって構成し、物体側の負レンズとしてガラスレンズを用い像側の正レンズとしてプラスチックレンズを用いることにより、一般に、屈折率の小さいプラスチックレンズを、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群に効果的に配置することができる。即ち、第1レンズ群の正レンズとしてプラスチックレンズを用いることにより、負レンズとしてプラスチックレンズを用いる場合に比し、プラスチックレンズの屈折力を抑制することができ、温度変化や湿度変化が生じたときの性能劣化を抑制することができる。
さらに、第1レンズ群の物体側の負レンズとしてプラスチックレンズを用いず正レンズとしてプラスチックレンズを用いることにより、プラスチックレンズの外径を小さくすることができ、レンズの強度の確保及び成形性の向上を図ることができる。
さらにまた、第1レンズ群のプラスチックレンズを正レンズとして構成し第2レンズ群の負レンズをプラスチックレンズとして構成している。従って、温度変化や湿度変化が生じたときのバックフォーカスの変動を、第1レンズ群のプラスチックレンズのバックフォーカスの変動分に対して第2レンズ群のプラスチックレンズのバックフォーカスの変動分によってキャンセルすることができ、光学性能の向上を図ることができる。
加えて、一般に、小型化を図るために第1レンズ群の構成枚数を減らしたときには、収差の発生を抑制するために第1レンズ群のレンズを非球面レンズとして構成する必要がある。しかしながら、本発明ズームレンズにあっては、第1レンズ群のレンズとしてプラスチックレンズを用いており、プラスチックレンズが非球面レンズとして構成されるため、ガラスレンズに非球面を形成する必要がなく、製造コストの低減を確保した上で小型化及び良好な収差補正機能の確保を図ることができる。
上記のように本発明ズームレンズは、各レンズ群にそれぞれプラスチックレンズを用いて製造コストの低減を図った上で、以下のように条件式(1)、条件式(2)及び条件式(3)を満足する構成にすることにより、小型化、高画質化及び高倍率化を図るようにしている。
条件式(1)は、広角端における光学全長と広角端におけるレンズ全系の焦点距離及び画角との関係を規定する式である。
条件式(1)の上限を上回ると、高倍率化を実現することが可能であってもズームレンズの全長が長くなり過ぎて大型化を来たしてしまう。
従って、ズームレンズが条件式(1)を満足することにより、高倍率化及び小型化を図ることができる。
条件式(2)は、第2レンズ群の屈折力を規定する式である。
条件式(2)の上限を上回ると、ズームレンズの高倍率化を図ろうとした場合に、主に、倍率の変化の役割を担う第2レンズ群の移動距離が長くなり過ぎてしまい、ズームレンズの全長が長くなり過ぎて大型化を来たしてしまう。
従って、ズームレンズが条件式(2)を満足することにより、高倍率化及び小型化を図ることができる。
条件式(3)は、第1レンズ群の屈折力を規定する式である。
条件式(3)の下限を下回ると、第1レンズ群の屈折力が強くなり過ぎるため第1レンズ群の偏芯敏感度が高くなり、製造の難易度が高くなってしまう。また、収差を補正するために第1レンズ群のプラスチックレンズに強い正の屈折力を持たせる必要があるが、条件式(3)の下限を下回ると、温度や湿度の変化が生じたときにプラスチックレンズの形状の変化及び屈折率の変化に起因する性能劣化が顕著になってしまう。
逆に、条件式(3)の上限を上回ると、第1レンズ群の屈折力が弱い場合に第2レンズ群の移動量が多くなるため、広角端状態においてズームレンズの全長が長くなり過ぎてしまう。
従って、ズームレンズが条件式(3)を満足することにより、製造の難易度の低下、性能の向上による高画質化、高倍率化及び小型化を図ることができる。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、以下の条件式(4)及び条件式(5)を満足することが望ましい。
(4)|fP1/f1|>2.1
(5)|fP2/f2|>4.0
但し、
fP1:第1レンズ群の正の屈折力を有するプラスチックレンズの焦点距離
fP2:第2レンズ群の負の屈折力を有するプラスチックレンズの焦点距離
とする。
条件式(4)及び条件式(5)は、第1レンズ群と第2レンズ群にそれぞれ配置されたプラスチックレンズの屈折力を規定する式である。
条件式(4)又は条件式(5)の下限を下回ると、小型化及び高倍率化を実現しようとする場合に、プラスチックレンズの屈折力が強くなり過ぎて各群における偏芯敏感度が高くなり、組立性が悪化し、また、温度変化や湿度変化が生じたときの性能の劣化を来たしてしまう。
従って、ズームレンズが条件式(4)及び条件式(5)を満足することにより、第1レンズ群と第2レンズ群にそれぞれ配置されたプラスチックレンズの屈折力が適正化され、相対偏芯の感度の抑制による組立性の向上を図ることができると共に温度変化や湿度変化が生じたときの性能劣化を抑制することができる。
尚、本発明においては、条件式(4)及び条件式(5)の数値範囲をそれぞれ以下の条件式(4)′及び条件式(5)′の範囲に設定することがより望ましい。
(4)′|fP1/f1|>2.5
(5)′|fP2/f2|>6.0
ズームレンズが条件式(4)′及び条件式(5)′を満足することにより、相対偏芯の感度の一層の抑制による一層の組立性の向上を図ることができると共に温度変化や湿度変化が生じたときの性能劣化を一層抑制することができる。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
(6)0.9≦Lw/Lt≦1.05
但し、
Lt:望遠端における光学全長
とする。
条件式(6)は、広角端における光学全長と望遠端における光学全長との比を規定する式であり、ズームレンズを小型化するために必要な式である。
条件式(6)の上限を上回り又は下限を下回ると、広角端又は望遠端の何れかの光学全長が長くなり過ぎてしまう。
従って、ズームレンズが条件式(6)を満足することにより、広角端及び望遠端における光学全長が長くなり過ぎず、小型化を図ることができる。
尚、本発明においては、条件式(6)の数値範囲を以下の条件式(6)′の範囲に設定することがより望ましい。
(6)′0.97≦Lw/Lt≦1.05
ズームレンズが条件式(6)′を満足することにより、一層の小型化を図ることができる。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、以下の条件式(7)及び条件式(8)を満足することが望ましい。
(7)1.55≦n1≦1.7
(8)ν1>60
但し、
n1:第1レンズ群の負の屈折力を有するガラスレンズの屈折率
ν1:第1レンズ群の負の屈折力を有するガラスレンズのアッベ数
とする。
条件式(7)及び条件式(8)は、それぞれ第1レンズ群のガラスレンズの屈折率及びアッベ数を規定する式であり、高倍率化及び広角化を実現すると共に第1レンズ群のプラスチックレンズの屈折力を抑制することにより温度変化や湿度変化が生じたときの性能劣化を抑制するための式である。
条件式(7)の下限を下回ると、第1レンズ群の負の屈折力を強くするために、負の屈折力を有するガラスレンズの物体側の面を曲率半径が小さい凹面にする必要が生じ、全長の小型化を図ることができなくなる。
一方、条件式(7)の上限を上回ると、良好な収差補正を行うために正の屈折力を有するプラスチックレンズの屈折力を強くする必要が生じ、温度変化や湿度変化が生じたときの性能劣化を来たしてしまい、また、偏芯敏感度も増大するため製造の困難性が生じてしまう。
条件式(8)の下限を下回ると、色収差が発生し易くなり、光学性能が劣化してしまう。
従って、ズームレンズが条件式(7)及び条件式(8)を満足することにより、第1レンズ群のプラスチックレンズの正の屈折力を抑制しつつ色収差を抑えることができ、温度変化や湿度変化が生じたときの性能劣化も抑制することができ、また、偏芯敏感度を抑制して製造の困難性を低下させることができる。
[ズームレンズの数値実施例]
以下に、本発明ズームレンズの具体的な実施の形態及び実施の形態に具体的な数値を適用した数値実施例について、図面及び表を参照して説明する。
尚、以下の各表や説明において示した記号の意味等については、下記に示す通りである。
「面番号」は物体側から像側へ数えた第i番目の面(図にはRiと表記)、「曲率半径」は第i番目の面の曲率半径、「面間隔」は第i番目の面と第i+1番目の面の間の軸上面間隔(レンズ中心厚又は空気間隔)、「屈折率」は第i番目の面から始まるレンズ等のd線(λ=587.6nm)における屈折率、「アッベ数」は第i番目の面から始まるレンズ等のd線におけるアッベ数を示す。
「面番号」に関し「ASP」は当該面が非球面であることを示し、「曲率半径」に関し「0.0000」は当該面が平面であることを示し、「面間隔」に関し「Di」は可変間隔を示す。
「κ」は円錐定数(コーニック定数)、「A4」、「A6」、「A8」、「A10」はそれぞれ4次、6次、8次、10次の非球面係数を示す。
「f」はレンズ全系の焦点距離、「FNO」はFナンバー(開放F値)、「ω」は半画角を示す。
尚、以下の非球面係数を示す各表において、「E−n」は10を底とする指数表現、即ち、「10−n」を表しており、例えば、「0.12345E−05」は「0.12345×10−5」を表している。
各実施の形態において用いられたズームレンズには、レンズ面が非球面に形成されたものがある。レンズ面の頂点から光軸方向における距離を「x」、光軸方向に直交する方向における高さを「y」、レンズ頂点での近軸曲率を「c」とすると、非球面形状は以下の数式1によって定義される。
Figure 2012042811
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態におけるズームレンズ1のレンズ構成を示している。
ズームレンズ1は、変倍比が3.76倍にされている。ズームレンズ1は、各レンズ群にそれぞれ一つずつのプラスチックレンズを用い変倍比3.76倍を実現した上で、各プラスチックレンズの屈折力を抑制している。
ズームレンズ1は負の屈折力を有する第1レンズ群G1と正の屈折力を有する第2レンズ群G2と正の屈折力を有する第3レンズ群G3とが物体側から像側へ順に配置されて成る。
ズームレンズ1は広角端状態から望遠端状態まで変化する際に第1レンズ群G1と第2レンズ群G2と第3レンズ群G3が光軸方向へ移動される。
第1レンズ群G1は、負の屈折力を有するガラスレンズである両凹形状の第1レンズL1と、正の屈折力を有するプラスチックレンズである物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第2レンズL2とが物体側から像側へ順に配置されて成る。
第2レンズ群G2は、正の屈折力を有するガラスレンズである両凸形状の第3レンズL3と負の屈折力を有するガラスレンズである両凹形状の第4レンズL4とが接合された接合レンズと、負の屈折力を有するプラスチックレンズである物体側に凸面を向け像側に凹面を向けた第5レンズL5とが物体側から像側へ順に配置されて成る。
第3レンズ群G3は、正の屈折力を有するプラスチックレンズである両凸形状の第6レンズL6によって構成されている。
第2レンズ群G2の物体側の位置には、第3レンズL3の近傍に開口絞りSが配置されている。
第3レンズ群G3と像面IMGの間にはフィルターFLとカバーガラスCGが物体側から像側へ順に配置されている。
第1の実施の形態におけるズームレンズ1に具体的数値を適用した数値実施例1のレンズデーターを表1に示す。
Figure 2012042811
ズームレンズ1において、第1レンズ群G1の第2レンズL2の両面(第3面、第4面)、第2レンズ群G2の第5レンズL5の両面(第9面、第10面)、第3レンズ群G3の第6レンズL6の両面(第11面、第12面)は非球面に形成されている。数値実施例1における非球面の4次、6次、8次及び10次の非球面係数A4、A6、A8、A10を円錐定数κと共に表2に示す。
Figure 2012042811
数値実施例1の広角端状態(f=5.15)、中間焦点距離状態(f=9.78)及び望遠端状態(f=19.36)におけるFナンバーFNO及び半画角ωを表3に示す。
Figure 2012042811
ズームレンズ1において、広角端状態と望遠端状態の間のズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2(開口絞りS)の間の面間隔D4、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間の面間隔D10及び第3レンズ群G3とフィルターFLの間の面間隔D12が変化する。数値実施例1における各面間隔の広角端状態(f=5.15)、中間焦点距離状態(f=9.78)及び望遠端状態(f=19.36)における可変間隔を表4に示す。
Figure 2012042811
ズームレンズ1にあっては、広角側においては、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間隔を広げ第2レンズ群G2と像面IMGの間隔を縮めることにより、主点を像面IMGに近づけて短焦点を実現している。また、望遠側においては、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間隔を縮め第2レンズ群G2と像面IMGの間隔を広げることにより、主点を像面IMGから遠去けて長焦点を実現している。さらに、第3レンズ群を光軸方向へ可動として第3レンズ群に各画角における焦点位置の変動を吸収させることにより、小型化を確保した上で高性能化を確保している。
図2乃至図4は数値実施例1の無限遠合焦状態における諸収差図を示し、図2は広角端状態、図3は中間焦点距離状態、図4は望遠端状態における球面収差図、像面湾曲図、歪曲収差図を示す。
図2乃至図4には、波長587.6nmのd線に対する収差図を示し、像面湾曲図において、実線でサジタル像面における値を示し、点線でメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例1は変倍比が3.76倍の高変倍比を達成した上で諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。尚、広角端において発生している歪曲収差は電気的に補正されてもよい。
<第2の実施の形態>
図5は、第2の実施の形態におけるズームレンズ2のレンズ構成を示している。
ズームレンズ2は、変倍比が4.14倍にされている。ズームレンズ1は、各レンズ群にそれぞれ一つずつのプラスチックレンズを用い変倍比4.14倍を実現した上で、各プラスチックレンズの屈折力を抑制している。
ズームレンズ2は負の屈折力を有する第1レンズ群G1と正の屈折力を有する第2レンズ群G2と正の屈折力を有する第3レンズ群G3とが物体側から像側へ順に配置されて成る。
ズームレンズ2は広角端状態から望遠端状態まで変化する際に第1レンズ群G1と第2レンズ群G2と第3レンズ群G3が光軸方向へ移動される。
第1レンズ群G1は、負の屈折力を有するガラスレンズである両凹形状の第1レンズL1と、正の屈折力を有するプラスチックレンズである物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第2レンズL2とが物体側から像側へ順に配置されて成る。
第2レンズ群G2は、正の屈折力を有するガラスレンズである両凸形状の第3レンズL3と負の屈折力を有するガラスレンズである両凹形状の第4レンズL4とが接合された接合レンズと、負の屈折力を有するプラスチックレンズである物体側に凸面を向け像側に凹面を向けた第5レンズL5とが物体側から像側へ順に配置されて成る。
第3レンズ群G3は、正の屈折力を有するプラスチックレンズである両凸形状の第6レンズL6によって構成されている。
第2レンズ群G2の物体側の位置には、第3レンズL3の近傍に開口絞りSが配置されている。
第3レンズ群G3と像面IMGの間にはフィルターFLとカバーガラスCGが物体側から像側へ順に配置されている。
第2の実施の形態におけるズームレンズ2に具体的数値を適用した数値実施例2のレンズデーターを表5に示す。
Figure 2012042811
ズームレンズ2において、第1レンズ群G1の第2レンズL2の両面(第3面、第4面)、第2レンズ群G2の第5レンズL5の両面(第9面、第10面)、第3レンズ群G3の第6レンズL6の両面(第11面、第12面)は非球面に形成されている。数値実施例2における非球面の4次、6次、8次及び10次の非球面係数A4、A6、A8、A10を円錐定数κと共に表6に示す。
Figure 2012042811
数値実施例2の広角端状態(f=5.15)、中間焦点距離状態(f=10.47)及び望遠端状態(f=21.30)におけるFナンバーFNO及び半画角ωを表7に示す。
Figure 2012042811
ズームレンズ2において、広角端状態と望遠端状態の間のズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2(開口絞りS)の間の面間隔D4、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間の面間隔D10及び第3レンズ群G3とフィルターFLの間の面間隔D12が変化する。数値実施例2における各面間隔の広角端状態(f=5.15)、中間焦点距離状態(f=10.47)及び望遠端状態(f=21.30)における可変間隔を表8に示す。
Figure 2012042811
ズームレンズ2にあっては、広角側においては、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間隔を広げ第2レンズ群G2と像面IMGの間隔を縮めることにより、主点を像面IMGに近づけて短焦点を実現している。また、望遠側においては、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間隔を縮め第2レンズ群G2と像面IMGの間隔を広げることにより、主点を像面IMGから遠去けて長焦点を実現している。さらに、第3レンズ群を光軸方向へ可動として第3レンズ群に各画角における焦点位置の変動を吸収させることにより、小型化を確保した上で高性能化を確保している。
図6乃至図8は数値実施例2の無限遠合焦状態における諸収差図を示し、図6は広角端状態、図7は中間焦点距離状態、図8は望遠端状態における球面収差図、像面湾曲図、歪曲収差図を示す。
図6乃至図8には、波長587.6nmのd線に対する収差図を示し、像面湾曲図において、実線でサジタル像面における値を示し、点線でメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例2は変倍比が4.14倍の高変倍比を達成した上で諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。尚、広角端において発生している歪曲収差は電気的に補正されてもよい。
<第3の実施の形態>
図9は、第3の実施の形態におけるズームレンズ3のレンズ構成を示している。
ズームレンズ3は、変倍比が4.09倍にされている。ズームレンズ1は、各レンズ群にそれぞれ一つずつのプラスチックレンズを用い変倍比4.09倍を実現した上で、各プラスチックレンズの屈折力を抑制している。
ズームレンズ3は負の屈折力を有する第1レンズ群G1と正の屈折力を有する第2レンズ群G2と正の屈折力を有する第3レンズ群G3とが物体側から像側へ順に配置されて成る。
ズームレンズ3は広角端状態から望遠端状態まで変化する際に第1レンズ群G1と第2レンズ群G2と第3レンズ群G3が光軸方向へ移動される。
第1レンズ群G1は、負の屈折力を有するガラスレンズである両凹形状の第1レンズL1と、正の屈折力を有するプラスチックレンズである物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第2レンズL2とが物体側から像側へ順に配置されて成る。
第2レンズ群G2は、正の屈折力を有するガラスレンズである両凸形状の第3レンズL3と負の屈折力を有するガラスレンズである両凹形状の第4レンズL4とが接合された接合レンズと、負の屈折力を有するプラスチックレンズである物体側に凸面を向け像側に凹面を向けた第5レンズL5とが物体側から像側へ順に配置されて成る。
第3レンズ群G3は、正の屈折力を有するプラスチックレンズである両凸形状の第6レンズL6によって構成されている。
第2レンズ群G2の物体側の位置には、第3レンズL3の近傍に開口絞りSが配置されている。
第3レンズ群G3と像面IMGの間にはフィルターFLとカバーガラスCGが物体側から像側へ順に配置されている。
第3の実施の形態におけるズームレンズ3に具体的数値を適用した数値実施例3のレンズデーターを表9に示す。
Figure 2012042811
ズームレンズ3において、第1レンズ群G1の第2レンズL2の両面(第3面、第4面)、第2レンズ群G2の第5レンズL5の両面(第9面、第10面)、第3レンズ群G3の第6レンズL6の両面(第11面、第12面)は非球面に形成されている。数値実施例3における非球面の4次、6次、8次及び10次の非球面係数A4、A6、A8、A10を円錐定数κと共に表10に示す。
Figure 2012042811
数値実施例3の広角端状態(f=5.15)、中間焦点距離状態(f=10.41)及び望遠端状態(f=21.06)におけるFナンバーFNO及び半画角ωを表11に示す。
Figure 2012042811
ズームレンズ3において、広角端状態と望遠端状態の間のズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2(開口絞りS)の間の面間隔D4、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間の面間隔D10及び第3レンズ群G3とフィルターFLの間の面間隔D12が変化する。数値実施例3における各面間隔の広角端状態(f=5.15)、中間焦点距離状態(f=10.41)及び望遠端状態(f=21.06)における可変間隔を表12に示す。
Figure 2012042811
ズームレンズ3にあっては、広角側においては、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間隔を広げ第2レンズ群G2と像面IMGの間隔を縮めることにより、主点を像面IMGに近づけて短焦点を実現している。また、望遠側においては、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間隔を縮め第2レンズ群G2と像面IMGの間隔を広げることにより、主点を像面IMGから遠去けて長焦点を実現している。さらに、第3レンズ群を光軸方向へ可動として第3レンズ群に各画角における焦点位置の変動を吸収させることにより、小型化を確保した上で高性能化を確保している。
図10乃至図12は数値実施例3の無限遠合焦状態における諸収差図を示し、図10は広角端状態、図11は中間焦点距離状態、図12は望遠端状態における球面収差図、像面湾曲図、歪曲収差図を示す。
図10乃至図12には、波長587.6nmのd線に対する収差図を示し、像面湾曲図において、実線でサジタル像面における値を示し、点線でメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例3は変倍比が4.09倍の高変倍比を達成した上で諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。尚、広角端において発生している歪曲収差は電気的に補正されてもよい。
[ズームレンズの条件式の各値]
表13にズームレンズ1乃至ズームレンズ3における条件式(1)乃至条件式(8)の各値を示す。
Figure 2012042811
表13から明らかなように、ズームレンズ1乃至ズームレンズ3は条件式(1)乃至条件式(8)を満足する。
[撮像装置の構成]
本発明撮像装置は、ズームレンズと該ズームレンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、ズームレンズが、負の屈折力を有する第1レンズ群と正の屈折力を有する第2レンズ群と正の屈折力を有する第3レンズ群とが物体側から像側へ順に配置されて構成され、広角端状態から望遠端状態まで変化する際に少なくとも第1レンズ群と第2レンズ群が可動である。
また、本発明撮像装置は、ズームレンズにおいて、第1レンズ群は負の屈折力を有するガラスレンズと正の屈折力を有するプラスチックレンズとが物体側から像側へ順に配置されて成る。第2レンズ群は、物体側に位置する正の屈折力を有するガラスレンズと像側に位置する負の屈折力を有するガラスレンズとによって構成された接合レンズと、負の屈折力を有するプラスチックレンズとが物体側から像側へ順に配置されて成る。第3レンズ群は少なくとも1つの正の屈折力を有するプラスチックレンズを有している。
さらに、本発明撮像装置は、ズームレンズが、以下の条件式(1)、条件式(2)及び条件式(3)を満足する。
(1)Lw/(fw・tanωw)<9.0
(2)|f2/(fw・ft)1/2|<1.0
(3)1.2<|f1/(fw・ft)1/2|<1.4
但し、
Lw:広角端における光学全長
fw:広角端におけるレンズ全系の焦点距離
ωw:広角端における半画角
f2:第2レンズ群の焦点距離
ft:望遠端におけるレンズ全系の焦点距離
f1:第1レンズ群の焦点距離
とする。
上記したように、本発明撮像装置にあっては、ズームレンズが、負正正の3群構成において、三つの各レンズ群にそれぞれプラスチックレンズを用いることにより、製造コストの低減を図ることができる。
また、第1レンズ群を2枚のレンズによって構成し、物体側の負レンズとしてガラスレンズを用い像側の正レンズとしてプラスチックレンズを用いることにより、一般に、屈折率の小さいプラスチックレンズを、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群に効果的に配置することができる。即ち、第1レンズ群の正レンズとしてプラスチックレンズを用いることにより、負レンズとしてプラスチックレンズを用いる場合に比し、プラスチックレンズの屈折力を抑制することができ、温度変化や湿度変化が生じたときの性能劣化を抑制することができる。
さらに、第1レンズ群の物体側の負レンズとしてプラスチックレンズを用いず正レンズとしてプラスチックレンズを用いることにより、プラスチックレンズの外径を小さくすることができ、レンズの強度の確保及び成形性の向上を図ることができる。
さらにまた、第1レンズ群のプラスチックレンズを正レンズとして構成し第2レンズ群の負レンズをプラスチックレンズとして構成している。従って、温度変化や湿度変化が生じたときのバックフォーカスの変動を、第1レンズ群のプラスチックレンズのバックフォーカスの変動分に対して第2レンズ群のプラスチックレンズのバックフォーカスの変動分によってキャンセルすることができ、光学性能の向上を図ることができる。
加えて、一般に、小型化を図るために第1レンズ群の構成枚数を減らしたときには、収差の発生を抑制するために第1レンズ群のレンズを非球面レンズとして構成する必要がある。しかしながら、本発明ズームレンズにあっては、第1レンズ群のレンズとしてプラスチックレンズを用いており、プラスチックレンズが非球面レンズとして構成されるため、ガラスレンズに非球面を形成する必要がなく、製造コストの低減を確保した上で小型化及び良好な収差補正機能の確保を図ることができる。
上記のように本発明撮像装置は、ズームレンズが、各レンズ群にそれぞれプラスチックレンズを用いて製造コストの低減を図った上で、以下のように条件式(1)、条件式(2)及び条件式(3)を満足する構成にすることにより、小型化、高画質化及び高倍率化を図るようにしている。
条件式(1)は、広角端における光学全長と広角端におけるレンズ全系の焦点距離及び画角との関係を規定する式である。
条件式(1)の上限を上回ると、高倍率化を実現することが可能であってもズームレンズの全長が長くなり過ぎて大型化を来たしてしまう。
従って、撮像装置は、ズームレンズが条件式(1)を満足することにより、高倍率化及び小型化を図ることができる。
条件式(2)は、第2レンズ群の屈折力を規定する式である。
条件式(2)の上限を上回ると、ズームレンズの高倍率化を図ろうとした場合に、主に、倍率の変化の役割を担う第2レンズ群の移動距離が長くなり過ぎてしまい、ズームレンズの全長が長くなり過ぎて大型化を来たしてしまう。
従って、撮像装置は、ズームレンズが条件式(2)を満足することにより、高倍率化及び小型化を図ることができる。
条件式(3)は、第1レンズ群の屈折力を規定する式である。
条件式(3)の下限を下回ると、第1レンズ群の屈折力が強くなり過ぎるため第1レンズ群の偏芯敏感度が高くなり、製造の難易度が高くなってしまう。また、収差を補正するために第1レンズ群のプラスチックレンズに強い正の屈折力を持たせる必要があるが、条件式(3)の下限を下回ると、温度や湿度の変化が生じたときにプラスチックレンズの形状の変化及び屈折率の変化に起因する性能劣化が顕著になってしまう。
逆に、条件式(3)の上限を上回ると、第1レンズ群の屈折力が弱い場合に第2レンズ群の移動量が多くなるため、広角端状態においてズームレンズの全長が長くなり過ぎてしまう。
従って、ズームレンズが条件式(3)を満足することにより、製造の難易度の低下、性能の向上による高画質化、高倍率化及び小型化を図ることができる。
従って、撮像装置は、ズームレンズが条件式(3)を満足することにより、製造の難易度の低減、性能の向上による高画質化、高倍率化及び小型化を図ることができる。
[撮像装置の一実施形態]
図13に、本発明撮像装置の一実施形態によるデジタルスチルカメラのブロック図を示す。
撮像装置(デジタルスチルカメラ)100は、撮像機能を担うカメラブロック10と、撮影された画像信号のアナログ−デジタル変換等の信号処理を行うカメラ信号処理部20と、画像信号の記録再生処理を行う画像処理部30とを有している。また、撮像装置100は、撮影された画像等を表示するLCD(Liquid Crystal Display)40と、メモリーカード1000への画像信号の書込及び読出を行うR/W(リーダ/ライタ)50と、撮像装置の全体を制御するCPU(Central Processing Unit)60と、ユーザーによって所要の操作が行われる各種のスイッチ等から成る入力部70と、カメラブロック10に配置されたレンズの駆動を制御するレンズ駆動制御部80とを備えている。
カメラブロック10は、ズームレンズ11(本発明が適用されるズームレンズ1、2、3)を含む光学系や、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子12等とによって構成されている。
カメラ信号処理部20は、撮像素子12からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の各種の信号処理を行う。
画像処理部30は、所定の画像データフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデータ仕様の変換処理等を行う。
LCD40はユーザーの入力部70に対する操作状態や撮影した画像等の各種のデータを表示する機能を有している。
R/W50は、画像処理部30によって符号化された画像データのメモリーカード1000への書込及びメモリーカード1000に記録された画像データの読出を行う。
CPU60は、撮像装置100に設けられた各回路ブロックを制御する制御処理部として機能し、入力部70からの指示入力信号等に基づいて各回路ブロックを制御する。
入力部70は、例えば、シャッター操作を行うためのシャッターレリーズボタンや、動作モードを選択するための選択スイッチ等によって構成され、ユーザーによる操作に応じた指示入力信号をCPU60に対して出力する。
レンズ駆動制御部80は、CPU60からの制御信号に基づいてズームレンズ11の各レンズを駆動する図示しないモータ等を制御する。
メモリーカード1000は、例えば、R/W50に接続されたスロットに対して着脱可能な半導体メモリーである。
以下に、撮像装置100における動作を説明する。
撮影の待機状態では、CPU60による制御の下で、カメラブロック10において撮影された画像信号が、カメラ信号処理部20を介してLCD40に出力され、カメラスルー画像として表示される。また、入力部70からのズーミングのための指示入力信号が入力されると、CPU60がレンズ駆動制御部80に制御信号を出力し、レンズ駆動制御部80の制御に基づいてズームレンズ11の所定のレンズが移動される。
入力部70からの指示入力信号によりカメラブロック10の図示しないシャッターが動作されると、撮影された画像信号がカメラ信号処理部20から画像処理部30に出力されて圧縮符号化処理され、所定のデータフォーマットのデジタルデータに変換される。変換されたデータはR/W50に出力され、メモリーカード1000に書き込まれる。
尚、フォーカシングは、例えば、入力部70のシャッターレリーズボタンが半押しされた場合や記録(撮影)のために全押しされた場合等に、CPU60からの制御信号に基づいてレンズ駆動制御部80がズームレンズ11の所定のレンズを移動させることにより行われる。
メモリーカード1000に記録された画像データを再生する場合には、入力部70に対する操作に応じて、R/W50によってメモリーカード1000から所定の画像データが読み出され、画像処理部30によって伸張復号化処理が行われた後、再生画像信号がLCD40に出力されて再生画像が表示される。
尚、上記した実施の形態においては、撮像装置をデジタルスチルカメラに適用した例を示したが、撮像装置の適用範囲はデジタルスチルカメラに限られることはなく、デジタルビデオカメラ、カメラが組み込まれた携帯電話、カメラが組み込まれたPDA(Personal Digital Assistant)等のデジタル入出力機器のカメラ部等として広く適用することができる。
上記した各実施の形態において示した各部の形状及び数値は、何れも本発明を実施するための具体化のほんの一例に過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
ズームレンズの第1の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 図3及び図4と共に第1の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例の収差図を示し、本図は、広角端状態における球面収差、像面湾曲及び歪曲収差を示す図である。 中間焦点距離状態における球面収差、像面湾曲及び歪曲収差を示す図である。 望遠端状態における球面収差、像面湾曲及び歪曲収差を示す図である。 ズームレンズの第2の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 図7及び図8と共に第2の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例の収差図を示し、本図は、広角端状態における球面収差、像面湾曲及び歪曲収差を示す図である。 中間焦点距離状態における球面収差、像面湾曲及び歪曲収差を示す図である。 望遠端状態における球面収差、像面湾曲及び歪曲収差を示す図である。 ズームレンズの第3の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 図11及び図12と共に第3の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例の収差図を示し、本図は、広角端状態における球面収差、像面湾曲及び歪曲収差を示す図である。 中間焦点距離状態における球面収差、像面湾曲及び歪曲収差を示す図である。 望遠端状態における球面収差、像面湾曲及び歪曲収差を示す図である。 撮像装置の一実施形態を示すブロック図である。
1…ズームレンズ、2…ズームレンズ、3…ズームレンズ、G1…第1レンズ群、G2…第2レンズ群、G3…第3レンズ群、L1…第1のレンズ(ガラスレンズ)、L2…第2のレンズ(プラスチックレンズ)、L3…第3のレンズ(ガラスレンズ)、L4…第4のレンズ(ガラスレンズ)、L5…第5のレンズ(プラスチックレンズ)、L6…第6のレンズ(プラスチックレンズ)、100…撮像装置、11…ズームレンズ、12…撮像素子

Claims (5)

  1. 負の屈折力を有する第1レンズ群と正の屈折力を有する第2レンズ群と正の屈折力を有する第3レンズ群とが物体側から像側へ順に配置されて構成され、
    広角端状態から望遠端状態まで変化する際に少なくとも前記第1レンズ群と前記第2レンズ群が可動であり、
    前記第1レンズ群は負の屈折力を有するガラスレンズと正の屈折力を有するプラスチックレンズとが物体側から像側へ順に配置されて成り、
    前記第2レンズ群は、物体側に位置する正の屈折力を有するガラスレンズと像側に位置する負の屈折力を有するガラスレンズとによって構成された接合レンズと、負の屈折力を有するプラスチックレンズとが物体側から像側へ順に配置されて成り、
    前記第3レンズ群が少なくとも1つの正の屈折力を有するプラスチックレンズを有し、
    以下の条件式(1)、条件式(2)及び条件式(3)を満足する
    ズームレンズ。
    (1)Lw/(fw・tanωw)<9.0
    (2)|f2/(fw・ft)1/2|<1.0
    (3)1.2<|f1/(fw・ft)1/2|<1.4
    但し、
    Lw:広角端における光学全長
    fw:広角端におけるレンズ全系の焦点距離
    ωw:広角端における半画角
    f2:第2レンズ群の焦点距離
    ft:望遠端におけるレンズ全系の焦点距離
    f1:第1レンズ群の焦点距離
    とする。
  2. 以下の条件式(4)及び条件式(5)を満足する
    請求項1に記載のズームレンズ。
    (4)|fP1/f1|>2.1
    (5)|fP2/f2|>4.0
    但し、
    fP1:第1レンズ群の正の屈折力を有するプラスチックレンズの焦点距離
    fP2:第2レンズ群の負の屈折力を有するプラスチックレンズの焦点距離
    とする。
  3. 以下の条件式(6)を満足する
    請求項1に記載のズームレンズ。
    (6)0.9≦Lw/Lt≦1.05
    但し、
    Lt:望遠端における光学全長
    とする。
  4. 以下の条件式(7)及び条件式(8)を満足する
    請求項1に記載のズームレンズ。
    (7)1.55≦n1≦1.7
    (8)ν1>60
    但し、
    n1:第1レンズ群の負の屈折力を有するガラスレンズの屈折率
    ν1:第1レンズ群の負の屈折力を有するガラスレンズのアッベ数
    とする。
  5. ズームレンズと前記ズームレンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、
    前記ズームレンズは、
    負の屈折力を有する第1レンズ群と正の屈折力を有する第2レンズ群と正の屈折力を有する第3レンズ群とが物体側から像側へ順に配置されて構成され、
    広角端状態から望遠端状態まで変化する際に少なくとも前記第1レンズ群と前記第2レンズ群が可動であり、
    前記第1レンズ群は負の屈折力を有するガラスレンズと正の屈折力を有するプラスチックレンズとが物体側から像側へ順に配置されて成り、
    前記第2レンズ群は、物体側に位置する正の屈折力を有するガラスレンズと像側に位置する負の屈折力を有するガラスレンズとによって構成された接合レンズと、負の屈折力を有するプラスチックレンズとが物体側から像側へ順に配置されて成り、
    前記第3レンズ群が少なくとも1つの正の屈折力を有するプラスチックレンズを有し、
    以下の条件式(1)、条件式(2)及び条件式(3)を満足する
    撮像装置。
    (1)Lw/(fw・tanωw)<9.0
    (2)|f2/(fw・ft)1/2|<1.0
    (3)1.2<|f1/(fw・ft)1/2|<1.4
    但し、
    Lw:広角端における光学全長
    fw:広角端におけるレンズ全系の焦点距離
    ωw:広角端における半画角
    f2:第2レンズ群の焦点距離
    ft:望遠端におけるレンズ全系の焦点距離
    f1:第1レンズ群の焦点距離
    とする。
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